JPH08237243A - フレーム同期方式 - Google Patents

フレーム同期方式

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JPH08237243A
JPH08237243A JP7064973A JP6497395A JPH08237243A JP H08237243 A JPH08237243 A JP H08237243A JP 7064973 A JP7064973 A JP 7064973A JP 6497395 A JP6497395 A JP 6497395A JP H08237243 A JPH08237243 A JP H08237243A
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signal
frame synchronization
frame
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state
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JP7064973A
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Inventor
Taichi Taniguchi
太一 谷口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新しい音声バースト信号のフレーム同期確立
を速やかに行うことにより、受信音声信号の先頭部分を
破棄することなく高品質の音声伝送を可能にする。 【構成】 フレーム同期回路1は、受信バースト信号と
しての受信信号SinのユニークワードUWに基づいて後方
保護状態に入ると共にフレームタイミング信号F1を出
力し、同期確立後にユニークワードUWのミス検出をする
と、前方保護状態に入る。フレーム同期回路2も、受信
バースト信号SinのユニークワードUWに基づいて後方保
護状態に入ると共にフレームタイミング信号F2を出力
する。制御回路3は、フレーム同期回路1が前方保護状
態に入ったときにフレーム同期回路2を動作させ、フレ
ーム同期回路1が前方保護状態から復帰する前にフレー
ム同期回路2が同期確立状態に入ると、フレームタイミ
ング信号F1に代えてフレームタイミング信号F2を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体衛星通信システ
ムにおける音声伝送用のフレーム同期方式に関し、特
に、ボイスアクティベーションに使用するフレーム同期
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体衛星通信システムでは、少数の中
心局とこの中心局と通信を行う多数の子局とにより構成
され、非常に多くの子局がシステムに収納される。この
ような移動体衛星通信システムにおいて音声を伝送する
場合には、音声を音声データとして実際に送信する時間
率が非常に低い。したがって、限りある通信衛星のパワ
ーを有効に活用するために、ボイスアクティベーション
方式が一般的に採用されている。この方式は、音声がな
いときに送信信号を出力しないようにして、通信衛星の
持つパワーを節約し、その分、参加子局数の増加を図ろ
うとする方式である。
【0003】図3は、移動体衛星通信システムにおける
ボイスアクティベーションバーストフォーマットの一例
を示す概略図である。このフォーマット方式は、音声が
発生した場合に、その音声を符号化した音声データDATA
を作成する。そして、この音声データDATAの前にプリア
ンプルワードPWとユニークワードUWとを配置し、音声が
入力し続けられている間、ユニークワードUWをフレーム
長周期で挿入するようにしている。このフォーマットに
おいて、プリアンプルワードPWは、受信側復調器での同
期引き込み特性を改善するために機能し、ユニークワー
ドUWは、音声データDATAの開始タイミングの決定と、そ
の検出パターンにより復調時に発生する位相不確定性除
去とを行う機能を有する。
【0004】従来、このようなボイスアクティベーショ
ンバーストフォーマットの信号に対するフレーム同期を
可能にするものとして、例えば、特公平4−925号公
報記載のフレーム同期方式がある。この技術は、移動体
衛星通信において、受信側復調器で復調された受信デー
タを入力することで動作を開始する。すなわち、まず、
受信信号の中からユニークワードUWを検出することから
始め、一度ユニークワードUWが検出されると、次にユニ
ークワードUWが受信されるであろうと予測される1フレ
ーム長後の時間までユニークワードUWの検出を行わな
い。そして、この1フレーム長後の検出予測時間位置
に、「ユニークウインドウ」又は「ユニークワードアパ
ーチャー」と呼ばれる1〜数ビット幅のユニークワード
検出用窓を開け、そのタイミングでのみユニークワード
UWの検出を行っている。このようにして、ユニークワー
ドUWが1フレーム長周期で連続N回検出されたときに初
めてフレーム同期が確立したとする(後方保護)。この
ときのNを後方保護数という。
【0005】また、フレーム同期中に、ユニークワード
UWのミス検出があった場合に、たった一度のミス検出で
フレーム同期外れであると判断することは、回線のビッ
ト誤り率(B.E.R)によるミス検出を同期外れと誤
認するおそれがある。そこで、ミス検出が連続M回発生
したときに、フレーム同期外れとしている(前方保
護)。このときのMを前方保護数という。
【0006】このような方式では、音声バーストを受信
すると、後方保護状態を経てフレーム同期を確立し、前
方保護状態を経てフレーム同期が外れることとなる。ま
た、ユニークワード検出用窓は、フレーム同期外れ状態
以外の状態のときに、1フレーム周期でのみ開けられ、
それ以外のタイミングで受信されるどのような信号に対
してもユニークワードUWの検出を行わない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフレー
ム同期方式では、次のような問題がある。ボイスアクテ
ィベーション方式では、音声がいつ発生するか不定であ
る。このため、ボイスアクティベーションバーストの送
信タイミングが不定となり、新しい音声バーストにおい
て、ユニークワードUWの挿入タイミングすなわちフレー
ムタイミングが変更されることとなり、各音声バースト
間でフレームタイミングが連続しない。
【0008】したがって、新しい音声バーストが送信さ
れたときに、受信側がまだ前のフレームタイミングでフ
レーム同期保護状態にあると、ユニークワード検出用窓
を前のフレームタイミングでしか開けない。このため、
新しい音声バーストの新しいフレームタイミングによる
ユニークワードUWの検出を行うことができない。この結
果、前方保護状態期間を経過して一度でフレーム同期が
外れた後は、改めてフレーム同期引き込み動作を行うま
で、フレーム同期を確立することができないこととな
り、その間に受信された音声データDATAを破棄せざるを
得ないこととなる。この破棄量は、音声バースト間の時
間が短いほど増加する。
【0009】このような受信音声データDATAの破棄量を
減少させる方法として、フレーム同期の前方保護数Mを
減少させることが考えられる。しかし、この方法による
と、ユニークワードUWの検出ミスによるフレーム同期外
れが多発し、かえって、音声品質を劣化させてしまうお
それがある。
【0010】また、音声バーストの最後に、例えば、エ
ンドオブバーストと呼ばれる信号を配置して受信側に通
知し、受信側で、これを検出することにより音声信号の
終了を知って、受信フレーム同期を外すようにする方法
も考えられる。この方法によれば、新しい音声バースト
に対しては、信号の先頭を受信し始めるときから新にフ
レーム同期の動作を開始することができるので、音声バ
ーストの受信後、直ちにフレーム同期を確立することが
できる可能性がある。
【0011】しかし、移動体衛星通信では、子局である
移動体局が建物の陰に入るなどして、通信衛星を見通せ
なくなること(シャドーイング)が頻繁に発生する。し
たがって、エンドオブバースト信号がシャドーイングさ
れた場合には、受信側でのバースト終了の認識が遅れ、
結局、新しい音声バーストの先頭部分を破棄してしまう
こととなり、エンドオブバースト信号が意味を持たない
こととなる。
【0012】このように、上述した従来の技術では、新
しい音声バースト信号のフレーム同期確立が遅れるの
で、受信音声信号の先頭部分が破棄されてしまうという
問題があった。
【0013】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、新しい音声バースト信号のフレーム同期確立を
速やかに行うことにより、受信音声信号の先頭部分を破
棄することなく高品質の音声伝送を可能にしたフレーム
同期方式の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るフレーム同期方式は、受
信バースト信号のユニークワードに基づいて後方保護状
態に入ると共に第1のフレームタイミング信号を出力
し、同期確立後に上記ユニークワードのミス検出したと
きに前方保護状態に入る第1のフレーム同期手段と、上
記受信バースト信号のユニークワードに基づいて後方保
護状態に入ると共に第2のフレームタイミング信号を出
力する第2のフレーム同期手段と、上記第1のフレーム
同期手段が上記前方保護状態に入ったときに、上記第1
のフレームタイミング信号を出力しながら上記第2のフ
レーム同期手段を動作させ、上記第1のフレーム同期手
段が上記前方保護状態から同期確立状態に復帰する前
に、上記第2のフレーム同期手段が同期確立状態に入っ
たときに、上記第1のフレームタイミング信号に代えて
第2のフレームタイミング信号を出力する制御手段とを
備える構成とした。
【0015】請求項2の発明は、上記第1及び第2のフ
レーム同期手段が、上記第1及び第2のフレームタイミ
ング信号を発生する第1及び第2のフレームタイミング
信号発生部と、上記第1及び第2のフレーム同期手段が
後方保護状態にあることを示す第1及び第2の後方保護
状態信号を発生する第1及び第2の後方保護状態信号発
生部と、上記第1及び第2のフレーム同期手段がフレー
ムの同期を確立した状態にあることを示す第1及び第2
のフレーム同期状態信号を発生する第1及び第2のフレ
ーム同期状態信号発生部と、上記第1及び第2のフレー
ム同期手段が前方保護状態にあることを示す第1及び第
2の前方保護状態信号を発生する第1及び第2の前方保
護状態信号発生部と、上記ユニークワード検出時に、上
記第1及び第2のフレームタイミング信号発生部と第1
及び第2の後方保護状態信号発生部とを動作させて上記
後方保護状態に入り、後方保護達成後、上記第1及び第
2の前方保護状態信号発生部の動作を解除して、上記第
1及び第2のフレーム同期状態信号発生部を動作させて
同期確立状態に入り、この同期確立状態中に、上記ユニ
ークワードのミス検出があると、上記第1及び第2のフ
レーム同期状態信号発生部の動作を解除すると共に上記
第1及び第2の前方保護状態信号発生部を動作させて前
方保護状態に入る第1及び第2のユニークワード検出部
とを有する構成としてある。
【0016】請求項3の発明は、上記制御手段が、上記
第1及び第2のフレーム同期手段を動作させるための第
1及び第2の動作許可信号を出力する同期回路駆動部
と、上記第1及び第2のフレームタイミング信号の出力
切換を行う切換部と、動作開始時に上記第1の動作許可
信号を上記第1のフレーム同期手段に出力し、上記第1
の前方保護状態信号の入力時に上記第2の動作許可信号
を上記第2のフレーム同期手段に出力し、上記第1の前
方保護状態信号の入力後であって上記第1のフレーム同
期状態信号入力前に上記第2のフレーム同期状態信号を
入力すると、上記第2のフレームタイミング信号を出力
するように上記切換部を切り換える判定部とを有する構
成としてある。
【0017】請求項4の発明は、上記受信バースト信号
は、先頭のプリアンプルワードと、音声データと、この
音声データの前に挿入されたユニークワードとをフレー
ム化した信号である構成とした。
【0018】
【作用】本発明のフレーム同期方式によれば、第1のフ
レーム同期手段が受信バースト信号を受信し、そのユニ
ークワードに基づいて後方保護状態に入ると、第1のフ
レームタイミング信号が出力される。そして、第1のフ
レーム同期手段が同期確立後にユニークワードのミス検
出して前方保護状態に入ると、制御手段が、第1のフレ
ームタイミング信号を出力しながら第2のフレーム同期
手段を動作させる。しかる後、第1のフレーム同期手段
が前方保護状態から同期確立状態に復帰する前に、第2
のフレーム同期手段が後方保護状態から同期確立状態に
入ると、制御手段が第2のフレームタイミング信号を選
択して出力する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、本明細書では、後方保護状態、フレ
ーム同期状態、前方保護状態の三つの状態をそれぞれ別
個独立の状態として説明する。図1は、本発明の一実施
例に係るフレーム同期方式を示すブロック図である。本
実施例のフレーム同期方式は、図3に示したボイスアク
ティベーション方式でフォーマットされた受信バースト
信号としての受信信号Sinを入力する第1のフレーム同
期手段としてのフレーム同期回路1と、第2のフレーム
同期手段としてのフレーム同期回路2と、これらフレー
ム同期回路1,2を制御する制御手段としての制御回路
3とを備えている。
【0020】フレーム同期回路1(2)は、第1及び第
2のユニークワード検出部としてのUW検出部10(2
0)と、第1及び第2のフレームタイミング信号発生部
としてのフレームタイミング信号発生部11(21)
と、第1及び第2の後方保護状態信号発生部としての後
方保護状態信号発生部12(22)と、第1及び第2の
フレーム同期状態信号発生部としてのフレーム同期状態
信号発生部13(23)と、第1及び第2の前方保護状
態信号発生部としての前方保護状態信号発生部14(2
4)とを有している。UW検出部10(20)は、受信信
号SinからユニークワードUWを検出し、各発生部11
(21)〜14(24)を制御する部分である。
【0021】フレームタイミング信号発生部11(2
1)は、第1及び第2のフレームタイミング信号として
のフレームタイミング信号F1(F2)を発生し、後方保
護状態信号発生部12(22)は、フレーム同期回路1
(2)が後方保護状態にあることを示す第1及び第2の
後方保護状態信号としての後方保護状態信号B1(B2)
を発生し、フレーム同期状態信号発生部13(23)
は、フレーム同期回路1(2)がフレームの同期を確立
した状態にあることを示す第1及び第2のフレーム同期
状態信号としてのフレーム同期状態信号S1(S2)を発
生し、前方保護状態信号発生部14(24)は、フレー
ム同期回路1(2)が前方保護状態にあることを示す第
1及び第2の前方保護状態信号としての前方保護状態信
号Z1(Z2)を発生する部分である。
【0022】具体的には、UW検出部10(20)は、受
信信号Sinの中から一度目のユニークワードUWを検出す
ると、フレームタイミング信号発生部11(21)と後
方保護状態信号発生部12(22)とを動作させた後、
次にユニークワードUWが受信されるであろうと予測され
る1フレーム長後の時間まで待って、その検出予測時間
位置に、ユニークワード検出用窓を開け、1フレーム長
周期でユニークワードUWの検出を行う後方保護機能を有
する。
【0023】また、UW検出部10(20)は、ユニーク
ワードUWが1フレーム長周期で連続N回検出されたとき
にフレーム同期が確立したとし、後方保護状態信号発生
部12(22)の動作を解除すると共に、フレーム同期
状態信号発生部13(23)を動作させる。
【0024】さらに、UW検出部10(20)は、フレー
ム同期確立中に、ユニークワードUWのミス検出が一回発
生したときに、フレーム同期外れとし、フレーム同期状
態信号発生部13(23)の動作を解除すると共に、前
方保護状態信号発生部14(24)を動作させる前方保
護の機能をも有している。ユニークワードUWのミス検出
がM回連続して発生し、前方保護が達成された後は、前
方保護状態信号発生部14(24)の動作を解除して、
フレーム同期状態信号発生部13(23)を動作させる
ようになっている。
【0025】制御回路3は、同期回路駆動部30と判定
部31と切換部32とを有している。同期回路駆動部3
0は、フレーム同期回路1,2を動作させるための第1
及び第2の動作許可信号としての動作許可信号D1,D2
を出力する部分であり、判定部31からの制御信号C1
によって制御されるようになっている。
【0026】判定部31は、電源投入時に、動作許可信
号D1をフレーム同期回路1に出力すると共に、フレー
ム同期回路1の前方保護状態信号発生部14から前方保
護状態信号Z1を入力すると、動作許可信号D2をフレー
ム同期回路2に出力する制御信号C1を発生する機能を
有している。
【0027】また、この判定部31は、フレーム同期回
路1の前方保護状態信号発生部14からの前方保護状態
信号Z1とフレーム同期回路2の後方保護状態信号発生
部22からの後方保護状態信号B2とに基づいて、UW検
出部10がUW検出部20よりも先にユニークワードUWを
検出したと判断すると、動作許可信号D2の出力を停止
させる制御信号C1を同期回路駆動部30に出力する機
能を有している。
【0028】さらに、判定部31は、フレーム同期回路
2が同期確立する前に、フレーム同期回路1が前方保護
状態信号発生部14の動作を解除して、フレーム同期状
態信号発生部13を動作させた場合にも、動作許可信号
D2の出力を停止させる制御信号C1を同期回路駆動部3
0に出力する機能を有している。
【0029】なお、フレーム同期回路1が前方保護状態
信号発生部14の動作を解除する前に、フレーム同期回
路2の後方保護状態信号発生部22の動作が解除され、
フレーム同期状態信号発生部23が動作すると、判定部
31は、動作許可信号D1を停止させて動作許可信号D2
のみを出力させる制御信号C1を同期回路駆動部30に
出力すると共に、切換部32の可動接点32aを端子3
2bから端子32c側に切り換えさせる制御信号C2を
切換部32に出力する機能を有している。
【0030】さらに、前方保護状態信号Z1に基づい
て、フレーム同期回路1がフレーム同期外れに至ったと
判断したときには、フレーム同期回路2の状態にかかわ
らず、判定部31は、動作許可信号D1を停止させて動
作許可信号D2のみを出力させる制御信号C1を同期回路
駆動部30に出力すると共に、切換部32の可動接点3
2aを端子32bから端子32c側に切り換えさせる制
御信号C2を切換部32に出力する機能をも有してい
る。
【0031】次に、本実施例の動作について説明する。
図2は、動作時における各信号のタイムチャート図であ
る。電源が投入されると、動作許可信号D1が制御回路
3の同期回路駆動部30からフレーム同期回路1に出力
され、フレーム同期回路1のUW検出部10が、受信信号
SinからユニークワードUWを検出する。
【0032】そして、UW検出部10において、ユニーク
ワードUWが一度検出されると、図2の(a)及び(b)
に示すように、フレームタイミング信号発生部11と後
方保護状態信号発生部12とが動作され、フレームタイ
ミング信号F1と後方保護状態信号B1とが制御回路3の
判定部31に出力され、フレーム同期回路1が後方保護
状態に入る。
【0033】この後方保護状態において、ユニークワー
ドUWが1フレーム長周期で連続N回検出されると、フレ
ーム同期が確立され、図2の(c)に示すように、後方
保護状態信号発生部12の動作が解除された後、フレー
ム同期状態信号S1がフレーム同期状態信号発生部13
から判定部31に出力される。この状態では、図1に示
すように、切換部32の可動接点32aが端子32bに
接触しており、フレームタイミング信号F1が出力信号
Soutとして継続的に切換部32から出力される。
【0034】そして、フレーム同期回路1のフレーム同
期確立中に、ユニークワードUWのミス検出が発生する
と、図2の(d)に示すように、フレーム同期状態信号
発生部13の動作が解除されると共に、前方保護状態信
号Z1が前方保護状態信号発生部14から判定部31に
出力される。
【0035】これにより、判定部31から同期回路駆動
部30に動作許可信号D2をフレーム同期回路2に出力
する制御信号C1が入力され、フレーム同期回路2が動
作を開始する。この結果、フレーム同期回路2のUW検出
部20において、図2の(e)及び(f)に示すよう
に、一度目のユニークワードUW検出後、フレームタイミ
ング信号発生部21と後方保護状態信号発生部22とが
動作され、フレームタイミング信号F2と後方保護状態
信号B2とが制御回路3の判定部31に出力され、フレ
ーム同期回路2が後方保護状態に入る。
【0036】この状態では、フレーム同期回路1が前方
保護状態にあり、フレーム同期回路2が後方保護状態に
あり、フレームタイミング信号F1,F2の双方が切換部
32に出力されるが、判定部31から切換部32に制御
信号C2が出力されないので、図2の(i)に示すよう
に、切換部32からは、フレームタイミング信号F1が
出力信号Soutとして出力され続ける。
【0037】そして、フレーム同期回路2の後方保護状
態において、ユニークワードUWが1フレーム長周期で連
続N回検出されると、フレーム同期回路2のフレーム同
期が確立される。すると、図2の(g)に示すように、
後方保護状態信号発生部22の動作が解除された後、フ
レーム同期状態信号S2がフレーム同期状態信号発生部
23から判定部31に出力される。
【0038】これにより、動作許可信号D1を停止させ
て動作許可信号D2のみを出力させる制御信号C1が判定
部31から同期回路駆動部30に出力されると共に、切
換部32の可動接点32aを端子32bから端子32c
側に切り換えさせる制御信号C2が判定部31から切換
部32に出力される。この結果、図2の(i)に示すよ
うに、フレームタイミング信号F1と連続するフレーム
タイミング信号F2が出力信号Soutとして間段なく切換
部32から出力される。
【0039】なお、フレーム同期回路2がどのような状
態にあっても、フレーム同期回路1がフレーム同期外れ
に至った場合には、判定部31の制御によって、フレー
ム同期回路1への動作許可信号D1が停止され、動作許
可信号D2のみがフレーム同期回路2に出力されると共
に、切換部32の可動接点32aが端子32bから端子
32c側に切り換えられるので、フレームタイミング信
号F2が出力信号Soutとして出力される。
【0040】ところで、フレーム同期回路2が上記の同
期確立をする前に、フレーム同期回路1が動作復帰した
場合には、動作許可信号D2のフレーム同期回路2への
出力が停止され、フレームタイミング信号F1が出力信
号Soutとして出力される。すなわち、フレーム同期回
路1が前方保護状態にあり、フレーム同期回路2が後方
保護状態にあるときに、フレーム同期回路1のUW検出部
10がフレーム同期回路2のUW検出部20よりも先にユ
ニークワードUWを検出して、フレーム同期回路1が同期
確立状態に復帰すると、判定部31の制御によって、動
作許可信号D2のフレーム同期回路2への出力が停止さ
れる。
【0041】このように、本実施例のフレーム同期方式
によれば、フレーム同期回路1のミス検出後、フレーム
同期回路2の同期確立前に、フレーム同期回路1が復帰
しなければ、フレームタイミング信号F2が制御回路3
から出力され、復帰すれば、フレームタイミング信号F
1が引続き出力されることとなる。
【0042】上述したように、本実施例のフレーム同期
方式によれば、当初、フレーム同期回路1のフレームタ
イミング信号F1が制御回路3から出力され、フレーム
同期回路1のミス検出後、フレーム同期回路1が復帰し
なくとも、フレーム同期回路2が速やかに同期確立状態
に至り、フレームタイミング信号F2が連続的に出力さ
れるので、ユニークワードUWのミス検出後も音声データ
DATAを間段なく伝送することができ、高品質の音声伝送
が可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明のフレーム同期方式
によれば、当初、第1のフレーム同期手段の第1のフレ
ームタイミング信号が制御手段から出力され、第1のフ
レーム同期手段のミス検出後、第1のフレーム同期手段
が復帰しなくとも、第2のフレーム同期手段が速やかに
同期確立状態に至り、第2のフレームタイミング信号が
連続的に出力されるので、第1のフレーム同期手段のユ
ニークワードのミス検出後も、音声データを破棄するこ
となく間段なく伝送することができ、高品質の音声伝送
が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフレーム同期方式を示
すブロック図である。
【図2】各信号のタイムチャート図である。
【図3】移動体衛星通信システムにおけるボイスアクテ
ィベーションバーストフォーマットの一例を示す概略図
である。
【符号の説明】
1,2 フレーム同期回路 3 制御回路 10,20 UW検出部 11,21 フレームタイミング信号発生部 12,22 後方保護状態信号発生部 13,23 フレーム同期状態信号発生部 14,24 前方保護状態信号発生部 30 同期回路駆動部 31 判定部 32 切換部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信バースト信号のユニークワードに基
    づいて後方保護状態に入ると共に第1のフレームタイミ
    ング信号を出力し、同期確立後に上記ユニークワードの
    ミスを検出したときに前方保護状態に入る第1のフレー
    ム同期手段と、 上記受信バースト信号のユニークワードに基づいて後方
    保護状態に入ると共に第2のフレームタイミング信号を
    出力する第2のフレーム同期手段と、 上記第1のフレーム同期手段が上記前方保護状態に入っ
    たときに、上記第1のフレームタイミング信号を出力し
    ながら上記第2のフレーム同期手段を動作させ、上記第
    1のフレーム同期手段が上記前方保護状態から同期確立
    状態に復帰する前に、上記第2のフレーム同期手段が同
    期確立状態に入ったとき、上記第1のフレームタイミン
    グ信号に代えて第2のフレームタイミング信号を出力す
    る制御手段と、 を備えることを特徴としたフレーム同期方式。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2のフレーム同期手段
    が、 上記第1及び第2のフレームタイミング信号を発生する
    第1及び第2のフレームタイミング信号発生部と、 上記第1及び第2のフレーム同期手段が後方保護状態に
    あることを示す第1及び第2の後方保護状態信号を発生
    する第1及び第2の後方保護状態信号発生部と、 上記第1及び第2のフレーム同期手段がフレームの同期
    を確立した状態にあることを示す第1及び第2のフレー
    ム同期状態信号を発生する第1及び第2のフレーム同期
    状態信号発生部と、 上記第1及び第2のフレーム同期手段が前方保護状態に
    あることを示す第1及び第2の前方保護状態信号を発生
    する第1及び第2の前方保護状態信号発生部と、 上記ユニークワード検出時に、上記第1及び第2のフレ
    ームタイミング信号発生部と第1及び第2の後方保護状
    態信号発生部とを動作させて上記後方保護状態に入り、
    後方保護達成後、上記第1及び第2の前方保護状態信号
    発生部の動作を解除して、上記第1及び第2のフレーム
    同期状態信号発生部を動作させて同期確立状態に入り、
    この同期確立状態中に、上記ユニークワードのミス検出
    があると、上記第1及び第2のフレーム同期状態信号発
    生部の動作を解除すると共に上記第1及び第2の前方保
    護状態信号発生部を動作させて前方保護状態に入る第1
    及び第2のユニークワード検出部とを有する請求項1記
    載のフレーム同期方式。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が、 上記第1及び第2のフレーム同期手段を動作させるため
    の第1及び第2の動作許可信号を出力する同期回路駆動
    部と、 上記第1及び第2のフレームタイミング信号の出力切換
    を行う切換部と、 動作開始時に上記第1の動作許可信号を上記第1のフレ
    ーム同期手段に出力し、上記第1の前方保護状態信号の
    入力時に上記第2の動作許可信号を上記第2のフレーム
    同期手段に出力し、上記第1の前方保護状態信号の入力
    後であって上記第1のフレーム同期状態信号入力前に上
    記第2のフレーム同期状態信号を入力すると、上記第2
    のフレームタイミング信号を出力するように上記切換部
    を切り換える判定部とを有する、 請求項1又は2記載のフレーム同期方式。
  4. 【請求項4】 上記受信バースト信号が、先頭のプリア
    ンプルワードと、音声データと、この音声データの前に
    挿入されたユニークワードとをフレーム化した信号であ
    る請求項1,2又は3記載のフレーム同期方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661997A (ja) * 1992-04-21 1994-03-04 Nec Corp 移動通信用フレーム同期方式

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661997A (ja) * 1992-04-21 1994-03-04 Nec Corp 移動通信用フレーム同期方式

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