JPH07288501A - 移動体衛星通信システムにおける音声伝送方式及び音声伝送装置 - Google Patents

移動体衛星通信システムにおける音声伝送方式及び音声伝送装置

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JPH07288501A
JPH07288501A JP10160494A JP10160494A JPH07288501A JP H07288501 A JPH07288501 A JP H07288501A JP 10160494 A JP10160494 A JP 10160494A JP 10160494 A JP10160494 A JP 10160494A JP H07288501 A JPH07288501 A JP H07288501A
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signal
voice
som
frame synchronization
frame
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JP10160494A
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Taichi Taniguchi
太一 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイスアクチベーション方式による音声伝送
方式において、新しい音声バースト信号を受信した際
に、受信音声信号の先端部分を廃棄することがない、伝
送品質が改善された音声伝送方式と音声伝送装置を得
る。 【構成】 送信側においては、音声バースト信号の先頭
にPWとSOMを多重化し、かつ固定周期でUWを多重
化して一定のフレームタイミングでの送信を行なう。受
信側においては、UWを検出してフレーム同期を確立
し、受信フレームタイミング信号に基づいて音声バース
ト信号の受信を行い、音声バースト信号が受信されない
ときには保持信号によりそのフレーム同期を保持し、次
の音声バースト信号を受信するようにする。このため、
次の音声バースト信号の先頭部分でフレーム同期を速や
かに確立でき、音声信号の廃棄が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体衛星通信システム
における音声伝送方式に関し、特にボイスアクチベーシ
ョン方式を採用して音声の伝送を行う音声伝送方式及び
音声伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に移動体衛星通信システムは、少数
の中心局と、これと通信を行う多数の子局により構成さ
れており、システムに収容する子局数が、非常に多いこ
とが大きな特徴である。この種の移動体衛星通信システ
ムにおいて音声を伝送する場合、音声の発生率が低いこ
とを利用し、音声が無い時に送信を停止する、いわゆる
ボイスアクチベーション方式を採用し、通信衛星のもつ
パワーを節約して、その分参加局数の増加を図ることが
行われる。図3はこの種の移動体衛星通信システムにお
ける中心局や子局を構成する送信装置と受信装置の一部
の構成図である。図3(a)のように、送信装置には、
音声検出信号302に基づいて動作されるPW(プリア
ンブルワード)発生器31及びEOD(エンドオブバー
スト)発生機33と、UW(ユニークワード)発生器3
2と、これらで発生されたPW,UW,EODの各信号
303,304,305を音声データ301に多重して
多重化された送信データ306を出力する多重回路34
とを備えている。
【0003】そして、図4にそのバーストフォーマット
の一例を示すように、音声が発生した場合は音声符号化
した音声データの前に、発生されたPWとUWとを多重
し、図外の変調器で変調した上で送信機から送信する。
なお、PWは、受信側復調器での同期引込み特性を改善
するために、UWは音声データの開始タイミングの決定
及び、その検出パターンにより復調時に発生すつ位相不
確定性除去を行うために、発生する音声バースト毎に一
定周期のフレーム長で配置される。また、音声データが
なくなり、バーストを停止する場合は、バーストの最後
尾にEODを配置する。これは、受信側でフレーム同期
保護動作を停止させ、次の音声バーストの受信に備えさ
せるためのものである。実例としては、インマルサット
が勧告するインマルサットーMシステムなどでは、基本
的には以上のような音声バーストフォーマットを使用し
ている。
【0004】一方、図3(b)の受信装置には、受信し
た樹脂信号401を復調して受信データ402を出力す
る復調器41と、復調された受信データ402からU
W,EODの各信号403,404をそれぞれ検出する
検出器42,43と、検出されたUWに基づいてフレー
ム同期を行なってフレームタイミング信号405を出力
し、このフレームタイミング信号405により受信デー
タ402から音声データ406を分離する分離回路45
とを有している。そして、この受信装置においては、送
信側で音声が発生される度に図4に示した規定通りの音
声バーストが送信側で発生されてこれが送信されるた
め、これを受信する。
【0005】一般に、音声はフレームタイミングに対し
非同期に発生するため、前の音声バーストと次の音声バ
ーストの間ではフレームタイミングは連続しない。そこ
で、受信装置では、復調器41において復調された受信
データからUW検出器42においてUWを検出する。フ
レーム同期回路44では、一旦UWが検出されると、次
にUWが受信されるであろうと予測される時間位置が1
フレーム長後であるからそれまでUW検出は行わず、1
フレーム長後の検出予測時間位置に、1ないし数ビット
幅のUW検出用の窓(一般に、UWウィンドウあるい
は、UWアパーチャと呼ばれる)をあけ、そのタイミン
グでのみUWの検出を行う。
【0006】このようにして、1フレーム周期で連続N
回UWが検出されたとき初めてフレーム同期が確立した
といい、このNを後方保護という。また、フレーム同期
中にUW検出ミスした時、ただ一度のミス検出によりフ
レーム同期を外したのでは、回線のBER(ビット誤り
率)により確率的に発生するミス検出により頻繁にフレ
ーム同期が外れることがあるため、これも連続M回ミス
検出したことをもってフレーム同期外れとする。このM
を前方保護という。
【0007】音声バーストを受信すると、フレーム同期
回路44は、後方保護過程を経てフレーム同期を確立
し、フレーム同期が外れるときは前方保護過程を経てか
らとなる。UWアパーチャは、フレーム同期外れ状態以
外の状態のとき、1フレーム周期でのみあけられ、それ
以外のタイミングで受信されるいかなる信号に対しても
UW検出動作を一切行わない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなボイスアク
チベーション方式を用いる場合、音声はいつ発生するか
不明であり、ボイスアクチベーションバーストの送信タ
イミングは不定である。このため、UW挿入タイミン
グ、すなわちフレームタイミングも新しいバーストでは
変更されることになり、各音声バースト間でフレームタ
イミングは継続しなくなる。したがって、新しいバース
トが送信された時、受信側でまだ前のフレームタイミン
グによるフレーム同期保護過程にあると、UWアパーチ
ャを前のフレームタイミングでしか開けていないため、
新しい音声バーストの新しいフレームタイミングでのU
Wを検出できないことになる。
【0009】このため、新しい音声バーストに対して
は、前方保護過程期間を経過して一旦フレーム同期が外
れたあと、改めてフレーム同期引込み動作を行うことと
なる。このため、その間の音声受信データを復調できな
い。この復調できない音声受信データの量は、音声バー
スト間の時間が短く、前方保護過程期間が長いほど増加
する。この復調不可能な受信音声データ量を減少させる
ためには、フレーム同期の前方保護数を減少させる方法
もあるが、それではUW検出ミスによるフレーム同期外
れが多発し、却って音声品質を悪化させてしまうおそれ
がある。
【0010】前記したインマルサットMシステムでは、
音声バーストの最後に配置するEODによって、受信側
に音声バースト信号の終了を通知し受信フレーム同期を
外す方法を採用している。こうすれば、新しい音声バー
ストに対しては、信号の先頭を受信し始める時から新た
にフレーム同期動作を開始でき、音声バーストを受信後
直ちにフレーム同期を確立することが可能となる。
【0011】しかし、移動体衛星通信では、子局である
移動体局が、建物や樹木の影に入ったりなどして受信信
号が途切れることが頻繁に発生する。このような場合に
EODがシャドーイングされると、前記したようなEO
Dが存在しない場合と同様に受信側でのバースト終了認
識が遅れ、結局新しい音声バーストの先頭部分を廃棄し
てしまうことになる。この場合、EODは結果として意
味を持たないことになる。
【0012】このように、従来の移動体衛星通信のボイ
スアクチベーション方式による音声伝送方式では、前バ
ーストのフレーム同期状態を保持したまま新しい音声バ
ースト信号を受けたときに、そのフレーム同期確立が遅
れ、この新しい音声バースト信号の音声信号の先頭部分
を廃棄してしまい、伝送品質が劣化されるという問題が
ある。
【0013】
【発明の目的】本発明の目的は、ボイスアクチベーショ
ン方式による音声伝送方式において、新しい音声バース
ト信号を受信した際に、受信音声信号の先端部分を廃棄
することなく、伝送品質が改善された音声伝送方式を提
供することにあるまた、本発明の他の目的は、ボイスア
クチベーション方式の音声伝送を行うに際し、新しい音
声バースト信号を受信した際の受信音声信号の先端部分
の廃棄を防止した送信装置及び受信装置で構成される伝
送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の音声伝送方式
は、送信側では一定のフレームタイミングでの音声バー
スト信号の送信を行い、受信側では、送信信号に対する
フレーム同期を確立し、得られた受信フレームタイミン
グ信号に基づいて音声バースト信号の受信を行い、音声
バースト信号間ではこのフレーム同期を保持することを
特徴とする。例えば、送信側においては、音声バースト
信号の先頭にPWとSOM(スタートオブメッセージ信
号)を多重化し、かつ固定周期でUWを多重化して一定
のフレームタイミングでの送信を行なう。また、受信側
においては、UWを検出してフレーム同期を確立し、得
られた受信フレームタイミング信号と検出されたPWと
SOMに基づいて音声バースト信号の受信を行い、音声
バースト信号間ではこのフレーム同期を保持して次の音
声バースト信号の受信に対処する。
【0015】一方、本発明の音声伝送装置は、送信装置
は、音声検出信号を入力してPWとSOMを発生するP
W・SOM発生回路と、固定周期でUWを発生するUW
発生回路と、音声データ信号と前記PW,SOM,UW
を入力して多重する多重回路とを備え、多重された音声
バースト信号を一定のフレームタイミングで送信するよ
うに構成される。また、受信装置は、受信信号と初期化
信号と保持信号を入力し受信データを復調する復調器
と、受信データを入力しSOMを検出するSOM検出回
路と、受信データを入力してUWを検出するUW検出回
路と、UWを入力しフレーム同期を確立してフレームタ
イミング信号とその同期状態を保持するための保持信号
を出力するフレーム同期回路と、受信データ,SOM,
及びフレームタイミング信号を入力し受信音声データを
分離する分離回路とを備えており、音声バースト信号間
の状態のときに保持信号を復調器に入力させるように構
成する。
【0016】
【作用】受信側では、フレーム同期が確立したときには
受信フレームタイミング信号に基づいて音声バースト信
号の受信を行い、音声バースト信号が受信されないとき
には保持信号によりそのフレーム同期を保持し、次の音
声バースト信号を受信するようにする。送信側では一定
のフレームタイミングでの送信を行っているため、次の
音声バースト信号の先頭部分でフレーム同期を速やかに
確立でき、音声信号の廃棄が防止される。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1(a)及び(b)は本発明にかかる送信装置
と受信装置の一実施例のブロック図である。また、図2
は本方式による音声バーストフォーマットの一例であ
る。図1(a)の送信装置は、図外の音声処理器で検出
された音声検出信号102に基づいてPWとSOM10
3を発生させるPW・SOM発生器11と、固定の周期
でUW104を発生させるUW発生器12と、入力され
る送信音声データ(DATA)101に前記PW,SO
M103とUW104を多重化させる多重回路13とを
備えており、この多重化された信号105を図外の変調
器で変調し、送信機から送信するように構成される。
【0018】図1(b)の受信装置は、受信信号201
を受信し、クロック再生動作を行い、かつ受信信号のク
ロック引込み動作を実行し、受信信号201を復調して
受信データ(DATA)202として出力する復調器2
1を有する。また、この復調器21は、後述するフレー
ム同期回路22からのクロック保持信号により、クロッ
クを保持することができ、その一方で初期化信号203
によりそのクロック保持状態がキャンセルされるように
構成される。また、前記受信装置には、前記受信データ
202からSOM204を検出するSOM検出器23
と、UW205を検出するUW検出器24と、前記受信
データ202から前記SOM204を分離する分離回路
25を備える。更に、初期化信号203とUW検出器2
4により検出されたUW205に基づいて前記分離回路
25にフレームタイミング信号206を出力し、かつそ
のフレーム同期外れ状態とフレーム同期前方保護状態の
ときに前記復調器21に保持信号207を出力するフレ
ーム同期回路22を備えている。
【0019】このように構成された送信装置及び受信装
置による音声伝送においては、送信装置では、図外の音
声処理器で検出された音声検出信号102はPW・SO
M発生器11に入力され、PWとSOM信号103が発
生され、多重回路13に出力される。また、UW発生器
12は発振器を内蔵し、1フレーム周期でUW信号10
4を発生し続け、これが多重回路13に入力される。更
に、音声データ101も多重回路13に入力される。多
重回路13は、PWとSOM信号103、UW信号10
4、送信音声データ101を入力し、図2に示すバース
トフォーマットに交換し送信データとして、図外の変調
器に出力され、送信機を通して送信が行われる。また、
このとき、送信装置では、音声バーストの発生いかんに
かかわらずフレームタイミングを常に一定に保ってい
る。このため、フレームタイミングと音声とは無関係な
状態となるが、音声データの直前にPWとSOMを多重
して音声バーストを発生させている。
【0020】一方、受信装置では、受信信号201を復
調器21で復調し、受信データ202として出力する。
この時、送信装置側からの音声バーストが送信され始め
るまえに、図示されない受信装置内での呼処理部から出
力される初期化信号203が入力され、復調器21にお
いてクロック再生動作が行われる。この初期化信号20
3は、呼接続が生じたときに呼処理部から入力されるも
のである。フレーム同期回路22は、初期化信号203
を入力するとフレーム同期外れ状態に初期設定し、フレ
ーム同期用UW検出アパーチャをオープンにする。初期
状態では、まだフレーム同期が確立されていないため、
フレーム同期回路22はクロック保持を指定する保持信
号207を出力するが、復調器21は、初期化信号20
3によってクロック保持状態がキャンセルされる。この
ため、受信信号201に対するクロックの初期引込み動
作が実行され受信信号201の復調が行われる。
【0021】復調された受信データ202はSOM検出
器23に入力され、SOM検出が行われる。SOMが検
出されると、SOM検出信号204が、分離回路25に
入力される。また、受信データ202はUW検出器24
にも入力され、UW信号の検出が行われ、UW検出信号
205が出力される。フレーム同期回路22は、フレー
ム同期外れ状態でUW検出信号205を入力すると、一
旦UWアパーチャを閉じ、1フレーム後に検出されるで
あろうと予測される時間位置に、再び1受信クロック幅
で開け、UWの検出を行う。この時間位置の予測は、復
調回路21で再生されたクロックタイミングを使用す
る。
【0022】このようにして、UWの検出を実行し、連
続してN回UWが検出されると、フレーム同期が確立さ
れ受信フレームタイミング信号206が分離回路25に
出力される。分離回路25は、SOM検出信号204と
受信フレームタイミング信号206を入力すると、受信
データ202の中の音声データ位置を把握でき、音声デ
ータのみを受信音声データ208として分離して出力す
る。特に、この際には受信フレームタイミング信号20
6によりUWの直後の音声データを分離することはもと
より、UWが検出できない場合でもSOMを検出したと
きには、その直後の音声データをも分離する。
【0023】この状態で音声バーストの送信が停止し、
受信信号201が入力されなくなると、UW検出器24
からUW検出信号205が出力されなくなるので、フレ
ーム同期回路22はフレーム同期前方保護状態になる。
フレーム同期回路22は、フレーム同期外れ状態とフレ
ーム同期前方保護状態の場合に復調器21に対しクロッ
クの保持を指示する保持信号207を出力するため、復
調器21は、この保持信号207を入力するとクロック
再生動作を停止し、クロックを保持する。したがって、
フレーム同期回路22においてUWアパーチャは保持さ
れたクロックにより、フレーム同期状態と同様に、1受
信クロック幅で開けられ、受信信号201の再入力を持
つ。
【0024】ここで、このフレーム同期前方保護期間中
に再び新しい音声バーストが受信されるか、シャドーイ
ングで停止されていた受信信号が再入力された場合は、
送信側での送信フレームタイミングは一定であり、受信
側ではクロック信号は保持されているので、UW検出位
置はフレーム同期回路22で確立した受信フレームタイ
ミングに一致している。このため、UWアパーチャの中
に容易にUWを検出でき、フレーム同期前方保護状態か
らフレーム同期状態に復帰することができ、欠落するこ
となく受信音声データ208を分離できる。
【0025】次に、フレーム同期前方保護状態で受信信
号201が入力されなければ、フレーム同期回路22は
フレーム同期外れ状態になるが、保持信号207は保持
状態を指示したままであり、引続きクロックの保持が行
われる。この状態でも、フレーム同期回路22は、UW
アパーチャをオープンせず受信信号201を持ち続け
る。しかし、受信信号の間隔があまりにも空きすぎる
と、クロック精度により、次に受信信号201を入力し
ても、UWアパーチャ内にUWを検出できないことが起
こる。このため、フレーム同期外れ状態では、フレーム
同期回路22は、次の関係によりアパーチャサイズをD
〔sec〕に拡張する。
【0026】送信クロック精度を±A〔ppm〕 保持している受信クロック保持精度を±B〔ppm〕 最大受信信号間隔をC〔sec〕とすると、アパーチャ
サイズD〔sec〕は、 D=C×(A+B) これにより、想定する受信信号の最大間隔以内であれ
ば、アパーチャをオープンにせずに、フレーム同期の再
引込みを行うことができる。アパーチャをオープンにし
てしまうと、UWの誤検出により、受信フレームタイミ
ングを崩してしまうため、アパーチャによりこれを防ぐ
のである。
【0027】なお、フレーム同期後方保護状態とフレー
ム同期状態では、フレーム同期回路22からの保持信号
207は解除されるため、復調器21は引続きクロック
再生動作が実行され、これに基づく復調が行われる。ま
た、新たな呼接続が行われるときには、図外の呼処理回
路から初期化信号が入力され、前記した一連の動作によ
りフレーム同期の引込みが行われる。これは、呼接続の
度に相手局が異なり、異なる相手局間では送信フレーム
タイミングが非同期であることから、改めてフレーム同
期の引込みを実行するためである。
【0028】また、送信側のフレームタイミングが一定
であるが、音声の発生はこれと全く無関係であるため、
バースト先頭のPWの直後にUWが配置されないバース
トフォーマットとなる。これでは、受信装置側でPW後
の音声データの先頭位置を認識することができず、PW
から次のUWまでの音声データが認識できなくなるおそ
れがある。しかしながら、前記したようにPWの直後に
SOMを配置しているため、このSOMを認識すること
で、音声データの先頭位置を認識することが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音声伝送方
式は、送信側では一定のフレームタイミングでの音声バ
ースト信号の送信を行い、受信側では、送信信号に対す
るフレーム同期を確立し、得られた受信フレームタイミ
ング信号に基づいて音声バースト信号の受信を行い、音
声バースト信号間ではこのフレーム同期を保持すること
により、次の音声バースト信号に対して速やかにフレー
ム同期を確立することができ、音声信号の廃棄が防止さ
れる。また、送信側においては、音声バースト信号の先
頭にPWとSOMを多重化しているので、一定のフレー
ムタイミングに対して無関係に音声が発生した場合で
も、SOMを検出することで、音声データの先頭位置を
認識でき、PWから次のUWまでの間の音声データを認
識することが可能となる。
【0030】一方、本発明の音声伝送装置は、送信装置
は、音声検出信号を入力してPWとSOMを発生するP
W・SOM発生回路と、固定周期でUWを発生するUW
発生回路と、音声データ信号と前記PW,SOM,UW
を入力して多重する多重回路とを備えることにより、多
重された音声バースト信号を一定のフレームタイミング
で送信することができる。また、受信装置は、受信信号
と初期化信号と保持信号を入力し受信データを復調する
復調器と、受信データを入力しSOMを検出するSOM
検出回路と、受信データを入力してUWを検出するUW
検出回路と、UWを入力しフレーム同期を確立してフレ
ームタイミング信号とその同期状態を保持するための保
持信号を出力するフレーム同期回路と、受信データ,S
OM,及びフレームタイミング信号を入力し受信音声デ
ータを分離する分離回路とを備え、音声バースト信号間
の状態のときに保持信号を復調器に入力させるように構
成することにより、音声バースト信号を受信しないとき
には前の音声バースト信号のフレーム同期を保持し、次
の音声バースト信号を保持したフレーム同期で受信で
き、次の音声バースト信号の先頭部分でフレーム同期を
速やかに確立し、音声信号の廃棄を防止した受信を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声伝送装置を構成する送信装置と受
信装置の主要部のブロック構成図である。
【図2】本発明の音声伝送方式にかかわる音声バースト
信号のフォーマット図である。
【図3】従来の音声伝送方式にかかわる送信装置と受信
装置の一部のブロック図である。
【図4】従来の音声伝送方式における音声バースト信号
のフォーマット図である。
【符号の説明】
11 PW・SOM発生器 12 UW発生器 13 多重回路 21 復調器 22 フレーム同期回路 23 SOM検出器 24 UW検出器 25 分離回路 101 音声データ 102 音声検出信号 201 受信信号 202 受信データ 203 初期化信号 206 受信フレームタイミング信号 207 保持信号 208 受信音声データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では一定のフレームタイミングで
    の音声バースト信号の送信を行い、受信側では、前記送
    信信号に対するフレーム同期を確立し、得られた受信フ
    レームタイミング信号に基づいて前記音声バースト信号
    の受信を行い、前記音声バースト信号間ではこのフレー
    ム同期を保持することを特徴とする移動体衛星通信シス
    テムにおける音声伝送方式。
  2. 【請求項2】 送信側において、音声バースト信号の先
    頭にPW(プリアンブルワード信号)とSOM(スター
    トオブメッセージ信号)を多重化し、かつ固定周期でU
    W(ユニークワード信号)を多重化して一定のフレーム
    タイミングでの送信を行い、受信側において、前記UW
    を検出してフレーム同期を確立し、得られた受信フレー
    ムタイミング信号と検出された前記PWとSOMに基づ
    いて前記音声バースト信号の受信を行い、前記音声バー
    スト信号間では前記フレーム同期を保持して次の音声バ
    ースト信号の受信に対処することを特徴とする移動体衛
    星通信システムにおける音声伝送方式。
  3. 【請求項3】 送信装置は、音声検出信号を入力してP
    WとSOMを発生するPW・SOM発生回路と、固定周
    期でUWを発生するUW発生回路と、音声データ信号と
    前記PW,SOM,UWを入力して多重する多重回路と
    を備え、多重された音声バースト信号を一定のフレーム
    タイミングで送信するように構成され、受信装置は、受
    信信号と初期化信号と保持信号を入力し受信データを復
    調する復調器と、前記受信データを入力し前記SOMを
    検出するSOM検出回路と、前記受信データを入力して
    前記UWを検出するUW検出回路と、前記UWを入力し
    フレーム同期を確立してフレームタイミング信号とその
    同期状態を保持するための保持信号を出力するフレーム
    同期回路と、前記受信データ,SOM,及びフレームタ
    イミング信号を入力し受信音声データを分離する分離回
    路とを備え、前記音声バースト信号間の状態のときに前
    記保持信号を前記復調器に入力させるように構成したこ
    とを特徴とする移動体衛星通信システムにおける音声伝
    送装置。
  4. 【請求項4】 受信装置のフレーム同期回路は前方保持
    状態又はフレーム同期外れのときに保持信号を出力し、
    復調器は保持信号が入力されず或いは初期化信号によっ
    て保持信号がキャンセルされているときには受信信号に
    基づいてクロック再生を行って同期引込み動作を行い、
    保持信号が入力されたときにはその同期引込み状態を保
    持するように構成されてなる請求項3の移動体衛星通信
    システムにおける音声伝送装置。
  5. 【請求項5】 送信装置のPW・SOM発生回路は、音
    声データの直前にPWとSOMを多重化し、受信装置の
    分離回路はSOMが検出された際にSOM直後の音声デ
    ータを分離する請求項3の移動体衛星通信システムにお
    ける音声伝送装置。
JP10160494A 1994-04-15 1994-04-15 移動体衛星通信システムにおける音声伝送方式及び音声伝送装置 Pending JPH07288501A (ja)

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JP10160494A Pending JPH07288501A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 移動体衛星通信システムにおける音声伝送方式及び音声伝送装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6256510B1 (en) 1997-09-02 2001-07-03 Nec Corporation Mobile radio communication apparatus capable of reducing power dissipation

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