JP2008229468A - 塗装ライン上の熱処理設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】水洗などの前処理されたワークの被塗装面の乾燥や塗装後のワークの塗装面の乾燥・焼付けなどを効率よく実施形態し得るに活用することができる塗装ライン上の熱処理設備を提案する。
【解決手段】塗装ラインのワーク搬送経路2脇に当該ワーク搬送経路2に沿って複数の熱処理装置24,25が配設され、ワーク搬送経路2上を走行する搬送用走行体1には、各熱処理装置24,25との間でワークWを移載できるワーク移載手段10が設けられた塗装ライン上の熱処理設備であって、各熱処理装置24,25の熱処理炉40が備える加熱手段には、少なくとも乾燥プログラムと焼付けプログラムの2つの熱処理プログラムがそれぞれ設定された加熱制御手段が併設され、同一条件の乾燥熱処理又は焼付け熱処理が何れの熱処理装置24,25の熱処理炉40においても行える構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗装ライン上で、水洗などの前処理されたワークの被塗装面の乾燥や塗装後のワークの塗装面の乾燥・焼付けなどを行う熱処理設備に関するものである。
塗装ライン上で、水洗などの前処理されたワークの被塗装面の乾燥や塗装後のワークの塗装面の乾燥・焼付けなどを行う熱処理設備として、特許文献1に記載されるように、ワークを搬送するワーク搬送経路脇に、水切り乾燥炉や焼付け乾燥炉を並設し、水切り乾燥させるワークはワーク搬送経路に沿って走行する搬送用走行体により水切り乾燥炉に搬送装入し、焼付け乾燥が必要なワークは前記搬送用走行体により焼付け乾燥炉に搬送装入するように構成したものが知られている。
特開平11−10056号公報
上記のような従来周知の塗装ライン上の熱処理設備では、水切り乾燥炉は水切り乾燥専用の熱処理プログラムに従って運転され、焼付け乾燥炉は焼付け乾燥専用の熱処理プログラムに従って運転されるので、水切り乾燥工程と焼付け乾燥工程の所要時間が同一ではなく、焼付け乾燥工程の所要時間が水切り乾燥工程の所要時間よりも長く設定されている場合、水切り乾燥工程から塗装工程を終えて焼付け乾燥工程に送り込まれるワークが、焼付け乾燥炉が空くまでワーク一時保管棚などにおいて待機しなければならず、効率が低下する。このような事態を解消しようとすると、焼付け乾燥炉を複数配設しなければならず、設備コストが大巾にアップする。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る塗装ライン上の熱処理設備を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の発明では、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、塗装ラインのワーク搬送経路2脇に当該ワーク搬送経路2に沿って複数の熱処理装置24,25が配設され、ワーク搬送経路2上を走行する搬送用走行体1には、各熱処理装置24,25との間でワークWを移載できるワーク移載手段10が設けられた塗装ライン上の熱処理設備であって、各熱処理装置24,25の熱処理炉40が備える加熱手段(熱風循環経路54、エアー加熱用バーナー55、熱風循環用ブロワー56)には、少なくとも水切り乾燥プログラム57aと塗膜焼付け乾燥プログラム57cの2つの熱処理プログラムがそれぞれ設定された加熱制御手段(コントローラー57)が併設され、同一条件の水切り乾燥処理又は塗膜焼付け乾燥処理が何れの熱処理装置24,25においても行えるように構成される。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記熱処理プログラムには、塗膜常温乾燥よりも高温で塗膜を強制乾燥させる塗膜高温乾燥プログラム57bを選択肢として設けておくことができる。
上記本発明に係る塗装ライン上の熱処理設備によれば、塗装ラインのワーク搬送経路脇に当該ワーク搬送経路に沿って配設された複数の熱処理装置のそれぞれにおいて、同一条件の水切り乾燥処理又は焼付け乾燥処理が選択的に行えるのであるから水切り乾燥処理工程と焼付け乾燥処理工程の所要時間が同一ではなく、焼付け乾燥工程の所要時間が水切り乾燥処理工程の所要時間よりも長く設定されている場合でも、前処理時の水切りのための乾燥工程から塗装工程を終えて焼付け乾燥工程に送り込まれるワークは、複数の熱処理装置の内の空いている熱処理装置に搬送装入し、当該熱処理装置において必要な焼付け乾燥工程を受けさせることができる。従って、焼付け乾燥までの全工程が完了するまでの間に、従来のように焼付け乾燥処理を行っている熱処理装置が空くまで待たなければならないというようなことがなくなり、効率良く全工程を実施することができる。勿論、熱処理装置としては必要最小限の台数を設置すれば良く、設備コストを抑えることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は水平直線状のワーク搬送経路2に沿って往復走行自在なスタッカークレーンタイプの搬送用走行体であって、図2及び図4に示すように、床面上に敷設された支持用ガイドレール3に支持された下側台車部4と、天井側に架設された振れ止め用ガイドレール5に係合するローラーユニット6を備えた上部フレーム7とを前後一対の支柱材8で連結一体化すると共に、前後一対の支柱材8間で昇降する昇降キャレッジ9にはワーク移載手段10が設けられている。
ワーク移載手段10は、互いに同期して左右両方向何れにも出退移動自在な左右一対のランニングフォーク11によって構成されたものである。これらランニングフォーク11は、昇降キャレッジ9の下側に固定された固定レール部12と、この固定レール部12に対して出退移動自在な中間フォーク部13と、当該中間フォーク部13に対して出退移動自在な終段フォーク部14から構成され、従来周知の出退駆動手段により、固定レール部12に対して中間フォーク部13を出退移動させると終段フォーク部14が中間フォーク部13に対して同一方向に出退移動するものであって、終段フォーク部14を、昇降キャレッジ9の下側中央位置に位置するホームポジションと、昇降キャレッジ9の横側方に離れて位置する進出限位置との間で出退移動させることができる。尚、図では1つの中間フォーク部13を備えたランニングフォーク11を示しているが、昇降キャレッジ9に対する終段フォーク部14の横側方への進出距離を大きくするために複数の中間フォーク部13を備えたランニングフォーク11を採用することもできる。
上記ワーク移載手段10で取り扱われるワークWは、図2〜図4に示すようにワーク吊下げ用架台15に適当な吊下げ具16を介して吊り下げられる。ワーク吊下げ用架台15は、左右両端部上側に左右外側に張り出すように設けられた左右一対の第一被支持部17a,17bと、これら両被支持部17a,17bの内側に設けられた左右一対の第二被支持部18a,18bを備えたもので、第二被支持部18a,18bは、前記ワーク移載手段10における左右一対のランニングフォーク11の終段フォーク部14が抜き差し自在に係合し得るように構成されたものである。
図1に示すように、搬送用走行体1が走行するワーク搬送経路2の一側方には、第一ワーク積み下ろしブース19、第二ワーク積み下ろしブース20、塗装ブース21、前処理ブース22、水洗ブース23、第一熱処理装置24、及び第二熱処理装置25がこの順番に並設され、ワーク搬送経路2の他側方には、ワーク一時保管棚26がワーク搬送経路2の全域にわたって立設されている。このワーク一時保管棚26は、ワーク搬送経路2に沿った水平方向と垂直方向の両方向に区画された多数のワーク保管空間26aを立体的に備えたもので、各ワーク保管空間26aの上部には、前記ワーク吊下げ用架台15の第一被支持部17a,17bを載置させることができる左右一対の支持レール部材27a,27bが架設されている。
第一ワーク積み下ろしブース19と第二ワーク積み下ろしブース20は同一構造のもので、図5〜図7に示すように、ワーク吊下げ用架台15をこれらブース内でワーク搬送経路2に対して直交する水平方向に移動させるための搬送手段28を備えている。これら搬送手段28は、ワーク吊下げ用架台15の左右一対の第一被支持部17a,17bを載置させることができる左右一対のチエンコンベヤ29a,29bから構成されている。これらチエンコンベヤ29a,29bは、各ブース19,20内に立設された左右両側枠30に支持され、モーター31a,31bにより同期駆動される。
塗装ブース21は、図8及び図9に示すように、ワーク搬送経路2に面する側を開閉シャッター32により開閉することができると共に開閉扉33aを備えた作業者の出入り口33を有する、閉じた空間で構成されたもので、内部には、前記第一ワーク積み下ろしブース19と第二ワーク積み下ろしブース20に設置された搬送手段28と同一構造の搬送手段34が設けられている。
前処理ブース22と水洗ブース23は同一構造のもので、図10及び図11に示すように、ワーク搬送経路2に面する側を開閉シャッター35により開閉することができると共に開閉扉36aを備えた作業者の出入り口36を有する、閉じた空間で構成されたもので、内部には、前記第一ワーク積み下ろしブース19と第二ワーク積み下ろしブース20に設置された搬送手段28と同一構造の搬送手段37が設けられると共に、ワークWに対する前処理液や洗浄水の噴射のためのノズル付き配管38が配設されている。
第一熱処理装置24と第二熱処理装置25は同一構造のもので、図12〜図15に示すように、下側のワーク中継ブース39とその上に設けられた熱処理炉40から成る二階建て構造である。ワーク中継ブース39は、ワーク搬送経路2側が開放され且つワーク搬送経路2の床面より低いピット状床面を有する区画空間から構成されたもので、このワーク中継ブース39内には、ピット状床面上に敷設されたガイドレール41に車輪42を介して支持されてワーク搬送経路2の経路方向に対し直交する方向に往復移動する可動台43と、この可動台43上に昇降駆動手段44を介して支持された開閉用昇降体45とが設けられている。昇降駆動手段44は、可動台43に対して開閉用昇降体45を水平姿勢に保って平行に昇降させるクロスリンク機構46と当該クロスリンク機構46を起伏駆動するシリンダーユニット47から成る従来周知のものを例示しているが、勿論これに限定されるものではない。可動台43を往復移動させるための走行駆動手段としては、図示していないが、車輪42を回転駆動する電車方式の他、床側との間に介装されたシリンダーユニットにより可動台43を押し引き駆動する方式、床側のラックギヤ(又はピニオンギヤ)と可動台43側のピニオンギヤ(又はラックギヤ)とを利用してピニオンギヤの回転駆動により可動台43を往復移動させるラックピニオンギヤ方式など、如何なる方式のものでも良い。
開閉用昇降体45の上側には、左右両側枠48aに、ワークWを吊り下げるワーク吊下げ用架台15の左右一対の第一被支持部17a,17bを支持する一対の支持レール部材48bを架設して成るワーク支持手段49が設けられ、ワーク吊下げ用架台15を介して開閉用昇降体45上に支持されたワークWが当該開閉用昇降体45から上方に離れて吊り下げられるように構成している。尚、左右両側枠48aは、ワーク搬送経路2側からのワーク吊下げ用架台15の移載時に当該ワーク吊下げ用架台15やこれに吊り下げられたワークWと干渉しない位置で連結枠48cにより互いに連結一体化されている。
熱処理炉40は、その床部50に開口部51を有する下側開放構造のもので、床部50には開口部51の側面に開口する横長の熱風送給口52が設けられると共に、この熱処理炉40内の上部から熱風を回収する横長の排気口53が設けられ、この排気口53から熱風送給口52に至る熱風循環経路54にエアー加熱用バーナー55と熱風循環用ブロワー56とが介装され、これらエアー加熱用バーナー55と熱風循環用ブロワー56を制御するコントローラー57が併設されている。尚、熱処理炉床部50の開口部51は、開閉用昇降体45が無理なく昇降し得るサイズのものである。
第一熱処理装置24のコントローラー57と第二熱処理装置25のコントローラー57には、図16のフローチャートに示すように、それぞれ設定条件が同一の水切り乾燥プログラム57a、常温よりも高温で塗膜の強制乾燥を行う塗膜高温乾燥プログラム57b、更に高温で塗膜の焼付け乾燥を行う焼付け乾燥プログラム57cが設定されている。従って、第一熱処理装置24と第二熱処理装置25の何れにおいても、コントローラー57に設定されている熱処理プログラムを選択実行することにより、同一条件で水切り乾燥処理、塗膜高温乾燥処理、及び塗膜焼付け乾燥処理を実施することができる。
可動台43は、昇降駆動手段44により開閉用昇降体45を上昇させたときに、図14に示すように当該開閉用昇降体45を熱処理炉床部50の開口部51内に嵌入させて当該開口部51を閉じることができる第一位置P1と、図12で示すように開閉用昇降体45上のワーク支持手段49(支持レール部材48b)に対し搬送用走行体1のワーク移載手段10がワーク吊下げ用架台15を積み下ろしすることができる第二位置P2との間でガイドレール41上を往復移動できるように構成され、開閉用昇降体45の昇降駆動手段44は、図12で示すように開閉用昇降体45が熱処理炉床部50の開口部51からワーク中継ブース39内に降下して当該開閉用昇降体45上のワーク支持手段49(支持レール部材48b)に対し搬送用走行体1のワーク移載手段10がワーク吊下げ用架台15を積み下ろしすることができるワーク移載用下降限位置と、開閉用昇降体45が熱処理炉床部50の開口部51内に入り込んで当該開閉用昇降体45上のワーク支持手段49でワーク吊下げ用架台15を介して支持されたワークWが熱処理炉40内に入る上昇限位置との間で、可動台43に対し開閉用昇降体45を昇降移動させるものである。
而して、開閉用昇降体45は、図14に示すように熱処理炉床部50の開口部51内に嵌入して当該開口部51を閉じたとき、この開口部51の側面に開口する熱処理炉40側の熱風送給口52と連通するダクト空間58を内部に備えると共に、当該ダクト空間58に連通して熱風を上向きに噴射する多数の開口を備えた熱風噴射床板部59を備えている。
図1及び図12に示すように、ワーク一時保管棚26のワーク保管空間26aの内、第一熱処理装置24や第二熱処理装置25の真向かいに位置する特定複数のワーク保管空間26aには、冷却用エアー噴射ノズル管60を、収納保管するワークW及び当該ワークWを吊り下げるワーク吊下げ用架台15と干渉しない位置において配設することにより、当該ワーク保管空間26aそれぞれをワーク冷却ブース61としている。62は冷却用エアー噴射ノズル管60に冷却用エアーを送給するブロワーである。尚、ワーク冷却ブース61内への冷却用エアーの供給手段は如何なるものであっても良い。例えばワーク冷却ブース61として利用するワーク保管空間26aの周囲適当箇所、例えば上下に隣接する2つのワーク保管空間26aの中間でワークW及び当該ワークWを吊り下げるワーク吊下げ用架台15と干渉しない位置に、上側(又は下側)のワーク保管空間26a内に向けてエアーを吐出するファンを配設するだけの簡単な構成でワーク冷却ブース61を構成することもできる。勿論、ワーク冷却ブース61として利用するワーク保管空間26aの数や配置も、図示例のものに限定されない。例えば、ワーク保管空間26aの底部に上向きにエアーを吐出するファンを配設してワーク冷却ブース61を構成する場合、平面視(図1)において第一熱処理装置24と第二熱処理装置25の真向かいに位置すると共に、側面視(図12)において下から2段目の、搬送用走行体1の走行方向に並列する2つのワーク保管空間26aのみをワーク冷却ブース61として利用するように構成することができる。
以上のように構成された塗装ラインの使用方法について説明すると、ワーク一時保管棚26における入出庫作業対象のワーク保管空間26a内から搬送用走行体1へのワーク吊下げ用架台15の出庫作業に際しては、搬送用走行体1を出庫作業対象のワーク保管空間26aに対面する位置で停止させ、昇降キャレッジ9を昇降させてそのワーク移載手段10(ランニングフォーク11)を出庫作業対象のワーク保管空間26aに対する出庫レベルで停止させる。係る状態で、ランニングフォーク11を進出限位置まで進出移動させることにより終段フォーク部14を、ワーク保管空間26a内の支持レール部材27a,27bで吊り下げられているワーク吊下げ用架台15の第二被支持部18a,18bに挿入し、この後、昇降キャレッジ9の所定高さ分の上昇とランニングフォーク11のホームポジションへの引き込み運動により、終段フォーク部14で支持したワーク吊下げ用架台15を、ワーク保管空間26a内の支持レール部材27a,27bから少し持ち上げた状態で、ワーク保管空間26a内から昇降キャレッジ9側に引き込めば良い。逆に、搬送用走行体1側からワーク保管空間26a内へのワーク吊下げ用架台15の入庫作業に際しては、搬送用走行体1を入庫作業対象のワーク保管空間26aに対面する位置で停止させ、昇降キャレッジ9を昇降させてそのワーク移載手段10(ランニングフォーク11)を入庫作業対象のワーク保管空間26aに対する入庫レベルで停止させる。係る状態で、ワーク吊下げ用架台15の第二被支持部18a,18bに挿入された終段フォーク部14でワーク吊下げ用架台15を吊り下げているランニングフォーク11をホームポジションから進出限位置まで進出移動させ、この後、昇降キャレッジ9の所定高さ分の降下とランニングフォーク11のホームポジションへの引き込み運動により、ワーク吊下げ用架台15の第一被支持部17a,17bをワーク保管空間26a内の支持レール部材27a,27bに載置させれば良い。
又、第一ワーク積み下ろしブース19,20、塗装ブース21、前処理ブース22、水洗ブース23、第一熱処理装置24、及び第二熱処理装置25の何れかと搬送用走行体1との間のワーク吊下げ用架台15の移載も、搬送用走行体1側の昇降キャレッジ9に対するランニングフォーク11の進出方向が、ワーク一時保管棚26のある側とは反対側に成るだけで、上記の入出庫作業対象のワーク保管空間26a内と搬送用走行体1との間のワーク吊下げ用架台15の移載と同様に行われる。図4に示すように、ランニングフォーク11が左右各方向へ進出移動したときの進出限位置、即ち、搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XR,XLは、左右何れ側に進出したときも搬送用走行体1の中心(ワーク搬送経路2の巾方向の中央位置)に対して同一一定距離だけ離れた位置であり、ワーク一時保管棚26側のワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XRは、ワーク保管空間26a内の奥行き方向の略中心位置となっている。
以下、上記構成の塗装設備の使用方法を具体的に説明すると、ワークWをワーク吊下げ用架台15に吊り下げる作業を行うために、空のワーク吊下げ用架台15が空き状態の第一ワーク積み下ろしブース19又は第二ワーク積み下ろしブース20に準備される。即ち、空のワーク吊下げ用架台15がワーク一時保管棚26の特定のワーク保管空間26aを利用して収納保管されているときは、搬送用走行体1を利用して当該空のワーク吊下げ用架台15が第一ワーク積み下ろしブース19又は第二ワーク積み下ろしブース20に出庫され、これら第一ワーク積み下ろしブース19又は第二ワーク積み下ろしブース20に空の状態で残されたワーク吊下げ用架台15があるときは、その空のワーク吊下げ用架台15を利用することができる。
搬送用走行体1により例えば第一ワーク積み下ろしブース19内に出庫される空のワーク吊下げ用架台15は、図5に示すように搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLで、その第一被支持部17a,17bが搬送手段28のチエンコンベヤ29a,29b上に載置される状態に下ろされるので、チエンコンベヤ29a,29bを稼働させてワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLにある空のワーク吊下げ用架台15を当該第一ワーク積み下ろしブース19の奥行き方向の略中央になる作業位置Y1までワーク搬送経路2から遠ざかる方向に搬送させる。これにより、空のワーク吊下げ用架台15に対するワークWの吊下作業を、当該空のワーク吊下げ用架台15の全周囲の広い空間を利用して容易に行うことができる。ワークWを吊り下げたワーク吊下げ用架台15は、再びチエンコンベヤ29a,29bを逆方向に稼働させることにより、元の搬送用走行体1のワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLまで搬送しておく。
上記のようにして例えば第一ワーク積み下ろしブース19のワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLにワーク吊下げ用架台15に吊り下げられたワークW(以下、単にワークWという)が準備されたならば、これを搬送用走行体1により前処理ブース22に搬送する。この前処理ブース22での脱脂化成液による脱脂洗浄が不要で水洗のみ必要なワークWであれば、水洗ブース23に搬送する。これら前処理ブース22や水洗ブース23に対するワークWの搬入時には、図10及び図11に示す開閉シャッター35が開かれ、当該前処理ブース22や水洗ブース23が備える搬送手段37のチエンコンベヤ29a,29b上にワーク吊下げ用架台15の第一被支持部17a,17bが載置される状態で、搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLでワークWが下ろされる。この後(ランニングフォーク11がホームポジションに引き込まれた後)、開閉シャッター35を閉じると共に、チエンコンベヤ29a,29bを稼働させてワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLにあるワーク吊下げ用架台15を当該前処理ブース22又は水洗ブース23の奥行き方向の略中央になる作業位置Y2までワーク搬送経路2から遠ざかる方向に搬送させる。これにより、ワーク吊下げ用架台15に吊り下げられているワークWが、これら前処理ブース22又は水洗ブース23が備えるノズル付き配管38に好適に対応することになるので、ノズル付き配管38に前処理液(脱脂化成液)又は洗浄水を送給し、ワークWに対する所期の前処理又は水洗を好適に行わせることができる。
前処理ブース22での前処理又は水洗ブース23での水洗が完了したワークWは、再びチエンコンベヤ29a,29bを逆方向に稼働させることにより、作業位置Y2から元の搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLまで搬送し、開閉シャッター35を開いた後、搬送用走行体1により取り出して次のブースに搬送する。即ち、前処理ブース22での前処理が終わったワークWは水洗ブース23に搬送して水洗を行い、水洗ブース23での水洗が終わったワークWは、第一熱処理装置24と第二熱処理装置25の内、空いている熱処理装置に搬入して、水切り乾燥処理を行うことができる。
即ち、図16のフローチャートに示すように、ワークWに対する熱処理工程開始に際して第一熱処理装置24と第二熱処理装置25の何れが空いているかが検索され(S1,S2)、空いている熱処理装置に搬送用走行体1がワークWを搬入する(S3,S4)。若し、両方の熱処理装置が空いていなければ、搬送用走行体1はワーク一時保管棚26の空いているワーク保管空間26aに当該ワークWを入庫し、一時保管させることができる(S5)が、第一熱処理装置24と第二熱処理装置25の何れかが空くまで前工程ブース内で待機させるようにしても良い。
第一熱処理装置24にワークWが搬入される場合を例にとって説明すると、ワークWが搬入される第一熱処理装置24では、ワーク中継ブース39の可動台43を、図12に示すように、昇降駆動手段44により開閉用昇降体45を下降限位置まで下ろした状態で、搬送用走行体1のワーク移載手段10がワーク吊下げ用架台15を積み下ろしすることができる第二位置P2に移動させ、待機させておく。このとき熱処理炉床部50の開口部51は開放された状態にあるが、エアー加熱用バーナー55及び熱風循環用ブロワー56を適宜作動させて熱風送給口52から熱処理炉40内を経由して排気口53に至る熱風の流れを形成し、当該熱処理炉40内の雰囲気を所定の待機温度に維持させておくことが可能である。
而して、搬送用走行体1が水洗ブース23内から取り出したワークWは、当該搬送用走行体1により、第一熱処理装置24のワーク中継ブース39内の第二位置P2で待機している可動台43上にあって且つ下降限位置にある開閉用昇降体45上のワーク支持手段49に、当該ワークWを吊り下げているワーク吊下げ用架台15の第一被支持部17a,17bがワーク支持手段49の支持レール部材48b上に載置される状態で、図12に示すように搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLにおいて移載することができる。次に図14に示すように、可動台43を第二位置P2から第一位置P1へ移動させ、続いて当該可動台43上の昇降駆動手段44を作動させて開閉用昇降体45を上昇限位置まで上昇させる。この結果、開閉用昇降体45が熱処理炉床部50の開口部51内に入り込み、当該開口部51を開閉用昇降体45が閉じる状態になると共に、当該開閉用昇降体45上のワーク支持手段49にワーク吊下げ用架台15を介して吊り下げられた状態のワークWが熱処理炉40内に装入されることになる。
ワークWが熱処理炉40内に装入されたならば、コントローラー57において予め設定された熱処理プログラム57a〜57cの内から水切り乾燥プログラム57aが選択され(S6)、当該水切り乾燥プログラム57aに従ってエアー加熱用バーナー55及び熱風循環用ブロワー56が自動運転される(S7)。この結果、熱風送給口52から送出される所定温度の熱風を開閉用昇降体45内のダクト空間58を経由させて、熱処理炉40の底面相当箇所となっている開閉用昇降体45の熱風噴射床板部59から上向き面状に熱処理炉40内に送入させ、排気口53に至る水切り乾燥処理に好適な所定温度の熱風の流れを所定時間だけ熱処理炉40内に形成させることにより、当該熱処理炉40内で空中に吊り下げられた状態のワークWに対する水切り乾燥処理を自動で行わせることができる。第二熱処理装置25が空いていてこれにワークWが搬入されたときには、当該第二熱処理装置25が備えるコントローラー57において、第一熱処理装置24において実行される水切り乾燥プログラム57aと同一の水切り乾燥プログラム57aが実行され、第二熱処理装置25に搬入されたワークWに対して同一の水切り乾燥処理を自動で行わせることができる(S4,S8,S9)。
尚、この図示の実施形態では、図12に示すように、第二位置P2にある可動台43上で且つ下降限位置にある開閉用昇降体45上のワーク支持手段49に搬送用走行体1から移載されたワーク吊下げ用架台15(ワークW)が、当該可動台43(開閉用昇降体45)の中心線に対してワーク搬送経路2側にずれて位置する構成となっている。従ってこの実施形態では、図14に示すように、開閉用昇降体45の上昇により熱処理炉40内に装入されたワークWが当該熱処理炉40内の略中央に位置するように、可動台43の第一位置P1を、熱処理炉40の中心線に対してワーク搬送経路2から遠い側にずれるように設定している。
水切り乾燥プログラム57aに従って所定時間の水切り乾燥処理が終了すれば(S10,S11)、開閉用昇降体45を下降限位置まで降下させてワークWを熱処理炉40内から開口部51を通じて下方のワーク中継ブース39に脱出させると共に、可動台43を第一位置P1から第二位置P2へ移動させ、開閉用昇降体45上のワーク支持手段49で支持されているワークW(ワーク吊下げ用架台15)を搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLに戻しておくことにより、水切り乾燥済みのワークWを搬送用走行体1により受け取らせ、図17のフローチャートに示すように、次段工程の塗装を行うために塗装ブース21に搬入することができる(S12,S13)。
塗装ブース21においても、図8及び図9に示すようにワークWは、開閉シャッター32が開かれた状態で、搬送手段34のチエンコンベヤ29a,29b上にワーク吊下げ用架台15の第一被支持部17a,17bが載置されることにより、搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLに下ろされる。この後(ランニングフォーク11がホームポジションに引き込まれた後)、開閉シャッター32を閉じると共に、チエンコンベヤ29a,29bを稼働させてワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLにあるワーク吊下げ用架台15を当該塗装ブース21の奥行き方向の略中央になる作業位置Y3までワーク搬送経路2から遠ざかる方向に搬送させる。これにより、ワークWが塗装ブース21の略中央位置に吊り下げられることになるので、当該ワークWの周囲に十分な作業空間が確保され、例えばスプレーガンによる手作業の塗装作業であっても、当該塗装作業を容易且つ良好に行わせることができる。
塗装が完了したワークWは、再びチエンコンベヤ29a,29bを逆方向に稼働させることにより、作業位置Y3から元の搬送用走行体1から見たワーク吊下げ用架台積み下ろし位置XLまで搬送し、開閉シャッター32を開いた後、搬送用走行体1により取り出して次段工程のブースに搬送することができる。即ち、塗装が完了したワークWに対して、常温乾燥ではなく高温乾燥又は更に高温での焼付け乾燥が必要な場合は、第一熱処理装置24と第二熱処理装置25の内、空き状態の例えば第一熱処理装置24に搬入して、塗膜高温乾燥処理又は焼付け乾燥処理を行うことができる。これら熱処理のためにワークWを搬送用走行体1により搬送して第一熱処理装置24又は第二熱処理装置25の熱処理炉40に装入する手順及び熱処理後のワークWを搬送用走行体1で受け取らせる手順は、先に説明した水切り乾燥工程実施時の手順と同一であるから、説明は省略する。而して第一熱処理装置24又は第二熱処理装置25の熱処理炉40内での熱処理は、図16のフローチャートに示すコントローラー57での熱処理プログラムの選択ステップ(S6,S8)により塗膜高温乾燥プログラム57bと塗膜焼付け乾燥プログラム57cから選択された一つの熱処理プログラムに従って、エアー加熱用バーナー55及び熱風循環用ブロワー56が自動運転されることにより(S7,S9)、所期通りの熱処理が行われる。即ち、塗膜高温乾燥処理又は塗膜焼付け乾燥処理に好適な温度の熱風が所定時間熱処理炉40内に送給されることにより、これら熱処理が自動的に行われる。
尚、常温乾燥で良い塗装済みワークWや、第一熱処理装置24又は第二熱処理装置25において塗膜高温乾燥処理又は塗膜焼付け乾燥処理が終了したワークWは、ワーク一時保管棚26の空き状態のワーク保管空間26a内に移し(図17のS14,S15)、常温乾燥で良い塗装済みワークWの場合は少なくとも当該ワークに対する常温乾燥が完了するまで保管し、熱処理が終了したワークWの場合は少なくとも当該ワークが常温に冷却されるまで保管することができる。又、第一熱処理装置24又は第二熱処理装置25において塗膜高温乾燥処理又は塗膜焼付け乾燥処理を受けたワークWは、強制冷却のためにワーク一時保管棚26のワーク冷却ブース61に搬入することもできる(図17のS14,16)。
即ち、強制冷却が必要なワークWは、第一熱処理装置24や第二熱処理装置25の向かい位置にあるワーク冷却ブース61としてのワーク保管空間26a内に移し替え、当該ワーク冷却ブース61に接続のブロワー62を作動させて冷却用エアー噴射ノズル管60から冷却用エアーを噴射させることにより、ワーク冷却ブース61内に収納されたワークWを強制冷却することができる。このとき、第一熱処理装置24や第二熱処理装置25の向かい位置にワーク冷却ブース61としてのワーク保管空間26aが配設されているので、搬送用走行体1を殆ど走行させることなく能率良く熱処理済みワークWをワーク冷却ブース61としてのワーク保管空間26aに移し変えることができる。特に図1に仮想線で囲って例示したワーク冷却ブース61のように、第一熱処理装置24と第二熱処理装置25のそれぞれの真向かい位置に、平面視において中心位置がこれら第一熱処理装置24と第二熱処理装置25のそれぞれと一致するようにワーク冷却ブース61を配設すれば、熱処理後のワークWを、搬送用走行体1を全く走行させることなくワーク冷却ブース61に移し変えることができる。又、図12に示すように、第一熱処理装置24と第二熱処理装置25のワーク中継ブース39の真向かいに、搬送用走行体1のランニングフォーク11によるワーク吊下げ用架台15の持ち上げ、引込み、反対側への送り出し、下ろしの一連の動作だけで熱処理済みワークWを移し変えることができる、ワーク冷却ブース61としてのワーク保管空間26aを設けることも可能である。
ワーク一時保管棚26内で収納保管されている全塗装工程終了のワークWは、第一ワーク積み下ろしブース19又は第二ワーク積み下ろしブース20内に搬送用走行体1で出庫し、これらワーク積み下ろしブース19,20内で作業位置Y1に移動させたワーク吊下げ用架台15から当該ワークWを取り外して搬出することができる。
尚、図示の実施形態において、塗装ブース21内に作業者が入り込んで手作業で塗装作業を行うように説明したが、塗装ブース21内に塗装ロボットなどを配設し、塗装を機械的自動的に行わせるように構成することもできる。この場合には、ワーク積み下ろしブース19,20、前処理ブース22、水洗ブース23、塗装ブース21、及び熱処理装置24,25をこの順番に並列配置することができるが、上記のように、塗装ブース21内に作業者が入り込んで手作業で塗装作業を行う設備とする場合には、ワーク積み下ろしブース19,20、塗装ブース21、水洗ブース23、前処理ブース22、及び熱処理装置24,25をこの順番に並列配置し、作業者が関与するブースを隣接配置して作業者間の連係をとり易くすると共に、前処理工程が不要な場合のワークWの搬送経路長さを短くすることができる。
尚、熱処理炉内の加熱手段として、赤外線ランプなどの熱線照射タイプのものを利用することもできる。又、上記実施形態において例示した水切り乾燥プログラム57a、塗膜高温乾燥プログラム57b、及び塗膜焼付け乾燥プログラム57cの設定内容は、実際に処理を行う被処理ワークや使用される塗料などに応じて変更調整することができるものである。又、熱処理プログラムの内容は特に限定されないが、一例を説明すると、熱処理炉40内が所定の待機温度に保持されている状態において、ワークWが熱処理炉40内に装入された時点から熱処理プログラムを開始させて炉内温度を設定温度まで上げるように加熱手段(エアー加熱用バーナー55及び熱風循環用ブロワー56)を作動させ、その後、所定時間だけ炉内温度を設定温度に維持させるように前記加熱手段を作動させ、この設定時間が経過したときに炉内からワークWを搬出すると共に炉内温度を待機温度まで下げ、その後炉内温度を待機温度に維持させるように前記加熱手段を作動させる。又、ワークWが熱処理炉40内に装入された時点から熱処理プログラムを開始させて炉内温度を設定予熱温度に維持させながら設定時間経過させ、その後、炉内温度を設定温度まで上げるように加熱手段(エアー加熱用バーナー55及び熱風循環用ブロワー56)を作動させることもできる。
本発明の一実施形態を示す塗装ライン全体の概略平面図である。 ワークを搬送する搬送用走行体の側面図である。 ワーク一時保管棚内でのワークの収納保管状態を示す正面図である。 搬送用走行体のワーク移載手段を説明する縦断正面図である。 ワーク積み下ろしブースを示す平面図である。 同ワーク積み下ろしブースを示す背面図である。 同ワーク積み下ろしブースと搬送用走行体とを示す縦断側面図である。 塗装ブースと搬送用走行体とを示す縦断側面図である。 同塗装ブースを示す横断平面図である。 前処理ブース又は水洗ブースと搬送用走行体とを示す縦断側面図である。 前処理ブース及び水洗ブースを示す横断平面図である。 熱処理装置、搬送用走行体、及びワーク冷却ブースを示す縦断側面図である。 熱処理装置を示す縦断正面図である。 ワークが装入された状態の熱処理装置を示す縦断側面図である。 ワークが装入された状態の熱処理装置を示す縦断正面図である。 熱処理の手順の前半を説明するフローチャートである。 熱処理の手順の後半を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 搬送用走行体
2 ワーク搬送経路
9 昇降キャレッジ
10 ワーク移載手段
11 ランニングフォーク
15 ワーク吊下げ用架台
17a,17b 第一被支持部
18a,18b 第二被支持部
19 第一ワーク積み下ろしブース
20 第二ワーク積み下ろしブース
21 塗装ブース
22 前処理ブース
23 水洗ブース
24 第一熱処理装置
25 第二熱処理装置
26 ワーク一時保管棚
28,34,37 搬送手段
29a,29b チエンコンベヤ
32,35 開閉シャッター
39 ワーク中継ブース
40 熱処理炉
43 可動台
44 昇降駆動手段
45 開閉用昇降体
46 クロスリンク機構
47 シリンダーユニット
48b 支持レール部材
49 ワーク支持手段
51 開口部
52 熱風送給口
53 排気口
54 熱風循環経路
55 エアー加熱用バーナー
56 熱風循環用ブロワー
57 コントローラー
58 ダクト空間
59 熱風噴射床板部
60 冷却用エアー噴射ノズル管
61 ワーク冷却ブース
62 ブロワー
W ワーク(被塗装物)

Claims (2)

  1. 塗装ラインのワーク搬送経路脇に当該ワーク搬送経路に沿って複数の熱処理装置が配設され、ワーク搬送経路上を走行する搬送用走行体には、各熱処理装置との間でワークを移載できるワーク移載手段が設けられた塗装ライン上の熱処理設備であって、各熱処理装置の熱処理炉が備える加熱手段には、少なくとも水切り乾燥プログラムと塗膜焼付け乾燥プログラムの2つの熱処理プログラムがそれぞれ設定された加熱制御手段が併設され、同一条件の水切り乾燥処理又は塗膜焼付け乾燥処理が何れの熱処理装置においても行えるように構成されている、塗装ライン上の熱処理設備。
  2. 前記熱処理プログラムには、塗膜常温乾燥よりも高温で塗膜を強制乾燥させる塗膜高温乾燥プログラムが選択肢として設けられている、請求項1に記載の塗装ライン上の熱処理設備。
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