JP3199542B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3199542B2
JP3199542B2 JP31761893A JP31761893A JP3199542B2 JP 3199542 B2 JP3199542 B2 JP 3199542B2 JP 31761893 A JP31761893 A JP 31761893A JP 31761893 A JP31761893 A JP 31761893A JP 3199542 B2 JP3199542 B2 JP 3199542B2
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聡 本間
伸章 安久井
哲丸 窪田
厚 貴俵
晶弘 田口
進 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば硬性内視鏡等
の本体に対する光学部材の取付け構造を改良した内視鏡
に関する。
【0002】
【従来の技術】処置具等を挿通する処置用チャンネル管
とリレーリンズを備えたレンズ管を並設した従来の処置
用の硬性内視鏡は、図14および図15に示すように構
成されている。
【0003】すなわち、本体部としての内視鏡本体1は
筒状に形成され、その軸方向に貫通する空洞部2には処
置具等を挿通する処置用チャンネル管3と内管4が平行
に貫通して設けられ、内管4にはリレーリンズを備えた
レンズ管10が挿入されている。
【0004】処置用チャンネル管3と内管4は内視鏡本
体1から突出する挿入部5に内挿され、挿入部5の基端
部は内視鏡本体1の先端部に対してねじ込み固定された
締付け部材6によって固定されている。
【0005】内視鏡本体1の基端部にはキャップ7が嵌
合され、このキャップ7はOリング8によってシールさ
れている。そして、このキャップ7の端面には前記処置
用チャンネル管3の基端部が貫通している。
【0006】また、内視鏡本体1には処置用チャンネル
管3と近接してミラー取付け孔1aが穿設され、このミ
ラー取付け孔1aには前記レンズ管4の後端面と対向す
る光学部材としてのミラー9が挿入されている。このミ
ラー9はロッド状のガラスで、この先端部には光軸に対
して45゜に傾斜する反射面9aが設けられており、こ
のミラー9の基端部にはレンズ管10に挿入されてい
る。
【0007】このように、処置用チャンネル管3とミラ
ー9とが近接しているため、ミラー9やレンズ管10を
内視鏡本体1に固定するスペースが処置用チャンネル管
3の反対側にしかない。
【0008】そこで、従来は、ミラー9をレンズ管10
に接着固定し、レンズ管10をビスで内視鏡本体1に固
定していた。しかし、ミラー9を接着固定すると、破損
した場合の交換が不可能となり、次のように固定してい
た。
【0009】すなわち、内視鏡本体1にはミラー取付け
孔1aに対して直角方向にねじ穴11が穿設され、この
ねじ穴11には固定ねじ12がねじ込まれている。すな
わち、ねじ穴11に固定ねじ12をねじ込むことによ
り、固定ねじ12の先端部でレンズ管10の側面を押圧
し、ミラー9を内視鏡本体1に対して固定している。
【0010】また、前記内視鏡本体1の側壁にはミラー
9の反射面9aに対向するねじ穴13が穿設され、この
ねじ穴13にはレンズ筒体14がねじ込み固定され、こ
のレンズ筒体14には接眼光学系15が収納されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内視鏡本体
1に内蔵されたミラー9を内視鏡本体1に対して固定す
る手段として、ミラー取付け孔1aに対して直角方向に
穿設されたねじ穴11に固定ねじ12をねじ込み、固定
ねじ12の先端部でレンズ管10の側面を押圧してミラ
ー9を内視鏡本体1に対して固定している。
【0012】したがって、固定ねじ12をねじ込み過ぎ
ると、レンズ管10が薄肉であるため変形し、内部のミ
ラー9を歪ませたり、破損させることがある。また、固
定ねじ12のねじ込みが緩すぎると、使用中にミラー9
が回転したり、ミラー取付け孔1aから抜ける虞があ
り、ミラー9の組立て時に細心の注意をはらう必要があ
る。
【0013】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ミラー、レンズ等の
ロッド状の光学部材を簡単に内視鏡本体に対して固定す
ることができ、組立て時に光学部材を破損させる虞もな
く、組立て作業性の向上を図ることができる内視鏡を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
前記目的を達成するために、ロッド状の光学部材が挿入
されたレンズ管を内視鏡本体部に設けた内視鏡におい
て、少なくとも1つのレンズ管押圧部と一部に切欠きを
有する少なくとも1つの円錐状のテーパ面とを有する固
定部材と、前記テーパ面に接合するテーパ部を有する拡
張部材とを備え、前記拡張部材のテーパ部により前記固
定部材のテーパ面を押圧し、前記固定部材を変形して前
記レンズ管押圧部で前記レンズ管を固定することを特徴
とする。
【0015】そして、固定部材のレンズ管押圧部にレン
ズ管を挿入し、拡張部材のテーパ部により固定部材のテ
ーパ面を押圧し、固定部材を変形することにより、レン
ズ管押圧部で前記レンズ管を固定する。
【0016】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明するが、従来と同一構成部分は同一番号を付して説
明を省略する。図1〜図3は第1の実施例を示す。本体
部としての内視鏡本体1には処置用チャンネル管3と近
接してミラー取付け孔1aが穿設され、このミラー取付
け孔1aには内管4の後端面と対向するロッド状の光学
部材としてのミラー9が挿入されている。このミラー9
はロッド状のガラスで、この先端部には光軸に対して4
5゜に傾斜する反射面9aが設けられており、このミラ
ー9はレンズ管10に挿入されている。
【0017】さらに、内視鏡本体1のミラー取付け孔1
aに近接し、かつ前記処置用チャンネル管3の反対側に
はミラー取付け孔1aと平行にねじ穴20が穿設されて
いる。このねじ穴20には前記ミラー9を内視鏡本体1
に対して固定する固定部材21が設けられている。
【0018】弾性固定部材21は、金属板状体からなる
厚肉の円板で、その中心部21aを挟んで相反する方向
に開口する半月状の第1と第2の切欠部22,23が設
けられている。第1の切欠部22は前記ミラー9の後端
部に嵌合されたレンズ管10に嵌合されるようにレンズ
管10の外径より僅かに大径に形成され、レンズ管押圧
部を形成している。
【0019】第2の切欠部23は、固定部材21の厚さ
方向の一端側が大径、他端側が小径となるテーパ面24
に形成され、この第2の切欠部23には拡張部材25が
挿入されるようになっている。
【0020】拡張部材25は、その先端部に前記ねじ穴
20にねじ込まれるねじ部26を有し、基端部には固定
部材21のテーパ面24に接合するテーパ部27を形成
した頭部28を有しているとともに、頭部28の端面に
はドライバーと係合する凹溝29が設けられている。
【0021】次に、前述のように構成された固定部材2
1と拡張部材25とによって内視鏡本体1に対してミラ
ー9およびレンズ管10を固定する方法について説明す
る。まず、ミラー9の後端部にレンズ管10を嵌合し、
レンズ管10にその後端部から固定部材21の第2の切
欠部23を嵌合する。
【0022】固定部材21の第2の切欠部23を内視鏡
本体1のねじ穴20に位置決めし、この第2の切欠部2
3に対して拡張部材25のねじ部26を挿通する。そし
て、ドライバーによって拡張部材25のねじ部26をね
じ穴20にねじ込むと、拡張部材25のテーパ部27が
第2の切欠部23のテーパ面24に接合する。
【0023】拡張部材25をさらにねじ込むと、テーパ
部27がテーパ面24と摺動しながら図3に矢印で示す
ように、第2の切欠部23を押し広げ、第2の切欠部2
3が拡張され、逆に第1の切欠部22が縮小される。
【0024】したがって、固定部材21は拡張部材25
によって内視鏡本体1に対して固定されるとともに、第
1の切欠部22の内部のレンズ管10がその中心方向に
締め付けられ、レンズ管10を介して内部のミラー9が
締め付け固定される。
【0025】このように拡張部材25をねじ穴20にね
じ込むことにより、固定部材21を内視鏡本体1に対し
て固定し、同時に固定部材21に対してミラー9および
レンズ管10が固定される。しかも、固定部材21は厚
肉の円板によって形成されているため、固定部材21と
レンズ管10との接触面積が大きく、第1の切欠部22
が縮小してもレンズ管10の局部に大きな締め付け力が
加わることはなく、レンズ管10の局部変形、ミラー9
の破損を防止できる。
【0026】図4および図5は第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例と同一構成部分は同一番号を付して説
明を省略する。処置用チャンネル管3の外側壁の一部に
は固定部材21のレンズ管押圧部としての第1の切欠部
22に対向する突出部30が設けられている。この突出
部30は第1の切欠部22の開口22aに介入され、第
1の切欠部22の縮小量を規制する役目をしている。
【0027】すなわち、第1の実施例と同様に、拡張部
材25をねじ込み、テーパ部27がテーパ面24と摺動
しながら図5に矢印で示すように第2の切欠部23を押
し広げ、第2の切欠部23が拡張され、逆に第1の切欠
部22が縮小されるが、第1の切欠部22の縮小が進む
と、つまりレンズ管10を介してミラー9を固定するに
十分な径まで縮小されると、第1の切欠部22の開口2
2aの端面が突出部30に当接する。
【0028】したがって、拡張部材25によって第2の
切欠部23を拡張しても、第1の切欠部22の開口22
aの端面が突出部30に当接すると、それ以上に縮小さ
れることはなく、レンズ管10の変形、ミラー9の破損
を未然に防止できる。
【0029】図6〜図8は第3の実施例を示す。図中3
1は立体視内視鏡で、32は立体視テレビカメラであ
る。立体視内視鏡31は、挿入部33と内視鏡本体34
とからなり、左右対称的に2つの光学系35(一方のみ
図示)が設けられている。また、立体視テレビカメラ3
2は撮像部36と接続ケーブル37とから構成されてい
る。
【0030】撮像部36には2つの光学系と撮像素子
(いずれも図示しない)が設けられ、像の倍率と焦点調
整が可能になっており、撮像素子からの信号は接続ケー
ブル37を介してカメラコントロールユニット(図示し
ない)を経て立体視表示装置へ接続され、立体視が可能
に構成されている。
【0031】前記内視鏡本体34の後端面38の両端側
には2つの光学系35に対応して2つのカバーガラス3
9が水密に設けられているとともに、2つのガイド穴4
0が設けられている。
【0032】内視鏡本体34の後端部における中央部に
は切欠部41が設けられ、この切欠部41の底面には後
端面38方向に突出する円柱状のピン42が突設されて
いる。このピン42には回転固定具43が回転自在に嵌
合されている。
【0033】回転固定具43はピン42に回転自在に嵌
合するとともに、ピン42の長さより深いスライド穴4
4を有する円筒部45と、この円筒部45の基部に一体
に設けられたフランジ状のつまみ部46とから構成され
ている。
【0034】そして、円筒部45の先端部における外周
面にはおねじ部47が設けられ、つまみ部46の外周面
にはローレット48が施されている。おねじ部47は前
記切欠部41の開口を閉塞するストッパ部材49の貫通
孔50から後方へ突出しており、つまみ部46は切欠部
41から内視鏡本体34の上下に突出している。なお、
51はストッパ部材49を内視鏡本体34に固定する固
定ねじである。
【0035】一方、前記撮像部36の先端面52の両端
側には内視鏡本体34のガイド穴40に係合するガイド
ピン53が突設され、中央部には回転固定具43のおね
じ部47に螺合するめねじ部54が設けられている。
【0036】また、前記内視鏡本体34に内蔵された2
つの光学系35は、複数のリレーレンズ55とミラー5
6とからなり、このミラー56はロッド状で、その先端
部には45゜傾斜した反射面56aが設けられ、基端部
にはレンズ管57が嵌合され、このレンズ管57を介し
てミラー56は内視鏡本体34に対して固定されてい
る。
【0037】すなわち、ミラー56の内視鏡本体34に
対する固定は、第1の実施例と同一構造であり、図8に
示すように、内視鏡本体34にねじ穴20が穿設されて
いる。固定部材21の第1の切欠部22はミラー56に
嵌合したレンズ管57が嵌合されている。
【0038】そして、第2の切欠部23を内視鏡本体3
4のねじ穴20に位置決めし、この第2の切欠部23に
対して拡張部材25のねじ部26を挿通する。そして、
ドライバーによって拡張部材25のねじ部26をねじ穴
20にねじ込むと、拡張部材25のテーパ部27が第2
の切欠部23のテーパ面24に接合する。
【0039】拡張部材25をさらにねじ込むと、テーパ
部27がテーパ面24と摺動しながら第2の切欠部23
を押し広げ、第2の切欠部23が拡張され、逆に第1の
切欠部22が縮小される。
【0040】したがって、固定部材21は拡張部材25
によって内視鏡本体34に対して固定されるとともに、
第1の切欠部22の内部のレンズ管57がその中心方向
に締め付けられ、レンズ管57を介して内部のミラー5
6が締め付け固定されている。
【0041】前述のように構成された立体視内視鏡31
と立体視テレビカメラ32を接続する場合、内視鏡本体
34と撮像部36とを接近させ、ガイド穴40に対して
ガイドピン53を挿入すると、立体視内視鏡31と立体
視テレビカメラ32との光軸が一致する。
【0042】また、回転固定具43のおねじ部47を撮
像部36のめねじ部54との軸が一致し、この状態でつ
まみ部46を回しておねじ部47をめねじ部54にねじ
込むと、回転固定具43はピン42上をスライドしなが
ら進み、おねじ部47がめねじ部54に締め付けられ
る。
【0043】したがって、内視鏡本体34の後端面38
と撮像部36の先端面52が密着し、立体視内視鏡31
と立体視テレビカメラ32が光学的におよび機械的に結
合される。
【0044】このように撮像部36の小形化に伴うスペ
ースの制約により、平行状態を保って離間する2つの光
学系の間のデッドスペースに着脱機構を設けることによ
り、全体をコンパクトに構成できる。なお、着脱機構と
しては前述した構成に限らず、他の公知の着脱機構を採
用してもよい。
【0045】図9〜図12は第4の実施例を示す。図9
は2本の光学系を平行に配置した立体視内視鏡の全体を
示し、この立体視内視鏡は挿入部60と本体部61およ
び接眼部62を覆うカバー63とから構成されている。
【0046】前記挿入部60から本体部61に亘って2
本の内管64(一方のみ図示)と各種光学系が収納され
た2本のレンズ管65(一方のみ図示)および被写体を
照射するライトガイド66が内挿されており、ライトガ
イド66の後端側には外部の光源装置(図示しない)か
らの照明光を伝送するライトガイドケーブル(図示しな
い)と接続するライトガイド口金67が設けられてい
る。
【0047】前記内管64の先端側には先端カバーガラ
ス68が設けられ、前記レンズ管65の先端側には像を
結像する対物光学系69、像を伝送するための複数のリ
レー光学系70、光を光軸と垂直方向に反射するロッド
状の光学部材71および各光学系の間隔を確保する複数
のスペーサ72が設けられ、これらは前記内管64に挿
入されている。
【0048】前記レンズ管65の先端側から突出してい
る対物光学系69の周囲には内管64とレンズ管65と
の嵌合ガタを防止するための弾性部材73が設けられて
いる。さらに、図10に示すように、前記レンズ管65
の後端側にはレンズ管65を固定するための弾性を有す
る固定部材74と拡張部材75が設けられている。
【0049】また、図9および図10に示すように、本
体部61から接眼側に亘って鏡筒76が設けられ、鏡筒
76には前記光学部材71からの反射光を光軸方向に反
射するロッド状の光学部材77と接眼光学系78および
各光学系の間隔を確保するスペーサ79が設けられてい
る。さらに、前記カバー63には接眼カバーガラス80
が設けられ、カバー取付け部材81によって本体部61
に固定されている。また、本体部61とカバー63とを
水密構造にするために本体部61とカバー63との間に
Oリング82が介在されている。
【0050】前記弾性を有する固定部材74と拡張部材
75は、図11および図12に示すように構成されてい
る。すなわち、固定部材74の図において左右にはレン
ズ管65が嵌合する2つのレンズ管押圧部83が相反す
る方向に開口する切欠きによって形成されている。ま
た、固定部材74の図において上下には相反する方向に
開口する切欠部84が形成され、この切欠部84の内周
面には円錐状のテーパ面85が形成されている。
【0051】前記拡張部材75は、固定部材74の切欠
部84に挿入され、円錐状のテーパ面85に接合するテ
ーパ部86と本体部61のねじ穴88にねじ込まれるね
じ部87とが設けられている。
【0052】したがって、固定部材に74に設けた2つ
のレンズ管押圧部83にそれぞれレンズ管65を挿入
し、拡張部材75のねじ部87を切欠部84に通して本
体部61のねじ穴88にねじ込むと、拡張部材75のテ
ーパ部86と固定部材74のテーパ面85とが接合して
いるため、固定部材74は拡張部材75によって押され
て本体部61に固定される。
【0053】このとき、テーパ面85に接合するテーパ
部86により固定部材74は変形し、図12に矢印で示
すようにレンズ管押圧部83が狭まってレンズ管押圧部
83に挿入されたレンズ管65は固定される。拡張部材
75をさらにねじ込むと、レンズ管押圧部83はさらに
狭まり、レンズ管65は歪んでその内部の光学部材71
が固定される。
【0054】このように固定部材74を本体部61に固
定すると同時にレンズ管65および光学部材71の固定
ができ、組立て工数が削減できる。また、2本のレンズ
管65および2本の光学部材71が1つの固定部材74
で固定でき、部品点数が減少し、コスト低減が図れると
いう効果がある。
【0055】図13は第5の実施例を示し、レンズ管6
5の配置と固定部材74の形状が第4の実施例と異な
る。この実施例は、2本のレンズ管65が近接して設け
られ、固定部材74には2つのレンズ管押圧部83と1
つの切欠部84が設けられ、この切欠部84の内周面に
は円錐状のテーパ面85が設けられている。
【0056】前記固定部材74を2つ用いてレンズ管押
圧部84でレンズ管65を挟持し、切欠部84に拡張部
材75を挿入して第4の実施例と同様にねじ込むことに
より、レンズ管押圧部83が狭まってレンズ管押圧部8
3に挿入されたレンズ管65は固定される。拡張部材7
5をさらにねじ込むと、レンズ管押圧部83はさらに狭
まり、レンズ管65は歪んでその内部の光学部材71が
固定される。
【0057】このように固定部材74を本体部61に固
定すると同時にレンズ管65および光学部材71の固定
ができ、組立て工数が削減できる。また、2本のレンズ
管65が近接していても固定ができるという効果があ
る。なお、固定部材74は、第4および第5に示す形状
に限定されるものではなく、また固定部材74があらか
じめ本体部61に固定されているものでもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、レンズ管押圧部と一部に切欠きを有する円錐状のテ
ーパ面とを有する固定部材と、前記テーパ面に接合する
テーパ部を有する拡張部材とを備え、拡張部材のテーパ
部によりテーパ面を押圧し、固定部材を変形してレンズ
管押圧部でレンズ管を固定することにより、ミラー、レ
ンズ等のロッド状の光学部材を簡単に本体部に対して固
定することができ、組立て時に光学部材を破損させる虞
もなく、組立て作業性の向上を図ることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における内視鏡本体の
縦断側面図。
【図2】同実施例を示し、(a)は固定部材の断面図、
(b)は固定部材の正面図、(c)は拡張部材の側面
図。
【図3】同実施例の作用を示す斜視図。
【図4】この発明の第2の実施例における処置用チャン
ネル管と固定部材の正面図。
【図5】同実施例の作用を示す正面図。
【図6】この発明の第3の実施例における立体視内視鏡
と立体視テレビカメラの一部を切欠した側面図。
【図7】同実施例の立体視内視鏡の斜視図。
【図8】同実施例のミラーの固定構造を示し、(a)は
縦断側面図、(b)は平面図。
【図9】この発明の第4の実施例における立体視内視鏡
の一部を断面した側面図。
【図10】同実施例の要部を示す一部を断面した側面
図。
【図11】同実施例の固定部材と拡張部材を拡大して示
す説明図。
【図12】同実施例の要部を拡大して示す斜視図。
【図13】この発明の第5の実施例における固定部材の
正面図。
【図14】従来の内視鏡本体の縦断側面図。
【図15】図14のa−a線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡本体(本体部)、9…ミラー(光学部材)、
21…固定部材、22…第1の切欠部(レンズ管押圧
部)、23…第2の切欠部、24…テーパ面、25…拡
張部材、26…ねじ部、27…テーパ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貴俵 厚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−37928(JP,A) 特開 平3−145616(JP,A) 実開 昭55−55882(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 F16B 2/00 - 2/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッド状の光学部材が挿入されたレンズ
    管を内視鏡本体部に設けた内視鏡において、 少なくとも1つのレンズ管押圧部と一部に切欠きを有す
    る少なくとも1つの円錐状のテーパ面とを有する固定部
    材と、前記テーパ面に接合するテーパ部を有する拡張部
    材とを備え、前記拡張部材のテーパ部により前記固定部
    材のテーパ面を押圧し、前記固定部材を変形して前記レ
    ンズ管押圧部で前記レンズ管を固定することを特徴とす
    る内視鏡。
JP31761893A 1993-01-21 1993-12-17 内視鏡 Expired - Fee Related JP3199542B2 (ja)

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