JPH0729897U - 電子機器の筐体 - Google Patents
電子機器の筐体Info
- Publication number
- JPH0729897U JPH0729897U JP6008393U JP6008393U JPH0729897U JP H0729897 U JPH0729897 U JP H0729897U JP 6008393 U JP6008393 U JP 6008393U JP 6008393 U JP6008393 U JP 6008393U JP H0729897 U JPH0729897 U JP H0729897U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高発熱ユニットの隣に配置されるユニットと高
発熱ユニットが密着させられる側の筐体壁面との間に大
きなスペースを確保できる電子機器の筐体の提供。 【構成】放熱フィン52bが突出して設けられている外
壁面52aの部分に対応する第1の内壁面52cの部分
に発熱体を有する第1の電子部品ユニット56が密着さ
せられて収納され、かつ、この第1の電子部品ユニット
56の隣りに第2の電子部品ユニット55が収納される
電子機器の筐体において、第1の内壁面52cと並行し
第2の電子部品ユニット55と対向する第2の内壁面5
2dの部分が第1の内壁面52cを含む平面に対して放
熱フィン52bの突出方向へ所定距離ずらされている。
発熱ユニットが密着させられる側の筐体壁面との間に大
きなスペースを確保できる電子機器の筐体の提供。 【構成】放熱フィン52bが突出して設けられている外
壁面52aの部分に対応する第1の内壁面52cの部分
に発熱体を有する第1の電子部品ユニット56が密着さ
せられて収納され、かつ、この第1の電子部品ユニット
56の隣りに第2の電子部品ユニット55が収納される
電子機器の筐体において、第1の内壁面52cと並行し
第2の電子部品ユニット55と対向する第2の内壁面5
2dの部分が第1の内壁面52cを含む平面に対して放
熱フィン52bの突出方向へ所定距離ずらされている。
Description
【0001】
本考案は放熱用のフィンを有する電子機器の筐体の改良に関する。
【0002】
複数の異なる電子部品ユニットが高密度で実装される電子機器では、高発熱体 を有するユニットから発生する熱を適切に放熱すると共に、各ユニットの充分な 配線スペースを確保しながら、機器筐体内の限られたスペースに各ユニットを効 率よく配置することが、機器の信頼性を高め、安定した品質を長く保つ上で重要 なことである。図8乃至図12に各種のユニットが収納され高発熱ユニットの放 熱を考慮した従来の電子機器の筐体を示す。
【0003】 この筐体10は、枠形の本体11、この本体11の背面側に取り付けられる背 面板12、及び本体11の前面側開口部を塞ぐ前面パネル13を具備して構成さ れて、図8に示す如く、中央部には複数の制御ユニット15が配置され、ユニッ ト15の左右には高発熱体を有する高発熱ユニット16が配置される。
【0004】 制御ユニット15は、図11及び図12に示す如く、本体11に立設されたマ ザーボード17にコネクタ18,19,を介して接続されており、マザーボード 17は配線ケーブル21を介して背面板12の上部に設けられた外部接続接栓2 2に接続されている。また、背面板12は熱の良導体で形成されており、その外 壁面12aには放熱フィン12bが多数突出して設けられている。そして、高発 熱ユニット16は、図10に示すように、その放熱面16aが背面板12の内壁 面12cに密着するまで筐体10内に挿入され、ユニット16で生じた熱は背面 板12の放熱フィン12bにより筐体外部へ放出される。
【0005】 この従来の筐体10によると、マザーボード17と背面板12との間隔が狭く 、従って配線ケーブル21を配線するための充分なスペースを確保できなかった 。そのため、配線ケーブル21が急激に曲げられ、配線ケーブル21とマザーボ ード17との接栓部21a等に大きな負担がかかっていた。また、配線ケーブル 21の余長部分がマザーボード17の両側から突出しがちとなり、このケーブル 21の余長部分が背面板12と高発熱ユニット16との間に挟まるという不具合 も生じていた。
【0006】 また、上記不具合を解決するべく、マザーボード17と背面板12との間隔を 広くとりケーブル21の配線スペースを大きくすると、制御ユニット15の実装 スペースが減少するという問題が生じる。
【0007】
上述の如く、上記筐体では、制御ユニットと背面板との間に配線ケーブルの配 線スペースを充分に取れていないので、配線ケーブルやその接続部分に負担がか かり、また、ケーブルの余長部分が高発熱ユニットと背面板との間に挟まるとい う問題が生じていた。
【0008】 本考案は上記従来の欠点を解決するためになされたものであり、高発熱ユニッ トの隣に配置されるユニットと高発熱ユニットが密着させられる側の筐体壁面と の間に大きなスペースを確保できる電子機器の筐体を提供することを目的とする 。
【0009】
本考案では、放熱フィンが突出して設けられている外壁面の部分に対応する第 1の内壁面の部分に発熱体を有する第1の電子部品ユニットが密着させられて収 納され、かつ、この第1の電子部品ユニットの隣りに第2の電子部品ユニットが 収納される電子機器の筐体において、前記第1の内壁面と並行し前記第2の電子 部品ユニットと対向する第2の内壁面の部分が前記第1の内壁面を含む平面に対 して前記放熱フィンの突出方向へ所定距離ずらされた構成となっている。
【0010】
本考案では、第2の電子部品ユニットと対向する第2の内壁面は第1の内壁面 を含む平面に対して放熱フィンの突出方向へ所定距離ずらされているので、この ずらされた分だけ第2の内壁面と第2の電子部品ユニットとの間のスペースが大 きくなる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図1乃至図7を参照して詳述する。図1乃至図5は第 1の実施例を説明する図であり、図2は筐体の内部を示す部分切欠斜視図、図3 は筐体の背面斜視図、図1は図3のA−A線断面図、図4は図3のB−B線断面 図、図5は図3のC−C線断面図である。
【0012】 本例の筐体50は、従来の筐体10と同様、枠形の本体51、この本体51の 背面側に取り付けられる背面板52、及び本体11の前面側開口部を塞ぐ前面パ ネル53を具備して構成されており、図1及び図2に示す如く、筐体50の中央 部には複数の制御ユニット(第2の電子部品ユニット)55が配置され、ユニッ ト55の左右には高発熱体を有する高発熱ユニット(第1の電子部品ユニット) 56が配置される。
【0013】 制御ユニット55は、本体51に立設されたマザーボード57にコネクタ58 ,59を介して接続されており、マザーボード57は、図5に示す如く、配線ケ ーブル61を介して背面板12の上部に設けられている外部接続接栓62に接続 されている。
【0014】 背面板52は熱の良導体で形成されており、その外壁面52aには放熱フィン 52bが多数突出して設けられている。そして、高発熱ユニット56は、図4に 示す如く、放熱フィン52bが設けられている外壁面52aの部分に対応する内 壁面の部分(第1の内壁面)52cにその放熱面56aが密着するまで筐体50 内に挿入される。従って、高発熱ユニット56で発生した熱は効率良く背面板5 2に伝達され放熱フィン52bにより筐体外部へ放出される。また、背面板52 は、図1に示す如く、その内壁面のうちのマザーボード57に対向する内壁面の 部分(第2の内壁面)52dが内壁面52cを含む平面に対して放熱フィン52 bの突出方向へ所定距離ずらされる状態に屈曲されている。従って、図5に示す 如く、マザーボード57と背面板52との間隔は従来の筐体10に比べ格段と広 くなっている。
【0015】 上記の如く、本例の筐体50では背面板52の内壁面側を屈曲形成することに よりマザーボード57と背面板52との間に大きな配線スペース65を得ること ができた。従って、配線ケーブル61を無理のない状態で配線することができ、 従って、ケーブル61やその接線部61aに負担がかかることはない。また、内 壁面52dを放熱フィン52bの突出方向へずらしたことにより、充分な配線ス ペース65を確保した上でさらに、マザーボード57を内壁面52cを含む平面 に近接させることが可能となっている。従って、配線ケーブル61の余長部分が マザーボード57の両側から突出することがないので、ケーブル61の余長部分 が背面板52と高発熱ユニット56との間に挟まるという心配はない。また、マ ザーボード57が内壁面52cを含む平面側に移動したことにより制御ユニット 55自体の実装スペースも従来よりも大きくすることが可能となっている。
【0016】 図6及び図7は本考案の第2の実施例を示す図である。本例の筐体50Aでは 、図7に示す如く、内壁面52dをずらす量を筐体50の場合に比較して若干小 さくし、内壁面52dに対応する外壁面52aの部分にも背の低い放熱フィン5 2eを形成した場合を示すものである。充分な配線スペース65をとってもまだ 余裕があり、かつ、高発熱ユニット56の放熱効果をさらに良好なものとしたい 場合には、本例の如く、背面板52の外壁面52aの全体に放熱フィンを設けた 構成とすることも可能である。その他の構成、作用、効果は第1の実施例と同様 である。
【0017】
【考案の効果】 以上説明したように本考案の電子機器の筐体では、第2の電子部品ユニットと 対向する第2の内壁面の部分が第1の内壁面を含む平面に対して放熱フィンの突 出方向へ所定距離ずらされているので、その分だけ第2の内壁面と第2の電子部 品ユニットとの間のスペースが大きくなる。従って、このスペースを配線スペー スや部品実装スペースとして利用することができる。
【図1】本考案の第1の実施例に係る筐体を説明する断
面図。
面図。
【図2】図1に係る筐体の部分切欠斜視図。
【図3】図1に係る筐体の背面側斜視図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】図3のC−C線断面図。
【図6】本考案の第2の実施例に係る筐体の背面側斜視
図。
図。
【図7】図6のD−D線断面図。
【図8】従来の筐体の正面図。
【図9】従来の筐体の背面側斜視図。
【図10】図9のE−E線断面図。
【図11】図9のF−F線断面図。
【図12】図9のG−G線断面図。
50 筐体 52a 外壁面 52b 放熱フィン 52c 第1の内
壁面 52d 第2の内壁面 55 第2の電子
部品ユニット 56 第1の電子部品ユニット
壁面 52d 第2の内壁面 55 第2の電子
部品ユニット 56 第1の電子部品ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 放熱フィンが突出して設けられている外
壁面の部分に対応する第1の内壁面の部分に発熱体を有
する第1の電子部品ユニットが密着させられて収納さ
れ、かつ、この第1の電子部品ユニットの隣りに第2の
電子部品ユニットが収納される電子機器の筐体におい
て、前記第1の内壁面と並行し前記第2の電子部品ユニ
ットと対向する第2の内壁面の部分が前記第1の内壁面
を含む平面に対して前記放熱フィンの突出方向へ所定距
離ずらされていることを特徴とする電子機器の筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6008393U JPH0729897U (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 電子機器の筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6008393U JPH0729897U (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 電子機器の筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729897U true JPH0729897U (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=13131841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6008393U Withdrawn JPH0729897U (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 電子機器の筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729897U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140015A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Nec Corp | 通信機器の実装構造とその放熱方法 |
JP2013183146A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | Toshiba Corp | 電子機器の放熱構造 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP6008393U patent/JPH0729897U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140015A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Nec Corp | 通信機器の実装構造とその放熱方法 |
JP2013183146A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | Toshiba Corp | 電子機器の放熱構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |