JPH0729543Y2 - リレー駆動回路 - Google Patents

リレー駆動回路

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JPH0729543Y2
JPH0729543Y2 JP1989013609U JP1360989U JPH0729543Y2 JP H0729543 Y2 JPH0729543 Y2 JP H0729543Y2 JP 1989013609 U JP1989013609 U JP 1989013609U JP 1360989 U JP1360989 U JP 1360989U JP H0729543 Y2 JPH0729543 Y2 JP H0729543Y2
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JP
Japan
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voltage
relay
control switch
circuit
switch element
Prior art date
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JP1989013609U
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JPH02106659U (ja
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田中  透
義美 京谷
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Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、リレーのオン、オフを行なわせるリレー駆動
回路に関する。
従来技術 従来、バッテリを電源とした自動車の電気系統などにお
けるリレー駆動回路にあっては、12V定格のバッテリに
おける充電電圧が9〜16V程度の範囲にわたって変動す
るものであるため、DC12V定格のリレーを使用するので
は、バッテリ電圧が9V程度にまで低下するとリレーが正
常に動作しなくなってしまう。
また、その際、バッテリ電圧の変動の最低側に合せてDC
9V定格のリレーを用いるようにすれば、バッテリ電圧が
低下したときであってもリレーが正常に動作するが、バ
ッテリ電圧が定格以上に高くなったときにはリレーコイ
ルの発熱が問題になり、バッテリ電圧が16V程度にまで
増大したときにはリレーコイルが焼損してしまうという
問題がある。
そのため従来では、リレー駆動回路における12V定格の
バッテリ電源の充電電圧が9V〜16V程度の範囲にわたっ
て変動するような場合、バッテリ電圧がその最低の9V程
度にまで低下してもリレーが正常に動作するようにする
とともに、バッテリ電圧が定格以上に高くなってもリレ
ーコイルが発熱することがないように、以下のような手
段をとるようにしている。
すなわち、定電圧回路を用いてバッテリ電圧を最低の9V
に定電圧化したうえで、その定電圧化された電圧値に合
せてDC9V定格のリレーを使用して、9Vの定電圧によって
リレーの駆動を行なわせるようにしている。
しかしこのような手段をとるのでは、定電圧回路を必要
として、リレー駆動回路としての全体の回路構成が複雑
になってしまっている。
目的 本考案は以上の点を考慮してなされたもので、定電圧回
路を用いることなく、電源電圧が比較的広い範囲にわた
って変動しても、リレーコイルが異常に発熱したり、動
作が不安定になることなく、リレーの駆動を安定して確
実に行なわせることができるようにしたリレー駆動回路
を提供するものである。
構成 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について詳
述する。
本考案によるリレー駆動回路にあっては、図示のよう
に、バッテリ電源1に対して、閉ループが形成されるよ
うに、リレー2のコイルRY-CLおよび第1の制御スイッ
チ素子としてのトランジスタQ1が直列に接続されてい
る。
そして、トランジスタQ1に対して並列に、抵抗R1および
第2の制御スイッチ素子としてのトランジスタQ2が直列
に接続された回路が設けられている。
トランジスタQ1のベース側には、スイッチSWを通してバ
ッテリ電源1が投入されて、トランジスタQ1をオンさせ
る抵抗R2,R3,R4からなる回路が設けられている。
また、トランジスタQ2のベース側には、スイッチSWを通
してバッテリ電源1が投入されて、トランジスタQ2をオ
ンさせる抵抗R5,R6からなる回路が設けられている。
さらに、バッテリ電源1の電圧が一定値以上のときにツ
エナダイオードZDが導通して、それにより第3の制御ス
イッチ素子としてのトランジスタQ3がオン状態となって
トランジスタQ1のベース側を接地させ、トランジスタQ1
を強制的にオフさせる回路が設けられている。
なお、トランジスタQ1,Q2,Q3を用いる代わりに、サイリ
スタなどの他の一般的な制御スイッチ素子が広く用いら
れることはいうまでもない。
このように構成された本考案によるリレー駆動回路の動
作について、以下説明する。
リレー2の駆動に際して、スイッチSWが手動操作によ
り、またはマイクロコンピュータなどからの制御指令に
したがって自動的に閉じられると、そのときバッテリ電
源1の充電電圧が所定の電圧値よりも低側にあってツェ
ナダイオードZDが導通しない場合には、トランジスタQ1
がオン状態となって、そのときのバッテリ電源1のほぼ
全電圧がリレーコイルRY-CLに印加されて、リレー接点R
Y-aが閉成する。
その際、スイッチSWのオンによってトランジスタQ2も同
時にオン状態となるが、そのトランジスタQ2の回路には
抵抗R1が設けられているので、リレーコイルRY-CLを付
勢する電流のほとんどがトランジスタQ1側に流れること
になる。
そして、トランジスタQ1およびQ2がともにオン状態にな
っているとき、バッテリ電源1の充電電圧が所定の電圧
値以上に高くなって、リレーコイルRY-CLに加わる電圧
が過電圧状態になると、その過電圧状態がツェナダイオ
ードZDによって検知されて、ツェナダイオードZDが導通
する。
ツェナダイオードZDには、リレーコイルRY-CLに印加さ
れる電圧が過電圧状態になるときのバッテリ電源1の充
電電圧に応じたツェナ電圧が設定されている。
ツェナダイオードZDが導通すると、トランジスタQ3がオ
ン状態となってトランジスタQ1のベース側を接地させ、
それによりトランジスタQ1を強制的にオフさせる。
それにより、リレーコイルRY-CLにはバッテリ電源1の
充電電圧が抵抗R1によって分圧されて低目に抑制された
電圧が印加され、リレー接点RY-aが閉成状態に保持され
るとともに、過電圧からリレーコイルRY-CLが保護され
る。
また、スイッチSWの閉成時に、既にバッテリ電源1の充
電電圧がリレーコイルRY-CLにとって過電圧となる高側
にある場合には、最初からツェナダイオードZDが導通し
て、前述のようにトランジスタQ1が強制的にオフ状態に
なる。
したがってその場合には、トランジスタQ2のみがオン状
態となって、リレーコイルRY-CLにはバッテリ電源1の
充電電圧が抵抗R1によって分圧されて低目に抑制された
電圧が印加されて、リレー接点RY-aが閉成し、そしてそ
の閉成状態が保持されるとともに、過電圧からリレーコ
イルRY-CLが保護される。
このように、本考案によれば、バッテリ電源1が比較的
広い電圧範囲にわたって変動しても、その電源電圧の変
動範囲における低電圧側に合せてリレー2の定格を設定
し、バッテリ電源1の充電電圧が所定の電圧値よりも低
側にあるときにはその全電圧をリレーコイルRY-CLに印
加し、また充電電圧が所定の電圧値以上の高側にあると
きには抵抗分圧によって低目に抑制された電圧をリレー
コイルRY-CLに印加するようにして、バッテリ電源1の
充電電圧の如何にかかわらず常にリレー2の動作を安定
して行なわせることができるとともに、リレーコイルRY
-CLが異常に発熱し、また焼損するようなことが確実に
防止される。
また、本考案では、リレーの動作電圧が低電圧側にある
ときには何ら制御動作を行うことなく、それが高電圧側
になったときにはじめてツエナダイオードZDが導通し
て、リレーコイルRY-CLに直列に抵抗R1を接続するべく
トランジスタQ3をオン動作させるように制御してしてい
るので、リレーの動作電圧が低電圧側にあるときには制
御のためにその動作電圧をさらに低下させるようなこと
なく、その低電圧側にある直流電源のほぼ全電圧をもっ
てリレー動作を正常に行わせることができることにな
る。
なお、本考案によるリレー駆動回路では、リレー駆動時
における電源電圧の変動に対処するだけではなく、リレ
ー駆動用電源の電圧値に見合った定格のリレーを選定す
ることなく、1つのリレーによって広範囲にわたって電
圧値の異なる電源電圧に対応することができるようにな
る。そのため、リレー駆動回路の設計時に、リレー選定
の負担が軽減される。
効果 以上、本考案によるリレー駆動回路にあっては、直流電
源に対して閉ループが形成されるようにリレーコイルお
よび第1の制御スイッチ素子が直列に接続された回路
と、第1の制御スイッチ素子に対して並列に設けられ、
分圧用の抵抗および第2の制御スイッチ素子が直列に接
続された回路と、スイッチを通して直流電源が投入され
て第1および第2の各制御スイッチ素子をそれぞれオン
させる回路と、直流電源の電圧が一定値以上のときにツ
エナダイオードが導通して第3の制御スイッチ素子をオ
ンすることにより第1の制御スイッチ素子の制御側を接
地して、その第1の制御スイッチ素子を強制的にオフさ
せる回路とによって構成されたもので、電源電圧の変動
によってリレーの動作が不安定になったり、リレーコイ
ルが異常に発熱したりするようなことなく、広範囲の電
源電圧のわたってリレーを安定して駆動させることがで
きるという優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案によるリレー駆動回路の一実施例を示す電
気回路図である。 1……バッテリ電源、2……リレー、Q1……第1の制御
スイッチ素子、Q2……第2の制御スイッチ素子、Q3……
第3の制御スイッチ素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源に対して閉ループが形成されるよ
    うにリレーコイルおよび第1の制御スイッチ素子が直列
    に接続された回路と、第1の制御スイッチ素子に対して
    並列に設けられ、分圧用の抵抗および第2の制御スイッ
    チ素子が直列に接続された回路と、スイッチを通して直
    流電源が投入されて第1および第2の各制御スイッチ素
    子をそれぞれオンさせる回路と、直流電源の電圧が一定
    値以上のときにツエナダイオードが導通して第3の制御
    スイッチ素子をオンすることにより第1の制御スイッチ
    素子の制御側を接地して、その第1の制御スイッチ素子
    を強制的にオフさせる回路とによって構成されたリレー
    駆動回路。
JP1989013609U 1989-02-09 1989-02-09 リレー駆動回路 Expired - Lifetime JPH0729543Y2 (ja)

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JP1989013609U JPH0729543Y2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09 リレー駆動回路

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JPH02106659U JPH02106659U (ja) 1990-08-24
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US8159808B2 (en) * 2009-02-26 2012-04-17 Raytheon Company +28V aircraft transient suppression
JP6658621B2 (ja) * 2017-03-02 2020-03-04 オムロン株式会社 スイッチ装置のための制御回路及びスイッチ装置

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