JP2979263B2 - テープカートリッジの収納ケース - Google Patents

テープカートリッジの収納ケース

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JP2979263B2
JP2979263B2 JP3067955A JP6795591A JP2979263B2 JP 2979263 B2 JP2979263 B2 JP 2979263B2 JP 3067955 A JP3067955 A JP 3067955A JP 6795591 A JP6795591 A JP 6795591A JP 2979263 B2 JP2979263 B2 JP 2979263B2
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tape cartridge
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reinforcing wall
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光 水谷
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Hitachi Maxell Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオやオーディオの各
種テープカートリッジを収納する収納ケースに係り、特
に屋外での使用にも十分に対応できるように防水シール
対策を講じたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の防水シール型の収納ケースとし
て、例えば、実開昭61−3272号公報に開示され、
図5に示すようにテープカートリッジ1が出し入れされ
る口部11を有する有底角筒状の身2と、身2の口部1
1の外周にパッキングPを介し挿入して口部11を密閉
する有底角筒状の蓋3とからなるものがある。このよう
に有底角筒状の身2の口部11の外周に対し蓋3を抜き
差しする形態の収納ケースによれば、蓋3で口部11を
深く覆うことができて防塵のみならず、防水シールをも
効果的に行え、この点でテープカートリッジを収納して
野山や海に携帯する屋外での使用に有利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前出の従来
例の収納ケースでは、蓋3は身2から抜き出すと外れて
しまうため、紛失しやすい。特に見つけ出しにくい屋外
で落とした場合に困ることが多く、この点で尚改良の余
地がある。本発明の目的は、上記のような身の口部に対
し蓋を抜き差しする構造の収納ケースを更に発展改良し
て防塵、防水シール効果を確保しながら、身と蓋を常に
一体的に連結する構造を採ることにより、蓋の紛失防止
を図る点にある。本発明の他の目的は、身に対する蓋の
一体的な連結構造の簡素化を図るとともに、蓋の外れ防
止効果を高める点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の前提とする収納
ケースは、図1に例示するように、テープカートリッジ
1が出し入れされる口部11を有する有底角筒状の身2
と、身2の口部11の外面に抜き差し自在に挿入して口
部11を閉塞する有底角筒状の蓋3とからなるものであ
る。そのうえで、蓋3が上記口部11を閉塞する有底角
筒部22から左右一対の弾性変形可能なスライド腕23
・24を一体に延出形成するとともに、スライド腕23
・24の後端または前端と有底角筒部22の開口端とが
交わる各コーナに補強壁26をつけたものとしたうえ
で、該スライド腕23・24を身2の左右壁6・7の外
面に対し蓋抜差方向にスライド自在に係合させたもので
ある。
【0005】上記スライド腕23・24の左右壁6・7
に対する具体的な係合手段としては、そのスライド腕2
3・24または左右壁6・7のいずれか一方に蓋抜差方
向に設けたガイド溝15に、他方に設けた係合子25を
摺動自在に係合させることが好ましい。
【0006】上記ガイド溝15は、図4に例示するよう
に左右壁6・7の前後幅方向中央線Sの位置よりも補強
壁26が存在する側に偏して設けることが好ましい。
【0007】
【作用】蓋3の有底角筒部22を身2の口部11の外周
に挿入することにより、口部11を深く覆うことができ
て防塵、防水シール機能を発揮する。
【0008】スライド腕23・24を身2の左右壁6・
7の外面にスライド自在に係合させることにより、蓋3
は身2の口部11に対し抜き差し可能で、かつ身2との
一体的な連結状態を維持できる。
【0009】蓋3の有底角筒部22とスライド腕23・
24の交わる各コーナに補強壁26をつけることによ
り、身2に対する蓋3のスライドストロークを十分に採
るべくスライド腕23・24の長さを長く設定する場合
も、その補強壁26による補強機能によりスライド腕2
3・24の外側へのたわみを少なくすることができ、ス
ライド腕23・24が身2の左右壁6・7から外れるの
を防止できる。
【0010】補強壁26を上記コーナのみにつけること
により、身2の外面との摺動抵抗をできる限り少なく維
持できて開閉し易くなる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、蓋3の抜き差しを可能
にするとともに身2と蓋3の一体的な連結状態を維持で
き、しかもスライド腕23・24のたわみを防止でき、
そのたわみによる蓋3の外れをよく防ぐことができる。
【0012】スライド腕23・24をこの弾性を利用し
て身2の左右壁6・7の外面に係合させるといった、簡
単な構造でその組み付けが容易に行える。
【0013】また補強壁26をコーナのみにつけること
により身2の外面との摺接抵抗を少なくすることができ
てそれだけ蓋3の抜き差し操作がスムーズに行える。
【0014】スライド腕23・24の左右壁6・7に対
する係合手段としてその一方に設けたガイド溝15に、
他方に設けた係合子25を係合させるといった構造を採
ることにより簡単に組み付けることができる。
【0015】ガイド溝15と係合子25の係合位置を補
強壁26に近づける分だけ、係合子25の外力に対する
たわみが少なくて済むことで、より確実に係合状態を保
持できて外れ止め効果をより一層高めることができる。
【0016】
【実施例】図示例では、8mmビデオのテープカートリッ
ジを対象としているが、その他のテープカートリッジに
も同様に適用できる。図1において、この収納ケースは
8mmビデオのテープカートリッジ1が出し入れされる有
底角筒状の身2とこれに抜き差しされる有底角筒状の蓋
3とからなる。
【0017】身2はプラスチック成形品で、四角形の前
後壁4・5、左右壁6・7、および底壁9の五面体から
なる上方開放状の有底角筒部10の上端側に、テープカ
ートリッジ1が出し入れされる口部11を形成してい
る。前後壁4・5の口部側の各端縁の左右方向中央部に
それぞれ、テープカートリッジ1の上下面の一部のみを
露出させることのできる切欠部12を形成し、その切欠
部12に露出するテープカートリッジ1の一部を手でつ
まんで取り出し易くしている。
【0018】図3において、身2は口部11の外周面を
有底角筒部10の外側寸法よりもほぼ蓋3の板厚寸法分
だけ肉ぬすみ状に細く形成することにより、身2の口部
11の外周面と有底角筒部10の外面との境界に段部1
3を形成し、閉蓋状態で蓋3の開口端がその段部13に
突き当たるとともに、蓋3の外面と身2の有底角筒部1
0の外面とがほぼ面一状になるようにしている。
【0019】身2の口部11の外周面上の段部13側端
には凹溝14をその全周にわたって形成し、この凹溝1
4にシリコーンゴム等からなる断面角型でリング状のパ
ッキングPを嵌合している。身2の左右壁6・7の各外
面にはガイド溝15を上下方向に所定長さに凹設してい
る。
【0020】図1および図2において、蓋3もプラスチ
ック成形品で、四角形の前後壁16・17、左右壁19
・20、および上壁21の五面体からなる下方開放状の
有底角筒部22と、左右壁19・20を前後壁16・1
7の各下端16a・17aよりも更に下方へ長く一体に
延出形成してなる弾性変形可能なスライド腕23・24
とを有し、該スライド腕23・24の各内面側の下端寄
りに係合子25を突設している。図2において、蓋3の
後壁17の下端縁17aと、左右のスライド腕23・2
4の各後端とが交わる各コーナには補強壁26をつけて
スライド腕23・24が外側方へたわみ変形することの
ないよう補強している。この補強壁26に対応して身2
の後壁5の外面に補強壁26の形状および板厚に合わせ
た凹部27を設けている。補強壁26はこれの内面側を
後壁17の内面側よりも肉ぬすみ状に薄く形成すること
により、蓋3の開閉に際しその補強壁26の内面側がパ
ッキングPと摺接することなく、それだけ蓋3を抜き差
し易いようにしている。
【0021】身2と蓋3とは、蓋3側のスライド腕23
・24をこの弾性を利用して身2の左右壁6・7の各外
面側に嵌め込むとともに、係合子25をガイド溝15に
スライド自在に係合させることにより、一体的に連結さ
れる。
【0022】図3に実線状態で示すように、蓋3は、係
合子25をガイド溝15の下端位置に達するまで身2の
口部11の外面上に差し込むと、蓋3の開口端を段部1
3に突き当てるとともに、蓋3の内面の開口端でパッキ
ングPを圧縮状に押圧するため、蓋3の内面と身2の口
部11の外周面との合わせ面間を気密、液密状にシール
することができ、塵埃や水が口部11に浸入するのを防
止できる。
【0023】この閉じ状態から蓋3は上方(図3中、矢
印A方向)へ抜き出すと、その開口端によるパッキング
Pへの押圧作用を解除し、係合子25をガイド溝15に
沿って上方に移動させる。蓋3は、係合子25がガイド
溝15の上端位置に達したところで、係合子25を中心
にして補強壁26の存在する側、すなわち後方(図3
中、矢印B方向)へ開き回動させることにより、身2の
口部11の上方を完全に開放することができる。この状
態下でテープカートリッジ1を身2の口部11に自由に
出し入れすることができる。
【0024】このように身2に対し蓋3を一体的に連結
するスライド腕23・24は補強壁26をつけることに
より、その補強壁26のないものに比較して、図2に示
すように蓋3のスライドストロークL1 は蓋3の有底角
筒部22を口部11に抜き差しするに十分な長さに設定
可能で蓋3の開閉に支障を来さずしてスライド腕23・
24のたわみスパン長さL2 を十分に短いものとするこ
とができる。したがって、スライド腕23・24のたわ
みを減少させることができ、ガイド溝15との係合強度
を向上させることができる。とくに、上記のようにパッ
キングPを入れてある場合は強い力で蓋3を引き抜くこ
とになるが、このときの強い引抜き力で係合子25がガ
イド溝15から勢い余ってガイド溝15の上端から外れ
出てスライド腕23・24が外側にたわんで外れやすい
傾向が大であるが、こうしたときも補強壁26の補強効
果によりそのたわみを少なくすることができる。
【0025】補強壁26はコーナのみに設けているの
で、例えば、スライド腕23・24の後端どうしを図2
に二点鎖線で示すように有底角筒部22の後壁17の延
長壁Qで繋ぐ形に形成するものに比較して、身2との摺
動抵抗少なくて開閉しやすい。また蓋3が不透明な材料
で形成され、身2が透明な材料で形成されてこの中にイ
ンデックスカードを入れる場合も、外部からそのカード
の透視に邪魔になるようなこともなくて有利である。
【0026】パッキングPは必ずしも必要とするもので
はなく、蓋3はゴム状弾性に優れるプラスチック材料で
成形することにより、口部11の外周面に対し圧入嵌合
するものであってもよい。
【0027】図4は他の実施例を示しており、これでは
身2のガイド溝15を左右壁6・7の前後幅方向中央線
Sの位置より蓋3の開き側、つまり補強壁26の存在す
る側に偏して設け、スライド腕23・24の係合子25
をそのガイド溝15に係合させている。これにより係合
子25の外力(蓋3に加える抜き出し操作力)に対する
たわみがより少なくなり、蓋3のガイド溝15との係合
強度をより向上させることができて蓋3の外れ防止をよ
り一層高めることができる。
【0028】なお、上記実施例とは反対に、ガイド溝1
5は蓋3のスライド腕23・24の内面に、係合子25
は身2の左右壁6・7の外面にそれぞれ設けることもで
きる。また、補強壁26は、上記実施例の場合とは反対
に、スライド腕23・24の各前端と前壁16の下端1
6aとが交わる各コーナにつけることもできる。この場
合、蓋3は身2から抜き出したのち係合子25まわりに
前方へ開き回動させることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開蓋状態で示す斜視図である。
【図2】身と蓋を分離状態で示す背面図である。
【図3】開閉作動状態を示す断面図である。
【図4】他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来例の収納ケースを開蓋状態で示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 身 3 蓋 6・7 身の左右壁 11 口部 15 ガイド溝 22 蓋の有底角筒部 23・24 スライド腕 25 係合子 26 補強壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−56274(JP,U) 実開 昭51−2922(JP,U) 実開 昭59−175047(JP,U) 実開 平4−294776(JP,U) 実公 昭5−4787(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/575 B65D 39/00 - 55/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカートリッジ1が出し入れされる
    口部11を有する有底角筒状の身2と、身2の口部11
    の外面に抜き差し自在に挿入して口部11を閉塞する有
    底角筒状の蓋3とからなり、 蓋3は、上記口部11を閉塞する有底角筒部22と、こ
    の有底角筒部22から一体に延出形成した左右一対の弾
    性変形可能なスライド腕23・24を有し、 このスライド腕23・24身2の左右壁6・7の外面
    に対し上下の蓋抜差方向に係合手段を介してスライド自
    在に係合ており、身2の左右壁6・7の外面に対するスライド腕23・2
    4の係合手段は、左右壁6・7またはスライド腕23・
    24のいずれか一方に蓋抜差方向に設けたガイド溝15
    に、他方に設けた係合子25を摺動自在に係合させてあ
    り、 蓋3において、スライド腕23・24の後端または前端
    と有底角筒部22の開口端とが交わる各コーナに補強壁
    26をつけてあり、 蓋3は、これを身2の上方へ抜き出した状態で、係合子
    25を中心にして補強壁26の存在する側へ開き回動で
    きるようにしてあり、 補強壁26に対応して身2の後壁5または前壁4の外面
    に、補強壁26の形状および板厚に合わせた凹部27を
    設けてあ ることを特徴とするテープカートリッジの収納
    ケース。
  2. 【請求項2】 ガイド溝15および係合子25が、左右
    壁6・7の前後幅方向中央線Sの位置よりも補強壁26
    の存在する側に偏して設けられている請求項1記載のテ
    ープカートリッジの収納ケース
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