JP2711346B2 - 車両ドアミラーのサツシの製造方法 - Google Patents

車両ドアミラーのサツシの製造方法

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JP2711346B2
JP2711346B2 JP1075509A JP7550989A JP2711346B2 JP 2711346 B2 JP2711346 B2 JP 2711346B2 JP 1075509 A JP1075509 A JP 1075509A JP 7550989 A JP7550989 A JP 7550989A JP 2711346 B2 JP2711346 B2 JP 2711346B2
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州一 山本
勝彦 西東
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両窓ガラスのサッシュの製造方法に係る
ものである。
(従来技術) 第2図は、公知の車両窓ガラスのサッシュの断面図で
ある。図中、aは外側金属パネル、bは内側金属パネル
で、外側金属パネルaと内側金属パネルbの後端部c、
dは略平行であり、均等厚みのゴム被覆jがされてい
る。eは溝、fは窓ガラスである。
前記第2図のものは、ゴム被覆jを射出成形すると、
射出圧力が高いことと熱の変化のため、平行であった外
側金属パネルaと内側金属パネルbの後端部c、dは第
3図のように内側に曲がり、ゴム被覆jの効果がなくな
るという課題がある。
公知の特開昭63−59507号公報に記載されたものは、
これを解決する案で、第4図のように、外側金属パネル
aの後端部cと内側金属パネルbの後端部dに、射出成
形用中子(図省略)に達する内側湾曲部g、hを形成し
たものである。
また、公知の実開昭60−174646号公報に記載されたも
のは、第5図のように、前記第4図に示した内側湾曲部
g、hを、複数にしたものである。
また、公知の実開昭61−56112号公報に記載されたも
のは、第6図のように、前記サッシュeの内面に、更に
薄いゴム被覆層iを設けたものである。
なお、特開昭63−22746号公報には、射出成形用中子
を用いて射出成形を行なうこと、実願昭62−144309号
(実開昭64−48345号)のマイクロフィルムには、サッ
シの内面にチャンネル型の補助補強金具をインサートに
より取付けて凹部あるいは凸部を設ける点について記載
されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知例にうち、第4図及び第5図のものは、後端
部c、dに内側湾曲部g、hを形成しているから、外側
金属パネルaと内側金属パネルbは平行を維持するが、
内側湾曲部g、hが内側に露出しているので、車両の振
動で窓ガラスfが振動すると、内側湾曲部g、hの露出
部分に窓ガラスが衝突して「カタカタ」という不快音を
発生させるという課題がある。なお、第6図のものは、
サッシュeの内周壁にゴム被覆層iを設けているから、
不快音の発生はないが、費用が掛かるという課題があ
る。なお、特開昭63−22746号公報には、射出成形用中
子を用いて射出成形を行なうことについて記載されてい
るが、本願が目的にする、射出成形すると、前記後端部
c、dが内側に変形して露出部分に窓ガラスが当り異音
を発生させることを防止するという点については全然記
載されておらず、未解決のままである。また、実願昭62
−144309号(実開昭64−48345号)のマイクロフィルム
に記載されたものも、内側にチャンネル型の補助補強金
具をインサートにより取付けているので、前記第3図で
した、後端部c、dが内側に変形して露出し、窓ガラス
に当って異音を発生させるという課題は解決している
が、内側にチャンネル型の補助補強金具をインサートし
ているので、製造面倒であり、コスト高価になる課題が
ある。
そこで、本発明は、前記内側湾曲部g、hと窓ガラス
fの衝突による不快音を、安価なコストで実現できるよ
うに軽妙な手段で克服したものである。
(課題を解決するための手段) よって、本発明は、略平行状態に配設された外側金属
パネル3と内側金属パネル5とから構成される芯材の外
周面にゴム又は合成樹脂の被覆層12を射出成形して車両
窓ガラスのサッシュを形成する方法において、前記サッ
シュ内に位置させる射出成形用中子13の外面には、前記
金属パネル3、5の各内面18、19に達する突起14、15を
形成して、前記成形用中子13の外面16、17と前記金属パ
ネル3、5の内面18、19との間に前記突起14、15による
隙間を形成しておき、この状態で前記ゴム又は合成樹脂
を射出して前記被覆層12を成形する車両窓ガラスのサッ
シュの製造方法としたものである。
また、前記において、前記金属パネル3、5の外側を
上型9と下型10で包囲し、該上型9及び下型10には前記
金属パネル3、5の外面に直角に届く支柱11を設けて前
記上型9及び下型10の内面と前記金属パネル3、5の外
面との間には前記支柱11による隙間を形成しておき、こ
の状態で前記ゴム又は合成樹脂を射出して被覆層12を成
形する車両窓ガラスのサッシュの製造方法。
また、前記において、前記射出成形用中子13の外面に
形成される突起14、15には、前記サッシュの溝8の開口
端22に至る斜面23、24を形成した車両窓ガラスのサッシ
ュの製造方法としたものである。
(実施例) 本発明の車両窓ガラスのサッシュの製造方法を実施し
得る構造を、図面により説明すると、第1図は自動車の
側面図であり、1は前席扉、2は前席扉1に取付けたド
アミラである。
ドアミラ2のサッシュ部は、第7図〜第10図に図示し
た構造で、3は外側金属パネル、5は内側金属パネルで
あり、前記外側金属パネル3の後端部4と前記内側金属
パネル5の後端部6はコ型に平行状態として窓ガラス7
の溝8を形成する(U型溝とすることもある)。
前記外側金属パネル3の外側には、ドアミラ本体をネ
ジにより止着する。
しかして、前記後端部4と後端部6の内周部と外周部
には、ゴム又は合成樹脂による被覆層12を被覆するが、
前記被覆層12を形成するための射出成形用中子13の左右
両面(図面では上下両面)には、前記後端部4の内面18
に達する突起14、及び前記後端部6の内面19に達する突
起15を夫々形成しておき、前記成形用中子13の外面16と
後端部4の内面18との間に隙間20を、前記成形用中子13
の外面17と後端部6の内面19との間に隙間21を夫々形成
する。
それゆえ、被覆層12が前記隙間20、21に充満して固化
しても、及び前記成形用中子13を引抜いたときでも、第
8図のように後端部4、6は平行を保ちどの部分も前記
被覆層12の中心に位置して、第3図のように溝8内には
露出しないものが得られる。もっとも、被覆層12には、
突起14及び突起15の跡25、26が形成される。
第9図は別の実施例で、前記成形用中子13を取出し易
い構造としたものである。前記第8図の実施例では、前
記後端部4の内面18に当接する突起14と後端部6の内面
19に当接する突起15が尖った形状に突出しているので、
成形用中子13を引出すとき引出し難い。そこで前記突起
14及び突起15を、溝8の開口端22に至る斜面23、24に形
成したものである。このようにすると、斜面23、24が開
口端22に至るまで形成されているので、前記成形用中子
13の引出しが容易になる。
第10図は、更に別の実施例で、前記後端部4と前記後
端部6とを被覆層12のセンターに確実に位置させるため
の工夫であり、上型9と下型10で包囲して射出成形する
とき、上型9及び下型10には前記後端部4及び前記後端
部6の外面に届く支柱11を夫々設けておくものである。
(作用) 本発明は、略平行にした外側金属パネル3の後端部4
と内側金属パネル5の後端部6とをゴム又は合成樹脂に
より被覆して被覆層12により包囲した溝8を形成すると
き、該被覆層12を形成する射出成形用中子13の左右両面
(図面では上下両面)には、前記後端部4の内面18及び
前記後端部6の内面19に夫々達する突起14、15を形成し
て、前記成形用中子13の外面16と前記後端部4の内面18
の間、及び前記成形用中子13の外面17と前記後端部6の
内面19との間に夫々隙間20、21を形成し、その状態で該
隙間20、21にゴム又は合成樹脂を射出成形してゴム被覆
層12を形成する。
ゴム被覆層12が固化した後、射出成形用中子13を引抜
くと、第8図、第9図のように、前記後端部4及び後端
部6は平行のまま被覆層12の中心に位置したものが得ら
れる。なお、第9図の実施例は、射出成形用中子13の外
面に形成される突起14、15には、前記サッシュの溝8の
開口端22に至る斜面23、24が形成されているので、容易
に引抜かれる。
また、第10図の実施例は、前記金属パネル3、5の外
側を上型9と下型10で包囲するとき、該上型9及び下型
10には前記金属パネル3、5の外面に直角に届く支柱11
を設けてあるので、前記上型9及び下型10の内面と前記
金属パネル3、5の外面との間には前記支柱11による均
等の隙間が形成され、前記後端部4及び後端部6は平行
のまま被覆層12の中心に位置させることができる。
このように形成された本願は、前記金属パネル3、5
の後端部4及び後端部6が、窓ガラス7に接触しないの
で、車両が振動して窓ガラス7が振動しても、がたがた
した異音は発生しない。
(効果) 前記公知例にうち、第4図及び第5図のものは、後端
部c、dに内側湾曲部g、hを形成しているから、外側
金属パネルaと内側金属パネルbは平行を維持するが、
内側湾曲部g、hが内側に露出しているので、車両の振
動で窓ガラスfが振動すると、内側湾曲部g、hの露出
部分に窓ガラスが衝突して「カタカタ」という不快音を
発生させるという課題がある。なお、第6図のものは、
サッシュeの内周壁にゴム被覆層iを設けているから、
不快音の発生はないが、費用が掛かるという課題があ
る。なお、特開昭63−22746号公報には、射出成形用中
子を用いて射出成形を行なうことについて記載されてい
るが、本願が目的にする、射出成形すると、前記後端部
c、dが内側に変形して露出部分に窓ガラスが当り異音
を発生させることを防止するという点については全然記
載されておらず、未解決のままである。また、実願昭62
−144309号(実開昭64−48345号)のマイクロフィルム
に記載されたものも、内側にチャンネル型の補助補強金
具をインサートにより取付けているので、前記第3図で
した、後端部c、dが内側に変形して露出し、窓ガラス
に当って異音を発生させるという課題は解決している
が、内側にチャンネル型の補助補強金具をインサートし
ているので、製造面倒であり、コスト高価になる課題が
ある。
しかるに、本発明は、略平行状態に配設された外側金
属パネル3と内側金属パネル5とから構成される芯材の
外周面にゴム又は合成樹脂の被覆層12を射出成形して車
両窓ガラスのサッシュを形成する方法において、前記サ
ッシュ内に位置させる射出成形用中子13の外面には、前
記金属パネル3、5の各内面18、19に達する突起14、15
を形成して、前記成形用中子13の外面16、17と前記金属
パネル3、5の内面18、19との間に前記突起14、15によ
る隙間を形成しておき、この状態で前記ゴム又は合成樹
脂を射出して前記被覆層12を成形する車両窓ガラスのサ
ッシュの製造方法としたものであるから、金属パネル
3、5の各内面18、19に達する突起14、15の存在で、前
記金属パネル3、5を被覆層12の中心に位置させること
ができ、車両が振動して窓ガラス7が振動しても、がた
がたした異音は発生しない効果を奏する。また、射出成
形用中子13の外面に金属パネル3、5の各内面18、19に
達する突起14、15を形成するだけだから、費用も必要と
しない。
また、前記において、前記金属パネル3、5の外側を
上型9と下型10で包囲し、該上型9及び下型10には前記
金属パネル3、5の外面に直角に届く支柱11を設けて前
記上型9及び下型10の内面と前記金属パネル3、5の外
面との間には前記支柱11による隙間を形成しておき、こ
の状態で前記ゴム又は合成樹脂を射出して被覆層12を成
形する車両窓ガラスのサッシュの製造方法としたから、
前記金属パネル3、5を被覆層12の完全な中心に位置さ
せることができる。
また、前記において、前記射出成形用中子13の外面に
形成される突起14、15には、前記サッシュの溝8の開口
端22に至る斜面23、24を形成した車両窓ガラスのサッシ
ュの製造方法としたものであるから、前記射出成形用中
子13の引抜きが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両の側面図、第2図、第3図は公知例の説明
図、第4図は第1公知例図、第5図は第2公知例図、第
6図は第3公知例図、第7図は第1実施例図、第8図は
第1実施例図の分解図、第9図は第2実施例図の分解
図、第10図は第3実施例図の製造状態図、第11図は完成
品に窓ガラスを嵌合した断面図である。 符号の説明 1…前席扉、2…ドアミラ、3…外側金属パネル、4…
後端部、5…内側金属パネル、6…後端部、7…窓ガラ
ス、8…溝、9…上型、10…下型、11…支柱、12…被覆
層、13…成形用中子、14…突起、15…突起、16…外面、
17…外面、18…内面、19…内面、20…隙間、21…隙間、
22…開口端、23、24…斜面。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略平行状態に配設された外側金属パネルと
    内側金属パネルとから構成される芯材の外周面にゴム又
    は合成樹脂の被覆層を射出成形して車両窓ガラスのサッ
    シュを形成する方法において、前記サッシュ内に位置さ
    せる射出成形用中子の外面には、前記金属パネルの各内
    面に達する突起を形成して、前記成形用中子の外面と前
    記金属パネルの内面との間に前記突起による隙間を形成
    しておき、この状態で前記ゴム又は合成樹脂を射出して
    前記被覆層を成形する車両窓ガラスのサッシュの製造方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記金属パネルの外側
    を上型と下型で包囲し、該上型及び下型には前記金属パ
    ネルの外面に直角に届く支柱を設けて前記上型及び下型
    の内面と前記金属パネルの外面との間には前記支柱によ
    る隙間を形成しておき、この状態で前記ゴム又は合成樹
    脂を射出して成形する車両窓ガラスのサッシュの製造方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記射
    出成形用中子の外面に形成される突起には、前記サッシ
    ュの溝の開口端に至る斜面に形成した車両窓ガラスのサ
    ッシュの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6322746A (ja) * 1986-07-15 1988-01-30 Toyoda Gosei Co Ltd ドアミラ−取付け体
JPS6448345U (ja) * 1987-09-21 1989-03-24

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