JPS61107681A - 棒状遠赤外線ヒ−タ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車のボデー等の立体的な形状のうち塗装
面部分だけを局部的に加熱乾燥（）得るようにした棒状
遠赤外線ヒーター装・置に関する。

従来、自動車のボデーや複雑な形をした立体的な物の塗
装面を乾燥させるには、該立体的な被加熱体を乾燥室に
入れ、該室内に例えば２００℃前俄の熱風を送って加熱
乾燥を行なっていた。

しかしながらこのものは熱風対流乾燥であるために、被
加熱体のうち加熱を必要としない部分にも熱が当ること
となり、特にこの部分がゴムや合成樹脂を素材とする部
材である場合には軟化して変形するおそれがある上に塗
装面に対して室内の対流現象により空中の塵埃等が付着
するなどの欠点があった。また石英やガラスに封じた棒
状赤外線ヒーターを樋型反射笠に取付け、該反射笠の複
数個を所定間隔おいて固設した場合、前記塗装面への塵
埃の付着は解消されようとも石英やガラスに封じた赤外
線ヒーターは１〜４μ程度の近赤外線だけを放射するに
過ぎないので、近赤外線から遠赤外線領域に大きな吸収
帯をもつ有機物質、高分子物質を組成物とする塗膜の乾
燥に時間を要することとなる。また樋型反射笠同士の間
隔があきすぎた場合、照射されない部分ができ照射面の
温度差は大きくなって焼むらの原因ともなる上に塗装面
から反射された輻射熱が今度は反射笠同土間の空間を通
って外部に逸散されるため、熱損失が大きくそれだけ余
分な電力を消費することとなり適切でない。これとは反
対に反射笠同士の間隔をつめて固定した場９合、焼むら
は解消されるが消費電力および設備費が高くなるという
欠点がある。

この発明は上記の諸点に鑑みてなされたものでその目的
とするところは、広帯域の遠赤外線を塗膜面に限定して
照射する局部的な加熱を棒状遠赤外線ヒーターを備えた
線型反射笠とその背後に設置した平面的な鏡面状反射板
との組合せにより積極的に行ない、これを有効利用して
熱損失を少なくし、短時間で焼むらのない乾燥を行ない
省電力化および省エネルギー化を図るとともに、必要に
応じて狭い場所や複雑な形状をした塗膜面へ照射し得る
ようにするために遠赤外線棒状ヒーター同士相互の間隔
を適宜調節し、かつ各反射笠を個別的に所望する回転角
度に調整可能とし、ざらに平面反射板自体を所望位置に
回動固定し、伸縮自在となるようにした棒状遠赤外線ヒ
ーター装置を一般に提供することにある。

以下この発明の一実施例を図面により説明する。

１は０．１５μ〜１００μにおよぶ広範囲の波長の赤外
線を多量に放射する棒状遠赤外線ヒーターで、ステンレ
ス鋼管内にニクロム線および高純度の酸化マグネシャ粉
末、その他の要素を封着した所謂シーズヒーターの管面
に、特殊な赤外線放射物質を被覆したもので、その長さ
は１，５００ｍｍ、　１，８００踵、　　２，０００踵
等被照射体の大きさに応じて各種のものがある。２はア
ルミ板、特殊鋼板Ａｓ材、または耐熱耐蝕性ＳＣ材等を
素材とした反射効率のよい断面放物曲線型または台形型
のム母型反射笠で、適度な反射配光が得られるようにし
である。

この反射笠２の両端部に前記棒状遠赤外線ヒーター１を
支承する。３は線型反射笠２の複数個を横方向に向けて
所定間隔をおいて相互に平行に取付は得る大きさに形成
した正面矩形の枠体である。

該枠体３は移動型と懸垂型があり、前音は枠体３　　　
゛が起立する如く垂直にキャスター付架台４上に固設さ
れる（第１図参照）が、後者は枠体３を垂直もしくは水
平または傾斜させて吊り下げる（第６図参照）ものであ
る。５は枠体３に張設した平面的な鏡面状反射板で、ア
ルミ板等の素材の表面を研磨して反射効率を高めるよう
にしている。６は反射板５上に縦方向に沿って２本また
はそれ以上取付けた断面Ｃ型パイプからなるガイドレー
ルで、縦溝７が上面に位置している。ガイドレール６に
はＬ型金具８の基部８ａをワッシャー付ボルトナツト９
を介して取付け、該り型金具８がガイドレール６上をス
ライドしながら所望位置で締着される。１０は棒状遠赤
外線ヒーター１を備えた線型反射笠２の底面にねじ止め
した回ｌ１ｌＪＬ型金具で、該金具１０の起立部１０ａ
が前記り型金具８の起立部８ｂの一部に重ね合わされて
、回動自在となる如く軸１１にて枢着される。また回動
し型金具１０をＬ型金具８に所望回転角の位置で締着で
きるようにするために、０″〜１８０°の範囲で回転で
きる円弧穴１２を回動り型金具１０の起立部１０ａに設
け、該円弧穴１２に対応する位置のＬ型金具８の起立一
部８ｂに透孔１３を穿設し、該透孔１３と円弧穴１２を
通る角根六角ボルト１４およびこれに螺合する蝶ナツト
１５にて一締着する。しかして線型反射笠２のそれぞれ
はガイドレール６に沿って該反射笠２と直角方向をなす
上下に移動可能となり、該反射笠同士の間隔も所望する
間隔とすることができ、しかも反射笠２を回転させて所
望する照射角度にすることができる。

１６は平面矩形に枠組みし、その両側を断面Ｃ型パイプ
で形成した一方の枠体で、該枠体１６に棒状遠赤外線ヒ
ーター１を備えた１ｄＴｌ型反射笠２を前記同様のＬ型
金具８１回！！ＪＪ　Ｉ−型金具１０．角根六角ボルト
１４および蝶ナツト１５を介しＣ該反射笠２がこれと直
角方向に可動し、かつ０°〜１８０″′の範囲で回動自
在となる如く締着ツる。

１７は平面コ字型に枠組みし、その両側を断面１字型バ
イブで形成した他方の枠体で、その基部を弧状穴１８を
有する取付金具１９およびボルトナツト２０を介して前
記枠体３に回動自在に設置する。そして前記一方の枠体
１６を他方の枠体１７に伸縮自在となるように嵌合さぜ
、該枠体１６を枠体１７に嵌合した状態で固定させるに
は、枠体１７の両端部を除く上面の軸方面に沿って穿設
した長孔２１に設けた２個のナツト付きねじ２２を介し
て締着すればよい。枠体１６．１７には枠体３に張設し
たと同様に平面的な鏡面状反射板５′。

５″をそれぞれ張設する。

この発明は上記構成としたから、その使用について本実
施例の一つである移動型の場合を例にとって説明すると
、まず本発明装置を被照射体Ｐの所望する位置までキャ
スター付架台４を押して移動させる。次いで被照射体Ｐ
の塗装面に合わせてガイドレール６に取付けた複数個の
反ｒＡ１２をこれと直角方向の上下にスライドさせて焼
むらのないように反射笠２同士を所定間隔をおいて取付
けたのち、反射笠２の向きを被照射体Ｐの形状に合わせ
るために該反射笠２をそれぞれ個別的に回転、　　　　
させてそれぞれの反射笠２を所望する照射角度に設定す
る。

さらに他方の枠体１７の基部を垂直起立枠体３に所望回
転角に回動させた位置で締着し、伸縮自在な枠体１６の
伸縮度は塗装面の位置を考慮して行ない、かつ照射効率
を考え蝶ナッ１−１５を緩めて横型反射笠２を回動させ
所望回転角の位置で締着する。このようにしてセットし
た状態で電源のスイッチを入れて加熱すれば塗装面のみ
が効率よく乾燥される。

この発明は上記の説明から判るように、平面的な鏡面状
反射板を張設した一方の枠体に、横方向に配向した棒状
遠赤外線を備えた鎮型反射笠を所望回転角の位置で締着
し得る如くボルト・ナットを有する金具を介して支承し
、該一方の枠体を平面的な鏡面状反射板を張設した他方
の枠体に伸縮自在に所望位置にて定着し得る如く嵌合し
、該他方の枠体の基部を垂直起立枠体に所望回転角の位
置で締着し得る如くボルト・ナットを有する金具を介し
て設置してなる棒状遠赤外線ヒーター装置であるから・
平面的な鏡面状反射板を６−タベ　　　　　、１゜取付
は困難な塗装面に向けて所望位置まで回動固定し、さら
に該塗装面の位置を考慮して一方の枠体を適度な位置ま
で伸縮させて固定し、最後に横型反射笠を該塗装面に向
けて回動固定させることができる結果、従来ヒーターを
取付けにくいような場所または位置例えば自動車のボデ
ーの下部に対しても簡単にヒーターを設置できる上に、
反射板によって効率よく照射され焼むらも生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す一部切欠斜視図、第
２図は反射笠の取付は状態を示す正面図。 第３図はその側面図、第４図は角根六角ボルトと蝶ナツ
トの側面図、第５図は伸縮自在な反射板を示す斜視図、
第６図は使用状態を示す正面図である。 １・・・棒状遠赤外線ヒーター、２・・・横型反射笠。 ３　、１６．１７・・・枠体、　５．５’　　、５”・
・・鏡面状反射板。 ８・・・Ｌ型金具、１０・・・回ｖＪＬ型金具。 ′８１　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平面的な鏡面状反射板を張設した一方の枠体に、横方向
   に配向した棒状遠赤外線を備えた樋型反射笠を所望回転
   角の位置で定着し得る如くボルト・ナットを有する金具
   を介して支承し、該一方の枠体を平面的な鏡面状反射板
   を張設した他方の枠体に伸縮自在に所望位置にて締着し
   得る如く嵌合し、該他方の枠体の基部を垂直起立枠体に
   所望回転角の位置で締着し得る如くボルト・ナットを有
   する金具を介して設置してなる棒状遠赤外線ヒーター装
   置。