JPH0751512Y2 - テープカートリッジの収納ケース - Google Patents

テープカートリッジの収納ケース

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Publication number
JPH0751512Y2
JPH0751512Y2 JP1990403628U JP40362890U JPH0751512Y2 JP H0751512 Y2 JPH0751512 Y2 JP H0751512Y2 JP 1990403628 U JP1990403628 U JP 1990403628U JP 40362890 U JP40362890 U JP 40362890U JP H0751512 Y2 JPH0751512 Y2 JP H0751512Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
tape cartridge
walls
mouth portion
mouth
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990403628U
Other languages
English (en)
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JPH0489792U (ja
Inventor
光 水谷
政志 安達
幹久 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はビデオやオーディオの各
種テープカートリッジを収納する収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の収納ケースとして、例えば、実
開昭61−3272号公報に開示され、図6に示すよう
にテープカートリッジ1が出し入れされる口部2を有す
る有底角筒形状の身3と、身3の口部2に抜き差し自在
に嵌合して口部2を密閉する蓋5とからなるものがあ
る。このように有底筒形状の身3の口部2に対し蓋5を
抜き差しする形態の収納ケースによれば、防水シールを
確実にすることができて屋外での使用にも十分に対応で
きる。
【0003】また、例えば、実開昭55−114084
号公報に開示され、図7に示すように有底角筒形状の身
3の口部2を密閉する蓋5に中敷板4を一体に設け、そ
の中敷板4上にテープカートリッジ1を乗せて身3の内
部に抜き差しするようにしたものがある。これによれ
ば、蓋5を持って中敷板4を身3から引出すと、テープ
カートリッジ1が中敷板4上に乗った状態のまま身3の
口部2から連れ出されるといった、いわば引出しタイプ
であるため、前述した従来例のごとく蓋5を開けたの
ち、テープカートリッジ1を手でつかんで身3の口部2
から抜出すといった煩わしい手間を要さずして便利であ
り、また中敷板4上にはテープカートリッジ1内のテー
プ巻きリールの回転を阻止するための回止め突起17を
設けていてもそのテープカートリッジ1を身3の内部に
対し抜き出しすることができて有利である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、前出のいず
れの収納ケースにおいても、身3と蓋5、または身3と
中敷板4付きの蓋5とが分離可能な構造となっているた
め、身3の口部2から蓋5が抜け出てしまうためこれを
紛失しやすい。とくに、屋外でそれを紛失した場合はこ
れを捜しにくいことが多かった。
【0005】本考案、上記のような、中敷板を有する
引出しタイプの収納ケースを更に発展改良することによ
り、有底筒形状の身からのテープカートリッジの取出し
の簡易化を確保したうえで、身と蓋の分離防止、蓋の紛
失防止を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、図1に例示す
るように、テープカートリッジ1が出し入れされる口部
2をその前後方向一端側に有し、かつ上下壁6・7およ
び左右壁8・9を有する有底角筒形状の身3と、テープ
カートリッジ1を乗せて身3の下壁7の内面上に前後方
向に抜き差しされる中敷板4と、中敷板4の抜出し方向
側端に一体に設けられて身3の口部2の外に対し着脱
自在に嵌合して口部2を密閉する冠形の蓋5とからなる
収納ケースにおいて、蓋5に、身3の左右壁8・9の各
外面に対し前後方向に摺動自在に重ね合わされる左右の
連結板19・20を中敷板4の左右端との間に隙間Sを
形成するように一体に形成し、左右壁8・9の各外面と
連結板19・20の各内面のいずれか一方にスライド溝
22を前後方向に設け、他方に該スライド溝22に摺動
自在に嵌合して蓋5の抜出し後における回動支点となる
軸21を設け、左右の連結板19・20と中敷板4の左
右端との間の隙間Sに、身3の左右壁8・9をそれぞれ
入り込ませたものである。
【0007】
【作用】蓋5の左右の連結板19・20と中敷板4の左
右端との間に隙間Sを形成し、身3の左右壁8・9を該
隙間Sにそれぞれ入り込ませるので、身3に対する蓋5
の組み込み形態として、蓋5を身3の口部2の外面に対
し着脱自在に嵌合するとともに、中敷板4を身3の内部
に抜き差し自在に差込むことが可能となる。蓋5を身3
の口部2の外面に対し着脱自在に嵌合することにより、
口部2の外周を密閉状に覆うことが可能となる。蓋5の
中敷板4を身3の内部に抜き差し自在に差込むことによ
り、蓋5を持って中敷板4を身3から図3の矢印A方向
へ引出すと、テープカートリッジ1が中敷板4上に乗っ
た状態のまま身3の口部2から外部へ連れ出される。蓋
5の左右の連結板19・20の各内面と身3の左右壁8
・9の各外面との摺り合わせ面間において、その一方に
スライド溝22を前後方向に設け、他方に該スライド溝
22に摺動自在に嵌合して蓋5の抜出し後における回動
支点となる軸21を設けるので、蓋5を身3に対し抜き
差しできるとともに、蓋5の抜き出し後これを軸21ま
わりに回動させて口部2を開放させることができなが
ら、身3と蓋5を常に連結した状態を保持できることに
なる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、有底筒形状の身3から
もテープカートリッジ1を中敷板4上に乗せたまま簡易
に取出すことができて便利であるばかりか、蓋5と身3
を常に連結した状態に保持できるので、蓋5の紛失を防
止でき、屋外使用にも充分に対応できる。しかも中敷板
4は、テープカートリッジ1の連れ出し機能のみなら
ず、蓋5の抜き差しに際し該蓋5の左右横振れを規制し
て前後方向の直線ガイド機能をも発揮するため、軸21
とスライド溝22間でのこじれ発生や軸21のスライド
溝22からの外れをよく防止でき、常に軸21をスライ
ド溝22に円滑にスライドさせることができる。
【0009】
【実施例】本考案に係る収納ケースの1実施例を図1な
いし図4に基づき説明する。この実施例の収納ケースで
はVHS−C型のテープカートリッジを対象としている
が、その他のテープカートリッジにも同様に適用でき
る。
【0010】図1において、この収納ケースはVHS−
C型のテープカートリッジ1が出し入れされる口部2を
有する扁平な有底角筒形状の身3と、テープカートリッ
ジ1を乗せて身3の内部に抜き差しされる中敷板4と、
中敷板4に一体に設けられて身3の口部2に着脱自在に
嵌合して口部2を密閉する冠形の蓋5とからなる。身3
はプラスチック成形品で、四角形の上下壁6・7、左右
壁8・9、および後壁10の五面体からなって、その前
端側に口部2を形成している。この身3は、図2に示す
ようにテープカートリッジ1がこれの前後方向全長にわ
たってすっぽり入れられて口部2から突出しない深さ寸
法に形成されている。そして、図1に示すように、上壁
6の口部側の端縁2aの左右方向中央部にテープカート
リッジ1の上面の一部のみを露出させることのできる切
欠部11を形成し、後述するようにその切欠部11に露
出するテープカートリッジ1の一部を手でつまんで取り
出し易くしている。図2に示すように、上下壁6・7の
各外面の口部寄り側端6a・7aは蓋5の板厚寸法分だ
け肉ぬすみ状に形成することにより、閉蓋状態で蓋5の
上下の外面と身3の上下壁6・7の口部寄り側端6a・
7aより後方の外面とが面一状になるようにしている。
【0011】図1および図2において、蓋5はゴム状弾
性に優れるプラスチック材で成形しており、四角形の上
下壁12・13、左右壁14・15、および前壁16の
五面体からなって後方開放筒状に形成している。この蓋
5の内法寸法は身3の口部2の外周に弱圧入嵌合できる
ように設定して、蓋5の内周と身3の口部2の外周との
合わせ面間を気密、液密状にシールできて塵埃や水が口
部2に浸入することのないようにしている。
【0012】図1において、中敷板4は、蓋5の前壁1
6の内面の下壁13より身3側の下壁7の端縁2aの厚
み分だけ上方の箇所から前方へ水平に一体に突設してい
る。この中敷板4の上面には回止め突起17を形成し、
この中敷板4の上に乗せられるVHS−C型のテープカ
ートリッジ1の内部のテープリール18(図1参照)に
係合してその回止めを図る。
【0013】図1において、蓋5は左右壁14・15を
上下壁12・13の後端よりも更に後方へ長く延出する
形で連結板19・20を左右壁14・15と一体に形成
する。この連結板19・20は身3の左右壁8・9の各
外面側に嵌め込み、該連結板19・20の各内面側の後
端に突設した左右の軸21を左右壁8・9の各外面に前
後方向に長く形成した左右のガイド溝22に摺動自在に
嵌合している。図4に示すように、この左右の連結板1
9・20と上記中敷板4の左右端との間には、身3側の
左右壁8・9の厚みより僅かに大きい隙間Sを形成し、
この隙間Sに身3側の左右壁8・9が入り込むことにな
る。
【0014】図2に示すように蓋5が身3の口部2を完
全に閉塞した状態では軸21がガイド溝22の後端位置
に達している。そして、蓋5は前方(図3中、矢印A方
向)へ抜き出されるに伴い軸21をガイド溝22に沿っ
て前方に移動し、軸21がガイド溝21の前端位置に達
したところで蓋5を軸21を中心にして下方(図3中、
矢印B方向)へ回動させることにより、中敷板4上のテ
ープカートリッジ1を口部2の外部に連れ出すことがで
き、これにより上記切欠部11と中敷板4の後端に露出
するテープカートリッジ1の後側端部の上下面を手でつ
かむことができて、テープカートリッジ1を中敷板4か
ら取り出すことができる。なお、蓋5を図3中の矢印方
向Bに更に大きく回動させると、テープカートリッジ1
の後側端部の下面が身3側の下壁7の端縁2aで押上げ
られることにより中敷板4から浮上させることができて
これを手でつかみ易くなる。
【0015】図3および図4において、蓋5の前壁16
の内面には身3の口部2の内周に中敷板4と共に密嵌合
する形の中栓23を一体に突出形成している。この中栓
23の形成により、中敷板4および中栓23の周側面と
これに対向する上下壁12・13および左右壁14・1
5の各内面との間に、身3の上下壁6・7および左右壁
8・9の各口部側端縁2aの板厚寸法と同じか、僅かに
小さい溝幅をもつ凹溝24が形成されることになる。し
たがって、蓋5を身3の口部2の外周に完全に挿入する
と、図2に示すように口部2の端縁2aが蓋5の内面の
凹溝24に嵌合し、口部2の内部に中敷板4および中栓
23が密嵌合して口部2の内外を二重にシールする状態
が得られる。
【0016】図5は別実施例を示しており、これでは中
敷板4を引出したのちテープカートリッジ1を手でつか
み易くするために、左右の連結板19・20に手掛け用
の切欠部25を設けている。8mmビデオのテープカート
リッジなどではリールブレーキが内蔵されているため、
このテープカートリッジを収納する場合は回止め突起1
7は敢えて設ける必要がない。中敷板4の先端は、図5
に示すように身3の後壁10の内面に設けた凹溝26に
嵌合するようにしておけば、シール性をより一層高める
ことができて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】開蓋状態で示す斜視図である。
【図2】閉蓋状態で示す断面図である。
【図3】開蓋状態を示す断面図である。
【図4】図2におけるIVーIV線断面図である。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来例の収納ケースの断面図である。
【図7】他の従来例の収納ケースの断面図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 口部 3 身 4 中敷板 5 蓋 8・9 蓋の左右壁 19・20 連結板 21 軸 22 ガイド溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−125276(JP,A) 実開 昭59−39471(JP,U) 実開 昭61−56274(JP,U) 実開 昭62−139984(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカートリッジ1が出し入れされる
    口部2をその前後方向一端側に有し、かつ上下壁6・7
    および左右壁8・9を有する有底角筒形状の身3と、テ
    ープカートリッジ1を乗せて身3の下壁7の内面上に前
    後方向に抜き差しされる中敷板4と、中敷板4の抜出し
    方向側端に一体に設けられて身3の口部2の外に対し
    着脱自在に嵌合して口部2を密閉する冠形の蓋5とから
    なり、蓋5に、身3の左右壁8・9の各外面に対し前後
    方向に摺動自在に重ね合わされる左右の連結板19・2
    0を中敷板4の左右端との間に隙間Sを形成するように
    一体に形成しており、 左右壁8・9の各外面と連結板19・20の各内面のい
    ずれか一方にスライド溝22を前後方向に設け、他方に
    該スライド溝22に摺動自在に嵌合して蓋5の抜出し後
    における回動支点となる軸21を設けており、 左右の連結板19・20と中敷板4の左右端との間の隙
    間Sに、身3の左右壁8・9がそれぞれ入り込んでいる
    ことを特徴とするテープカートリッジの収納ケース。
JP1990403628U 1990-12-17 1990-12-17 テープカートリッジの収納ケース Expired - Lifetime JPH0751512Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990403628U JPH0751512Y2 (ja) 1990-12-17 1990-12-17 テープカートリッジの収納ケース

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0489792U JPH0489792U (ja) 1992-08-05
JPH0751512Y2 true JPH0751512Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31881377

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JP1990403628U Expired - Lifetime JPH0751512Y2 (ja) 1990-12-17 1990-12-17 テープカートリッジの収納ケース

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57133078A (en) * 1981-02-12 1982-08-17 Ricoh Co Ltd Nozzle for ink jet
DE3277712D1 (en) * 1982-01-20 1987-12-23 Idn Invention Dev Novelties Storage container for magnetic-tape cassettes or other recording media
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JPS62139984U (ja) * 1986-02-27 1987-09-03

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