JPH0729900U - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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JPH0729900U
JPH0729900U JP6278393U JP6278393U JPH0729900U JP H0729900 U JPH0729900 U JP H0729900U JP 6278393 U JP6278393 U JP 6278393U JP 6278393 U JP6278393 U JP 6278393U JP H0729900 U JPH0729900 U JP H0729900U
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tape
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guide rail
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博 宇田川
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータとなるシリンダの本数を削減
して装置の小型化を図ると共に、テープを引出すように
移動させてガイドレール内でのテープ詰りを防止する。 【構成】 送り機構12の送りシリンダ19によってガ
イドレール11の支持溝11D内のテープ9を引出すよ
うに上流側から下流側に向けて移動して電子部品8を供
給位置に搬送すると共に、切断機構20の切断シリンダ
26によって回動部材25を介して移動台22を固定刃
21に接近,離間させることにより、各位置決めピン2
4で電子部品8の位置決め、移動刃で各リード線の切
断、挟持部材28で各リード線の保持をするようにして
いる。従って、送りシリンダ19と切断シリンダ26と
の2本のシリンダで全ての動作を賄うことができる上
に、テープ9を引出すようにすることによって該テープ
9の詰りを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばコンデンサ,抵抗,トランジスタ,集積回路チップ等の電子 部品を実装装置に供給するのに用いて好適な電子部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンデンサ,トランジスタ,集積回路チップ等の電子部品は、部品本 体と該部品本体から突出する複数本のリード線とから構成されている。そして、 該電子部品は、電子部品供給装置によって供給位置まで搬送された後、実装装置 で把持されて基板に組付けられるようになっている。
【0003】 ここで、前記電子部品は、紙等から帯状に形成された2枚のテープを張り合せ るときに、該各テープ間にリード線の先端側を侵入させることにより、該各テー プの長手方向に等間隔で複数個列設されるようになっている。また、前記各テー プには、該各テープを移動させたり位置決めしたりするための係合穴が長手方向 に等間隔となるように複数個穿設されている。
【0004】 次に、前記供給装置は、テープを長手方向に移動自在に支持する支持溝が形成 されたガイドレールと、該ガイドレールの支持溝内に支持されたテープを押出す ように上流側から下流側に向けて移動させ、該テープに固着された電子部品を供 給位置に向けて間欠搬送する送り機構と、該送り機構の下流側に位置して前記ガ イドレールの供給位置に設けられ、該送り機構によって供給位置に搬送されてく る電子部品のリード線を切断してテープから切り離す切断機構とから大略構成さ れている。
【0005】 そして、前記送り機構は、テープの係合穴に挿,脱自在に設けられた係合ピン と、該係合ピンをテープの係合穴に挿,脱させるピン出しシリンダと、該ピン出 しシリンダと共に前記係合ピンをガイドレールに沿って移動させる送りシリンダ と、テープの係合穴に挿,脱自在に設けられ、該係合穴に挿入されることにより 該テープを固定して電子部品を供給位置に位置決めする位置決めピンと、該位置 決めピンを挿,脱させる位置決めシリンダとから大略構成されている。また、前 記切断機構は、電子部品の供給位置に位置してガイドレールの側方に配設された 固定刃と、前記ガイドレールを挟むように該固定刃に対向して設けられ、該固定 刃に対して接近,離間自在となった移動刃と、該移動刃を固定刃に接近させるこ とによって該固定刃との間で電子部品のリード線を切断する切断シリンダと、前 記移動刃と固定刃によってリード線が切断された後の電子部品の姿勢を維持すべ く電子部品側のリード線を挟持する挟持部と、該挟持部を接近,離間させる挟持 シリンダとから大略構成されている。なお、これら各シリンダは、往復動式のア クチュエータを構成している。
【0006】 そして、上述のように構成された電子部品供給装置は、ガイドレールの支持溝 内にリード線を介して複数個の電子部品を支持したテープが挿入されると、ピン 出しシリンダによって係合ピンが前記テープの係合穴内に挿入される。そして、 この状態で送りシリンダによって該ピン出しシリンダと共に前記係合ピンをガイ ドレールの下流側に向けて移動することにより、該テープは係合ピンを介して移 動され、該テープに支持されている電子部品が供給位置に向けて搬送される。次 に、前記送りシリンダによって電子部品が所定量移動されたら、位置決めシリン ダにより位置決めピンがテープの係合穴内に挿入され、電子部品は該テープが所 定位置で固定されることによって供給位置に位置決めされる。
【0007】 このようにして、電子部品が供給位置に位置決めされると、挟持シリンダによ って挟持部が閉じられて該挟持部間にリード線が挟持される。そして、この状態 で切断シリンダによって移動刃が固定刃に向けて移動されて接近し、該移動刃と 固定刃によって電子部品のリード線が切断される。これにより、該電子部品は、 テープから切り離され、そのリード線が挟持部によって挟持された状態で供給位 置に配置される。
【0008】 次に、テープから電子部品が切り離されると、電子部品実装装置の把持爪によ って電子部品が把持された後、挟持部が開いてリード線の挟持が解除され、電子 部品は、該実装装置によって移動されて基板に実装されるようになっている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による電子部品供給装置では、ピン出しシリンダ ,送りシリンダ,位置決めシリンダ,切断シリンダ,挟持シリンダからなる5本 のアクチュエータを用いるようになっているから、装置自体が大型化してしまう 上に、各アクチュエータを作動させるための制御が複雑化してしまうという問題 がある。
【0010】 また、テープを送りシリンダによって押出すように上流側から下流側に向けて 移動させるようにしているから、電子部品が供給位置に達した時点で、移動刃と 固定刃によるリード線の切断と共にテープを切断してガイドレールの支持溝内で のテープの詰りを防止するようにしている。このため、切断シリンダの切断時に 生じる負荷が増大してしまい、該切断シリンダが大型化する上に、切断されたテ ープを排出するための排出装置が別途必要となり、より一層供給装置が大型化、 複雑化してしまうという問題がある。
【0011】 本考案は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、アクチュエータとな るシリンダの本数を削減して小型化を図ると共に、テープを引出すように移動さ せてガイドレール内でのテープ詰りを防止できるようにした電子部品供給装置を 提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本考案が採用する電子部品供給装置は、長手 方向に等間隔で複数の係合穴が穿設されたテープに等間隔となるようにリード線 の先端側が固着された複数個の電子部品と、該テープを長手方向に移動自在に支 持するガイドレールと、該ガイドレールの下流側に位置してガイドレールに支持 されたテープを引出すように上流側から下流側に向けて移動させ、該テープに固 着された電子部品を供給位置に向けて間欠搬送する送り機構と、該送り機構の上 流側に位置して前記ガイドレールの供給位置に設けられ、該送り機構によって供 給位置に搬送された電子部品のリード線を切断して該電子部品をテープから切り 離す切断機構とを備え、前記送り機構は、前記ガイドレールに沿って移動自在に 設けられ、下流方向に移動するときにのみ前記テープの係合穴に係合する係合突 起を有した移動部と、該移動部を往復動させる送りアクチュエータとから構成し 、前記切断機構は、前記ガイドレールの側方に設けられた固定刃と、前記ガイド レールを挟むように該固定刃に対して接近,離間自在に設けられた移動台と、該 移動台の近傍に位置して回動自在に設けられ、係合部を介して該移動台の係合溝 に係合した回動部材と、該回動部材に接続され、該回動部材を回動させることに よって前記移動台を固定刃に接近,離間させる移動アクチュエータと、前記移動 台に設けられ、テープの係合穴に侵入して電子部品を供給位置に位置決めする位 置決めピンと、前記移動台に位置して前記固定刃に対向して設けられ、該位置決 めピンによって位置決めされた電子部品のリード線を該固定刃との間で切断する 移動刃と、前記移動台に位置して前記固定刃に対向して設けられ、該移動台と固 定刃との接近時に電子部品側のリード線を挟持する挟持部材とから構成したこと にある。
【0013】
【作用】
上記構成により、ガイドレールの支持溝内にリード線を介して複数個の電子部 品を支持したテープが挿入されると、送り機構の移動部が送りアクチュエータに よって下流側に向けて移動され、このときに前記移動部の係合突起がテープの係 合穴に係合して該テープを所定量移動し、該テープに支持された電子部品を供給 位置に向けて搬送する。そして、電子部品が供給位置に配置されると、移動アク チュエータによって回動部材が回動され、この回動部材の回動によって係合部、 係合溝を介して係合している移動台が固定刃に接近するように移動される。これ により、まず、位置決めピンがテープの係合穴に挿入されて電子部品を供給位置 に位置決めした後、移動台に設けられた挟持部材が固定刃との間で電子部品のリ ード線を挟持し、さらに移動台を固定刃に接近させることによって移動刃が固定 刃との間で該リード線を切断して電子部品をテープから切り離す。かくして電子 部品は前記挟持部材によってリード線が挟持されつつ、該リード線がテープから 切り離された状態で供給位置に配置される。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図14に基づき、電子部品供給装置でコン デンサ等の電子部品を実装装置に供給する場合を例に挙げて説明する。
【0015】 図において、1は一側から他側に向けて伸長して設けられた基板搬送装置を示 し、該基板搬送装置1は、フレーム2と、該フレーム2上に位置して一側から他 側に向けて平行に伸長した一対のレール3,3とから大略構成され、前記フレー ム2の途中には、後述の電子部品実装装置6が搭載される台座4が幅方向に突出 して形成されている。そして、該基板搬送装置1は、前記各レール3上に載置さ れたプリント基板5,5を一側から他側に向けて間欠搬送するものである。
【0016】 6は基板搬送装置1の台座4上に搭載された電子部品実装装置を示し、該実装 装置6は、支柱6Aと、該支柱6Aから回動自在に伸長したアーム6Bと、該ア ーム6Bの先端に設けられた把持部6Cとから大略構成され、該実装装置6は、 後述する電子部品供給装置7によって供給位置に供給された電子部品8を前記把 持部6Cで把持しつつ移動してプリント基板5に実装するものである。
【0017】 7,7,…は基板搬送装置1の側方に位置して台座4を挟むように並列に配設 された4台の電子部品供給装置を示し、該各供給装置7は、図2に示す如く、後 述するベースフレーム10,ガイドレール11,送り機構12,切断機構20か ら構成されている。そして、該供給装置7はコンデンサ等の電子部品8を電子部 品実装装置6の把持位置となる供給位置に順次供給するものである。
【0018】 ここで、前記各電子部品8は、図3に示す如く、直方体状に形成された部品本 体8Aと、該部品本体8Aの下端面から下向きに突出した一対のリード線8B, 8Bとから構成されている。また、9,9は前記各電子部品8を等間隔で配設す るように、該各電子部品8の各リード線8B先端側を支持した2枚のテープを示 し、該各テープ9は紙等からなり、粘着面を内側にして貼り合わされている(以 下、2枚のテープ9の貼り合わせ状態をテープ9という)。また、該テープ9に は、長手方向に等間隔となるように複数の係合穴9A,9A,…が穿設され、該 各係合穴9Aの間隔は各電子部品8の取付け間隔と等しくなっている。
【0019】 10は供給装置7の架台をなすベースフレーム、11は該ベースフレーム10 の外縁に固着されたガイドレールをそれぞれ示し、該ガイドレール11は、上流 側(供給側)に設けられた直線部11Aと、下流側(排出側)に設けられた直線 部11Bと、該各直線部11A,11Bを連結する円弧部11CとからU字状に 形成されている。また、該ガイドレール11には、テープ9を移動自在に支持す る支持溝11Dが上向きに開口するように長手方向に形成され、下流側の直線部 11Bには、図4に示すように、後述する送り部材16の係合突起16Aが移動 自在に挿通される長穴11Eが搬送方向に沿って形成されている。さらに、前記 上流側の直線部11Aには、供給位置に位置して後述する各位置決めピン24が 挿通される挿通穴11F,11Fが穿設されている。
【0020】 12はベースフレーム10上に位置してガイドレール11の下流側の直線部1 1Bに沿って設けられた送り機構を示し、該送り機構12は、後述するスライド 部13と送りシリンダ19とから大略構成されている。
【0021】 13はガイドレール11の長穴11Eの近傍に設けられた移動部としてのスラ イド部を示し、該スライド部13は、前記直線部11Bに沿って伸長したベース 盤14と、該ベース盤14上に位置して直線部11Bと平行に移動自在となった スライドベース15と、該スライドベース15上に設けられた送り部材16とか ら大略構成されている。
【0022】 ここで、前記送り部材16は、スライドベース15にピン17を介して回動自 在に支持され、先端側には前記長穴11Eを介してテープ9の係合穴9Aに係合 する係合突起16Aが一体に設けられている。また、該送り部材16とスライド ベース15との間には、該送り部材16の係合突起16Aをテープ9側に向けて 付勢する弱ばね18が配設されている。
【0023】 19はスライド部13の下流側に位置してガイドレール11の直線部11Bに 沿って設けられた送りアクチュエータとしての送りシリンダを示し、該送りシリ ンダ19のロッド19A先端はスライドベース15に連結されている。
【0024】 そして、上述のように構成された送り機構12は、図4に示すように、送り部 材16の係合突起16Aをガイドレール11の長穴11Eを介して支持溝11D 内に支持されたテープ9の係合穴9Aに係合させる。この状態で送りシリンダ1 9のロッド19Aを縮小させることにより、図5に示す如く、スライドベース1 5,送り部材16を介してテープ9を矢示A方向(下流側)に引出すように所定 量(送りシリンダ19のストローク分だけ)移動させる。これにより、上流側に 位置する電子部品8は、テープ9と共に下流側に向けて移動されて供給位置に配 置される。
【0025】 一方、テープ9を所定量移動させたら、送りシリンダ19のロッド19Aを伸 長してスライドベース15を矢示B方向(上流側)に移動させる。このときには 、図6に示す如く、送り部材16の係合突起16Aが弱ばね18の付勢力に抗し て回動して係合穴9Aから外れ、テープ9を上流側に移動することなくスライド ベース15,送り部材16のみが矢示B方向に移動するようになっており、初期 位置に到達した時点で、図4に示したように、再度、弱ばね18の付勢力によっ て係合突起16Aが係合穴9Aに係合するようになっている。そして、上述の動 作を繰返すことによってテープ9を所定量ずつ間欠搬送する。
【0026】 20はベースフレーム10上に位置してガイドレール11の上流側の直線部1 1Aに沿って設けられた切断機構を示し、該切断機構20は、図7に示す如く、 後述する固定刃21,移動台22,位置決めピン24,回動部材25,切断シリ ンダ26,移動刃27,挟持部材28から大略構成されている。
【0027】 21はガイドレール11の円弧部11C寄りの直線部11A外側に設けられた 固定刃を示し、該固定刃21は、図8に示すように、下端側がベースフレーム1 0の外縁に固着され、上端側がガイドレール11の上方に向けて屈曲して刃部2 1Aを形成している。また、該刃部21Aには、挟持部材28の先端側が侵入す る溝部21Bが形成されている。
【0028】 22はガイドレール11の上流側の直線部11Aを挟むように固定刃21に対 向して配設された移動台を示し、該移動台22は、ベースフレーム10上に移動 レール23を介して矢示C,D方向(固定刃21に接近,離間する方向)に移動 自在に設けられている。また、該移動台22の一端側(固定刃21側)には、移 動刃27,挟持部材28等が挿着される挿着穴22Aが固定刃21の刃部21A に向けて開口するように形成され、他端側には回動部材25の係合ロッド25B が係合される係合溝22Bが上向きに開口するように形成されている。
【0029】 24,24は移動台22の一側端面に設けられ、ガイドレール11の各挿通穴 11Fに向けて伸長した一対の位置決めピンを示し、該各位置決めピン24は、 移動台22を矢示C方向に移動させたときに前記各挿通穴11Fを介してテープ 9の各係合穴9Aに挿入し、これによって該各係合穴9Aを介して電子部品8を 供給位置に位置決めするものである。
【0030】 25は移動台22の側方近傍に設けられた回動部材を示し、該回動部材25は 、基端側が回動ピン25Aを介してベースフレーム10に回動自在に取付けられ 、扇状に形成された先端側には一方の端部に位置して移動台22の係合溝22B に係合する係合部としての係合ロッド25Bが下向きに突設されている。また、 該回動部材25の先端側には、他方の端部に位置して切断シリンダ26のロッド 26A先端が連結されている。
【0031】 26は基端側がベースフレーム10に回動自在に取付けられた移動アクチュエ ータとしての切断シリンダを示し、該切断シリンダ26のロッド26A先端は回 動部材25の先端側に連結されている。そして、該切断シリンダ26は、そのロ ッド26Aを伸,縮することによって回動部材25を矢示E,F方向に回動し、 係合ロッド25B,係合溝22Bを介して係合した移動台22を矢示C,D方向 に移動するものである。
【0032】 27は基端側が移動台22の挿着穴22A開口寄りに固着された移動刃を示し 、該移動刃27の刃先27Aは固定刃21に向けて伸長し、移動台22が矢示C 方向に移動したときには該刃先27Aが刃部21Aの下端に近接するようになっ ている。そして、該移動刃27は、前記固定刃21との間で電子部品8の各リー ド線8Bを切断するものである。
【0033】 28は基端側が移動台22の挿着穴22A内に移動自在に挿着され、先端側が 該挿着穴22Aから突出した挟持部材を示し、該挟持部材28の先端側にはV字 状の挟持溝28A,28Aが2個形成され、該各挟持溝28Aの間隔は電子部品 8の各リード線8Bの間隔と等しくなっている。また、該挟持部材28の基端側 と挿着穴22Aの底部側との間には、押圧ばね29が設けられ、該押圧ばね29 は移動台22が固定刃21に向けて矢示C方向に移動されたときに、挟持部材2 8の各挟持溝28Aと固定刃21との間で電子部品8の各リード線8Bを所定圧 で挟持させると共に、この挟持状態のまま移動台22が固定刃21に更に接近す るのを許すものである。
【0034】 本実施例による電子部品供給装置7は上述の如き構成を有するもので、次に、 その作動について説明する。
【0035】 まず、送り機構12によりテープ9を矢示A方向に引出すように移動させて電 子部品8を供給位置に配置すると、図9に示す如く、切断シリンダ26のロッド 26Aが伸長されて回動部材25が矢示E方向に回動され、該回動部材25の回 動によって係合ロッド25B,係合溝22Bを介して移動台22が固定刃21に 向けて矢示C方向に移動される。
【0036】 そして、移動台22が矢示C方向に向けて移動されると、最初に、各位置決め ピン24がガイドレール11の各挿通穴11Fを介してテープ9の各係合穴9A に挿入され、これによって該テープ9を所定位置に固定し、該テープ9に取付け られた電子部品8を供給位置に位置決めする。さらに、移動台22を矢示C方向 に移動して固定刃21に接近させると、挟持部材28は、図10,図11に示す ように、その各挟持溝28Aと固定刃21との間に電子部品8の各リード線8B を挟持し、該各リード線8B切断後の電子部品8の姿勢維持に備える。
【0037】 そして、図12に示す如く、さらに切断シリンダ26のロッド26Aを伸長し て移動台22を固定刃21に接近させると、図13に示すように、移動台22の 挿着穴22A内に挟持部材28の基端側を押圧ばね29のばね力に抗して押し込 みつつ、移動刃27の刃先27Aを固定刃21の刃部21Aに接近させる。これ により、電子部品8の各リード線8Bは、図14に示すように、移動刃27の刃 先27Aと固定刃21の刃部21Aとによって切断される。
【0038】 上述のようにして、各リード線8Bが切断された電子部品8が該各リード線8 Bの部品本体8A側が挟持部材28と固定刃21との間に挟持された状態で供給 位置に配置されると、前記部品本体8Aが電子部品実装装置6の把持部6Cによ って把持された後に、切断シリンダ26のロッド26Aが縮小されて移動台22 が矢示D方向に移動されて固定刃21から離間し、挟持部材28による各リード 線8Bの挟持が解除される。これにより、電子部品8は、該実装装置6によって プリント基板5に実装されるようになっている。
【0039】 かくして、本実施例によれば、送りシリンダ19のロッド19Aを伸,縮させ ることによってテープ9に取付けられた各電子部品8を間欠搬送し、切断シリン ダ26を伸,縮して移動台22を矢示C,D方向に移動させることによって電子 部品8の位置決め、各リード線8Bの保持および切断することができるから、従 来技術では5本必要であったシリンダを送りシリンダ19と切断シリンダ26と の2本にすることができ、装置自体を小型化できる上に、制御を容易にすること ができる。
【0040】 また、切断シリンダ26と移動台22との間に回動部材25を設けるようにし ているから、ロッド26Aの伸,縮する方向と直交する方向に該移動台22を移 動させることができ、前記切断シリンダ26をベースフレーム10の長手方向に 沿って配設することにより該ベースフレーム10上を有効に利用して、より一層 の小型化を図ることができる。
【0041】 さらに、テープ9(電子部品8)を搬送する送り機構12をガイドレール11 の下流側(排出側)に設け、該送り機構12によって該テープ9を引出すように 移動させるようにしているから、移動時にテープ9の詰りが発生するのを確実に 防止することができ、該テープ9の切断作業を廃止することにより切断シリンダ 26の負荷を軽減して、該切断シリンダ26を小型化することができる。また、 テープ9の切断作業を廃止することにより、切断屑の排出装置を廃止することが でき、このことからも装置の小型化および簡素化を図ることができる。
【0042】 なお、エア源があるときには、上述したようにアクチュエータとしてエアシリ ンダ等を用い、一方、電源のみの場合には、電動モータ,ラック,ピニオン等に よって往復動アクチュエータを構成するようにすればよい。
【0043】
【考案の効果】
以上詳述した通り、本考案によれば、送り機構の送りアクチュエータによって テープに取付けられた電子部品を搬送し、切断機構の移動アクチュエータによっ て電子部品の位置決め、各リード線の保持および切断を行なうようにしているか ら、従来技術では5本必要であったアクチュエータを、前記送りアクチュエータ と移動アクチュエータの2本とすることができ、装置全体を小型化できる上に、 各アクチュエータの制御を容易にすることができる。
【0044】 また、送り機構をガイドレールの下流側に設け、該送り機構によってテープを 引出すように上流側から下流側に向けて移動させるようにしているから、該テー プの移動時に詰りが生じるのを確実に防止することができ、従来技術では必要で あったテープの切断作業や切断屑の排出装置を廃止することができ、より一層装 置の小型化、簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による電子部品供給装置を基板搬送装
置に配置した状態を示す平面図である。
【図2】図1中の電子部品供給装置を拡大して示す平面
図である。
【図3】図2中の電子部品とテープのを拡大して示す外
観斜視図である。
【図4】図2中の送り機構等を拡大して示す平面図であ
る。
【図5】送り機構によってテープを移動させた状態を示
す図4と同様位置の平面図である。
【図6】送り機構のスライドベースを初期位置に向けて
移動している状態を示す図4と同等位置の平面図であ
る。
【図7】図2中の切断機構を拡大して示す平面図であ
る。
【図8】図7中の矢示VIII−VIII方向から見た切断機構
の断面図である。
【図9】切断シリンダのロッドを伸長して移動台を移動
している状態を示す図2と同様位置の平面図である。
【図10】図9中の切断機構を拡大して示す平面図であ
る。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向から見た切断機構
の断面図である。
【図12】切断シリンダのロッドを伸長して移動台を移
動した状態を示す図2と同様位置の平面図である。
【図13】図12中の切断機構を拡大して示す平面図で
ある。
【図14】図13中の矢示 XIV−XIV 方向から見た切断
機構の断面図である。
【符号の説明】
7 電子部品供給装置 8 電子部品 8A 部品本体 8B リード線 9 テープ 9A 係合穴 11 ガイドレール 12 送り機構 13 スライド部(移動部) 16 送り部材 16A 係合突起 19 送りシリンダ(送りアクチュエータ) 20 切断機構 21 固定刃 22 移動台 22B 係合溝 24 位置決めピン 25 回動部材 25B 係合ロッド(係合部) 26 切断シリンダ(移動アクチュエータ) 27 移動刃 28 挟持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に等間隔で複数の係合穴が穿設
    されたテープに等間隔となるようにリード線の先端側が
    固着された複数個の電子部品と、該テープを長手方向に
    移動自在に支持するガイドレールと、該ガイドレールの
    下流側に位置してガイドレールに支持されたテープを引
    出すように上流側から下流側に向けて移動させ、該テー
    プに固着された電子部品を供給位置に向けて間欠搬送す
    る送り機構と、該送り機構の上流側に位置して前記ガイ
    ドレールの供給位置に設けられ、該送り機構によって供
    給位置に搬送された電子部品のリード線を切断して該電
    子部品をテープから切り離す切断機構とを備え、前記送
    り機構は、前記ガイドレールに沿って移動自在に設けら
    れ、下流方向に移動するときにのみ前記テープの係合穴
    に係合する係合突起を有した移動部と、該移動部を往復
    動させる送りアクチュエータとから構成し、前記切断機
    構は、前記ガイドレールの側方に設けられた固定刃と、
    前記ガイドレールを挟むように該固定刃に対して接近,
    離間自在に設けられた移動台と、該移動台の近傍に位置
    して回動自在に設けられ、係合部を介して該移動台の係
    合溝に係合した回動部材と、該回動部材に接続され、該
    回動部材を回動させることによって前記移動台を固定刃
    に接近,離間させる移動アクチュエータと、前記移動台
    に設けられ、テープの係合穴に侵入して電子部品を供給
    位置に位置決めする位置決めピンと、前記移動台に位置
    して前記固定刃に対向して設けられ、該位置決めピンに
    よって位置決めされた電子部品のリード線を該固定刃と
    の間で切断する移動刃と、前記移動台に位置して前記固
    定刃に対向して設けられ、該移動台と固定刃との接近時
    に電子部品側のリード線を挟持する挟持部材とから構成
    してなる電子部品供給装置。
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