JPH07299655A - 内スプライン歯面仕上機 - Google Patents

内スプライン歯面仕上機

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JPH07299655A
JPH07299655A JP6113993A JP11399394A JPH07299655A JP H07299655 A JPH07299655 A JP H07299655A JP 6113993 A JP6113993 A JP 6113993A JP 11399394 A JP11399394 A JP 11399394A JP H07299655 A JPH07299655 A JP H07299655A
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JP
Japan
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work
grindstone
finishing machine
tooth surface
surface finishing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6113993A
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English (en)
Inventor
Sadao Mizuno
貞男 水野
Akinori Hoshino
彰教 星野
Tetsuya Morita
哲也 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/430,489 priority patent/US5695390A/en
Priority to DE19515751A priority patent/DE19515751A1/de
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F23/00Accessories or equipment combined with or arranged in, or specially designed to form part of, gear-cutting machines
    • B23F23/12Other devices, e.g. tool holders; Checking devices for controlling workpieces in machines for manufacturing gear teeth
    • B23F23/1237Tool holders
    • B23F23/1281Honing, shaving or lapping tool holders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/05Honing gear teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B33/00Honing machines or devices; Accessories therefor
    • B24B33/05Honing machines or devices; Accessories therefor designed for working grooves, e.g. in gun barrels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B33/00Honing machines or devices; Accessories therefor
    • B24B33/08Honing tools

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクルタイムを短くし、安価な装置によっ
て割出し精度を維持し、剛性および精度を高く維持する
こと。 【構成】 内スプライン歯面を有するワークWを把持す
る把持装置1と、前記ワークWに制動力を付与する電磁
ブレーキ21を備えた制動力付与装置2と、両端におい
て軸支された軸3の中央部に配設され、前記ワークの歯
部と同数の歯部によって構成され、前記ワークの複数の
歯部を同時に加工する複数の歯部を有する砥石4と、前
記砥石4に回転力を付与する回転力付与装置と前記砥石
4の回転方向を制御するスピンドルモータ51より成る
回転駆動装置5と、前記砥石4に前記ワークWの軸方向
に高速振動を付与する振動付与装置6と、サーボモータ
70を有しワークWの噛み合い時の位置決めを行うワー
ク位置決め装置7と、サーボモータ81とギヤ機構82
を有する砥石4の噛み合い時の位置決めを行う砥石位置
決め装置8とから成る内スプライン歯面仕上機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの軸方向に高速
振動を付与して砥石の複数の歯部によりワークの複数の
歯部を同時に加工する内スプライン歯面仕上機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内スプライン歯面仕上機は、図8
および図9に示すように回転連絡機構を内部に介挿した
スピンドルSの先端に小さいホィール砥石Gを配設し、
インデックス装置によりワークWの内スプライン歯面の
1歯溝づつ挿入して順次研削するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内スプライ
ン歯面仕上機は、ワークの内スプライン歯面の全歯を成
形するためには前記インデックス装置によって歯数分だ
け前記ワークをインデックス回転する必要が有り、サイ
クルタイムが非常に長くなるという問題が有り、ピッチ
精度がそのままピッチ誤差となるため高価なインデック
ス装置が必要となり設備費が高くなるという問題が有る
とともに、前記スピンドルが片持ち構造となるため小型
のワーク用のものは剛性が低く精度が悪いという問題が
有った。
【0004】そこで本発明者らは、ワークの軸方向に高
速振動を付与して砥石の複数の歯部によりワークの複数
の歯部を同時に加工するという本発明の第1の技術的思
想に着眼し、砥石の複数の歯部を半径方向外方に拡張し
て前記ワークの歯部を加工するという本発明の第2の技
術的思想に着眼し、前記ワークの歯部より少ない数の歯
部によって構成され、正逆両方向に回転駆動されている
砥石を制動力が付与されているワークに噛み合わせ加工
するという本発明の第3の技術的思想に着眼し、前記ワ
ークの歯部と同数の歯部によって構成され、正逆両方向
に回転駆動されている砥石を制動力が付与されているワ
ークに嵌め合わせ加工するという本発明の第4の技術的
思想に着眼して、さらに研究開発を重ねた結果、サイク
ルタイムを短くし、安価な装置によってピッチ精度を維
持し、剛性が高く精度を高く維持するという目的を達成
する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の内スプライン歯面仕上機は、内スプライ
ン歯面を有するワークを把持する把持装置と、前記ワー
クの複数の歯部を同時に加工する複数の歯部を有する砥
石と、前記砥石を前記ワークの軸方向に高速振動を付与
する振動付与装置とから成るものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第1発明に対して、前記砥石
の複数の歯部を半径方向外方に拡張する拡張機構を付加
したものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第1発明に対して、前記砥石
に回転力を付与する回転力付与装置と、前記ワークに制
動力を付与する制動力付与装置とを付加したものであ
る。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第1発明に対して、前記砥石
に回転力を付与する回転力付与装置と、前記砥石に対し
てワークを押し付けるワーク押付装置を付加したもので
ある。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第3発明に対して、前記砥石
に回転力を付与する回転力付与装置の回転方向を制御す
る回転方向制御装置を付加したものである。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第5発明において、前記砥石
が、前記ワークの歯部より少ない数の歯部によって構成
されているものである。
【0011】本発明(請求項7に記載の第7発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第5発明において、前記砥石
が、前記ワークの歯部と同数の歯部によって構成されて
いるものである。
【0012】本発明(請求項8に記載の第8発明)の内
スプライン歯面仕上機は、第1発明において、前記砥石
が、両端において軸支された軸の中央部に配設されてい
るものである。
【0013】
【作用】上記構成より成る第1発明の内スプライン歯面
仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方向に
高速振動が付与されている前記砥石の複数の歯部によっ
て、前記把持装置によって把持されている内スプライン
歯面を有する前記ワークの複数の歯部を同時に加工する
ものである。
【0014】上記構成より成る第2発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記拡張機構
によって半径方向外方に拡張されている前記砥石の複数
の歯部によって、前記把持装置によって把持されている
内スプライン歯面を有する前記ワークの複数の歯部を同
時に加工するものである。
【0015】上記構成より成る第3発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記回転力付
与装置によって回転が付与されている前記砥石の複数の
歯部によって、前記把持装置によって把持されていると
ともに前記制動力付与装置によって制動力が付与されて
いる内スプライン歯面を有する前記ワークの複数の歯部
を同時に加工するものである。
【0016】上記構成より成る第4発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記回転力付
与装置によって回転が付与されている前記砥石の複数の
歯部によって、前記把持装置によって把持されていると
ともに前記ワーク押付装置によって前記砥石に押し付け
られている内スプライン歯面を有する前記ワークの複数
の歯部を同時に加工するものである。
【0017】上記構成より成る第5発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記回転力付
与装置および回転方向制御装置によって正逆の回転が付
与されている前記砥石の複数の歯部によって、前記把持
装置によって把持されているとともに前記制動力付与装
置によって制動力が付与されている内スプライン歯面を
有する前記ワークの複数の歯部を同時に加工するもので
ある。
【0018】上記構成より成る第6発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記回転力付
与装置および回転方向制御装置によって正逆の回転が付
与されており、前記ワークの歯部より少ない数の歯部に
よって構成されている前記砥石の複数の歯部によって、
前記把持装置によって把持されているとともに前記制動
力付与装置によって制動力が付与されている内スプライ
ン歯面を有する前記ワークの複数の歯部を同時に加工す
るものである。
【0019】上記構成より成る第7発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記回転力付
与装置および回転方向制御装置によって正逆の回転が付
与されており、前記ワークの歯部と同数の歯部によって
構成されている前記砥石の複数の歯部によって、前記把
持装置によって把持されているとともに前記制動力付与
装置によって制動力が付与されている内スプライン歯面
を有する前記ワークの複数の歯部を同時に加工するもの
である。
【0020】上記構成より成る第8発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記振動付与装置によってワークの軸方
向に高速振動が付与されているとともに、前記回転力付
与装置および回転方向制御装置によって正逆の回転が付
与されており、前記ワークの歯部と同数の歯部によって
構成され、両端において軸支された軸の中央部に配設さ
れた前記砥石の複数の歯部によって、前記把持装置によ
って把持されているとともに前記制動力付与装置によっ
て制動力が付与されている内スプライン歯面を有する前
記ワークの複数の歯部を同時に加工するものである。
【0021】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の内スプライ
ン歯面仕上機は、ワークの軸方向に高速振動が付与され
ている前記砥石の複数の歯部によって、内スプライン歯
面を有する前記ワークの複数の歯部を同時に加工するの
で、サイクルタイムを短くし、安価な装置によってピッ
チ精度を維持するという効果を奏するものである。
【0022】上記作用を奏する第2発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第1発明の効果に加え、前記拡張機
構によって前記砥石の複数の歯部が半径方向外方に拡張
されるので、効率良く内スプライン歯面の仕上げを行う
ことが出来るという効果を奏する。
【0023】上記作用を奏する第3発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第1発明の効果に加え、前記制動力
付与装置によって制動力が付与されたワークを、前記回
転力付与装置によって前記砥石を回転させながら連続し
て加工を行うので、滑らかにかつ均一に内スプライン歯
面仕上げを行うことが出来るという効果を奏する。
【0024】上記作用を奏する第4発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第1発明の効果に加え、前記押付装
置によって前記砥石に対して押し付けられたワークを、
前記回転力付与装置によって回転駆動される前記砥石が
回転させながら連続して加工を行うので、滑らかにかつ
均一に内スプライン歯面仕上げを行うことが出来るとい
う効果を奏する。
【0025】上記作用を奏する第5発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第3発明の効果に加え、前記回転方
向制御装置によって前記砥石の回転を正逆切り換えて行
うので、歯部の両面の仕上げを同様に行うことが出来る
という効果を奏する。
【0026】上記作用を奏する第6発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第5発明の効果に加え、前記ワーク
の歯部より少ない数の歯部によって構成されている前記
砥石の複数の歯部の前記ワークとの連続噛み合いによっ
て加工を行うので、一層滑らかにかつ均一に内スプライ
ン歯面仕上げを行うことが出来るという効果を奏する。
【0027】上記作用を奏する第7発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第5発明の効果に加え、前記ワーク
の歯部と同数の歯部によって構成されている前記砥石の
複数の歯部の前記ワークとの嵌め合いによって少しずつ
加工を行うので、一層滑らかにかつ均一に内スプライン
歯面仕上げを行うことが出来るという効果を奏する。
【0028】上記作用を奏する第8発明の内スプライン
歯面仕上機は、前記第1発明の効果に加え、前記両端に
おいて軸支された軸の中央部に配設された前記砥石によ
って前記ワークを加工するものであるため、加工剛性が
高く加工精度を高く維持することが出来るという効果を
奏する。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0030】(第1実施例)本第1実施例の内スプライ
ン歯面仕上機は、図1および図2に示すように内スプラ
イン歯面を有するワークWを把持する把持装置1と、前
記ワークWに制動力を付与する電磁ブレーキ21を備え
た制動力付与装置2と、両端において軸支された軸3の
中央部に配設され、前記ワークの歯部と同数の歯部によ
って構成され、前記ワークの複数の歯部を同時に加工す
る複数の歯部を有する砥石4と、前記砥石4に回転力を
付与する回転力付与装置と前記砥石4の回転方向を制御
する回転方向制御装置との機能を備えたスピンドルモー
タ51より成る回転駆動装置5と、前記砥石4を前記ワ
ークWの軸方向に高速振動を付与する振動付与装置6
と、サーボモータ70を有するワークWの噛み合い時の
位置決めを行うためのワーク位置決め装置7と、サーボ
モータ81とギヤ機構82を有する砥石4の噛み合い時
の位置決めを行うための砥石位置決め装置8とから成る
ものである。尚、滑らかに且つ均一に内スプラインを仕
上げるために、制動力付与装置2の代わりに、例えばモ
ータの回転運動をボールネジにより直線運動に変換し、
この変換された出力にてワークWを図1左右方向に移動
させて砥石4に押し付けるワーク押付装置(図5中押し
付け方向を矢印で示す)を採用しても良い。又、制動力
付与装置2、ワーク押付装置の両方を用いても良い。
【0031】前記把持装置1は、図1および図2に示す
ように前記砥石4が固着された軸3と同軸的に回転可能
に配設されている。
【0032】前記制動力付与装置2は、図1および図2
に示すように電磁ブレーキ21と、歯車列22とから成
り、前記ワークWに削り量および仕上げ面性状を考慮し
た所定の制動力(回転負荷)を付与するものである。
【0033】前記砥石4は、図3に示すように前記ワー
クWの内周面に形成された内スプライン歯面の歯部の数
と同数の歯部が形成された外スプライン型の総型砥石に
よって構成され、図2に示すように両端においてツール
ガイド31、32によって支持され、ユニバーサルジョ
イント33を介して後述するギヤボックスに回転連絡し
ている軸3の中央に固着されている。
【0034】前記回転駆動装置5は、図1および図2に
示すようにスピンドルモータ51と、前記軸3にユニバ
ーサルジョイント33を介して連絡する回転軸54に回
転を連絡する歯車列52とから成り、前記砥石4を所定
回転数で正逆方向に回転駆動するものである。
【0035】前記振動付与装置6は、図1および図2に
示すように油圧シリンダ60内に介挿されたピストンが
前記回転軸54に機械的に連結されており、前記油圧シ
リンダ60内に供給される圧油の切換制御によって前記
砥石4に高速上下振動(前記ワークWの軸方向)を付与
し得る構成より成る。
【0036】上記構成より成る第1実施例の内スプライ
ン歯面仕上機は、前記振動付与装置6によってワークW
の軸方向に高速振動が付与されているとともに、前記回
転力付与装置および回転方向制御装置を構成する前記回
転駆動装置5によって正逆の回転が付与されており、前
記ワークWの歯部と同数の歯部によって構成され、両端
においてツールガイド31、32によって軸支された軸
3の中央部に配設された前記砥石4の複数の歯部によっ
て、前記把持装置1によって把持されているとともに前
記制動力付与装置2によって回転負荷が付与されている
前記ワークWの内スプライン歯面を構成する全部の歯部
を同時に嵌め合い、接触面圧を与えて研削作用を発生し
加工するものである。
【0037】すなわち、前記回転駆動装置5によって一
定方向に前記砥石4を回転駆動され一定時間が経過した
ら、今度は逆方向に一定時間回転駆動して、前記砥石4
によって前記ワークWの歯部の両面を加工するもので、
所望の仕上げ加工が成されるまで繰り返し行われる。
【0038】上記作用を奏する第1実施例の内スプライ
ン歯面仕上機は、前記ワークWの軸方向に高速振動が付
与されている前記砥石4の全数の歯部によって、内スプ
ライン歯面を有する前記ワークWの全数の歯部を同時に
加工し、外スプライン型砥石の形状を全歯同時に前記ワ
ークWに転写するので、サイクルタイムを短くし、安価
な装置によってピッチ精度を維持するという効果を奏す
るものである。
【0039】また第1実施例の内スプライン歯面仕上機
は、前記制動力付与装置によって所定の回転負荷が付与
された前記ワークWを、前記回転駆動装置5によって回
転駆動される前記砥石が回転しながら連続して加工を行
うので、滑らかにかつ均一に内スプライン歯面仕上げを
行うことが出来るという効果を奏する。
【0040】さらに第1実施例の内スプライン歯面仕上
機は、前記回転方向制御装置の機能を有する前記回転駆
動装置5によって前記砥石4の回転を一定時間毎に正逆
切り換えて行うので、歯部の左右両歯面の仕上げを同様
に行うことが出来るという効果を奏する。
【0041】また第1実施例の内スプライン歯面仕上機
は、前記ワークWの歯部と同数の歯部によって構成され
ている前記砥石4の全数の歯部と前記ワークWの全数の
歯部との嵌め合いによって少しずつ加工を行うので、一
層滑らかにかつ均一に内スプライン歯面仕上げを行うこ
とが出来るという効果を奏する。
【0042】さらに第1実施例の内スプライン歯面仕上
機は、前記両端においてツールガイド31、32によっ
て軸支された前記軸3の中央部に配設された前記砥石4
よって前記ワークWを加工するものであるため、前記片
持ち構造の従来の装置に比べ加工剛性が高く加工精度を
高く維持することが出来るという効果を奏する。
【0043】(第2実施例)第2実施例の内スプライン
歯面仕上機は、図4および図5に示すように前記砥石4
2が、前記ワークWの歯部の数(例えば24T、20
T)より少ない数の歯部(例えば12T、17T)が形
成されている外スプライン型の総型砥石によって構成さ
れている点のみ前記第1実施例と相違するものである。
【0044】上記構成より成る第2実施例の内スプライ
ン歯面仕上機は、前記振動付与装置6によってワークW
の軸方向に高速振動が付与されているとともに、前記回
転力付与装置および回転方向制御装置を構成する前記回
転駆動装置5によって正逆の回転が付与されており、前
記ワークWの歯数より少ない数の歯部によって構成さ
れ、両端においてツールガイドによって軸支された軸3
の中央部に配設された前記砥石42の複数の歯部によっ
て、前記把持装置1によって把持されているとともに前
記制動力付与装置2によって回転負荷が付与されている
前記ワークWの内スプライン歯面を構成する複数の歯部
を同時に噛み合い加工するものである。
【0045】上記作用を奏する第2実施例の内スプライ
ン歯面仕上機は、上記第1実施例と同様の効果を奏する
他、前記ワークWの歯部より少ない数の歯部によって構
成されている前記砥石42の複数の歯部の前記ワークW
との連続噛み合いによって回転に応じて繰り返し加工を
行うので、一層滑らかにかつ均一に内スプライン歯面仕
上げを行うことが出来るという効果を奏する。
【0046】(第3実施例)第3実施例の内スプライン
歯面仕上機は、図6および図7に示すように内スプライ
ン歯面を有するワークを把持する把持装置1と、両端に
おいて軸支された軸3の中央部に配設され、前記ワーク
Wの複数の歯部を同時に加工する複数の歯部431を有
する砥石43と、前記砥石43を前記ワークの軸方向に
高速振動を付与する振動付与装置6と、前記砥石43の
複数の歯部431を油圧シリンダにより楔状部材71を
下降させ半径方向外方に拡張する拡張機構7とから成る
ものである。
【0047】上記構成より成る第3発実施例の内スプラ
イン歯面仕上機は、前記振動付与装置6によってワーク
Wの軸方向に高速振動が付与されているとともに、前記
拡張機構7によって半径方向外方に拡張押圧されている
前記砥石43の複数の歯部431により、前記把持装置
1によって把持されている内スプライン歯面を有する前
記ワークの複数の歯部を同時に加工するものである。
【0048】上記作用を奏する第3実施例の内スプライ
ン歯面仕上機は、前記拡張機構7によって前記砥石43
の複数の歯部が半径方向外方に拡張されるので、効率良
く内スプライン歯面の仕上げを行うことが出来るという
効果を奏する。
【0049】また第3実施例の内スプライン歯面仕上機
は、上記第1実施例および第2実施例のように制動力付
与装置2の回転駆動装置および前記砥石を回転駆動する
回転駆動装置5が不要であり、構造がシンプルで、装置
が安価になるという効果を奏する。
【0050】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0051】上述の第1実施例に示した装置は、回転駆
動の有無、砥石の種類、ワークの回転の有無を切り換え
ることにより、ワークWの種類に応じて一つの装置で前
記第1実施例ないし第3実施例装置を実現することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内スプライン歯面仕上機
を示す斜視図である。
【図2】本第1実施例の内スプライン歯面仕上機を示す
部分断面図である。
【図3】本第1実施例におけるワークおよび砥石を示す
部分断面図である。
【図4】本第2実施例の内スプライン歯面仕上機を示す
部分断面図である。
【図5】本第2実施例におけるワークおよび砥石を示す
断面図である。
【図6】本第3実施例の内スプライン歯面仕上機を示す
部分断面図である。
【図7】本第3実施例におけるワークおよび砥石を示す
断面図である。
【図8】従来の内スプライン歯面仕上機を示す斜視図で
ある。
【図9】従来の内スプライン歯面仕上機を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 1 把持装置 2 制動力付与装置 3 軸 4 砥石 5 回転駆動装置 6 振動付与装置 21、51 NCサーボモータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内スプライン歯面を有するワークを把持
    する把持装置と、 前記ワークの複数の歯部を同時に加工する複数の歯部を
    有する砥石と、 前記砥石を前記ワークの軸方向に高速振動を付与する振
    動付与装置とから成ることを特徴とする内スプライン歯
    面仕上機。
  2. 【請求項2】 請求項1に対して、 前記砥石の複数の歯部を半径方向外方に拡張する拡張機
    構を付加したことを特徴とする内スプライン歯面仕上
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1に対して、 前記砥石に回転力を付与する回転力付与装置と、 前記ワークに制動力を付与する制動力付与装置とを付加
    したことを特徴とする内スプライン歯面仕上機。
  4. 【請求項4】 請求項1に対して、 前記砥石に対してワークを押し付けるワーク押付装置を
    付加したことを特徴とする内スプライン歯面仕上機。
  5. 【請求項5】 請求項3に対して、前記砥石に回転力を
    付与する回転力付与装置の回転方向を制御する回転方向
    制御装置を付加したことを特徴とする内スプライン歯面
    仕上機。
  6. 【請求項6】 請求項5において前記砥石が、前記ワー
    クの歯部より少ない数の歯部によって構成されているこ
    とを特徴とする内スプライン歯面仕上機。
  7. 【請求項7】 請求項5において前記砥石が、前記ワー
    クの歯部と同数の歯部によって構成されていることを特
    徴とする内スプライン歯面仕上機。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記砥石が、両端において軸支された軸の中央部に配設
    されていることを特徴とする内スプライン歯面仕上機。
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