JPH07294338A - 温度センサー - Google Patents
温度センサーInfo
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- JPH07294338A JPH07294338A JP6089502A JP8950294A JPH07294338A JP H07294338 A JPH07294338 A JP H07294338A JP 6089502 A JP6089502 A JP 6089502A JP 8950294 A JP8950294 A JP 8950294A JP H07294338 A JPH07294338 A JP H07294338A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K1/00—Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
- G01K1/16—Special arrangements for conducting heat from the object to the sensitive element
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】温度センサーの加工工程や組付工程等に手間が
かからず、小型化および軽量化ができ、低コストで、か
つ、温度センサーを構成するサーミスタの自己発熱によ
る熱干渉がきわめて少なく、さらに、冷却水の温度の検
出の応答性が良い温度センサーを提供することを目的と
する。 【構成】金属製のケース１の先端部２の内部に第１のサ
ーミスタ９を設け、前記ケース１の先端部以外の内部に
第２のサーミスタ１２を設け、前記ケースの先端部２の
外周３に複数の凹凸４を設けたことを特徴とする温度セ
ンサー。
かからず、小型化および軽量化ができ、低コストで、か
つ、温度センサーを構成するサーミスタの自己発熱によ
る熱干渉がきわめて少なく、さらに、冷却水の温度の検
出の応答性が良い温度センサーを提供することを目的と
する。 【構成】金属製のケース１の先端部２の内部に第１のサ
ーミスタ９を設け、前記ケース１の先端部以外の内部に
第２のサーミスタ１２を設け、前記ケースの先端部２の
外周３に複数の凹凸４を設けたことを特徴とする温度セ
ンサー。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用エン
ジンの冷却システムの水温検出に使用される温度センサ
ーに関するものである。
ジンの冷却システムの水温検出に使用される温度センサ
ーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来一般に自動車用エンジンの冷却シス
テムの水温検出に使用される温度センサーには、図６に
示すようにエンジン系統の制御装置すなわちファンモー
ターおよび燃料噴射，点火時期，アイドル回転数等の制
御に使用されるエレクトロニックコントロールユニット
（ＥＣＵ）用の温度センサー２３と、エンジンの冷却水
の温度を運転席のメーターパネルに表示するための水温
計用の温度センサー２４がある。この温度センサー２
３，２４はそれぞれ異なる特性のサーミスタを内蔵して
いるが、これらの温度センサー２３，２４はいずれも冷
却水の温度を検出するため、エンジンの冷却水回路２５
に別々に取付けていた。
テムの水温検出に使用される温度センサーには、図６に
示すようにエンジン系統の制御装置すなわちファンモー
ターおよび燃料噴射，点火時期，アイドル回転数等の制
御に使用されるエレクトロニックコントロールユニット
（ＥＣＵ）用の温度センサー２３と、エンジンの冷却水
の温度を運転席のメーターパネルに表示するための水温
計用の温度センサー２４がある。この温度センサー２
３，２４はそれぞれ異なる特性のサーミスタを内蔵して
いるが、これらの温度センサー２３，２４はいずれも冷
却水の温度を検出するため、エンジンの冷却水回路２５
に別々に取付けていた。
【０００３】また、本出願人が先に出願した実開平４−
４６８８２号公報に開示されたような温度センサーがあ
る。
４６８８２号公報に開示されたような温度センサーがあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記図６に示すような
温度センサーによると、次のような問題点がある。すな
わち、ＥＣＵ用の温度センサー２３と、水温計用の温度
センサー２４を別々に設けているので、エンジンの冷却
水回路２５にそれぞれの取付け孔を形成して取付けるこ
とになり、加工工程や組付工程に手間がかかる。また、
二つの温度センサーを取付けるので、小型化および軽量
化がはかり難い。そして、二種類の温度センサーとなる
ことから保管管理にも手間がかかり、コスト高となる。
温度センサーによると、次のような問題点がある。すな
わち、ＥＣＵ用の温度センサー２３と、水温計用の温度
センサー２４を別々に設けているので、エンジンの冷却
水回路２５にそれぞれの取付け孔を形成して取付けるこ
とになり、加工工程や組付工程に手間がかかる。また、
二つの温度センサーを取付けるので、小型化および軽量
化がはかり難い。そして、二種類の温度センサーとなる
ことから保管管理にも手間がかかり、コスト高となる。
【０００５】また。前記実開平４−４６８８２号公報に
開示されたような温度センサーにおいては、同一の金属
製のケース内に、ＥＣＵ用の温度センサーとなるサーミ
スタが設けられていると共に、水温計の指針を振らせる
ために多くの電流が流れる水温計用の温度センサーとな
るサーミスタが設けられている。このサーミスタには多
くの電流による自己発熱が大きいため、この自己発熱が
前記ＥＣＵ用の温度センサーとなるサーミスタに熱干渉
しないように、それぞれのサーミスタの間には、断熱材
を設けているが、これだけではＥＣＵ用の温度センサー
となるサーミスタへの発熱の干渉をきわめて少なくする
ことができない、という問題があった。
開示されたような温度センサーにおいては、同一の金属
製のケース内に、ＥＣＵ用の温度センサーとなるサーミ
スタが設けられていると共に、水温計の指針を振らせる
ために多くの電流が流れる水温計用の温度センサーとな
るサーミスタが設けられている。このサーミスタには多
くの電流による自己発熱が大きいため、この自己発熱が
前記ＥＣＵ用の温度センサーとなるサーミスタに熱干渉
しないように、それぞれのサーミスタの間には、断熱材
を設けているが、これだけではＥＣＵ用の温度センサー
となるサーミスタへの発熱の干渉をきわめて少なくする
ことができない、という問題があった。
【０００６】この発明は前記のような問題点に鑑みてな
されたもので、加工工程や組付工程等に手間がかから
ず、小型化および軽量化ができ、低コストで、さらに互
いのサーミスタの間で熱干渉し難く、かつ、金属製のケ
ース内に設けたそれぞれのサーミスタへの冷却水の温度
変化に対する応答性を良くした温度センサーを提供する
ことを目的とする。
されたもので、加工工程や組付工程等に手間がかから
ず、小型化および軽量化ができ、低コストで、さらに互
いのサーミスタの間で熱干渉し難く、かつ、金属製のケ
ース内に設けたそれぞれのサーミスタへの冷却水の温度
変化に対する応答性を良くした温度センサーを提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【問題を解決するための手段】この発明の温度センサー
は、前記課題を解決するため、金属製のケースの先端部
の内部に第１のサーミスタを設け、前記ケースの先端部
以外の内部に第２のサーミスタを設け、前記ケースの先
端部の外周に複数の凹凸を設けた温度センサーとしたも
のである。
は、前記課題を解決するため、金属製のケースの先端部
の内部に第１のサーミスタを設け、前記ケースの先端部
以外の内部に第２のサーミスタを設け、前記ケースの先
端部の外周に複数の凹凸を設けた温度センサーとしたも
のである。
【０００８】また、前記凹凸は前記ケースの先端部の外
周に中心軸と直交または螺旋状に設け、また、前記凹凸
は前記ケースの先端部と一体に形成し、また、前記凹凸
は前記ケースの先端部に嵌合可能に別体に設けた温度セ
ンサーとしたものである。
周に中心軸と直交または螺旋状に設け、また、前記凹凸
は前記ケースの先端部と一体に形成し、また、前記凹凸
は前記ケースの先端部に嵌合可能に別体に設けた温度セ
ンサーとしたものである。
【０００９】また、前記凹凸の形状は側断面が矩形状に
形成し、また、前記凹凸の形状は側断面を三角形状に形
成した温度センサーとしたものである。
形成し、また、前記凹凸の形状は側断面を三角形状に形
成した温度センサーとしたものである。
【００１０】また、金属製のケースの先端部の内部に第
１のサーミスタを設け、前記ケースの先端部以外の内部
に第２のサーミスタを設け、前記ケースの先端部の外周
に接触してコイル状に形成した部材を設けた温度センサ
ーとしたものである。
１のサーミスタを設け、前記ケースの先端部以外の内部
に第２のサーミスタを設け、前記ケースの先端部の外周
に接触してコイル状に形成した部材を設けた温度センサ
ーとしたものである。
【００１１】また、金属製で小径の先端部の外周に複数
の凹凸あるいはコイル状に形成した部材を設け、前記小
径の先端部以外の外周に取付けネジを形成し、基端部に
温度センサーを取付けるためのナット部を形成し、内部
には段付中空部を形成したケースの、先端部の中空部に
挿入される絶縁保持体の先端部に第１のサーミスタを埋
設保持し、その第１のサーミスタのリード線は絶縁保持
体内に埋設配線し、絶縁保持体の中間部は前記ケースの
基端部の中空部に嵌合保持し、絶縁保持体の基端部に一
部埋設された電極端子に前記埋設配線したリード線が接
続され、他の電極端子に接続した導電性スプリングを前
記絶縁保持体の周りに介在させ、この導電性スプリング
の端部を前記ケースの内部に設けた第２のサーミスタに
押圧して電気的および機械的に接続するとともに、前記
ケースと第１および第２のサーミスタおよび導電性スプ
リングとの間に絶縁機能を有する伝熱材を封入した温度
センサーとしたものである。
の凹凸あるいはコイル状に形成した部材を設け、前記小
径の先端部以外の外周に取付けネジを形成し、基端部に
温度センサーを取付けるためのナット部を形成し、内部
には段付中空部を形成したケースの、先端部の中空部に
挿入される絶縁保持体の先端部に第１のサーミスタを埋
設保持し、その第１のサーミスタのリード線は絶縁保持
体内に埋設配線し、絶縁保持体の中間部は前記ケースの
基端部の中空部に嵌合保持し、絶縁保持体の基端部に一
部埋設された電極端子に前記埋設配線したリード線が接
続され、他の電極端子に接続した導電性スプリングを前
記絶縁保持体の周りに介在させ、この導電性スプリング
の端部を前記ケースの内部に設けた第２のサーミスタに
押圧して電気的および機械的に接続するとともに、前記
ケースと第１および第２のサーミスタおよび導電性スプ
リングとの間に絶縁機能を有する伝熱材を封入した温度
センサーとしたものである。
【００１２】
【作用】この発明の温度センサーは、前記のように構成
することにより、すなわち、内部に温度センサーである
第１のサーミスタが設けられた金属製のケースの先端部
の外周に、複数の凹凸あるいはコイル状に形成した部材
を設けたので、前記金属製のケースの先端部以外の内部
に設けた第２のサーミスタが発熱して、その熱がケース
の先端部に設けた放受熱面積が大きい凹凸あるいはコイ
ル状に形成した部材から冷却水に放熱するので、前記金
属製のケースの先端部に設けた第１のサーミスタへの熱
干渉をきわめて少なくする。
することにより、すなわち、内部に温度センサーである
第１のサーミスタが設けられた金属製のケースの先端部
の外周に、複数の凹凸あるいはコイル状に形成した部材
を設けたので、前記金属製のケースの先端部以外の内部
に設けた第２のサーミスタが発熱して、その熱がケース
の先端部に設けた放受熱面積が大きい凹凸あるいはコイ
ル状に形成した部材から冷却水に放熱するので、前記金
属製のケースの先端部に設けた第１のサーミスタへの熱
干渉をきわめて少なくする。
【００１３】また、温度センサー内に設けた第１および
第２のサーミスタが冷却水の温度を検出する場合は、前
記ケースの先端部に設けた凹凸あるいはコイル状に形成
した部材によって受熱面積が大きくなるため、前記第１
および第２のサーミスタが冷却水の温度変化に対しての
応答性が良くなる。
第２のサーミスタが冷却水の温度を検出する場合は、前
記ケースの先端部に設けた凹凸あるいはコイル状に形成
した部材によって受熱面積が大きくなるため、前記第１
および第２のサーミスタが冷却水の温度変化に対しての
応答性が良くなる。
【００１４】
【実施例】以下、図面に従って、この発明の温度センサ
ーの好適な実施例について詳細に説明するが、この発明
はこの実施例に限定されるものではない。図１はこの発
明の温度センサーの縦断側面図、図２は同平面図、図３
は同分解図である。
ーの好適な実施例について詳細に説明するが、この発明
はこの実施例に限定されるものではない。図１はこの発
明の温度センサーの縦断側面図、図２は同平面図、図３
は同分解図である。
【００１５】これらの図において、１はこの温度センサ
ーの構成部材である金属製のケースで、そのケースの小
径の先端部２の外周３に中心軸と直交または螺旋状に複
数の凹凸４を一体に形成し、前記ケースの小径の先端部
２以外の外周に取付けネジ５を形成し、基端部に温度セ
ンサーを取付けるためのナット部６を形成し、さらに、
内部には外形に応じた内径の段付中空部７が形成されて
いる。
ーの構成部材である金属製のケースで、そのケースの小
径の先端部２の外周３に中心軸と直交または螺旋状に複
数の凹凸４を一体に形成し、前記ケースの小径の先端部
２以外の外周に取付けネジ５を形成し、基端部に温度セ
ンサーを取付けるためのナット部６を形成し、さらに、
内部には外形に応じた内径の段付中空部７が形成されて
いる。
【００１６】前記複数の凹凸４の形状は、図１、図２、
および図４の（Ａ）に示すように、側断面が矩形状に形
成してもよく、また、図４の（Ｂ）に示すように、側断
面が三角形状に形成してもよい。
および図４の（Ａ）に示すように、側断面が矩形状に形
成してもよく、また、図４の（Ｂ）に示すように、側断
面が三角形状に形成してもよい。
【００１７】また、図４の（Ｃ）に示すように、金属製
のケース１の小径の先端部２の外周３に、複数の凹凸４
を嵌合可能に別体に設けることもでき、また、図４の
（Ｄ）に示すように、前記のような複数の凹凸に代えて
ケース１の先端部２の外周３に接触してコイル状に形成
した部材またはコイル４1 を設けてもよい。なお、４2
は前記コイル状に形成した部材またはコイル４1 をケー
ス１の先端部２に保持するためのＥワッシャーである。
のケース１の小径の先端部２の外周３に、複数の凹凸４
を嵌合可能に別体に設けることもでき、また、図４の
（Ｄ）に示すように、前記のような複数の凹凸に代えて
ケース１の先端部２の外周３に接触してコイル状に形成
した部材またはコイル４1 を設けてもよい。なお、４2
は前記コイル状に形成した部材またはコイル４1 をケー
ス１の先端部２に保持するためのＥワッシャーである。
【００１８】図１および図３に示す、８は絶縁保持体
で、前記ケース１の先端部２の中空部７ａに嵌合する先
端部８ａに、たとえばＥＣＵ用の温度センサーである第
１のサーミスタ９を埋設保持し、この第１のサーミスタ
９のリード線９ａは絶縁保持体８内に埋設配線し、絶縁
保持体８の中間部８ｂは前記ケース１の基端部に形成し
た温度センサーを取付けるためのナット部６の中空部７
ｂに嵌合保持し、絶縁保持体８の基端部８ｃに一部埋設
された電極端子１０1 ，１０3 に前記埋設配線したリー
ド線９ａ，９ａが接続され、他の電極端子１０2 は絶縁
保持体８の先端部８ａと中間部８ｂとの段部８ｄに設け
た電気接点１１に接続されている。
で、前記ケース１の先端部２の中空部７ａに嵌合する先
端部８ａに、たとえばＥＣＵ用の温度センサーである第
１のサーミスタ９を埋設保持し、この第１のサーミスタ
９のリード線９ａは絶縁保持体８内に埋設配線し、絶縁
保持体８の中間部８ｂは前記ケース１の基端部に形成し
た温度センサーを取付けるためのナット部６の中空部７
ｂに嵌合保持し、絶縁保持体８の基端部８ｃに一部埋設
された電極端子１０1 ，１０3 に前記埋設配線したリー
ド線９ａ，９ａが接続され、他の電極端子１０2 は絶縁
保持体８の先端部８ａと中間部８ｂとの段部８ｄに設け
た電気接点１１に接続されている。
【００１９】図３はこの温度センサーの分解図で、以
下、この温度センサーの構成部材を組立順に説明する
と、１２は前記ケース１の中間部の中空部７ｃに収納保
持する、たとえば水温計用の温度センサーであるドーナ
ッツ型の第２のサーミスタで、その図における下端の電
極面が前記ケース１の先端部２の中空部７ａと前記ケー
スの中間部の中空部７ｃとの段部７ｄに接触するように
収納される。
下、この温度センサーの構成部材を組立順に説明する
と、１２は前記ケース１の中間部の中空部７ｃに収納保
持する、たとえば水温計用の温度センサーであるドーナ
ッツ型の第２のサーミスタで、その図における下端の電
極面が前記ケース１の先端部２の中空部７ａと前記ケー
スの中間部の中空部７ｃとの段部７ｄに接触するように
収納される。
【００２０】１３は前記第２のサーミスタ１２の図にお
ける上端の電極面に接触するように収納される導電ワッ
シャー、１４は前記第２のサーミスタ１２と導電ワッシ
ャー１３と後述する導電性スプリングとの外周と前記ケ
ース１の中空部７ｃの内壁との間を絶縁する絶縁スリー
ブ、１５はこの絶縁スリーブ１４の中に収納されるとと
もに、前記絶縁保持体８の先端部８ａが挿入される導電
性スプリングで、この導電性スプリング１５が、前記導
電ワッシャー１３と前記電極端子１０2 に接続して設け
た電気接点１１との間に縮設される。
ける上端の電極面に接触するように収納される導電ワッ
シャー、１４は前記第２のサーミスタ１２と導電ワッシ
ャー１３と後述する導電性スプリングとの外周と前記ケ
ース１の中空部７ｃの内壁との間を絶縁する絶縁スリー
ブ、１５はこの絶縁スリーブ１４の中に収納されるとと
もに、前記絶縁保持体８の先端部８ａが挿入される導電
性スプリングで、この導電性スプリング１５が、前記導
電ワッシャー１３と前記電極端子１０2 に接続して設け
た電気接点１１との間に縮設される。
【００２１】前記金属製のケース１先端部の中空部７ａ
に絶縁機能を有する伝熱材としてシリコンオイル１６を
入れた後に、前記ケース１の中間部の中空部７ｃに各部
材を収納保持し、さらに絶縁保持体８の中間部８ｂを、
パッキング１７を介して、前記ケース１の基端部に形成
した温度センサーを取付けるためのナット部６の中空部
７ｂに嵌合保持する。１８はこの温度センサーをエンジ
ンの冷却水回路１９に取付けるときに使用するパッキン
グである。
に絶縁機能を有する伝熱材としてシリコンオイル１６を
入れた後に、前記ケース１の中間部の中空部７ｃに各部
材を収納保持し、さらに絶縁保持体８の中間部８ｂを、
パッキング１７を介して、前記ケース１の基端部に形成
した温度センサーを取付けるためのナット部６の中空部
７ｂに嵌合保持する。１８はこの温度センサーをエンジ
ンの冷却水回路１９に取付けるときに使用するパッキン
グである。
【００２２】図５の（Ａ）は、この温度センサーを構成
する前記第１のサーミスタ９と第２のサーミスタ１２の
電気的接続図で、第１のサーミスタ９のリード線９ａ，
９ａは金属製のケース１に絶縁されて電極端子１０1 ，
１０3 に接続し、第２のサーミスタ１２の一方の電極面
は前記導電性スプリング１５を介して電極端子１０2に
接続し、他方の電極面は金属製のケース１に接続されて
いる。
する前記第１のサーミスタ９と第２のサーミスタ１２の
電気的接続図で、第１のサーミスタ９のリード線９ａ，
９ａは金属製のケース１に絶縁されて電極端子１０1 ，
１０3 に接続し、第２のサーミスタ１２の一方の電極面
は前記導電性スプリング１５を介して電極端子１０2に
接続し、他方の電極面は金属製のケース１に接続されて
いる。
【００２３】図５の（Ｂ）は、水温計用の温度センサー
である第２のサーミスタ１２を水温計指針部２０に接続
した電気的接続図で、この水温計指針部２０は、図に示
すように接続された抵抗値Ｒ1 のコイル２０ａと、抵抗
値Ｒ3 のコイル２０ｂと、指針２０ｃとを有し、これら
のコイル２０ａ，２０ｂと、抵抗Ｒ2 と、抵抗値Ｒ4の
第２のサーミスタ１２と、コイル２０ａ，２０ｂの接続
点ａと抵抗Ｒ2 と第２のサーミスタ１２との接続点ｂと
の間に接続したツェナダイオード２１とがブリッジ回路
に接続され、このブリッジ回路にバッテリー２２が図に
示すように接続されている。同一の金属製のケース１の
収納されたＥＣＵ用の第１のサーミスタ９は抵抗Ｒ5 を
介してＥＣＵ回路に接続されている。
である第２のサーミスタ１２を水温計指針部２０に接続
した電気的接続図で、この水温計指針部２０は、図に示
すように接続された抵抗値Ｒ1 のコイル２０ａと、抵抗
値Ｒ3 のコイル２０ｂと、指針２０ｃとを有し、これら
のコイル２０ａ，２０ｂと、抵抗Ｒ2 と、抵抗値Ｒ4の
第２のサーミスタ１２と、コイル２０ａ，２０ｂの接続
点ａと抵抗Ｒ2 と第２のサーミスタ１２との接続点ｂと
の間に接続したツェナダイオード２１とがブリッジ回路
に接続され、このブリッジ回路にバッテリー２２が図に
示すように接続されている。同一の金属製のケース１の
収納されたＥＣＵ用の第１のサーミスタ９は抵抗Ｒ5 を
介してＥＣＵ回路に接続されている。
【００２４】前記水温計の作動は周知であるのでその詳
細な説明は省略するが、冷却水温が低い場合には第２の
サーミスタ１２の抵抗値が高くなり、水温計指針部２０
の指針２０ｃは図５の（Ｃ）において実線で示すように
目盛りの低温側Ｃに振れる。
細な説明は省略するが、冷却水温が低い場合には第２の
サーミスタ１２の抵抗値が高くなり、水温計指針部２０
の指針２０ｃは図５の（Ｃ）において実線で示すように
目盛りの低温側Ｃに振れる。
【００２５】また、冷却水温が上がって来て、たとえば
７０℃〜１００℃になると、水温計指針部２０の指針２
０ｃは図５の（Ｃ）において一点鎖線で示すように目盛
りのほぼ中間位置に振れる。このほぼ中間位置に指針２
０ｃが振れているときには、冷却水温が少し変動して第
２のサーミスタ１２の抵抗値が少し変動しても、前記ツ
ェナダイオード２１の作用により、指針２０ｃの振れは
ほとんど変化しない。
７０℃〜１００℃になると、水温計指針部２０の指針２
０ｃは図５の（Ｃ）において一点鎖線で示すように目盛
りのほぼ中間位置に振れる。このほぼ中間位置に指針２
０ｃが振れているときには、冷却水温が少し変動して第
２のサーミスタ１２の抵抗値が少し変動しても、前記ツ
ェナダイオード２１の作用により、指針２０ｃの振れは
ほとんど変化しない。
【００２６】また、冷却水温がたとえば１２０℃を超え
始めると、第２のサーミスタ１２の抵抗値が小さくな
り、水温計指針部２０の指針２０ｃは図５の（Ｃ）にお
いて点線で示すように目盛りの高温側Ｈに振れる。
始めると、第２のサーミスタ１２の抵抗値が小さくな
り、水温計指針部２０の指針２０ｃは図５の（Ｃ）にお
いて点線で示すように目盛りの高温側Ｈに振れる。
【００２７】以上説明したようなブリッジ回路を形成す
る水温計用の温度センサーである第２のサーミスタ１２
には常に電流が流れているので、自己発熱が生じてい
る。
る水温計用の温度センサーである第２のサーミスタ１２
には常に電流が流れているので、自己発熱が生じてい
る。
【００２８】
【発明の効果】この発明の温度センサーは、前記のよう
に構成することにより、すなわち、内部に温度センサー
である第１のサーミスタが設けられた金属製のケースの
先端部の外周に、複数の凹凸あるいはコイル状に形成し
た部材を設けたので、前記金属製のケースの先端部以外
の内部に設けた第２のサーミスタが発熱しても、その熱
がケースの先端部に設けた放受熱面積が大きい凹凸ある
いはコイル状に形成した部材から冷却水に放熱するの
で、前記金属製のケースの先端部に設けた第１のサーミ
スタへの熱干渉をきわめて少なくする。
に構成することにより、すなわち、内部に温度センサー
である第１のサーミスタが設けられた金属製のケースの
先端部の外周に、複数の凹凸あるいはコイル状に形成し
た部材を設けたので、前記金属製のケースの先端部以外
の内部に設けた第２のサーミスタが発熱しても、その熱
がケースの先端部に設けた放受熱面積が大きい凹凸ある
いはコイル状に形成した部材から冷却水に放熱するの
で、前記金属製のケースの先端部に設けた第１のサーミ
スタへの熱干渉をきわめて少なくする。
【００２９】また、温度センサー内に設けた第１および
第２のサーミスタが冷却水の温度を検出する場合は、前
記ケースの先端部に設けた凹凸あるいはコイル状に形成
した部材によって受熱面積が大きくなるため、前記第１
および第２のサーミスタの冷却水温度に対しての応答性
が良くなる。
第２のサーミスタが冷却水の温度を検出する場合は、前
記ケースの先端部に設けた凹凸あるいはコイル状に形成
した部材によって受熱面積が大きくなるため、前記第１
および第２のサーミスタの冷却水温度に対しての応答性
が良くなる。
【００３０】また、前記複数の凹凸の側断面形状を矩形
状や三角形状に前記ケースの先端部に一体に形成するこ
とにより、ケース全体の加工と同一工程において形成す
ることがでいる。
状や三角形状に前記ケースの先端部に一体に形成するこ
とにより、ケース全体の加工と同一工程において形成す
ることがでいる。
【００３１】また、前記複数の凹凸を、前記ケースの先
端部に嵌合可能に別体に設けることによって、既存の温
度センサーを構成する金属製のケースの先端部に容易に
複数の凹凸を設けて、初期の目的を達成することができ
る。
端部に嵌合可能に別体に設けることによって、既存の温
度センサーを構成する金属製のケースの先端部に容易に
複数の凹凸を設けて、初期の目的を達成することができ
る。
【００３２】また、前記複数の凹凸に代えて、前記ケー
スの先端部の外周に接触してコイル状に形成した部材を
設けることによっても、初期の目的を達成することがで
き、このコイル状に形成した部材としては、既存のコイ
ルが利用できるので、製造コストが安くなる。
スの先端部の外周に接触してコイル状に形成した部材を
設けることによっても、初期の目的を達成することがで
き、このコイル状に形成した部材としては、既存のコイ
ルが利用できるので、製造コストが安くなる。
【図１】この発明の温度センサーの縦断側面図である。
【図２】この発明の温度センサーの平面図である。
【図３】この発明の温度センサーの分解図である。
【図４】この発明の温度センサーを構成するケースの先
端部に設ける凹凸やコイル状に形成した部材の各実施例
を示す図である。
端部に設ける凹凸やコイル状に形成した部材の各実施例
を示す図である。
【図５】この発明の温度センサーの電気回路図である。
【図６】従来の温度センサーをエンジンの冷却水回路に
別々に取付けた図である。
別々に取付けた図である。
１ 金属製のケース ２ 小径の先端部 ３ 先端部の外周 ４ 凹凸 ４1 コイル状に形成した部材またはコイル ４2 Ｅワッシャー ５ 取付けネジ ６ ナット部 ７ 段付中空部 ７ａ 中空部 ７ｂ 中空部 ７ｃ 中空部 ７ｄ 段部 ８ 絶縁保持体 ８ａ 先端部 ８ｂ 中間部 ８ｃ 基端部 ８ｄ 段部 ９ 第１のサーミスタ ９ａ リード線 １０1 電極端子 １０2 電極端子 １０3 電極端子 １１ 電気接点 １２ 第２のサーミスタ １３ 導電ワッシャー １４ 絶縁スリーブ １５ 導電性スプリング １６ シリコンオイル １７ パッキング １８ パッキング １９ 冷却水回路 ２０ 水温計指針部 ２０ａ コイル ２０ｂ コイル ２０ｃ 指針 ２１ ツェナダイオード ２２ バッテリー
Claims (8)
- 【請求項１】金属製のケースの先端部の内部に第１のサ
ーミスタを設け、前記ケースの先端部以外の内部に第２
のサーミスタを設け、前記ケースの先端部の外周に複数
の凹凸を設けたことを特徴とする温度センサー。 - 【請求項２】前記凹凸は、前記ケースの先端部の外周に
中心軸と直交または螺旋状に設けたことを特徴とする温
度センサー。 - 【請求項３】前記凹凸は、前記ケースの先端部と一体に
形成したことを特徴とする請求項１に記載の温度センサ
ー。 - 【請求項４】前記凹凸は、前記ケースの先端部に嵌合可
能に別体に設けたことを特徴とする請求項１に記載の温
度センサー。 - 【請求項５】前記凹凸の形状は、側断面が矩形状に形成
したことを特徴とする請求項２、請求項３または請求項
４に記載の温度センサー。 - 【請求項６】前記凹凸の形状は、側断面が三角形状に形
成したことを特徴とする請求項２、請求項３または請求
項４に記載の温度センサー。 - 【請求項７】金属製のケースの先端部の内部に第１のサ
ーミスタを設け、前記ケースの先端部以外の内部に第２
のサーミスタを設け、前記ケースの先端部の外周に接触
してコイル状に形成した部材を設けたことを特徴とする
温度センサー。 - 【請求項８】金属製で小径の先端部の外周に複数の凹凸
あるいはコイル状に形成した部材を設け、前記小径の先
端部以外の外周に取付けネジを形成し、基端部に温度セ
ンサーを取付けるためのナット部を形成し、内部には段
付中空部を形成したケースの、先端部の中空部に挿入さ
れる絶縁保持体の先端部に第１のサーミスタを埋設保持
し、その第１のサーミスタのリード線は絶縁保持体内に
埋設配線し、絶縁保持体の中間部は前記ケースの基端部
の中空部に嵌合保持し、絶縁保持体の基端部に一部埋設
された電極端子に前記埋設配線したリード線が接続さ
れ、他の電極端子に接続した導電性スプリングを前記絶
縁保持体の周りに介在させ、この導電性スプリングの端
部を前記ケースの内部に設けた第２のサーミスタに押圧
して電気的および機械的に接続するとともに、前記ケー
スと第１および第２のサーミスタおよび導電性スプリン
グとの間に絶縁機能を有する伝熱材を封入したことを特
徴とする温度センサー。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08950294A JP3146405B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 温度センサー |
| US08/318,174 US5660473A (en) | 1994-04-27 | 1994-10-05 | Thermal sensor |
| DE69433681T DE69433681T2 (de) | 1994-04-27 | 1994-10-05 | Temperatursensor |
| EP94115690A EP0679877B1 (en) | 1994-04-27 | 1994-10-05 | Thermal sensor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08950294A JP3146405B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 温度センサー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07294338A true JPH07294338A (ja) | 1995-11-10 |
| JP3146405B2 JP3146405B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=13972553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08950294A Expired - Lifetime JP3146405B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 温度センサー |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5660473A (ja) |
| EP (1) | EP0679877B1 (ja) |
| JP (1) | JP3146405B2 (ja) |
| DE (1) | DE69433681T2 (ja) |
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| JP2003234203A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-08-22 | Denso Corp | 温度センサの製造方法 |
| JP2011117913A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 温度センサ |
| KR101504650B1 (ko) * | 2013-09-02 | 2015-03-20 | 인지컨트롤스 주식회사 | 차량의 엔진온도 측정센서 |
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- 1994-10-05 DE DE69433681T patent/DE69433681T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-05 EP EP94115690A patent/EP0679877B1/en not_active Expired - Lifetime
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| JP3146405B2 (ja) | 2001-03-19 |
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