JP3094158U - 塗装乾燥装置 - Google Patents

塗装乾燥装置

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JP3094158U
JP3094158U JP2002007523U JP2002007523U JP3094158U JP 3094158 U JP3094158 U JP 3094158U JP 2002007523 U JP2002007523 U JP 2002007523U JP 2002007523 U JP2002007523 U JP 2002007523U JP 3094158 U JP3094158 U JP 3094158U
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drying
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heater
coating
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徹郎 秋田
一宇 田中
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TAIKOH CO., LTD.
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TAIKOH CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車などの補修塗装作業において、高温で加
熱乾燥処理をすると乾燥時間は短縮できるが、塗装不良
が発生しやすい為に乾燥時間の管理が煩雑であったり、
樹脂成形品のバンパーなどが取り付けてある近傍の部位
において、樹脂成形品の耐熱温度以上となって熱変形が
生じたりして二次不良が発生するという課題がある。そ
こで温度センサーと位置センサーと距離センサーでより
正確に安定に塗装乾燥ができ、しかも樹脂成形品の熱影
響のない塗装乾燥、硬化を得ることを課題とする。 【解決手段】補修塗装部位の温度を測定する位置を決め
る位置センサー4により温度センサー2の測定点を設定
し、加熱ヒータ6と補修塗装部位との距離を距離センサ
ー3で測定された、それぞれの信号が制御1に入力され
た設定7で設定されたプログラムにより電力供給部5を
作動し、加熱ヒータ6の通電を制御させることができ、
樹脂成形品への熱影響のない安定した温度で塗装乾燥硬
化をさせることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は塗装乾燥装置に関し、より詳しくは、自動車の補修塗装作業において、 乾燥部位の温度を高精度に設定し、乾燥硬化することができる塗装乾燥装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車の補修塗装作業では、仕上塗装するトップコート工程が完了した後 、塗料のとまりを良くすること、また塗料中のシンナー成分を逃す等の目的で、 例えば室温で一定のセット時間(11〜12分間程度)放置するようにしている 。またこのセット時間完了後における乾燥装置による加熱においても、ピンホー ルの発生を防止する目的で、室温に対応した時間で12〜60分程度の加熱を行 うことで塗料の硬化を促進させるようにしている。
【0003】 ここで、上記低温加熱をしない場合には、塗料が乾燥して硬化完了するまでに室 温で約1時間程度の時間が必要である。また乾燥作業を高温でのみ行った場合に は、塗料のワキ(気泡)が発生して塗装不良が発生することがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の乾燥方法では、塗装後に室温で放置した後に高温で加熱 乾燥処置をすると乾燥時間を短縮できるが、塗装不良が発生しやすい為に、乾燥 時間の管理が煩雑であるという課題を有している。
【0005】 また上記従来の乾燥方法は、補修塗料作業の場所がバンパー等の樹脂成形品が取 り付けてある近傍の部位において、高温乾燥での時間管理では樹脂成形品の耐熱 温度以上の温度(約70℃)となり、熱変形あるいはとける等が生じ、二次不良 が発生するという課題をも有している。
【0006】 そこで本考案は、上記課題に鑑みなされたもので、塗料の乾燥・硬化を簡単で、 短時間で行うことができる塗装乾燥装置を提供することを目的としたものである 。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
本考案によれば、加熱乾燥を行う加熱ヒータと、被加熱体(自動車など)の表面 温度に従って前記加熱ヒータを制御する制御部とを有していることを特徴とする 塗装乾燥装置が得られる。また本考案によれば、加熱ヒータと被加熱体間の距離 、および被加熱体の温度を測定する部位を示す位置センサーとにより、より被加 熱体の加熱乾燥部位を適確に乾燥、硬化させることを特徴とする塗装乾燥装置が 得られる。
【0008】 上記、加熱ヒータにおける熱源としては、例えば電気式の赤外線、例えば炭素系 発熱体によるカーボンヒータ(中遠赤外線)を照射する方式のものを使用するこ とが望ましい。中遠赤外線は、近赤外線に比較して反射が少なく、被加熱体の水 分等を含む塗料等への熱吸収が良く、優れた温度の立上がり特性を得ることがで きる。
【0009】 上記、位置センサーは、例えばスポットライトにより、前記被加熱体の補修部位 の温度を測定する温度センサーの測定位置をより正確に示すことができる。また 、距離センサーは例えば超音波方式により、加熱ヒータと被加熱体(自動車など )の距離を計測し、距離を設定プログラムにあわせることにより加熱ヒータの熱 吸収効果を安定に、しかも被加熱体への作業安定化に、より効果をあげることが 得られる。
【0010】
【作用】
上記のように被加熱体(自動車等)の補修塗装面の位置と距離および温度に従い 加熱ヒータによる乾燥を行うことで、ピンポール発生等の不具合なしに塗料の乾 燥・硬化を簡単で、しかも樹脂成形品への熱変形などの悪い影響も生じなく行う ことができ、従って過加熱を抑えて必要な補修部位の塗膜硬度に乾燥することが できる。
【0011】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。「図1」に本考案の実施例の塗装乾燥装置の 電気的構成を、「図2」に同実施例の塗装乾燥装置の機械的構成を示した。即ち 、この塗装乾燥装置は、制御部1、温度センサー2、距離センサー3、位置セン サー4、電力供給部5、並びに加熱ヒータ6から構成される。
【0012】 上記制御部1は、例えば「図2」に示したように、被加熱体(自動車など)9の 塗装乾燥部位の温度を検出する非接触形(例えば放射温度測定装置)の温度セン サー2の検出位置を設定する為に、スポットライトなどにより構成した位置セン サー4でより正確に測定する温度信号を、制御部1に入力される。
【0013】 上記温度センサー2による温度信号と、加熱ヒータ6と被加熱体9との距離を距 離センサー3によって得られた信号を同様に制御部1に入力される。
【0014】 上記制御部1は、上記温度信号と距離信号に応じた設定7のプログラムに従って 加熱温度、加熱時間で電力供給部5を介して電源8から加熱ヒータ6が加熱され る。
【0015】 また、上記加熱ヒータ6には、例えばガラス管内に炭素系発熱体による板状のカ ーボンを封入した構造のもので、カーボンに電流を流すことで赤外線(中〜遠赤 外線)を照射するヒータが使用される。
【0016】 また、上記加熱ヒータ9は「図2」に示す移動台10に取り付けたヒータボック ス11内に適宜(例えば3組)収納され、上下可能な水平アームにヒータボック ス11が取り付けられ、前記水平アーム12は縦桟13に配設されている。
【0017】 さらに、上記ヒータボックス11には前記温度センサー2、距離センサー3およ び温度センサー2と距離センサー3の焦点位置にスポット照明するスポットライ トなどにより構成する位置センサー4が設けられる。
【0018】 なお、前記制御部1、電力供給部5、設定7を収納したパネルボックス14は「 図2」では、水平アーム12に取り付けてあるが、無論、該パネルボックス14 は移動台10とは別体に床置式となしても良い。
【0019】 以上の構成である実施例の塗装乾燥装置では、上記被加熱体9の補修塗装部位の 温度を測定する位置を決める位置センサー4により、温度センサー2の測定点が 容易に設定できるとともに、加熱ヒータ6と被加熱体9の距離も同様に測定され たそれぞれの信号が制御部1に入力された設定7で設定されたプログラムにより 電力供給部5を作動し、加熱ヒータ6の通電を制御して乾燥処理時間の経過とと もに被加熱体9が加熱乾燥される等から構成される。
【0020】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の塗装乾燥装置によれば、樹脂成形品への熱影響のない塗料 の乾燥・硬化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の塗装乾燥装置の電気的な構成
を示したブロック図である。
【図2】本考案の実施例の塗装乾燥装置の機械的な構成
を示した側面図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 温度センサー 3 距離センサー 4 位置センサー 5 電力供給部 6 加熱ヒータ 9 被加熱体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱乾燥を行う加熱ヒータと、塗装や塗料
    の種類と被加熱体の状態を検出する複数のセンサーを有
    し、それぞれの検出信号に従って、前記加熱ヒータを制
    御する制御部とを有していることを特徴とする塗装乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】乾燥処理表面の被加熱体における温度を検
    出する表面温度センサーと、加熱ヒータと被加熱体との
    距離を検出する距離センサーを更に有するとともに、前
    記被加熱体の検出位置を示す位置センサーを有し、前記
    制御部が、更に前記検出温度、検出距離、検出位置に基
    づいて、設定プログラムを選択することを特徴とする請
    求項1記載の塗装乾燥装置。
JP2002007523U 2002-10-22 2002-10-22 塗装乾燥装置 Expired - Fee Related JP3094158U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229468A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Daifuku Co Ltd 塗装ライン上の熱処理設備
JP2009139076A (ja) * 2007-11-12 2009-06-25 Ketaka Electric Co Ltd 乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229468A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Daifuku Co Ltd 塗装ライン上の熱処理設備
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