JP2594714Y2 - プラスチックシースケーブル - Google Patents

プラスチックシースケーブル

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JP2594714Y2
JP2594714Y2 JP1993034052U JP3405293U JP2594714Y2 JP 2594714 Y2 JP2594714 Y2 JP 2594714Y2 JP 1993034052 U JP1993034052 U JP 1993034052U JP 3405293 U JP3405293 U JP 3405293U JP 2594714 Y2 JP2594714 Y2 JP 2594714Y2
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JP
Japan
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cable
plastic sheath
vinyl
sheath
tape
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Application number
JP1993034052U
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JPH0688014U (ja
Inventor
敬 藤井
正剛 小野
Original Assignee
京三電線株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、端末処理が経済的に
できるプラスチックシースケーブルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ケーブルの端末処理に当たっては、ケー
ブルの外層シースを切り裂いて内部の集合線心を剥き出
して行うが、このシース切り裂きを刃物を使わずにでき
るようシース内側に切り裂き紐を入れておき、この紐を
外側へ引っ張ることでシースが裂けるようにしたプラス
チックケーブルは従来から実用化されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、多数本の線心
を集合したケーブルでは、その集合線心を把ばねるため
に押さえ巻テープを巻いて構成されているので、従来の
ケーブルでは引き裂き紐で外層シースは引き裂けるが、
この押さえ巻テープは残存するので、これを手で巻きほ
ぐすようにして端末処理を行っていた。従って、依然と
して端末処理は工数の掛るものとなっていた。
【0004】この考案はこのような点に鑑みてなされた
もので、集合線心押さえ巻テープと外層シースとを一括
して引き裂くことができ、ケーブルの端末処理の工数を
低減させることができるプラスチックシースケーブルを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、多数本の集
合線心をビニルラミネート紙でそのビニル面を外側にし
た状態で押さえ巻きし、その外層にプラスチックシース
を設け、かつ集合線心とビニルラミネート紙押さえ巻層
の間に引き裂き紐を介在させたことを特徴とするプラス
チックシースケーブルである。
【0006】
【作用】ビニルラミネート紙による押さえ巻きはビニル
面を外側にして巻回してあるから、その外層に被覆した
プラスチックシースと一体化しており、かつ、引き裂き
紐を押さえ巻テープの内側に存在させているため、ケー
ブル端末において引き裂き紐を外側に引っ張ることによ
って押さえ巻テープと外層シースが一緒に引き裂くこと
が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説
明する。図1は実施例のプラスチックシースケーブルの
構成を示す断面図、図2は端末において外層であるをプ
ラスチックシースを引き裂いている状態を示す斜視図で
ある。即ち、プラスチックシースケーブルはケーブル導
体Aをケーブル絶縁体Bで被覆した線心の多数本を集合
した集合線心1を、ビニルラミネート紙による押さえ巻
テープ3でビニル面を外側にして巻回して形成してい
る。このとき、引き裂き紐2が一緒に集合線心1に沿っ
て挿入されていて、この外周をプラスチックシース4を
押出被覆して構成されている。
【0008】ここにおいて、ビニルラミネート紙による
押さえ巻テープ3は、ビニル面を外側にして巻回されて
いるので、プラスチックシース4を押出被覆したときに
その熱によりプラスチックシース4と一体化している。
【0009】押さえ巻テープ3として安価な紙テープを
用いることは経済的に常套手段であるが、自動巻回機に
適用させるには紙が切断しないようそれなりの強度を必
要とする。また、プラスチックテープを用いることも安
価にできるが、薄いテープでは伸びるという欠点があっ
て自動巻回機には適しない。
【0010】本考案によれば、押さえ巻テープ3がビニ
ルラミネート紙であるから、紙およびビニルテープは極
めて薄いにも拘らず、伸びないという紙の特性と切断し
にくいというビニルの特性が相俟って自動巻回機に適合
しつつ引き裂き紐による引き裂きにも極めて良く対応さ
せることができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したとおり、この考案のプラス
チックシースケーブルは、端末での集合線心の剥き出し
時において、プラスチックシースと押さえ巻テープとが
一体で引き裂かれるから、従来のケーブルのようにシー
スだけが引き裂かれ押さえ巻テープを手で巻きほぐすよ
うな手間が掛らない。また、従来のケーブルでは巻きほ
ぐしたテープが作業現場に散乱するので後始末をしなけ
ればならないが、この考案のプラスチックシースケーブ
ルではそのような手間も不要で、ケーブル端末処理上極
めて有意義である。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のプラスチックシースケーブルの構成
を示す断面図、
【図2】図1のプラスチックシースケーブルの端末にお
いてシースを引き裂いている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 集合線心 2 引き裂き紐 3 押さえ巻テープ 4 プラスチックシース A ケーブル導体 B ケーブル絶縁体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本の集合線心をビニルラミネート紙
    でそのビニル面を外側にした状態で押さえ巻きし、その
    外層にプラスチックシースを設け、かつ集合線心とビニ
    ルラミネート紙押さえ巻層の間に引き裂き紐を介在させ
    たことを特徴とするプラスチックシースケーブル。
JP1993034052U 1993-06-01 1993-06-01 プラスチックシースケーブル Expired - Lifetime JP2594714Y2 (ja)

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JPH0688014U JPH0688014U (ja) 1994-12-22
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