JPH0738184Y2 - 長尺材の梱包材料 - Google Patents

長尺材の梱包材料

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JPH0738184Y2
JPH0738184Y2 JP1989079743U JP7974389U JPH0738184Y2 JP H0738184 Y2 JPH0738184 Y2 JP H0738184Y2 JP 1989079743 U JP1989079743 U JP 1989079743U JP 7974389 U JP7974389 U JP 7974389U JP H0738184 Y2 JPH0738184 Y2 JP H0738184Y2
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JP
Japan
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packaging
cord
wrapping
bundle
coil
Prior art date
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Application number
JP1989079743U
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English (en)
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JPH0319882U (ja
Inventor
哲男 原
静悟 松田
雄治 池内
Original Assignee
三井石油化学工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三井石油化学工業株式会社 filed Critical 三井石油化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コイル状に巻かれた長尺材を容易に梱包、
開梱でき、開梱後も長尺材を巻束状態で使用でき、再梱
包も可能な長尺材の梱包材料に関する。
〔従来の技術〕
第10図はポリエチレン製パイプ(以下、PE製パイプとい
う)のコイル巻束の斜視図、第11図は従来のゲートル巻
梱包の状態を示す斜視図である。図において、1はPE製
パイプで、コイル状に巻かれてコイル巻束2を形成し、
ポリプロピレン等の緊結バンド3により束ねられてい
る。4はクラフト紙にポリエチレンのヤーンをラミネー
トした帯状シートで、コイル巻束2にらせん状に巻付け
られ、帯粘着テープ5で貼付けられて、PE製パイプ1が
梱包されている。
このような従来の長尺材の梱包材料においては、開梱時
に帯状シート4を全周にわたり切断する必要があり、手
間がかかるとともに、切断時に内部のPE製パイプ1を傷
つけることがあり、また開梱後にPE製パイプ1のコイル
巻束2が崩れ、整った巻束状態で使用できない等の問題
点があった。
また開梱したときに巻束状態を維持できる長尺材の包装
材料として、コイル巻束2の外周部を覆う外周包装部と
側面を覆う側面包装部からなる帯状の包装シートをコイ
ル巻束2に巻付け、両側縁部の紐材通路の紐材を絞って
包装する包装材料が例えば実開昭60-99282号公報、実開
昭60-99283号公報に開示されている。
しかしながら、これらの包装材料においては、梱包する
際、包装材料をコイル巻束の外周に巻付けた状態で紐材
を絞る必要があり、包装が困難であるとともに、絞った
紐の端部が余るため、切断すると開梱後再梱包できない
などの問題点があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案の目的は、上記のような問題点を解決するた
め、梱包、開梱および開梱後の再梱包が容易で梱包状態
が安定し、開梱時には長尺材が巻束状態を保ち、さらに
保存し易い長尺材の梱包材料を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、コイル状に巻かれた長尺材のコイル巻束の外
周部を覆う外周包装部、およびその両側に形成された側
面包装部からなる筒状の包装シートと、 この包装シートの両側縁部に沿って紐材を挿入するよう
に形成された紐材通路と、 両側の紐材通路をそれぞれほぼ等しい長さの分割通路に
区画するように設けられた複数の開口部と、 この開口部から前記紐材通路の各分割通路に挿入され、
かつ前記側面包装部を絞ったときに開口部から引出され
た端末部で包装シートの上からコイル巻束を縛る複数の
紐材と を有することを特徴とする長尺材の梱包材料である。
〔作用〕
この考案の長尺材の梱包材料においては、片側の紐材通
路の複数の分割通路に挿入されている複数の紐材を引出
して側面包装部を絞った状態にして、筒状の包装シート
内に長尺材のコイル巻束を挿入し、反対側の紐材通路の
複数の分割通路に挿入された複数の紐材を引出して残り
の側面包装部を絞り、さらに各開口部から引出された隣
接する分割通路の紐材の端末部で、包装シートの上から
コイル巻束を開口部の位置で縛ることにより、長尺材を
確実に梱包することができる。
この時包装シート内の長尺材は包装シートで包装された
上から、ほぼ等しい長さの分割通路に挿入された複数の
紐材で縛られているので、安定状態で固定される。また
引出された端末部でコイル巻束を縛るため、余った紐材
を切断する必要はなく、梱包状態は安定する。
長尺材の使用に際しては、側面包装部を絞った状態のま
ま、包装シートの上からコイル巻束を縛る紐材を解くだ
けで開梱でき、そのコイル巻束の内側より必要量の長尺
材を包装シートから引出して使用する。そのため長尺材
が弾性を有するものであってもコイル巻束がバラバラに
なることはなく、巻束状態のまま使用できる。そして未
使用の長尺材を保存するには、引出された状態の紐材の
端末部で包装シートの上から未使用の長尺材を縛ること
により容易に再梱包でき、そのまま保存することができ
る。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を図面により説明する。
第1図は実施例の包装シートの斜視図、第2図は梱包中
の状態を示す断面図、第3図は梱包状態を示す断面図、
第4図はその斜視図、第5図は開梱状態を示す斜視図で
ある。図において、第10図および第11図と同一符号は同
一または相当部分を示す。
この実施例の梱包材料は、コイル状に巻かれたポリプロ
ピレン等の緊結バンド3で束ねられたPE製パイプ1のコ
イル巻束2の外周部を覆う外周包装部6およびその両側
に形成された側面包装部7からなる筒状の包装シート8
と、この包装シート8の両側縁部に沿って紐材11を挿入
するように形成された紐材通路9と、両側の紐材通路9
をそれぞれほぼ等しい長さの分割通路9aに区画するよう
に設けられた複数の開口部10と、この開口部10から前記
紐材通路9の各分割通路9aに挿入され、かつ前記側面包
装部7を絞ったときに開口部10から引出された端末部11
aで、包装シート8の上からコイル巻束2を縛る複数の
紐材11とからなる。両側の紐材通路9の開口部10は、90
度位相がずれた異なる位置に2個ずつ形成されている。
このような梱包材料を用いて、PE製パイプ1を梱包する
には、まず第2図に示すように、片側の紐材通路9の複
数の分割通路9aに挿入されている複数の紐材11を引出し
て側面包装部7を絞った状態にして、PE製パイプ1のコ
イル巻束2を筒状の包装シート8内に挿入し、次に第3
図および第4図に示すように、反対側の紐材通路9の複
数の分割通路9aに挿入された複数の紐材11を引出して残
りの側面包装部7を絞り、さらに隣接する分割通路9aか
ら引出された複数組の紐材11で包装シート8の上からコ
イル巻束2を開口部10の位置で縛ることにより、PE製パ
イプ1を梱包することができる。
この時包装シート8内のコイル巻束2は包装シート8で
包装された上から、ほぼ等しい長さの分割通路9aに挿入
された複数の紐材11の端末部11aで縛られているので、
安定状態で固定される。引出されて余った複数組の端末
部11aにより縛るため余った紐材11を切断する必要はな
く、梱包状態は安定する。さらに両側の紐材通路9は異
なる位置に開口部10が形成されているため、紐材11の端
末部でコイル巻束2を異なる位置で縛ることができる。
上記のように梱包されたPE製パイプ1を使用するに際し
ては、第5図に示すように、側面包装部7を絞った状態
のままで、包装シート8の上からコイル巻束2を縛る紐
材11の端末部11aを解くだけで開梱できる。そして緊結
バンド3を切り、コイル巻束2の内側より必要量のPE製
パイプ1を包装シート8から引出して使用する。
このときPE製パイプ1が弾性を有するものであっても、
側面包装部7で覆われるため、コイル巻束2がバラバラ
になることはなく、巻束状態のまま使用できる。さらに
切断箇所は緊結バンドだけで少ないので、PE製パイプ1
に傷を与えることもない。
未使用のPE製パイプ1を保存するには、引出された状態
の紐材11の端末部11aで包装シート8の上からコイル巻
束2を縛ることにより再梱包できる。この時包装シート
8内の未使用のPE製パイプ1は紐材11の端末部11aで縛
られているので、安定な状態で保存できる。
次に第6図は他の実施例の包装シートの斜視図、第7図
はその一部の断面図、第8図は梱包状態を示す斜視図、
第9図はその一部の断面図である。この実施例では、包
装シート8の片側の紐材通路9に内周包装部12が接続さ
れ、コイル巻束2の内周部を包装するようになってい
る。
このような梱包材料で梱包を行うには、上記実施例と同
様に、包装シート8でコイル巻束2の外周部および側面
を覆った後、内周包装部12をコイル巻束2の内周面を覆
うように配置して、上記の実施例と同様に紐材11の端末
部11aで縛ることにより梱包する。これにより梱包状態
でPE製パイプ1が外部に露出する部分をなくすことがで
きる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、筒状の包装シートでコ
イル巻束の外周部および側面を覆うように、包装シート
の両側縁部に沿って形成された紐材通路の複数の分割通
路にそれぞれ複数の紐材を挿入して複数の開口部から端
末部を引出し、その引出された端末部でコイル巻束を縛
るようにしたため、梱包、開梱および再梱包が容易で、
梱包状態が安定し、開梱時には巻束状態を保存した状態
で使用でき、巻束状態での保存が容易であるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の包装シートの斜視図、第2図は梱包中
の状態を示す断面図、第3図は梱包状態を示す断面図、
第4図はその斜視図、第5図は開梱状態を示す斜視図、
第6図は他の実施例の包装シートの斜視図、第7図はそ
の一部の断面図、第8図は梱包状態を示す斜視図、第9
図はその一部の断面図、第10図はコイル巻束を示す斜視
図、第11図は従来のゲートル巻梱包の状態を示す斜視図
である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1はPE
製パイプ、2はコイル巻束、6は外周包装部、7は側面
包装部、8は包装シート、9は紐材通路、9aは分割通
路、10は開口部、11は紐材、11aは端末部、12は内周包
装部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−131175(JP,A) 実開 昭59−129764(JP,U) 実開 昭61−161281(JP,U) 実開 昭60−99283(JP,U) 実公 昭37−20496(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル状に巻かれた長尺材のコイル巻束の
    外周部を覆う外周包装部、およびその両側に形成された
    側面包装部からなる筒状の包装シートと、 この包装シートの両側縁部に沿って紐材を挿入するよう
    に形成された紐材通路と、 両側の紐材通路をそれぞれほぼ等しい長さの分割通路に
    区画するように設けられた複数の開口部と、 この開口部から前記紐材通路の各分割通路に挿入され、
    かつ前記側面包装部を絞ったときに開口部から引出され
    た端末部で包装シートの上からコイル巻束を縛る複数の
    紐材と を有することを特徴とする長尺材の梱包材料。
JP1989079743U 1989-07-06 1989-07-06 長尺材の梱包材料 Expired - Lifetime JPH0738184Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989079743U JPH0738184Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 長尺材の梱包材料

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989079743U JPH0738184Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 長尺材の梱包材料

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Publication Number Publication Date
JPH0319882U JPH0319882U (ja) 1991-02-27
JPH0738184Y2 true JPH0738184Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31624178

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989079743U Expired - Lifetime JPH0738184Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 長尺材の梱包材料

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JPH11132498A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内機

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JPH0319882U (ja) 1991-02-27

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