JPH07293390A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JPH07293390A
JPH07293390A JP7094030A JP9403095A JPH07293390A JP H07293390 A JPH07293390 A JP H07293390A JP 7094030 A JP7094030 A JP 7094030A JP 9403095 A JP9403095 A JP 9403095A JP H07293390 A JPH07293390 A JP H07293390A
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JP7094030A
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English (en)
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Juergen Gras
グラース ユルゲン
Ferdinand Reiter
ライター フェルディナント
Heinz-Martin Krause
クラウゼ ハインツ−マルティン
Thomas Naeger
ネーガー トーマス
Volker Gandert
ガンデルト フォルカー
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • F16L37/12—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 流入側端部で接続管片の受容部にはめ込まれ
た噴射装置と、接続管片の下流側で噴射弁の流入側端部
に設けられた環状の溝とを有し、該溝内に接続部材１６
が係合し、該接続部材１６の係止部材２４，２５が、接
続管片に対応する固定ラグと協働する燃料噴射装置にお
いて、接続部材１６の、開口２２を有するベース部材２
３が、その一方側で狭い接続ウエブ３８で接続された２
つの脚３０，３１によって形成され、これらの脚が、そ
れぞれ接続ウエブ３８から１８０°ずらした位置で、一
方の脚３０が係止突起３３、他方の脚３１が係止溝３４
を有し、係止突起３３と係止溝３４とが解除可能な係止
接続部を形成している。 【効果】 噴射弁を軸方向及び周方向で非常に正確に、
しかも安価な形式で位置固定することができる、確実な
回動防止が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のための燃料
噴射装置であって、少なくとも１つの接続管片を備えた
燃料分配装置と、少なくとも１つの噴射弁とが設けられ
ており、該噴射弁が、上流側つまり流入側の端部で接続
管片の受容部にはめ込まれていて、弁縦軸線を有してお
り、接続管片の下流側でしかも噴射弁の流入側の端部に
環状の溝が設けられており、該溝内に接続部材が係合す
るようになっていて、該接続部材は、弁縦軸線に対して
直角に延びるベース部材と、弁縦軸線の方向に延びる少
なくとも１つの係止部材とを有しており、該係止部材
は、接続管片に対応する接続部材として一体成形された
固定ラグと協働して係止若しくは錠止を行ない、これに
によって接続管片に対する噴射弁の軸方向の位置固定が
得られるようになっている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】接続管片に噴射弁を係止するための、Ｕ
字形のばねクランプとして構成された接続部材を有する
燃料噴射装置は、ドイツ連邦共和国特許第３４２８５９
７号明細書により公知である。ばねクランプは、噴射弁
の長手方向に対して直交する方向に延びるウエブと脚と
を有しており、この脚は、一方では、縁部が半径方向で
一方向に湾曲されたタブが、噴射弁の弁ケーシングに設
けられた周方向溝内に係合し、他方では貫通孔を有して
いて、この貫通孔内に、接続管片に設けられた錠止フラ
ンジが係止されるようになっている。ばねクランプを弁
ケーシングの周方向溝内で半径方向に固定するために、
タブは、アーチ状で凹状に延びる区分を有しており、こ
の区分の曲率半径は、周方向溝の曲率半径に相当する。
組み立て時にはまず、ばねクランプが噴射弁に被せはめ
られ、この時にばねクランプのタブが周方向溝内に係合
する。次いで噴射弁はばねクランプと共に接続管片内に
挿入される。ばねクランプの脚は、外方に折り曲げられ
ており、これによってばねクランプは、錠止フランジを
越えて滑動させることができる。錠止フランジが貫通孔
内に係止されると直ちに、脚はばね作用にその初期位置
に戻る。
【０００３】これによって、燃料分配装置の接続管片に
おける噴射弁の軸方向の固定が保証されるが、噴射弁の
周方向における回動防止は得られない。しかしながらマ
ルチジェット式(multijet)の弁において正確な噴射形状
を得るためには、噴射弁を正確に位置決めさせる必要が
ある。
【０００４】また、ドイツ連邦共和国特許出願公開第３
９１９２３１号明細書によれば、スナップ係合によって
接続管片に噴射弁を固定するようになっている、組み立
てが比較的簡単である燃料噴射装置について記載されて
いる。接続管片はこのために、半径方向外方に向けられ
た錠止フランジを備えており、この錠止フランジに、噴
射弁を固定するために噴射弁に設けられたスナップばね
のラグが係合する。噴射弁を正確に位置決めするために
錠止フランジには固定ウエブが設けられている。
【０００５】同軸的に配置された接続スリーブを備えた
噴射弁を接続するための接続部材は、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第３９０４４７９号明細書にも開示されて
いる。この公知の接続部材は、同軸的に延びるばねウエ
ブを備えたＣ字形のリングディスクとして形成されたプ
ラスチッククリップとして構成されている。リングディ
スクは、噴射弁に形成された周方向溝内に係合し、これ
に対して係止突起は、噴射弁を接続スリーブ内に同軸的
に挿入してから、接続スリーブに設けられた錠止フラン
ジに後ろからスナップ係合し、この場合、完全な回動防
止は得られない。
【０００６】アメリカ合衆国特許第５０５８５５４号明
細書によれば、閉鎖ばね、ばねリング、スナップリング
又はこれと類似に形成されていて、噴射弁を燃料供給ラ
インに固定するために使用される、回動を防止するため
の部材が公知である。この固定部材は、ばね弾性的な固
定を行なう湾曲されたワイヤ止め金として成形されてい
る。
【０００７】回動防止部材を備えた接続部材はさらに、
構成部材を互いに正確に接続することを目的とした、ま
ったく別の分野においても公知である。噴射弁において
は、ＥＰ−ＯＳ０５６５８６７号明細書に記載されてい
るような回動防止部材を備えた接続部材も、電気的な接
点を製造するための接続部に使用される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の燃料噴射装置を改良して、噴射弁を軸方
向及び周方向で正確に位置固定し、確実な回動防止を得
るようにすることである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、冒頭に述べた形式の燃料噴射装置におい
て、接続部材のベース部材が、内側で開口を有する円板
状に構成されており、ベース部材が２つの脚によって形
成されていて、これら２つの脚が、ベース部材の一方側
で、狭い接続ウエブによって互いに接続されており、一
方の脚が接続ウエブから１８０°ずらした位置で係止突
起を有していて、他方の脚が接続ウエブから１８０°ず
らした位置で係止溝を有しており、これらの係止突起と
係止溝とが解除可能な係止接続部を形成し、これによっ
て接続部材の２つの脚が、接続ウエブに対して直径方向
で向き合った箇所で互いに開放及び閉鎖可能に構成され
ている。
【００１０】
【発明の効果】本発明の燃料噴射装置によれば、燃料供
給若しくは燃料分配装置において噴射弁を軸方向及び周
方向で非常に正確に、しかも安価な形式で位置固定する
ことができると共に、確実な回動防止が得られるという
利点を有している。これは特にマルチジェット式噴射弁
において有利である。これは、接続部材としての、安価
なプラスチック射出成形部によって有利な形式で達成さ
れる。接続部材は、プラスチックを使用することによっ
て、内燃機関における雑音減少のために貢献し、しかも
これによって、接続部材及び噴射弁の最適な形状接続が
保証される。接続部材を２つの脚から成る円板状に構成
すれば特に有利である。これらの脚は、一方側では接続
部材によって互いに結合されていて、他方側では係止接
続部材を有している。
【００１１】請求項２以下に記載した手段によって、請
求項１に記載した燃料噴射装置の有利な実施例及び改良
が可能である。
【００１２】接続部材の取り扱いが簡単で非常に良好に
できるというて点が特に有利である。接続部材の係止接
続は手動によって開閉することができ、これによって良
好な交換可能性が得られる。
【００１３】噴射弁に設けられた環状の溝（この溝は勿
論、完全に円形に延びているのではなく、扁平部を備え
ている）によって、同様に円形からずれた扁平部を有し
ている接続部材の確実な組み込み位置が得られる。これ
によって、噴射弁において接続部材を周方向で回動防止
することが、非常に簡単な形式で保証される。
【００１４】解除可能な接続部材の代わりに、工具なし
では解除できない係止接続部を設けるか、または例えば
接着剤あるいは超音波溶接によって堅固にかつ解除不能
に噴射弁に固定しても有利である。
【００１５】
【実施例】図１に示した実施例による、噴射弁１を備え
た燃料噴射装置は、図示していない内燃機関の吸気管３
の噴射弁受容部２内に組み込まれている。噴射弁１は、
弁縦軸線５に沿って延びている。噴射弁１は、吸気管３
の噴射弁受容部２内に突入する、下流側の弁端部７の外
側ではプラスチック射出成形部８によってほぼ取り囲ま
れている。このプラスチック射出成形部８には、例えば
一緒に射出成形で埋め込まれた接続プラグ１０が所属し
ている。
【００１６】噴射弁１の、上流側つまり流入側の端部１
２は、例えば多数の受容部１３を有している燃料分配装
置１４（一部しか示されていない）の受容部１３内には
め込むことができるように構成されている。噴射装置１
は、その端部１２で、燃料分配装置１４の受容部１３の
直径よりも小さい外径を有している。燃料分配装置につ
いては、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第４１１
１９８８号明細書に既に開示されているので、その詳し
い説明は省く。燃料分配装置は、長く延びた例えば管状
の本体を成しており、この管状の本体は、それぞれ１つ
の噴射弁のための多数の受容部を有していて、また噴射
弁に燃料を供給するための手段（例えば流入及び戻し管
片）を備えている。噴射弁１を固定するための接続部材
１６を燃料分配装置１４に配置することができるように
するために、プラスチック射出成形部８内の端部１２の
範囲に環状の溝１７が設けられており、この溝１７は、
その一部において円形とは異なる形状を有している（図
３参照）。
【００１７】接続部材１６は、不規則的な円形の円板状
の形状でプラスチッククリップとして構成されていて、
噴射弁１の流入側の端部１２を、燃料噴射弁１に燃料を
供給する燃料分配装置１４の受容部１３に接続するため
に使用される。接続部材１６の形状に応じて、受容部１
３を有する接続管片１９の外周部を半径方向で突き出る
少なくとも１つの固定ラグ２０が形成されている。接続
部材１６は、溝１７の溝底部に対応する形状の開口２２
を内側で有しているので、溝１７に形状接続式に係合す
る。溝１７内に存在する接続部材１６と、燃料分配装置
１４の接続管片１９との錠止若しくは係止は、２つの係
止ウエブ２４のスナップフック２５によって得られる。
つまり、溝１７の面若しくは接続部材１６の円板状のベ
ース部材２３の面から突き出て、ベース部材２３と一体
的に構成され弁縦軸線５に対して平行に延びる２つの係
止ウエブ２４が設けられていて、これらの係止ウエブ２
４の端部に形成されたスナップフック２５が、接続管片
１９の固定ラグ２０を少なくとも部分的に取り囲むこと
によって得られる。
【００１８】図１及び図２には、本発明による接続部材
１６のための第１実施例が示されている。接続部材１６
の別の実施例は図４〜図８に示されている。この図４〜
図８の実施例においては、図１及び図２に示した実施例
と同一の若しくは同じ働きを有する部分には同一の符号
を記るした。
【００１９】図２は、図１の符号II方向から見た、接続
管片１９の側面図若しくは噴射弁１に固定された接続部
材１６の側面図を示している。図２によれば、接続管片
１９の外周部で半径方向に突き出る固定ラグ２０は、こ
の図２を見る方向に対して直角方向に延びるベース面が
ほぼ台形に形成されていることが分かる。この台形の互
いに平行に延びる２つの面（上下面）は、ベース部材２
３若しくは溝１７に対しても平行に延びていて、弁縦軸
線５に対して直角に構成されており、これに対して他方
の２つの面（側面）は軸方向で弁縦軸線５に対して傾斜
して延びている。固定ラグ２０は、台形の平行に延びる
２つの面のうちの長い方の面（短い方の面よりもさらに
上流側にあって、燃料分配装置１４側に向けられてい
る）で係止面２８を有していて、この係止面２８上に、
係止後に接続部材１６のスナップフック２５が載る。ベ
ース面が台形である固定ラグ２０はさらに、係止面２８
が存在する側で、中央に配置された突起２９を有してお
り、この突起２９は、周方向で例えば、固定ラグ２０
の、互いに平行に延びる２つの平行台形側の短い方の側
と同じ寸法を有していて、係止面２８の面から突き出て
いて、軸方向で見て上流側で、係止ウエブ２４と突起２
９とが上流側で同一面となるようになっている。突起２
９は、噴射弁１を軸方向で固定する機能は有していな
い。
【００２０】図３には、図１のIII−III線に沿った断面
図が示されており、接続部材１６は示されていない。図
３によれば、溝１７が、少なくとも部分範囲で円形とは
異なる輪郭形状を有していることが分かる。
【００２１】図４には、図１及び図２に示した接続部材
１６の詳細が示されている。ディスク状で円環状の接続
部材１６は、中央で開口２２を備えた、２つの脚３０，
３１より成るベース部材２３と、ベース体２３の面から
突き出る少なくとも１つの係止部材（この実施例では係
止ウエブ２４）とから形成されている。ベース部材２３
は、閉じた状態でその輪郭形状が十分円形になるように
構成されている。本発明による接続部材１６によれば、
次のような解除可能な接続が得られる。つまり、ベース
部材２３の第１の脚３０の係止突起３３は、第２の脚３
１の係止溝３４に係止され、力を加えることによって材
料の弾性に基づいて再び解除させることができる。ベー
ス部材２３の２つの脚３０，３１の拡開運動を、この脚
の延びる平面内で保証することができるようにするため
に、係止突起３３と係止溝３４との係止接続部から１８
０°ずれた位置に、開口２２からベース部材２３の外周
部付近まで延びる拡開開口３６が設けられている。拡開
開口の開口底部３７はベース部材２３の外周部の非常に
近くに位置しているので、２つの脚３０，３１の間には
狭い接続ウエブ３８が形成されており、しかも拡開開口
３６はその開口底部３７で、接続部材１６の閉じた状態
においてその他の部分よりも非常に大きい幅を有してい
る。係止突起３３と係止溝３４との間の係止接続部が開
放される際に、拡開開口３６は必然的に拡開されるの
で、閉じた状態で互いに平行に延びる開口縁部３９は互
いに離れる。
【００２２】噴射弁１の溝１７内における接続部材１６
の確実な組み込み位置を保証することができるようにす
るために、ベース部材２３の内側の開口２２は、溝１７
と同様に偏平部４０を備えており、開口２２はこの偏平
部４０を除いて円形である。２つの脚３０，３１を互い
に閉じる方向に移動させて係止突起３３を係止溝３４内
に導入することによって係止接続部を閉鎖後に、噴射弁
１における接続部材１６の周方向での位置固定が、形状
接続によって非常に簡単な形式で保証されるようになっ
ている。
【００２３】係止突起３３又は係止溝３４付近に、正方
形横断面を有する扁平ウエブ４２が設けられている。こ
の扁平ウエブ４２は、ベース部材２３の延びる面内で、
係止突起３３又は係止溝３４付近において、ほぼ円形の
輪郭を有する各脚３０，３１から半径方向外方に延びて
いる。この扁平ウエブ４２の長さは例えば、接続管片１
９における固定ラグ２０の半径方向の長さとほぼ同じで
ある。扁平ウエブ４２に直接続いて、この扁平ウエブ４
２及びベース部材２３に対して直角に形成された例えば
同様に正方形横断面を有する係止ウエブ２４が延びてい
る。これらの係止ウエブ２４はその上流側の端部でスナ
ップフック２５を有している。接続部材１６の閉じた状
態で、扁平ウエブ４２及び係止ウエブ２４はそれぞれ互
いに平行に延びていて、スナップフック２５は互いにそ
れぞれにそれぞれ接近するように延びている。
【００２４】図５に示された接続部材１６は、図４に示
した接続部材１６とは、ベース部材２３の面から突き出
る係止部材だけが異なっている。この図５に示した実施
例では、２つの係止ウエブ２４の代わりに１つの係止ウ
エブ２４だけが設けられており、この係止ウエブ２４
は、脚３０の扁平ウエブ４２に続いていて、その上流側
の端部で係止アイ４３を有していて、この係止アイ４３
は、２つの扁平ウエブ４２の上に配置されている。２つ
の扁平ウエブ４２は、ベース部材２３の、拡開開口３６
が設けられている箇所とは反対側で、拡開開口３６の延
びる方向に対して平行に延びている。この場合勿論、扁
平ウエブ４２２と拡開開口３６とは互いに整列してはい
ない。係止アイ４３は任意の形状を有していてよいが、
勿論、接続管片１９の固定ラグ２０の形状に基づいてい
る。従って例えば、固定ラグ２０が方形であれば、係止
アイ４３の開口も方形でなければならない。これによっ
て、固定ラグ２０が係止アイ４３内に導入されると、回
動防止が確実に保証される。図６に示した接続部材１６
の実施例では、１つの係止ウエブ２４だけが設けられて
いる。勿論、扁平ウエブ４２も１つだけ設けられてお
り、この扁平ウエブ４２は、脚３０から延びていて、扁
平ウエブ４２に対して直角に延びる係止ウエブ２４に移
行している。上流側の端部にはやはり係止アイ４３が設
けられており、この係止アイ４３は係止ウエブ２４の中
央に位置している。扁平ウエブ４２は、拡開開口３６が
延びる方向と同一列に延びていて、係止アイ４３の開口
も、ベース部材２３から半径方向で間隔（扁平ウエブ４
２の長さに相当する）を保って拡開開口３６の想定延長
線上で中央に位置している。
【００２５】図７及び図８には、係止部材が、係止突起
３３と係止溝３４との係止接続部の近くではなく、ベー
ス部材２の２つの脚３０，３１の外周部でそれぞれ９０
°ずらして配置されている２つの実施例が示されてい
る。このためにベース部材２３は、拡開開口３６からも
係止突起３３と係止溝３４との係止接続部からも９０°
離れた位置にある領域において、外周部で凹部４５を有
しており、この凹部４５は、例えばベース部材２３の材
料幅の半分まで外側輪郭部から内側の開口２２まで達し
ており、凹部４５の中央にはそれぞれ係止ウエブ２４′
が配置されていて、この係止ウエブ２４′は、例えば半
径方向でベース部材２３の外側の円形外周部まで延びて
いて、ベース部材２３の面から軸方向で上流に向かって
突き出ている。係止ウエブ２４′の上流側の端部には、
第１実施例と同様にスナップフック２５′が設けられて
いる。係止ウエブ２４′がそのスナップフック２５′
で、軸方向の位置固定を行なうのに対して、扁平ウエブ
４２と係止ウエブ２４とは、接続管片１９に設けられた
固定ラグ２０が係止ウエブ２４の間で緊締されることに
よって（図１１を用いて後述されている）、周方向で位
置固定を行なうようになっている。図８に示した実施例
においては、扁平ウエブ４２及び係止ウエブ２４は完全
に省略されている。何故ならば、図１２に示されている
ように、特別な形状の固定ラグ２０が使用されるからで
ある。
【００２６】図９〜図１２には、前記接続部材１６と関
連している、種々異なる固定ラグ２０を備えた接続管片
１９の概略的な部分図が示されている。図９に示され
た、台形の固定ラグ２０を備えた接続管片１９は、図１
及び図２に示した第１実施例において既に説明されてい
る。この固定ラグ２０の構成においては、図４に示した
接続部材１６によって、噴射弁１を燃料分配装置１４に
対して軸方向で及び周方向で係止若しくは位置固定すれ
ば有利である。スナップフック２５は軸方向の固定を行
ない、これに対して係止ウエブ２４は回動防止を行な
う。
【００２７】図５及び図６に示した接続部材１６は、固
定ラグ２０を備えた接続管片１９（図１０に示されてい
るように）にはめ込むのに適している。例えば横断面が
方形である固定ラグ２０は、係止アイ４３の同様に方形
の開口内に導入され、これによって軸方向の位置固定
も、回動に対する固定も得られる。
【００２８】図１１に示されているように、接続管片１
９に扁平状のフランジ４７が形成されていれば、図７に
示したような接続部材１６を使用すると特に有利であ
る。係止部材１６における係止ウエブ２４′は、フラン
ジ４７を半径方向で取り囲み、スナップフック２５′が
フランジ４７の上流側に係合し、これによって燃料分配
装置１４に対して噴射弁１が軸方向で滑り落ちることは
避けられる。例えば方形の固定ラグ２０は２つの係止ウ
エブ２４間で緊締されるので、回動も防止されている。
【００２９】図１２に部分的に示した接続管片１９の少
なくとも１つの固定ラグ２０は複雑に構成されている。
つまり、この固定ラグ２０は、半径方向外方に向けられ
た互いに平行に延びる、外側が扁平な２つの突起縁部４
９を有しており、これら２つの突起縁部４９の間に扁平
な舌片５０が設けられている。この舌片５０の半径方向
長さは、突起縁部４９の半径方向長さよりも短い。この
ような接続管片１９においては、図８に示された、位置
固定を行なうための接続部材１６が使用される。この場
合、２つの突起縁部４９の間で少なくとも１つの係止ウ
エブ２４′が緊締されるので、２つの突起縁部４９は、
周方向での位置固定を行なうために使用される。これに
対してスナップフック２５′は、突起縁部４９の間で舌
片５０に係合するので、軸方向の固定も得られる。
【００３０】有利には、解除可能な接続部材１６の代わ
りに、工具を使用しなければ解除できない係止接続部を
設けるか、又は接続部材１６を例えば接着剤若しくは超
音波溶接によって堅固にしかも解除不能に噴射弁１に固
定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施例による燃料噴射装置の一部の
概略的な側面図である。
【図２】図１の矢印IIの方向から見た概略図である。
【図３】図１のIII−IIIに沿った、接続部材を省略した
断面図である。
【図４】第１実施例による接続部材の斜視図である。
【図５】第２実施例による接続部材の斜視図である。
【図６】第３実施例による接続部材の斜視図である。
【図７】第４実施例による接続部材の斜視図である。
【図８】第５実施例による接続部材の斜視図である。
【図９】接続管片に設けられた固定ラグの第１実施例の
斜視図である。
【図１０】固定ラグの第２実施例の斜視図である。
【図１１】固定ラグの第３実施例の斜視図である。
【図１２】固定ラグの第４実施例の斜視図である。
【符号の説明】
１ 噴射弁、 ２ 噴射弁受容部、 ３ 吸気管、 ５
弁縦軸線、 ７ 弁ニードル、 ８ プラスチック射
出成形部、 １０ 接続プラグ、 １２ 流入側の端
部、 １３ 受容部、 １４ 燃料分配装置、 １６
接続部材、 １９接続管片、 ２０ 固定ラグ、 ２２
開口、 ２３ ベース部材、 ２４，２４′ 係止ウ
エブ、 ２５，２５′ スナップフック、 ２８ 係止
面、 ２９ 突起、 ３０，３１ 第１の脚、 ３３
係止突起、 ３４ 係止溝、 ３６ 拡開開口、 ３７
開口底部、 ３８ 接続ウエブ、 ３９ 開口縁部、
４０ 扁平部、 ４２ 扁平ウエブ、 ４３ 係止ア
イ、 ４５ 凹部、 ４７フランジ、 ４９ 突起縁
部、 ５０ 舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フェルディナント ライター ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲン ブルクヴェーク １ (72)発明者 ハインツ−マルティン クラウゼ ドイツ連邦共和国 ディツィンゲン ヘル ダーリンシュトラーセ １ (72)発明者 トーマス ネーガー ドイツ連邦共和国 オッフェンブルク オ ルテンベルガーシュトラーセ 74 (72)発明者 フォルカー ガンデルト ドイツ連邦共和国 ウンターリークシンゲ ン ゲーテシュトラーセ ５

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内燃機関のための燃料噴射装置であっ
    て、少なくとも１つの接続管片（１９）を備えた燃料分
    配装置と、少なくとも１つの噴射弁（１）とが設けられ
    ており、該噴射弁（１）が、上流側つまり流入側の端部
    （１２）で接続管片（１９）の受容部（１３）にはめ込
    まれていて、弁縦軸線（５）を有しており、接続管片
    （１９）の下流側でしかも噴射弁（１）の流入側の端部
    （１２）に環状の溝（１７）が設けられており、該溝
    （１７）内に接続部材（１６）が係合するようになって
    いて、該接続部材（１６）は、弁縦軸線（５）に対して
    直角に延びるベース部材（２３）と、弁縦軸線（５）の
    方向に延びる少なくとも１つの係止部材（２４，２
    ４′，２５，２５′，４３）とを有しており、該係止部
    材は、接続管片（１９）に対応する接続部材として一体
    成形された固定ラグ（２０）と協働して係止若しくは錠
    止を行ない、これによって接続管片（１９）に対する噴
    射弁（１）の軸方向の位置固定が得られるようになって
    いる形式のものにおいて、 接続部材（１６）のベース部材（２３）が、内側で開口
    （２２）を有する円板状に構成されており、ベース部材
    （２３）が２つの脚（３０，３１）によって形成されて
    いて、これら２つの脚（３０，３１）が、ベース部材
    （２３）の一方側で、狭い接続ウエブ（３８）によって
    互いに接続されており、一方の脚（３０）が接続ウエブ
    （３８）から１８０°ずらした位置で係止突起（３３）
    を有していて、他方の脚（３１）が接続ウエブ（３８）
    から１８０°ずらした位置で係止溝（３４）を有してお
    り、これらの係止突起（３３）と係止溝（３４）とが解
    除可能な係止接続部を形成し、これによって接続部材
    （１６）の２つの脚（３０，３１）が、接続ウエブ（３
    ８）に対して直径方向で向き合った箇所で互いに開放及
    び閉鎖可能に構成されていることを特徴とする、燃料噴
    射装置。
  2. 【請求項２】 係止突起（３３）と係止溝（３４）とか
    ら成る係止接続部付近において、接続部材（１６）のベ
    ース部材（２３）と同一面で半径方向外方に、各脚（３
    ０，３１）からそれぞれ１つの扁平ウエブ（４２）が延
    びていて、これらの扁平ウエブ（４２）がこれに対して
    直角に延びるそれぞれ１つの係止ウエブ（２４）に移行
    していて、これらの係止ウエブ（２４）は、扁平ウエブ
    （４２）とは反対側の端部でスナップフック（２５）を
    有しており、これらのスナップフック（２５）は、それ
    ぞれ互いに向き合う係止ウエブ（２４）に向かって延び
    ている、請求項１の装置。
  3. 【請求項３】 係止突起（３３）と係止溝（３４）とか
    ら成る係止接続部付近で、接続部材（１６）のベース部
    材（２３）と同一面で半径方向外方に、各脚（３０，３
    １）からそれぞれ１つの扁平ウエブ（４２）が延びてお
    り、一方の扁平ウエブ（４２）に、この扁平ウエブ（４
    ２）に対して直角に係止ウエブ（２４）が設けられてい
    て、該係止ウエブ（２４）は、扁平ウエブ（４２）とは
    反対側の端部で係止アイ（４３）を有しており、該係止
    アイ（４３）は、２つの扁平ウエブ（４２）上で中央に
    配置されている、請求項１記載の装置。
  4. 【請求項４】 係止突起（３３）と係止溝（３４）とか
    ら成る係止接続部付近において、接続部材（１６）のベ
    ース部材（２３）と同一面で半径方向外方に、１つの脚
    （３０，３１）から扁平ウエブ（４２）が延びており、
    扁平ウエブ（４２）に、この扁平ウエブ（４２）に対し
    て直角に延びる係止ウエブ（２４）が設けられていて、
    該係止ウエブ（２４）が、その扁平ウエブ（４２）とは
    反対側の端部で中央に係止アイ（４３）を有している、
    請求項１記載の装置。
  5. 【請求項５】 接続ウエブ（３８）から９０°ずらした
    位置、及び係止突起（３３）と係止溝（３４）との係止
    接続部から９０°ずらした位置において、ベース部材
    （２３）の脚（３０，３１）の外周部にそれぞれ係止部
    材が設けられており、これらの係止部材は、ベース部材
    （２３）の面から直角に突き出る係止ウエブ（２４′）
    と、ベース部材（２３）に向けられた端部に成形された
    スナップフック（２５′）とから形成されている、請求
    項１記載の装置。
  6. 【請求項６】 ベース部材（２３）の内側の開口（２
    ２）がほぼ円形であって、少なくとも１つの扁平部（４
    ０）を有しており、該扁平部（４０）は、噴射弁（１）
    の端部（１２）で溝（１７）内に設けられた少なくとも
    １つの扁平部に対応していて、これによって回動防止が
    形成されている、請求項１から５までのいずれか１項記
    載の装置。
  7. 【請求項７】 開口（２２）の扁平部（４０）は、接続
    ウエブ（３８）に対して平行に２つの脚（３０，３１）
    に設けられている、請求項６記載の装置。
  8. 【請求項８】 係止ウエブ（２４，２４′）、扁平ウエ
    ブ（４２）及び係止アイ（４３）は、正方形横断面を有
    している、請求項２から５までのいずれか１項記載の装
    置。
  9. 【請求項９】 接続管片（１９）が少なくとも１つの固
    定ラグ（２０）を有しており、該固定ラグ（２０）は、
    接続管片（１９）から半径方向外方に隆起していて、台
    形又は方形である、請求項１記載の装置。
  10. 【請求項１０】 接続管片（１９）に設けられた固定ラ
    グ（２０）が、接続管片（１９）の半径方向外方に向け
    られた互いに平行に延びる、外側が扁平な２つの突起縁
    部（４９）を有しており、これらの突起縁部（４９）の
    間に、この突起縁部（４９）の半径方向寸法よりも小さ
    い半径方向寸法を有する舌片（５０）が設けられてい
    る、請求項１記載の装置。
  11. 【請求項１１】 接続管片（１６）がプラスチック製の
    クリップとして構成されている、請求項１記載の装置。
JP7094030A 1994-04-21 1995-04-19 燃料噴射装置 Abandoned JPH07293390A (ja)

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