JPH0728850B2 - 内視鏡操作部の変形防止装置 - Google Patents

内視鏡操作部の変形防止装置

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JPH0728850B2
JPH0728850B2 JP3238736A JP23873691A JPH0728850B2 JP H0728850 B2 JPH0728850 B2 JP H0728850B2 JP 3238736 A JP3238736 A JP 3238736A JP 23873691 A JP23873691 A JP 23873691A JP H0728850 B2 JPH0728850 B2 JP H0728850B2
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輝雄 大内
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内視鏡の操作部の変形を防止す
る装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】内視鏡は、通常その操作
部を片手で持ち、もう一方の手で体内挿入部の湾曲操作
等の各種操作を行なう。このため全体が軽量小型である
こと、特に操作部が軽量小型であることが要求される。
他方、内視鏡は、使用後に消毒液へ浸漬することから、
防水構造とすることが要求され、このため操作部につい
てはその全体を筒状のケーシングで覆うことが一般化し
ている。
【0003】特開昭59-34238号は、このような背景か
ら、操作部の強度を損なうことなく、軽量小型化を図っ
たもので、筒状のケーシングと、該ケーシング内に挿入
固定する操作部本体とを、該ケーシングは圧縮応力を受
け、操作部本体は引張応力を受けるようにして、締め付
け固定し、さらに操作部本体とケーシングとの間に、操
作部本体の撓みを防止するストッパを設けている。第4
図、第5図は、この構造を示すもので、操作部10の筒
状ケーシング11内に、体内挿入部の湾曲操作機構12
等を保持した操作部本体13を挿入し、この操作部本体
13の後部の親板13aの後端部をねじ14でケーシン
グ11の後端部内側に固定するとともに、前端筒状部1
3bを締め付けリング15でケーシング11の前端に固
定している。13cは親板13aと筒状部13bを接続
する一対の脚部である。そして操作部本体13には、湾
曲操作機構12を操作する際、該操作部本体13に撓み
が生じるのを防止するため、ケーシング11内面と接す
るストッパ部材16を設けている。
【0004】明細書の記載によれば、このようにしてケ
ーシング11に圧縮応力を加え、操作部本体13に引張
応力を加えると、ケーシング11と操作部本体13が共
同して強度を発揮するため、操作部10を軽く細くする
ことができ、圧縮や曲げにも強い耐久性のよい構造が得
られ、特にストッパ部材16を設けたことにより、操作
部本体13の変形が防止されるので、このことからも操
作部本体13を薄くコンパクトに形成できるとしてい
る。なお図中17は操作部10の前部に連設した体内挿
入部、18は同後部に設けた接眼装置、19は操作部1
0の前部に設けた鉗子挿入口である。体内挿入部17に
は周知のように、像伝達光学繊維束、照明用光学繊維
束、鉗子チャンネル等の周知の要素が収納され、体内挿
入部17先端の対物レンズで結像した像が接眼装置18
で観察される。また湾曲操作機構12の操作軸20を操
作レバー21で回動させると、操作ワイヤ22を介し体
内挿入部17先端の湾曲部が湾曲操作される。
【0005】この特開昭59-34238号で提案されている内
視鏡はしかし、操作部本体13の変形防止効果が得られ
るとしても、それは操作部本体13の親板13aの厚さ
方向Tの変形が防止されるだけであって、親板13aの
幅方向Wについてはケーシング11の変形を有効に防止
することはできない。すなわち操作部10全体を軽量小
型化するためには、操作部本体13のみならず、ケーシ
ング11も薄く構成することが望ましいが、上記構造で
は、ケーシング11の変形、特に、親板13aの幅方向
Wのケーシング11の変形は、殆ど防止することができ
ず、したがって、ケーシング11は依然としてこの方向
の変形を防止するに必要な厚肉に形成しなければならな
い。
【0006】
【発明の目的】本発明は、内視鏡操作部の筒状ケーシン
グを、これ自体の厚さを増加させることなく、強化で
き、したがってさらに操作部全体の軽量小型化を図るこ
とができる操作部構造を得ることを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、筒状ケーシングの強化のため
に、該ケーシング内に収納する操作部本体の親板を利用
するという着想に基づいてなされたものである。
【0008】本発明は、体内挿入部の湾曲操作機構等の
機構部を支持する親板を有する操作部本体と、この操作
部本体を収納固定する筒状ケーシングとを備えた内視鏡
の操作部構造において、筒状ケーシングの内面に互いに
対向する対となった親板挿入溝を形成するとともに、こ
の筒状ケーシングを前部ケーシングと後部ケーシングに
分割し、かつ、この対の親板挿入溝に挿入された親板
と、前部ケーシングと後部ケーシングの分割係合面と
が、互いに直交する位置関係をなすようにし、対となっ
た親板挿入溝に挿入された親板を、この親板挿入溝より
前方部分を前部ケーシングに固定し、さらに該親板の後
端部を後部ケーシングに固定したことを特徴としてい
る。
【0009】この構造によると、親板挿入溝より前方部
分が前部ケーシングに、後端部が後部ケーシングにそれ
ぞれ固定された親板は、その幅方向の中心線に関する断
面係数の方が厚さ方向の中心線に関するそれに比して遥
かに大きいため、筒状ケーシングの親板の幅方向の変形
が有効に防止され、したがって後部ケーシングを薄肉と
しても必要な強度が維持される。また親板の厚さ方向に
も親板と後部ケーシングが一体化されるため、親板の厚
さ方向にも該後部ケーシングが強化される。同時に親板
もこの後部ケーシングによって強化されるため、親板も
また薄肉のものとすることができる。
【0010】
【発明の実施例】以下図示実施例について本発明を説明
する。第1図、第2図は、操作部本体13上に支持され
る各種の機構の図示を省略し、操作部本体13と筒状ケ
ーシング11の関係のみを示したもので、操作部本体1
3は後部の親板13aと、前部の筒状部13b、および
この親板13aと筒状部13bを接続する一対の脚部1
3cからなっている。これに対し筒状ケーシング11
は、先端を体内挿入部17に接続した円筒状の前部ケー
シング11aと、後端に接眼装置18を接続した後部ケ
ーシング11bの2分割構成となっている。そしてこの
後部ケーシング11bの前端部には、その前部ケーシン
グ11aへの挿入部内周に、一対の親板挿入溝30が形
成されている。すなわち前部ケーシング11aの後端
は、Oリング31の収納部を構成する段付孔32となっ
ており、後部ケーシング11bの先端は、この段付孔3
2に挿入される挿入部33となっていて、この挿入部3
3の内面の上下に、それぞれ親板挿入溝30が形成され
ている。
【0011】操作部本体13の親板13aは、この挿入
溝30に挿入されて厚さ方向の位置が規制される。この
親板13aの上下端部は、この挿入溝30の底部に接触
させてもよいが、常時は若干の隙間を保持させ、ケーシ
ング11が僅かに変形したとき該溝30の底部に接する
ようにしてもよい。そしてこの親板13aの後端部は、
ねじ14により後部ケーシング11bの接眼装置18の
内面に固定され、操作部本体13の前部の筒状部13
b、つまり親板13aの挿入溝30より前方部分は、締
め付けリング15で前部ケーシング11aに固定され
る。この結果Oリング31は、前部ケーシング11aと
後部ケーシング11bとの間で圧縮され、両ケーシング
11aと11bとの間の液密が確保される。
【0012】以上のように、ケーシング11の親板挿入
溝30に、親板13aを挿入し、かつこの親板挿入溝3
0より前方部分を前部ケーシング11aに固定し、後端
部を後部ケーシング11bに固定すると、ケーシング1
1に、親板13aの幅方向Wの曲げ力が加わったとして
も、該親板13aが抵抗するため、ケーシング11が同
方向に容易に変形することがなく、かつ後部ケーシング
11bと前部ケーシング11aとが、後部ケーシング1
1bに加わる曲げモーメントによって離れることがな
い。つまりこの曲げモーメントは後部ケーシング11b
と親板13aの両者によって受けられる。しかも、親板
13aと挿入溝30とが当接することで、後部ケーシン
グ11bが前部ケーシング11aから離れるのを効果的
に防止することができる。また親板13aの厚さ方向T
の変形についても、ケーシング11は親板13aにより
補強されているため、親板13aを挿入溝30に挿入し
ない場合に比し、変形が生じにくい。したがってケーシ
ング11を薄肉のものとすることが可能となり、操作部
10の軽量小型化に役立つ。
【0013】以上は、ケーシング11の強化という観点
から本発明を述べたものであるが、操作部本体13から
見れば、該本体13はケーシング11によって強化され
るから、操作部本体13、特にその親板13aを薄くし
ても、必要な強度が得られる。
【0014】上記実施例では、ケーシング11の内面
に、一対だけの親板挿入溝30を設けたが、ケーシング
11の長手方向に、複数対の親板挿入溝30を設けれ
ば、さらにケーシング11および操作部本体13を強化
することができる。
【0015】なお上記実施例で説明した操作部本体13
の形状およびその固定手段は一例を示すもので、本発明
はこれの形状および固定手段を問わない。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の内視鏡操作部の変
形防止装置は、親板を有する操作部を挿入固定するため
に、筒状ケーシングの内面に互いに対向する対となった
親板挿入溝を形成するとともに、この筒状ケーシングを
前部ケーシングと後部ケーシングに分割し、さらに親板
挿入溝内に挿入した親板の挿入溝より前方部分を前部ケ
ーシングに、後端部を後部ケーシングにそれぞれ固定し
たので、筒状ケーシングと親板が互いの係合関係によっ
てともに強化される。すなわち前部ケーシングと後部ケ
ーシングを離そうとする曲げモーメントによく抵抗する
から、筒状ケーシングおよび親板の肉厚を薄くしても強
度を損なうことがなく、小型軽量でありながら、強度に
優れた内視鏡操作部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡の操作部の変形防止装置の実施
例を示す、図2のA−A線に沿う断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す操作部の要部の縦断面図
である。
【図3】内視鏡の全体構造例を示す平面図である。
【図4】従来の内視鏡の操作部部分の構造例を示す縦断
面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 操作部 11 筒状ケーシング 11a 前部ケーシング 11b 後部ケーシング 13 操作部本体 13a 親板 17 体内挿入部 18 接眼装置 30 親板挿入溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内挿入部の湾曲操作機構等の機構部
    を支持する親板を有する操作部本体と、この操作部本体
    を収納固定する筒状ケーシングとを有する内視鏡操作部
    において、上記筒状ケーシングは、その内面に互いに対
    向する対となった親板挿入溝を有するとともに、前部ケ
    ーシングと後部ケーシングに分割されており、かつ、こ
    の対の親板挿入溝に挿入された上記親板と、上記前部ケ
    ーシングと後部ケーシングの分割係合面は、直交する位
    置関係にあり、 上記対となった親板挿入溝に挿入された
    親板は、この親板挿入溝より前方部分が上記前部ケーシ
    ングに固定され、さらに該親板の後端部は後部ケーシン
    グに固定されていることを特徴とする内視鏡操作部の変
    形防止装置。
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