JP3094451U - 塗装乾燥用赤外線ヒータ - Google Patents
塗装乾燥用赤外線ヒータInfo
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- JP3094451U JP3094451U JP2002007901U JP2002007901U JP3094451U JP 3094451 U JP3094451 U JP 3094451U JP 2002007901 U JP2002007901 U JP 2002007901U JP 2002007901 U JP2002007901 U JP 2002007901U JP 3094451 U JP3094451 U JP 3094451U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】赤外線の輻射熱を被加熱体の塗装面に均一に分
布させて塗装不良が発生しない乾燥、硬化を得ることを
課題とする。 【解決手段】補修塗装部位の温度を均一化するために、
加熱ヒータの断面形状が長方形をした板状のヒータが被
加熱体と反対側に位置した第1の固定された反射板との
間に半円回動する第2の反射板を配設することにより均
一な温度分布で塗装の乾燥硬化をさせることができる。
布させて塗装不良が発生しない乾燥、硬化を得ることを
課題とする。 【解決手段】補修塗装部位の温度を均一化するために、
加熱ヒータの断面形状が長方形をした板状のヒータが被
加熱体と反対側に位置した第1の固定された反射板との
間に半円回動する第2の反射板を配設することにより均
一な温度分布で塗装の乾燥硬化をさせることができる。
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は乾燥装置に関し、より詳しくは自動車の補修塗装作業において、乾燥部
位の温度分布を均一化し、均一に乾燥硬化することができる塗装乾燥用赤外線ヒ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車の補修塗装作業では、仕上塗装するトップコート工程が完了
した後、塗料のとまりを良くすること、また塗料中のシンナー成分を逃す等の目
的で室温で15分程度放置した後に赤外線ヒータなどで加熱乾燥を12〜60分
程度行うことで塗料の硬化を促進させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、加熱乾燥を赤外線ヒータから放射される輻射熱によって自
動車などの被加熱体に塗装された塗膜を乾燥硬化させる場合に、被加熱体に放射
される赤外線ヒータからの輻射熱の分布が悪いと高温部では塗料のワキ(気泡)
が発生して塗装不良が発生することがある。
【0004】
また上記従来の加熱乾燥方法は、局部的に温度が上昇しないように塗装面と塗装
面に照射する熱源(赤外線ヒータ)との距離を離して温度分布が悪くても急激に
塗装の温度が上昇しないようにしている為に、加熱効率が悪く作業性が悪いだけ
でなく、ムダな電力が必要であるという課題をも有している。
【0005】
そこで本考案は上記課題に鑑みなされたもので、塗料の乾燥、硬化を温度分布が
少ない乾燥装置の加熱ヒータを提供することを目的としたものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
本考案によれば加熱乾燥を行う加熱ヒータから被加熱体(自動車など)に放射さ
れる加熱エネルギーが固定された第1の反射板と加熱ヒータとの間に位置する第
2の反射板を有し、前記第2の反射板は半円回動することを特徴とする塗装等の
乾燥装置が得られる。
【0007】
上記、加熱ヒータは断面が長方形状をした炭素系発熱体により中遠赤外線を放射
する為、近赤外線に比較して反射が少なく被加熱体の水分等を含む塗料への熱吸
収が良く優れた温度の立上がり特性を有することができる。
【0008】
上記、加熱ヒータの被加熱体への中遠赤外線の放射と、前記第1の反射板側への
輻射熱は加熱ヒータの約半分が放射されており、第1の反射板だけでは反射角度
が固定されるために被発熱体への輻射熱は強い所と弱い所が生じる。
【0009】
しかしながら、第1の反射板と加熱ヒータ間に第2の反射板を設け、前記第2の
反射板は半円回動することにより輻射熱を回動させることができ、被加熱体の温
度分布の少ない効果をあげることが得られる。また第2の反射板が半円回動した
時に加熱ヒータからの輻射熱の放射が第2の反射板にあたらなくなる場合が生じ
た時には第1の反射板で反射されることより効率良く被加熱体を加熱することが
できる。
【0010】
【作用】
上記のように被加熱体(自動車など)の補修塗装面の温度を均一にする加熱ヒー
タによる乾燥を行うことで、ピンホール発生などの不具合なしに塗料の乾燥、硬
化ができ、しかも塗料のワキ(気泡)を生じなくでき、従って過加熱を抑えて必
要な補修部位の塗膜硬度に乾燥することができる。
【0011】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。「図1」に本考案の実施例の加熱ヒータと第
1の反射板と第2の反射板の機械的構成を、「図2」に同実施例の塗装乾燥装置
の機械的構成を示した。
即ち、この塗装乾燥装置は、加熱ヒータ1、第1の反射板2、第2の反射板3、
被加熱体4、並びにヒータボックス5から構成される。
【0012】
上記、加熱ヒータ1は例えばガラス管内に炭素系発熱体による長方形断面を有し
た板状のカーボンを封入した構造のもので、カーボンに電流を流すことで中遠赤
外線を放射するヒータが使用される。
【0013】
上記加熱ヒータ1と第1の固定された反射板2との間に半円回動する第2の反射
板3が配設される。
【0014】
また、上記加熱ヒータ1と第1の反射板2と第2の反射板3は「図2」に示すス
タンド6に取り付けたヒータボックス5内に適宜(例えば3組)収納され、第2
の反射板3はモータとギヤなどにより半円回動可能できるように取り付けられる
。ヒータボックス5は上下可能な水平アームに取り付けられ、止メ金具7などで
スタンド6に配設される。
【0015】
以上の構成である実施例の塗装乾燥装置では、上記加熱ヒータ1による被加熱体
4と反対側に放射される輻射熱は第2の反射板3で回動するとともに、第2の反
射板3を通りこした輻射熱は第1の反射板2で被加熱体4に反射されることによ
り被加熱体4に吸収される加熱エネルギーは均一となり乾燥処理時間の経過とと
もに均一な温度で被加熱体4が加熱乾燥されるなどから構成される。
【0016】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の塗装乾燥装置によれば、温度分布の良い塗料の乾燥、硬化
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の加熱ヒータと第1の反射板と
第2の反射板との機械的な構成を示した。 【図2】本考案の実施例の塗装乾燥装置の機械的な構成
を示した。 【符号の説明】 1 加熱ヒータ 2 第1の反射板 3 第2の反射板 4 被加熱体 5 ヒータボックス
第2の反射板との機械的な構成を示した。 【図2】本考案の実施例の塗装乾燥装置の機械的な構成
を示した。 【符号の説明】 1 加熱ヒータ 2 第1の反射板 3 第2の反射板 4 被加熱体 5 ヒータボックス
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】長方形断面形状の加熱ヒータに対して被加
熱体と反対側に位置する第1の反射板が固定され、前記
加熱ヒータと第1の反射板との間に位置する第2の反射
板が被加熱体に対し半円回動することを特徴とする塗装
乾燥用赤外線ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007901U JP3094451U (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 塗装乾燥用赤外線ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007901U JP3094451U (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 塗装乾燥用赤外線ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3094451U true JP3094451U (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=43248426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002007901U Expired - Fee Related JP3094451U (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 塗装乾燥用赤外線ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094451U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015005207A1 (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-15 | 日本碍子株式会社 | 乾燥炉 |
-
2002
- 2002-11-08 JP JP2002007901U patent/JP3094451U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015005207A1 (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-15 | 日本碍子株式会社 | 乾燥炉 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |