JP2510722Y2 - 携帯用針金切断具 - Google Patents

携帯用針金切断具

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JP2510722Y2
JP2510722Y2 JP1990092335U JP9233590U JP2510722Y2 JP 2510722 Y2 JP2510722 Y2 JP 2510722Y2 JP 1990092335 U JP1990092335 U JP 1990092335U JP 9233590 U JP9233590 U JP 9233590U JP 2510722 Y2 JP2510722 Y2 JP 2510722Y2
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JP
Japan
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wire
winding bobbin
holder
wire winding
cutting tool
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JP1990092335U
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JPH0449057U (ja
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愛実 多田
益彦 滝川
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ARS Corp
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ARS Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、所望の線径の針金を取出して所定長さに切
断するための携帯用針金切断具に関するものである。
(従来の技術) 従来、針金を使用するに際しては、必要とする線径の
針金の束を選択し、その針金の束から直接必要量の針金
を引き出し、ニッパー等の切断具にて切断する方法で行
なっていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来技術では次のような問題があ
る。
(イ)多量の針金が不整然に巻回された束になっている
ことが多いために、針金がもつれ気味で、円滑な引き出
しが困難である。
(ロ)線径に応じて束ねられる各束における針金量は、
全く不定でしかも相当量になるので、多種類の針金を用
意する場合は、針金全体の量は莫大となり、占有スペー
ス及び準備する針金に要するコストがいずれも大となっ
てしまう。
(ハ)別個にニッパー等の切断具を準備する必要があ
り、前記(イ)の現象と相俟って針金を適度の長さに切
断することが困難である。
(ニ)形態に不便である。
本考案は、かかる課題を解消した携帯用針金切断具を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る携帯用針金切断具は、ホルダー1と、該
ホルダー1に回転可能で、かつ着脱自在に取着される針
金巻回ボビン6と、前記ホルダー1適所に配設される導
出部11及び切断部材9を備え、前記針金巻回ボビン6か
らの針金14を導出部11を介して切断部材9に導くように
した携帯用針金切断具において、前記ホルダー1は、針
金巻回ボビン6を嵌挿すべく中央に直立状態に中心軸3
を突設した底壁4aと周壁4bとから形成され、かつ前記針
金巻回ボビン6を収蔵しうるケース本体4と、該ケース
本体4に前記針金巻回ボビン6の取入、取出しが可能な
ごとく開閉自在に取着される蓋体5とが備えられるよう
に構成されていることを特徴とするものである。
(作用) しかして、使用に際して、まず使用すべき線径の針金
14を巻回した針金巻回ボビン6をホルダー1の所定個所
に取着し、次いで前記針金巻回ボビン6から針金14端部
を引き出して切断部材9に導いた後、前記切断部材9に
より前記針金14を所定長さに切断する。針金使用後は、
再び針金巻回ボビン6を逆転させ、針金巻回ボビン6か
ら切断部材9に至るまでの引き出された分の針金14を巻
取った後、針金巻回ボビン6をホルダー1から取出し
て、再び元の原状に復帰する。
(考案の効果) 本考案に係る携帯用針金切断具は、前述のごとき構
成、作用を有することから、次のごとき効果を奏する。
(イ)針金切断具そのものをポケットや鞄に収納できる
程度にコンパクトかつ小形にできるから、携帯に便利で
ある。
(ロ)必要とされる針金太さがあらかじめ使途不明な場
合やまた緊急事態においても、多種類の太さの異なった
針金を有する針金巻回ボビンを、少量ずつ常時携帯して
おくことによって適確な対処ができ、かつケース本体内
は必要とされる針金太さの針金巻回ボビンに即座に取り
替えることができるから、無事に用事を済ませることと
なり、保管にも便利である利点がある。
(ハ)全体として円筒形に巻線された針金が容器内に収
納されることになるから、針金巻回ボビンの形態が崩れ
たり、針金が縺れたりするような事態が未然に回避され
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図〜第3図は本考案に係る針金切断具の一実施例
を示すものである。これらの図において、第1図は蓋体
を開放した状態における全体の斜視図、第2図は蓋体を
閉成した状態における全体の斜視図、第3図は第1図の
矢印III-III方向から見た一部縦断側面図である。
これらの図において、本考案に係る携帯用針金切断具
は合成樹脂製で一側に台座2を一体的に突設したほぼ外
形が円盤状のホルダー1を有している。
ホルダー1は、底壁4a及び周壁4bからなるケース本体
4と、このケース本体4の斜め後部に開閉自在に取着さ
れる蓋体5とからなっている。
前記ケース本体4は底壁4a中央に円柱状の中心軸3を
直立状態に突設しており、この中心軸3には針金巻回ボ
ビン6が嵌装される。つまり、針金巻回ボビン6は中心
部に軸孔7をもち、かつ上、下の鍔8、8間に所定の線
径太さの針金を適当量巻回しており、軸孔7によって中
心軸3に嵌装されるのである。そして、このような嵌装
状態において、ホルダー1の高さは、第2図に示すごと
く、蓋体5を閉成しても邪魔にならない程度に、つまり
ホルダー1内に針金巻回ボビン6が収蔵しうるように定
められており、前記蓋体5の開放により、ホルダー1に
対する針金巻回ボビン6の取入、取出しが出来るように
なっている。
前記ホルダー1外の台座2には一対の固定刃9aと可動
刃9bからなる切断部材9が配設されており、可動刃9bは
支軸10を支点として回動しうるようになっている。つま
り、可動刃9bの後端操作部は断面L字状で、台座2の後
端付近にまで延設されており、可動刃9bの後端操作部を
台座2の少し低くなった段部15に貼着されたゴム等の弾
性体12に当接するまで押し下げることによって、固定刃
9aと可動刃9bとの間で針金を切断できるようになってい
る。
前記ホルダー1の適所には針金を挿通しうる導出部11
が設けられており、針金巻回ボビン6からの針金14を前
記切断部材9に導きうるようになっている。
なお、前記台座2の切断部材9の手前には、前記導出
部11から切断部材9に至る針金14を案内導入しうる案内
部13が設けられている。
しかして、今、前記針金切断具の使用に際しては、ま
ず所望の線径の針金14を巻回した針金巻回ボビン6を線
径毎に多種類の針金巻回ボビン6が収納されている収納
箱(図示なし)から選択して取り出した後、ホルダー1
の蓋体5を開放して前記ホルダー1内の中心軸3に差込
む。
そして、針金14の端部を導出部11からホルダー1外に
引き出した後、案内部13及び切断部材9の固定刃9aと可
動刃9bとの間に導き、再び蓋体5を閉成する。
その後、針金14を前記切断部材9から必要とする所定
長だけ引出すべく引張れば、針金巻回ボビン6は中心軸
3を支点として回転して針金14が針金巻回ボビン6から
所定長解舒され、しかる後、可動刃9bの後端操作部を押
し下げることにより、針金14が切断され所望長さのもの
が得られる。使用後は、再び蓋体5を開放して針金巻回
ボビン6を取り出した後閉成し、前記収納箱(図示な
し)に収納することによって、一連の切断作業が終了す
る。
以上は、本考案の一実施例を示したものであるが、本
考案は考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
しうる。例えば、前記実施例においては、ホルダー1が
針金巻回ボビン6全体を被覆しうる形状になっており、
蓋体5の閉成後は、針金を引張って引き出すようにした
が、これを導出部11を兼ねて針金巻回ボビン6の引き出
し側の鍔8をホルダー1から一部露出させ、かつ前記針
金巻回ボビン6の鍔8の周縁に小さなギザギザの刻み目
を刻設し、この刻み目が刻設された鍔8の周縁個所を指
で廻すことによって、針金14を針金巻回ボビン6から引
き出せるようにしたりする等は必要に応じてなしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係る携帯用針金切断具の一実
施例を示すもので、第1図は蓋体を開放した状態におけ
る全体の斜視図、第2図は蓋体を閉成した状態における
全体の斜視図、第3図は第1図の矢印III-III方向から
見た一部縦断側面図である。 1:ホルダー、2:台座、3:中心軸、4:ケース本体、4a:底
壁、4b:周壁、5:蓋体、6:針金巻回ボビン、7:軸孔、8:
鍔、9:切断部材、9a:固定刃、9b:可動刃、10:支軸、11:
導出部、12:弾性体、13:案内部、14:針金、15:段部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダー1と、該ホルダー1に回転可能
    で、かつ着脱自在に取着される針金巻回ボビン6と、前
    記ホルダー1適所に配設される導出部11及び切断部材9
    を備え、前記針金巻回ボビン6からの針金14を導出部11
    を介して切断部材9に導くようにした携帯用針金切断具
    において、前記ホルダー1は、針金巻回ボビン6を嵌挿
    すべく中央に直立状態に中心軸3を突設した底壁4aと周
    壁4bとから形成され、かつ前記針金巻回ボビン6を収蔵
    しうるケース本体4と、該ケース本体4に前記針金巻回
    ボビン6の取入、取出しが可能なごとく開閉自在に取着
    される蓋体5とが備えられるように構成されていること
    を特徴とする携帯用針金切断具。
JP1990092335U 1990-08-31 1990-08-31 携帯用針金切断具 Expired - Lifetime JP2510722Y2 (ja)

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JPH0449057U JPH0449057U (ja) 1992-04-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113175A (ja) * 2013-12-06 2015-06-22 井元 敦子 針金容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6296941U (ja) * 1985-12-11 1987-06-20
JPH02144236U (ja) * 1989-05-02 1990-12-06

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JP2015113175A (ja) * 2013-12-06 2015-06-22 井元 敦子 針金容器

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