JPH07291406A - ラック搬送装置及びラック貯蔵庫 - Google Patents

ラック搬送装置及びラック貯蔵庫

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JPH07291406A
JPH07291406A JP11431094A JP11431094A JPH07291406A JP H07291406 A JPH07291406 A JP H07291406A JP 11431094 A JP11431094 A JP 11431094A JP 11431094 A JP11431094 A JP 11431094A JP H07291406 A JPH07291406 A JP H07291406A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラックの搬送がスムーズに行なえ、搬送作
業が迅速に行なえることが可能なラック搬送装置及びラ
ック貯蔵庫を提供する。 【構成】 食品等を収納する枠体からなり枠体の対向
する一対の外側面に取り付けられた第1回転部材6を有
するラック1を搭載し、底枠9と底枠9の両側に立設さ
れた一対の側枠10とを有し各側枠10の内面に配置さ
れて各第1回転部材6を摺動可能に支持する第1摺動レ
ール11が設けられたラック搬送装置であって、底枠9
の下面に配設されたキャスター3を介してラック1をラ
ック貯蔵庫まで搬送するラック搬送装置において、各側
枠10の内面とラック1との間に、各第1回転部材6と
第1摺動レール11とにより摺動されるラックの摺動方
向に沿ってラック1を上方に持ち上げるラック持ち上げ
手段12を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵あるいは冷凍等の
ため食品等が入れられたラックが、搬送され貯蔵される
ラック搬送装置及びラック貯蔵庫に関し、特に、ラック
搬送装置とラック貯蔵庫との間で、ラックのスムーズな
搬送をすることが可能なラック搬送装置及びラック貯蔵
庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定量の食品等を貯蔵庫に搬
入するために、それらの食品等をラックに収納し、運搬
に際してそのラックを台車に乗せて移動させる。そし
て、目的の貯蔵庫に移動された後、食品等が収納された
ままの状態で台車から貯蔵庫へ直接ラックが搬入される
ことは従来より知られたものである。このような従来の
ラックの搬入は、次に示すようにして行なわれており、
それに使用されてきたラック搬送装置及びラック貯蔵庫
に関して説明する。
【0003】図10は、従来のラック搬送装置及びラッ
ク貯蔵庫を示す側面図である。食品等が収納されるラッ
ク31は、フレーム32によって直方体形状に組まれて
おり、その縦長のラック31の両側面及び上底面には更
に補強フレーム32aが設けられている。また、ラック
31の両側面には、トレイ等を掛けるための棚33が平
行に数段形成されている。更に、ラック31の両側面に
は、後述するラックレール37を転がるベアリング38
a,38bが、同じ高さに前後して2個設けられてい
る。これは、ラックレール37に掛けられたとき、ラッ
ク31が平行を保って浮いた状態になる高さである。
【0004】また、台車34は、底面を構成する板材よ
りなる底板35上に、上記ラック31を構成するフレー
ム部材より更に剛性の高いフレームによって支持枠36
が形成されている。支持枠36は、コ字状のフレーム部
材がその開放端部を底板35の角部に位置するよう立て
られている。そして、この支持枠36にはベアリング3
8a,38bが移動するためのラックレール37が支持
枠36の両側で水平に形成されている。ラックレール3
7は、断面V字型の三角溝が支持枠36上部の内側に全
長にわたって形成され、更に進行方向Aに延出して接続
レール37aが形成されている。また、ベアリング38
a,38bがこのラックレール37及び接続レール37
aを転がるが、台車34の移動時等、ラック31の搬
入、搬出時以外には転がらないようにベアリング38
a,38b固定用の切り欠き39a,39bが設けられ
ている。一方、台車34の移動を可能とするため、底板
35下部にはその四隅にキャスタ40が設けられてい
る。
【0005】次に、上記ラック31が搬入される貯蔵庫
41は、開口42が前面に形成され、内部両側面43に
はラックレール44が形成されている。このラックレー
ル44も断面V字型の三角溝であり、台車34に形成さ
れたラックレール37と同じ高さに設けられている。そ
して、貯蔵庫41内で固定されるように、ベアリング3
8a,38b固定用の切り欠き45が形成されている。
また、開口42の側面には、ピン47が設けられ、台車
34のフレームに回転可能に設けられたフック46が嵌
合するようになっている。
【0006】このような、構成によりなるラック搬送装
置及びラック貯蔵庫では以下のような作用によりラック
が貯蔵庫に搬入あるいは搬出される。先ず、台車34に
ラック31が載置され、そのラック31には食品等の貯
蔵対象物が載せられた不図示のトレイが複数ある棚33
にかけられる。このとき、台車34に載置されたラック
31は、ラック31の側面に形成されたベアリング38
a,38bが、台車34に形成されたラックレール37
上に載せられ、更に、ベアリング38a,38bがラッ
クレール37に形成された切り欠き39a,39bに嵌
合し、その移動が制限されている。従って、ラック31
を載置させた状態で台車34を移動するとき、例えば傾
斜面上を移動するときや台車34を急に止めたとき等
に、ベアリング38a,38bがラックレール37を転
がることなくラック31が台車34から落ちるのを防止
している。そこで、ベアリング38a,38bを切り欠
き39a,39bに嵌合させた状態で、台車34を支え
ているキャスタ40によって目的とする貯蔵庫41まで
台車34が移動される。
【0007】そして、台車34の進行方向A前面を貯蔵
庫41の開口42が設けられた面に当接するように配置
される。このとき、台車34に設けられたフック46が
開口42に設けられたピン47に嵌合されて、貯蔵庫4
1に当接された台車34が離れないようになっている。
また、ラック31の接続レール37aが貯蔵庫41内の
ラックレール44に連続して一本の溝が構成される。こ
のように、台車34が貯蔵庫41に当接され、ラックレ
ール37,44が連続して接続されると、ラック31が
貯蔵庫41へ搬入される。即ち、ラック31が強く押さ
れることによりベアリング38a,38bが切り欠き3
9a,39bから外れ、ラックレール37を転がる。そ
して、ベアリング38a,38bは、接続レール37a
及びラックレール44を転がり、ラックレール44に形
成された切り欠き45に嵌合され、貯蔵庫41内に収納
される。
【0008】一方、ラック31が貯蔵庫41から台車3
4に搬出される場合には、同じように台車34が貯蔵庫
41に当接して固定され、そしてラック31が引っ張ら
れることにより、ベアリング38a,38bがラックレ
ール44から接続レール37aそして台車34のラック
レール37へ転がって切り欠き39a,39bに嵌合さ
れ、ラック31が台車34に載置される。前記のよう
に、上記構成のラック搬送装置及びラック貯蔵庫によっ
て、ラック31が貯蔵庫41に対して搬入及び搬出され
こととなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来のラック搬送装置及びラック貯蔵庫では、台車3
4及び貯蔵庫41のラックレール37,44がともに同
じ高さに位置し、接続レール37aによってかけ渡され
なくてはならない。従って、ラックレール37,44及
び接続レール37aが同一高さになければならず、搬入
する貯蔵庫に対して使用する台車が制限されてしまう。
また、例えば台車34のキャスタ40のガタ等により、
貯蔵庫41側のラックレール44との高さにズレが生じ
る場合には、接続部分に段差が発生してラックレール3
7を転がるベアリングの円滑な滑走を妨げるだけでな
く、その段差が大きい場合にはラック31を持ち上げな
ければならず、大変な労力を必要とする。
【0010】また、図10に示した貯蔵庫41のように
開口42に土手48が形成されている場合、ラック31
の下端が土手48の上端より下に位置することも起こり
得る。そのような場合には、別の台車に移し代えるか、
あるいは搬入の際に持ち上げる等しなければならす、そ
の煩わしさは大変なものであり、搬送作業の迅速性に欠
けることとなる。従って、以上のことは、開口42の扉
の開いている時間が長くなり、電気エネルギの浪費が増
すとともに、さらには品物の品質劣化を促進させること
にもなりかねない。
【0011】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたものであり、ラックの搬送がスムーズに
行なえ、搬送作業が迅速に行なうことが可能なラック搬
送装置及びラック貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のラック搬送装置
は、食品等を収納する枠体からなり枠体の対向する一対
の外側面に取り付けられた第1回転部材を有するラック
を搭載し、底枠と底枠の両側に立設された一対の側枠と
を有し各側枠の内面に配置されて各第1回転部材を摺動
可能に支持する第1摺動レールが設けられたラック搬送
装置であって、底枠の下面に配設されたキャスターを介
してラックをラック貯蔵庫まで搬送するラック搬送装置
において、前記各側枠の内面と前記ラックとの間に、前
記各第1回転部材と第1摺動レールとにより摺動される
ラックの摺動方向に沿ってラックを上方に持ち上げるラ
ック持ち上げ手段を備えたものである。また、望ましく
は、本発明のラック搬送装置は、前記ラック持ち上げ手
段が、前記各側枠の下部内面に配設された第2回転部材
と、第2回転部材よりも下方位置にて前記ラックの底部
に配設されラックの摺動に対応して第2回転部材を乗り
越える第2摺動レールとからなるものである。更に、望
ましくは、本発明のラック搬送装置は、前記底枠の上面
で前記各第2回転部材に対応して設けられるとともに各
第2回転部材の高さを調節する調節手段を備えたもので
ある。
【0013】本発明のラック貯蔵庫は、食品等を収納す
る枠体からなり枠体の対向する一対の外側面に取り付け
られた第1回転部材を有するラックを搭載し、底枠と底
枠の両側に立設された一対の側枠を有し各側枠の内面に
配置されて各第1回転部材を摺動可能に支持する第1摺
動レールが設けられるとともに底枠の下面に配設された
キャスターを有するラック搬送装置を介して搬送された
ラックを貯蔵するラック貯蔵庫であって、ラックの収納
口が形成された前壁と前壁に対向する後壁とを有するラ
ック貯蔵庫において、前記ラック搬送装置には、前記各
側枠の内面と前記ラックとの間に、前記各第1回転部材
と第1摺動レールとにより摺動されるラックの摺動方向
に沿ってラックを上方に持ち上げるラック持ち上げ手段
が配設され、前記ラック貯蔵庫には、前記ラック持ち上
げ手段を介してラックが持ち上げられた時点における前
記各第1回転部材の位置に対応して第3摺動レールが設
けられるとともに、各第3摺動レールは前壁から後壁に
向かって下方に傾斜された構成を有するものである。
【0014】
【作用】本発明のラック搬送装置は、底枠の下面に配設
されたキャスターによってラック貯蔵庫までラックを移
動し、そのラックをラック搬送装置からラック貯蔵庫へ
搬送するに際し、食品等を収納する枠体の対向する一対
の外側面に取り付けられたラックの第1回転部材が、ラ
ック搬送装置の底枠の両側に立設された一対の側枠の内
面に配置された第1摺動レールを摺動することによって
搬送される。そのとき、ラックがラック持ち上げ手段に
よって前記各第1回転部材と第1摺動レールとにより摺
動されるラックの摺動方向に沿って上方に持ち上げられ
るので、ラック貯蔵庫への段差の有無にかかわらずスム
ーズにラックが搬送される。
【0015】また、本発明のラック搬送装置は、ラック
がラック搬送装置からラック貯蔵庫へ搬送されるのに際
し、ラック搬送装置の各側枠の下部内面に配設された第
2回転部材を、その第2回転部材よりも下方位置であっ
て前記ラックの底部に配設された第2摺動レールが、ラ
ックの移動に対応して乗り越えるようにして搬送される
ので、ラック貯蔵庫への段差の有無にかかわらずスムー
ズに且つ迅速にラックが搬送される。また、本発明のラ
ック搬送装置は、調節手段によって各第2回転部材の高
さが調節されるので、ラックの底部に配設された第2摺
動レールの位置に適合させることができ、搬送されるラ
ックのサイズにかかわらずスムーズにラックが貯蔵庫へ
搬送される。
【0016】また、本発明のラック貯蔵庫は、キャスタ
が配設されたラック搬送装置によって移動され、そのラ
ック搬送装置に設けられた第1摺動レール上をラックに
取り付けられた第1回転部材が摺動することによって搬
送されるに際し、ラックが、ラック搬送装置に配設され
たラック持ち上げ手段によって摺動方向に沿って上方に
持ち上げられ、その持ち上げられたラックの第1回転部
材が、ラックの収納口が形成された前壁から後壁に向か
って下方に傾斜されたラック貯蔵庫の第3摺動レールに
支持されて摺動し、そして、傾斜された状態で貯蔵され
るようにしたので、ラックがその自重により傾斜された
第3摺動レールに従ってラック貯蔵庫内にスムーズに搬
送される。
【0017】
【実施例】次に、本発明のラック搬送装置及びラック貯
蔵庫の第1実施例について説明する。ここで、図1は、
ラックが台車に載置された状態を示した側面図であり、
図2は、ラックが台車に載置された状態を示した正面図
である。また、図3は、ラックが貯蔵庫に収納された状
態を示した側面図であり、図4は、ラックが貯蔵庫に収
納された状態を示した正面図である。本実施例のラック
搬送装置は、ラック1を載置させる台車8によって構成
され、ラック貯蔵庫は、ラック1が搬入される貯蔵庫1
5によって構成されている。ラック1は、直方体の各辺
が高さフレーム2a、縦フレーム2b、そして横フレー
ム2cで形成されている。そして、4本の高さフレーム
2aの内側にはL字状に折られた複数のL字板3が、4
本の高さフレーム2aそれぞれについて高さを揃えて固
定されている。この複数のL字板3は、高さフレーム2
aに内側に設けられ、トレイ4が載せられるようになっ
ている。また、ラック1側面には、両側面の縦フレーム
2bに沿って断面U字形状の案内部材5が固設され、そ
のU字形状内部であって、その両端の各所定位置にはベ
アリング6a,6bが回転可能に設けられている。一
方、ラック1の底部では、両縦フレーム2bに平行に断
面U字形状の案内レール7が設けられている。そして、
両端部では、案内レール7底部の滑走面7bが上方に反
り上がった案内板7aが形成されている。
【0018】次に、そのラック1を載置させて移動させ
る台車について説明する。台車8は、底面を構成する板
材よりなる底板9上に、上記ラック1を構成するフレー
ム部材より更に剛性の高いフレームによって支持枠10
が形成されている。支持枠10は、コ字状のフレーム部
材が、その開放端部を底板9の角部に位置するよう立て
られている。そして、この支持枠10にはラック1が移
動するための断面V字型の三角溝を有するラックレール
11が水平に形成されている。また、ラック1に設けら
れたベアリング6a,6bがこのラックレール11を転
がるが、台車8の移動時等ラック31の搬入、搬出時以
外には転がらないように、ベアリング6b固定用の切り
欠き11aが搬入方向に対し後部側のベアリング位置に
併せて設けられている。
【0019】一方、搬入方向前面の支持枠10内側には
上記案内レール7と係合する持ち上げベアリング12が
形成されている。この持ち上げベアリング12は、上下
に移動可能なレベル板13によって固定され、そのレベ
ル板13には高さを調節するアジャストボルト14が係
設されている。また、持ち上げベアリング12は、その
上点が案内レール7の滑走面7bよりも高くなるように
固設される。更に、台車8の移動を可能とするため、底
板9下部にはその四隅にキャスタ3が設けられている。
【0020】次に、ラック1を貯蔵する貯蔵庫15は断
熱材から構成される箱体である。そして、箱体前面には
開口16が形成され、内部両側面17にはラックレール
18が形成されている。このラックレール18は、断面
V字型の三角溝であって台車8に形成されたラックレー
ル11とほぼ同じ高さに設けられている。また、このラ
ックレール18は、貯蔵庫15の開口16から背面側に
向けて下がるように傾斜して設けられている。更に、貯
蔵庫15の背面には、ラック1の上端が当たる位置にラ
ック1の停止の際の衝撃を緩和させるゴム等の弾性部材
からなるストッパ19が取り付けられている。
【0021】以上のような構成を有する本実施例のラッ
ク搬送装置及びラック貯蔵庫によれば以下のような作用
によりラックが搬送される。図5乃至図7は、ラック、
台車及び貯蔵庫の側面を示した図であり、図5から図7
にかけて順にラックが貯蔵庫へ搬入される状態を示して
いる。先ず、食品等の貯蔵対象物を載せたラック1が、
台車8に載せられて目的とする貯蔵庫15まで台車8に
て移動され、台車8が貯蔵庫15の開口に当接させた状
態で不図示のフックによって離れないように固定され
る。そして、ラック1を貯蔵庫15に向けて押すと切り
欠き11aに嵌合していたベアリング6bが外れ、その
ベアリング6a,6bがラックレール11を転がってラ
ック1が移動する。そして、ラック1が移動すると、そ
の底部に設けられた案内レール7の案内板7aが、持ち
上げベアリング12に当接する。その後引続きラック1
を貯蔵庫15へ向けて押し続けると、反り上がった案内
板7aが持ち上げベアリング12の上点付近で接する。
そして、案内レール7はその滑走面7bより上点が高い
位置にある持ち上げベアリング12に乗り上げる。
【0022】即ち、案内レール7が持ち上げベアリング
12に上を移動することとなる。従って、それまでラッ
クレール11上のベアリング6a,6bに支えられてい
たラック1が持ち上げベアリング12によっても支えら
れることとなる。つまり、先ず進行方向先端のベアリン
グ6aが浮いた状態でラック1を前進させ、貯蔵庫15
の開口16を通過する。そして、ベアリング6aが貯蔵
庫側のラックレール18にかかる位置にまで移動した時
には、ラック1の重心がそれまで後半部にあったため後
ろに傾いていたラック1を、持ち上げベアリング12を
中心に回転させて前方に傾かせる。そして、次は後端の
ベアリング6bが浮いた状態でラックレール18に従っ
て移動する。このようにベアリング6aが浮いた状態で
貯蔵庫側へ移動するが、案内部材5が設けられているた
め、持ち上げベアリング12に衝突した勢いで大きくは
ね上がり、ラックレール11からベアリング6bまで外
れてしまうのを防止している。
【0023】そして、ラックレール18は開口16から
背面側に向けて滑らかに傾斜しているため、ラック1は
自重によってそのベアリング6a,6bがラックレール
を滑走して移動する。そして、ベアリング6bがラック
レール18上に載り、ラック1が貯蔵庫15内を滑らか
に移動してその先端がストッパ19に当接して停止す
る。逆に、貯蔵庫15から台車8に移すときも同じよう
に案内レール7が持ち上げベアリング12を乗り上げて
移動し、先ず、ベアリング6bが台車8のラックレール
11にかかり、更にベアリング6aがかかる。そして、
ベアリング6a,6bがラックレール11を移動して、
ベアリング6bがラックレール11の切り欠き11aに
嵌合してラック1が台車8に載置させる。
【0024】以上、本実施例のラック搬送装置及びラッ
ク貯蔵庫によれば、持ち上げベアリング12によってラ
ック1を持ち上げて移動させるので、台車8側のラック
レール11と貯蔵庫15側のラックレール18との間の
段差に影響されることなくスムーズにラックを搬送する
ことが可能となった。また、ラック1が回転する持ち上
げベアリング12上を移動するため、搬送に際して労力
を必要とせず、迅速に搬送作業を行なうことができる。
また、アジャストボルト14によってレベル板13を調
節することにより、ベアリング12の高さを移動するこ
とができるので、ラック1の下端面の位置が高い場合に
も適切に案内レール7が当接することが可能となった。
【0025】次に、第2実施例として別構造の貯蔵庫に
ついて説明する。図8は、貯蔵庫内部の正面図である。
貯蔵庫20には、図に示すようにラック1が収納される
が、その上面及び両側面を仕切り板24a,24b,2
4cによって仕切られている。この仕切り板は、上面部
の仕切り板24aが前面にわたって設けられているが、
両側面の仕切り板24b,24cは、冷風が通過するよ
うに下方部分は除かれている。そして、その冷風を発す
る冷風機21が貯蔵庫20上部に設けられ、更に冷風が
流れる通風路22が貯蔵庫20の内壁20aに沿って設
けられている。また、その内壁20aに沿って設けられ
た通風路22の延長上には、ラック1が存在する貯蔵庫
20の中心方向に向けて、風向を切りかえる風向調節板
23が所定距離離れて設けられている。一方、貯蔵庫2
0の底面は、冷風の循環を良くするために両角に傾斜板
26が設けられている。
【0026】ところで、図9は、上記風向調節板23を
示す平面図、及び側断面図である。図に示すように風向
調節板23は、コ字形状をなし、その開放端部23a及
び閉端部23bが所定角度傾斜して形成されている。ま
た、平面部23cの閉端部23b側にはその両端に2本
のピン27が立てられ、その各ピン27に沿ってスライ
ドするよううに、切り欠き28aを有する短冊状のスラ
イド板28が設けられている。そして、このような風向
調節板23は、開放端部23aが貯蔵庫20の内壁20
aに下向きに傾斜して所定数固定される。
【0027】そこで、このように風向調節板23を取り
付けると次のよう作用する。上記固定された風向調節板
23を貯蔵庫20の上方から見ると、貯蔵庫20の内壁
20aと風向調節板23によって囲まれた通風孔29が
一直線上に形成される。従って、冷風機21から冷風が
送り出されると、一部は通風路22の通風孔29を通っ
て貯蔵庫20底部の傾斜板26に当たって上方に流れ、
貯蔵庫20の壁面を循環する。一方、冷風機21から送
り出された冷風の一部は、風向調節板23に当たって中
央のラック1側に流れが変えられる。そのため、数段設
けられた各風向調節板23では、通風孔29を通って流
れてきた冷風の一部がその都度ラック1側に流され、ラ
ック1に備えられたトレイ4の間を冷風が通って、壁面
を循環する冷風に合流する。このとき風向調節板23の
スライド板28をスライドさせると、内壁面20aと風
向調節板23によって囲まれた通風孔29の面積が変え
られる。即ち、スライド板28をスライドさせて通風孔
29の面積を狭くするとラック1側に流される冷風の量
が多くなり、逆に広くするとその量は少なくなる。
【0028】以上、本実施例の貯蔵庫によれば、通風向
29を流れる冷風の量を変えるように、スライド板28
を設けた風向調節板23を備えたことにより、ラック1
のトレイ4の間を流れる冷風の量を調節することができ
るので、同じ貯蔵庫に収納されながらも、各トレイに載
せられた品物に合わせた温度にすることができる。
【0029】以上、本発明のラック搬送機器の実施例に
ついて説明したが、本発明は上記実施例に限定される訳
ではなく、その範囲を逸脱しない範囲で様々な変更が可
能である。例えば、上記実施例では持ち上げ部材を台車
低部に設けたベアリングとしたが、台車上面の先端部に
三角形の傾斜台を設けて、ラック搬送の際にその傾斜台
に沿ってラックが持ち上がるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】上記本発明のラック搬送装置及びラック
貯蔵庫によれば、ラック搬送装置の底枠の下面に配設さ
れたキャスターによってラック貯蔵庫までラックを移動
し、ラック搬送装置からラック貯蔵庫へ搬送するもので
あって、第1回転部材と第1摺動レールとにより摺動さ
れるラックの摺動方向に沿ってラックが上方に持ち上げ
るラック持ち上げ手段を有するので、ラックの搬送がス
ムーズに行なえ、搬送作業が迅速に行なえることが可能
なラック搬送装置及びラック貯蔵庫を提供することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例でのラックが台車に載置された状態
の側面を示した図である。
【図2】第1実施例でのラックが台車に載置された状態
の正面を示した図である。
【図3】第1実施例でのラックが貯蔵庫内に搬入された
状態の側面を示した図である。
【図4】第1実施例でのラックが貯蔵庫内に搬入された
状態の正面を示した図である。
【図5】第1実施例でのラックが台車から貯蔵庫内に搬
入される状態の側面を示した図である。
【図6】第1実施例でのラックが台車から貯蔵庫内に搬
入される状態の側面を示した図である。
【図7】第1実施例でのラックが台車から貯蔵庫内に搬
入される状態の側面を示した図である。
【図8】第2実施例でのラックが収納された貯蔵庫の正
面を示した図である。
【図9】第2実施例の貯蔵庫内に固設された風向調節板
を示した図である。
【図10】従来のラック搬送装置及びラック貯蔵庫を示
す側面図である。
【符号の説明】
1・・・ラック、7・・・案内レール、7a・・・案内
板、7b・・・滑走面、8・・・台車、11・・・ラッ
クレール 12・・・持ち上げベアリング、15・・・貯蔵庫、1
8・・・ラックレール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品等を収納する枠体からなり枠体の
    対向する一対の外側面に取り付けられた第1回転部材を
    有するラックを搭載し、底枠と底枠の両側に立設された
    一対の側枠とを有し各側枠の内面に配置されて各第1回
    転部材を摺動可能に支持する第1摺動レールが設けられ
    たラック搬送装置であって、底枠の下面に配設されたキ
    ャスターを介してラックをラック貯蔵庫まで搬送するラ
    ック搬送装置において、 前記各側枠の内面と前記ラックとの間に、前記各第1回
    転部材と第1摺動レールとにより摺動されるラックの摺
    動方向に沿ってラックを上方に持ち上げるラック持ち上
    げ手段を備えたことを特徴とするラック搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ラック持ち上げ手段は、前記各側
    枠の下部内面に配設された第2回転部材と、第2回転部
    材よりも下方位置にて前記ラックの底部に配設されラッ
    クの摺動に対応して第2回転部材を乗り越える第2摺動
    レールとからなることを特徴とする請求項1記載のラッ
    ク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記底枠の上面で前記各第2回転部材
    に対応して設けられるとともに各第2回転部材の高さを
    調節する調節手段を備えたことを特徴とする請求項2記
    載のラック搬送装置。
  4. 【請求項4】 食品等を収納する枠体からなり枠体の
    対向する一対の外側面に取り付けられた第1回転部材を
    有するラックを搭載し、底枠と底枠の両側に立設された
    一対の側枠を有し各側枠の内面に配置されて各第1回転
    部材を摺動可能に支持する第1摺動レールが設けられる
    とともに底枠の下面に配設されたキャスターを有するラ
    ック搬送装置を介して搬送されたラックを貯蔵するラッ
    ク貯蔵庫であって、ラックの収納口が形成された前壁と
    前壁に対向する後壁とを有するラック貯蔵庫において、 前記ラック搬送装置には、前記各側枠の内面と前記ラッ
    クとの間に、前記各第1回転部材と第1摺動レールとに
    より摺動されるラックの摺動方向に沿ってラックを上方
    に持ち上げるラック持ち上げ手段が配設され、 前記ラック貯蔵庫には、前記ラック持ち上げ手段を介し
    てラックが持ち上げられた時点における前記各第1回転
    部材の位置に対応して第3摺動レールが設けられるとと
    もに、各第3摺動レールは前壁から後壁に向かって下方
    に傾斜されていることを特徴とするラック貯蔵庫。
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