JPH0729546B2 - プラスチック製窓部材の製造方法 - Google Patents

プラスチック製窓部材の製造方法

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JPH0729546B2
JPH0729546B2 JP1341160A JP34116089A JPH0729546B2 JP H0729546 B2 JPH0729546 B2 JP H0729546B2 JP 1341160 A JP1341160 A JP 1341160A JP 34116089 A JP34116089 A JP 34116089A JP H0729546 B2 JPH0729546 B2 JP H0729546B2
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resin
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雅晴 岡村
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大協株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチック製窓部材の製造方法の改良に関す
るものである。
(従来の技術) 近年、自動車用窓には、第1図に示すように、外観上ボ
ディとの一体感を出すために、硬質透明樹脂板1を用
い、この端面を断面が略コ字形状の不透明樹脂部2で覆
い、これをボディの窓枠部3に嵌め込み形成するように
している。
この窓部材を製造するためには、硬質透明樹脂板を型内
にセットし、この板の周辺に不透明な樹脂を射出成形し
てこの板の端面を覆う断面が略コ字形状の不透明樹脂部
を形成するが、この不透明樹脂部2の成型時に第5図に
示すように、ゲートg1では不透明樹脂の溶融温度が高い
とゲート部相応箇所に射出痕跡が残り、窓部材の外観品
質を劣化させるという問題がある。そのため、溶融温度
の低い樹脂を使用してゲート部における損傷を回避する
方法も提案されるが、不透明樹脂の種類が限定されるの
で望ましくない。また、表ゲートg1を使用すると、樹脂
の射出圧により透明樹脂板1の端部が反対側に押され、
所定の厚み形状に成形されないという問題もある。
そのため、なるたけ溶融樹脂のゲート跡が製品表面から
見えないように、ゲートg2またはg3を板端面もしくは裏
面に向けて配置される(例えば、特開平1−244918号)
が、不透明樹脂部2の透明樹脂板1の表面覆い部分21が
長くなると、透明樹脂板の端面または裏面方向からのゲ
ートg2およびg3では射出圧により透明樹脂板が上反り傾
向になり、製品表面に露出するという懸念がある。
(発明が解決しようとする課題) そこで、本発明は不透明樹脂部2の透明樹脂板1の表面
覆い部分21が長くなる場合に対応すべく、上記表ゲート
を使用しても透明樹脂板の表面に傷を付けず、また、所
定の厚みに不透明樹脂部分を成形する方法を提供するこ
とを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は硬質透明樹脂板を型内にセットし、この板の周
辺に不透明な樹脂を射出成形してこの板の端面を覆う断
面が表側覆い部分が長くなる略コ字形状の不透明樹脂部
を形成する方法において、 透明板の少なくとも製品表側となる端面に保護フィルム
を貼付する一方、製品裏側となる対応する端面に倒れ込
み防止用突起を設置して型内にセットし、該倒れ込み防
止用突起にて透明板裏側端部を支持しつつ表側から上記
保護フィルムからなるフィルムゲートを介して溶融樹脂
を型内キャビティに射出し、成形後保護フィルムを切り
取ることを要旨とするプラスチック製窓部材の製造方法
にある。
本発明において、上記保護フィルムは表側の少なくとも
ゲートの近傍にのみ貼り付けておけばよいが、この種窓
部材においては、部材製造からボディ取り付けに至るま
での傷付きを防止するため、保護フィルムを貼り設ける
ので、この保護フィルムを成型前の透明樹脂板のほぼ全
面に貼り付けて兼用するようにしてもよい。
(作用) 本発明によれば、溶融樹脂は表ゲートからフィルムゲー
トを介して供給されるので、表側覆い部分21が長くなる
略コ字形状の不透明樹脂部を支障なく、形成することが
でき、しかも樹脂の溶融温度が高くてもフィルムゲート
にてこれを受け、成形後これを切り取るので、透明樹脂
板の表面に損傷を与えることはなく、表面側の外観が良
好に仕上がることになる。
また、表側にゲートを設けたので、製品裏面側の透明樹
脂板と型との間に透明樹脂板の倒れ防止用突起を設ける
ことができ、表ゲートを使用するときに必然的に起きる
不透明樹脂の射出圧による透明樹脂板の倒れを防止する
ことができる。なお、この突起は点状態に設けても線状
態に形成してもよい。
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づき、詳細に
説明することにする。
(実施例) 第1図は本発明方法の製造工程を示す説明図で、では
透明樹脂、例えばポリカーボネートまたはアクリル樹脂
からなり、表裏面にハードコート処理が施されてなる硬
質透明樹脂板1を使用し、この表面側の硬質透明樹脂板
1の上にポリカーボネイトなどからなる0.1〜0.2mm程度
の薄い保護フィルム12を貼り設ける。
ついで、この硬質透明樹脂板1を2重成形型上型4お
よび下型4′内にセットする。この際、透明樹脂板1の
裏面側の端部近傍キャビティC1に倒れ防止用突起物5を
適宜間隔をおいて配置し、表ゲートGからの射出圧に抗
して透明樹脂板1の端部が裏面側に押し倒れないように
支持する。なお、この突起物は下記不透明樹脂と同質樹
脂で形成するのが好ましい。
そこで、上記表ゲートGから塩化ビニル樹脂等の不透明
樹脂の熔融物を射出すると、樹脂は保護フィルム12で形
成されるフィルムゲートFGの表面を流れ、表側キャビテ
ィC2から裏側キャビティC1に回り、この板の端面を覆う
断面が略コ字形状の不透明樹脂部2を形成することにな
る(第2図および第3図参照)。
この不透明樹脂部2を形成した硬質透明樹脂板1を型
から取り出し、切除ラインLに沿って保護フィルム12と
ともにフィルムゲート部の不要樹脂部22を切り取ること
により射出痕跡のない製品が得られる。これをシール部
材6を介してボディパネル3に取り付けて完成する。
なお、第6図に示すように、透明樹脂板1′は型内両面
にハードコート処理済フィルム11をセットしておき、そ
の間に透明樹脂を射出成形して、安価に製造した表面硬
度の高い透明板を使用してもよく、これに上記第4図に
示す工程にて不透明樹脂部2を形成するようにしてもよ
い。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、硬質透
明樹脂板を型内にセットし、この板の周辺に不透明な樹
脂を射出成形してこの板の端面を覆う断面が、特に表側
覆い部分21が長くなる略コ字形状の不透明樹脂部を形成
するにあたり、表ゲートの対応する少なくとも透明樹脂
板部分およびその近傍に保護フィルムによりフィルムゲ
ートを形成し、このフィルムゲートを介して溶融樹脂を
供給するようにしたので、透明樹脂板の損傷の問題が解
消され、比較的長い不透明樹脂部を支障なく、全体外観
良好に形成できることになる。
また、この種窓部材においては、部材製造からボディ取
り付けに至るまでの傷付きを防止するため、保護フィル
ムを貼り設けるので、この保護フィルムは上記フィルム
ゲートとして利用すれば、一層経済的である。
さらに、表ゲートを採用するので、製品裏面側の透明樹
脂板と型との間に透明樹脂板の倒れ防止用突起を設ける
ことができ、表ゲートを使用するときに必然的に起きる
不透明樹脂の射出圧による透明樹脂板の倒れを防止する
ことができ、製品品質の向上に役立つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図本発明方法を適用するに適する自動車用窓部材の
平面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図はそ
のIII−III線断面図、第4図〜は本発明の製造工程
を示す工程説明図、第5図は従来の製造方法を示す断面
側面図、第6図は透明樹脂板の表面のハードコート処理
を施した場合の第2図と同等の断面図である。 G……表ゲート、FG……フィルムゲート 1……透明樹脂板、2……不透明樹脂部 3……窓枠部材、4,4′……成形型 5……突起物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質透明樹脂板を型内にセットし、この板
    の周辺に不透明な樹脂を射出成形してこの板の端面を覆
    う断面が表側覆い部分が長くなる略コ字形状の不透明樹
    脂部を形成する方法において、 透明板の少なくとも製品表側となる端面に保護フィルム
    を貼付する一方、製品裏側となる対応する端面に倒れ込
    み防止用突起を設置して型内にセットし、該倒れ込み防
    止用突起にて透明板裏側端部を支持しつつ表側から上記
    保護フィルムからなるフィルムゲートを介して溶融樹脂
    を型内キャビティに射出し、成形後保護フィルムを切り
    取ることを特徴とするプラスチック製窓部材の製造方
    法。
JP1341160A 1989-12-29 1989-12-29 プラスチック製窓部材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0729546B2 (ja)

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JPH03204334A JPH03204334A (ja) 1991-09-05
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US7591505B2 (en) * 2003-05-12 2009-09-22 Teijin Chemicals, Ltd. Sheet-form window member and window structure
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