JPH0729229Y2 - エンジンの振動低減装置 - Google Patents

エンジンの振動低減装置

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JPH0729229Y2
JPH0729229Y2 JP2220789U JP2220789U JPH0729229Y2 JP H0729229 Y2 JPH0729229 Y2 JP H0729229Y2 JP 2220789 U JP2220789 U JP 2220789U JP 2220789 U JP2220789 U JP 2220789U JP H0729229 Y2 JPH0729229 Y2 JP H0729229Y2
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housing cover
camshaft
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隆男 浦浪
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両に搭載するツインカムエンジンにおい
て、カムシャフトハウジングカバー(以下、ハウジング
カバーという)を利用したエンジンの振動低減装置に関
する。
(従来の技術) 自動車に搭載するエンジンの振動対策については特開昭
62-266246号公報に提案されているように、エンジンマ
ウントにクッション材を設けエンジンを車体側に取付け
ることがなされている。
ツインカムエンジンにおいては、第3図に示すようにエ
ンジンのヘッドカバー1は、二つのカムシャフトハウジ
ング2からなっており、エンジン作動時には夫々別の固
有振動数によって振動している。なお、カムシャフトハ
ウジング2間には点火プラグから出ているハイテンショ
ンコード(図示を略す)が配線されており、板状のハウ
ジングカバー3をカムシャフトハウジング2間に取付け
ボルト4で締付けている。このためハイテンションコー
ドに外部からのごみが付着せず、また、外観を良くして
いる。5はシール材であり、6はオイルキャップであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、車体に対するエンジンの振動はエンジン
の設置箇所にクッション材を用いることによって吸収さ
れる。
しかしながら、ツインカムエンジンでは上部にカムシャ
フトハウジング2が並設されているので、各カムシャフ
トハウジング2の固有の振動数によって別々に振動し、
機械的に悪化する原因となっていた。また、この振動を
抑えるものは特に設けられてなく、ハウジングカバー3
は汚れ防止や外観を良くしているだけであった。
本考案は、上記不都合を解決するためにカムシャフトハ
ウジングカバーを利用したエンジンの振動低減装置を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、ツインカムエンジ
ン上部の一対のカムシャフトハウジング7,7間に取付け
たカムシャフトハウジングカバー(ハウジングカバー
8)の下部に弾性部材11を介して、剛体12を垂下するよ
うに設けたことを特徴とする。
(作用) 本考案は上記のように構成するので、エンジンの振動は
カムシャフトハウジングカバー(ハウジングカバー8)
を直接振動させ弾性部材11を通じて剛体12に伝達され
る。このとき、弾性部材11の弾性力の影響を受けて剛体
12がエンジンの振動に追従するように振動する。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
第2図に示すように、ツインカムエンジンの上部は二つ
のカムシャフトハウジング7,7が並設され、その間には
ハイテンションコード(図示を略す)が配線されてい
る。各カムシャフトハウジング7の対向する壁面には、
板状のハウジングカバー8の両側部を載せる取付ボス9
が所定間隔で設けられている。ハウジングカバー8は取
付ボス9の上面に開口した取付孔9aによって、ボルト10
を介して固定されている。
また、第1図に示すように、ハウジングカバー8の下部
には弾性部材11が貼設され、さらに弾性部材11の下部に
は板状の剛体12が貼設されている。
以上のように構成したことによって、ハウジングカバー
8はカムシャフトハウジング7にボルト10で連結される
ので同相で振動するようになると共に固有振動数が変化
する。ツインカムエンジンの作動時には、弾性部材11の
弾性力で剛体12が追従するように振動することによりエ
ンジンの振動の振幅も低減される。
なお、ハウジングカバー8の形状も従来のものとほとん
ど同じのため取付け方法も簡単であり、プラグの交換も
従来どおり容易に行える。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成したものであるので、汚れ
防止や外観上のためのハウジングカバーに弾性部材を介
して剛体を配置したことにより、ダイナミックダンパー
として作用して、エンジンの振動の振幅が低減でき、部
材の寿命が延びるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のツインカムエンジンの上部の
カムシャフトハウジングカバー取付け構造の断面図、第
2図は第1図の平面図、第3図は従来のツインカムエン
ジンの上部の展開した斜視図である。 7……カムシャフトハウジング 8……ハウジングカバー 11……弾性部材 12……剛体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ツインカムエンジン上部の一対のカムシャ
    フトハウジング間に取付けたカムシャフトハウジングカ
    バーの下部に弾性部材を介して、剛体を垂下するように
    設けたことを特徴とするエンジンの振動低減装置。
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