JPH0449048Y2 - - Google Patents

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JPH0449048Y2
JPH0449048Y2 JP1985073289U JP7328985U JPH0449048Y2 JP H0449048 Y2 JPH0449048 Y2 JP H0449048Y2 JP 1985073289 U JP1985073289 U JP 1985073289U JP 7328985 U JP7328985 U JP 7328985U JP H0449048 Y2 JPH0449048 Y2 JP H0449048Y2
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film
shrink
pallet
roving
linear body
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JP1985073289U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業状の利用分野] 本考案はパレツト・シユリンク包装体に係り、
特にパレツト上にガラス繊維のロービング等の無
機質繊維製品を複数個載置してその上からシユリ
ンク包装したパレツト・シユリンク包装体におい
て、シユリンク包装フイルムを容易に開裂できる
ようにした、パレツト・シユリンク包装体に関す
る。
[従来の技術] ガラス繊維は、通常、円筒状に巻いてロービン
グとし、第2図に示す如くこのロービング1を複
数個連結し、パレツト2上に3〜4段積み重ね
(第2図においては3段)、この上からフイルム3
でシユリンク包装してユーザーに供給される。
(なお、第2図は従来のパレツト・シユリンク包
装体を示す図であり、aは斜視図、bは正面図で
ある。) しかして、このようなパレツト・シユリンク包
装体のガラス繊維をユーザーにおいて使用する場
合には、フイルム3の適当な位置、通常は積み重
ねたロービングのほぼ中間位置で、パレツト面と
平行にロービングを周回する方向でフイルムをカ
ツター等で切断して包装を開裂し、シユリンク包
装の上方部を取り除いて糸口4を引き出し、ガイ
ド(図示せず)により導出して使用している。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、シユリンク包装のフイルムの厚
さは通常150μm程度であるため、ナイフ等のカ
ツターで切断した場合には、フイルムだけではな
くロービングをも切断したり傷つけてしまつたり
することがあり、ロービングのガラス繊維等が切
断され、ガラス繊維を連続的に引き出すことがで
きなくなる。
ロービングに傷をつけないようにフイルムを切
断するには、多大な注意力を必要とし、極めて煩
雑な作業となる。
なお、通常の包装フイルムにおいては、そのフ
イルムを容易に開裂できるようにするために、フ
イルムにミシン目を付けておくことが考えられる
が、シユリンク包装においては包装フイルムは緊
張状態にて物品を被つているものであることか
ら、ミシン目を付けると開裂を必要としないとき
にも、ごくわずかな力が加えれられただけでフイ
ルムが裂けてしまう。このため、シユリンクフイ
ルムにはミシン目を設けることはできない。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記実情に鑑み、カツター等を使用せ
ずに、また、被包装体に傷をつけることなく、包
装体のシユリンクフイルムを容易に切断すること
ができるパレツト・シユリンク包装体を提供する
べくなされたものであつて、パレツト上に複数個
のガラス繊維ロービングがその軸方向をパレツト
面と垂直にして積み重ねられており、かつ、上下
に積み重なる該ガラス繊維ロービングは同軸的に
積み重なることにより筒状の積重体となつてお
り、この筒状積重体が複数個パレツト上に並列し
ており、該パレツト及びガラス繊維ロービングが
フイルムでシユリンク包装されているパレツト・
シユリンク包装体において、該包装体は、筒状積
重体の軸方向の中間位置を周回する線状体であつ
て、その両端部が相互に軽く結ばれており、該両
端部付近を該筒状体から離反する方向に引つ張る
ことにより前記フイルムを開裂させる開裂用線状
体を備え、該開裂用線状体の上から該開裂用線状
体とは別体のフイルムによりシユリンク包装され
ていることを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、前述の理由からミシン目を設
けることができないシユリンクフイルムによる包
装体に対し、容易にフイルム開裂手段を設けるこ
とができる。
開裂に際しては、単に、開裂用線状体の結び目
付近の端部を引つ張れば結び目は自然にほどけ、
この開裂線状体を更に引つ張ることにより開裂さ
せることができる。
しかも、開裂用線状体はガラス繊維ロービング
を積み重ねた筒状積重体(以下「筒状体」とい
う。)の中間位置に設けられているため、この位
置でシユリンクフイルムを切断し、フイルムの上
部を取り除き、下部をそのまま残して使用するこ
とができ、下部のフイルムにより各ロービングの
包装フイルム不要物をパレツト上に包み込んで処
理することが可能となるため、ロービングの取り
替え作業の作業性が向上される。
[実施例] 以下に本考案の実施例につき図面を参照して詳
細に説明する。
第1図a,bは本考案の一実施例に係るガラス
繊維ロービングのパレツト・シユリンク包装体を
示す図であり、aは斜視図、bは第1図aの線状
体5の位置に沿う平断面の部分拡大図である。な
お、第1図において、第2図と同一の部材は同一
の符号をもつて示す。
第1図の実施例においては、パレツト2上に、
ロービング1の軸方向がパレツト2面と垂直とな
るようにロービング1を立て、これを同軸的に3
段積み重ねた筒状体11を9個並列して載置して
ある。そしてパレツト2上に載置されたロービン
グ集合体の上からフイルム3でシユリンク包装が
なされている。
しかして、第1図の例においては、ロービング
の筒状体11の中間位置に、ロービングの集合体
を周回するようにフイルム3の開裂用線状体5が
設けられている。
線状体5を設ける方法としては、特に制限はな
く、線状体5を引つ張ることによりフイルムが切
断されるように設ければ良い。第1図の例におい
ては、パレツト2上にロービング1を載置した
後、強度の高い紐等の線状体をロービングの筒状
体11の中間位置(筒状体11の3個のロービン
グのうち、真中のロービングの中間の高さ位置)
で、ロービングの集合体を周回し、線状体の端部
を軽く結んでいる(第1図bの5aは結び目を示
す。)。このようにして線状体を取り付けた際、線
状体はフイルム3でシユリンク包装されるまで、
ずれることがないよう接着テープ等で止めておく
のが好ましい。もちろん線状体の端部を結ぶだけ
でずり落ちないならば接着テープ止めは不要であ
る。また、接着テープのかわりに接着剤を線状体
の全体に又は所々に付着させることにより線状体
自身に接着性を付与し、これにより線状体をロー
ビングに付着させる、などの方法も採用可能であ
る。
このようにして線状体5をロービングに取り付
けた後、フイルム3により、ロービング集合体及
びパレツトを包み込むようにシユリンク包装す
る。このシユリンク包装により、線状体5はロー
ビングとフイルムとの間で強く押し付けられるた
め、パレツト・シユリンク包装体の運搬等の移送
に際しても、位置ずれすることはなくなる。
このようにして作製された、第1図に示すパレ
ツト・シユリンク包装体は、シユリンクフイルム
3の外側から、手指又は刃物等でフイルムを部分
的に破り、線状体5の結び目5aをはずして、線
状体の一端をフイルム3をひきはがすような方向
(第1図bの矢印の方向)、即ち、包装体から離反
する方向に引つ張ることにより、容易にフイルム
を開裂することができる。線状体5の一端を取り
出すためにフイルム3を部分的に破る場合、フイ
ルムはロービングが接していない空間部20の部
分で破り易い。従つて、線状体5の結び目5aを
作る場合には、第1図bに示す如く、隣接するロ
ービング間に形成される空間部20に位置するよ
うにするのが好ましい。
一般に、ガラス繊維のロービングは、1つ1つ
のロービングもシユリンク包装がなされているた
め、糸口4を取り出し、ロービングを順次使用し
てゆくことにより、各ロービングのシユリンク包
装フイルムが残され不要物となる。第1図の如
く、ロービングの筒状体11中間位置に開裂用線
状体を設け、この位置でシユリンクフイルムを切
断し、フイルムの上部を取り除き、下部をそのま
ま残して使用する場合には、下部のフイルムによ
り各ロービングの包装フイルム不要物をパレツト
上に包み込んで処理することが可能となるため、
ロービングの取り替え作業の作業性が向上され
る。
本考案において、シユリンク包装フイルムとし
ては、シユリンク包装可能な材質のものであれば
良く、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフ
イルム、ポリ塩化ビニルフイルム等が挙げられ
る。このようなフイルムの膜厚は、包装の強度の
面から20μm以上、通常は150μm程度とするのが
好ましい。
また、フイルム開裂用の線状体としては、フイ
ルムを開裂するに十分な強度を有する線状体であ
れば良く、一般包装用紐、針金、ガラス繊維糸、
合成樹脂のテープ等が用いられる。
次に好適な具体例を説明する。
直径27cm、長さ26cm、重量18Kgのガラス繊維ロ
ービング1を、第1図の如くパレツト2の上に3
段9列に載置し、パレツト面から上方約40cmの位
置に、ロービング1の集合体を周回するように、
ガラス繊維糸(YERG1503/13−2、OS−N25)
を巻き付け、端部を第1図bに示す如く軽く結ん
だ。次いで、厚さ150μmの塩化ビニルフイルム
により全体をシユリンク包装した。
得られた包装体のフイルムは、ガラス繊維糸の
結び目位置に指で穴をあけ、ガラス繊維糸の一端
を取り出し、これを包装体から離反する方向に引
つ張ることにより、容易に開裂することが可能で
あり、カツター等は不要であつた。またフイルム
の切断面も良好で、パレツト周囲にフイルムの切
れ片が散乱することもなかつた。
[効果] 以上詳述した通り、本考案のパレツト・シユリ
ンク包装体は、 開裂用線状体の結び目付近を引つ張るだけで
結び目は自然にほどけ、これを更に引つ張るこ
とにより、包装されている製品に傷をつけるこ
となく、容易にシユリンクフイルムを切断する
ことができる。しかも、フイルムの切断に当
り、特段の注意力を要しないので、作業性が向
上する。
ナイフ等を使用することなく切断することが
できる。
シユリンクフイルムの切断片が散乱して、作
業環境を悪化させることもない。
ロービングの取り替え作業の作業性が向上す
る。
等の効果が奏され、工業的に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例に係るガラス
繊維ロービングのパレツト・シユリンク包装体を
示す図であり、第1図aは斜視図、第1図bは第
1図aの線状体5の位置に沿う横断面の部分拡大
図である。第2図a,bは従来のパレツト・シユ
リンク包装体を示す図であり、第2図aは斜視
図、第2図bは正面図である。 1……ロービング、2……パレツト、3……フ
イルム、4……糸口、5……線状体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パレツト上に複数個のガラス繊維ロービングが
    その軸方向をパレツト面と垂直にして積み重ねら
    れており、かつ、上下に積み重なる該ガラス繊維
    ロービングは同軸的に積み重なることにより筒状
    の積重体となつており、この筒状積重体が複数個
    パレツト上に並列しており、該パレツト及びガラ
    ス繊維ロービングがフイルムでシユリンク包装さ
    れているパレツト・シユリンク包装体において、 該包装体は、筒状積重体の軸方向の中間位置を
    周回する線状体であつて、その両端部が相互に軽
    く結ばれており、該両端部付近を該筒状体から離
    反する方向に引つ張ることにより前記フイルムを
    開裂させる開裂用線状体を備え、 該開裂用線状体の上から該開裂用線状体とは別
    体のフイルムによりシユリンク包装されているこ
    とを特徴とするパレツト・シユリンク包装体。
JP1985073289U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0449048Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985073289U JPH0449048Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JP1985073289U JPH0449048Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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Publication Number Publication Date
JPS61188956U JPS61188956U (ja) 1986-11-25
JPH0449048Y2 true JPH0449048Y2 (ja) 1992-11-18

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ID=30612509

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JP1985073289U Expired JPH0449048Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240121A (ja) * 2000-02-25 2001-09-04 Nippon Sheet Glass Co Ltd パレット包装体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917809U (ja) * 1982-07-27 1984-02-03 高周波熱錬株式会社 肉厚の異なるリング状被加熱体の端面加熱用位置決め装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917809U (ja) * 1982-07-27 1984-02-03 高周波熱錬株式会社 肉厚の異なるリング状被加熱体の端面加熱用位置決め装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240121A (ja) * 2000-02-25 2001-09-04 Nippon Sheet Glass Co Ltd パレット包装体

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