JPH0736144Y2 - ベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮機の冷却装置 - Google Patents
ベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮機の冷却装置Info
- Publication number
- JPH0736144Y2 JPH0736144Y2 JP1987147221U JP14722187U JPH0736144Y2 JP H0736144 Y2 JPH0736144 Y2 JP H0736144Y2 JP 1987147221 U JP1987147221 U JP 1987147221U JP 14722187 U JP14722187 U JP 14722187U JP H0736144 Y2 JPH0736144 Y2 JP H0736144Y2
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- compressor
- cooling
- main body
- centrifugal fan
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮
機の冷却装置に関するものである。
機の冷却装置に関するものである。
[従来の技術] 空冷オイルレススクロール圧縮機においては、内部より
発生した圧縮熱を外部より如何に送風手段を介し、効果
的に冷却をさせるかが圧縮機の性能及び耐久性より極め
て重要な課題となっている。
発生した圧縮熱を外部より如何に送風手段を介し、効果
的に冷却をさせるかが圧縮機の性能及び耐久性より極め
て重要な課題となっている。
従来は、第3図に示すように、圧縮機本体1をベルト駆
動するためのモーター2が、前記圧縮機本体1の上方に
配設されており、前記モーター2のモータープーリー3
及び圧縮機本体1の本体プーリー4側にベルト5が張設
されている。
動するためのモーター2が、前記圧縮機本体1の上方に
配設されており、前記モーター2のモータープーリー3
及び圧縮機本体1の本体プーリー4側にベルト5が張設
されている。
冷却用ファン6は、モーター2の回転軸に取り付けら
れ、前記冷却ファン6は、モーター2の回転数と同一に
回転されていた。
れ、前記冷却ファン6は、モーター2の回転数と同一に
回転されていた。
又、冷却用ファン6で発生した冷却風は、送風ダクト7
を介して圧縮機本体1の圧縮熱の放散の多いスクロール
端板背面の冷却フィン部8、9に向かって強制的に当て
られ、該冷却フィン部8、9を冷却風が通過することに
よって、圧縮熱の放散冷却を図っていた。
を介して圧縮機本体1の圧縮熱の放散の多いスクロール
端板背面の冷却フィン部8、9に向かって強制的に当て
られ、該冷却フィン部8、9を冷却風が通過することに
よって、圧縮熱の放散冷却を図っていた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが上記従来の構成によると、例えば、1台の圧縮
機本体上には馬力に応じて2、3、5馬力のモーターを
取り付けるが、モーターは、いずれも通常は、4極モー
ターを使用するため、回転数は、2、3、5馬力と馬力
が変わっても同一である。
機本体上には馬力に応じて2、3、5馬力のモーターを
取り付けるが、モーターは、いずれも通常は、4極モー
ターを使用するため、回転数は、2、3、5馬力と馬力
が変わっても同一である。
よって、モーターの回転数によって、モーター主軸に取
り付けられた冷却ファンから発生した冷却風は、馬力が
変わってもダクトを通って圧縮機本体の高温発生部すな
わち、圧縮熱放散部に当てられる風量は同一となるの
で、圧縮機の発生熱量の大きな高馬力に対しては、冷却
風量が不足し、冷却効果が劣る問題が生じる。又、これ
を解消するためには、高馬力に応じて同一回転数で冷却
風量の能力の大きい冷却ファンを必要とする。
り付けられた冷却ファンから発生した冷却風は、馬力が
変わってもダクトを通って圧縮機本体の高温発生部すな
わち、圧縮熱放散部に当てられる風量は同一となるの
で、圧縮機の発生熱量の大きな高馬力に対しては、冷却
風量が不足し、冷却効果が劣る問題が生じる。又、これ
を解消するためには、高馬力に応じて同一回転数で冷却
風量の能力の大きい冷却ファンを必要とする。
よって、冷却ファンの外径も大となり、冷却ファンカバ
ーおよび送風ダクトを別個のものを使用させるを得なか
った。又、それに伴い大きな冷却ファンを取り付けたと
きは、セットも大きくならざるを得なかった。
ーおよび送風ダクトを別個のものを使用させるを得なか
った。又、それに伴い大きな冷却ファンを取り付けたと
きは、セットも大きくならざるを得なかった。
[問題点を解決するための手段] よって本考案は、前記の問題点を解消するためになされ
たもので、同一圧縮機本体で、2、3、5馬力の如く兼
用化が可能であって、かつ、冷却ファンの風量も、圧縮
機本体で発生した圧縮熱の放散を十分に達成でき、圧縮
機本体の冷却効果を高められるようにするため、圧縮機
本体上に、該圧縮機本体を駆動するモーターを搭載し、
前記圧縮機本体と前記モーターにそれぞれ本体プーリー
とモータープーリーをとりつけ、該プーリー間にベルト
を張設してなるベルト駆動式で、かつ、前記本体の圧縮
熱放散部に風を当て冷却する空冷のオイルレススクロー
ル圧縮機において、前記圧縮機本体のケーシングの一側
に軸受ボス部を形成し、該軸受ボス部より突出した主軸
の端部に取り付けられた前記本体プーリーの前記軸受ボ
ス部側に、前記本体本体プーリーと一体に中心空間部を
有する冷却用遠心ファンをとりつけるとともに、該、冷
却用遠心ファンの中心空間部と前記ケーシングの軸受ボ
ス部の外周壁面との隙間を前記冷却用遠心ファンの吸気
通路として形成し、前記冷却用遠心ファンの排出口と前
記圧縮機本体の圧縮熱放散部とを送風ダクトを介して接
続してなるベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮
機の冷却装置を提供しようとするものである。
たもので、同一圧縮機本体で、2、3、5馬力の如く兼
用化が可能であって、かつ、冷却ファンの風量も、圧縮
機本体で発生した圧縮熱の放散を十分に達成でき、圧縮
機本体の冷却効果を高められるようにするため、圧縮機
本体上に、該圧縮機本体を駆動するモーターを搭載し、
前記圧縮機本体と前記モーターにそれぞれ本体プーリー
とモータープーリーをとりつけ、該プーリー間にベルト
を張設してなるベルト駆動式で、かつ、前記本体の圧縮
熱放散部に風を当て冷却する空冷のオイルレススクロー
ル圧縮機において、前記圧縮機本体のケーシングの一側
に軸受ボス部を形成し、該軸受ボス部より突出した主軸
の端部に取り付けられた前記本体プーリーの前記軸受ボ
ス部側に、前記本体本体プーリーと一体に中心空間部を
有する冷却用遠心ファンをとりつけるとともに、該、冷
却用遠心ファンの中心空間部と前記ケーシングの軸受ボ
ス部の外周壁面との隙間を前記冷却用遠心ファンの吸気
通路として形成し、前記冷却用遠心ファンの排出口と前
記圧縮機本体の圧縮熱放散部とを送風ダクトを介して接
続してなるベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮
機の冷却装置を提供しようとするものである。
[作用] 圧縮機本体冷却用の遠心ファンの中心空間部とケーシン
グの一側の軸受ボス部の外周壁面との隙間を冷却用遠心
ファンの吸気通路として形成し、かつ、前記遠心ファン
を圧縮機本体プーリーのケーシング側に一体に直接取り
付けた構成とすることにより、同一の圧縮機本体で2馬
力の機種の圧縮機本体の回転数を増加させて3馬力用、
さらに回転数を増加させて5馬力用として兼用化する場
合は、馬力の大きいものほど発生する圧縮熱も大きくな
るが、圧縮機本体回転数の増加により、冷却ファンによ
る冷却風量も増加するため、冷却効果が十分に達成でき
る。
グの一側の軸受ボス部の外周壁面との隙間を冷却用遠心
ファンの吸気通路として形成し、かつ、前記遠心ファン
を圧縮機本体プーリーのケーシング側に一体に直接取り
付けた構成とすることにより、同一の圧縮機本体で2馬
力の機種の圧縮機本体の回転数を増加させて3馬力用、
さらに回転数を増加させて5馬力用として兼用化する場
合は、馬力の大きいものほど発生する圧縮熱も大きくな
るが、圧縮機本体回転数の増加により、冷却ファンによ
る冷却風量も増加するため、冷却効果が十分に達成でき
る。
よって、固定、旋回スクロールの先端シールのために、
チップシールを取り付けている空冷スクロール圧縮機本
体においては、回転数増加により、チップシールの耐久
低下が考えられるが、回転数増加にともない、冷却ファ
ンによる圧縮熱放散部への冷却風量も比例して増加する
ため、チップシールの温度上昇を押え、耐久性の向上を
図ることができる。
チップシールを取り付けている空冷スクロール圧縮機本
体においては、回転数増加により、チップシールの耐久
低下が考えられるが、回転数増加にともない、冷却ファ
ンによる圧縮熱放散部への冷却風量も比例して増加する
ため、チップシールの温度上昇を押え、耐久性の向上を
図ることができる。
又、圧縮機本体冷却用の遠心ファンの中心空間部とケー
シングの一側の軸受ボス部の外周壁面との隙間を前記冷
却用遠心ファンの吸気通路として構成することにより、
冷却用遠心ファンの吸込気流は、圧縮機本体のケーシン
グの一側の軸受ボス部の表面をはうようにして流れたの
ち、冷却用遠心ファンに吸込まれるので、圧縮機本体の
軸受ボス部の外表面の熱のこもりがなくなり、圧縮機本
体の冷却効果を増長するものである。
シングの一側の軸受ボス部の外周壁面との隙間を前記冷
却用遠心ファンの吸気通路として構成することにより、
冷却用遠心ファンの吸込気流は、圧縮機本体のケーシン
グの一側の軸受ボス部の表面をはうようにして流れたの
ち、冷却用遠心ファンに吸込まれるので、圧縮機本体の
軸受ボス部の外表面の熱のこもりがなくなり、圧縮機本
体の冷却効果を増長するものである。
[実施例] 本考案の実施例を第1図ないし第2図にもとづいて説明
すると、圧縮機本体1のケーシング1aより突出した主軸
の端部1bに、本体プーリー4を取り付け、ベルト5並び
にモータープーリー3を介して前記圧縮機本体1を駆動
するモーター2が、圧縮機本体1の上部に配設されてい
る。
すると、圧縮機本体1のケーシング1aより突出した主軸
の端部1bに、本体プーリー4を取り付け、ベルト5並び
にモータープーリー3を介して前記圧縮機本体1を駆動
するモーター2が、圧縮機本体1の上部に配設されてい
る。
さらに、前記本体プーリー4の前記ケーシング1a側に
は、該ケーシング1aの一側に軸受ボス部1cを形成し、該
軸受ボス部1cより突出した主軸の端部1bにとりつけられ
た前記本体プーリー4の前記軸受ボス部1c側に、前記本
体プーリー4と一体に中心に空間部を有する冷却用遠心
ファン10を取り付けるとともに、該冷却用遠心ファン10
の中心空間部と前記ケーシング1aの軸受ボス部1cの外周
壁面との隙間15を、前記冷却用遠心ファン10の吸気通路
すなわち、吸込口として形成し、前記冷却用遠心ファン
10の排出口と前記圧縮機本体1の圧縮熱放散部8、9と
を送風ダクト11を介して接続されている。ここに冷却用
遠心ファン10としては、シロッコファンを用いている。
は、該ケーシング1aの一側に軸受ボス部1cを形成し、該
軸受ボス部1cより突出した主軸の端部1bにとりつけられ
た前記本体プーリー4の前記軸受ボス部1c側に、前記本
体プーリー4と一体に中心に空間部を有する冷却用遠心
ファン10を取り付けるとともに、該冷却用遠心ファン10
の中心空間部と前記ケーシング1aの軸受ボス部1cの外周
壁面との隙間15を、前記冷却用遠心ファン10の吸気通路
すなわち、吸込口として形成し、前記冷却用遠心ファン
10の排出口と前記圧縮機本体1の圧縮熱放散部8、9と
を送風ダクト11を介して接続されている。ここに冷却用
遠心ファン10としては、シロッコファンを用いている。
尚、送風ダクト11から圧縮熱放散部8、9に強制流入し
た冷却風は、図面から見ると裏側にあるケーシング1aの
出口側より放出されるようになっている。
た冷却風は、図面から見ると裏側にあるケーシング1aの
出口側より放出されるようになっている。
以上の構成のもとに作用を述べると、モーター2が回転
すると、モータープーリー3及びベルト5、さらに本体
プーリー4を介して圧縮機本体1が圧縮運転に入り、固
定、旋回スクロール13、14で囲まれた圧縮室内で空気は
圧縮され、その圧縮熱は、前記固定、旋回スクロール1
3、14のそれぞれの冷却フィン8、9に伝達され、放散
される。
すると、モータープーリー3及びベルト5、さらに本体
プーリー4を介して圧縮機本体1が圧縮運転に入り、固
定、旋回スクロール13、14で囲まれた圧縮室内で空気は
圧縮され、その圧縮熱は、前記固定、旋回スクロール1
3、14のそれぞれの冷却フィン8、9に伝達され、放散
される。
一方、圧縮機本体1の運転とともに、本体プーリー4に
一体に取り付けられた冷却用遠心ファン10も回転し、軸
受ボス部1cの外表面の熱のこもりをとりながら、前記冷
却用遠心ファン10の前記吸込口すなわち、冷却用遠心フ
ァン10の中心空間部と前記の軸受ボス部1cの外周壁面と
の隙間より吸引されるため、軸受ボス部1cの表面の冷却
効果を高めることができる。
一体に取り付けられた冷却用遠心ファン10も回転し、軸
受ボス部1cの外表面の熱のこもりをとりながら、前記冷
却用遠心ファン10の前記吸込口すなわち、冷却用遠心フ
ァン10の中心空間部と前記の軸受ボス部1cの外周壁面と
の隙間より吸引されるため、軸受ボス部1cの表面の冷却
効果を高めることができる。
さらに、冷却用遠心ファン10で発生した冷却風量は、冷
却用遠心ファン10の排出口から送風ダクト11を通り、圧
縮機本体1のケーシングの1a入口より強制導入され、前
記圧縮機本体1の圧縮熱の放散部、すなわち冷却フィン
8、9部に到達したのち、冷却フィン8、9部の熱を奪
って反対側圧縮機本体1のケーシング1aの出口より外部
へ排出するため、圧縮熱の冷却効果が生み出される。
却用遠心ファン10の排出口から送風ダクト11を通り、圧
縮機本体1のケーシングの1a入口より強制導入され、前
記圧縮機本体1の圧縮熱の放散部、すなわち冷却フィン
8、9部に到達したのち、冷却フィン8、9部の熱を奪
って反対側圧縮機本体1のケーシング1aの出口より外部
へ排出するため、圧縮熱の冷却効果が生み出される。
又、同一圧縮機本体1で、馬力を例えば2馬力より3馬
力、あるいは5馬力と、回転数増加で対応する圧縮機に
おいて、馬力が大きくなり、圧縮熱量が大きくなって
も、モータープーリー3の径を大きくするのみで、圧縮
機本体のプーリー、冷却用遠心ファンは同一のものを使
用できる。モータプーリーの径を大にすることによる回
転数の増加によって冷却用遠心ファン10の発生風量が増
加して、ダクト11を介して圧縮機本体1の圧縮熱の放散
部8,9に導入されるため、冷却効果が低下することはな
い。
力、あるいは5馬力と、回転数増加で対応する圧縮機に
おいて、馬力が大きくなり、圧縮熱量が大きくなって
も、モータープーリー3の径を大きくするのみで、圧縮
機本体のプーリー、冷却用遠心ファンは同一のものを使
用できる。モータプーリーの径を大にすることによる回
転数の増加によって冷却用遠心ファン10の発生風量が増
加して、ダクト11を介して圧縮機本体1の圧縮熱の放散
部8,9に導入されるため、冷却効果が低下することはな
い。
特に、同一本体で馬力数の増加を回転数増加によって行
なっている空冷スクロール圧縮機においては、馬力が多
くなるとともに、固定、旋回両スクロールの先端の樹脂
製等からなるチップシール(図示せず)の摺動によって
発生する熱が多くなり、耐久性の低下を招く恐れが生じ
るが、回転数の増加に見合った冷却風量が、冷却用遠心
ファン10より送風ダクト11を通って圧縮機本体1の圧縮
熱放散部8,9に供給されるため、圧縮熱によるチップシ
ールへの伝達が少なくなり、チップシールの耐命の向上
が図られる。
なっている空冷スクロール圧縮機においては、馬力が多
くなるとともに、固定、旋回両スクロールの先端の樹脂
製等からなるチップシール(図示せず)の摺動によって
発生する熱が多くなり、耐久性の低下を招く恐れが生じ
るが、回転数の増加に見合った冷却風量が、冷却用遠心
ファン10より送風ダクト11を通って圧縮機本体1の圧縮
熱放散部8,9に供給されるため、圧縮熱によるチップシ
ールへの伝達が少なくなり、チップシールの耐命の向上
が図られる。
よって、同一本体にて回転数増加によって、馬力の兼用
化を確実に図ることができる。
化を確実に図ることができる。
[考案の効果] ベルト駆動の空冷オイルレススクロール圧縮機におい
て、圧縮機本体のケーシングの一側に、軸受ボス部を形
成し、該軸受ボス部より突出した主軸の端部にとりつけ
られた前記本体プーリーの前記軸受ボス部側に、前記本
体プーリーと一体に中心に空心空間部を有する冷却用遠
心ファンをとりつけるとともに、該冷却用遠心ファンの
中心空間部と前記ケーシングの軸受ボス部の外周壁面と
の隙間を前記冷却用遠心ファンの吸気通路として前記冷
却用遠心ファンの排出口と前記圧縮機本体の圧縮熱放散
部とを送風ダクトを介して接続する構成としたので、 構成上、冷却用遠心ファンを外部に突出した主軸に
直接、本体プーリーと別体にとりつけたものとくらべ主
軸方向の長さが縮小でき、省スペースになる。
て、圧縮機本体のケーシングの一側に、軸受ボス部を形
成し、該軸受ボス部より突出した主軸の端部にとりつけ
られた前記本体プーリーの前記軸受ボス部側に、前記本
体プーリーと一体に中心に空心空間部を有する冷却用遠
心ファンをとりつけるとともに、該冷却用遠心ファンの
中心空間部と前記ケーシングの軸受ボス部の外周壁面と
の隙間を前記冷却用遠心ファンの吸気通路として前記冷
却用遠心ファンの排出口と前記圧縮機本体の圧縮熱放散
部とを送風ダクトを介して接続する構成としたので、 構成上、冷却用遠心ファンを外部に突出した主軸に
直接、本体プーリーと別体にとりつけたものとくらべ主
軸方向の長さが縮小でき、省スペースになる。
同一圧縮機本体を兼用し、圧縮機本体の回転数増加
で高馬力機を兼用する空冷オイルレススクロール圧縮機
において、回転数増加による固定、旋回両スクロールの
先端シール、すなわち、樹脂等からなるチップシールの
摺動熱による耐久性の低下を軸受ボス部を囲むようにと
りつけた冷却ファンによって確実に防止することができ
る。
で高馬力機を兼用する空冷オイルレススクロール圧縮機
において、回転数増加による固定、旋回両スクロールの
先端シール、すなわち、樹脂等からなるチップシールの
摺動熱による耐久性の低下を軸受ボス部を囲むようにと
りつけた冷却ファンによって確実に防止することができ
る。
よって、回転数の異なる数種の馬力の異なる空冷オイル
レススクロール圧縮機の兼用化が達成できる。
レススクロール圧縮機の兼用化が達成できる。
さらに、圧縮機本体内部で発生した圧縮熱の一部が
軸受ボス部の外壁にも伝達されるが、シロッコファン等
による冷却用遠心ファンの吸込口すなわち吸気通路を冷
却用遠心ファンの中心空間部と軸受ボス部の外周壁面と
の隙間として形成したので、この吸気通路を通る吸気流
がケーシングの一側に形成した軸受ボス部の外表面に沿
って流れるため、軸受ボス部の外表面の熱冷却も可能と
なる。よって、軸受ボス部内の主軸受の冷却効果を生
み、主軸受の寿命向上を図ることができる。
軸受ボス部の外壁にも伝達されるが、シロッコファン等
による冷却用遠心ファンの吸込口すなわち吸気通路を冷
却用遠心ファンの中心空間部と軸受ボス部の外周壁面と
の隙間として形成したので、この吸気通路を通る吸気流
がケーシングの一側に形成した軸受ボス部の外表面に沿
って流れるため、軸受ボス部の外表面の熱冷却も可能と
なる。よって、軸受ボス部内の主軸受の冷却効果を生
み、主軸受の寿命向上を図ることができる。
第1図は、本考案の側面図で、圧縮機本体部を断面とし
て表わした図。第2図は、本考案の側面図で、送風ダク
トを取り付けた図。第3図は、従来の側面図で、送風ダ
クトを取り付けた図。 4……本体プーリー 8……固定スクロールの冷却フィン 9……旋回スクロールの冷却フィン 10……冷却用遠心フィン 11……送風ダクト
て表わした図。第2図は、本考案の側面図で、送風ダク
トを取り付けた図。第3図は、従来の側面図で、送風ダ
クトを取り付けた図。 4……本体プーリー 8……固定スクロールの冷却フィン 9……旋回スクロールの冷却フィン 10……冷却用遠心フィン 11……送風ダクト
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機本体上に、該圧縮機本体を駆動する
モーターを搭載し、前記圧縮機本体と前記モーターにそ
れぞれ本体プーリーとモータープーリーをとりつけ、該
プーリー間にベルトを張設してなるベルト駆動式で、か
つ、前記本体の圧縮熱放散部に風を当て冷却する空冷の
オイルレススクロール圧縮機において、前記圧縮機本体
のケーシングの一側に軸受ボス部を形成し、該軸受ボス
部より突出した主軸の端部に取り付けられた前記本体プ
ーリーの前記軸受ボス部側に、前記本体プーリーと一体
に中心空間部を有する冷却用遠心ファンをとりつけると
ともに、該冷却用遠心ファンの中心空間部と前記ケーシ
ングの軸受ボス部の外周壁面との隙間を前記冷却用遠心
ファンの吸気通路として形成し、前記冷却用遠心ファン
の排出口と前記圧縮機本体の圧縮熱放熱部とを送風ダク
トを介して連続してなるベルト駆動式空冷オイルレスス
クロール圧縮機の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987147221U JPH0736144Y2 (ja) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | ベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987147221U JPH0736144Y2 (ja) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | ベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮機の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6451789U JPS6451789U (ja) | 1989-03-30 |
JPH0736144Y2 true JPH0736144Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31417423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987147221U Expired - Lifetime JPH0736144Y2 (ja) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | ベルト駆動式空冷オイルレススクロール圧縮機の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736144Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02182748A (ja) * | 1989-01-09 | 1990-07-17 | Matsushita Electric Works Ltd | エポキシ樹脂成形材料 |
JPH0729269Y2 (ja) * | 1989-01-12 | 1995-07-05 | 岩田塗装機工業株式会社 | スクロール圧縮機のスクロール冷却装置 |
JP3784967B2 (ja) * | 1998-07-21 | 2006-06-14 | 日本放送協会 | 立体画像表示方法および装置 |
JP6674545B2 (ja) * | 2016-07-15 | 2020-04-01 | 株式会社日立産機システム | モータ一体型流体機械 |
JP2018135855A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | アネスト岩田株式会社 | スクロール流体機械及びスクロール流体機械の製造方法 |
CN115507579B (zh) * | 2022-10-26 | 2023-12-22 | 山东博科真空科技有限公司 | 一种螺杆真空泵螺杆冷却装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58146894U (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-03 | トキコ株式会社 | スクロ−ル圧縮機 |
JPS59203893A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-19 | Hitachi Ltd | スクロ−ル流体機械 |
JPS6054793U (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-17 | トキコ株式会社 | パッケ−ジ型スクロ−ル式圧縮機 |
-
1987
- 1987-09-26 JP JP1987147221U patent/JPH0736144Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6451789U (ja) | 1989-03-30 |
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