JPH1110056A - 塗装設備及び生産設備 - Google Patents

塗装設備及び生産設備

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JPH1110056A
JPH1110056A JP16368497A JP16368497A JPH1110056A JP H1110056 A JPH1110056 A JP H1110056A JP 16368497 A JP16368497 A JP 16368497A JP 16368497 A JP16368497 A JP 16368497A JP H1110056 A JPH1110056 A JP H1110056A
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coating
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coating processing
processing units
coated
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Takeshi Sasaki
健 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装設備の規模の増大を可及的に抑制しなが
らも、塗装設備の処理能力を可及的に向上する。 【解決手段】 塗装設備において、塗装工程のうちの異
なる工程の処理を行う複数種の塗装処理部PTが、区画
配置され、被塗装物を搬送する搬送手段TMが、被塗装
物の搬出入部IOと前記複数種の塗装処理部PTとの間
での搬送、及び、前記複数種の塗装処理部PTの間での
搬送を行えるように設けられている。又、生産設備が、
上記塗装設備を、物品の加工処理部と物品の組立処理部
との間に配置して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗装物を塗装処
理する塗装設備と、その塗装設備を備えた生産設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】塗装設備は、一般的に複数の処理工程を
経て、被塗装物に塗装が施されるものであり、複数種の
塗装処理部が備えられる。従来、この塗装設備において
は、被塗装物を、これら複数種の塗装処理部の夫々に亘
って順次搬送して塗装処理していた。すなわち、複数種
の塗装処理部は、被塗装物の塗装処理のために専用のも
のが備えられるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来構成
では、処理工程が異なる被塗装物の塗装処理が必要な場
合は、複数の塗装処理工程を夫々独立に並設するか、あ
るいは、被塗装物の処理工程が切り換わる毎に塗装設備
を改造することで対処する必要があり、設備コストの増
大又は設備全体として処理能力の低下をもたらす場合が
あった。又、処理工程が単一種類の工程であっても、例
えば、複数種の塗装処理部で処理能力にばらつきがある
と、設備全体の処理能力が処理能力の低い塗装処理部に
律速されてしまう不都合もある。本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであって、その目的は、塗装設備の
規模の増大を可及的に抑制しながらも、塗装設備の処理
能力を可及的に向上する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、被塗装物を搬送する搬送手段は、
被塗装物の搬出入部と区画配置された複数種の塗装処理
部との間での搬送、及び、複数種の塗装処理部の間での
搬送を行う。すなわち、搬出入部と塗装処理部との間の
搬送、並びに、塗装処理部と塗装処理部との間の搬送
が、単一の搬送順序として固定的に設定されるのではな
く、必要に応じて、搬送対象とする塗装処理部を被塗装
物間で異ならせることができる。従って、複数種の塗装
処理部を適当に配置して搬送手段にて被塗装物を搬送す
ることにより、設備の一部を共用しながら処理工程の異
なる被塗装物を連続的に塗装処理することや、処理能力
の低い塗装処理部を複数設けて、塗装処理部間の処理能
力の向上を図ることが可能となる。もって、塗装設備の
規模の増大を可及的に抑制しながらも、塗装設備の処理
能力を可及的に向上できるに至った。
【0005】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、搬送手段は、被塗装物を、水平方向及び上下方
向に並べて設けられている塗装処理部間で搬送する。従
って、複数種の塗装処理部を平面的に並べて配置する構
成に比べて、塗装処理部の設置面積を小さくすることが
でき、設備規模の拡大を抑制できる。又、上記請求項3
記載の構成を備えることにより、搬送手段は、走行体の
走行経路に沿った走行と、被塗装物移載装置の昇降とに
よって、被塗装物を搬送する。一方、被塗装物が搬送さ
れる塗装処理部は、走行体の走行経路の両側に、走行経
路の長手方向及び上下方向に並べて設けられている。従
って、塗装処理部の配置によって設備規模の拡大を抑制
できると共に、塗装処理部を走行体の走行経路の両側に
並べて配置することで、塗装処理部に対して被塗装物の
搬送を行う搬送手段の構成の簡素化を図ることができ
る。
【0006】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、複数種の塗装処理部のうちの特定の種類の塗装
処理部が複数個設けられ、搬送手段によってこれら複数
個の塗装処理部の夫々に対して被塗装物を搬送できる。
従って、それらの塗装処理部で並列処理させることで処
理能力を向上させることができ、各塗装処理部での処理
能力を調整することが可能となる。もって、各塗装処理
部の稼動効率を向上させて、設備全体の処理能力の向上
を図ることができる。
【0007】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、塗装工程においては熱処理を伴う工程や液処理
を伴う工程があるが、これらのうち、熱処理を行う塗装
処理部を上方側に、液処理を行う塗装処理部を下方側に
位置させる。従って、液処理を行う塗装処理部において
は排水配管等が容易となり、一方、熱処理を行う塗装処
理部においてはそこで発生する熱が他の塗装処理部に影
響するのを回避し易いものとなり、もって、各塗装処理
部を合理的に配置することによって、塗装設備を実施製
作面で有利なものとできる。
【0008】又、上記請求項6記載の構成を備えること
により、複数種の塗装処理部と並設して、被塗装物の仮
置部が設けられるので、ある塗装処理部で処理が終了し
た後に次の処理に移るまで時間をおく必要があるような
場合、あるいは、次の処理工程の塗装処理部が他の被塗
装物の処理のために未だ使用中で、待機する必要がある
ような場合でも、仮置部にて待機することができ、処理
が終了した塗装処理部を待機のためにそのまま占拠して
しまうのを回避でき、設備の稼動効率を可及的に向上さ
せることができる。
【0009】又、上記請求項7記載の構成を備えること
により、上述した塗装設備が、物品の加工処理部と物品
の組立処理部との間に配置されて生産設備が構成され
る。従って、物品の加工処理と、加工した物品に対する
塗装処理と、塗装処理の終了した物品の組立処理を一連
に行うとができ、上述のように塗装設備での処理能力を
向上できることともあいまって、全体として生産効率の
良好な生産設備を提供できる。このような配置構成を採
ることは、複数種類の物品の加工処理を行う場合に特に
有効であり、例えば、複数の加工処理部で異なる塗装処
理が必要な物品が並列状態で加工される場合において、
上述の塗装設備によってこれらに対して的確に塗装処理
を行えるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の塗装設備の実施の
形態、及び、その塗装設備を備えた生産設備の実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0011】〔第1実施形態〕第1実施形態における塗
装設備PSは、図1乃至図5に示すように、塗装工程の
うち異なる工程の処理を行う複数種の塗装処理部PT
が、上下方向及び左右方向に並ぶ状態で区画配置されて
備えられると共に、被塗装物Cの搬出入部IOと複数種
の塗装処理部PTとの間で、及び、複数種の塗装処理部
PTの間で被塗装物Cを搬送するスタッカクレーン形式
の搬送手段TMが備えられて構成されている。
【0012】複数種の塗装処理部PTとして、具体的に
は、ノズルから溶剤及び皮膜化成処理液を噴霧して被塗
装物Cの脱脂及び酸化物の形成等を防止するための皮膜
化成処理を行う脱脂・被膜処理室1、水洗室2,3、熱
風を送ることにより水切り及び乾燥を行う水切乾燥室
4、スプレーガンを備えた多関節ロボットにて溶剤に溶
けた塗料を噴霧塗装する溶剤自動塗装室6、作業者がス
プレーガンにて手作業で吹付塗装する溶剤手吹塗装室
7、粉体ガンを備えた多関節ロボットにて粉体塗料を吹
付塗装する粉体自動塗装室9、及び、熱風、赤外線ラン
プ又はこれらの併用により焼付乾燥する焼付乾燥室10
が設けられており、更に、これら塗装処理部PTと並設
して、焼付乾燥後の被塗装物Cを自然冷却させる自然冷
却室5、及び、溶剤手吹塗装室6にて塗装の終了した被
塗装物Cを焼付乾燥前に若干時間放置するためのセッテ
ィング室8が、被塗装物Cの仮置部TTとして設けられ
ている。搬送手段TMは、これらの仮置部TTに対して
も被塗装物Cを搬送自在である。上記の塗装処理部PT
及び仮置部TTには、処理能力の均一化等との関係で、
複数個設けられているものがあり、例えば、自然冷却室
5は、脱脂等による洗浄後の乾燥専用に用いられる2個
を含めて計5個設けられ、焼付乾燥室10は6個設けら
れている。
【0013】搬送手段TMは、床面側に敷設された2本
の走行レール11及び天井側に配設された2本のガイド
レール12に案内されて図示を省略する走行モータM1
により走行自在の走行体13と、走行体13に立設され
た4本のマスト14に案内されて図示を省略する昇降モ
ータM2により昇降自在に装備された被塗装物移載装置
15とを主要部として構成される。被塗装物移載装置1
5は、図5に示すように、被塗装物Cを載置した状態で
塗装処理部PT等に対して出退自在のフォーク装置とし
て構成されている。
【0014】上述した複数種の塗装処理部PTは、図1
乃至図5に示すように、被塗装物Cの搬出入部IOとし
て機能する着脱荷部16と共に、走行レール11及びガ
イドレール12によって規定される走行体13の走行経
路の長手方向及び上下方向に並べて配置され、塗装処理
部PTが上下に2階建てに構成されている。この2階建
てのうちの1階部分には、脱脂・被膜処理室1、水洗室
2,3、溶剤自動塗装室6、及び、溶剤手吹塗装室7の
液処理を行うものを配置し、2階部分には、水切乾燥室
4及び焼付乾燥室10の熱処理を行うものを配置してい
る。すなわち、複数種の塗装処理部PTが、熱処理を行
うものを上方側に、液処理を行うものを下方側に位置さ
せる状態で上下方向に並べているのである。
【0015】着脱荷部16は作業者の出入りや被塗装物
Cの搬出入が容易なように周囲が開放されているが、各
塗装処理部PTは、被塗装物移載装置15による被塗装
物Cの移載を行うための開口を除いて、周囲は壁によっ
て仕切られている。又、各塗装処理部PTでは、各塗装
処理部PT内が若干負圧傾向となるように送風及び吸引
を行い、上記開口から溶剤の蒸気等が飛散するのを防止
すると共に、塗料等の回収をも行っている。
【0016】各塗装処理部PTにて処理される被塗装物
Cは、図6及び図7に例示するように、被塗装物Cの形
状に応じて形成される支持具SPにて支持される状態で
パレットP上に保持される。塗装処理するための被塗装
物CをパレットPに保持させる作業、及び、塗装の終了
した被塗装物CをパレットPから取り外す作業は、上記
の着脱荷部16の荷台17上で行うことができるが、他
所で被塗装物Cを保持させたパレットPをフォークリフ
ト等によって着脱荷部16に運搬してくることも可能で
ある。尚、着脱荷部16の荷台17は、搬送手段TMの
被塗装物移載装置15にてパレットPごと被塗装物Cを
移載可能に構成されており、この荷台17と同様の形状
のものが各塗装処理部PTにも備えられて、被塗装物移
載装置15による移載を可能にしている。
【0017】上記のように複数種設けられた塗装処理部
PTによって、どのように塗装処理を進行させるかを管
理するために、図8に概略的に示す制御装置COが設け
られ、制御装置CO内の工程制御部C1が、被塗装物C
に応じた塗装処理が行われるように、搬送手段TMの制
御を担当する搬送制御部C2に制御指令を出力する。工
程制御部C1は、被塗装物Cに応じた塗装処理を実行す
べく、複数種の塗装処理部PTのうちの何れ組み合わせ
て処理するかを処理する順序や処理時間と共に被塗装物
Cの品種毎に記憶しており、その記憶情報に従って、被
塗装物Cを何れの塗装処理部PTに搬送するかを、上記
の走行モータM1及び昇降モータM2を制御する搬送制
御部C2に指示する。尚、搬出入部IOの近くには、上
記の工程制御部C1に被塗装物Cの品種等を指示入力す
るための操作卓Oが設置されている。
【0018】被塗装物Cの塗装処理工程を、各塗装処理
部PT等の間の被塗装物Cの搬送移動の過程を示す図9
に基づいて説明する。図9のフローに基づいて具体的に
説明すると、着脱荷部16に被塗装物Cがセットされる
と、その被塗装物Cが脱脂処理を必要とする品種である
ときは、着脱荷部16から脱脂・被膜処理室1へ搬送さ
れて脱脂及び皮膜化成処理された後、水洗室2及び水洗
室3において水温又は水質が異なる状態で2段階に順次
水洗処理され、水切乾燥室4及び自然冷却室5に亘って
順次搬送されて処理された後、溶剤自動塗装室6又は粉
体自動塗装室9に搬送される。一方、被塗装物Cが脱脂
処理を必要としない品種であるときには、着脱荷部16
から溶剤自動塗装室6又は粉体自動塗装室9に搬送され
る。溶剤自動塗装室6又は粉体自動塗装室9の何れで塗
装されるかについても、被塗装物Cの品種によって異な
り、工程制御C1により指示される。又、二つ設けられ
ている粉体自動塗装室9は、同条件で塗装するように設
定されていれば、単に未使用状態のものを選択して搬送
するのであるが、例えば塗装色が異なる等の異なる塗装
条件に設定されていれば、工程制御部C1から指示によ
って被塗装物Cに応じた粉体自動塗装室9が指示され
る。
【0019】溶剤自動塗装室6に搬送されて自動塗装の
終了した被塗装物Cは、溶剤手吹塗装室7に搬送されて
作業者がスプレーガンによる手作業で仕上げ塗装を行
う。溶剤手吹塗装室7での作業が終了した被塗装物C
は、セッティング室8で放置された後に、焼付乾燥室1
0へ搬送される。一方、粉体自動塗装室9での塗装が終
了した被塗装物Cは、すぐに焼付乾燥室10へ搬送され
る。焼付乾燥室10にて焼付乾燥の終了した被塗装物C
は、自然冷却室5に搬送されて自然冷却された後、着脱
荷部16へ搬送されて脱荷される。従って、異なる塗装
処理を行う被塗装物Cが連続的に搬入されて場合でも、
それらの被塗装物Cを円滑に塗装処理できるのである。
【0020】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態
は、上記第1実施形態と複数種の塗装処理部PTの配置
構成が異なる場合を例示するものである。すなわち、上
記第1実施形態では、搬送手段TMの走行体13の走行
経路の両側に塗装処理部PTを並べて配置しているが、
第2実施形態では、図10乃至図12に示すように、走
行体13の走行経路の片側に、複数種の塗装処理部PT
を水平方向及び上下方向に並べて配置している。そし
て、走行体13の走行経路を挟んで、塗装処理部PTの
反対側には、塗装設備PSの被塗装物Cの搬出入部IO
となる着脱荷部20が、荷台21を複数並べて配置する
状態で設けられている。
【0021】2階建てに配置構成された塗装処理部PT
は、1階部分に、脱脂・被膜処理室22、水洗室23、
粉体自動塗装室24及び溶剤自動塗装室25が配置さ
れ、2階部分に、水切乾燥室26及び焼付乾燥室27が
配置され、これらと並設される状態で、セッティング室
28が設けられている。これらの各塗装処理部PT等の
機能は上記第1実施形態と同様であり、どの塗装処理部
PTが選択されて、どのような順序で処理されるかも、
上記第1実施形態と同様に、工程制御部C1にて制御さ
れる。尚、本第2実施形態では、上記第1実施形態にお
ける自然冷却室5が備えられていないので、焼付乾燥室
27,水切乾燥室26又は着脱荷部20にて、自然冷却
室5の機能を代用させる。
【0022】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態
は、上記第1実施形態及び上記第2実施形態と複数種の
塗装処理部PTの配置構成が異なる場合を例示するもの
である。すなわち、上記第1実施形態及び第2実施形態
では、搬送手段TMの走行体13の走行経路に沿って塗
装処理部PTを水平方向及び上下方向に並べて配置して
いるが、第3実施形態では、図13の平面視による配置
図に示すように、走行体13の走行経路の両側に、複数
種の塗装処理部PTを水平方向に並べて配置している。
すなわち1階建ての構成に複数種の塗装処理部PT等を
配置している。具体的には、上記走行経路の片側に、前
処理装置30、粉体自動塗装室31及び溶剤自動塗装室
32が、着脱荷部33と共に並べて配置され、走行経路
を挟んで反対側に、水切乾燥炉34、冷却ステーション
35、焼付処理炉36及びセッッティングステーション
37が、何らかの処理のために予備用に設けられる予備
ステーション38と共に並べて配置される。この予備ス
テーション38に対しても搬送手段TMが被塗装物Cの
搬送を行うことができるので、予備ステーション38を
被塗装物Cの仮置部TTとして機能させることもでき
る。
【0023】ここで、前処理装置30は、上記第1実施
形態の脱脂・被膜処理室1の機能と水洗室2,3の機能
を併せ持つものであり、又、水切乾燥炉34及び焼付乾
燥炉36は被塗装物Cを冷却させる冷却ステーションと
して機能させることもできる。これらの塗装処理部PT
間等において被塗装物Cを搬送する搬送手段TMは、上
記第1実施形態と同様にスタッカクレーン形式のもので
あるが、上記のように塗装処理部PTを1階建て構成に
配置しているので、被塗装物移載装置15の昇降量は小
さいものとできる。又、塗装処理部PT等が上記のよう
に並べて配置されていることとの関係上、本第3実施形
態では、走行体13が2台備えられている。
【0024】〔第4実施形態〕本発明の第4実施形態
は、上記第1乃至第3実施形態において例示した塗装設
備PSを備えて、生産設備を構成したものである。すな
わち、図14に示すように、塗装設備PSが、3本の独
立した加工ラインWLを備えた加工処理部WTと、3本
の独立した組立ラインALを備えた組立処理部ATとの
間に配置されている。加工ラインWLの塗装設備PS側
の端部には、各加工ラインWLから流れてきた加工済の
物品すなわち被塗装物CをパレットPに保持させる作業
を行う着荷部40が備えられ、組立ラインALの塗装設
備PS側の端部には、パレットPから塗装済の被塗装物
Cを取り外し、各組立ラインALに流す作業を行う脱荷
部41が備えられ、これらが被塗装物Cの搬出入部IO
として機能する。
【0025】被塗装物Cを搬送する搬送手段TMは、上
記第1実施形態と同様のスタッカクレーン形式のもので
あるが、水平方向及び上下方向に並べて配置される塗装
処理部PTの両側に設けられ、2台の走行体13にて、
被塗装物Cの搬出入IOと塗装処理部PTとの間での搬
送、及び、塗装処理部PTの間での搬送を行う。
【0026】〔その他の実施形態〕以下、その他の実施
形態を列記する。 上記第1実施形態及び第2実施形態では、焼付乾燥
室10,27を複数設けて、夫々の焼付乾燥室10,2
7において個々に被塗装物Cの焼付乾燥を行う場合を例
示しているが、図2に対応する図面である図15に示す
ように、焼付乾燥室50を、ベルトコンベア50aを備
えて被塗装物Cを搬送移動させながら熱風、赤外線ラン
プ又はこれらの併用により焼付乾燥するいわゆる連続炉
として構成しても良い。図15に示す例では、焼付乾燥
室50の両端に配設した入口50b及び出口50cに、
自動開閉式のシャッタを夫々備えて熱の逃げを防止する
と共に、入口50b及び出口50cに対応する位置に、
スタッカクレーンと焼付乾燥室50との間の被塗装物C
の受渡しを円滑に行うための昇降式荷台50dを設けて
いる。
【0027】 上記第1実施形態等では、搬送手段と
して、何れもスタッカクレーン形式に構成する場合を例
示しているが、例えば、被塗装物Cを搭載する荷台を備
えた無人搬送車に、多関節ロボット等の被塗装物移載装
置を備えて、搬送手段TMを構成しても良い。 上記第1実施形態等では、塗装設備PSにおいて異
なる塗装処理を行う場合を例示したが、全ての被塗装物
Cについて全く同一の塗装処理を行う場合にも、本発明
を適用できるものであり、例えば、塗装処理部PT間で
の処理能力にばらつきを補正するために同一機能の塗装
処理部PTを複数設けて設置したときに、それら複数の
塗装処理部PTのいずれに対しても被塗装物Cを搬送自
在として、塗装処理を円滑に行えるようにできるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる塗装処理部の配
置構成図
【図2】本発明の第1実施形態にかかる塗装処理部の配
置構成図
【図3】本発明の第1実施形態にかかる平面視による塗
装処理部の配置構成図
【図4】本発明の第1実施形態にかかる平面視による塗
装処理部の配置構成図
【図5】本発明の第1実施形態にかかる側面視による塗
装処理部の配置構成図
【図6】本発明の第1実施形態にかかる被塗装物の支持
構成の説明図
【図7】本発明の第1実施形態にかかる被塗装物の支持
構成の説明図
【図8】本発明の第1実施形態にかかるブロック構成図
【図9】本発明の第1実施形態にかかる塗装工程の説明
【図10】本発明の第2実施形態にかかる塗装処理部の
配置構成図
【図11】本発明の第2実施形態にかかる平面視による
塗装処理部の配置構成図
【図12】本発明の第2実施形態にかかる側面視による
塗装処理部の配置構成図
【図13】本発明の第3実施形態にかかる平面視による
塗装処理部の配置構成図
【図14】本発明の第4実施形態にかかる平面視による
設備の配置構成図
【図15】本発明のその他の実施形態にかかる塗装処理
部の配置構成図
【符号の説明】 13 走行体 15 被塗装物移載装置 IO 搬出入部 AT 組立処理部 PT 塗装処理部 TM 搬送手段 TT 仮置部 WT 加工処理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装工程のうちの異なる工程の処理を行
    う複数種の塗装処理部が、区画配置され、 被塗装物を搬送する搬送手段が、被塗装物の搬出入部と
    前記複数種の塗装処理部との間での搬送、及び、前記複
    数種の塗装処理部の間での搬送を行えるように設けられ
    ている塗装設備。
  2. 【請求項2】 前記複数種の塗装処理部が、水平方向及
    び上下方向に並べて設けられている請求項1記載の塗装
    設備。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段が、走行経路に沿って走行
    自在な走行体と、その走行体に昇降自在に装備された被
    塗装物移載装置とから構成され、 前記走行経路の両側に、走行経路の長手方向及び上下方
    向に並べて前記複数種の塗装処理部が設けられている請
    求項1又は2記載の塗装設備。
  4. 【請求項4】 複数種の塗装処理部のうちの特定の種類
    の塗装処理部が、複数個設けられている請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の塗装設備。
  5. 【請求項5】 前記複数種の塗装処理部が、熱処理を行
    うものを上方側に、液処理を行うものを下方側に位置さ
    せる状態で、上下方向に並べられている請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の塗装設備。
  6. 【請求項6】 前記複数種の塗装処理部と並設して、被
    塗装物の仮置部が設けられ、前記搬送手段が、前記仮置
    部に被塗装物を搬送自在に構成されている請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の塗装設備。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗
    装設備が、物品の加工処理部と物品の組立処理部との間
    に配置されている生産設備。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008229468A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Daifuku Co Ltd 塗装ライン上の熱処理設備
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