JPH0729426A - 通信ケーブル - Google Patents
通信ケーブルInfo
- Publication number
- JPH0729426A JPH0729426A JP5174298A JP17429893A JPH0729426A JP H0729426 A JPH0729426 A JP H0729426A JP 5174298 A JP5174298 A JP 5174298A JP 17429893 A JP17429893 A JP 17429893A JP H0729426 A JPH0729426 A JP H0729426A
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- JP
- Japan
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- communication cable
- plastic
- metal
- tape
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- Pending
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- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブルの断面を円形に仕上げることが容易
であって、しかも端末処理作業が容易、かつ安全に行え
る通信ケーブルを提供する。 【構成】 複数本の通信線を集合せしめてなる通信ケー
ブルコア1の外側に、その内部に気体8と引き裂き用の
短繊維7を含有してなるプラスチックテープ9を縦添え
し、しかる後この上に金属−プラスチックラミネートシ
ース3を施してなる通信ケーブル。
であって、しかも端末処理作業が容易、かつ安全に行え
る通信ケーブルを提供する。 【構成】 複数本の通信線を集合せしめてなる通信ケー
ブルコア1の外側に、その内部に気体8と引き裂き用の
短繊維7を含有してなるプラスチックテープ9を縦添え
し、しかる後この上に金属−プラスチックラミネートシ
ース3を施してなる通信ケーブル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の通信線を集合
した通信ケーブルコアの外方に金属−プラスチックラミ
ネートシースを施してなる通信ケーブルにあって、端末
処理作業の容易な通信ケーブルの改良に関するものであ
る。
した通信ケーブルコアの外方に金属−プラスチックラミ
ネートシースを施してなる通信ケーブルにあって、端末
処理作業の容易な通信ケーブルの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】図4に従来の通信ケーブルの横断面図を示
す。図4が示すように、従来の通信ケーブルは、例えば
銅導体に絶縁体を施してなる絶縁電線、あるいは光ファ
イバ心線等の通信線を複数本集合せしめて構成した通信
ケーブルコア1を用意し、この通信ケーブルコア1の外
側に必要により押巻2を施し、しかる後この押巻2の外
側に金属−プラスチックラミネートシース3を施したも
のである。ここで前記金属−プラスチックラミネートシ
ースは、図5に示すようにアルミニウムテープ、スチー
ルテープ、鉛テープあるいはステンレステープ等からな
る金属テープ4の両面にプラスチックフィルム5、6、
具体的にはポリエチレンフィルムを積層させたもの、あ
るいは金属テープ4の片面にのみポリエチレンフィルム
を積層させた、いわゆる金属−プラスチックラミネート
テープをプラスチックフィルム側を外側にして前記通信
ケーブルコア1に縦添えし、しかる後その上にポリエチ
レンあるいはポリ塩化ビニル等のプラスチックを押出被
覆して形成している。すなわち、金属−プラスチックラ
ミネートテープを構成するプラスチックフィルムと、そ
の上に押出被覆されたプラスチックとが押出被覆時の熱
により溶融一体化して金属−プラスチックラミネートシ
ース3を形成している。
す。図4が示すように、従来の通信ケーブルは、例えば
銅導体に絶縁体を施してなる絶縁電線、あるいは光ファ
イバ心線等の通信線を複数本集合せしめて構成した通信
ケーブルコア1を用意し、この通信ケーブルコア1の外
側に必要により押巻2を施し、しかる後この押巻2の外
側に金属−プラスチックラミネートシース3を施したも
のである。ここで前記金属−プラスチックラミネートシ
ースは、図5に示すようにアルミニウムテープ、スチー
ルテープ、鉛テープあるいはステンレステープ等からな
る金属テープ4の両面にプラスチックフィルム5、6、
具体的にはポリエチレンフィルムを積層させたもの、あ
るいは金属テープ4の片面にのみポリエチレンフィルム
を積層させた、いわゆる金属−プラスチックラミネート
テープをプラスチックフィルム側を外側にして前記通信
ケーブルコア1に縦添えし、しかる後その上にポリエチ
レンあるいはポリ塩化ビニル等のプラスチックを押出被
覆して形成している。すなわち、金属−プラスチックラ
ミネートテープを構成するプラスチックフィルムと、そ
の上に押出被覆されたプラスチックとが押出被覆時の熱
により溶融一体化して金属−プラスチックラミネートシ
ース3を形成している。
【0003】ところで前記従来の通信ケーブルにおい
て、その特性を検査する場合、あるいはこのケーブルを
敷設しようとする場合、ケーブル端末で金属−プラスチ
ックラミネートシースを所定長さ剥ぎ取り、内部の通信
ケーブルコアを露出せしめる等の作業(以下単に端末処
理作業という。)が必要になる。従来、この種の端末処
理作業は以下のように行っている。まず、カッターでケ
ーブル端末の金属−プラスチックラミネートシースに、
所定長さにわたって、ケーブル長さ方向に切れ目を入
れ、シースを切り裂く。しかる後この切り目の端の部分
でケーブル周方向にカッターで切れ目を入れ、シースを
切断除去する。
て、その特性を検査する場合、あるいはこのケーブルを
敷設しようとする場合、ケーブル端末で金属−プラスチ
ックラミネートシースを所定長さ剥ぎ取り、内部の通信
ケーブルコアを露出せしめる等の作業(以下単に端末処
理作業という。)が必要になる。従来、この種の端末処
理作業は以下のように行っている。まず、カッターでケ
ーブル端末の金属−プラスチックラミネートシースに、
所定長さにわたって、ケーブル長さ方向に切れ目を入
れ、シースを切り裂く。しかる後この切り目の端の部分
でケーブル周方向にカッターで切れ目を入れ、シースを
切断除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
4にて示した通信ケーブルにあっては、通常、通信ケー
ブルコア1(必要により押巻2が施されている場合に
は、この押巻2を含む)と金属−プラスチックラミネー
トシース3とのクリアランスは極めて小さい。しかもシ
ースを構成する金属テープは切れ難いため、カッターで
金属−プラスチックラミネートシース3を切り裂き、こ
れを所定長さ切断除去する作業中に、腕に力が入り過
ぎ、内側の通信ケーブルコア1を一部傷付けたり、作業
者自身指を傷付ける事故があった。仮に、傷を付けない
までも、傷を付けないように細心の注意をしながらこの
種の端末処理作業を進めなければならないため、処理時
間が長く掛かる、という問題もあった。そこで、例えば
シースがプラスチックシースからのみなるケーブルで通
常行われている方法、具体的には通信ケーブルコア1の
表面に引き裂き紐を縦添えしておき、端末処理作業の際
はこの引き裂き紐でシースを引き裂くことを検討した。
しかしながら、単なるプラスチックシースのみからなる
ケーブルと違い、シースが金属−プラスチックラミネー
トシースであるケーブルでは、引き裂き紐程度では簡単
にシースを引き裂くことができなかった。一方、通信ケ
ーブルコア1と金属−プラスチックラミネートシース3
との間のクリアランスを大きくして、カッターによるシ
ース切り裂き作業を容易にすることも考えたが、クリア
ランスを大きくとろうとすると、金属−プラスチックラ
ミネートテープを通信ケーブルコア1上に縦添えする
際、テープを断面円形に成形することが難しく、例えば
楕円になる等の問題があり、最終的に通信ケーブルが楕
円になってしまう等の問題があった。そこで本発明にあ
っては、通信ケーブルの断面を円形に仕上げることが容
易であって、しかも端末処理作業も容易、かつ安全に行
える通信ケーブルを提供することにある。
4にて示した通信ケーブルにあっては、通常、通信ケー
ブルコア1(必要により押巻2が施されている場合に
は、この押巻2を含む)と金属−プラスチックラミネー
トシース3とのクリアランスは極めて小さい。しかもシ
ースを構成する金属テープは切れ難いため、カッターで
金属−プラスチックラミネートシース3を切り裂き、こ
れを所定長さ切断除去する作業中に、腕に力が入り過
ぎ、内側の通信ケーブルコア1を一部傷付けたり、作業
者自身指を傷付ける事故があった。仮に、傷を付けない
までも、傷を付けないように細心の注意をしながらこの
種の端末処理作業を進めなければならないため、処理時
間が長く掛かる、という問題もあった。そこで、例えば
シースがプラスチックシースからのみなるケーブルで通
常行われている方法、具体的には通信ケーブルコア1の
表面に引き裂き紐を縦添えしておき、端末処理作業の際
はこの引き裂き紐でシースを引き裂くことを検討した。
しかしながら、単なるプラスチックシースのみからなる
ケーブルと違い、シースが金属−プラスチックラミネー
トシースであるケーブルでは、引き裂き紐程度では簡単
にシースを引き裂くことができなかった。一方、通信ケ
ーブルコア1と金属−プラスチックラミネートシース3
との間のクリアランスを大きくして、カッターによるシ
ース切り裂き作業を容易にすることも考えたが、クリア
ランスを大きくとろうとすると、金属−プラスチックラ
ミネートテープを通信ケーブルコア1上に縦添えする
際、テープを断面円形に成形することが難しく、例えば
楕円になる等の問題があり、最終的に通信ケーブルが楕
円になってしまう等の問題があった。そこで本発明にあ
っては、通信ケーブルの断面を円形に仕上げることが容
易であって、しかも端末処理作業も容易、かつ安全に行
える通信ケーブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の通信ケーブルは、複数の通信線を集合してなる
通信ケーブルコアと、該通信ケーブルコアの外方を覆
い、かつその内部に気体とテープ引き裂き用の短繊維と
を含有してなるプラスチックテープと、該プラスチック
テープの外方に設けられてなる金属−プラスチックラミ
ネートシースとを有することを特徴とするものである。
本発明の通信ケーブルは、複数の通信線を集合してなる
通信ケーブルコアと、該通信ケーブルコアの外方を覆
い、かつその内部に気体とテープ引き裂き用の短繊維と
を含有してなるプラスチックテープと、該プラスチック
テープの外方に設けられてなる金属−プラスチックラミ
ネートシースとを有することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように通信ケーブルコアと金属−プラスチ
ックラミネートシースとの間に、その内部に気体とテー
プ引き裂き用の短繊維とを含有してなるプラスチックテ
ープによる層を設けておけば、端末処理作業の際に前記
プラスチックテープ内に含まれている短繊維を引っ張っ
て、このテープ内に含まれている気体を抜けば、気体が
抜けた分だけテープ層の厚みを薄くできる。その結果、
通信ケーブルコアと金属−プラスチックラミネートシー
ス間のクリアランスが大きくなり、カッター(ハサミ等
を含む)による端末処理作業が容易になる。一方、この
種の通信ケーブルを製造する際には、従来通りの方法
で、すなわち特別に通信ケーブルコアとの間のクリアラ
ンスを大きくすることを考慮することなしに、内部に気
体とテープ引き裂き用の短繊維とを含有してなるプラス
チックテープによる層上に金属−プラスチックラミネー
トシースを施せば良いから、通信ケーブルの断面が楕円
になる恐れもない。すなわち製造が難しくなることもな
い。
ックラミネートシースとの間に、その内部に気体とテー
プ引き裂き用の短繊維とを含有してなるプラスチックテ
ープによる層を設けておけば、端末処理作業の際に前記
プラスチックテープ内に含まれている短繊維を引っ張っ
て、このテープ内に含まれている気体を抜けば、気体が
抜けた分だけテープ層の厚みを薄くできる。その結果、
通信ケーブルコアと金属−プラスチックラミネートシー
ス間のクリアランスが大きくなり、カッター(ハサミ等
を含む)による端末処理作業が容易になる。一方、この
種の通信ケーブルを製造する際には、従来通りの方法
で、すなわち特別に通信ケーブルコアとの間のクリアラ
ンスを大きくすることを考慮することなしに、内部に気
体とテープ引き裂き用の短繊維とを含有してなるプラス
チックテープによる層上に金属−プラスチックラミネー
トシースを施せば良いから、通信ケーブルの断面が楕円
になる恐れもない。すなわち製造が難しくなることもな
い。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3を参照して詳細
に説明する。本発明の通信ケーブルは図1に示すよう
に、絶縁電線あるいは光ファイバ心線等の通信線を複数
本集合せしめてなる通信ケーブルコア1の外側に、図2
及び図3に示すように、その内部にアラミド繊維等の引
っ張り強度の強い、しかも長さの短い短繊維7と、気体
収納袋20内に気体8とを含有してなるプラスチックテ
ープ9を縦添えし、しかる後、従来同様に金属−プラス
チックラミネートシース3を施したものである。尚、図
1で符号10は、プラスチックフィルム側を外側にして
前記プラスチックテープ9の層の外側に縦添えした金属
−プラスチックラミネートテープを示し、符号11はそ
の重ね合わせ部を示している。また符号12はこの金属
−プラスチックラミネートテープ上に押出被覆した、例
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル等からなるプラスチ
ックシースであって、このプラスチックシース10と前
記金属−プラスチックラミネートテープ10とで金属−
プラスチックラミネートシース3を構成している。また
図2はプラスチックテープ9の一部側面図であり、図3
はその平面図を示している。図2で気体8は矩形の気体
収納袋20内に密閉されており、短繊維7はテープ長手
方向に沿って、かつ幅方向に複数本配置されている。図
2で気体収納袋20は矩形であるが、例えば円形等他の
形状であってもよい。一方、短繊維7は複数の気体収納
袋20に跨がって配置されているが、当然のことながら
気体が外部に漏れないように短繊維7と気体収納袋20
とは密着されている。
に説明する。本発明の通信ケーブルは図1に示すよう
に、絶縁電線あるいは光ファイバ心線等の通信線を複数
本集合せしめてなる通信ケーブルコア1の外側に、図2
及び図3に示すように、その内部にアラミド繊維等の引
っ張り強度の強い、しかも長さの短い短繊維7と、気体
収納袋20内に気体8とを含有してなるプラスチックテ
ープ9を縦添えし、しかる後、従来同様に金属−プラス
チックラミネートシース3を施したものである。尚、図
1で符号10は、プラスチックフィルム側を外側にして
前記プラスチックテープ9の層の外側に縦添えした金属
−プラスチックラミネートテープを示し、符号11はそ
の重ね合わせ部を示している。また符号12はこの金属
−プラスチックラミネートテープ上に押出被覆した、例
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル等からなるプラスチ
ックシースであって、このプラスチックシース10と前
記金属−プラスチックラミネートテープ10とで金属−
プラスチックラミネートシース3を構成している。また
図2はプラスチックテープ9の一部側面図であり、図3
はその平面図を示している。図2で気体8は矩形の気体
収納袋20内に密閉されており、短繊維7はテープ長手
方向に沿って、かつ幅方向に複数本配置されている。図
2で気体収納袋20は矩形であるが、例えば円形等他の
形状であってもよい。一方、短繊維7は複数の気体収納
袋20に跨がって配置されているが、当然のことながら
気体が外部に漏れないように短繊維7と気体収納袋20
とは密着されている。
【0008】このような通信ケーブルにおいて、例えば
図2における気体収納袋20の高さを2mmにしたとこ
ろ、本発明の通信ケーブルを敷設すべく、その端末で端
末処理作業をする際に、前記プラスチックテープ9の短
繊維7を引っ張ることにより気体収納袋20を破り、内
部の気体8を抜けば、通信ケーブルコア1と金属−プラ
スチックラミネートシース3との間に約3mmのクリア
ランスを作り出すことができた。このようにしてできた
クリアランスのため、金属−プラスチックラミネートシ
ース3をカッターで切り裂く作業が、内部の通信ケーブ
ルコア1を傷付けることなしに、極めて容易に行えるよ
うになった。より簡単には、ケーブル長手方向に切れ目
を入れることなく、単にケーブル端末から所定長さの位
置において、ケーブル周方向に金属−プラスチックラミ
ネートシース3に切れ目を入れれば、通信ケーブルコア
1と金属−プラスチックラミネートシース3との間のク
リアランスが大きいため、筒状のまま簡単に金属−プラ
スチックラミネートシース3を所定長さ引き抜いて除去
することができた。
図2における気体収納袋20の高さを2mmにしたとこ
ろ、本発明の通信ケーブルを敷設すべく、その端末で端
末処理作業をする際に、前記プラスチックテープ9の短
繊維7を引っ張ることにより気体収納袋20を破り、内
部の気体8を抜けば、通信ケーブルコア1と金属−プラ
スチックラミネートシース3との間に約3mmのクリア
ランスを作り出すことができた。このようにしてできた
クリアランスのため、金属−プラスチックラミネートシ
ース3をカッターで切り裂く作業が、内部の通信ケーブ
ルコア1を傷付けることなしに、極めて容易に行えるよ
うになった。より簡単には、ケーブル長手方向に切れ目
を入れることなく、単にケーブル端末から所定長さの位
置において、ケーブル周方向に金属−プラスチックラミ
ネートシース3に切れ目を入れれば、通信ケーブルコア
1と金属−プラスチックラミネートシース3との間のク
リアランスが大きいため、筒状のまま簡単に金属−プラ
スチックラミネートシース3を所定長さ引き抜いて除去
することができた。
【0009】比較実験を行ってみた。まず、従来の通信
ケーブルにおいて前述したと同様に所定長さ(30cm
に設定)の金属−プラスチックラミネートシース3を筒
状のまま除去しようとした。このときの引き抜き力は5
0〜60kgであった。これに対して本発明のものでは
5〜10kgであって、従来のものより1/10〜1/
5程度の力で充分であった。尚、実験の結果、前記気体
収納袋20の高さが3mm以上になると、通信ケーブル
コア1にこのプラスチックテープ9を縦添えした際、表
面が少しぶかぶかした。その結果、製造の際多少注意し
ないと、金属−プラスチックラミネートシース3を施し
た後のケーブル断面が楕円になり易い。それ故、気体収
納袋20の高さは3mm以下、好ましくは2mm以下に
したほうが良い。また短繊維の長さとしては、端末処理
時に剥ぎ取る金属−プラスチックラミネートシースの長
さを考慮して決める必要がある。もしこの剥ぎ取り長さ
が30cmなら、短繊維の長さも300mm程度にする
必要がある。
ケーブルにおいて前述したと同様に所定長さ(30cm
に設定)の金属−プラスチックラミネートシース3を筒
状のまま除去しようとした。このときの引き抜き力は5
0〜60kgであった。これに対して本発明のものでは
5〜10kgであって、従来のものより1/10〜1/
5程度の力で充分であった。尚、実験の結果、前記気体
収納袋20の高さが3mm以上になると、通信ケーブル
コア1にこのプラスチックテープ9を縦添えした際、表
面が少しぶかぶかした。その結果、製造の際多少注意し
ないと、金属−プラスチックラミネートシース3を施し
た後のケーブル断面が楕円になり易い。それ故、気体収
納袋20の高さは3mm以下、好ましくは2mm以下に
したほうが良い。また短繊維の長さとしては、端末処理
時に剥ぎ取る金属−プラスチックラミネートシースの長
さを考慮して決める必要がある。もしこの剥ぎ取り長さ
が30cmなら、短繊維の長さも300mm程度にする
必要がある。
【0010】
【発明の効果】このように本発明の通信ケーブルによれ
ば、通信ケーブルの断面を円形に仕上げることが容易
で、しかもケーブルの敷設や検査の際にケーブル端末で
行う端末処理作業、具体的にはケーブル端末における金
属−プラスチックラミネートシースの除去作業が極めて
容易、かつ安全に行える。
ば、通信ケーブルの断面を円形に仕上げることが容易
で、しかもケーブルの敷設や検査の際にケーブル端末で
行う端末処理作業、具体的にはケーブル端末における金
属−プラスチックラミネートシースの除去作業が極めて
容易、かつ安全に行える。
【図1】本発明に係る通信ケーブルの斜視図である。
【図2】本発明の通信ケーブルに使用するプラスチック
テープの一部側面図である。
テープの一部側面図である。
【図3】図2に示すプラスチックテープの平面図であ
る。
る。
【図4】従来の通信ケーブルの横断面図である。
【図5】金属−プラスチックラミネートテープの一例を
示す横断面図である。
示す横断面図である。
1 通信ケーブルコア 3 金属−プラスチックラミネートシース 4 金属テープ 5 プラスチックフィルム 6 プラスチックフィルム 7 短繊維 8 気体 9 プラスチックテープ 20 気体収納袋
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の通信線を集合してなる通信ケーブ
ルコアと、該通信ケーブルコアの外方を覆い、かつその
内部に気体とテープ引き裂き用の短繊維とを含有してな
るプラスチックテープと、該プラスチックテープの外方
に設けられてなる金属−プラスチックラミネートシース
とを有することを特徴とする通信ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174298A JPH0729426A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 通信ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174298A JPH0729426A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 通信ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729426A true JPH0729426A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15976225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5174298A Pending JPH0729426A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 通信ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729426A (ja) |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5174298A patent/JPH0729426A/ja active Pending
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