JPH0615895Y2 - ド−ナツ状体の包装体 - Google Patents

ド−ナツ状体の包装体

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JPH0615895Y2
JPH0615895Y2 JP1986019432U JP1943286U JPH0615895Y2 JP H0615895 Y2 JPH0615895 Y2 JP H0615895Y2 JP 1986019432 U JP1986019432 U JP 1986019432U JP 1943286 U JP1943286 U JP 1943286U JP H0615895 Y2 JPH0615895 Y2 JP H0615895Y2
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JP
Japan
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donut
shaped body
waterproof sheet
shaped
packaging
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JP1986019432U
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JPS62132975U (ja
Inventor
弘吉 徳山
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Fuji Electric Wire Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Wire Industries Co Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、屋内配線用、屋外配線用等の絶縁
被覆電線その他の線材、板材、ガス用、圧縮空気用、水
用などのホース、梱包用バンド、結束用の紐などの長尺
物をドーナツ状に束ねたようなドーナツ状体を包装する
ドーナツ状体の包装体に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述例の包装体、例えば、ドーナツ状に結束した
電線の包装体としては第5図に示す如き構成のものがあ
る。
すなわち、ドーナツ状に結束した電線61(いわゆる電
線束)に、長尺の紙テープ等からなる包装テープ62を
順次巻付け、この包装テープ62の巻付け後において、
ドーナツ状の包装テープ62の外周中央部の全周にビニ
ール粘着テープ63を巻回し、上述の包装テープ62が
周方向にずれるのを、このビニール粘着テープ63で防
止した包装構造である。
しかし、上述の包装構造においては、包装を解く所謂開
封時に、ナイフ等の刃物を用いて上述の包装テープ62
を切断して開封する関係上、開封にナイフ等の別工具が
必要で、また開封作業が煩雑かつ時間がかかるうえ、巻
付けた包装テープが刃物で切断されるので、この包装テ
ープ62が紙片となって周囲に散らかる問題点があっ
た。
加えて、上述の刃物による包装テープ62切断時に、内
部の電線61が傷付けられる問題点を有していた。
(ハ)考案の目的 この考案は、一枚の防水性シートで内容物としてのドー
ナツ状体を包装することができ、かつナイフ等の別工具
を用いることなく開封することができ、また開封作業が
簡単で、開封時間を大幅に短縮することができ、さら
に、開封時に巻紙等の包装物が包装屑となって散乱する
ことなく、廉価で、しかも防水効果のあるドーナツ状体
の包装体の提供を目的とする。
(ニ)考案の構成 この考案は、ドーナツ状体を一枚の防水性シートで囲繞
する包装体であって、上記防水性シートはドーナツ状体
を囲繞し得る寸法の円筒状シートがドーナツ状体外周に
配置され、この円筒状シートが内方へ折曲げられて上記
ドーナツ状中空部を除くドーナツ状体のドーナツ形状に
沿ってドーナツ状体に被覆され、この防水性シートの内
面には該シートをドーナツ状体円周方向に沿って切断す
るための線状体を設け、線状体の一端部を外部から摘出
可能に構成したドーナツ状体の包装体であることを特徴
とする。
(ホ)考案の効果 この考案によれば、ドーナツ状体を囲繞し得る寸法の円
筒状シートがドーナツ状体外周に配置され、この円筒状
シートが内方へ折曲げられて上記ドーナツ状中空部を除
くドーナツ状体のドーナツ形状に沿ってドーナツ状体に
被覆されるので、上述のドーナツ状体を一枚の防水性シ
ートで囲繞することができ、しかも開封時には外部から
摘出可能にした線状体の一端部を指で摘んで、この線状
体を強制的に引張ると、ドーナツ状体を包装した防水性
シートは、この線状体の部分で接離される。
この結果、開封に際してはナイフ等の別工具を何等用い
ることなく、簡単に開封作業を行なうことができるう
え、内部のドーナツ状体を傷付けることなく短時間で開
封することができる効果がある。
また上述のドーナツ状体を一枚の防水性シートで包装を
しているので、従来の長尺の紙テープ巻付け構造と異な
り、開封時にテープ状の包装屑が散乱することもない。
加えて、防水性シートによる包装であるから、内部のド
ーナツ状体を雨水等で濡すこともない。
(ヘ)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はドーナツ状体の包装体を示し、第1図、第2図に
おいて、ドーナツ状に結束した電線束1を同形状のドー
ナツ状に囲繞する薄手で、かつ電線束1を囲繞し得る長
さおよび高さ寸法の防水性シート2を設け、この防水性
シート2でドーナツ状電線束1を円筒状に囲繞したと
き、第2図に示すように電線束1の外側に位置する部分
に、予め合成樹脂、綿、紙または金属製等の線状体3を
配設しておき、この線状体3の一端3aを外部から強制
的に引張ることができるように、防水性シート2の重合
部分2cから外方へ導出させている。
上述の防水性シート2は、熱溶融性のポリプロピレン、
ポリエステル、塩化ビニール等の合成樹脂シート単体で
もよく、または内面に合成樹脂をラミネート、コーティ
ングした複合紙を用いることもできる。
線状体3を配設する位置は、電線束1の外周面であれ
ば、外側面に限ることはなく、上下両側または内側面の
何れかに設けてもよく、また第4図に示すように、線状
体3を防水性シート2の内側対向両端部2a,2a間に
介在させてもよい。
包装に際しては、一枚の防水性シート2を第2図のよう
に電線束1の外側に巻付けて円筒状と成した後、第3図
のように円筒状シートの上下両縁をそれぞれ内方に折曲
げると共に、その対向両端部2a,2aを重合し、シュ
リンク包装するため全体を加熱すると同時に、この対向
両端部2a,2aを所定の溶着可能な温度まで加熱およ
び加圧すると、上述の防水性シート2は熱収縮すると共
に、その対向両端部2a,2aが熱シールされ、この防
水性シート2で上述の電線束1はドーナツ状に包装さ
れ、線状体3の一端3aは防水性シート2の重合部分2
cから外部に導出した第1図の状態となる。斯る構成に
より一枚の防水性シート2で電線束1を包装することが
できる。
第4図のように線状体3を対向両端部2a,2a間に位
置させるときは、予め線状体3を防水性シート2の一方
の端部2aに配設しておくが、この場合にも線状体3の
一端3aはやはり重合部分2cから外部へ導出させてお
く。
第1図の状態から包装を解く所謂開封時には、外部に導
出させた線状体3の一端3aを持って、該線状体3を第
1図に矢印で示す剥離方向へ強制的に引張ると、電線束
1を包装した防水性シート2は、この引張力の作用によ
って切離される。
このため、開封に際しては、従来のようにナイフ等の別
工具を何等用いることがなく、上述の線状体3を引張る
だけで簡単に、かつ短時間で開封作業を行なうことがで
き、また内部の電線束1を傷付けることもない。
また前述の線状体3の部分から2つに切離された防水性
シート2は断面略コ字状に繋った状態となるので、開封
時においても包装屑としてのシート断片が生じず、従来
のようにテープ包装屑が周囲に散乱することはない。
さらに上述のような防水性シート2による包装であるか
ら、従来の紙テープを順次巻付けて包装するものと比較
して、包装方法も簡単で包装費用も廉価となるうえ、樹
脂材料固有の性質によって防水効果を得ることができる
から、防水性、防湿性が要求される物品の包装に至便で
ある。
加えて、ドーナツ状中空部を除く電線束1のドーナツ形
状に沿って電線束1を被覆する構成であるから、作業時
において作業者が電線束1を運搬する際には、ドーナツ
状中空部を電線束把持用空間として利用できるので、運
搬性の向上を図ることができる。
なお、上記実施例においてはドーナツ状体として、電線
をドーナツ状に巻回、結束したものを例示したが、その
他の線材又は板材等のドーナツ状体を包装してもよいこ
とは勿論である。
また上述の防水性シート2として透明樹脂シートを用い
ると、包装後において外方から被包装物品を目視、確認
することができるので、例えば同一径、同一幅に包装さ
れた異種電線の識別時に有効である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はドーナツ状体の包装構造を示す斜視図、 第2図は防水性シートの展開斜視図、 第3図は防水性シートによる包装工程を示す概略断面
図、 第4図は防水性シートによる包装工程を示す他の実施例
の概略断面図、 第5図は従来の包装態様の斜視図である。 1……電線束、2……防水性シート 3……線状体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーナツ状体(1)を一枚の防水性シート
    (2)で囲繞する包装体であって、 上記防水性シート(2)はドーナツ状体(1)を囲繞し
    得る寸法の円筒状シートがドーナツ状体(1)外周に配
    置され、この円筒状シートが内方へ折曲げられて上記ド
    ーナツ状中空部を除くドーナツ状体(1)のドーナツ形
    状に沿ってドーナツ状体(1)に被覆され、 この防水性シート(2)の内面には該シート(2)をド
    ーナツ状体円周方向に沿って切断するための線状体
    (3)を設け、線状体(3)の一端部を外部から摘出可
    能に構成した ドーナツ状体の包装体。
JP1986019432U 1986-02-13 1986-02-13 ド−ナツ状体の包装体 Expired - Lifetime JPH0615895Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS62132975U JPS62132975U (ja) 1987-08-21
JPH0615895Y2 true JPH0615895Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=30814022

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS48104783U (ja) * 1972-03-14 1973-12-06

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JPS62132975U (ja) 1987-08-21

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