JPH07293588A - 液圧脈動吸収装置 - Google Patents
液圧脈動吸収装置Info
- Publication number
- JPH07293588A JPH07293588A JP10913194A JP10913194A JPH07293588A JP H07293588 A JPH07293588 A JP H07293588A JP 10913194 A JP10913194 A JP 10913194A JP 10913194 A JP10913194 A JP 10913194A JP H07293588 A JPH07293588 A JP H07293588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- metal diaphragm
- absorbing device
- cushion member
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/04—Devices damping pulsations or vibrations in fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 液圧脈動がその吸収装置のメタルダイアフラ
ムにより共振し、高い共振点を示すので、これを解消す
る。 【構成】 メタルダイアフラム（９）とゴム製クッショ
ン部材（１４）とを組合せ、メタルダイアフラム自身の
小さな内部減衰率をゴム製クッション部材の内部摩擦に
より補い、共振点を低く抑える。
ムにより共振し、高い共振点を示すので、これを解消す
る。 【構成】 メタルダイアフラム（９）とゴム製クッショ
ン部材（１４）とを組合せ、メタルダイアフラム自身の
小さな内部減衰率をゴム製クッション部材の内部摩擦に
より補い、共振点を低く抑える。
Description
【０００１】本発明は、たとえば、車両等のクラッチ操
作系に利用可能な液圧脈動吸収装置に関する。
作系に利用可能な液圧脈動吸収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液圧脈動吸収装置の使用例を、クラッチ
操作系を例にとって説明する。クラッチペダルに直結さ
れるマスタシリンダは、クラッチペダルの踏込み量に応
じて、液圧を発生し、これを作動シリンダへ伝達する。
作動シリンダのピストンはクラッチのレリースレバーに
連結されているので、作動シリンダへの液圧の伝達は、
クラッチの摩擦係合の解除を可能にする。このようなク
ラッチ操作系は、クラッチの断続時に発生する機械振動
が液圧脈動となって運転者の足にクラッチペダルを介し
て伝えられ、運転者を不快にさせる。
操作系を例にとって説明する。クラッチペダルに直結さ
れるマスタシリンダは、クラッチペダルの踏込み量に応
じて、液圧を発生し、これを作動シリンダへ伝達する。
作動シリンダのピストンはクラッチのレリースレバーに
連結されているので、作動シリンダへの液圧の伝達は、
クラッチの摩擦係合の解除を可能にする。このようなク
ラッチ操作系は、クラッチの断続時に発生する機械振動
が液圧脈動となって運転者の足にクラッチペダルを介し
て伝えられ、運転者を不快にさせる。
【０００３】そこで、両シリンダの間に液圧脈動吸収装
置を入れ、機械振動に基因する液圧脈動をこの装置で吸
収し、クラッチペダルへ伝達しないようにする。この液
圧脈動装置は、実公昭５９−８０２３号公報や実公平６
−８３９８号公報に開示される如く、両シリンダに通じ
る出入口を有するハウジング内に液室、該液室内の圧変
動により変位するピストン、および該ピストンを付勢す
る弾性部材を有する構成となっている。この装置は、ピ
ストンの変位により脈動を減衰させるが、ピストン自身
の摺動抵抗や自重のため脈動減衰効果が小さい。
置を入れ、機械振動に基因する液圧脈動をこの装置で吸
収し、クラッチペダルへ伝達しないようにする。この液
圧脈動装置は、実公昭５９−８０２３号公報や実公平６
−８３９８号公報に開示される如く、両シリンダに通じ
る出入口を有するハウジング内に液室、該液室内の圧変
動により変位するピストン、および該ピストンを付勢す
る弾性部材を有する構成となっている。この装置は、ピ
ストンの変位により脈動を減衰させるが、ピストン自身
の摺動抵抗や自重のため脈動減衰効果が小さい。
【０００４】脈動減衰効果を高めようとする試みが実開
昭６２−１４７７９３号公報に開示される。これは、ハ
ウジング内の液圧室の一部をメタルダイアフラムで画定
し、このメタルダイアフラムの振動限界を受け部材の凹
曲面で規制しようとするものである。該試みはピストン
による脈動減衰に関する不具合を解消する。
昭６２−１４７７９３号公報に開示される。これは、ハ
ウジング内の液圧室の一部をメタルダイアフラムで画定
し、このメタルダイアフラムの振動限界を受け部材の凹
曲面で規制しようとするものである。該試みはピストン
による脈動減衰に関する不具合を解消する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メタルダイア
フラムを使う前述の公知技術は、メタルダイアフラム自
身のもつ内部減衰率が極めて小さく共振倍率が高いた
め、メタルダイアフラムの自由振動域で、脈動を吸収す
るどころか、時には、共振させ、高い周波数の振動をク
ラッチペダルへ伝達するという不具合を示すことがあ
る。それ故に、本発明は、前述した従来技術の不具合を
解消させることを解決すべき課題とする。
フラムを使う前述の公知技術は、メタルダイアフラム自
身のもつ内部減衰率が極めて小さく共振倍率が高いた
め、メタルダイアフラムの自由振動域で、脈動を吸収す
るどころか、時には、共振させ、高い周波数の振動をク
ラッチペダルへ伝達するという不具合を示すことがあ
る。それ故に、本発明は、前述した従来技術の不具合を
解消させることを解決すべき課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、メタルダイアフラムと
ゴム製クッション部材とを組合せる技術的手段を採用す
る。
を解決するために、基本的には、メタルダイアフラムと
ゴム製クッション部材とを組合せる技術的手段を採用す
る。
【０００７】より具体的には、本発明は、液圧を発生す
るマスタシリンダと、該マスタシリンダに連結される作
動ピストンとの間に配される液圧脈動吸収装置におい
て、該装置が内部に液圧室を画定しかつ該液圧室に通じ
る対の出入口とを有するハウジングと、周縁をハウジン
グに固定されかつハウジングとともに液圧室を画定する
メタルダイアフラムと、および一方の側面をメタルダイ
アフラムに対向させかつ他方の面を静止部材に対接させ
たゴム製クッション部材とを有することを特徴とする液
圧脈動吸収装置を提供する。
るマスタシリンダと、該マスタシリンダに連結される作
動ピストンとの間に配される液圧脈動吸収装置におい
て、該装置が内部に液圧室を画定しかつ該液圧室に通じ
る対の出入口とを有するハウジングと、周縁をハウジン
グに固定されかつハウジングとともに液圧室を画定する
メタルダイアフラムと、および一方の側面をメタルダイ
アフラムに対向させかつ他方の面を静止部材に対接させ
たゴム製クッション部材とを有することを特徴とする液
圧脈動吸収装置を提供する。
【０００８】好ましくは、ゴム製クッション部材のバネ
定数をメタルダイアフラムのバネ定数より小とする。
定数をメタルダイアフラムのバネ定数より小とする。
【０００９】
【作用】ゴム製クッションとメタルダイアフラムの組合
せは、メタルダイアフラムによる脈動吸収効果を損うこ
となく、ゴム製クッション部材の内部摩擦による減衰性
により共振倍率を小さくし、脈動吸収効果を高め得る。
せは、メタルダイアフラムによる脈動吸収効果を損うこ
となく、ゴム製クッション部材の内部摩擦による減衰性
により共振倍率を小さくし、脈動吸収効果を高め得る。
【００１０】
【実施例】液圧脈動吸収装置１のハウジング２は、クラ
ッチペダル３に連結したマスタシリンダ４に通じる入口
５及びクラッチの断続を行なう作動ピストン６に通じる
出口７を有す。ハウジング２内に形成した円筒状液室８
に出入口５、７を連通させる。液室８は円板状メタルダ
イアフラム９により閉じられ、シール１０により液密を
確保する。
ッチペダル３に連結したマスタシリンダ４に通じる入口
５及びクラッチの断続を行なう作動ピストン６に通じる
出口７を有す。ハウジング２内に形成した円筒状液室８
に出入口５、７を連通させる。液室８は円板状メタルダ
イアフラム９により閉じられ、シール１０により液密を
確保する。
【００１１】図示例では、メタルダイアフラム９は、そ
の周縁のリング１１と共にプレート１２によりハウジン
グ１内の段部に押しつけられて、ハウジング１に固定さ
れる。ハウジング１とプレート１２との固定はボルト１
３にて行なう。
の周縁のリング１１と共にプレート１２によりハウジン
グ１内の段部に押しつけられて、ハウジング１に固定さ
れる。ハウジング１とプレート１２との固定はボルト１
３にて行なう。
【００１２】メタルダイアフラム９とプレート１２との
間のスペース中央部に円形のゴム製クッション部材１４
を介在させる。ゴム製クッション部材１４の直径は、メ
タルダイアフラム９の直径の略1/3 とし、該ゴム製クッ
ション部材１４は、たとえば、ブチル製とする。
間のスペース中央部に円形のゴム製クッション部材１４
を介在させる。ゴム製クッション部材１４の直径は、メ
タルダイアフラム９の直径の略1/3 とし、該ゴム製クッ
ション部材１４は、たとえば、ブチル製とする。
【００１３】作動ピストン６からの脈動は、液室８内に
入り、メタルダイアフラム９を振動させるが、この振動
はゴム製クッション部材１４の内部摩擦に変換させら
れ、小さな共振倍率の下で、吸収させられる。図２に、
本発明の例による脈動減衰性能を実線で示すが、従来品
にみられる点線で示す如き高い共振点は、本発明の例で
は全くみられない。
入り、メタルダイアフラム９を振動させるが、この振動
はゴム製クッション部材１４の内部摩擦に変換させら
れ、小さな共振倍率の下で、吸収させられる。図２に、
本発明の例による脈動減衰性能を実線で示すが、従来品
にみられる点線で示す如き高い共振点は、本発明の例で
は全くみられない。
【００１４】
【効果】メタルダイアフラムの材質、厚み及びゴム製ク
ッション部材の硬度、厚みにより脈動減衰性能を調整で
き、本発明の装置の適用範囲は広域となる。
ッション部材の硬度、厚みにより脈動減衰性能を調整で
き、本発明の装置の適用範囲は広域となる。
【図１】本発明の一例の断面図である。
【図２】脈動減衰性能を示すグラフ図である。
【符号の説明】 ２ ハウジング ５、７ 出入口 ８ 液室 ９ メタルダイアフラム １２ プレート １４ ゴム製クッション部材
Claims (2)
- 【請求項１】 液圧を発生するマスタシリンダと、該マ
スタシリンダに連結される作動ピストンとの間に配され
る液圧脈動吸収装置において、該装置が内部に液圧室を
画定しかつ該液圧室に通じる対の出入口とを有するハウ
ジングと、周縁をハウジングに固定されかつハウジング
とともに液圧室を画定するメタルダイアフラムと、およ
び一方の側面をメタルダイアフラムに対向させかつ他方
の面を静止部材に対接させたゴム製クッション部材とを
有することを特徴とする液圧脈動吸収装置。 - 【請求項２】 ゴム製クッション部材のバネ定数がメタ
ルダイアフラムのバネ定数より小さい請求項１記載の液
圧脈動吸収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10913194A JPH07293588A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 液圧脈動吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10913194A JPH07293588A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 液圧脈動吸収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293588A true JPH07293588A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14502368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10913194A Pending JPH07293588A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 液圧脈動吸収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07293588A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2365092A (en) * | 2000-07-20 | 2002-02-13 | Automotive Prod Co Ltd | A hydraulic system having a damper with two diaphragms having different flexibility |
| JP2007198522A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Nabtesco Corp | 脈動吸収装置 |
| WO2014004971A1 (en) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Kelsey-Hayes Company | Damping element for a motor vehicle hydraulic system |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP10913194A patent/JPH07293588A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2365092A (en) * | 2000-07-20 | 2002-02-13 | Automotive Prod Co Ltd | A hydraulic system having a damper with two diaphragms having different flexibility |
| US6430928B1 (en) * | 2000-07-20 | 2002-08-13 | Automotive Products (Usa), Inc. | Dual action damper for hydraulic clutch actuator |
| GB2365092B (en) * | 2000-07-20 | 2004-09-22 | Automotive Prod Co Ltd | Dual action damper for hydraulic clutch actuator |
| JP2007198522A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Nabtesco Corp | 脈動吸収装置 |
| WO2014004971A1 (en) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Kelsey-Hayes Company | Damping element for a motor vehicle hydraulic system |
| US9234531B2 (en) | 2012-06-29 | 2016-01-12 | Kelsey-Hayes Company | Damping element for a motor vehicle hydraulic system |
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