JP3068952U - pH試験紙の包装容器 - Google Patents

pH試験紙の包装容器

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JP3068952U
JP3068952U JP1999009587U JP958799U JP3068952U JP 3068952 U JP3068952 U JP 3068952U JP 1999009587 U JP1999009587 U JP 1999009587U JP 958799 U JP958799 U JP 958799U JP 3068952 U JP3068952 U JP 3068952U
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JP
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test paper
box
tape
slide cover
packaging container
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JP1999009587U
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良也 古市
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STRA SYSTEM CO., LTD.
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STRA SYSTEM CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、pH試験紙の包装容器に関するも
ので、片手の操作で容器からpH試験紙を必要なだけ何
回でも引き出すことができ、しかも試験紙のテスト部位
に直接手を触れないで確実且つ容易にカットできるよう
にする。 【構成】 pH試験紙包装容器において、ロール巻きし
た細幅のテープ体(P)を収納した箱体(1)の厚さ
(T)内の平面部(1′)にテープ取出し口(2)を設
けると共に、そのテープ取出し方向の直前位置に凹み部
(3)を形成し、さらにその先端部位にカッター(4)
を設け、且つ当該テープ取出し口及び凹み部を設けた側
面部(1′)を覆蔽し若しくは露出するための外箱型又
は非外箱型のスライドカバー(5)を箱体(1)に装着
した構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、pH試験紙の包装容器に関するもので、片手の操作でpH試験紙を 容器から必要なだけ何回でも引き出すことができ、しかもpH試験紙のテスト部 位に直接手を触れないで確実且つ容易にカットできるようにしたことを目的とす る。
【0002】
【従来の技術】
一般に市販されているpH試験紙Pは、図8及び図9に示すように、蓋12の 付いている円形の容器11に長尺の状態で収容されている。そして、容器の蓋1 2を左右に回すと、容器と蓋の円周面に設けた引出し口13・14からpH試験 紙の先端部位P′が引き出される。そのpH試験紙の先端部位を摘んで使う長さ Lだけ引き出す。引き出されたpH試験紙の先端部位P″を摘んでテープ基部を 蓋の引出し口14の刃型でカットすることは知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のpH試験紙の収容容器にあっては、容器から試験紙を引 き出すには両手で操作しなければならない。また、容器11に対して蓋12を逆 回しをしたとき、容器外に出ているpH試験紙の先端部位が蓋12と一緒に回っ て容器内に入ってしまい、連続的には取り出せなくなることがある。そして、p H試験紙の取出し時に毎回両手での操作を必要とする。さらにpH試験紙の量が 少なくなると、刃型でカットしようとしても切れずに容器内に残っているpH試 験紙がズルズル引き出されてしまう等の問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は従来の課題を解決し、且つ収容部から外に出ている試験紙の 摘み部分も遮蔽されて変色することを防止できる容器を提供する。 本考案の第1はpH試験紙の包装容器において、ロール巻きした細幅のテープ 体を収納した箱体の厚さ内の平面部にテープ取出し口を設けると共に、そのテー プ取出し方向の直前位置に凹み部を形成し、さらにその先端部位にカッターを設 け、且つ当該テープ取出し口及び凹み部を設けた平面部を覆蔽し若しくは露出す るためのスライドカバーを箱体に装着したものである。
【0005】 本考案の第2は、第1の考案に係るpH試験紙の包装容器において、スライド カバーを縦側面部に開口を有する外箱型のケース体とし、且つその正面部位に箱 体をスライドさせるための窓穴を設けたものである。
【0006】 本考案の第3は、第1の考案に係るpH試験紙の包装容器において、スライド カバーをテープ取出し口と凹み部を覆蔽する非外箱型とし、且つそのスライドカ バーを箱体に対して水平移動できるように、当該スライドカバーの下端辺に突条 辺を成形し、且つ箱体にガイド溝を設けたものである。
【0007】
【実施例】
次に本願考案の実施例を図面を以て説明する。1はpH試験紙を細幅のテープ 体Pとし、且つこれをロール巻きして収納した箱体であり、その材質はプラスチ ックを可とする。2はその箱体の厚さTの範囲の平面部1′に設けたテープ取出 し口、3は前記の平面部において、テープの繰り出し方向のテープ取出し口の直 前位置に形成した凹み部、4はその凹み部よりさらに前方位置に設けたカッター 、5は箱体の平面部1′において、テープ取出し口2及び凹み部3を覆蔽し若し くは露出するためのスライドカバーであり、図1〜5にあっては外箱型とし、縦 側面に開口Hを有する外箱型とし、且つその正面部位に箱体1をスライドさせる ための窓穴7を設けたものを示す。また、箱体1の材質はプラスチックを可とす るが、丈夫な紙で造ることも可能である。 そして図6及び図7にあってはスライドカバー5の断面が下向きの凹溝型とし 、その下端辺を内向きの突条辺5を成形した非外箱型のものを示す。そして、 これを箱体の正背面に設けたガイド溝6に沿ってスライドできるように装着し、 テープ取出し口2と凹み部3を覆蔽する形状とし、且つそのスライドカバーのス ライド用ガイドを箱体1に設けたものを示してある。 8は箱体1の内部に設けたロール巻きテープ体の巻付け用筒軸、9は外箱型に 対して箱体1を押し出すための指掛け用突起、9′は箱体1に対してスライドカ バー5を後方に引き戻すための指掛け用突起、10は箱体1の一部に表示した標 準変色表を示す。
【0008】
【具体的な使用例】
(1)「使用例1」 図1〜図3にあっては、スライドカバー5を縦側面部に開口Hを形成し、且つ その正面部位に箱体1をスライドさせるための窓穴7を設けた外箱型にしたもの である。そして、あらかじめテープ体Pを取出し口2から凹部3の付近まで引き 出しておく。 この状態で外箱型を片手で持ち、その外箱型の窓穴7から中の箱体1を指掛け 突起9を介して外箱を持った手の親指で外箱型の開口Hから外方に押し出し、凹 部3を露出する。このときテープ取出し口2は外箱型の開口部位から露出しない ように覆蔽した状態にしておく(図4及び図5参照)。 そして、他方の手の親指でテープ先端部位P′を凹部3に矢印Aのように押し 付けながら人指し指とでテープの先端を摘んで所定の長さだけ引き出した後、外 箱を持った手の人指し指で引出し口に対峙する外箱型の開口部位を矢印Bのよう に押圧し、所定の長さLで引き出したテープ先端P″を摘んでいる親指と人指し 指とでテープ基部をカッター4に押し付けてカットする。そして、カットしたp H試験紙を静かに検水しに浸した後、直ちに引き上げて検水が付いてぬれている 部分の色を速やかに標準変色表10と比べる。 なお、箱体1を元に戻すには、その箱体を外箱型のスライドカバー5に押し込 めばそのまま格納される。
【0009】 (2)「使用例2」 図6及び図7にあっては、スライドカバー5をテープ取出し口2と凹み部3を 覆蔽する非外箱型とし、且つそのスライドカバーの突条辺5を スライド用ガ イド溝6に沿わせたものにおいて、あらかじめ、テープ体Pを取出し口2から凹 み部3の付近まで引き出しておく。この状態で箱体1を片手で持ち、その箱体の ガイド溝6に突条辺5を沿わせたスライドカバー5を親指で突起9′を介して 押して後方に引き戻して凹部3を露出する。このときテープ取出し口2はスライ ドカバー5の先端縁から露出しないように覆蔽状態にしておく。 この状態で他方の手の親指でテープ先端部P′を凹部3に矢印Aのように押し 付けながら人指し指とでテープの先端部位を摘んで所定の長さLだけ引出した後 、スライドカバー5を持った手の人指し指で引出し口に対峙する外箱開口部位を 矢印Bのように押圧し、テープ先端を摘んでいる親指と人指し指とでテープ基部 をカッター4に押し付けてカットする。カットしたpH試験紙の使用法は「使用 例1」と全く同じである。 なお、スライドカバー5を元に戻すには、そのスライドカバーを親指で押し出 せばガイド溝6に沿って移動して凹み部3を覆蔽して格納される。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上記の構成であるから次のような効果がある。すなわち、親指で箱体 を押し出せば片手のワンタッチ操作で行うことができる。 次に、1回ごとに操作しなくても箱体から何回でもpH試験紙を連続的に取り 出すことができる。 また、従来の円形容器のように逆回しをしないので、箱体外に引き出してある pH試験紙の先端部位が箱体内に入ってしまうことがない。 さらに、pH試験紙をカットするときに人指し指で押さえていれば目的の長さ で確実且つ容易にカットすることができる。 さらに、pH試験紙の摘み部位が箱体とスライドカバーの間に介在して外部の 光に触れることなく覆蔽されているので、変色しないで、且つ湿度から守ること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るpH試験紙の包装容器の平面図で
ある。
【図2】正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】外箱型のスライドカバーから箱体の一部を押し
出した状態の図1の4−4線に沿う正面図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】図1〜図5とは別の実施例に係るpH試験紙包
装容器の正面図である。
【図7】図6の斜視図である。
【図8】従来のpH試験紙包装容器の正面図である。
【図9】図8の9−9線に相断面図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 テープ体の取出し口 3 凹み部 4 カッター 5 スライドカバー 6 ガイド溝 7 窓穴 8 テープ体の巻付け用筒軸 9 突起 10 標準変色表

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール巻きした細幅のテープ体(P)を
    収納した箱体(1)の厚さ(T)内の平面部(1′)に
    テープ取出し口(2)を設けると共に、そのテープ取出
    し方向の直前位置に凹み部(3)を形成し、さらにその
    先端部位にカッター(4)を設け、且つ当該テープ取出
    し口及び凹み部を設けた平面部(1′)を覆蔽し若しく
    は露出するためのスライドカバー(5)を箱体(1)に
    装着したことを特徴とするpH試験紙の包装容器。
  2. 【請求項2】 スライドカバー(5)を縦側面部に開口
    (H)を有する外箱型とし、且つその正面部位に箱体
    (1)をスライドさせるための窓穴(7)を設けた請求
    項1記載のpH試験紙の包装容器。
  3. 【請求項3】 スライドカバー(5)をテープ取出し口
    (2)と凹み部(3)を覆蔽する非外箱型とし、且つそ
    のスライドカバーを箱体(1)の対向両面に沿って水平
    移動するように装着した請求項1記載のpH試験紙の包
    装容器。
JP1999009587U 1999-11-12 1999-11-12 pH試験紙の包装容器 Expired - Lifetime JP3068952U (ja)

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