JPH0729118A - 多チャンネル磁気ヘッド - Google Patents

多チャンネル磁気ヘッド

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Publication number
JPH0729118A
JPH0729118A JP17396993A JP17396993A JPH0729118A JP H0729118 A JPH0729118 A JP H0729118A JP 17396993 A JP17396993 A JP 17396993A JP 17396993 A JP17396993 A JP 17396993A JP H0729118 A JPH0729118 A JP H0729118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
head
magnetic head
heads
channel
Prior art date
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Pending
Application number
JP17396993A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Abe
光雄 阿部
Kanji Kawano
寛治 川野
Nobuo Arai
信夫 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0729118A publication Critical patent/JPH0729118A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多チャンネル磁気ヘッドにおいて、チャンネル
間クロストークを低減し、ヘッド間隔を縮小させるこ
と。 【構成】各ヘッドへの信号巻線を、一方のサイドコアと
バックコアに分割して施す。または隣接するヘッドにお
いて、一方のヘッドがサイドコアに、他方のヘッドがバ
ックコアに施す。 【効果】クロストークの主因となる隣接ヘッドの巻線同
志の磁気漏洩が大幅に低減する。またサイドコアとバッ
クコアに分割して巻線したので、再生感度を低下させず
にインダクタンスを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR等の多チャンネル
磁気ヘッドに係り、特にチャンネル間のクロストーク低
減に好適な磁気ヘッドの巻線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のごとく高品位VTRやディジタル
VTRでは、映像信号帯域が大幅に拡大するので、これ
を複数個のチャンネルに帯域分割し、多チャンネル磁気
ヘッドにて記録再生する方式がとられる。例えば図4
は、業務用ディジタルVTRにおける多チャンネル磁気
ヘッドの構成例を示したものであり、その具体的構造
は、特開平4−134614号公報等に示されている。
4個の磁気ヘッド31,32,33,34が共通のヘッ
ドベース4上に近接配置され取り付けられ、ヘッドベー
ス4は回転シリンダ2に取り付けられている。各ヘッド
は略矩形の磁気回路のコアからなり、その摺動面は全体
として共通の円弧を描くように加工され、磁気テープ1
と均一な接触を得ている。また各ヘッドの信号巻線は、
51Sと51S’、52Sと52S’というように、各
ヘッドの両側のサイドコアに分割して施している。この
ように分割して巻線することは、再生感度を低下させず
にインダクタンスを低減できる効果がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の多チャンネル磁気ヘッドでは、次の問題を有して
いる。各ヘッドはその信号処理の観点からいえば、でき
る限り接近して配置するのが望ましい。しかしヘッド間
の磁気漏洩(クロストーク)のため、ヘッド間隔(ギャ
ップ間隔)に所定距離を設けて配置せざるを得ない。そ
のため、ヘッド全体の占める摺動面距離が長くなり、ヘ
ッドと媒体の当接が困難になるとともに、遅延回路など
の信号処理が複雑になる。
【0004】本発明の目的は、ヘッド間のクロストーク
を低減し、それに伴いヘッド間隔を縮小できる磁気ヘッ
ドの巻線構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の多チャンネル磁気ヘッドでは、各ヘッドへの
信号巻線を、各ヘッドを構成する略直交する磁気コアの
位置、すなわち、一方のサイドコアとバックコアに分割
して施したことを特徴とする。
【0006】または他の手段として、隣接するヘッドの
信号巻線を、一方のヘッドがサイドコアに、他方のヘッ
ドがバックコアにのごとく、互いに直交する位置関係の
磁気コアに施したことを特徴とする。
【0007】また上記磁気ヘッドを貼り付けるヘッドベ
ースは、上記バックコアの巻線部に対応する部分に切欠
きを設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】多チャンネル磁気ヘッド間に生じるクロストー
クの主因は、信号巻線間の磁気漏洩に基づく。従って、
隣接する各ヘッドの信号巻線の位置を互いに遠ざけるこ
とと、巻線の方向を互いに直交させることはクロストー
クの低減に有効である。すなわち、隣接するヘッドの隣
接するサイドコアに対する巻線の一方をバックコアに施
すことにより大幅に低減できる。さらにその場合、巻線
をサイドコアとバックコアに分割して施すことにより、
再生感度を悪化させることなくインダクタンスを低減で
きる。またバックコアに巻線する場合、ヘッドベースに
切欠きを設けたので巻線作業とヘッドの貼り付けに関し
支障ない。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0010】図1は本発明による多チャンネル磁気ヘッ
ドの第1の実施例を示す平面図である。1は磁気テー
プ、2は回転シリンダ、31、32、33,34は多チ
ャンネル磁気ヘッドを構成する4個の磁気ヘッドであ
り、各ヘッドは共通のヘッドベース4に貼り付けてあ
る。各ヘッド31〜34は略矩形の磁気回路、すなわち
一対のサイドコアとバックコアからなり、磁気テープ1
の走行方向に間隙Xで配列し、それらの摺動面は全体と
して1つの円弧を描くように加工されている。各ヘッド
の巻線は、例えば磁気ヘッド31に対しては一方のサイ
ドコアへの巻線51Sとバックコアへの巻線51Bのよ
うに、互いに直交する磁気コアに分割して施してある。
このようにして、隣接する磁気ヘッドのサイドコアへの
巻線は51S、52S・・・のように、互いに対向しな
い位置に施した。
【0011】本実施例の多チャンネル磁気ヘッドは、従
来の多チャンネル磁気ヘッドに比較し、信号周波数20
MHzにおけるチャンネル間クロストークを5〜10d
B低減することができた。これは主に隣接するサイドコ
ア間の巻線の磁気漏洩が低減された結果とみなすことが
できる。また本実施例の巻線構造は、サイドコアとバッ
クコアに分割巻線したので、一括巻線に比べてインダク
タンスを低減できる効果がある。
【0012】図2は本発明による多チャンネル磁気ヘッ
ドの第2の実施例を示す平面図である。各磁気ヘッド3
1〜34の磁気回路と配列は、前記図1の第1の実施例
と同様である。ただしその巻線は、磁気ヘッド31に対
してはサイドコア部51Sのみに、隣接する磁気ヘッド
32に対してはバックコア部52Bのみに、さらに隣接
する磁気ヘッド33に対してはサイドコア部53Sのみ
に、というように互い違いに施した。この実施例では、
隣接する磁気ヘッドの巻線は最も遠い位置で、しかも直
交した配置としている。その結果チャンネル間クロスト
ークは最小となり、従来比10から15dBの低減をも
たらした。
【0013】上記第1および第2の実施例の多チャンネ
ル磁気ヘッドでは、チャンネル間クロストークが大幅に
低減するので、その分各ヘッドの配列間隔(コア間隙
X)を縮小することも可能となる。例えば従来の間隙X
=0.6mmに対して本実施例ではX=0.4〜0.3
mmまで接近させてもクロストークは悪化しない。これ
より多チャンネル磁気ヘッドのギャップ間隔およびテー
プ走行方向のヘッド摺動長さを短縮することができ、遅
延回路などの信号処理が容易となり、またテープヘッド
のコンタクトがより安定化する。
【0014】次に図3は、本発明による多チャンネル磁
気ヘッドのヘッドベースの一実施例を示したものであ
る。(a)ではヘッドベース4には、各磁気ヘッドの貼
り付け部分に切欠き41〜44を設けた。例えば切欠き
42は、磁気ヘッド32のバックコア部の巻線52Bを
回避し、そこからサイドコアの巻線52Sに至るU字状
とした。この切欠きによりバックコアへの巻線作業が容
易になる。切欠きの形状はこれに限ることなく、(b)
のようにバックコア部の巻線52Bだけを回避するU字
状の切欠き41’〜44’とすることもできる。この場
合、磁気ヘッドをその両端部で貼り付けるので、接着が
より確実となる。
【0015】上記実施例では、VTRを対象に多チャン
ネル磁気ヘッドの構造やその配列を述べたが、本発明は
これに限定することなく、磁気ディスク装置や固定ヘッ
ド多チャンネル記録ヘッドに対しても同様に適用でき
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、多チャンネル磁気ヘッ
ドにおける隣接ヘッドの信号巻線を互いに対向しないよ
うに遠ざけ、また直交するように配置したので、チャン
ネル間クロストークを大幅に低減させることができる。
その結果、隣接ヘッド間間隔をより縮小でき、信号処理
および媒体ヘッド間コンタクトの確保がより容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多チャンネル磁気ヘッドの第1の
実施例を示す平面図である。
【図2】本発明による多チャンネル磁気ヘッドの第2の
実施例を示す平面図である。
【図3】本発明による多チャンネル磁気ヘッドのベース
の一実施例を示す図である。
【図4】従来の多チャンネル磁気ヘッドの平面図であ
る。
【符号の説明】
1…磁気テープ、 2…回転シリンダ、 31、32,33,34…磁気ヘッド、 4…ヘッドベース、 41,42,43,44…切欠き、 51,52,53,54…信号巻線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略矩形の磁気回路からなる各磁気ヘッドの
    信号巻線を、互いに直交する磁気コアに分割して施した
    ことを特徴とする多チャンネル磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】各磁気ヘッドの信号巻線を、サイドコアと
    バックコアに分割して施したことを特徴とする請求項1
    記載の多チャンネル磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】各磁気ヘッドが媒体走行方向に互いに近接
    して配列したことを特徴とする請求項1または2記載の
    多チャンネル磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】複数個の磁気ヘッドが、媒体走行方向に互
    いに近接して配列し、隣接する各磁気ヘッドの信号巻線
    が、一方のヘッドがサイドコアに、他方のヘッドがバッ
    クコアに略直交する位置関係に施したことを特徴とする
    多チャンネル磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】上記磁気ヘッドを、そのバックコアに対す
    る巻線部を回避する切欠きを設けたヘッドベースにて、
    貼付けたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか
    1項に記載の多チャンネル磁気ヘッド。
JP17396993A 1993-07-14 1993-07-14 多チャンネル磁気ヘッド Pending JPH0729118A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17396993A JPH0729118A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 多チャンネル磁気ヘッド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17396993A JPH0729118A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 多チャンネル磁気ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH0729118A true JPH0729118A (ja) 1995-01-31

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ID=15970392

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JP17396993A Pending JPH0729118A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 多チャンネル磁気ヘッド

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