JPH0729269Y2 - スクロール圧縮機のスクロール冷却装置 - Google Patents

スクロール圧縮機のスクロール冷却装置

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JPH0729269Y2
JPH0729269Y2 JP1989002361U JP236189U JPH0729269Y2 JP H0729269 Y2 JPH0729269 Y2 JP H0729269Y2 JP 1989002361 U JP1989002361 U JP 1989002361U JP 236189 U JP236189 U JP 236189U JP H0729269 Y2 JPH0729269 Y2 JP H0729269Y2
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compressor
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JP1989002361U
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JPH0294386U (ja
Inventor
隆司 芹田
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スクロール圧縮機のスクロール冷却装置に関
するものである。
[従来の技術] スクロール圧縮機のスクロール冷却装置としては、従
来、実願昭62-147221として本出願人が出願している。
これは、第4図に示すように、圧縮機本体1の旋回スク
ロール側のケーシング1aより突出した主軸1bに中心部に
吸込口を、外周部に吐出口を構成する遠心ファン2をと
りつけ、該遠心ファン2の吐出口と、前記圧縮機本体1
の旋回スクロール1cと、固定スクロール1dからなる圧縮
熱放散部1eとをケーシング1aの外部から曲り部を有する
送風ダクトで接続し、前記圧縮熱放散部1eに導入された
冷却風を反対側の排気口より排出して圧縮熱放散部1eの
冷却を図っていた。
[考案が解決しようとする問題点] この従来の冷却装置によると、曲り部を有する送風ダク
ト3より圧縮熱放散部1eに入る冷却風量は、曲り部を有
する送風ダクト3内の流れのいきおいによって、曲り部
のダクト内の流れの内側になる手前側の旋回スクロール
1c側は少なく、逆に曲り部のダクト内の流れの外側にな
る奥側の固定スクロール1d側は多くなるという現象とな
る。
しかし、軸受構造を有する旋回スクロール1c側は、固定
スクロール1d側に比べ温度が格段に高くなり、旋回スク
ロール1cからの放熱量が多いにもかかわらず、冷却風量
が少ないため、適正な冷却ができず、旋回スクロール1c
および軸受の温度上昇を招いていた。逆に固定スクロー
ル1d側は、必要以上の冷却風量が供給されるということ
があり、スクロールの冷却装置として大きな課題となっ
ていた。
[問題点を解決するための手段] よって、本考案は、前記の問題点を解消するためになさ
れたもので、旋回スクロールと固定スクロールとの組合
せによって構成される圧縮機本体と、該圧縮機本体の前
記旋回スクロール側のケーシングより突出した主軸に中
心部に吸込口を、外周部に吐出口を構成する遠心ファン
をとりつけるとともに、該遠心ファンの吐出口と前記圧
縮機本体の旋回スクロールと固定スクロールからなる圧
縮熱放散部とを、ケーシングの外部から曲り部を有する
送風ダクトで接続し、前記圧縮熱放散部に導入された冷
却風を反対側の排気口より排出してなるスクロール圧縮
機において、該曲り部を有する送風ダクトによって形成
される流路中に、前記旋回スクロールの圧縮熱放散部
へ、導入する冷却風量を前記固定スクロールの圧縮熱放
散部へ導入する冷却風量に比べて多量の冷却風量を流す
ための屈曲部からなる分流ガイドを形成したものであ
る。
[作用] 曲り部を有する送風ダクト3によって形成される流路中
に形成した屈曲部からなる分流ガイド4によって、遠心
ファンより曲り部を有する送風ダクト3を伝って、圧縮
機本体の両スクロールの背部冷却フィンへ流れる冷却風
は、旋回スクロールの圧縮熱放散部1fへ、固定スクロー
ルの圧縮熱放散部1gより多く流れるため、旋回スクロー
ル1cおよび、旋回スクロール1dの軸受の冷却が効果的に
達成できる。
[実施例] 本考案の実施例を、第1図ないし第3図にもとづいて説
明すると、第1図において、1はスクロール圧縮機本体
(以下単に圧縮本体という)で、旋回スクロール1cと固
定スクロール1dとの組合せによって構成されている。
該圧縮機本体1の、前記旋回スクロール1c側のケーシン
グより突出した主軸には、遠心ファン2たとえばシロッ
コファンをとりつける。
該遠心ファン2と、前記圧縮機本体1の旋回スクロール
1cと、固定スクロール1dからなる圧縮熱放散部1eとを曲
り部を有する送風ダクト3で接続する。ここに遠心ファ
ン2側の送風ダクト3の空気吸込口は、旋回スクロール
1c側に配設され、圧縮機本体1のケーシング外面を冷却
しながら遠心ファン2の中心部に吸引される。
本考案は、上記構成となっているので、圧縮機本体1が
原動機(図示せず)によって駆動されると同時に、遠心
ファン2も駆動され、吸気吸込口より大気をとり入れ
て、曲り部を有する送風ダクト3内を圧縮機本体1に向
かって流れる。該曲り部を有する送風ダクト3によって
形成される流路中に、屈曲部からなる分流ガイド4が配
設されているので、該曲り部を有する送風ダクト3内を
流れる冷却風において、屈曲部からなる分流ガイド4に
よって流れが一部偏向される。
これによって、旋回スクロール1cの圧縮熱放散部1fすな
わち旋回スクロールの端板背面に形成された冷却フィン
部には、多量の冷却風量が入り込み、反対側の排気口1h
より、熱を奪った空気が排気されるので、固定スクロー
ル1dに比べ温度が高くなる旋回スクロール1eの冷却が、
効果的に行われるようになる。
一方、曲り部を有する送風ダクト3内を流れる冷却風
が、屈曲部からなる分流ガイド4によって流れる風量が
制限されて、固定スクロール1dの圧縮熱放熱部1gすなわ
ち、固定スクロール1dの端板背面に形成された冷却フィ
ン部には、従来より減少した冷却風量が入り込み、反対
側の排気口1hより熱を奪った空気が排気されるが、固定
スクロール1d側は、旋回スクロール1c側よりも発生熱量
が少ないため、冷却は十分に行える。
第2図も、本考案の他の実施例を示したもので、曲り部
を有する送風ダクト3内に、固定スクロール側1dよりも
旋回スクロール1c側に冷却風量が多く入るように、屈曲
部からなる分流ガイド4を配設したものである。
第3図も本考案の他の実施例を示したもので、曲り部を
有する送風ダクト3内に、固定スクロール側1dよりも旋
回スクロール1c側に冷却風量が多く入るように、屈曲部
からなる分流ガイド4の一端を圧縮機本体1側に配設し
たものである。
[考案の効果] 曲り部を有する送風ダクトの流路内に屈曲部からなる分
流ガイドを配設したことにより、旋回スクロール又は、
固定スクロールの圧縮熱放散部すなわち、両スクロール
の背面の冷却フィンへの送風量の増減の調整ができ、特
に、軸受構造をもつ旋回スクロールへの送風量を増加で
きることで、旋回スクロールの温度及び軸受の温度低下
が図れる。
これらの温度低減によって、両スクロールのラップ先端
に配設されているリップシール寿命の向上、軸受寿命の
向上、さらに温度上昇によって発生していた焼付けを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図。第2図,第3
図は本考案の他の実施例を示す平面図。第4図は従来の
平面図。 3……送風ダクト 4……分流ガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回スクロールと固定スクロールとの組合
    せによって構成される圧縮機本体と、該圧縮機本体の前
    記旋回スクロール側のケーシングより突出した主軸に、
    中心部に吸込口を、外周部に吐出口を構成する遠心ファ
    ンをとりつけるとともに、該遠心ファンの吐出口と前記
    圧縮機本体の旋回スクロールと固定スクロールからなる
    圧縮熱放散部とを、ケーシングの外部から曲り部を有す
    る送風ダクトで接続し、前記圧縮熱放散部に導入された
    冷却風を反対側の排気口より排出してなるスクロール圧
    縮機において、該曲り部を有する送風ダクトによって形
    成される流路中に、前記旋回スクロールの圧縮熱放散部
    へ導入する冷却風量を前記固定スクロールの圧縮熱放散
    部へ導入する冷却風量に比べて多量の冷却風量を流すた
    めの屈曲部からなる分流ガイドを形成してなるスクロー
    ル圧縮機のスクロール冷却装置。
JP1989002361U 1989-01-12 1989-01-12 スクロール圧縮機のスクロール冷却装置 Expired - Lifetime JPH0729269Y2 (ja)

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JPH0294386U JPH0294386U (ja) 1990-07-26
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JPS63125188U (ja) * 1987-02-06 1988-08-16
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