JPH0655564B2 - 車輌用ウインドウの製造方法 - Google Patents
車輌用ウインドウの製造方法Info
- Publication number
- JPH0655564B2 JPH0655564B2 JP7111688A JP7111688A JPH0655564B2 JP H0655564 B2 JPH0655564 B2 JP H0655564B2 JP 7111688 A JP7111688 A JP 7111688A JP 7111688 A JP7111688 A JP 7111688A JP H0655564 B2 JPH0655564 B2 JP H0655564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window plate
- window
- gate
- surface side
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 13
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 21
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 21
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 20
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 claims description 19
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 claims description 19
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 11
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 239000012768 molten material Substances 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 2
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 2
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 2
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 2
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006757 chemical reactions by type Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000012948 isocyanate Substances 0.000 description 1
- 150000002513 isocyanates Chemical class 0.000 description 1
- 239000012994 photoredox catalyst Substances 0.000 description 1
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 1
- 229920002037 poly(vinyl butyral) polymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 1
- 229920005862 polyol Polymers 0.000 description 1
- 150000003077 polyols Chemical class 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14434—Coating brittle material, e.g. glass
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/2701—Details not specific to hot or cold runner channels
- B29C45/2708—Gates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ウインドウプレートの所望な縁辺に沿って合
成樹脂またはゴムで枠部を一体に射出成形するところの
車輌用ウインドウの製造方法に関するものである。
成樹脂またはゴムで枠部を一体に射出成形するところの
車輌用ウインドウの製造方法に関するものである。
従来の技術 一般に、第10図で示すようなフロントウインドウ
W1,サイドウインドウW2,サンルーフW3や第11
図で示す如きバックウインドウW4においては合成樹脂
またはゴムの枠部F1〜F4が縁辺に沿って一体成形さ
れている。その枠部F1〜F4はインジェクション成形
金型を用い、ウインドウプレートの表面縁から裏面縁に
まで回るように設けられている。
W1,サイドウインドウW2,サンルーフW3や第11
図で示す如きバックウインドウW4においては合成樹脂
またはゴムの枠部F1〜F4が縁辺に沿って一体成形さ
れている。その枠部F1〜F4はインジェクション成形
金型を用い、ウインドウプレートの表面縁から裏面縁に
まで回るように設けられている。
この枠部F1〜F4を形成する液状の合成樹脂またはゴ
ムを表面側に位置するゲートから型内に射出する(特開
昭59−199226号)とゲート個所に生ずる余剰な
部分を事後に切取ることから切断跡が表面側に露出して
商品性を損なうため、枠部の外方に突出する縁辺部の裏
面側に位置するゲートやウインドウプレートの端面位置
に相当する裏面側のゲートから液状の合成樹脂またはゴ
ムを射出して枠部を一体成形することが知られている
(特開昭62−53220号,実開昭63−4849
号)。
ムを表面側に位置するゲートから型内に射出する(特開
昭59−199226号)とゲート個所に生ずる余剰な
部分を事後に切取ることから切断跡が表面側に露出して
商品性を損なうため、枠部の外方に突出する縁辺部の裏
面側に位置するゲートやウインドウプレートの端面位置
に相当する裏面側のゲートから液状の合成樹脂またはゴ
ムを射出して枠部を一体成形することが知られている
(特開昭62−53220号,実開昭63−4849
号)。
発明が解決しようとする課題 然し、その枠部のゲートに相当する部分は肉厚が厚くな
って表面側にヒケや色調の変化を生じ易く、上述したい
ずれの場合でも枠部の裏面側に位置するゲートから合成
樹脂またはゴムを射出するものの、その合成樹脂または
ゴムがウインドウプレートの端面位置から表面側の内面
寄りに開り込む部分よりも外方に位置するため、枠部の
外表面に半艶や艶消しのものであればともかく光沢を必
要とするものであると外表面側に生ずるヒケや色調の変
化が目立って商品性を損なうことを免れ得ない。
って表面側にヒケや色調の変化を生じ易く、上述したい
ずれの場合でも枠部の裏面側に位置するゲートから合成
樹脂またはゴムを射出するものの、その合成樹脂または
ゴムがウインドウプレートの端面位置から表面側の内面
寄りに開り込む部分よりも外方に位置するため、枠部の
外表面に半艶や艶消しのものであればともかく光沢を必
要とするものであると外表面側に生ずるヒケや色調の変
化が目立って商品性を損なうことを免れ得ない。
これを解消するにはゲートの数を多くして射出材料の温
度が低下しないうちに各ゲートから射出する合成樹脂ま
たはゴムを合流させればよいが、ゲート数を余り増すと
スプールの長さが大きくなって廃棄する材料も多くなる
ところから好ましくない。更に、ウインドウプレートの
端面より内側にゲートを位置させて枠部を一体成形する
方法としては特開昭63−45012号が知られている
が、狭いキャビティ空間に樹脂を射出するためにゲード
の数を多くしなければならないという不具合を有する。
度が低下しないうちに各ゲートから射出する合成樹脂ま
たはゴムを合流させればよいが、ゲート数を余り増すと
スプールの長さが大きくなって廃棄する材料も多くなる
ところから好ましくない。更に、ウインドウプレートの
端面より内側にゲートを位置させて枠部を一体成形する
方法としては特開昭63−45012号が知られている
が、狭いキャビティ空間に樹脂を射出するためにゲード
の数を多くしなければならないという不具合を有する。
茲において、本発明は枠部にヒケや色調の変化等を露呈
させずに商品性の優れた車輌用ウインドウを製造する方
法を提供することを目的とする。
させずに商品性の優れた車輌用ウインドウを製造する方
法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明に係る車輌用ウインドウの製造方法においては、
透明乃至は半透明なウインドウプレートの所望な縁辺に
沿って裏面側に不透明なプリント層を形成し、そのプリ
ント層から表面側に掛けて粘着乃至は接着剤層を形成し
た後、このウインドウプレートを金型の内部に挿置して
プリント層の幅内で内面寄りの裏面側に位置するゲート
から液状の合成樹脂またはゴムをランナー及びフィルム
ゲートを介してキャビティ空間内に射出し、それをウイ
ンドウプレートの裏面側から表面側に回し込んで縁辺に
沿って枠部を一体成形されている。また、この製造方法
で多角形状を有するウインドウプレートに枠部を形成す
るときにはウインドウプレートのコーナー部の間に位置
するランナーからフィルムゲートを経てキャビティ空間
内に液状の合成樹脂またはゴムを充填するとよい。
透明乃至は半透明なウインドウプレートの所望な縁辺に
沿って裏面側に不透明なプリント層を形成し、そのプリ
ント層から表面側に掛けて粘着乃至は接着剤層を形成し
た後、このウインドウプレートを金型の内部に挿置して
プリント層の幅内で内面寄りの裏面側に位置するゲート
から液状の合成樹脂またはゴムをランナー及びフィルム
ゲートを介してキャビティ空間内に射出し、それをウイ
ンドウプレートの裏面側から表面側に回し込んで縁辺に
沿って枠部を一体成形されている。また、この製造方法
で多角形状を有するウインドウプレートに枠部を形成す
るときにはウインドウプレートのコーナー部の間に位置
するランナーからフィルムゲートを経てキャビティ空間
内に液状の合成樹脂またはゴムを充填するとよい。
作 用 この製造方法では不透明なプリント層の幅内で内面寄り
の裏面側に位置するゲートから液状の合成樹脂またはゴ
ムを型内に射出するため、そのゲートの相当個所の肉厚
が厚くなることによりヒケや色調の変化が生じてもプリ
ント層が隠蔽できるようになる。また、多角形の車輌用
ウインドウの場合ウインドウプレートに枠部を形成する
ときにはウインドウプレートのコーナー部の間に位置す
るランナーからフィルムゲートを経てキャビティ空間内
に液状の合成樹脂またはゴムを充填すれば、各辺に沿っ
て充填する材料の合流点を枠部の略コーナー部個所に設
定できるから、当該部分にウエルドラインが生じても余
り目立たせないようにできる。
の裏面側に位置するゲートから液状の合成樹脂またはゴ
ムを型内に射出するため、そのゲートの相当個所の肉厚
が厚くなることによりヒケや色調の変化が生じてもプリ
ント層が隠蔽できるようになる。また、多角形の車輌用
ウインドウの場合ウインドウプレートに枠部を形成する
ときにはウインドウプレートのコーナー部の間に位置す
るランナーからフィルムゲートを経てキャビティ空間内
に液状の合成樹脂またはゴムを充填すれば、各辺に沿っ
て充填する材料の合流点を枠部の略コーナー部個所に設
定できるから、当該部分にウエルドラインが生じても余
り目立たせないようにできる。
実施例 以下、第1〜9図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
る。
この車輌用ウインドウの製造方法は、第1図で示すよう
なコア型1,キャビティ型2を備えたインジェクション
成形型を用いて行うことができる。その成形型ではキャ
ビティ空間3よりも型内に挿置するウインドウプレート
10の内面寄りで裏面側に位置するゲート4から液状の
合成樹脂またはゴムが充填されるようになり、このゲー
ト4にはコア型1の第1ランナー5からスプルー6,第
2ランナー7が連続することにより液状の合成樹脂また
はゴムをキャビティ空間3に射出できるようになってい
る。その成形型では第2図で示すようにウインドウプレ
ート10の所望な縁辺に沿って裏面側から表面側に位置
する所定横断面形状の枠部11を形成することができ、
また、第3図で示す如く枠部11をウインドウプレート
10の全周縁に沿って形成するようにもできる。
なコア型1,キャビティ型2を備えたインジェクション
成形型を用いて行うことができる。その成形型ではキャ
ビティ空間3よりも型内に挿置するウインドウプレート
10の内面寄りで裏面側に位置するゲート4から液状の
合成樹脂またはゴムが充填されるようになり、このゲー
ト4にはコア型1の第1ランナー5からスプルー6,第
2ランナー7が連続することにより液状の合成樹脂また
はゴムをキャビティ空間3に射出できるようになってい
る。その成形型では第2図で示すようにウインドウプレ
ート10の所望な縁辺に沿って裏面側から表面側に位置
する所定横断面形状の枠部11を形成することができ、
また、第3図で示す如く枠部11をウインドウプレート
10の全周縁に沿って形成するようにもできる。
茲で、ウインドウプレート10としては透明乃至は半透
明な無機質ガラスやポリカーボネート,アクリル等の合
成樹脂プレート或いは第4図で示すようにポリビニルブ
チラール樹脂フィルム等の中間層10aを介して無機質
ガラスや透明なPMMA樹脂,PC樹脂等の表裏層10
b,10cを積層成形した合せ構造のウインドウプレー
トを用いることもできる。また、枠部11を形成する材
料としては硬質なABC樹脂,硬質または軟質のPVC
樹脂等の熱可塑性樹脂或いはポリオール,イソシアネー
トの樹脂液を混合反応させてポリウレタンを生成する如
き射出反応型のものを用いるようにでき、これら樹脂の
他にゴムを用いることもできる。
明な無機質ガラスやポリカーボネート,アクリル等の合
成樹脂プレート或いは第4図で示すようにポリビニルブ
チラール樹脂フィルム等の中間層10aを介して無機質
ガラスや透明なPMMA樹脂,PC樹脂等の表裏層10
b,10cを積層成形した合せ構造のウインドウプレー
トを用いることもできる。また、枠部11を形成する材
料としては硬質なABC樹脂,硬質または軟質のPVC
樹脂等の熱可塑性樹脂或いはポリオール,イソシアネー
トの樹脂液を混合反応させてポリウレタンを生成する如
き射出反応型のものを用いるようにでき、これら樹脂の
他にゴムを用いることもできる。
その材料を用いて枠部11を形成するにあたっては、ま
ず第4図で示すようにウインドウプレート10の裏面側
に不透明なプリント層12を必要幅で形成し、次に第5
図で示す如くプリント層12から側縁を含めて表面側に
掛けて粘着乃至は接着剤を予め付着させて粘・接着剤層
13を形成する。なお、外表面側に形成する粘・接着剤
層の内周縁は外表面側に形成される枠部11の内周縁よ
りやや後退した位置まで形成するのが好ましい。この状
態で或いは必要に依り接着剤層13を加熱硬化させた後
に第6図に示す如く裏面側をコア型1に向けてキャビテ
ィ型2との間にウインドウプレート10を挿置して型締
めすると、キャビティ空間3に連通するゲート4,スプ
ルー6,ゲート4よりも流路断面積の広い第2ランナー
7がプリント層12の幅内で内面寄りに位置し、プリン
ト層12に向けて合成樹脂またはゴムを射出ししかもプ
リント層12に沿って裏面側から表面側に回し込むよう
合成樹脂またはゴムをキャビティ空間3の内部に充填で
きる。その際に、合成樹脂またはゴムがウインドウプレ
ート10の内面寄りに位置する第2ラナンー7から最初
に充填されるため、第2ランナーの長手方向両端部7
a,7aでコールドスラグを受け留めると共に、この充
填圧でウインドウプレート10をキャビティ型2に押圧
できることにより合成樹脂またはゴムが裏面側から表面
側に回り込んでもウインドウプレート10がズレ動くこ
とがない。また、ゲート4をフィルムゲートで形成した
金型を用いるときには第2ラナンー7にコールドスラグ
を含む初期材料が射出充填され、その後にフィルムゲー
トに良好な溶融材料を広巾に亘って流し込むことができ
るからピンポイントゲートよりも充填が容易で、また、
キャビティ空間3に溶融材料が流れ込むときの流動抵抗
も小さくできて射出圧の圧力が小さくてもウエルドライ
ンの数を少なくできるところから好ましい。
ず第4図で示すようにウインドウプレート10の裏面側
に不透明なプリント層12を必要幅で形成し、次に第5
図で示す如くプリント層12から側縁を含めて表面側に
掛けて粘着乃至は接着剤を予め付着させて粘・接着剤層
13を形成する。なお、外表面側に形成する粘・接着剤
層の内周縁は外表面側に形成される枠部11の内周縁よ
りやや後退した位置まで形成するのが好ましい。この状
態で或いは必要に依り接着剤層13を加熱硬化させた後
に第6図に示す如く裏面側をコア型1に向けてキャビテ
ィ型2との間にウインドウプレート10を挿置して型締
めすると、キャビティ空間3に連通するゲート4,スプ
ルー6,ゲート4よりも流路断面積の広い第2ランナー
7がプリント層12の幅内で内面寄りに位置し、プリン
ト層12に向けて合成樹脂またはゴムを射出ししかもプ
リント層12に沿って裏面側から表面側に回し込むよう
合成樹脂またはゴムをキャビティ空間3の内部に充填で
きる。その際に、合成樹脂またはゴムがウインドウプレ
ート10の内面寄りに位置する第2ラナンー7から最初
に充填されるため、第2ランナーの長手方向両端部7
a,7aでコールドスラグを受け留めると共に、この充
填圧でウインドウプレート10をキャビティ型2に押圧
できることにより合成樹脂またはゴムが裏面側から表面
側に回り込んでもウインドウプレート10がズレ動くこ
とがない。また、ゲート4をフィルムゲートで形成した
金型を用いるときには第2ラナンー7にコールドスラグ
を含む初期材料が射出充填され、その後にフィルムゲー
トに良好な溶融材料を広巾に亘って流し込むことができ
るからピンポイントゲートよりも充填が容易で、また、
キャビティ空間3に溶融材料が流れ込むときの流動抵抗
も小さくできて射出圧の圧力が小さくてもウエルドライ
ンの数を少なくできるところから好ましい。
このようにして合成樹脂またはゴムを射出すると、不透
明なプリント層12の幅内でスプルー6から第2ラナー
7,フィルムゲート4を経てキャビティ空間3に流れ込
み、第7図に示す如くプリント層12の幅内にスプール
部6′,ランナー部7′,フィルムゲート部4′を位置
させてウインドウプレート10の裏面側から表面側に回
り込む枠部11が予め付着形成した粘着乃至接着剤層1
3で強固に固着成形される。従って、この製造方法では
デート部4′が不透明なプリント層12の面内に位置し
しかも枠部11の成形領域内に位置しないため、枠部1
1の表面側にヒケや色調の変化を生じさせることがな
い。枠部11を成形した後にその枠部11とフィルムゲ
ート部4′との境界線にカッター等で切込みを入れれば
フィルムゲート部4′,ランナー部7′を除去すること
ができ、これらは粘・接着剤層13による粘着または接
着材で付着されていないから容易に剥離するようにでき
る。また、その切断個所は不透明なプリント層12で隠
蔽されるために枠部11の表面側から視認されることが
ない。なお、フィルムゲート部4′,ランナー部7′は
車体取付けに伴ってボディパネルに干渉しないときは切
り取らずに残すことができ、また、ランナー部7′は枠
部11の裏面側の厚さよりも大きく形成してボディパネ
ル取付け時の位置決めスペーサーとして用いるようにも
できる。
明なプリント層12の幅内でスプルー6から第2ラナー
7,フィルムゲート4を経てキャビティ空間3に流れ込
み、第7図に示す如くプリント層12の幅内にスプール
部6′,ランナー部7′,フィルムゲート部4′を位置
させてウインドウプレート10の裏面側から表面側に回
り込む枠部11が予め付着形成した粘着乃至接着剤層1
3で強固に固着成形される。従って、この製造方法では
デート部4′が不透明なプリント層12の面内に位置し
しかも枠部11の成形領域内に位置しないため、枠部1
1の表面側にヒケや色調の変化を生じさせることがな
い。枠部11を成形した後にその枠部11とフィルムゲ
ート部4′との境界線にカッター等で切込みを入れれば
フィルムゲート部4′,ランナー部7′を除去すること
ができ、これらは粘・接着剤層13による粘着または接
着材で付着されていないから容易に剥離するようにでき
る。また、その切断個所は不透明なプリント層12で隠
蔽されるために枠部11の表面側から視認されることが
ない。なお、フィルムゲート部4′,ランナー部7′は
車体取付けに伴ってボディパネルに干渉しないときは切
り取らずに残すことができ、また、ランナー部7′は枠
部11の裏面側の厚さよりも大きく形成してボディパネ
ル取付け時の位置決めスペーサーとして用いるようにも
できる。
上述した方法で多角形なウインドウプレートに枠部を形
成する場合、第8,9図で示すようにスプルー6,ラン
ナー7,フィルムゲート4に亘る流路をウインドウプレ
ート10のコーナー部a1,a2、a2,a3、a3,
a4の間に位置させ、不透明なプリント層12の幅内で
溶融材料を射出するとフィルムゲート4からキャビティ
空間内でウインドウプレート10のコーナー部a1〜a
4に向けて溶融材料が合流するため、当該部分にウエル
ドラインが生じても直線部分に生ずるよりも余り目立た
せないようにできる。
成する場合、第8,9図で示すようにスプルー6,ラン
ナー7,フィルムゲート4に亘る流路をウインドウプレ
ート10のコーナー部a1,a2、a2,a3、a3,
a4の間に位置させ、不透明なプリント層12の幅内で
溶融材料を射出するとフィルムゲート4からキャビティ
空間内でウインドウプレート10のコーナー部a1〜a
4に向けて溶融材料が合流するため、当該部分にウエル
ドラインが生じても直線部分に生ずるよりも余り目立た
せないようにできる。
発明の効果 以上の如く、本発明に係る車輌用ウインドウの製造方法
に依れば、外表面にヒケや色調の変化を全く露出させず
しかもウエルドラインを余り目立たせずに枠部を形成で
きるから極めて商品性に優れた車輌用ウインドウを製造
することを可能にするものである。
に依れば、外表面にヒケや色調の変化を全く露出させず
しかもウエルドラインを余り目立たせずに枠部を形成で
きるから極めて商品性に優れた車輌用ウインドウを製造
することを可能にするものである。
第1図は本発明に係る車輌用ウインドウの製造方法に用
いる金型の側断面図、第2図は同金型で枠部を成形可能
なウインドウの側断面図、第3図は同ウインドウの正面
図、第4,5図は枠部の金型成形前に施す前処理工程の
説明図、第6図は同金型の部分拡大断面図、第7図は枠
部成形後のウインドウプレートの一部拡大斜視図、第
8,9図は多角形のウインドウプレートに枠部を形成す
る金型の樹脂充填部を示す説明図、第10,11図は一
般例に係る車輌用ウインドウの説明図である。 10:ウインドウプレート、11:枠部、12:不透明
なプリント層、13:粘着または接着剤層、1,2:金
型、3:キャビティ空間、4:ゲート(フィルムゲー
ト)、7:ランナー、a1〜a4:コーナー部。
いる金型の側断面図、第2図は同金型で枠部を成形可能
なウインドウの側断面図、第3図は同ウインドウの正面
図、第4,5図は枠部の金型成形前に施す前処理工程の
説明図、第6図は同金型の部分拡大断面図、第7図は枠
部成形後のウインドウプレートの一部拡大斜視図、第
8,9図は多角形のウインドウプレートに枠部を形成す
る金型の樹脂充填部を示す説明図、第10,11図は一
般例に係る車輌用ウインドウの説明図である。 10:ウインドウプレート、11:枠部、12:不透明
なプリント層、13:粘着または接着剤層、1,2:金
型、3:キャビティ空間、4:ゲート(フィルムゲー
ト)、7:ランナー、a1〜a4:コーナー部。
Claims (2)
- 【請求項1】透明乃至は半透明なウインドウプレート
(10)の所望な縁辺に沿って裏面側に不透明なプリン
ト層(12)を形成し、そのプリント層(12)から表
面側に掛けて粘着乃至は接着剤層(13)を形成した
後、このウインドウプレート(10)を金型(1,2)
の内部に挿置してプリント層(12)の幅内で内面寄り
の裏面側に位置するゲート(4)から液状の合成樹脂ま
たはゴムをランナー(7)及びフィルムゲート(4)を
介してキャビティ空間(3)内に射出し、それをウイン
ドウプレート(10)の裏面側から表面側に回し込んで
縁辺に沿って枠部(11)を一体成形するようにしたこ
とを特徴とする車輌用ウインドウの製造方法。 - 【請求項2】多角形状を有するウインドウプレート(1
0)のコーナー部(a1〜a4)の間に位置するランナ
ー(7)からフィルムゲート(4)を経てキャビティ空
間(3)内に液状の合成樹脂またはゴムを充填するよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の車輌用ウインド
ウの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7111688A JPH0655564B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 車輌用ウインドウの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7111688A JPH0655564B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 車輌用ウインドウの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01244918A JPH01244918A (ja) | 1989-09-29 |
JPH0655564B2 true JPH0655564B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=13451271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7111688A Expired - Lifetime JPH0655564B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 車輌用ウインドウの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655564B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729546B2 (ja) * | 1989-12-29 | 1995-04-05 | 大協株式会社 | プラスチック製窓部材の製造方法 |
US5296959A (en) * | 1991-01-30 | 1994-03-22 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Polygonal mirror, and manufacturing process and mold thereof |
JP5136193B2 (ja) | 2008-05-12 | 2013-02-06 | セントラル硝子株式会社 | 枠体付きガラスの射出成形用金型および枠体付きガラスの製造方法 |
CN111319183A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-06-23 | 湖州泰和汽车零部件有限公司 | 一种双色渐变效果的汽车标牌制造工艺 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP7111688A patent/JPH0655564B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01244918A (ja) | 1989-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4840760A (en) | Manufacturing method for magnetic tape cassette | |
JP2988868B2 (ja) | エッジ表面が被覆されたプラスチック部材を得るためのインサート成形方法およびそれにより製造されたプラスチック部材 | |
US5735037A (en) | Method of making a handgrip with built-in heater for motorcycle | |
JPH1128935A (ja) | コンバーチブル・トップ組立体、並びにその製造方法、及び装置 | |
EP1717011B1 (en) | In-mold double-side decorating mold and method of manufacturing in-mold double-side decorated product | |
KR20050113658A (ko) | 장식 필름의 삽입 성형 방법 | |
JPH0655564B2 (ja) | 車輌用ウインドウの製造方法 | |
US5662851A (en) | Method of producing a molding | |
US5229905A (en) | Magnetic tape cassette having an improved window design | |
US6103167A (en) | Process for producing a sandwich molded article | |
JP2596096B2 (ja) | ウインドウモールディングおよびその製造方法 | |
JP2788635B2 (ja) | ウインドモールの成形方法 | |
US7267792B2 (en) | Injection co-molding with offset parting line | |
JP2969640B2 (ja) | 合成樹脂製ウインドウの製造方法 | |
JPH02283414A (ja) | 射出成形用金型およびそれを用いた射出成形方法 | |
JPH0852760A (ja) | 印刷化粧積層材 | |
JP3198594B2 (ja) | 装飾部品の製造方法 | |
JP2002103384A (ja) | 樹脂枠体付き窓用板材の製造方法 | |
JP3936769B2 (ja) | 車両用外装樹脂部品 | |
JP2847652B2 (ja) | 合成樹脂製ウインドウおよびその製造方法 | |
JPH01233132A (ja) | グローブボックス及びその製法 | |
JPS6155851B2 (ja) | ||
JP2727629B2 (ja) | 合成樹脂製ウインドウの製造方法 | |
JP2932930B2 (ja) | 樹脂製品の成形方法及び成形用金型装置 | |
JPH0798341B2 (ja) | 装飾成形品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727 |