JP3015670B2 - 充電回路 - Google Patents

充電回路

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JP3015670B2
JP3015670B2 JP6123850A JP12385094A JP3015670B2 JP 3015670 B2 JP3015670 B2 JP 3015670B2 JP 6123850 A JP6123850 A JP 6123850A JP 12385094 A JP12385094 A JP 12385094A JP 3015670 B2 JP3015670 B2 JP 3015670B2
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voltage
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康司 森本
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電気かみそり
に用いられる充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商用電源を用いて充電を行うこと
ができる蓄電池を内蔵した電気かみそりが普及されてい
る。
【0003】このように、蓄電池を充電する場合に、蓄
電池の充電が終了近くになると、充電電流を減少させる
必要がある。このために、従来ではタイマからの信号に
より充電電流を切り替えるようにしていた。
【0004】図2を参照して、従来の電気かみそりの充
電回路について説明する。図2において、11は商用1
00Vの交流電源である。この交流電源11の両端はダ
イオ−ドブリッジ12の入力端に接続される。このダイ
オ−ドブリッジ12の出力端間にはコンデンサC1が接
続されている。
【0005】また、ダイオ−ドブリッジ12の出力端は
トランス13の一次コイル13aの一端に接続されてい
る。この一次コイル13aの他端はスイッチングトラン
ジスタQ1、抵抗r1及びr2を介してラインaに接続
される。この抵抗r2の非接地側端子はトランジスタQ
2のコレクタに接続され、そのエミッタは接地されてし
る。このトランジスタQ2のベ−スにはタイマ14の出
力が接続され、タイマ14によりトランジスタQ2の導
通状態が制御される。このトランジスタQ2は充電開始
時には導通制御され、充電開始から一定時間後に非導通
制御される。
【0006】このトランジスタQ2はスイッチングトラ
ンジスタとして機能する。
【0007】さらに、ダイオ−ドブリッジ12の出力端
は抵抗r3、トランジスタQ3を介して共通ラインaに
接続される。このトランジスタQ3のベ−スはトランジ
スタQ1のエミッタに接続されている。
【0008】このトランジスタQ1のベ−スは前述した
抵抗r2とトランジスタQ3のコレクタとの接続点bに
接続され、その接続点bは抵抗r3,コンデンサC2を
介して帰還コイル13bの一端に接続される。この帰還
コイル13bの他端は共通ラインaに接続されている。
【0009】また、13cは二次コイルである。この二
次コイル13cに発生した誘起電圧はダイオ−ドDを介
して蓄電池15に接続される。
【0010】次に、動作について説明する。まず、充電
開始時にはトランジスタQ2は導通状態である。従っ
て、抵抗r2の両端は短絡されたものと同様となる。こ
のため、トランジスタQ3のベ−ス電位はトランジスタ
Q1のエミッタ電流×r1となる。
【0011】そして、スイッチングトランジスタQ1が
非導通状態であれば、トランジスタ13の一次コイル1
3aを流れる一次電流は抵抗r1により決定される。
【0012】このようにして決定された一次電流により
二次コイル13cに発生する誘起電圧が決定され、その
誘起電圧に応じた充電電流が蓄電池15に流れ、蓄電池
15が充電される。
【0013】ところで、タイマ14において充電開始か
ら一定時間が計時されると、トランジスタQ2が非導通
制御される。これにより、一次電流は抵抗r1とr2と
により決定されるため、一次電流が減少する。これによ
り、充電電流も減少する。
【0014】また、トランジスタQ3のベ−ス電位はト
ランジスタQ1のエミッタ電流×(r1+r2)で決定
される。
【0015】そして、エミッタ電流×(r1+r2)で
決定される電圧がトランジスタQ3のベ−ス・エミッタ
電圧より高くなるとスイッチングトランジスタQ1の駆
動電流は低減し、スイッチングトランジスタQ1がカッ
トオフする。
【0016】こりようにして、タイマ14の制御により
充電開始から一定時間後に、トランス13の一次電流を
低減させることにより、充電電流を低く切り替えてい
た。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2に示した
従来の充電回路にあっては、トランジスタQ2に流れる
電流はトランス13の一次コイル13aに流れる電流と
ほぼ同じものである。この電流波形は、たとえばフライ
バック型レギュレ−タではピ−ク値では平均電流の8倍
にも達する。
【0018】ところが、この電流の最大値においても、
トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ電圧がトランジ
スタQ3のベ−ス−エミッタ間電圧(約0.6V)より
十分に小さくなくてはならないため、トランジスタQ2
には大電流型のトランジスタが必要となり、コスト上昇
を招くという問題があった。
【0019】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は充電電流を一定時間後に減少させるため
に設けたトランジスタの大電流型とすることなく蓄電池
への充電電流を制御することができる充電回路を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる充電回
路は、スイッチングレギュレ−タ式電源を用いた充電回
路においてスイッチングトランジスタのエミッタに挿入
された抵抗の両端の電圧を検出してスイッチングトラン
ジスタの駆動回路の動作を制御する第1のスイッチング
素子を備えた充電回路において、上記抵抗と並列に抵抗
素子と第2のスイッチング素子及びこの第2のスイッチ
ング素子をバイパスする抵抗素子を接続した分圧回路を
設け、この分圧回路で分圧された電圧を第1のスイッチ
ング素子に入力させて、上記スイッチングトランジスタ
の動作を制御するようにしたことを特徴とする。
【0021】
【作用】トランジスタの一次コイル側に流れる一次電流
をスイッチングトランジスタを介して取り込み、このス
イッチングトランジスタのエミッタ抵抗を介して取り込
み、このエミッタ抵抗に並列するように分圧回路を設
け、この分圧回路の分圧比を第2のスイッチング素子に
より変化させるようにしている。
【0022】このようにして、第2のスイッチング素子
により分圧比を決定するようにした。また、分圧回路の
抵抗を大きく設定しておくことにより、第2のスイッチ
ング素子を流れる電流を小さくすることができるので、
第2のスイッチング素子を小型のトランジスタで済ます
ことができ、コスト削減に貢献することができる。
【0023】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る充電回路について説明する。図1は本発明の一実施例
に係わる充電回路である。図1の充電回路はスイッチン
グレギュレ−タ式電源を用いた例えば電気かみそりの充
電回路である。図1において、11は商用100Vの交
流電源である。この交流電源11の両端はダイオ−ドブ
リッジ12の入力端に接続される。このダイオ−ドブリ
ッジ12の出力端間にはコンデンサC1が接続されてい
る。
【0024】また、ダイオ−ドブリッジ12の出力端は
トランス13の一次コイル13aの一端に接続されてい
る。この一次コイル13aの他端はスイッチングトラン
ジスタQ1、抵抗r1を介してラインaに接続される。
【0025】そして、トランジスタQ1のエミッタと抵
抗r1との接続点は抵抗r2,r3,r4を介してライ
ンaに接続される。この抵抗r2とr3は抵抗r1より
十分に大きい値に設定されている。
【0026】そして、抵抗r3とr4との接続点にはト
ランジスタQ2のコレクタが接続されている。このトラ
ンジスタQ2のエミッタはラインaに接続され、そのベ
−スはタイマ14に接続されている。このトランジスタ
Q2は充電開始時にはタイマ14により導通制御され、
充電開始から一定時間後に非導通制御される。
【0027】さらに、ダイオ−ドブリッジ12の出力端
は抵抗r5、トランジスタQ3を介して共通ラインaに
接続される。このトランジスタQ3のベ−スは抵抗r2
とr3との接続点に接続されている。
【0028】また、トランジスタQ1のベ−スは前述し
た抵抗r5とトランジスタQ3のコレクタとの接続点b
に接続され、その接続点bは抵抗r3,コンデンサC2
を介して帰還コイル13bの一端に接続される。この帰
還コイル13bの他端は共通ラインaに接続されてい
る。
【0029】また、13cは二次コイルである。この二
次コイル13cに発生した誘起電圧はダイオ−ドDを介
して蓄電池15に接続される。
【0030】次に、動作について説明する。まず、充電
開始時にはトランジスタQ2は導通状態である。このた
め、抵抗r4の両端は短絡された状態となる。従って、
トランジスタQ3のベ−ス電位は抵抗r3の非接地側端
子の電位により決定される。
【0031】そして、スイッチングトランジスタQ1が
導通状態であれば、トランス13の一次コイル13aに
流れる一次電流は抵抗r1とr2,r3により決定され
る。
【0032】このようにして決定された一次電流により
二次コイル13cに発生する誘起電圧が決定され、その
誘起電圧に応じた充電電流が蓄電池15に流れ、蓄電池
15が充電される。
【0033】ところで、タイマ14において充電開始か
ら一定時間が計時されると、トランジスタQ2が非導通
制御される。これにより、トランジスタQ3のベ−スに
は抵抗r3とr4により発生した電位が入力される。
【0034】つまり、トランジスタQ3のベ−スには抵
抗r2とr3との接続点の電位が入力されている。そし
て、トランジスタQ2が導通状態であれば、トランジス
タQ3のベ−ス電位は抵抗r1の非接地側端子の電位を
抵抗r2とr3とで分圧した電圧が入力されている。一
方、トランジスタQ2が非導通状態となると、トランジ
スタQ3のベ−ス電位には抵抗r1の非接地側端子の電
位を抵抗r2と(抵抗r3+r4)とで分圧した電圧が
入力される。
【0035】つまり、トランジスタQ2は分圧比を変化
させるために設けられており、トランジスタQ2が非導
通すると、分圧比は大きくなり、トランジスタQ2が導
通すると分圧比は小さくなる。
【0036】そして、分圧比が小さいとスイッチングト
ランジスタQ1のエミッタ電流がより大きい値でトラン
ジスタQ3が導通する。このトランジスタQ3の導通に
より、スイッチングトランジスタQ1のベ−ス電流がバ
イパスされ、スイッチングトランジスタQ1がカットオ
フする。つまり、充電開始から一定時間はタイマ14の
制御によりトランジスタQ2が導通制御され、分圧比が
小さく設定されるため、エミッタ電流を大きくとること
ができる。つまり、充電電流を大きくとることができ
る。
【0037】一方、分圧比が大きいとスイッチングトラ
ンジスタQ1のエミッタ電流がより小さい値でトランジ
スタQ3が導通する。このトランジスタQ3の導通によ
り、スイッチングトランジスタQ1のベ−ス電流がバイ
パスされ、スイッチングトランジスタQ1がカットオフ
する。つまり、充電開始から一定時間経過後はタイマ1
4の制御によりトランジスタQ2が非導通制御され、分
圧比が大きく設定されるため、エミッタ電流は減少され
る。つまり、充電電流を減少させることができる。
【0038】そして、抵抗r2,r3の値は抵抗r1の
値より十分に大きいので、トランジスタQ2のコレクタ
電流は小さくなり、飽和電圧の小さい領域で使用するこ
とができるので、トランジスタQ2として小型のトラン
ジスタを使用でき、コスト低減を計ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
電流を一定時間後に減少させるために設けたトランジス
タの大電流型とすることなく蓄電池への充電電流を制御
するようにしたので、コスト削減を計ることができる充
電回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる充電回路を示す図。
【図2】従来の充電回路を示す図。
【符号の説明】
11…交流電源、12…ダイオ−ド、13…トランス、
14…タイマ、15…蓄電池、r1〜r5…抵抗、c
1,c2…コンデンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチングレギュレ−タ式電源を用い
    た充電回路においてスイッチングトランジスタのエミッ
    タに挿入された抵抗の両端の電圧を検出してスイッチン
    グトランジスタの駆動回路の動作を制御する第1のスイ
    ッチング素子を備えた充電回路において、 上記抵抗と並列に抵抗素子と第2のスイッチング素子及
    びこの第2のスイッチング素子をバイパスする抵抗素子
    を接続した分圧回路を設け、この分圧回路で分圧された
    電圧を第1のスイッチング素子に入力させて、上記スイ
    ッチングトランジスタの動作を制御するようにしたこと
    を特徴とする充電回路。
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