JPH07299705A - 自動処理施設 - Google Patents

自動処理施設

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JPH07299705A
JPH07299705A JP6094107A JP9410794A JPH07299705A JP H07299705 A JPH07299705 A JP H07299705A JP 6094107 A JP6094107 A JP 6094107A JP 9410794 A JP9410794 A JP 9410794A JP H07299705 A JPH07299705 A JP H07299705A
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JP
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area
work
carriage
communication
rail
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JP6094107A
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English (en)
Inventor
Isao Kuwabara
功 桑原
Yasuhiro Wada
泰浩 和田
Kimio Nakamura
公夫 中村
Akiji Nishijima
明次 西嶋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループ状の走行経路に沿って複数の処理装置
を配置し、ワークを保持した搬送台車を走行経路の所定
方向に走行させて、各処理装置でワークの処理(機械加
工や塗装等)を順次自動的に行うように構成した自動処
理施設において、走行経路の変更や増設及び減設が無駄
なく容易に行えるようにする。 【構成】 走行経路1を複数の区間A1〜A7に区分
し、各区間A1〜A7の各々に制御装置を接続する。こ
れにより、区間A1〜A7と制御装置との組み合わせを
一つのユニットとして、この組み合わせのユニットの並
べ換え等によって、走行経路1の変更や増設及び減設に
対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械加工や組立及び塗
装等の各種の処理を自動的に行うように構成した多品種
少量生産用の自動処理施設に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような自動処理施設として各種の
ワークの塗装を行う自動塗装施設があり、その自動塗装
施設の一例を図23に示している。図23の構成では自
動塗装施設用としてループ状の走行経路71を設置し、
所定の方向(図23の紙面時計方向)に、走行及び停止
可能な複数個の搬送台車73を走行経路71に配置して
いる。塗装前のワークW1を搬送台車73に受け渡す第
1受渡し部74、下塗り及び上塗り用等の複数の塗装装
置75(処理装置に相当)、塗装後のワークW2を搬送
台車73から受け取る第2受渡し部76を走行経路71
に沿って所定間隔を置いて配置しており、第2受渡し部
76から出てきた塗装後のワークW2を組立ライン72
に供給するために一時保管する保管部77を設置してい
る。
【0003】以上の構成により、機械加工や溶接及びシ
ョットブラストの終了した塗装前のワークW1が、第1
受渡し部74に順次搬入されてきて一時貯留され、第1
受渡し部74に入ってきた空の搬送台車73にワークW
1が乗せられる。次にワークW1を乗せた搬送台車73
が、走行経路71に沿って走行を開始し各塗装装置75
に順番に入って設定時間だけ停止し、この停止中に各塗
装装置75が作動してワークW1の塗装が行われてい
く。以上のようにして塗装が終了し搬送台車73が第2
受渡し部76に達すると、塗装後のワークW2が搬送台
車73から降ろされ、ワークW2が保管部77に送られ
て一時保管される。そして、保管部77から塗装後のワ
ークW2が組立ライン72の各所定位置に順次供給され
ていくのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図23に示すような自
動処理施設では、第1及び第2受渡し部や各処理装置用
の制御装置が設置されており、一つの制御装置に対し第
1受渡し部と処理装置とを接続、一つの制御装置に対し
複数の処理装置を接続すると言うような構成となってい
る場合が多い。
【0005】これにより、前述の自動処理施設において
走行経路の変更や増設及び減設を行う必要が生じた場
合、制御装置と第1及び第2受渡し部や処理装置等との
接続関係を一度解体し、変更後の走行経路に合致するよ
うに再編成しなければならないような状態が生じるの
で、走行経路の変更や増設及び減設を行い易くすると言
う面で改善の余地がある。本発明は自動処理施設におい
て、走行経路の変更や増設及び減設が行い易くなるよう
に構成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな自動処理施設において、次のように構成することに
ある。つまり、ループ状の走行経路と、走行経路を所定
の方向に走行及び停止可能でワークを保持可能な複数個
の搬送台車とを備え、処理前の異なる複数種類のワーク
を一時貯留して搬送台車に受け渡す第1受渡し部と、ワ
ーク用の複数個の処理装置と、処理後のワークを搬送台
車から受け取る第2受渡し部とを、この順番でループ状
の走行経路に沿って所定間隔を置いて配置し、第1受渡
し部に対応する区間、第2受渡し部に対応する区間、複
数個の処理装置のうちの所定個数の処理装置に対応する
区間の複数の各区間に、走行経路を区分して、各区間内
の第1受渡し部、第2受渡し部、及び処理装置を制御す
る制御装置を、各区間の各々に設けてある。
【0007】
【作用】本発明のように構成すると例えば図1及び図9
に示すように、走行経路1は第1受渡し部5,6,7に
対応する区間A1、複数の処理装置11,12,13,
16,17,18,22のうちの所定個数の処理装置に
対応する区間A2,A3,A4,A5、並びに、第2受
渡し部23,24,25,26,27に対応する区間A
6,A7に分けられて、各区間A1〜A7の各々に対し
て制御装置44,45,46,47,48,49,50
が設けられる。
【0008】これにより、例えば第1受渡し部5,6,
7に対応する区間A1と制御装置44、処理装置11,
12,13,16に対応する区間A2と制御装置45と
言うように、走行経路1の区間A1〜A7と制御装置4
4〜50との各組み合わせが一つの独立したユニットと
して機能することになる。この場合、各制御装置は自分
の組み合わせの区間内の処理装置と接続されることにな
るが、自分の組み合わせ以外の区間の処理装置とは接続
されないことになる。
【0009】従って、本発明の自動処理施設において走
行経路の変更や増設及び減設を行う場合、走行経路の区
間と制御装置との組み合わせのユニットを並べ換えた
り、組み合わせのユニットを増やしたり減らしたりする
だけでよい。この場合、各組み合わせのユニットにおけ
る区間と制御装置との接続関係は変更されずにそのまま
維持されるので、従来の自動処理施設のように制御装置
と処理装置等との接続関係を一度解体し、変更後の走行
経路に合致するように再編成すると言うようなことを行
う必要がない。
【0010】
【発明の効果】以上のように、自動処理施設において走
行経路を複数の区間に区分し各区間に対し制御装置を設
けて、区間と制御装置との組み合わせのユニットの並べ
換え等を行うことにより、走行経路の変更や増設及び減
設を無駄なく容易に行うことができるようになって、柔
軟性及び自由度の高い自動処理施設が得られた。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)この実施例は、バックホウやホイルローダ等の建
設機械の多品種少量生産に対して本発明を適用した場合
を示しており、先ず自動塗装施設(自動処理施設の一
例)及び組立ライン2の全体について説明する。図1に
示すように、自動塗装施設の走行レール1(走行経路に
相当)が平面的に見て大きなループ状に形成されて、図
4に示すように床面Gから設定高さ(7メートル程度)
の位置に設置されており、後述する搬送台車3用の電源
用レール8と通信用レール9とが(図3参照)、走行レ
ール1の左右両側に平行に設置されている。走行レール
1と床面Gとの間に作業者が歩行可能なプラットフォー
ム10が、走行レール1の下側の略全領域に亘って設け
られている。
【0012】図1に示すように走行レール1、電源用レ
ール8及び通信用レール9は吊上エリアA1(区間に相
当)、下塗エリアA2(区間に相当)、上塗エリアA3
(区間に相当)、乾燥エリアA4(区間に相当)、待機
エリアA5(区間に相当)、第1供給エリアA6(区間
に相当)及び第2供給エリアA7(区間に相当)に区分
されており、複数個の搬送台車3が走行レール1を紙面
反時計方向に走行している。
【0013】図4及び図1に示すように吊上エリアA1
には、搬送台車3に後述する基本データDを教示する教
示装置4が床面Gに設置され、ワークW1を搬送台車3
に吊り下げるための第1吊上部5(第1受渡し部に相
当)、第2吊上部6(第1受渡し部に相当)及び第3吊
上部7(第1受渡し部に相当)が床面Gに形成されてい
る。図1及び図5に示すように下塗エリアA2に、塗装
前のワークW1用の予備加熱装置11(処理装置に相
当)、自動塗装ロボットを備えた第1下塗装置12(処
理装置に相当)、自動塗装ロボットを備えた第2下塗装
置13(処理装置に相当)、作業者が人為的に下塗りを
行う第1下塗補正部14、作業者が人為的に下塗りを行
う第2下塗補正部15、及び下塗りの乾燥用の下塗乾燥
装置16(処理装置に相当)が、プラットフォーム10
に設置されている。
【0014】図1及び図5に示すように上塗エリアA3
には、自動塗装ロボットを備えた第1上塗装置17(処
理装置に相当)、自動塗装ロボットを備えた第2上塗装
置18(処理装置に相当)、作業者が人為的に上塗りを
行う第1上塗補正部19、作業者が人為的に上塗りを行
う第2上塗補正部20が、プラットフォーム10に設置
されている。
【0015】図1及び図6に示すように乾燥エリアA4
には、搬送台車3の修理調整用のメンテナンス部21、
上塗りの乾燥用の上塗乾燥装置22(処理装置に相当)
がプラットフォーム10に設置されている。メンテナン
ス部21には走行レール2と平行にメンテナンスレール
21aが設置されており、走行レール1の一部を平行移
動させてメンテナンスレール21aに接続できるように
構成している。これにより、搬送台車3の修理調整を行
う場合には走行レール1の一部に搬送台車3を乗せた状
態で、走行レール1の一部を平行移動させてメンテナン
スレール21aに接続し、メンテナンスレール21aに
搬送台車3を移動させて修理調整を行う。
【0016】図1及び図7に示すように、待機エリアA
5には特に何も設置されていない。図1及び図8に示す
ように第1供給エリアA6には、塗装後のワークW2を
搬送台車3から降ろすための第1,2,3,4,5供給
部23,24,25,26,27が床面Gに形成されて
おり、第2供給エリアA7にも同様に、第1,2,3,
4,5供給部23,24,25,26,27が床面Gに
形成されている。そして、第1及び第2供給エリアA
6,A7に沿って、直線状の組立ライン2が平行に設置
されている。
【0017】(2)次に、ワークW1を保持しながら走
行レール1を走行する搬送台車3について説明する。図
2及び図3に示すように、主フレーム28の前後に車輪
フレーム35を備えて、車輪フレーム35に車輪29及
び車輪29を駆動するモータ30を備えており、前後の
車輪29を走行レール1に乗せて搬送台車3の全体を走
行レール1に吊り下げ支持している。主フレーム28の
中央に制御装置31を固定し、主フレーム28の前後に
一対のホイスト32を固定しており、制御装置31の下
面に防熱板33を固定して、前後のホイスト32のチェ
ーン32aに亘りワークW1用の吊りフレーム34を接
続している。
【0018】図3に示すように、前後の車輪フレーム3
5から互いに逆向きに支持フレーム36が延出されて、
前後の支持フレーム36の各々に接触子37が固定され
ており、前後の接触子37が電源用レール8及び通信用
レール9に接触している。図2に示すように、走行レー
ル1上を走行する補助台車38が搬送台車3の後側に配
置さており、搬送台車3の主フレーム28と補助台車3
8とが、連係ロッド39により連結されている。又、搬
送台車3の前側の車輪フレーム35に、先行する搬送台
車3との衝突を防止する接触式の停止スイッチ40が設
けられている。
【0019】(3)次に、走行レール1側の制御装置4
4,45,46,47,49,50と搬送台車3との通
信について説明する。図1に示すように走行レール1、
電源用レール8及び通信用レール9は、吊上エリアA1
〜第2供給エリアA7に見掛け上区分されているが、走
行レール1及び電源用レール8は、吊上エリアA1〜第
2供給エリアA7に亘って連続しており、搬送台車3は
電源用レール8から接触子37を介して電力の供給を常
時受けている。
【0020】これに対して図1に示すように、通信用レ
ール9は吊上エリアA1〜第2供給エリアA7の各境界
で完全に分離されている。そして、吊上エリアA1〜第
2供給エリアA7内において、通信用レール9は複数個
に完全に分離されており(図7の通信用レール9a〜9
d参照)、一つの通信用レール9の長さは一つの搬送台
車3が入る程度か、これよりも少し長い程度に設定され
ている。図9に示すように吊上エリアA1〜第2供給エ
リアA7の各々に、制御装置44,45,46,47,
48,49,50が設置されており、吊上エリアA1〜
第2供給エリアA7内で分離されている各通信用レール
9の各々と制御装置44〜50の各々とが、ケーブル5
1によって接続されている。
【0021】これにより例えば吊上エリアA1に着目し
てみると、吊上エリアA1内の各通信用レール9はケー
ブル51によって、吊上エリアA1の制御装置44にだ
け接続されているのであり、吊上エリアA1内の各通信
用レール9は他の制御装置45〜50には接続されてい
ない。従って、吊上エリアA1の制御装置44は、接触
子37及び通信用レール9を介して後述するように、吊
上エリアA1内の搬送台車3の制御装置31と通信する
のであり、吊上エリアA1の制御装置44は吊上エリア
A1以外の搬送台車3の制御装置31とは通信しない。
そして、吊上エリアA1の制御装置44は前述の通信に
よって、吊上エリアA1のどの通信用レール9に搬送台
車3が存在しているかを認識している。以上の通信の構
成は、吊上エリアA1以外の下塗エリアA2〜第2供給
エリアA7の各制御装置45〜50についても、同様に
備えられている。
【0022】図9に示すように吊上エリアA1、下塗エ
リアA2、上塗エリアA3、第1供給エリアA6及び第
2供給エリアA7の制御装置44,45,46,49,
50に対して手動ボックス43が接続されており、この
手動ボックス43には搬送台車3を手動で停止及び発進
操作可能な停止ボタン(図示せず)及び発進ボタン(図
示せず)、搬送台車3のホイスト32を手動で上昇及び
下降操作可能な上昇ボタン(図示せず)及び下降ボタン
(図示せず)が備えられている。又、吊上エリアA1の
手動ボックス43には前述の停止ボタン〜下降ボタン以
外に、後述する基本データDの消去ボタン(図示せず)
が設けられている。
【0023】(4)次に、吊上エリアA1〜第2供給エ
リアA7内での搬送台車3の基本的な走行及び停止の流
れについて、図7及び図11に示すように待機エリアA
5を代表させて説明する。待機エリアA5内を複数個の
搬送台車3が走行している場合、先ず前項(3)に記載
のように待機エリアA5の制御装置48は、待機エリア
A5内の各搬送台車3の制御装置31と通信して、各搬
送台車3が待機エリアA5のどの通信用レール9に存在
しているかを常時確認している(ステップS101)。
【0024】このように複数個の搬送台車3が待機エリ
アA5内を同時に走行している状態において、図7に示
すように一つの通信用レール9(9a)に搬送台車3が
位置している状態で、後続の搬送台車3が一つ手前の通
信用レール9(9b)に入り込み、隣合う通信用レール
9(9a)(9b)の各々に搬送台車3が位置するよう
な状態になったとする(ステップS102)。このよう
な状態になる場合、制御装置48からの減速信号により
後続の搬送台車3が、一つ手前の通信用レール9(9
b)に入り込んだ直後から減速を開始するのであり(ス
テップS103)、この減速中において前側の通信用レ
ール9(9a)の搬送台車3が、通信用レール9(9
a)から図7の紙面右方に離れると(ステップS10
4)、後側の通信用レール9(9b)の搬送台車3は元
の速度にまで復帰して(ステップS105)、前側の通
信用レール9(9a)に入っていく。
【0025】逆に、後続の搬送台車3が一つ手前の通信
用レール9(9b)で減速しても、前側の通信用レール
9(9a)の搬送台車3が通信用レール9(9a)から
図7の紙面右方に離れなければ(ステップS104)、
制御装置48からの停止信号により、後側の通信用レー
ル9(9b)のリミットスイッチ(図示せず)の所定位
置で搬送台車3が停止する(ステップS106)。この
後、前側の通信用レール9(9a)の搬送台車3が通信
用レール9(9a)から図7の紙面右方に離れると(ス
テップS107)、後側の通信用レール9(9b)の搬
送台車3が発進する(ステップS108)。以上のよう
に、一つの通信用レール9(9a)(9b)内に搬送台
車3が存在しないか、又は一つの搬送台車3のみが存在
するようにして、一つの通信用レール9(9a)(9
b)内に2つ以上の搬送台車3が存在しないように構成
している。
【0026】図7に示すように待機エリアA5の前側の
第1供給エリアA6において、最初の通信用レール9
(9d)に搬送台車3が存在しているか否かが、第1供
給エリアA6の制御装置49において常時検出されてお
り、第1供給エリアA6の最初の通信用レール9(9
d)に搬送台車3が存在していると、図9に示すように
存在信号B1が第1供給エリアA6の制御装置49か
ら、待機エリアA5の制御装置48に送られる。
【0027】従って、図7に示すように待機エリアA5
の最後の通信用レール9(9c)に搬送台車3が達した
場合(ステップS109)、存在信号B1が第1供給エ
リアA6の制御装置49から送られてきていなければ
(ステップS110)、待機エリアA5の最後の通信用
レール9(9c)の搬送台車3はそのまま走行して、第
1供給エリアA6の最初の通信用レール9(9d)に入
っていく(ステップS112)。
【0028】逆に、待機エリアA5の最後の通信用レー
ル9(9c)に搬送台車3が達した場合(ステップS1
09)、存在信号B1が第1供給エリアA6の制御装置
49から送られてきていれば(ステップS110)、搬
送台車3は待機エリアA5の最後の通信用レール9(9
c)で一時停止する(ステップS111)。そして、こ
の状態で存在信号B1が消えると(ステップS11
0)、待機エリアA5の最後の通信用レール9(9c)
の搬送台車3が発進して、第1供給エリアA6の最初の
通信用レール9(9d)に入っていく(ステップS11
2)。
【0029】前述のように搬送台車3の制御装置31と
制御装置48との通信に基づいて、一つの通信用レール
9内に搬送台車3が存在しないか、又は、一つの搬送台
車3のみが存在できるようにしているが、例えば図7の
通信用レール9(9b)の搬送台車3が走行して、前側
の通信用レール9(9a)内に入り込もうとしたとす
る。このような場合、後側の通信用レール9(9b)の
搬送台車3の停止スイッチ40(図2参照)が、前側の
通信用レール9(9a)の搬送台車3の補助台車38
(図2参照)に接触する(ステップS113)。そし
て、待機エリアA5の制御装置48を介さずに、後側の
通信用レール9(9b)の搬送台車3の制御装置31に
よって、この搬送台車3が緊急停止する(ステップS1
14)。
【0030】以上のように、待機エリアA5内での状態
を代表させて搬送台車3の基本的な走行及び停止の流れ
について説明しているが、図11に示すような制御は吊
上エリアA1、下塗エリアA2、上塗エリアA3、乾燥
エリアA4、第1供給エリアA6及び第2供給エリアA
6においても同様に行われている。これにより図1に示
すように、吊上エリアA1〜第2供給エリアA7は各々
独立しており、図9に示すように吊上エリアA1〜第2
供給エリアA7と各制御装置44〜50とは、一つの独
立したブロックとして形成されている。そして、図9に
示すように最初の通信用レール9(9d)に搬送台車3
が存在していると言う存在信号B1が、前側の制御装置
44〜50から後側の制御装置44〜50に送られるだ
けであり、各制御装置44〜50の間では存在信号B1
以外の通信は行われない。
【0031】(5)次に搬送台車3によるワークW1の
搬送及び塗装の流れについて説明する。図1の吊上エリ
アA1における教示装置4の位置(通信用レール9の位
置)を搬送台車3の出発点としており、吊上エリアA1
での工程、下塗エリアA2での工程、上塗エリアA3で
の工程、乾燥エリアA4での工程、待機エリアA5での
工程、第1及び第2供給エリアA6,A7での工程に分
かれる。
【0032】先ず、搬送台車3の吊上エリアA1での工
程について、図12に基づいて説明する。図1及び図4
に示すように、機械加工や溶接及びショットブラスト、
塗装してはいけない部分のマスキングの終了した各種の
塗装前のワークW1(例えば、バックホウの旋回台やト
ラックフレーム、ホイルローダの前部車体や後部車体
等)が、台車42によって吊上エリアA1の第1〜第3
吊上部5〜7付近に運ばれてくる。
【0033】後述の図8に示すように塗装後のワークW
2の組立ライン2への供給タイミング、並びに、同じ塗
装色での塗装を行うワークW1が所定数まとまって上塗
エリアA3に入るように、塗装前のどのようなワークW
1をどのような順番で塗装していくかと言うことが事前
に求められており、空の搬送台車3が教示装置4の位置
(図4の通信用レール9(9d)の位置)にくるまで
に、一つのワークW1に対応した基本データDが準備さ
れる(ステップS1)。
【0034】この基本データDは図10に示すように、
吊上エリアA1の第1〜第3吊上部5〜7の3箇所のう
ちどの1箇所で停止するのかと言う吊上部番号D1、第
1及び第2供給エリアA6,A7の第1〜第5供給部2
3〜27の10箇所のうちどの1箇所又は2箇所又は3
箇所に停止するのかと言う供給部番号D2、第1下塗装
置12用の第1下塗番号D3(第1下塗装置12で塗装
を行わずに素通りする状態も含む)、第2下塗装置13
用の第2下塗番号D4(第2下塗装置13で塗装を行わ
ずに素通りする状態も含む)、第1上塗装置17用の第
1上塗番号D5(第1上塗装置17で塗装を行わずに素
通りする状態も含む)、第2上塗装置18用の第2上塗
番号D6(第2上塗装置18で塗装を行わずに素通りす
る状態も含む)、第1及び第2上塗装置17,18用の
塗装色番号D7、第1及び第2下塗補正部14,15、
下塗乾燥装置16、第1及び第2上塗補正部19,2
0、上塗乾燥装置22用の作業停止時間D8、第1及び
第2下塗装置12,13、第1及び第2上塗装置17,
18用のワーク昇降量D9である。
【0035】これにより、第1又は第2供給エリアA
6,A7で塗装後のワークW2を降ろした一つの搬送台
車3が、吊上エリアA1に入り教示装置4の位置(図4
の通信用レール9(9d)の位置)で停止すると、この
搬送台車3に吊り下げさせるべきワークW1に対応した
基本データD(図10参照)が、教示装置4から搬送台
車3の制御装置31に教示される(ステップS2)。
【0036】このようにして基本データDを搬送台車3
の制御装置31が記憶すると、吊上エリアA1の制御装
置44と搬送台車3の制御装置31とが通信を開始して
(ステップS3)、搬送台車3が発進し、図4に示すよ
うに基本データDの吊上部番号D1に対応する第1〜第
3吊上部5〜7の1箇所(リミットスイッチ(図示せ
ず)の所定位置)で、搬送台車3が停止する(ステップ
S4)。これにより、搬送台車3の下側のプラットフォ
ーム10のシャッター10aが自動的に開き(ステップ
S5)、記憶されている基本データDに基づいて、この
搬送台車3にはどのようなワークW1を吊り下げるべき
かが、表示パネル41に表示される(ステップS6)。
【0037】これにより、第1〜第3吊上部5〜7に立
つ作業者は手動ボックス43を操作して、搬送台車3の
吊りフレーム34を下降操作し(ステップS8)、作業
者が塗装前のワークW1を台車42から吊りフレーム3
4に吊り下げる(ステップS9)。この場合、大きなワ
ークW1ではこのワークW1の一つだけを吊りフレーム
34に吊り下げ、小さなワークW1では複数個のワーク
W1を吊りフレーム34に吊り下げることがあり、これ
らの内容は全て表示パネル41に表示されるので、作業
者は表示パネル41に表示される内容のワークW1を吊
りフレーム34に正しく吊り下げる必要がある。
【0038】ワークW1の吊り下げを終了すると作業者
は手動ボックス43を操作して、吊りフレーム34を上
昇操作し(ステップS10)、吊り下げ作業の完了を意
味する手動ボックス43の発進ボタンを押す(ステップ
S11)。これにより、シャッター10aが自動的に閉
じて(ステップS12)、この搬送台車3が発進する
(ステップS13)。この場合、吊りフレーム34が上
限にまで達していなければ(ステップS11a)、シャ
ッター10aが閉じる前にホイスト32が自動的に作動
して、吊りフレーム34が上限にまで上昇してから(ス
テップS11b)、シャッター10aが閉じて(ステッ
プS12)、搬送台車3が発進する(ステップS1
3)。
【0039】ステップS6において表示パネル41に表
示が行われても、この表示に対応するワークW1が第1
〜第3吊上部5〜7にまだ届いていない場合(ステップ
S7)、作業者は吊りフレーム34の下降操作は行わず
搬送台車3の吊りフレーム34に何も吊り下げずに、手
動ボックス43の消去ボタンを押し操作する(ステップ
S14)。これにより、搬送台車3の制御装置31に記
憶された基本データDが全て消去されるのであり、搬送
台車3の吊りフレーム34に何も吊り下げない状態にお
いて、作業者が手動ボックス43の発進ボタンを押すと
(ステップS11)、シャッター10aが自動的に閉じ
て(ステップS12)、この空の搬送台車3が発進する
(ステップS13)。以上のようにして、吊上エリアA
1での工程を終了するのであり、この図12のステップ
S1〜ステップS14の流れと並行して、前項(4)の
制御(図11のステップS101〜ステップS114参
照)も同時に行われている。
【0040】(6)次に、搬送台車3の下塗エリアA2
での工程について、図13,14,15に基づいて説明
する。搬送台車3が吊上エリアA1から下塗エリアA2
に入ると、搬送台車3の制御装置31は吊上エリアA1
の制御装置44との通信を止めて、図9に示す下塗エリ
アA2の制御装置45との通信を開始する(ステップS
15)。そして、搬送台車3が予備加熱装置11に達す
ると、搬送台車3に吊り下げられている吊りフレーム3
4及びワークW1だけが予備加熱装置11に入り、搬送
台車3は予備加熱装置11の範囲内における各通信用レ
ール9のリミットスイッチ(図示せず)の所定位置で、
基本データDの作業停止時間D8(図10参照)の間だ
け停止し、次の通信用レール9に移動すると言う動作を
繰り返していく(ステップS17)。
【0041】次に搬送台車3が図1の第1下塗装置12
の通信用レール9に入り込むと、この瞬間に搬送台車3
の制御装置31から下塗エリアA2の制御装置45に、
基本データDの第1下塗番号D3(図10参照)が送信
される(ステップS18)。この場合、第1下塗番号D
3が第1下塗装置12で塗装を行わずに第1下塗装置1
2を素通りする状態のものであれば、ステップS19か
らステップS25の下手側に移行して、搬送台車3は第
1下塗装置12で停止せずにそのまま素通りしていく。
【0042】逆に、第1下塗番号D3が第1下塗装置1
2で塗装を行うものであれば(ステップS19)、搬送
台車3が減速しながら第1下塗装置12のリミットスイ
ッチの所定位置で搬送台車3が停止し(ステップS2
0)、ワークW1が第1下塗装置12内に入り込む。こ
の場合、第1下塗装置12は各種のワークW1に対応し
たスプレーガン(図示せず)の塗装パターンプログラム
を記憶しており、搬送台車3の制御装置31から下塗エ
リアA2の制御装置45に送られた第1下塗番号D3
が、操作指令として下塗エリアA2の制御装置45から
第1下塗装置12に送られるのであり、第1下塗装置1
2は第1下塗番号D3に対応する塗装パターンプログラ
ムで、ワークW1の塗装を開始する(ステップS2
1)。
【0043】第1下塗装置12で塗装を行う際に搬送台
車3が吊り下げるワークW1が大きかったり形状が複雑
な場合、第1下塗装置12のスプレーガンが届き難いよ
うなワークW1の部分が生じてくる。この場合、第1下
塗装置12のスプレーガンの作動に連動して搬送台車3
のホイスト32が、基本データDのワーク昇降量D9
(図10参照)の範囲で自動的に作動して、ワークW1
を第1下塗装置12内で自動的に昇降操作する(ステッ
プS22)。このようにして、第1下塗装置12のスプ
レーガンが届き難いようなワークW1の部分を少なくし
ている。以上のようにして、第1下塗装置12での塗装
が終了すると(ステップS23)、下塗エリアA2の制
御装置45から搬送台車3の制御装置31に終了信号が
送信される(ステップS24)。これにより、搬送台車
3が発進して第1下塗装置12の範囲から出ていく(ス
テップS25)。
【0044】次に、搬送台車3が図1の第2下塗装置1
3の通信用レール9に達すると、ステップS26からス
テップS27に示すように、前述と同様にして搬送台車
3の制御装置31から下塗エリアA2の制御装置45に
基本データDの第2下塗番号D4(図10参照)が送信
され、搬送台車3が停止せずに第2下塗装置13を素通
りするか、又は第2下塗装置13のリミットスイッチの
所定位置で搬送台車3が停止して、第2下塗装置13が
第2下塗番号D4に対応する塗装パターンプログラムで
ワークW1の塗装を開始する。そして、第2下塗装置1
3で塗装を行う場合には、第2下塗装置13のスプレー
ガンの作動に連動して搬送台車3のホイスト32が、基
本データDのワーク昇降量D9の範囲でワークW1を第
2下塗装置13内で自動的に昇降操作するのであり、第
2下塗装置13での塗装が終了すると、下塗エリアA2
の制御装置45から搬送台車3の制御装置31に終了信
号が送信され、搬送台車3が発進して第2下塗装置13
の範囲から出ていく。
【0045】次に、搬送台車3が図1の第1下塗補正部
14に達してワークW1が第1下塗補正部14内に入り
込むと、この第1下塗補正部14のリミットスイッチ
(図示せず)の所定位置で搬送台車3が減速しながら停
止し(ステップS28)、タイマーによって基本データ
Dの作業停止時間D8のカウントが開始される(ステッ
プS29)。この間において、第1下塗補正部14内の
作業者がワークW1の下塗りの補正を行うのであり、ワ
ークW1にスプレーガンの届き難い部分があれば、第1
下塗補正部14内に配置される手動ボックス43によ
り、搬送台車3のホイスト32を昇降操作して、ワーク
W1を適切な高さに設定する(ステップS30)。そし
て、基本データDの作業停止時間D8のカウントが終了
すると、搬送台車3は第1下塗補正部14から自動的に
発進する(ステップS33,S36)。
【0046】この場合、作業停止時間D8が経過するま
でに下塗りの補正を終了してしまえば、作業者が手動ボ
ックス43の発進ボタンを押すことにより、作業停止時
間D8が経過するまでに搬送台車3を発進させることが
できる(ステップS32,S36)。逆に、作業停止時
間D8が経過するまでに下塗りの補正を終了させること
ができなければ、作業者は事前に手動ボックス43の停
止ボタンを押すことにより、作業停止時間D8に関係な
く搬送台車3を停止させておくことができる(ステップ
S31,S34)。そして、下塗りの補正が終了すれ
ば、作業者が手動ボックス43の発進ボタンを押すこと
により搬送台車3を発進させることができる(ステップ
S35,S36)。以上のようにして搬送台車3が発進
する場合、吊りフレーム34が上限にまで達していなけ
れば(ステップS35a)、ホイスト32が自動的に作
動して、吊りフレーム34が上限にまで上昇してから
(ステップS35b)、搬送台車3が発進するように構
成している(ステップS36)。
【0047】次に、搬送台車3が図1の第2下塗補正部
15に達してワークW1が第2下塗補正部15内に入り
込むと、ステップS37からステップS38に示すよう
に、第1下塗補正部14の場合と同様な作業を行う。そ
して、第2下塗補正部15から出た搬送台車3が図1に
示す下塗乾燥装置16に達すると、搬送台車3は下塗乾
燥装置16の範囲内における各通信用レール9のリミッ
トスイッチ(図示せず)の所定位置で、基本データDの
作業停止時間D8の間だけ停止し、次の通信用レール9
に移動すると言う動作を繰り返していく(ステップS3
9)。図5の搬送台車3と下塗乾燥装置16との上下関
係に示されるように、予備加熱装置11、第1及び第2
下塗装置12,13、第1及び第2下塗補正部14,1
5、下塗乾燥装置16には、搬送台車3に吊り下げられ
ている吊りフレーム34及びワークW1だけが入るので
あり、下側からの熱及び飛散する塗料が図2に示す搬送
台車3の防熱板33によって遮断される。
【0048】前項(5)の後半及び図12のステップS
7,S14に示すように、搬送台車3にワークW1を吊
り下げずに基本データDを消去して空の状態で搬送台車
3を発進させた場合、図13のステップS15,S16
に示すように、搬送台車3の制御装置31が下塗エリア
A2の制御装置45との通信を開始した際に、基本デー
タDの有無が検出される。そして、基本データDが消去
されていると搬送台車3は空の状態であると判断され
て、ステップS16から図15のステップS39の下手
側に移行し、搬送台車3は下塗エリアA2の各部を停止
せずに走行して、次の上塗エリアA3に入っていく。以
上のようにして、下塗エリアA2での工程を終了するの
であり、この図13,14,15のステップS15〜ス
テップS39の流れと並行して、前項(4)の制御(図
11のステップS101〜ステップS114参照)も同
時に行われている。
【0049】(7)次に、搬送台車3の上塗エリアA3
での工程について、図15,16,17に基づいて説明
する。この上塗エリアA3の工程は基本的に前項(6)
の下塗エリアA2の工程と同じ流れであり、上塗エリア
A3が下塗エリアA2での予備加熱装置11及び下塗乾
燥装置16を備えていない点と、基本データDの塗装色
番号D7を事前に搬送台車3の制御装置31から上塗エ
リアA3の制御装置46に送るようにしている点で、上
塗エリアA3は下塗エリアA2とは以下の説明のように
異なる。
【0050】つまり、搬送台車3が下塗エリアA2から
上塗エリアA3に入ると、搬送台車3の制御装置31は
下塗エリアA2の制御装置45との通信を止めて、図9
に示す上塗エリアA3の制御装置46との通信を開始し
(ステップS40)、基本データDの有無を検出する
(ステップS41)。基本データDを備えている場合に
おいて、図5に示すように第1上塗装置17の一つ手前
の通信用レール9(9d)に搬送台車3が達すると、こ
の搬送台車3の制御装置31から上塗エリアA3の制御
装置46に、基本データDの塗装色番号D7(図10参
照)が送信され、制御装置46から第1上塗装置17に
この塗装色番号D7が操作指令として送信される(ステ
ップS42)。
【0051】この場合、第1上塗装置17で現在使用し
ている塗装色と異なる塗装色番号D7が第1上塗装置1
7に送信されてくると(ステップS43)、この第1上
塗装置17で先行する搬送台車3のワークW1の塗装が
終了していれば、直ちに第1上塗装置17において塗装
色番号D7に対応する塗装色への変更が開始される。そ
して、第1上塗装置17で先行する搬送台車3のワーク
W1の塗装がまだ終了していなければ、塗装の終了後に
直ちに第1上塗装置17において塗装色番号D7に対応
する塗装色への変更が開始される(ステップS44,S
45)。
【0052】この後に、搬送台車3が図1の第1上塗装
置17の通信用レール9に達するのであり、このときに
第1及び第2下塗装置12,13の場合と同様に(図1
3参照)、ステップS46からステップS47に示すよ
うに、搬送台車3の制御装置31から上塗エリアA3の
制御装置46に基本データDの第1上塗番号D5(図1
0参照)が送信され、搬送台車3が停止せずに第1上塗
装置17を素通りするか、又は第1上塗装置17のリミ
ットスイッチの所定位置で搬送台車3が停止して、第1
上塗装置17が第1上塗番号D5に対応する塗装パター
ンプログラムでワークW1の塗装を開始する。
【0053】そして、第1上塗装置17で塗装を行う場
合には、第1上塗装置17のスプレーガンの作動に連動
して搬送台車3のホイスト32が、基本データDのワー
ク昇降量D9の範囲でワークW1を第1上塗装置17内
で自動的に昇降操作するのであり、第1上塗装置17で
の塗装が終了すると、上塗エリアA3の制御装置46か
ら搬送台車3の制御装置31に終了信号が送信され、搬
送台車3が発進して第1上塗装置17の範囲から出てい
く。
【0054】次に、図5に示すように第2上塗装置18
の一つ手前である第1上塗装置17の通信用レール9
(9e)に搬送台車3が達すると、この搬送台車3の制
御装置31から上塗エリアA3の制御装置46に、基本
データDの塗装色番号D7が再び送信され、制御装置4
6から第2上塗装置18にこの塗装色番号D7が操作指
令として送信される(ステップS48)。
【0055】この場合に第1上塗装置17での状態と同
様に、第2上塗装置18で現在使用している塗装色と異
なる塗装色番号D7が第2上塗装置18に送信されてく
ると(ステップS49)、この第2上塗装置18で先行
する搬送台車3のワークW1の塗装が終了していれば、
直ちに第2上塗装置18において塗装色番号D7に対応
する塗装色への変更が開始される。そして、第2上塗装
置18で先行する搬送台車3のワークW1の塗装がまだ
終了していなければ、塗装の終了後に直ちに第2上塗装
置18において塗装色番号D7に対応する塗装色への変
更が開始される(ステップS50,S51)。
【0056】この後に、搬送台車3が図1の第1上塗装
置17から第2上塗装置18の通信用レール9に達する
のであり、前述と同様にステップS52からステップS
53に示すように、搬送台車3の制御装置31から上塗
エリアA3の制御装置46に基本データDの第2上塗番
号D6(図10参照)が送信され、搬送台車3が停止せ
ずに第2上塗装置18を素通りするか、又は第2上塗装
置18のリミットスイッチの所定位置で搬送台車3が停
止して、第2上塗装置18が第2上塗番号D6に対応す
る塗装パターンプログラムでワークW1の塗装を開始す
る。
【0057】そして、第2上塗装置18で塗装を行う場
合には、第2上塗装置18のスプレーガンの作動に連動
して搬送台車3のホイスト32が、基本データDのワー
ク昇降量D9の範囲でワークW1を第2上塗装置18内
で自動的に昇降操作するのであり、第2上塗装置18で
の塗装が終了すると、上塗エリアA3の制御装置46か
ら搬送台車3の制御装置31に終了信号が送信され、搬
送台車3が発進して第2上塗装置18の範囲から出てい
く。
【0058】次に、搬送台車3が図1の第1及び第2上
塗補正部19,20に達してワークW1が第1及び第2
上塗補正部19,20内に入り込むと、図16及び図1
7のステップS54〜ステップS55及びステップS5
6〜ステップS57に示すように、第1及び第2上塗補
正部19,20のリミットスイッチ(図示せず)の所定
位置で搬送台車3が減速しながら停止し、基本データD
の作業停止時間D8が経過すると搬送台車3が自動的に
発進する。
【0059】この間において第1及び第2上塗補正部1
9,20内の作業者が、手動ボックス43によりホイス
ト32を昇降操作しながら、ワークW1の上塗りの補正
を行うのであり、作業停止時間D8が経過するまでに上
塗りの補正を終了すれば作業者は手動ボックス43の発
進ボタンを押せばよく、作業停止時間D8が経過するま
でに上塗りの補正を終了させることができなければ、作
業者は事前に手動ボックス43の停止ボタンを押せばよ
い。そして、前述の第1及び第2下塗補正部14,15
の場合と同様に、搬送台車3が発進する際に吊りフレー
ム34が上限にまで達していなければ、ホイスト32が
自動的に作動して、吊りフレーム34が上限にまで上昇
してから搬送台車3が発進する。
【0060】以上の第1及び第2上塗装置17,18、
第1及び第2上塗補正部19,20において、図5に示
すように搬送台車3は第1及び第2上塗装置17,1
8、第1及び第2上塗補正部19,20に入らず、搬送
台車3に吊り下げられている吊りフレーム34及びワー
クW1だけが、第1及び第2上塗装置17,18、第1
及び第2上塗補正部19,20に入るのであり、下側か
ら飛散してくる塗料が図2に示す搬送台車3の防熱板3
3によって遮断される。
【0061】前項(5)の後半及び図12のステップS
7,S14に示すように、搬送台車3にワークW1を吊
り下げずに基本データDを消去して空の状態で搬送台車
3を発進させた場合、図15のステップS40,S41
に示すように、搬送台車3の制御装置31が上塗エリア
A3の制御装置46との通信を開始した際に、基本デー
タDの有無が検出される。そして、基本データDが消去
されていると搬送台車3は空の状態であると判断され
て、ステップS41から図17のステップS57の下手
側に移行し、搬送台車3は上塗エリアA3の各部を停止
せずに走行して、次の乾燥エリアA4に入っていく。以
上のようにして、上塗エリアA3での工程を終了するの
であり、この図15,16,17のステップS40〜ス
テップS57の流れと並行して、前項(4)の制御(図
11のステップS101〜ステップS114参照)も同
時に行われている。
【0062】(8)次に、搬送台車3の乾燥エリアA4
での工程について、図18に基づいて説明する。図6に
示すように、上塗乾燥装置22内の通信用レール9の数
と同じ数の通信用レール9の範囲を上塗乾燥装置22の
出口側(紙面右側)に設定し、上塗乾燥装置22の入口
側から前述の出口側の範囲に亘り乾燥領域A41を設定
している(例えば、上塗乾燥装置22内の通信用レール
9の数が4つであれば、乾燥領域A41内の通信用レー
ル9の数は8つとなる)。
【0063】搬送台車3が上塗エリアA3から乾燥エリ
アA4に入ると、搬送台車3の制御装置31は上塗エリ
アA3の制御装置46との通信を止めて、図9に示す乾
燥エリアA4の制御装置47との通信を開始する(ステ
ップS58)。そして、図6に示すように一つの搬送台
車3が上塗乾燥装置22の手前の通信用レール9(9
f)に達すると(ステップS59)、乾燥領域A41内
に存在する搬送台車3の個数が検出される(ステップS
60)。
【0064】この場合、乾燥領域A41内に存在する搬
送台車3が所定数(乾燥領域A41内の通信用レール9
の数の1/2に対応、例えば図6の構成では乾燥領域A
41内の通信用レール9の数が8つであるから所定数は
4となる)よりも少なければ(ステップS61)、上塗
乾燥装置22の入口側のシャッター22aが自動的に開
き、乾燥エリアA4の制御装置47からの信号に基づい
て、手前の通信用レール9(9f)の搬送台車3が発進
してワークW1が上塗乾燥装置22に入り、上塗乾燥装
置22の入口側のシャッター22aが自動的に閉じる
(ステップS63)。逆に、乾燥領域A41内に存在す
る搬送台車3が所定数であれば(ステップS61)、乾
燥エリアA4の制御装置47からの信号に基づいて、手
前の通信用レール9(9f)の搬送台車3はその位置に
停止しているのであり(ステップS62)、乾燥領域A
41内に存在する搬送台車33が所定数よりも少なくな
れば(ステップS61)、手前の通信用レール9(9
f)で停止している搬送台車3は上塗乾燥装置22の範
囲に入ることができる(ステップS63)。
【0065】前述のようにして搬送台車3のワークW1
が上塗乾燥装置22内に入ると、搬送台車3は上塗乾燥
装置22の範囲内の各通信用レール9で、基本データD
の作業停止時間D8(図10参照)の間だけ停止し、次
の通信用レール9に移動すると言う動作を繰り返してい
く(ステップS65)(例えば、図6に示すように上塗
乾燥装置22の範囲内の通信用レール9の数が4つで、
作業停止時間D8が2分であると仮定すれば、ワークW
1が上塗乾燥装置22内に入っている合計時間は8分と
なる)。逆に、前項(5)の後半及び図12のステップ
S7,S14に示すように、搬送台車3にワークW1を
吊り下げずに基本データDを消去して空の状態で搬送台
車3が走行している場合には(ステップS64)、搬送
台車3は上塗乾燥装置22の範囲内の各通信用レール9
で停止することなくそのまま走行していく。そして、搬
送台車3のワークW1が上塗乾燥装置22から出る場
合、上塗乾燥装置22の出口側のシャッター22bが自
動的に開き再び閉じられる。
【0066】以上のように、上塗乾燥装置22の長さの
2倍の長さの乾燥領域A41を設定し、乾燥領域A41
内に所定数以下の搬送台車3だけしか入れないように構
成することによって、上塗乾燥装置22から搬送台車3
がすぐ出ることのできる空の通信用レール9を、上塗乾
燥装置22の出口側に常に確保している。これにより、
ワークW1が上塗乾燥装置22内に入っている合計時間
が常に一定時間(上塗乾燥装置22の範囲内の通信用レ
ール9の数に作業停止時間D8を乗じた値)となるよう
にしているのであり、上塗乾燥装置22の出口側に多数
の搬送台車3が停滞して、上塗乾燥装置22の範囲から
搬送台車3が出ることができずに前述の一定時間以上に
ワークW1が乾燥される状態を防止して、ワークW1の
塗装品質を維持している。
【0067】図6に示すように、上塗乾燥装置22おい
て搬送台車3は上塗乾燥装置22に入らず、搬送台車3
に吊り下げられている吊りフレーム34及びワークW1
だけが、上塗乾燥装置22に入るのであり、上塗乾燥装
置22からの熱が図2に示す搬送台車3の防熱板33に
よって遮断される。以上のようにして、乾燥エリアA4
での工程を終了するのであり、この図18のステップS
58〜ステップS65の流れと並行して、前項(4)の
制御(図11のステップS101〜ステップS114参
照)も同時に行われている。
【0068】(9)次に、搬送台車3の待機エリアA5
での工程について、図18に基づいて説明する。搬送台
車3が乾燥エリアA4から待機エリアA5に入ると、搬
送台車3の制御装置31は乾燥エリアA4の制御装置4
7との通信を止めて、図9に示す待機エリアA5の制御
装置48との通信を開始する(ステップS66)。そし
て、待機エリアA5内の所定の通信用レール9に達する
と、搬送台車3が基本データDの作業停止時間D8の間
だけ停止して再び発進するように構成しており(ステッ
プS68)、上塗乾燥装置22において乾燥及び加熱さ
れたワークW1の冷却時間を確保するようにしている。
【0069】逆に前項(5)の後半及び図12のステッ
プS7,S14に示すように、搬送台車3にワークW1
を吊り下げずに基本データDを消去して空の状態で搬送
台車3が走行している場合には(ステップS67)、搬
送台車3は待機エリアA5の所定の通信用レール9で停
止することなくそのまま走行していく。以上のようにし
て、待機エリアA5での工程を終了するのであり、この
図18のステップS66〜ステップS68の流れと並行
して、前項(4)の制御(図11のステップS101〜
ステップS114参照)も同時に行われている。
【0070】(10)次に、搬送台車3の第1及び第2
供給エリアA6,A7での工程、第1及び第2供給エリ
アA6,A7と組立ライン2との関係について説明す
る。図19及び図8に示すように搬送台車3が待機エリ
アA5から第1供給エリアA6に入ると、搬送台車3の
制御装置31は待機エリアA5の制御装置48との通信
を止めて、図9に示す第1供給エリアA6の制御装置4
9との通信を開始し(ステップS69)、基本データD
の有無が検出される(ステップS70)。
【0071】搬送台車3がワークW1を吊り下げておら
ず基本データDを備えていない場合(ステップS7
0)、並びに、搬送台車3が塗装後のワークW2を吊り
下げていて基本データDを備えていても、基本データD
の供給部番号D2(図10参照)に第1供給エリアA6
で停止すべき第1〜第5供給部23〜27が無い場合
(ステップS71)、搬送台車3は第1供給エリアA6
の第1〜第5供給部23〜27で停止せずに、そのまま
走行して第2供給エリアA7に入る。
【0072】逆に、搬送台車3が塗装後のワークW2を
吊り下げていて基本データDを備えており、基本データ
Dの供給部番号D2に第1供給エリアA6で停止すべき
第1〜第5供給部23〜27が有る場合(ステップS7
1)、搬送台車3は第1供給エリアA6の第1〜第5供
給部23〜27のうち停止すべき最初の一つで停止する
(ステップS72)。このように供給部番号D2に対応
する第1〜第5供給部23〜27で搬送台車3が停止す
ると、図8に示すように搬送台車3の下側のプラットフ
ォーム10のシャッター10aが自動的に開き(ステッ
プS73)、搬送台車3のホイスト32が作動して塗装
後のワークW2が床面Gから所定高さの位置まで自動的
に下降操作されて停止する(ステップS74)。
【0073】この状態を第1〜第5供給部23〜27に
立つ作業者が目視することにより、作業者は手動ボック
ス43を操作して搬送台車3の塗装後のワークW2を台
車52まで下降操作し(ステップS75)、作業者が塗
装後のワークW2(複数個のワークW2が吊り下げられ
ている場合は、特定のワークW2のみ)を吊りフレーム
34から台車52に降ろす(ステップS76)。ワーク
W2の降ろし作業が終了すると、作業者は手動ボックス
43を操作して吊りフレーム34を上昇操作し(ステッ
プS77)、降ろし作業の完了を意味する手動ボックス
43の発進ボタンを押す(ステップS78)。これによ
り、シャッター10aが自動的に閉じて(ステップS7
9)、搬送台車3が発進する(ステップS80)。以上
のようにして搬送台車3が発進する場合、吊りフレーム
34が上限にまで達していなければ(ステップS78
a)、ホイスト32が自動的に作動して、吊りフレーム
34が上限にまで上昇してから(ステップS78b)、
シャッター10aが閉じて(ステップS79)、搬送台
車3が発進するように構成している(ステップS8
0)。
【0074】そして、供給部番号D2に第1供給エリア
A6で停止すべき第1〜第5供給部23〜27がまだ有
る場合(ステップS81)、ステップS72に移行して
搬送台車3は第1供給エリアA6の第1〜第5供給部2
3〜27のうちの停止すべき次の一つで停止して(ステ
ップS72)、前述の塗装後のワークW2の降ろし作業
を繰り返すのである。
【0075】前述のようにして第1供給エリアA6での
工程を終了すると搬送台車3は第2供給エリアA7に入
るのであり、第2供給エリアA7においても前述のステ
ップS69〜ステップS81に示す作業が行われる。こ
のようにして、第1及び第2供給エリアA6,A7での
工程を終了するのであり、この図19のステップS69
〜ステップS81の流れと並行して、前項(4)の制御
(図11のステップS101〜ステップS114参照)
も同時に行われている。以上のように、塗装後のワーク
W2を第1及び第2エリアA6,A7で全て降ろして空
になった搬送台車3は、図1及び図4に示すように第2
供給エリアA7から吊上エリアA1に入り、事前に準備
されている次のワークW1用の基本データDを教示装置
4から受け取って、吊上エリアA1の第1〜第3吊上部
5〜7に走行していくのである。
【0076】次に、第1及び第2供給エリアA6,A7
と組立ライン2との関係について説明する。図1及び図
8に示すように、第1及び第2供給エリアA6,A7は
直線状に形成されて、第1及び第2供給エリアA6,A
7の各々に第1〜第5供給部23〜27が床面Gに順番
に形成されている。これに対し組立ライン2は多数の小
区間2aに区分されて直線状に形成され、第1及び第2
供給エリアA6,A7に沿って組立ライン2が平行に設
置されており、組立ライン2の流れは第1及び第2供給
エリアA6,A7とは逆向き(図1の紙面右向き)に設
定されている。以上の構成により、塗装後のワークW2
を第1及び第2供給エリアA6,A7の各第1〜第5供
給部23〜27で降ろすと、各第1〜第5供給部23〜
27から各ワークW2を、組立ライン2の所定の小区間
2aに適時搬送していくのである。
【0077】(11)次に、第1及び第2供給エリアA
6,A7において塗装後のワークW2を受け取る台車5
2について説明する。図20及び図21に示すように台
車52は、車輪53a及びブレーキ付のキャスター車輪
53bを備えた主フレーム53、及び主フレーム53の
第1レール53cを走行する車輪54aを備えた移動台
54により構成されている。移動台54の下面に固定さ
れた一対のパイプガイド54bに、主フレーム53に固
定された丸棒状の第2レール53dが挿入されており、
移動台54が第1レール53cに沿って移動する際に、
移動台54が主フレーム53から外れないように構成し
ている。そして、主フレーム53の端部にゴム板53e
が固定されており、移動台54にもゴム板54cが固定
され、移動台54の上側のフレーム54eにもゴム板5
4dが巻き付けられている。
【0078】以上の構造により、例えばバックホウのド
ーザブレード等のような比較的大きなワークW2の場合
に、次のような操作を行う。先ず図22(イ)に示すよ
うに、主フレーム53のキャスター車輪53bにブレー
キを掛けて、移動台54を主フレーム53のゴム板53
e側に位置させておく。そして、作業者は手動ボックス
43を操作してワークW2を下降させ、ワークW2の下
面の端部を移動台54の上側のフレーム54eのゴム板
54dに当て付けて、手動ボックス43を操作してさら
にワークW2を下降させていく。
【0079】これにより、移動台54が主フレーム53
の第1レール53cに沿って図22(イ)の紙面左方に
移動していき、これに伴いワークW2の姿勢も上下向き
から次第に斜め向きになっていく。そして、図22
(ロ)に示すように移動台54が主フレーム53の端部
にまで移動するとワークW2の姿勢が略横向きになり、
ワークW2の反対側の端部が主フレーム53のゴム板5
3eに乗るので、この状態で吊りフレーム34からワー
クW2を取り外すことにより、ワークW2を横向きで台
車52に載せることができる。以上のように、上下向き
姿勢で吊り下げられている比較的大きなワークW2で
も、安定した状態で横向き姿勢に変更して台車52に載
せることができるのであり、作業性の良いものとなる。
【0080】〔別実施例〕前述の実施例ではワークW1
を順番に塗装していく自動塗装施設を示しているが、加
工前のワークを順番に機械加工していく自動加工施設
や、ワークを順番に組み立てていくような自動組立施設
にも、本発明は適用できる。
【0081】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動塗装施設及び組立ラインの全体を示す平面
【図2】搬送台車の側面図
【図3】搬送台車の正面図
【図4】吊上エリア付近を示す図
【図5】下塗エリアの後半及び上塗エリア付近を示す図
【図6】乾燥エリア付近を示す図
【図7】待機エリア付近を示す図
【図8】第1及び第2供給エリア付近を示す図
【図9】自動塗装施設における各制御装置と通信用レー
ルとの関係を示す図
【図10】搬送台車の制御装置に教示される基本データ
の内容を示す図
【図11】自動塗装施設の走行レール上での搬送台車の
基本的な走行及び停止の流れ(待機エリアでの状態を代
表させている)を示す図
【図12】搬送台車の吊上エリアでの工程の流れを示す
【図13】搬送台車の下塗エリアでの工程の前半の流れ
を示す図
【図14】搬送台車の下塗エリアでの工程の後半の流れ
を示す図
【図15】搬送台車の上塗エリアでの工程の前半の流れ
を示す図
【図16】搬送台車の上塗エリアでの工程の中半の流れ
を示す図
【図17】搬送台車の上塗エリアでの工程の後半の流れ
を示す図
【図18】搬送台車の乾燥エリア及び待機エリアでの工
程の流れを示す図
【図19】搬送台車の第1及び第2供給エリアでの工程
の流れを示す図
【図20】第1及び第2供給エリアで塗装後のワークを
載せる台車の全体斜視図
【図21】第1及び第2供給エリアで塗装後のワークを
載せる台車の上半部の正面図
【図22】図21及び図22に示す台車に塗装後のワー
クを載せる状態を示す側面図
【図23】従来の自動塗装施設及び組立ラインの全体を
示す平面図
【符号の説明】
1 走行経路 3 搬送台車 5,6,7 第1受渡
し部 11,12,13,16,17,18,22 処理装置 23,24,25,26,27 第2受渡
し部 44,45,46,47,48,49,50 制御装置 A1,A2.A3,A4,A5,A6,A7 区間 W1,W2 ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西嶋 明次 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状の走行経路(1)と、前記走行
    経路(1)を所定の方向に走行及び停止可能でワーク
    (W1),(W2)を保持可能な複数個の搬送台車
    (3)とを備え、 処理前の異なる複数種類のワーク(W1)を一時貯留し
    て前記搬送台車(3)に受け渡す第1受渡し部(5),
    (6),(7)と、前記ワーク(W1),(W2)用の
    複数個の処理装置(11),(12),(13),(1
    6),(17),(18),(22)と、処理後のワー
    ク(W2)を前記搬送台車(3)から受け取る第2受渡
    し部(23),(24),(25),(26),(2
    7)とを、この順番で前記ループ状の走行経路(1)に
    沿って所定間隔を置いて配置し、 前記第1受渡し部(5),(6),(7)に対応する区
    間(A1)、前記第2受渡し部(23),(24),
    (25),(26),(27)に対応する区間(A
    6),(A7)、前記複数個の処理装置(11),(1
    2),(13),(16),(17),(18),(2
    2)のうちの所定個数の処理装置(11),(12),
    (13),(16),(17),(18),(22)に
    対応する区間(A2),(A3),(A4),(A5)
    の複数の各区間(A1),(A2),(A3),(A
    4),(A5),(A6),(A7)に、前記走行経路
    (1)を区分して、 前記各区間内(A1),(A2),(A3),(A
    4),(A5),(A6),(A7)の第1受渡し部
    (5),(6),(7)、第2受渡し部(23),(2
    4),(25),(26),(27)、及び処理装置
    (11),(12),(13),(16),(17),
    (18),(22)を制御する制御装置(44),(4
    5),(46),(47),(48),(49),(5
    0)を、前記各区間(A1),(A2),(A3),
    (A4),(A5),(A6),(A7)の各々に設け
    てある自動処理施設。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035351A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Ishimaru Kogyo:Kk 管材の加工装置
DE202015106459U1 (de) * 2015-11-27 2017-03-02 Kuka Systems Gmbh Fertigungseinrichtung
US10427255B2 (en) 2015-02-19 2019-10-01 Kuka Systems Gmbh Production plant, production device and production method

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