JP3822649B2 - 電磁リレーの接極子の製造方法 - Google Patents
電磁リレーの接極子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3822649B2 JP3822649B2 JP20085692A JP20085692A JP3822649B2 JP 3822649 B2 JP3822649 B2 JP 3822649B2 JP 20085692 A JP20085692 A JP 20085692A JP 20085692 A JP20085692 A JP 20085692A JP 3822649 B2 JP3822649 B2 JP 3822649B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- plate
- electromagnetic relay
- dual
- sequential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電磁リレーの接極子の製造方法に関し、詳しくは接極子と固定鉄芯との間のギャップを形成するための非磁性体の例えば薄金属板製のレシジュアルプレートにより接極子と固定鉄芯との間のギャップを所定通りになして、レシジュアルプレートによる接極子の復帰特性を安定化させようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すように、電磁リレーにおける固定鉄芯1に対して揺動されて当接離間される接極子2には、その先端部にレシジュアルプレート3が付設されて、揺動する接極子2が固定鉄芯1に磁着されるのに、レシジュアルプレート3において接極子2と固定鉄芯1との間にギャップGを形成して、接極子2の復帰動作を安定化させて、電磁リレーの特性を安定化させようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような構成のものにおいては、図4(a)に示すように、レシジュアルプレート3の溶接位置が先端から引き込むようにずれる場合には、接極子2と固定鉄芯1とが直接接触して、接極子2の復帰時に応答性が悪く、復帰特性が低下することになる。そして、図4(b)に示すように、接極子2の先端からレシジュアルプレート3がはみ出して溶接される場合には、レシジュアルプレート3が固定鉄芯1に当たり、ギャップGが大きくなり過ぎ、電磁リレーの作動特性が損なわれるという問題があった。そして、レシジュアルプレート3を接極子2の先端部に沿うように曲げ加工するのに、金属製の加工治具Jを使用するのに、図5(b)に示すように、曲げ加工時に加工治具Jがレシジュアルプレート3に強く当接して、レシジュアルプレート3の溶接が外れることがあるものである。
【0004】
本発明はこのような問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、レシジュアルプレートを接極子の先端部に沿わせることで、接極子と固定鉄芯との間に所定通りのギャップを形成でき、レシジュアルプレートの機能を充分に活かして電磁リレーの作動特性を安定化させることができる電磁リレーの接極子の製造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の電磁リレーの接極子の製造方法は、接極子2に平板状のレシジュアルプレート3が接極子2のエッジ部2aより外方に突出されて溶接された後、溶接部分を押さえる方向において弾性部材4の前面でレシジュアルプレート3を突出部分も含めて押してレシジュアルプレート3を接極子2のエッジ部2aに沿うように曲げ加工することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
レシジュアルプレート3の曲げ加工に際して、レシジュアルプレート3の溶接部分を押さえる方向において弾性部材4を介して曲げ加工をおこなうのであり、接極子2にレシジュアルプレート3を溶接することで接極子2に対するレシジュアルプレート3の位置決めを正確におこなうことができ、かつ、弾性部材4によって溶接部分を押さえながら弾性部材4の変形によってレシジュアルプレート3を曲げ加工することから、レシジュアルプレート3の溶接が外れるのを回避でき、レシジュアルプレート3を接極子2の先端部に沿うように良好に曲げ加工することができる。
【0007】
また、レシジュアルプレート3を曲成して接極子2の先端部のエッジ部2aを覆い、レシジュアルプレート3を介して接極子2が固定鉄芯1に当接して、レシジュアルプレート3の厚み通りのギャップGを形成する。接極子2の復帰特性はもちろんリレー特性を安定化させる。
【0008】
【実施例】
図3は電磁リレーの全体図を示していて、コイルブロック5から延出された固定鉄芯1,1間に永久磁石6が配設され、永久磁石6の上部に接極子2が揺動自在に配設され、接極子2には可動接点ばね7が付設され、可動接点ばね7には可動接点8が付設され、コイル端子9,9を介してのコイルへの通電方向の切換えにて、接極子2をシーソー揺動させ、可動接点8を固定接点10,10に対して開閉する有極電磁リレーを構成してある。図中11はリレー端子である。そして、このような有極電磁リレーの構成は種々設計変更可能である。
【0009】
そして、接極子2には先端部のエッジ部2aを覆うように略L字型に曲成されたレシジュアルプレート3が付設されている。このように、レシジュアルプレート3は略L字型に形成されて接極子2の先端部のエッジ部2aを覆い、レシジュアルプレート3を介して接極子2が固定鉄芯1に当接して、レシジュアルプレート3の厚み通りのギャップGを形成でき、接極子2の復帰特性はもちろんリレー特性を安定化させるのである。そして、接極子2にレシジュアルプレート3を付設するには、接極子2に平板状のレシジュアルプレート3が溶接された後、ウレタンゴムのような弾性部材4を介してレシジュアルプレート3を接極子2の先端部に沿うように曲げ加工するのである。また、レシジュアルプレート3は接極子2から略0.1mm程度突出され、かかる個所において折り曲げ加工をおこなうものであり、電磁リレーが小型化される程、レシジュアルプレート3を接極子2に精度高く取付けるのが難しく、そして、レシジュアルプレート3を接極子2から突出させ、かかる個所を曲げ加工することで、レシジュアルプレート3にて接極子2のエッジ部2aを覆い、レシジュアルプレート3によるギャップGの寸法出しが所定通りにおこなえるものである。また、レシジュアルプレート3は接極子2の凹部12に埋め込むようにしてもよいものである。
【0010】
【発明の効果】
本発明は上述のように、接極子に平板状のレシジュアルプレートが接極子のエッジ部より外方に突出されて溶接された後、溶接部分を押さえる方向において弾性部材の前面でレシジュアルプレートを突出部分も含めて押してレシジュアルプレートを接極子のエッジ部に沿うように曲げ加工するから、レシジュアルプレートの曲げ加工に際して、レシジュアルプレートの溶接部分を押さえる方向において弾性部材を介して曲げ加工をおこなうのであり、接極子にレシジュアルプレートを溶接することで接極子に対するレシジュアルプレートの位置決めを正確におこなうことができ、かつ、弾性部材によって溶接部分を押さえながら弾性部材の変形によってレシジュアルプレートを曲げ加工することから、レシジュアルプレートの溶接が外れるのを回避でき、レシジュアルプレートを接極子の先端部に沿うように良好に曲げ加工することができるという利点がある。
【0011】
また、レシジュアルプレートが接極子に溶接され、レシジュアルプレートは接極子のエッジ部より外方に突出され、この突出した部分は接極子のエッジ部に沿うように曲げられて接極子の先端部のエッジ部を覆うから、レシジュアルプレートを介して接極子が固定鉄芯に当接して、レシジュアルプレートの厚み通りのギャップを形成する。接極子の復帰特性はもちろんリレー特性を安定化させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略側断面図である。
【図2】 同上の製造方法を示し、(a)(b)(c)は工程図である。
【図3】 同上の電磁リレーを示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】 従来例を示し、(a)(b)はその問題点を示す説明図である。
【図5】 同上の製造方法を示し、(a)(b)は工程図である。
【符号の説明】
1 固定鉄芯
2 接極子
2a エッジ部
3 レシジュアルプレート
4 弾性部材
Claims (1)
- 接極子に平板状のレシジュアルプレートが接極子のエッジ部より外方に突出されて溶接された後、溶接部分を押さえる方向において弾性部材の前面でレシジュアルプレートを突出部分も含めて押してレシジュアルプレートを接極子のエッジ部に沿うように曲げ加工することを特徴とする電磁リレーの接極子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20085692A JP3822649B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 電磁リレーの接極子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20085692A JP3822649B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 電磁リレーの接極子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652773A JPH0652773A (ja) | 1994-02-25 |
JP3822649B2 true JP3822649B2 (ja) | 2006-09-20 |
Family
ID=16431364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20085692A Expired - Lifetime JP3822649B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 電磁リレーの接極子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3822649B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP20085692A patent/JP3822649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0652773A (ja) | 1994-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02250230A (ja) | 電磁接触器 | |
JPS63225448A (ja) | 電磁継電器 | |
JP3822649B2 (ja) | 電磁リレーの接極子の製造方法 | |
JPH0660785A (ja) | 電磁継電器 | |
US5015979A (en) | Electromagnetic relay | |
JPH10214555A (ja) | 電気スイッチング装置及び電気スイッチング装置用のマグネットアングルの製造方法 | |
JPH073566Y2 (ja) | 電磁継電器 | |
JP3213412B2 (ja) | 有極リレー | |
JPH0612955A (ja) | 電磁継電器 | |
JPS6235245Y2 (ja) | ||
JPH06267392A (ja) | 電磁継電器 | |
JP3251970B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JP2548175Y2 (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0727543Y2 (ja) | 電磁継電器 | |
JP2566387B2 (ja) | 有極リレー | |
JPH0739159Y2 (ja) | 可動ばねの固着保持構造 | |
JP2861126B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JPS5934966Y2 (ja) | ソレノイド | |
JPH10255635A (ja) | 電磁石マイクロリレー | |
JPH08195154A (ja) | 電磁リレー | |
JPH041695Y2 (ja) | ||
JPH1186710A (ja) | 有極リレー | |
JP2009014132A (ja) | 電磁安全弁 | |
JPH0451419A (ja) | 電磁継電器の調整方法 | |
JPH03203309A (ja) | 電磁石装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030708 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060623 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630 Year of fee payment: 4 |