JPH0728134Y2 - ロール状物の包装体 - Google Patents
ロール状物の包装体Info
- Publication number
- JPH0728134Y2 JPH0728134Y2 JP1989027490U JP2749089U JPH0728134Y2 JP H0728134 Y2 JPH0728134 Y2 JP H0728134Y2 JP 1989027490 U JP1989027490 U JP 1989027490U JP 2749089 U JP2749089 U JP 2749089U JP H0728134 Y2 JPH0728134 Y2 JP H0728134Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- exterior sheet
- roll
- end portion
- hollow portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はロール状物の包装体に関する。更に詳しくは、
中空部を有する紙管等の巻芯にロール巻されたプラスチ
ックフイルムや金属箔等のロール状物を、合成樹脂製の
外装シートにより包装してなるロール状物の包装体に関
するものである。
中空部を有する紙管等の巻芯にロール巻されたプラスチ
ックフイルムや金属箔等のロール状物を、合成樹脂製の
外装シートにより包装してなるロール状物の包装体に関
するものである。
〔従来の技術〕 従来、この種の包装体としては、中空部を有する芯材に
ロール巻されたラップフイルムを外装フイルムによって
包装し、この外装フイルムの端部を閉じて芯材の中空部
内に押し込んだものや、ロール状のナイロンフイルム巻
上体を包装した積層フイルムの端部を紙管の中空部内に
押し込み、更に紙管カラーを紙管の中空部内に嵌着した
ものが知られている（実開昭57−101789号公報及び実開
昭53−100379号公報参照）。
ロール巻されたラップフイルムを外装フイルムによって
包装し、この外装フイルムの端部を閉じて芯材の中空部
内に押し込んだものや、ロール状のナイロンフイルム巻
上体を包装した積層フイルムの端部を紙管の中空部内に
押し込み、更に紙管カラーを紙管の中空部内に嵌着した
ものが知られている（実開昭57−101789号公報及び実開
昭53−100379号公報参照）。
上記従来の技術で述べたもののうち前者においては、外
装フイルムの端部が芯材の中空部内に押し込まれている
だけであるために、流通過程で外装フイルムの端部が中
空部から飛び出、包装が解けてしまうという問題があっ
た。
装フイルムの端部が芯材の中空部内に押し込まれている
だけであるために、流通過程で外装フイルムの端部が中
空部から飛び出、包装が解けてしまうという問題があっ
た。
また、後者においては、紙管の中空部内に紙管カラーを
嵌着してあるので、包装が不用意に解けるのを防ぐこと
ができるものの、別途に紙管カラーを製作し、それを嵌
着しなければならず、包装がコスト高になるという問題
点を有していた。
嵌着してあるので、包装が不用意に解けるのを防ぐこと
ができるものの、別途に紙管カラーを製作し、それを嵌
着しなければならず、包装がコスト高になるという問題
点を有していた。
本考案は、従来の技術の有する上述のような問題点に鑑
み考案されたもので、巻芯の中空部内に押し込んだ外装
シートの端部を巻芯に熱融着するか、熱によりくせをつ
けて巻芯の内面に折込まれた形に賦形することによっ
て、流通過程において外装シートの端部が巻芯の中空部
から飛び出て不用意に解けるのを防ぎ、ロール状物を完
全に保護することができるようにしたロール状物の包装
体を提供するものである。
み考案されたもので、巻芯の中空部内に押し込んだ外装
シートの端部を巻芯に熱融着するか、熱によりくせをつ
けて巻芯の内面に折込まれた形に賦形することによっ
て、流通過程において外装シートの端部が巻芯の中空部
から飛び出て不用意に解けるのを防ぎ、ロール状物を完
全に保護することができるようにしたロール状物の包装
体を提供するものである。
本考案に係るロール状物の包装体は、中空部を有する巻
芯の外周にロール巻されたロール状物を合成樹脂製の外
装シートにより包装してある。この外装シートの端部は
上記巻芯の中空部内に押し込み、更にこの押し込まれた
外装シートの端部を巻芯に熱融着するか、熱によりくせ
をつけて巻芯の内面に折込まれた形に賦形してあること
を特徴としている。
芯の外周にロール巻されたロール状物を合成樹脂製の外
装シートにより包装してある。この外装シートの端部は
上記巻芯の中空部内に押し込み、更にこの押し込まれた
外装シートの端部を巻芯に熱融着するか、熱によりくせ
をつけて巻芯の内面に折込まれた形に賦形してあること
を特徴としている。
本考案においては、外装シートの端部が巻芯に固定され
るから、該端部が中空部から飛び出ることがなく、流通
過程においても巻芯の中空部内に押し込まれている状態
を保つ。また、外装シートの端部の固定を巻芯に熱融着
したり、熱によりくせをつけて巻芯の内面に折込まれた
形に賦形することによって行うから、その固定が容易で
あり、しかも固定するための紙管カラー等を要しない。
るから、該端部が中空部から飛び出ることがなく、流通
過程においても巻芯の中空部内に押し込まれている状態
を保つ。また、外装シートの端部の固定を巻芯に熱融着
したり、熱によりくせをつけて巻芯の内面に折込まれた
形に賦形することによって行うから、その固定が容易で
あり、しかも固定するための紙管カラー等を要しない。
次に本考案の実施例を添附の図面において説明する。
第１図は一実施例を示す一部断面図、第２図は別の実施
例を示す一部断面図、第３図はさらに別の実施例を示す
部分断面図、第４図及び第５図は熱固定の手段を示す説
明図である。
例を示す一部断面図、第３図はさらに別の実施例を示す
部分断面図、第４図及び第５図は熱固定の手段を示す説
明図である。
本考案に係るロール状物の包装体は、第１図に示す如
く、中空部２を有する巻芯１の外周にロール巻されたロ
ール状物３を合成樹脂製の外装シート４により包装して
ある。巻芯１としては中空部２を有する円筒状の紙管を
例示してあるが、合成樹脂製の巻芯であってもよい。ま
た、巻芯１の外周にロール巻されたロール状物３は、ラ
ップ用フイルム等防塵を要するものである。合成樹脂製
の外装シート４は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル等のシートで、ロール状物３の幅方向に充
分大きいものを使用し、ロール状物３の全体が包まれる
ように巻いて包装する。この外装シート４の端部41を上
記巻芯１の中空部２の内部に押し込んである。外装シー
ト４の端部41を押し込むには、該端部41を外周側から寄
せ集め、或は捩るようになして指や棒等により中空部２
の内部に挿入すればよい。この押し込まれた外装シート
４の端部41を巻芯１に熱融着し固定してある。熱融着に
は、第４図に示す如く、ヒーター５を使用し端部41を巻
芯１に押し当てるようにして行う。この際、巻芯１が紙
管である場合はその端部に合成樹脂製の環体６を取付け
ておくか、図示していないが合成樹脂を塗着しておく。
そうすると外装シート４の端部41が巻芯１に融着し易
く、しかもその固定が強固になるので好ましい。
く、中空部２を有する巻芯１の外周にロール巻されたロ
ール状物３を合成樹脂製の外装シート４により包装して
ある。巻芯１としては中空部２を有する円筒状の紙管を
例示してあるが、合成樹脂製の巻芯であってもよい。ま
た、巻芯１の外周にロール巻されたロール状物３は、ラ
ップ用フイルム等防塵を要するものである。合成樹脂製
の外装シート４は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル等のシートで、ロール状物３の幅方向に充
分大きいものを使用し、ロール状物３の全体が包まれる
ように巻いて包装する。この外装シート４の端部41を上
記巻芯１の中空部２の内部に押し込んである。外装シー
ト４の端部41を押し込むには、該端部41を外周側から寄
せ集め、或は捩るようになして指や棒等により中空部２
の内部に挿入すればよい。この押し込まれた外装シート
４の端部41を巻芯１に熱融着し固定してある。熱融着に
は、第４図に示す如く、ヒーター５を使用し端部41を巻
芯１に押し当てるようにして行う。この際、巻芯１が紙
管である場合はその端部に合成樹脂製の環体６を取付け
ておくか、図示していないが合成樹脂を塗着しておく。
そうすると外装シート４の端部41が巻芯１に融着し易
く、しかもその固定が強固になるので好ましい。
第２図は別の実施例で、外装シート４の端部41を巻芯１
の中空部２の内部に押し込んだ後、外装シート４の端部
41を中空部２の内部で固定したものを示してある。この
場合は、第５図に示す如く、加熱されたマンドレル７を
中空部２に挿入して外装シート４の端部41を熱によりく
せをつけて、巻芯１の内面に折込まれた形に賦形する。
の中空部２の内部に押し込んだ後、外装シート４の端部
41を中空部２の内部で固定したものを示してある。この
場合は、第５図に示す如く、加熱されたマンドレル７を
中空部２に挿入して外装シート４の端部41を熱によりく
せをつけて、巻芯１の内面に折込まれた形に賦形する。
第３図は第２図に包装体の巻芯１の端部外周に保護円板
８を嵌合したものであって、この保護円板８はロール状
物３の端部外縁を衝撃等から保護する効果を奏する。も
ちろん保護円板８を外装シート４の内側に予め嵌合して
おいてもよい。
８を嵌合したものであって、この保護円板８はロール状
物３の端部外縁を衝撃等から保護する効果を奏する。も
ちろん保護円板８を外装シート４の内側に予め嵌合して
おいてもよい。
上記いずれの実施例においても、外装シート４の端部41
が巻芯１の中空部２内で固定されるから、該端部41は中
空部２から飛び出ることがなく、巻芯１の中空部２内に
押し込められた状態が保たれるものである。
が巻芯１の中空部２内で固定されるから、該端部41は中
空部２から飛び出ることがなく、巻芯１の中空部２内に
押し込められた状態が保たれるものである。
以上のように本考案によれば、ロール状物を包装してあ
る外装シートの端部が巻芯の中空部内に押し込められた
状態を保持するから、流通過程等において外装シートの
端部が巻芯から飛び出て破断することがなく、ロール状
物を完全に保護することができる。
る外装シートの端部が巻芯の中空部内に押し込められた
状態を保持するから、流通過程等において外装シートの
端部が巻芯から飛び出て破断することがなく、ロール状
物を完全に保護することができる。
また、外装シートの端部の固定は巻芯に熱融着すること
によって行うもので、他に紙管カラー等の止具を必要と
しないから、その固定が容易である他、安価に包装でき
るものである。
によって行うもので、他に紙管カラー等の止具を必要と
しないから、その固定が容易である他、安価に包装でき
るものである。
第１図は一実施例を示す一部断面図、第２図は別の実施
例を示す一部断面図、第３図はさらに別の実施例を示す
部分断面図、第４図及び第５図は熱による固定の手段を
示す説明図である。 図中１は巻芯、２は巻芯の中空部、３はロール状物、４
は外装シート、41は外装シートの端部を示す。
例を示す一部断面図、第３図はさらに別の実施例を示す
部分断面図、第４図及び第５図は熱による固定の手段を
示す説明図である。 図中１は巻芯、２は巻芯の中空部、３はロール状物、４
は外装シート、41は外装シートの端部を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】中空部を有する巻芯の外周にロール巻され
たロール状物を合成樹脂製の外装シートにより包装し、
該外装シートの端部を上記巻芯の中空部内に押し込み、
この押し込まれた外装シートの端部を、巻芯に熱融着す
るか、熱によりくせをつけて巻芯の内面に折込まれた形
に賦形してあることを特徴とするロール状物の包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989027490U JPH0728134Y2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ロール状物の包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989027490U JPH0728134Y2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ロール状物の包装体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02117366U JPH02117366U (ja) | 1990-09-20 |
| JPH0728134Y2 true JPH0728134Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31250029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989027490U Expired - Lifetime JPH0728134Y2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ロール状物の包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728134Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100353963B1 (ko) * | 2000-09-28 | 2002-09-27 | 주식회사 코리아코프 | 물품이송장치 |
| JP2020001703A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 日本バイリーン株式会社 | ロール材包装物 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007015740A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Kaneka Corp | ポリイミドフィルムロールの梱包方法 |
| WO2024101423A1 (ja) * | 2022-11-11 | 2024-05-16 | 日東電工株式会社 | 包装物品及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6248989U (ja) * | 1986-02-13 | 1987-03-26 |
-
1989
- 1989-03-10 JP JP1989027490U patent/JPH0728134Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100353963B1 (ko) * | 2000-09-28 | 2002-09-27 | 주식회사 코리아코프 | 물품이송장치 |
| JP2020001703A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 日本バイリーン株式会社 | ロール材包装物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02117366U (ja) | 1990-09-20 |
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