JPH068062Y2 - 電線包装体 - Google Patents

電線包装体

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Publication number
JPH068062Y2
JPH068062Y2 JP1986019434U JP1943486U JPH068062Y2 JP H068062 Y2 JPH068062 Y2 JP H068062Y2 JP 1986019434 U JP1986019434 U JP 1986019434U JP 1943486 U JP1943486 U JP 1943486U JP H068062 Y2 JPH068062 Y2 JP H068062Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
wire bundle
synthetic resin
resin sheet
packaging
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986019434U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62132977U (ja
Inventor
弘吉 徳山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Wire Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Wire Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、ドーナツ状に束ねた屋内配線用、屋外配線
用の絶縁被覆電線を包装するような電線包装体に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、上述例の包装体、例えば、ドーナツ状に結束した
電線の包装構造としては、第4図に示す如き構成の包装
形態がある。
すなわち、ドーナツ状に結束した電線41に、長尺の紙
テープ等からなる包装テープ42を順次巻付け、この包
装テープ42の巻付け後において、ドーナツ状の包装テ
ープ42の外側中央部の全周にビニール粘着テープ43
を巻回し、上述の包装テープ42が周方向にずれるの
を、このビニール粘着テープ43で防止したものであ
る。
しかし、上述の包装形態においては、包装を解く所謂開
封時に、ナイフ等の刃物を用いて上述の包装テープ42
を切断して開封する関係上、開封にナイフ等の別工具が
必要で、また開封作業が煩雑かつ時間がかかる上、巻付
けた包装テープ42が刃物で切断されるので、この包装
テープ42が紙片、包装屑となって周囲に散らかる問題
点があった。
加えて、上述の刃物による包装テープ42切断時に、内
部の電線41が傷付けられる問題点を有していた。
(ハ)考案の目的 この考案は、一枚のシートで電線束を包装することがで
き、かつナイフ等を使わずに簡単に開封することがで
き、従って開封の際ナイフ先で電線の絶縁部を傷付ける
ことのない電線包装体の提供を目的とする。
(ニ)考案の構成 この考案は、ドーナツ状に束ねた電線束を一枚の合成樹
脂シートで囲繞する包装体であって、上記シートは電線
束を囲繞し得る寸法の円筒状シートが電線束外周に配置
され、この円筒状シートが内方へ折曲げられて上記ドー
ナツ状中空部を除く電線束のドーナツ形状に沿って電線
束に被覆され、前記合成樹脂シートの切断方向性と電線
束の円周方向とを一致させ、合成樹脂シートの外周端部
となる切断始端部には摘出部を設けた電線包装体である
ことを特徴とする。
(ホ)考案の効果 この考案によれば、電線束を囲繞し得る寸法の円筒状シ
ートが電線束外周に配置され、この円筒状シートが内方
へ折曲げられて上記ドーナツ状中空部を除く電線束のド
ーナツ形状に沿って電線束に被覆されるので、ドーナツ
状に束ねた電線束を一枚のシートで囲繞することがで
き、しかも、合成樹脂シートの外周端部となる切断始端
部に設けた切込み、または舌片などの摘出部を持って強
制的に引張ると、シートの切断方向性と電線束の円周方
向が一致しているので、簡単に合成樹脂シートを開封す
ることができる。
この結果、開封に際してはナイフ等の別工具を何等用い
ることがなく、簡単に開封作業を行なうことができるう
え、内部の絶縁電線を傷付けることなく、短時間で開封
することができる効果がある。
またドーナツ状電線束を一枚の合成樹脂シートで囲繞し
ているので、従来の紙テープ巻付け包装形態のように、
開封時に包装屑が散乱することもない。
加えて、合成樹脂シートによる包装であるから、上記従
来の包装形態に比較して包装費用が廉価であり、その
上、防水効果を得ることができる。
(ヘ)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はドーナツ状体として電線束1の包装構造を示し、
第1図において、ドーナツ状に結束した電線束1を同形
状のドーナツ状に囲繞する一枚の合成樹脂シート2を設
け、この合成樹脂シート2の切断方向性を選んで、その
方向性と電線束1の円周方向とを一致させる。
そして前記合成樹脂シート2が重合された外周端部とな
る切断始端部には、樹脂の方向性に従って切断し易いよ
うに舌片または内方への一対の切込み等の摘出部3を設
けておく。
合成樹脂シート2は、方向性を有し、かつ熱溶融性をも
つ材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、塩化ビニール、その他で形成し、第2図に示
すように、電線束1を囲繞し得る長さおよび高さ寸法の
合成樹脂シート2を電線束1の外側に巻付けて円筒状に
配し、第3図に示すように、この円筒状シートの上下両
側部を電線束1の上下両面に沿って内方に折曲げて引出
し、その両端部2a,2aをドーナツ状の電線束1の内
周部で熱シールする。斯る構成により一枚の合成樹脂シ
ート2で電線束1を包装することができる。
開封に際しては、摘出部3を指で摘んで電線束1の円周
方向に引張れば、この引張方向と、合成樹脂シート2の
切断方向性とが一致しているので、簡単に合成樹脂シー
ト2は円周方向に沿って切断できる。
このため、従来のようにナイフ等の別工具を何等用いる
ことがなく、上述の摘出部3の引張るだけで簡単に、か
つ短時間で開封作業を行なうことができ、また内部の電
線束1を傷付けることもない。
さらに、上述のような合成樹脂シート2による包装であ
るから、従来の紙テープを順次巻付けて包装するものと
比較して、包装方法も簡単で包装費用も廉価となるう
え、樹脂材料固有の性質によって防水効果を得ることが
できる。
また、上述の合成樹脂シート2として、透明シートを用
いると、包装後において外方から被包装物品を目視、確
認することができるので、例えば同一径、同一幅に包装
された異種電線の識別時に有効である。
さらに、ドーナツ状中空部を除く電線束1のドーナツ形
状に沿って電線束1を被覆する構成であるから、作業時
において作業者が電線束1を運搬する際には、ドーナツ
状中空部を電線束把持用空間として利用できるので、運
搬性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はドーナツ状体電線束の包装体を示す斜視図、 第2図は樹脂シートによる包装工程を示す概略断面図、 第3図は包装体の断面図、 第4図は従来の包装形態の斜視図である。 1……電線束、2……合成樹脂シート、 3……摘出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーナツ状に束ねた電線束(1)を一枚の
    合成樹脂シート(2)で囲繞する包装体であって、 上記シート(2)は電線束(1)を囲繞し得る寸法の円
    筒状シートが電線束(1)外周に配置され、この円筒状
    シートが内方へ折曲げられて上記ドーナツ状中空部を除
    く電線束(1)のドーナツ形状に沿って電線束(1)に
    被覆され、 前記合成樹脂シート(2)の切断方向性と電線束(1)
    の円周方向とを一致させ、合成樹脂シート(2)の外周
    端部となる切断始端部には摘出部(3)を設けた 電線包装体。
JP1986019434U 1986-02-13 1986-02-13 電線包装体 Expired - Lifetime JPH068062Y2 (ja)

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JP1986019434U JPH068062Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13 電線包装体

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JPS62132977U JPS62132977U (ja) 1987-08-21
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JP1986019434U Expired - Lifetime JPH068062Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13 電線包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60129373U (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 株式会社神戸製鋼所 熱収縮性フイルム包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62132977U (ja) 1987-08-21

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