JP3026247U - 楊枝入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】楊枝入れ内部に取りだし帯部を備えることによ
り、楊枝一本一本を収納部底板に形成される取り出し溝
を通じ取り出し小孔に導き楊枝の取り出しを容易可能に
する携帯用楊枝入れを提供する。 【構成】扁平箱状の楊枝入れ本体において、底板に取り
出し小孔２を頂点とする取り出し溝３が形成される収納
部１に、着脱自在に蓋部が取り付けられるとともに、楊
枝入れ本体より露出する突部６を備える取り出し帯部４
を両先端を円弧状に屈曲させた状態で内装する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は楊枝入れ、特に携帯に優れる楊枝入れに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、楊枝入れにおいては、外箱と内箱からなる構造すなわちマッチ箱によく 見られる形態や、単に蓋部等に取り出し小孔を設ける構造などが一般に知られて いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記技術のうち、外箱と内箱からなる構造は、取り出しの際内箱を引き出すの であるが、かかる構造は硬質素材からなる場合両箱が滑りやすく携帯になじまず 、紙からなる場合も楊枝の先鋭部による破損を招きやすい。 一方、単に取り出し小孔を設けたものは、楊枝入れ本体を振るなどして楊枝を 取り出すが、かかる取り出し作業は容易でなく、殊に収納楊枝の本数が少なくな るとその困難性は更に顕著となる。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、楊枝入れ内部に取り出し帯部を備えることにより、楊 枝一本一本を収納部底板に形成される取り出し溝を通じ取り出し小孔に導き楊枝 の取り出しを容易可能にする携帯用楊枝入れを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における楊枝入れは、収納部底板の一方の 長手方向辺に沿って、取り出し小孔を頂点とする取り出し溝が形成される。また 収納部底板の他方の長手方向側には測縁に並行に且つ両先端を円弧状に屈曲させ 先端部が取り出し溝に接する中壁が設けられる。更に中壁が沿う長手方向辺に外 部に通ずる孔部が設けられるよう切欠部が形成される。 収納部とほぼ同型状である薄板状蓋部が収納部に取り付けられ、中壁が沿う長 手方向辺に外部に通ずる孔部が設けられるよう切欠部が形成される。 取り出し帯は中壁とそれに沿う長手方向辺との間にはめ込み、両先端は中壁と 収納部短手方向辺に接するよう円弧状に屈曲させることにより先端部が取り出し 溝に接するように内装される。また、取り出し帯下端先端部に略Ｌ字状の押上げ 部材が設けられる。更に装着時楊枝入れ本体より外部に露出する突部を設ける。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本発明の実施の形態を説明する。 収納部１は、例えば硬質の合成樹脂からなり、一方の長手方向辺に沿って取り 出し小孔２を頂点とする取り出し溝３が形成される。取り出し溝３は、常時楊枝 を取り出し可能状態とすべく楊枝１本が入る程度の細路であることが望ましい。 また、取り出し溝３が形成される他方の長手方向側には取り出し帯４を内装す るために、側縁に並行に且つ両先端を円弧状に屈曲させ先端部が取り出し溝に接 する中壁５が設けられている。 取り出し帯４は例えば屈曲自在な柔軟性にとむ合成樹脂からなり、その中心部 が収納部中壁５及び側縁の間に差し込まれ、両先端は円弧状に屈曲した中壁両先 端部に沿って円弧状に屈曲した状態に装着される。これによって、取り出し帯４ は、楊枝入れ本体より外部に露出する突部６を使用者が指により上下動させるこ とにより、楕円状に回動するため、取り出す際には突部６を押し下げれば下端部 押し上げ部材７が楊枝を押し上げ楊枝の先端が取り出し小孔２より送出される。 更に突部を押し上げることにより取り出し帯び４は元の状態に戻り、再び楊枝の 取り出し可能状態となる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されるので、以下に記載されるような効果 を有する。 収納された楊枝を１本ずつ容易に取り出すことかできる楊枝入れを提供するこ とが可能となる。 楊枝入れ本体が３部材からなる簡易な構造よりなるため生産性に優れる楊枝入 れを提供することが可能となる。 楊枝を衛生的且つ安全に携帯できる楊枝入れを提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】楊枝が取り出された状態を示す本考案の斜視図

【図２】楊枝が収納された状態を示す平面図

【図３】本考案の収納部の平面図

【図４】本考案の取り出し帯の平面図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 扁平箱状の楊枝入れ本体において、底板
   に取り出し小孔を頂点とする取り出し溝が形成される収
   納部に、着脱自在に蓋部が取り付けられるとともに、楊
   枝入れ本体より露出する突部を備える取り出し帯部を両
   先端を円弧状に屈曲させた状態で摺動自在に内装する楊
   枝入れ。