JPH0729359U - シール構造部材 - Google Patents

シール構造部材

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Publication number
JPH0729359U
JPH0729359U JP6095193U JP6095193U JPH0729359U JP H0729359 U JPH0729359 U JP H0729359U JP 6095193 U JP6095193 U JP 6095193U JP 6095193 U JP6095193 U JP 6095193U JP H0729359 U JPH0729359 U JP H0729359U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
sealing
base material
drain plug
seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP6095193U
Other languages
English (en)
Inventor
正明 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP6095193U priority Critical patent/JPH0729359U/ja
Publication of JPH0729359U publication Critical patent/JPH0729359U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール構造部材において、シールする2面の
平行度が悪い場合にもシール性が悪化することのないシ
ール構造部材を提供することを目的とする。 【構成】 シール構造部材であるガスケット50は、球
状合わせ面53を備えた2分割タイプの締結構造を形成
し、ガスケットアッパー51とガスケットローワー52
とより成り、ガスケットアッパー51の上面はドレンプ
ラグ40のシール面41と接している。また、ガスケッ
トローワー52の下面は母材30のシール面31と接し
ている。母材30にはドレンプラグ40のねじ部42が
螺合する雌ねじ32が螺切されている。上述のとおり、
ガスケットを球状面により2分割することにより、シー
ル面の平行度が悪い場合にもその球状面のずれにより、
ほぼ均一な面圧が得られ、シール性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シール構造部材に関する、詳しくは平行度の悪い2面をシールする ことができるガスケット等のシール構造部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シール構造部材としては種々の型式と材質のものがその用途に応じて用 いられているが、平行でない2面を従来のガスケット等によりシールしようとす ると片当たりが生じてシール不良の原因となる。例えば、図2は流体10を収容 している容器20とそのドレンプラグ40のシール構造の一例を示す。図2(a )に示すように、容器20の母材30のシール面31とドレンプラグ40のシー ル面41との間にガスケット50を挟み込むことにより流体10の流出を防いで いる。
【0003】 また、実開平2−88061号公報においては、シール部材として皿状に形成 された弾性材製本体に補強用バネ部材が埋設された部材を用いることが開示され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の図2(a)に示すシール構造部材において、母材30のシール面31と 母材30の雌ネジ32との直角度が悪い場合、つまり母材30のシール面31と ドレンプラグ40のシール面41の平行度が悪い場合には、図2(b)に示すよ うにガスケット50に均一な力がかからず、一番狭い部分の面圧が高くなり、広 い部分の面圧は低くなる。このためにシール面41がシール面31に対して傾い てシール部分でほぼ均一な面圧が得られず、シール性が悪化する。又、必要面圧 を得ようとして軸方向の押圧力を高くすると、シール部材の最大面圧部において 許容面圧を越え、ガスケット切れ等の不都合が発生する要因となる。
【0005】 また、前記実開平2−88061号公報に開示されたものは、シール部材に補 強用バネ部材が埋設され、その分だけシール性は向上しているが、前記のように 母材のシール面と母材の雌ネジとの直角度が悪い場合には前記と同様にシール部 材に均一な力がかからず、このためにシール性が悪化する不具合は避けられず、 また、その構造が複雑である。
【0006】 上記の問題点を解決するために、本考案においては、前記のように、シールす る2面の平行度が悪い場合にもシール性が悪化することなく、しかもその構造が 簡単であるシール構造部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案においては、球状合わせ面を備えた2分割 タイプの締結構造を有することを特徴とするシール構造部材を提供する。
【0008】
【作用】
本考案の装置によれば、ガスケットを球状面により2分割することにより、シ ール面の並行度が悪い場合にその球状面のずれによりガスケットの上下の面の平 行度が変わり、これによりシール面の平行度のずれが相殺され、ほぼ均一な面圧 が得られる。
【0009】
【実施例】
以下添付図面を用いて本考案の実施例を説明する。 図1に本考案に基づいたシール構造部材の実施例を示す。図1(a)は流体1 0の容器20の母材30にドレンプラグ40がガスケット50を介して正常に組 付けられた状態を示している。図において前記図2と共通の部分については同一 の符号を付し、詳しい説明は省略する。また、図1は、シール構造部材の構成が 理解しやすいように、図2の配置とは天地を逆にして描いてある。 図1(a)に示すようにシール構造部材であるガスケット50は、球状合わせ 面53を備えた2分割タイプの締結構造を形成し、ガスケットアッパー51とガ スケットローワー52とより成り、ガスケットアッパー51の上面は上側シール 面54となってドレンプラグのシール面41と接している。また、ガスケットロ ーワー52の下面は下側シール面55となって母材のシール面31と接している 。母材30にはドレンプラグ40のねじ部42が螺合する雌ねじ32が螺切され ている。
【0010】 上記の構成により、図1(b)に示すように、シールする両面、即ち母材30 のシール面31とドレンプラグ40のシール面41との平行度が悪い場合には、 ガスケットアッパー51とガスケットローワー52との間の球状合わせ面53が ずれることによりガスケット50の上側と下側のシール面54、55とこれにそ れぞれ接している上下のシール面41、31がそれぞれのシール面に平行になる 。その結果ガスケットと母材及びドレンプラグとのシール面の面圧がほぼ均一と なり、シール性を確保することができる。 上述のとおり、ガスケットを球状面により2分割することにより、シール面の 並行度が悪い場合にその球状面のずれによりガスケットの上下の面の平行度が変 わり、これによりシール面の平行度のずれが相殺され、ほぼ均一な面圧が得られ 、シール性が向上する。
【0011】
【考案の効果】
本考案を実施することにより次の効果を奏する。 (1)二つのシール面の平行度が悪い場合であっても両シール面に合わせてガ スケットが変形することにより常にほぼ均一な面圧を得ることができ、シール面 の平行度に関係なくシール性を確保できる。 (2)装置が簡単で、スペースを取らず、且つ、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部断面図である。この中、
図1(a)は容器の母材にドレンプラグがガスケットを
介して正常に組付けられた状態を示し、図1(b)は母
材のシール面とドレンプラグのシール面との平行度が悪
い場合に組付けられた状態を示す。
【図2】図2は従来技術における流体を収容している容
器とそのドレンプラグのシール構造の一例である。図2
(a)は容器の母材にドレンプラグがガスケットを介し
て正常に組付けられた状態を示し、図1(b)は母材の
シール面とドレンプラグのシール面との平行度が悪い場
合に組付けられた状態を示す。
【符号の説明】
10…流体 20…容器 30…母材 31…母材のシール面 32…雌ねじ 40…ドレンプラグ 41…ドレンプラグのシール面 42…ねじ部(雄ねじ) 50…ガスケット 51…ガスケットアッパー 52…ガスケットローワー 53…球状合わせ面 54…上側シール面 55…下側シール面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状合わせ面を備えた2分割タイプの締
    結構造を有することを特徴とするシール構造部材。
JP6095193U 1993-11-12 1993-11-12 シール構造部材 Pending JPH0729359U (ja)

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JP6095193U JPH0729359U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 シール構造部材

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JP6095193U JPH0729359U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 シール構造部材

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JPH0729359U true JPH0729359U (ja) 1995-06-02

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ID=13157215

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JP6095193U Pending JPH0729359U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 シール構造部材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004003639A (ja) * 2002-04-29 2004-01-08 Nuovo Pignone Holding Spa 孔内にパイプを接続するための密封装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004003639A (ja) * 2002-04-29 2004-01-08 Nuovo Pignone Holding Spa 孔内にパイプを接続するための密封装置
JP4520707B2 (ja) * 2002-04-29 2010-08-11 ヌオーヴォ ピニォーネ ホールディング ソシエタ ペル アチオニ 孔内にパイプを接続するための密封装置

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