JPS63165171A - 熱転写用インクシ−トカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱転写用インクシートとサーマルヘッドとを
用い記録を行う熱転写記録装置における熱転写用インク
シート収納カセットに関するものである。

従来の技術 熱転写記録装置における従来の熱転写用インクシートカ
セットとしては、例えば特開昭６０−１０５５６１号公
報で開示されるようなインクシート保持機構があった。

第７図はその構成を示したものである。

第７図において、管状の巻芯２１に巻回されたインクシ
ー）２０を保持するため（、筐体２３．２４の両側に各
々配置されたリール軸２６及び２８に巻芯ガイド部材２
７．２８が設けられており、前記リール軸２５，２６及
び巻芯ガイド部材２７．２８によって巻芯２２の両端部
内径面をガイドし、保時する構成となっている。インク
シート２０は例えば第６図に示すように、イエロー、マ
ゼンタ、シアン等のインク面に塗り別けられており、こ
のインクシート２ｏは巻芯２１に巻回されると共に巻芯
２２との間で張架され、矢印Ｃ方向に巻取られる。また
、バネ２９は、巻芯２２を筐体２３．２４に対して位置
決め負勢すると共に、インクシート巻取時のバックテン
ションを付与するものである。

発明が解決しようとする問題点 しかし上述しｆＣ，様な熱転写用インクシートカセット
においては、巻芯間の精度を例えばベアリング３０．３
１等により精度よく保つと共に筐体２３．２４において
も十分な精度の維持と強度を持たせることが必要であっ
た。従って、従来の熱転写用インクシートカセットはカ
セット単体としての寸法や重量が大きくなり、またコス
ト的にも高価なものであった。

ちなみに、従来この種のインクシートカセットにおいて
は、繰返し使用するという発想のもとに、インクシート
カセットも装置構成上の重要な部品であり、装置の一部
という考え方で設計されており、消耗したインクシート
は巻芯ごとカセット筐体から取外して交換する方法を採
っているため、消耗したインクシートをカセットごと使
い捨てる。

所謂使い捨て用途には不向きであった。

しかし本来、インクシートそのものは消耗品であり、ユ
ーザー側において消耗したインクシートの交換や、イン
クシートカセットの繰返し使用が困難な場合、例えばホ
ームユースの熱転写記録装置等においては、インクシー
トカセットも、消耗したインクシートと共に廃棄できる
安価で使い勝手の良いインクシートカセット構成にする
必要があった。

このような使い捨て用途に対応できるインクシートカセ
ットへの要求は強く、また近年家庭におけるビデオ信号
のハードコピー装置（ビデオプリンタ）の記録方式とし
て、熱転写記録方式を用い、フルカラー画像の記録が可
能になるのに伴ってそのニーズも増大してきている。

しかし、２本の巻芯間に張架９回巻せしめた状態のイン
クシートを、カセット内に収納せしめ、使い捨て構成に
するためには例えば以下に示す解決すべき課題を有して
いた。

（１）流通・保管時における増扱い性や、カセット単体
での使い勝手を良くするために一定の強度を有すること
。

に））使い捨ての為、簡単な構成で安価な材料が使用で
きまた廃棄性に優れていること。

（３）転写ヌケによる記録画像品質劣化の原因となるホ
コリ等の付着しにくい構成であること。

（４）　　カセット内の巻芯の移動やガタによるインク
シートのねじれやシワが発生しないこと。

（６）保管状態における、インクシート上に塗布したイ
ンクの光退色等の特性劣化を防止できること。

特に、使い捨て用途に用いる熱転写用インクシートカセ
ットにおいては、インクシートカセットの流通・保管時
において十分な強度維持が必要であるにもかかわらず、
上記の条件を満すためには、どうしてもインクシートカ
セット本体が華奢な構造になりやすく、取扱い性が悪か
った。またこの対策としてカセット単体に十分な強度を
持たせたり、強度を有する梱包材を使うことは、消耗品
のコスト上昇につながるという点で困難であった。

本発明は上記の課題を解決し、使い捨て用途に適した熱
転写用インクシートカセットを提供することを目的とす
る。

問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するために本発明は、熱転写用イ
ンクシートを巻回した供給リールと、前記熱転写用イン
クシートを張架せしめかつ、巻取る巻取リールと、前記
供給リール及び巻取リールを収納すると共に張架せしめ
たインクシート面の一部を露出せしめる開口部を設けた
カセット筐体と、カセットの強度を補強せしめ、インク
シートを保護せしめるための前記カセット筐体の少なく
とも開口部を被覆するカバー部材と、前記カバー部材と
一体に、供給リール及び巻取リールの回転を抑止する回
転抑止部材とを設け、熱転写用インクシートカセットを
構成するものである。

作　　用 本発明によれば、インクシートカセット内に収納した熱
転写用インクシートの供給及び巻取リールを固定する回
転抑止部材を一体に設けると共に、カセット内に収納し
た熱転写用インクシートの記録面を露出せしめる開口部
とを有するインクシートカセット筐体の、少なくとも前
記開口部を被覆カバーするカバー部材を、インクシート
カセットに設けることにより通常の取扱いや流通・保管
時に必要な強度を保持し、インクシートを保護すると共
にインクシート収納時のインクシートのねじれや皺の発
生が少なく取扱い性に優れた使い捨て用途に適した熱転
写用インクシートカセットを提供できるものである。

実施例 以下本発明の一実施例における熱転写用インクシートカ
セット（以下単にインクシートカセットと呼ぶ。）構成
について図面を用いて詳細に説明する。

第１図から第３図は本発明の第１の実施例におけるイン
クシートカセットの斜視図を示す。

第１図から第３図において、熱転写用インクシート１（
以下単にインクシートと呼ぶ。）は熱転写記録を行うた
めのインクが塗布されており、例えば第６図に示すよう
にカラー記録を行うためのイエロー、マゼンタ、シアン
等のインクが各色毎に塗り別けられている。尚、一般的
に塗布するインクとしては熱溶融性の顔料インクや、熱
昇華性の染料インク等が用いられる。またインクシート
の厚みとしては約５〜１６μｍ程度である。

前記インクシート１は供給リール２に巻回されておりそ
の一端は巻取り−ル３に張架され矢印入方向に巻取られ
る。供給リール２及び巻取リール３は各々供給リール収
納部４及び巻取リール収納部６に収納されている。

カセット筐体６は、前記供給リール収納部４と巻取リー
ル収納部５と、張架せしめたインクシート面の一部（記
録面）を露出せしめる開口部７から成りインクシートカ
セット本体を構成するものである。把手１ｏはインクシ
ートカセットの取扱いや装置への操填を容易にするため
のハンドリング部を構成するものである。

カバー部材１１は、第３図に示すように少なくとも前記
カセット筐体６に設けた開口部７を被覆せしめると共に
、カセット筐体６を包み込む帯状に構成されている。尚
、前記帯状のカバー部材１１は第２図（ｂ）に示すよう
に樹脂や板紙材等の薄板を折り曲げると共に両端を固定
して作る構成になっている。

また前記カバー部材１１には、前述の供給リール２及び
巻取リール３の回転を抑止する回転抑止部材１２が一体
に設けられている。

回転抑止部材１２は、回転抑止爪部１２ａと突当て部１
２ｂから成り、供給リール２と巻取り−ル３と嵌合する
ことにより各リールの回転を止めると共に、突当て部１
２ｂで各リールを矢印Ｂ方向に押すことによりインクシ
ートのねじれや、転写不良を伴うインクシート皺の発生
原因である、各リールのリール軸方向の移動やガタをな
くすものである。つまみ部１３及びミシン目状の切込み
１４は、カセット筐体６からカバー部材１１を取外すた
めに用いる。

上述した様に、インクシートカセット筐体６を帯状のカ
バー部材１１で被覆カバーせしめることにより、第３図
に示すようにインクシートカセット筐体ｅとカバー部材
１１とにより、カバー部材１１を補強材とした殻構造化
することができる。

従ってインクシートカセット本体の強度を上げることな
く、流通・保管時に必要な十分の強度を維持することが
できると共に、インクシートカセットの梱包材を大幅に
節約できるものである。

またカバー部材１１によってインクシートカセットの開
口部７を被覆せしめるため、インクシフト面へのホコリ
等の付着を防止できる。

さらに、第４図に記載した本発明第２の実施例に示すた
りに前記カバー部材として遮光性を有する材料を用いた
り、少なくともカセット筐体６の開口部γを覆う部分に
遮光膜１５を形成したり、遮光部材を貼付することによ
り、インクシート上に塗布したインクの光退色を防止す
ることができ、インクシートの保護及び特性劣化を防止
するという点でも大きな効果を有するものである。

また、複雑な形状のインクシートカセット筐体にカバー
部材を取付けることにより、インクシートカセットの形
状を単純化することもでき、保管時の積み重ね等が容易
になる等、インクシートカセットとしての取扱い性も大
幅に向上させることができる。

第５図は、本発明の第３の実施例であり、インクシート
カセット筐体６の開口部７を覆うカバー部１６．１７と
インクシート供給リール２及び巻取リール３の回転抑止
部材１２を一体に設けると共に、カバー部１６．１７の
弾性を利用してカセット筐体６から着脱自在に構成した
カバー部材１８を示す。

カバー部材１８を上記のように構成することにより、前
述した第１の実施例の効果を損うことなく、例えば使い
差しのインクシートカセットを装置から抜き出して保管
する際等のホルダーとしての使用も可能になるものであ
る。

発明の効果 以上述べた様に本発明によれば、通常の取扱いや流通保
管時に必要な十分な強度を保持すると共に、インクシー
ト収納時のインクシートのねじれや皺の発生が少なくか
つホコリの付着や光退色に対しても効果を有する、取扱
い性に優れた、使い捨て用途に適した熱転写用インクシ
ートカセットを提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図（ａ）、　（ｂ）及び第３図は本発明筒
１の実施例における熱転写用インクシートカセットの斜
視図、第４図は同第２の実施例を示す斜視図、第５図は
同第３の実施例を示す斜視図、第６図はインクシート斜
視図、第７図は従来例のインクシートカセット平面図で
ある。 １・・・・・・熱転写用インクシート、２・・・・・・
供給リール、３・・・・・・巻取リール、６・・・・・
・カセット筺体、７・・・・・・開口部、１１・・・・
・・カバー部材、１２・・・・・・回転抑止部材、１６
・・・・・・遮光性材料。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／　
−一一芥車天写用インクシート 第　１　図　　　　　　　　　　２−−−イへ宿シリー
ル’３−４取リール 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱転写用インクシートを巻回した供給リールと、
   前記熱転写用インクシートを張架せしめかつ、巻取る巻
   取リールと、前記供給リール及び巻取リールを収納する
   と共に張架せしめたインクシート面の一部を露出せしめ
   る開口部を設けたカセット筐体と、前記カセット筐体の
   少なくとも開口部を被覆するカバー部材と、前記カバー
   部材と一体に設けた、前記供給リール及び巻取リールの
   回転を抑止する回転抑止部材とを設けて成る熱転写用イ
   ンクシートカセット。
2. （２）カバー部材の少なくとも一部を遮光性材料で構成
   した特許請求の範囲第１項記載の熱転写用インクシート
   カセット。