JPH0729552Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH0729552Y2
JPH0729552Y2 JP9940489U JP9940489U JPH0729552Y2 JP H0729552 Y2 JPH0729552 Y2 JP H0729552Y2 JP 9940489 U JP9940489 U JP 9940489U JP 9940489 U JP9940489 U JP 9940489U JP H0729552 Y2 JPH0729552 Y2 JP H0729552Y2
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JP
Japan
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movable
electromagnetic relay
base
slits
leaf springs
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JP9940489U
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JPH0337736U (ja
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準一 金谷
宗生 仲田
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁継電器、特に可動ブロックを挾着保持する
一対の板ばねの支持構造に関する。
(従来技術と考案が解決しようとする課題) 従来、可動ブロックを挾着保持する一対の板ばねの支持
構造としては、例えば、第10図および第11図に示すよう
に、ベース1に設けた圧入溝2に支持板3の下端部を圧
入して立設する一方、長尺な帯状ばね材を平面略コ字形
状に屈曲して形成した対向する一対の板ばね4,5で図示
しない可動ブロックを挾着保持し、その中間部6を前記
支持板3の背面にスポット溶接で一体化することによ
り、前記可動ブロックを板ばね4,5の挾着方向に往復移
動可能に支持する方法がある。
しかしながら、このものではベース1に立設した支持板
3の背面に、板ばね4,5を連結する中間部6を溶接一体
化するものであるので、溶接の際の位置決めに手間がか
かり、生産性が低いだけでなく、特別な溶接用器具を必
要とするという問題点があった。
本考案は、前記問題点に鑑み、特別な溶接用器具を必要
とせず、生産性が高い電磁継電器を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本考案にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するた
め、可動ブロックを挾着保持する一対の板ばねの両端部
を、電磁石ブロックを載置,固定したベースに支持し、
前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づき、前記可動ブ
ロックを前記板ばねの挾着方向に往復移動させて接点を
開閉する電磁継電器において、前記ベースに、両側にス
リットを有する2枚の支持部材を、前記スリットがずれ
て連通するように重ね合わせて立設し、前記板ばねの端
部をずれて連通する各スリットに圧入して支持した構成
としたものである。
(作用) したがって、本考案によれば、板ばねの端部が2枚の支
持部材のずれて連通するスリットを介してベースに支持
されることになる。
(実施例) 以下、本考案にかかる電磁継電器の実施例を第1図ない
し第5図の添付図面に従って説明する。
第1実施例は第1図ないし第3図に示すように、高周波
リレーに適用した場合で、大略、ベース10と、シールド
機構部20と、電磁石ブロック30と、可動ブロック40と、
支持ばね50と、ケース60とから構成されている。
ベース10は平面長方形の浅い箱形状を有する樹脂成形品
で、底面の両側隅部に長辺方向に沿って接点端子11a,11
b,11cおよび12a,12b,12cをそれぞれ設けてある。さら
に、短辺側の一方の側壁には後述する支持ばね50を支持
する2枚の支持板13,14を重ね合わせて立設してある。
前記支持板13および14は一対のスリット13a,13bおよび1
4a,14bを有し、両者を重ね合わせると、前記スリット13
a,13bおよび14a,14bがそれぞれずれて連通するようにな
っている。一方、短辺側の他方の側壁角部には一対の支
柱部15,16を突設してある。この支柱部15,16には後述す
る支持ばね50を保持する保持溝15a,16aをそれぞれ設け
てある。
シールド機構部20はシールドケース21とアース端子25と
からなるもので(第4図ないし第6図参照)、シールド
ケース21は打ち抜いた金属板の両側隅部をプレス加工で
曲げ起こすことにより、一対の対向するシールド壁22,2
3を形成したものである。
アース端子25はプレス加工で複数本の連続する端子部26
を一体に打ち抜いて形成した後、屈曲したものである。
そして、前記アース端子25の上端部25aを前記シールド
ケース21の底部にカシメ固定して一体化した後、前記端
子部26をベース10の所定の位置に圧入することにより、
対向する一対の前記シールド壁22,23の間に、接点端子1
2a,12b,12cが位置決めされ、磁気シールドされる(第6
図)。これは接点端子11a,11b,11cも同様である。な
お、全接点端子とシールドケース21とは非接触状態にあ
り、絶縁されていることは勿論である。
電磁石ブロック30はスプール31の胴部に2組のコイル3
2,32を巻回し、コイル32,32の引き出し線をスプール31
の鍔部に突設したコイル端子33a,33bにからげて電気接
続したもので、前記スプール31の胴部に設けた角孔に鉄
芯34を挿通し、突出する一端部を磁極部34aとする一
方、突出する他端部をヨーク35の後方曲げ起し片35aに
カシメ固定して一体化すると、前記磁極部34aが前記ヨ
ーク35の前方曲げ起し片35b,35cの間に位置決めされ
る。
そして、電磁石ブロック30は前記ベース10の底面中央部
に固定される。
可動ブロック40は樹脂製可動台41の前方枠部41aに、一
対の可動鉄片42,43に挾持された永久磁石44を圧入して
接着剤で固定する一方、可動台41の両側縁部に2個ずつ
設けた角孔に絶縁台45a,45b,45c,45d(手前片側の絶縁
台45dのみを図示する。)をそれぞれ下方側から圧入し
て仮留めしたものである。そして、前記絶縁台45a,45b
および45c,45dは可動接触片46a,46bおよび46c,46dをそ
れぞれ有しているので、可動ブロック40は2列の平行な
可動接触片列を形成する。
支持ばね50は連結体51の両側部に平行に設けた2枚の板
ばね52,53を対向するように曲げ起こしたもので(第7
図参照)、前記板ばね52,53はその後端部を内方に折り
曲げて折り曲げ部52b,53bをそれぞれ形成してある。な
お、連結体51と板ばね52,53との境界角部に設けた孔54
は、シール剤注入孔である。
本実施例によれば、2枚の板ばね52,53を連結体51で一
体化しているので、部品点数が減少し、組み立て工数が
減少するとともに、板ばね52,53間の寸法精度が高くな
り、組み立て精度が向上するので、動作特性にバラツキ
が生じにくいという利点がある。
そして、前記可動台41に支持ばね50を組み付けて位置決
めした後、注入孔54からシール剤を注入することによ
り、可動台41に絶縁台45a,45b,45c,45dを固着するとと
もに、あふれ出したシール剤で可動ブロック40と支持ば
ね50とを一体化する。
ついで、ベース10に固定した前記電磁石ブロック30の上
方に可動ブロック40を位置決めし、板ばね52,53の端部5
2a,53aを前記ベース10の保持溝15a,16aにそれぞれ嵌合
し、若干のガタツキを有する状態で位置決めする一方、
その他方の端部を支持板13,14のずれて連通するスリッ
ト13a,14aおよび13b,14bにそれぞれ圧入することによ
り、可動ブロック40が第1図中、矢印m,n方向に往復移
動可能に支持される。
本実施例では、板ばね52,53の折り曲げ部52b,53bが支持
板13の背面に係止するので、水平方向のガタツキが少な
く、位置決め精度が高いという利点がある。
ついで、ベース10にケース60を嵌合し、ベース10の底面
にシール剤を注入,固化することにより、組み立て作業
が完了する。
なお、ケース60を嵌合することにより、板ばね52,53の
端部52a,53aが浮き上がることがないので、可動ブロッ
ク40の浮き上りを規制できるという利点がある。
次に、本実施例にかかる電磁継電器の動作を説明する。
今、無励磁時においては、永久磁石44の磁力により、可
動鉄片42が鉄芯34の磁極部34aに吸着するとともに、可
動鉄片43がヨーク35の前方曲げ起こし片35cに吸着して
磁気回路を閉成している。そして、可動接触片46bおよ
び46cが接点端子11b,11cおよび12a,12bにそれぞれ接触
している。
そして、前記永久磁石44の磁束を打ち消すように2組の
コイル32,32のうち、その一組を励磁すると、可動鉄片4
2が鉄芯34の磁極部34aに、可動鉄片43がヨーク35の前方
曲げ起し片35cにそれぞれ反発する一方、ヨーク35の前
方曲げ起こし片35bおよび鉄芯34の磁極部34aにそれぞれ
吸引されるので、可動ブロック40が第1図中の矢印m方
向に移動する。
ついで、可動接触片46bおよび46cが接点端子11b,11cお
よび12a,12bから開離する一方、可動接触片46aおよび46
dが接点端子11a,11bおよび12b,12cにそれぞれ接触する
とともに、可動鉄片42,43がヨーク35の前方曲げ起こし
片35bおよび鉄芯34の磁極部34aにそれぞれ吸着し、磁気
回路を閉成する。
次に、前記コイル32の励磁を解くと、永久磁石44の磁力
により、その状態が保持される。
さらに、前述の励磁と逆方向に他方のコイル32を励磁す
ると、可動鉄片42,43は前述の動作と逆の動作を行な
い、第1図中の矢印n方向に復帰し、可動接触片46aお
よび46dが接点端子11a,11bおよび12b,12cから開離する
とともに、可動接触片46bおよび46cが接点端子11b,11c
および12a,12bに接触して元の状態に復帰する。
なお、可動接触片46a,46b,46c,46dが接点端子にそれぞ
れ接触していない動作時または復帰時は、シールドケー
ス21のシールド壁22,23に接触して磁気シールドされて
いる。
第2実施例は第8図および第9図に示すように、前述の
第1実施例が板ばね52,53の対向する両端部が切り離さ
れている場合であるのに対し、一方側の対向する端部が
中間部55で連結一体化されている場合である。
本実施例によれば、板ばね52,53間の寸法精度が高くな
り、動作特性にバラツキが生じにくいという利点があ
る。
なお、前述の実施例では駆動源となる鉄芯の磁極部が一
つである場合について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、両側部に駆動源をそれぞれ有する電磁継電器に適用
してもよいことは勿論である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ベー
スに、両側にスリットを有する2枚の支持板を重ね合わ
せて立設し、ずれて連通する前記スリットに板ばねの一
端部を圧入すると、板ばねの一端部が固定,支持される
ので、従来例のように位置決めに手間がかからず、生産
性が高くなるとともに、特別な溶接用器具を必要としな
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案にかかる電磁継電器の第1
実施例を示し、第1図は平面断面図、第2図は正面断面
図、第3図は左側面断面図、第4図はシールドケースの
展開図、第5図および第6図はシールド機構部の分解斜
視図および平面図、第7図は支持ばねの斜視図、第8図
および第9図は本考案にかかる電磁継電器の第2実施例
を示す要部斜視図および要部平面図、第10図および第11
図は従来例にかかる電磁継電器の要部斜視図および要部
平面図である。 10……ベース、13,14……支持板、13a,13b,14a,14b……
スリット、30……電磁石ブロック、40……可動ブロッ
ク、52,53……板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動ブロックを挾着保持する一対の板ばね
    の両端部を、電磁石ブロックを載置,固定したベースに
    支持し、前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づき、前
    記可動ブロックを前記板ばねの挾着方向に往復移動させ
    て接点を開閉する電磁継電器において、 前記ベースに、両側にスリットを有する2枚の支持部材
    を、前記スリットがずれて連通するように重ね合わせて
    立設し、前記板ばねの端部をずれて連通する各スリット
    に圧入して支持したことを特徴とする電磁継電器。
JP9940489U 1989-08-24 1989-08-24 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH0729552Y2 (ja)

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JPH0337736U JPH0337736U (ja) 1991-04-11
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