JPH09247115A - ディジタル無線通信受信機 - Google Patents

ディジタル無線通信受信機

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JPH09247115A
JPH09247115A JP8056297A JP5629796A JPH09247115A JP H09247115 A JPH09247115 A JP H09247115A JP 8056297 A JP8056297 A JP 8056297A JP 5629796 A JP5629796 A JP 5629796A JP H09247115 A JPH09247115 A JP H09247115A
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synchronization
frame
frame structure
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JP8056297A
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Takanori Shoji
隆則 東海林
Yasuyuki Nagashima
康之 長島
Masayuki Doi
正幸 土井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0602Systems characterised by the synchronising information used
    • H04J3/0605Special codes used as synchronising signal
    • H04J3/0608Detectors therefor, e.g. correlators, state machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期語検出情報から受信フレーム構造を推測
し良好なフレーム同期特性を有するディジタル無線通信
受信機を得る。 【解決手段】 1つの回線内に2つ以上の種類のフレー
ム構造を有するディジタル無線通信系において、受信ビ
ット系列より同期語の検出を行う同期語検出部1、同期
語検出情報に基づき受信フレームの受信タイミングを制
御するタイミング情報を出力する受信タイミング制御手
段(2、3、6)、フレーム同期用保護段数を設定する
フレーム同期用保護段数設定部4、同期語検出情報及び
保護段数に基づき受信フレームの同期確立を判定しフレ
ーム同期情報を出力するフレーム同期判定部5、同期語
検出情報及びフレーム同期情報に基づき相関しきい値を
設定し出力する相関しきい値設定部7、同期語検出情報
に基づきフレーム構造を判定し出力するフレーム構造判
定部10とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同期語の検出間
隔や位相から受信フレーム構造の推測を行うディジタル
無線通信受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信においては、受信し
た信号を検波することにより受信ビット系列を抽出し、
その受信ビット系列においてフレームタイミングを検出
することにより正しい受信情報の抽出が行われる。一般
に、フレームタイミングの検出及びフレーム同期は、フ
レーム内の所定の位置に置かれた自己相関の鋭いビット
系列、すなわち同期語を検出することにより行われる。
同期語はSync wordまたはUnique wordなどとも呼ばれ、
後述する図面においては、Unique wordの略語であるU
Wで表記している。
【0003】同期語の検出は、受信ビット系列と、受信
側で用意した同期語ビット系列とを比較することにより
行われる。両者の不一致ビット数が所定のしきい値(以
後、相関しきい値と呼ぶ)以下であれば、同期語が検出
されたと判定される。一方、本来、同期語のあるべきタ
イミングにおいて、不一致ビット数が相関しきい値を超
えたときは、同期語が不検出であったと判定される。
【0004】フレーム同期が確立しているときは、受信
機において同期語の位置がおおよそ推定できる。そこ
で、フレーム同期確立時は、アパーチャと呼ばれるゲー
トを設定して、同期語の位置あるいはその周辺のごく小
さな範囲でのみ有効な同期語の検出動作を行うようにす
ることで、同期語の誤検出確率を低く抑える。
【0005】フレーム同期の確立は、所定の位置で規定
フレーム数連続して同期語を検出することにより達成さ
れる。このような動作を後方保護と呼び、規定フレーム
数を後方保護段数と呼ぶ。この段数の値が大きいほどフ
レーム誤同期が起こりにくくフレーム同期の信頼性が高
いが、フレーム同期確立するまでの時間がかかる。逆
に、この段数の値が小さいとフレーム同期になるまでの
時間が短くてすむが、フレーム誤同期が発生しやすくな
る。一方、フレーム同期外れの検出は、本来同期語があ
るべき位置で規定フレーム数連続して同期語の不検出が
確認されることにより行われる。このような動作を前方
保護と呼び、規定フレーム数を前方保護段数と呼ぶ。こ
の段数が大きければ、回線品質の劣化等によるフレーム
同期外れの発生確率が低く抑えることができるが、反
面、実際にフレーム同期が外れたときにその検出に時間
がかかる。一方、この段数が小さければ、フレーム同期
外れの検出にかかる時間は短くなるが、本来フレーム同
期が保持されるべき場合に誤ってフレーム同期外れと判
定してしまう確率が高くなる。
【0006】ディジタル無線通信システムにおいては、
通信の状態によってフレームの構造が変化する場合があ
る。例えば、ボイスアクチベーション技術を採用したシ
ステムでは、音声が有意である場合にのみフレームが送
信され、音声が認識されないときには原則としてフレー
ムが送信されない。ただし、このような場合であって
も、フレーム同期を保持するために、一定間隔で同期語
を含む短いバーストを送信する。しかし、一般に、この
間隔はフレームの長さとは異なる。
【0007】上記の例のように、通信の状態によってフ
レーム構造が変化する場合、送信側においてフレーム構
造の変化を通知する必要がある。フレーム構造の変化の
通知は、あらかじめフレーム内にフレーム構造を通知す
るビット系列を設けておく方法もあるが、変化の際に、
これを通知するビット系列(以後、フレーム構造フラグ
と呼ぶ)を挿入する方法もある。
【0008】図10はフレーム同期及びフレーム構造推
測を行う従来のディジタル無線通信受信機の構成例を示
すブロック図である。図10において、1は後述するア
パーチャ制御部からのタイミング情報及び後述する相関
しきい値設定部からの相関しきい値に基づいて受信ビッ
ト系列より同期語の検出を行う同期語検出部で、この同
期語検出部1に入力される受信ビット列は、受信アンテ
ナ100で受信された受信搬送波に基づいてダウンコン
バータ101より出力される中間周波数帯の受信信号を
検波器102を介して検波することにより抽出される。
2は同期語検出部1に同期語検出のためのタイミングを
制御するタイミング情報を与えるアパーチャ制御部で、
後述するアパーチャ幅設定部からのアパーチャ幅及び後
述するタイミング制御部からの受信タイミング情報に基
づいて上記同期語検出部1に出力するタイミング情報を
得る。
【0009】3は上記同期語検出部1からの同期語検出
情報に基づいて受信信号のタイミングを示す受信タイミ
ング情報を出力するタイミング制御部、4はフレーム同
期判定条件の同期語の連続検出回数である前方保護段数
及び同期語の連続不検出回数である後方保護段数(以
後、これらを合わせて単に保護段数と呼ぶ)を設定する
フレーム同期用保護段数設定部、5は上記同期語検出部
1からの同期語検出情報及び上記フレーム同期用保護段
数設定部4からの保護段数に基づいてフレーム同期情報
を得るフレーム同期判定部である。
【0010】6は上記同期語検出部1からの同期語検出
情報及び上記フレーム同期判定部4からのフレーム同期
情報に基づいて同期語検出のための時間幅であるアパー
チャ幅を設定して出力するアパーチャ幅設定部、7は上
記同期語検出部1からの同期語検出情報及び上記フレー
ム同期判定部5からのフレーム同期情報に基づいて同期
語検出条件の相関しきい値を設定して出力する相関しき
い値設定部、8は検波器102から出力された受信ビッ
ト系列から上記タイミング制御部3より指定されたタイ
ミングで受信信号を抽出する受信信号抽出部、9は受信
信号のフレーム構造フラグを検出してフレーム構造が変
化したか否かを判定するフレーム構造判定部である。
【0011】次に、上記構成に係る従来のディジタル無
線通信受信機の動作について説明する。受信アンテナ1
00で受けた受信搬送波はダウンコンバータ101で中
間周波数帯に変換され、受信信号として検波器102へ
入力される。検波器102では、受信信号を復調し、受
信ビット系列を出力する。同期語検出部1は、該受信ビ
ット列を入力して、アパーチャ制御部2で設定されたタ
イミングにて、受信ビット系列と同期語との相関を取
り、その誤りビット数と相関しきい値から同期語の検出
及び同期語の位相の判定を行い、その結果を同期語検出
情報として出力する。
【0012】タイミング制御部3では、同期語検出情報
に基づいて受信タイミングの制御を行う。フレーム同期
判定部5では、フレーム同期用保護段数設定部4で指定
された同期語検出情報の連続検出回数を用いてフレーム
同期状態を判定し、判定結果をフレーム同期情報として
出力する。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出情報
及びフレーム同期情報を用いて次に同期語検出を行うと
きに用いるアパーチャ幅を設定し出力する。相関しきい
値設定部7では、同期語検出情報及びフレーム同期情報
を用いて次に同期語検出を行うときに用いる相関しきい
値を設定し出力する。フレーム構造判定部9では、検波
器102から出力された受信ビット系列からタイミング
制御部3より指定されたタイミングで受信信号抽出部8
により抽出された受信信号のフレーム構造を示すフレー
ム構造フラグを検出してフレーム構造が変化したか否か
を判定する。
【0013】ここで、上述した従来のディジタル無線通
信受信機において、フレーム同期制御を行う際のフレー
ム構造の認識について詳細に説明する。まず、図11は
通信の状態によってフレームの構造が変化する様子の例
を表したもので、図11の一部は、“RADIO TRANSMISSI
ON IN THE AMERICAN MOBILE SATELLITE SYSTEM”(A CO
LLECTION OF TECHNICAL PAPERS、AIAA-94-0945-CP、pp2
80-294、1994)の図2を抜粋し、簡略化したものであ
る。図11において、17は同期語、18−aはフレー
ム構造1を示すフレーム構造フラグで、フレーム構造2
からフレーム構造1へ変化するときに挿入されるフラ
グ、18−bはフレーム構造2を示すフレーム構造フラ
グで、フレーム構造1からフレーム構造2へ変化すると
きに挿入されるフラグを示す。図11に示すフレーム構
造では、フレーム構造1において同期語により区切られ
る単位をサブフレームと呼び、サブフレームを4つ集め
た単位をフレームと呼ぶ。フレーム構造2における同期
語の間隔はフレームと同一である。言い換えると、図1
1において、フレーム構造1はサブフレーム単位で同期
語を有し、フレーム構造2はフレーム単位で同期語を持
つ。
【0014】また、図12と図13はフレーム構造が変
化するときに、それを通知するフレーム構造フラグが1
度しか送信されない場合のフレーム構造の認識例で、図
12はフレーム構造フラグを誤検出した場合、図13で
はフレーム構造フラグを不検出した場合の例である。図
12では、フレーム構造判定部9は、フレーム構造フラ
グを誤検出してフレーム構造の誤判定をしている。フレ
ーム構造判定部9では、再びフレーム構造が切替わるま
ではフレーム構造フラグを受信できないため、正しいフ
レーム構造の認識ができなくなる。図13では、フレー
ム構造判定部9は、フレーム構造フラグを不検出してフ
レーム構造を誤判定している。これも上記と同様に、再
びフレーム構造が切替わるまで正しいフレーム構造の認
識ができなくなる。
【0015】ここで、この誤判定による影響の例を図1
4に示す。図14はフレーム構造フラグの不検出による
影響例で、フレーム同期の前方保護段数は2段としてい
る。図14に示すように、フレーム構造フラグを検出で
きなかった場合、実際に到来しているフレームの構造は
フレーム構造2に切り替わっているにもかかわらず、受
信機はフレーム構造1のまま受信しようとする。フレー
ム構造1とフレーム構造2とでは、同期語間隔が異なる
から、フレーム構造1の同期語間隔で同期語検出しよう
とすることにより、同期語不検出が生じる。この状態
は、実際のフレーム構造が再びフレーム構造1に切り替
わるまで続くため、同期語不検出を繰り返す間に同期外
れを起こす可能性が非常に高くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル無線
通信受信機は以上のように構成されており、フレーム構
造が変化するとき、それを知らせるフラグが1度しか送
信されない場合に、フラグを不検出または誤検出したと
きは、再びフレーム構造が変化するまではフレーム構造
の正しい認識ができなくなる。場合によってはこの誤っ
たフレーム構造の認識のため、フレーム同期制御が異常
となり同期を外す原因ともなるという課題があった。
【0017】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたもので、フレーム構造フラグを不検出または誤検
出した場合でも、フレーム構造を正しく推測できるディ
ジタル無線通信受信機を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係るディジタル無線通信受信機は、1つ
の回線内に2つ以上の種類のフレーム構造を有するディ
ジタル無線通信系において、受信ビット系列より同期語
の検出を行う同期語検出手段と、この同期語検出手段か
らの同期語検出情報に基づいて受信フレームのタイミン
グ制御を行う受信タイミング制御手段と、上記同期語検
出手段からの同期語検出情報及びフレーム同期用保護段
数に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその判定
結果をフレーム同期情報として出力するフレーム同期判
定手段と、上記同期語検出手段からの同期語検出情報に
基づいてフレーム構造を判定しその判定結果をフレーム
構造情報として出力するフレーム構造判定手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0019】また、上記フレーム同期判定手段は、上記
フレーム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づい
てフレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する
手順を選択することを特徴とするものである。
【0020】また、上記フレーム構造判定手段からのフ
レーム構造情報に基づいてフレーム同期判定条件の同期
語の連続検出回数及び連続不検出回数であるフレーム同
期用保護段数を設定するフレーム同期用保護段数設定手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0021】また、上記同期語検出手段からの同期語検
出情報と、上記フレーム構造判定手段からのフレーム構
造情報及び上記フレーム同期判定手段からのフレーム同
期情報とに基づいて同期語検出を行う時間幅であるアパ
ーチャ幅を設定するアパーチャ幅設定手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0022】さらに、上記同期語検出手段からの同期語
検出情報と、上記フレーム構造判定手段からのフレーム
構造情報及び上記フレーム同期判定手段からのフレーム
同期情報とに基づいて同期語検出条件の相関しきい値を
設定する相関しきい値設定手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るデ
ィジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図である。
図1において、図10に示す従来例と同一符号は同一部
分を示しその説明は省略する。新たな符号として、10
は同期語検出部1からの同期語検出情報に基づいてフレ
ーム構造を推測判定するフレーム構造判定部である。な
お、この図1に示すディジタル無線通信受信機おいて
も、図10に示す従来例と同様に、同期語検出部1に入
力される受信ビット列は、受信アンテナ100で受信さ
れた受信搬送波に基づいてダウンコンバータ101より
出力される中間周波数帯の受信信号を検波器102を介
して検波することにより抽出される。また、検波器10
2から出力された受信ビットからタイミング制御部3よ
り指定されたタイミングで受信信号を抽出する図示しな
い受信信号抽出部8を備える。
【0024】次に、図1に示す実施の形態1の動作につ
いて説明する。図1において、受信ビット系列は同期語
検出部1に入力される。同期語検出部1では、アパーチ
ャ制御部2で設定されたタイミング情報に基づいて受信
ビット系列と同期語との相関を取り、その相関値と相関
しきい値設定部7により設定される相関しきい値とから
同期語の検出/不検出及び位相の判定を行い、その結果
を同期語検出情報として出力する。
【0025】タイミング制御部3は、アパーチャ制御部
2及びアパーチャ幅設定部6と共に上記同期語検出部1
に受信タイミングを制御するためのタイミング情報を出
力する受信タイミング制御手段を構成するもので、上記
同期語検出情報に基づいて受信タイミングの制御を行
う。フレーム同期判定部5では、フレーム同期用保護段
数設定部4で指定された同期語検出情報の連続検出回数
及び連続不検出回数を用いてフレーム同期状態を判定
し、判定結果をフレーム同期情報として出力する。
【0026】アパーチャ幅設定部6では、同期語検出情
報及びフレーム同期情報を用いて次に同期語検出を行う
ときに用いるアパーチャ幅を出力する。相関しきい値設
定部7では、同期語検出情報及びフレーム同期情報を用
いて次に同期語検出を行うときに用いる相関しきい値を
出力する。
【0027】フレーム構造判定部10では、上記同期語
検出情報の同期語検出間隔や位相からフレーム構造を推
測する。この実施の形態1において、従来例と異なる点
は、フレーム構造判定部10で同期語検出情報の同期語
検出間隔や位相を用いてフレーム構造を推測することで
ある。
【0028】同期語検出情報の同期語検出間隔や位相を
用いてフレーム構造を推測する方法について詳述する。
図2はフレーム構造フラグを不検出した場合の例であ
る。図2において、28は同期語検出情報の一部で、検
出したときに出力される検出パルスである。29はフレ
ーム構造1のときの同期語が送信される間隔、30はフ
レーム構造2のときの同期語が送信される間隔である。
フレーム構造がフレーム構造1からフレーム構造2へ変
化するとき、従来例の場合は、フレーム構造フラグを不
検出しているため、フレーム構造の推測結果がフレーム
構造1のままである。しかし、実施の形態1では同期語
がT2の間隔で検出されているため、フレーム構造2と
判定される。
【0029】また、図3はフレーム構造フラグを誤検出
した場合の例である。フレーム構造がフレーム構造1の
まま変化していないが、従来例の場合は、フレーム構造
フラグを途中で誤検出しているため、フレーム構造の推
測結果がフレーム構造2と判定している。しかし、実施
の形態1では同期語がT1の間隔で検出されているた
め、フレーム構造1と判定される。
【0030】従って、この実施の形態1は、フレーム構
造フラグを判定せずにフレーム構造を推測できるため、
フレーム構造フラグを不検出してもフレーム構造を正し
く認識する特徴を持つ。なお、本実施の形態1では、フ
レーム構造を検出するのに同期語の検出間隔や位相だけ
でなく、フレーム構造を示すフレーム構造フラグの判定
をも組み合わせた手段を用いてもよい。
【0031】上述したように、実施の形態1によれば、
同期語検出情報の検出間隔や位相よりフレーム構造を推
測しその結果をフレーム構造情報として出力するフレー
ム構造判定部10を備えたので、フレーム構造フラグな
しでフレーム構造フラグを推測できるため、フレーム構
造フラグを不検出しても、フレーム構造を推測すること
ができるという効果がある。
【0032】実施の形態2.次に、図4は実施の形態2
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。この実施の形態2では、フレーム構造判定部1
0からのフレーム構造情報に基づいてフレーム同期判定
部5によりフレーム同期判定を行い、フレーム同期制御
を行うようになされている。すなわち、図1に示す実施
の形態1と同一部分は同一符号を付して示す図4におい
て、フレーム同期判定部5は、新たにフレーム構造判定
部10からのフレーム構造情報を入力するように設けて
おり、フレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関
する手順を選択するようになっている。
【0033】次に、図4に示す実施の形態2の動作につ
いて詳細に説明する。図4において、同期語検出部1が
同期語検出情報を出力する動作及びタイミング制御部3
の動作については、実施の形態1と同様なので、説明を
省略する。フレーム構造判定部10では、同期語検出情
報からフレーム構造を推測し、その結果をフレーム構造
情報として出力する。フレーム同期判定部5では、フレ
ーム構造判定部10からのフレーム構造情報、フレーム
同期用保護段数設定部4からのフレーム同期用保護段数
で指定された同期語検出情報の連続検出回数及び連続不
検出回数を用いてフレーム同期状態を判定し、その判定
結果をフレーム同期情報として出力する。アパーチャ幅
設定部6及び相関しきい値設定部7の動作については、
実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
【0034】この実施の形態2において、従来例と異な
る点は、フレーム構造判定部10で同期語検出情報の同
期語検出間隔や位相を用いてフレーム構造を推測し、か
つフレーム同期判定部5でフレーム構造判定部10で得
られたフレーム構造情報を用いてフレーム同期の判定を
行うことである。すなわち、フレーム構造判定部10に
より、同期語検出情報に基づいてフレーム構造の判定を
行うのは実施の形態1と同様であり、同等な効果が得ら
れる。また、フレーム同期判定部5により、フレーム構
造の推測判定結果に基づいて図5のように、状態遷移2
0から状態遷移21へと、または状態遷移21から状態
遷移20へとフレーム同期制御に関する手順を変更する
ため、柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0035】フレーム同期判定部5では、フレーム構造
判定部10で得られたフレーム構造情報を用いて各フレ
ーム構造に適したフレーム同期制御に関する手順を変更
する。フレーム同期制御に関する手順としては、図5に
示すように、フレーム構造1と判定された場合は状態遷
移20、フレーム構造2と判定された場合は状態遷移2
1と異なったものが選択される。フレーム構造1と判定
されている場合、フレーム同期判定部5で同期外れから
フレーム同期になるまでに行う動作は、状態遷移20上
の同期外れ状態からUW検出することで、状態遷移20
上の後方保護状態となる。後方保護状態からはUWをフ
レーム同期用保護段数で示される保護段数回だけ連続し
て検出されたときに、フレーム同期には至らないが、同
期の一部が成立している状態である状態遷移20上のサ
ブフレーム同期確立状態となる。さらに、設定された保
護段数回だけUWを連続して検出されたとき、状態遷移
20上のフレーム同期となる。この状態で、フレーム構
造情報がフレーム構造2と判定された場合は、状態遷移
21上のフレーム同期確立状態に状態が移行し、以後、
状態遷移21が用いられることになる。一方、フレーム
構造2と判定されている場合、フレーム同期判定部5で
同期外れからフレーム同期になるまでに行う動作は、状
態遷移21上の同期外れ状態からUW検出することで、
状態遷移21上の後方保護状態となる。後方保護状態か
らはUWをフレーム同期用保護段数で示される保護段数
回だけ連続して検出されたとき、状態遷移21上のフレ
ーム同期となる。この状態で、フレーム構造情報がフレ
ーム構造1と判定された場合は、状態遷移20上のフレ
ーム同期確立状態に移行し、以後、状態遷移20が用い
られることになる。
【0036】従って、この実施の形態2では、フレーム
構造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測で
きる特徴を持ち、かつ、そのフレーム構造にあった適切
なフレーム同期制御が可能となる。なお、本実施の形態
2では、実施の形態1と同様に、フレーム構造を検出す
るのに同期語の検出間隔や位相だけでなく、フレーム構
造フラグの判定をも組み合わせた手段を用いてもよい。
【0037】上述したように、実施の形態2によれば、
フレーム構造フラグなしでフレーム構造を推測できるた
め、フレーム構造フラグを不検出しても、フレーム構造
を推測することができ、また、フレーム構造を推測した
結果により、フレーム同期手順を変更するため、各フレ
ーム構造に適したフレーム同期制御が実現できる。
【0038】実施の形態3.次に、図6は実施の形態3
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。この実施の形態3では、フレーム構造判定部1
0からのフレーム構造情報に基づいてフレーム同期用保
護段数設定部4によりフレーム同期用保護段数を設定す
るようになされている。すなわち、図4に示す実施の形
態2と同一部分は同一符号を付して示す図6において、
フレーム同期用保護段数設定部4は、新たにフレーム構
造情報が入力するように設けており、設定される保護段
数を用いてフレーム同期制御を行われる。
【0039】次に、図6に示す実施の形態3の動作につ
いて説明する。図6において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作及びタイミング制御部3の動作
については、実施の形態1と同様なので、説明を省略す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
フレーム構造を推測し、その結果をフレーム構造情報と
して出力する。
【0040】フレーム同期用保護段数設定部4では、フ
レーム構造判定部10からのフレーム構造情報より各受
信フレームに適した保護段数の設定を行う。例えば、フ
レーム構造1のフレーム同期外れ時の後方保護段数は
「2」、フレーム構造2のフレーム同期外れ時の後方保
護段数は「4」のように設定される。
【0041】フレーム同期判定部9では、フレーム構造
判定部10からのフレーム構造情報及びフレーム同期用
保護段数設定部4で指定された保護段数である同期語検
出情報の連続検出回数及び連続不検出回数を用いてフレ
ーム同期状態を判定し、判定結果をフレーム同期情報と
して出力する。アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値
設定部7の動作については、実施の形態1と同様なの
で、説明を省略する。
【0042】この実施の形態3において、実施の形態2
と異なる点は、フレーム構造判定部10で得られたフレ
ーム構造情報を用いて、フレーム同期用保護段数の設定
を行うことであり、フレーム構造にあった適切なフレー
ム同期制御が可能となる。
【0043】以上、説明したように、本実施の形態3が
同期語からフレーム構造の推測を行っている場合は、実
施の形態1と同等の効果を得ることは明らかである。ま
た、フレーム構造の推測結果に基づいてフレーム同期制
御に関する状態遷移及びフレーム同期用保護段数を変更
するため、柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0044】従って、この実施の形態3は、フレーム構
造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測でき
る特徴を持ち、かつそのフレーム構造にあった適切なフ
レーム同期制御が可能となる。
【0045】なお、本実施の形態3では、実施の形態1
と同様、フレーム構造を検出するのに同期語の検出間隔
や位相だけでなく、フレーム構造フラグの判定をも組み
合わせた手段を用いてもよい。
【0046】上述したように、実施の形態3によれば、
フレーム構造フラグなしでフレーム構造を推測できるた
め、フレーム構造フラグを不検出しても、フレーム構造
を推測することができ、また、フレーム構造を推測した
結果により、フレーム同期制御に関する手順を変更し、
かつフレーム同期用保護段数を変更するため、各フレー
ム構造に適した柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0047】実施の形態4.次に、図7は実施の形態4
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。この実施の形態4では、受信タイミング制御手
段に備えられるアパーチャ幅設定部6により、同期語検
出部1からの同期語検出情報と、フレーム構造判定部1
0からのフレーム構造情報及びフレーム同期判定部5か
らのフレーム同期情報とに基づいてアパーチャ幅を設定
するようになされている。すなわち、図4に示す実施の
形態2と同一部分は同一符号を付して示す図7におい
て、アパーチャ幅設定部6は、新たにフレーム構造判定
部10からのフレーム構造情報が入力するように設けて
おり、このフレーム構造情報をも用いてアパーチャ幅を
設定するようになされている。
【0048】次に図7に示す実施の形態4の動作につい
て説明する。図7において、同期語検出部1が同期語検
出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作、フ
レーム構造判定部10の動作、フレーム同期判定部5の
動作については、実施の形態2と同様なので、説明を省
略する。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出情報、
フレーム構造情報及びフレーム同期情報を用いてアパー
チャ幅の設定を行い、その結果をアパーチャ幅として出
力する。アパーチャ幅は、例えば、フレーム構造1のフ
レーム同期時は「0」、フレーム構造2のフレーム同期
時は「1」のように設定される。相関しきい値設定部7
の動作については、実施の形態2同様なので、説明を省
略する。
【0049】実施の形態4において、実施の形態2と異
なる点は、アパーチャ幅設定部6では、同期語検出情
報、フレーム同期情報だけでなくフレーム構造判定部1
0で得られたフレーム構造情報をも用いて、アパーチャ
幅の設定を行うことである。
【0050】以上説明したように、本実施の形態4が同
期語からフレーム構造の推測を行っている場合は、実施
の形態1と同等の効果を得ることは明らかである。ま
た、フレーム構造の推測結果に基づいてフレーム同期制
御に関する状態遷移及びアパーチャ幅を変更するため、
柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0051】従って、この実施の形態4は、フレーム構
造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測でき
る特徴を持ち、かつそのフレーム構造にあった適切なフ
レーム同期制御が可能となる。
【0052】なお、本実施の形態4では、実施の形態2
と同様に、フレーム構造を検出するのに同期語の検出間
隔や位相だけでなく、フレーム構造フラグの判定をも組
み合わせた手段を用いてもよい。
【0053】上述したように、実施の形態4によれば、
フレーム構造フラグなしでフレーム構造を推測できるた
め、フレーム構造フラグを不検出しても、フレーム構造
を推測することができ、また、フレーム構造を推測した
結果により、フレーム同期制御に関する手順を変更し、
かつアパーチャ幅を変更するため、各フレーム構造に適
した柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0054】実施の形態5.次に、図8は実施の形態5
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。この実施の形態5では、相関しきい値設定部7
により、同期語検出部1からの同期語検出情報と、フレ
ーム構造判定部10からのフレーム構造情報及びフレー
ム同期判定部5からのフレーム同期情報とに基づいて相
関しきい値を設定することによりフレーム同期制御を行
うようになされている。すなわち、図4に示す実施の形
態2と同一部分は同一符号を付して示す図8において、
相関しきい値設定部7は、新たにフレーム構造判定部1
0からのフレーム構造情報を入力するように設けてお
り、このフレーム構造情報をも用いて相関しきい値を設
定するようになされている。
【0055】次に図8に示す実施の形態5の動作につい
て説明する。図8において、同期語検出部1が同期語検
出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作、フ
レーム構造判定部10の動作、フレーム同期判定部5の
動作及びアパーチャ幅設定部6の動作については、実施
の形態2と同様なので、説明を省略する。相関しきい値
設定部7では、同期語検出部1からの同期語検出情報、
フレーム構造判定部10からのフレーム構造情報及びフ
レーム同期判定部5からのフレーム同期情報を用いて相
関しきい値の設定を行い、その結果を相関しきい値とし
て出力する。相関しきい値は、例えば、フレーム構造1
のフレーム同期時は「2」、フレーム構造2のフレーム
同期時は「6」のように設定される。
【0056】実施の形態5において、実施の形態2と異
なる点は、相関しきい値設定部7では、同期語検出情
報、フレーム同期情報だけでなくフレーム構造判定部1
0で得られたフレーム構造情報をも用いて、相関しきい
値の設定を行うことである。
【0057】以上、説明したように、本実施の形態5が
同期語からフレーム構造の推測を行っている場合は、実
施の形態1と同等の効果を得ることは明らかである。ま
た、フレーム構造の推測結果に基づいてフレーム同期制
御に関する状態遷移及び相関しきい値を変更するため、
柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0058】従って、この実施の形態5は、フレーム構
造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測でき
る特徴を持ち、かつそのフレーム構造にあった適切なフ
レーム同期制御が可能となる。
【0059】なお、本実施の形態5では、実施の形態2
と同様に、フレーム構造を検出するのに同期語の検出間
隔や位相だけでなく、フレーム構造フラグの判定をも組
み合わせた手段を用いてもよい。
【0060】上述したように、実施の形態5によれば、
フレーム構造フラグなしでフレーム構造を推測できるた
め、フレーム構造フラグを不検出しても、フレーム構造
を推測することができ、また、フレーム構造を推測した
結果により、フレーム同期制御に関する手順を変更し、
かつ相関しきい値を変更するため、各フレーム構造に適
した柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0061】実施の形態6.次に、図9は実施の形態6
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。この実施の形態6では、同期語よりフレーム構
造を推測した結果を、フレーム同期判定部5の他に、フ
レーム同期用保護段数設定部4、アパーチャ幅設定部6
及び相関しきい値設定部7にも用いてフレーム同期制御
を行うようになされている。すなわち、図4に示す実施
の形態2と同一部分は同一符号を付して示す図9におい
て、フレーム同期用保護段数設定部4、アパーチャ幅設
定部6及び相関しきい値設定部7には、新たにフレーム
構造判定部10からのフレーム構造情報を入力するよう
に設けている。
【0062】次に図9に示す実施の形態6の動作につい
て説明する。図9において、同期語検出部1が同期語検
出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作、フ
レーム構造判定部10の動作、フレーム同期判定部5の
動作については、実施の形態2と同様なので、説明を省
略する。フレーム同期用保護段数設定部4では、フレー
ム構造判定部10からのフレーム構造情報より各受信フ
レーム構造に適した保護段数の設定を行う。また、アパ
ーチャ幅設定部6では、同期語検出部1からの同期語検
出情報、フレーム構造判定部10からのフレーム構造情
報及びフレーム同期判定部5からのフレーム同期情報を
用いてアパーチャ幅の設定を行い、その結果をアパーチ
ャ幅14として出力する。さらに、相関しきい値設定部
7では、同期語検出部1からの同期語検出情報、フレー
ム構造判定部10からのフレーム構造情報及びフレーム
同期判定部5からのフレーム同期情報を用いて相関しき
い値の設定を行い、その結果を相関しきい値として出力
する。
【0063】実施の形態6において、実施の形態2と異
なる点は、フレーム同期用保護段数設定部4、アパーチ
ャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7では、同期語検
出情報、フレーム同期情報だけでなくフレーム構造判定
部10で得られたフレーム構造情報も用いて、各設定を
行うことである。
【0064】以上説明したように、本実施の形態6が同
期語からフレーム構造の推測を行っている場合は、実施
の形態1と同等の効果を得ることは明らかである。ま
た、フレーム構造の推測結果に基づいてフレーム同期制
御に関する状態遷移及びフレーム同期用保護段数、アパ
ーチャ幅及び相関しきい値を組み合わせて変更するた
め、柔軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0065】従って、この実施の形態6は、フレーム構
造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測でき
る特徴を持ち、かつそのフレーム構造にあった適切なフ
レーム同期制御が可能となる。
【0066】なお、本実施の形態6では、実施の形態2
と同様に、フレーム構造を検出するのに同期語の検出間
隔や位相だけでなく、フレーム構造フラグの判定をも組
み合わせた手段を用いてもよい。
【0067】上述したように、実施の形態6によれば、
フレーム構造フラグなしでフレーム構造を推測できるた
め、フレーム構造フラグを不検出しても、フレーム構造
を推測することができ、フレーム構造を推測した結果に
より、フレーム同期制御に関する手順を変更し、かつフ
レーム同期用保護段数、アパーチャ幅及び相関しきい値
を組み合わせて設定するため各フレーム構造に適した柔
軟なフレーム同期制御が実現できる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1つ
の回線内に2つ以上の種類のフレーム構造を有するディ
ジタル無線通信系において、受信ビット系列より同期語
の検出を行う同期語検出手段と、この同期語検出手段か
らの同期語検出情報に基づいて受信フレームのタイミン
グ制御を行う受信タイミング制御手段と、上記同期語検
出手段からの同期語検出情報及びフレーム同期用保護段
数に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその判定
結果をフレーム同期情報として出力するフレーム同期判
定手段と、上記同期語検出手段からの同期語検出情報に
基づいてフレーム構造を判定しその判定結果をフレーム
構造情報として出力するフレーム構造判定手段とを備え
たので、同期語の検出間隔や位相を用いてフレーム構造
を推測するため、フレーム構造フラグを判定することな
く、フレーム構造を推測するディジタル無線通信受信機
を得ることができる。
【0069】また、上記フレーム同期判定手段は、上記
フレーム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づい
てフレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する
手順を選択するようにしたので、フレーム構造に適した
フレーム同期用の状態遷移を変更することにより、良好
なフレーム同期特性を持つディジタル無線通信受信機を
得ることができる。
【0070】また、上記フレーム構造判定手段からのフ
レーム構造情報に基づいてフレーム同期判定条件の同期
語の連続検出回数及び連続不検出回数であるフレーム同
期用保護段数を設定するフレーム同期用保護段数設定手
段を備えたので、フレーム構造に適したフレーム同期用
保護段数を変更することにより、良好なフレーム同期特
性を持つディジタル無線通信受信機を得ることができ
る。
【0071】また、上記同期語検出手段からの同期語検
出情報と、上記フレーム構造判定手段からのフレーム構
造情報及び上記フレーム同期判定手段からのフレーム同
期情報とに基づいて同期語検出を行う時間幅であるアパ
ーチャ幅を設定するアパーチャ幅設定手段を備えたの
で、フレーム構造に適したフレーム同期用のアパーチャ
幅を変更することにより、良好なフレーム同期特性を持
つディジタル無線通信受信機を得ることができる。
【0072】さらに、上記同期語検出手段からの同期語
検出情報と、上記フレーム構造判定手段からのフレーム
構造情報及び上記フレーム同期判定手段からのフレーム
同期情報とに基づいて同期語検出条件の相関しきい値を
設定する相関しきい値設定手段を備えたので、フレーム
構造に適したフレーム同期用の相関しきい値を変更する
ことにより、良好なフレーム同期特性を持つディジタル
無線通信受信機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1でフレーム構造フラグを不検出
した場合の例を示す図である。
【図3】 実施の形態1でフレーム構造フラグを誤検出
した場合の例を示す図である
【図4】 この発明の実施の形態2に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るディジタル無
線通信受信機で用いているフレーム同期用の状態遷移図
である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図10】 従来例に係るディジタル無線通信受信機の
構成を示すブロック図である。
【図11】 ディジタル無線通信で用いられているフレ
ーム及びバーストの構成例を示す図である。
【図12】 従来例でフレーム構造フラグを誤検出した
場合の例を示す図である。
【図13】 従来例でフレーム構造フラグを不検出した
場合の例を示す図である。
【図14】 従来例でフレーム構造フラグを不検出した
場合の影響の例を示す図である。
【符号の説明】
1 同期語検出部、2 アパーチャ制御部、3 タイミ
ング制御部、4 フレーム同期用保護段数設定部、5
フレーム同期判定部、6 アパーチャ幅設定部、7 相
関しきい値設定部、10 フレーム構造判定部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの回線内に2つ以上の種類のフレー
    ム構造を有するディジタル無線通信系において、 受信ビット系列より同期語の検出を行う同期語検出手段
    と、 この同期語検出手段からの同期語検出情報に基づいて受
    信フレームのタイミング制御を行う受信タイミング制御
    手段と、 上記同期語検出手段からの同期語検出情報及びフレーム
    同期用保護段数に基づいて受信フレームの同期確立を判
    定しその判定結果をフレーム同期情報として出力するフ
    レーム同期判定手段と、 上記同期語検出手段からの同期語検出情報に基づいてフ
    レーム構造を判定しその判定結果をフレーム構造情報と
    して出力するフレーム構造判定手段とを備えたことを特
    徴とするディジタル無線通信受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル無線通信受信
    機において、上記フレーム同期判定手段は、上記フレー
    ム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づいてフレ
    ーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する手順を
    選択することを特徴とするディジタル無線通信受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディジタル無線
    通信受信機において、上記フレーム構造判定手段からの
    フレーム構造情報に基づいてフレーム同期判定条件の同
    期語の連続検出回数及び連続不検出回数であるフレーム
    同期用保護段数を設定するフレーム同期用保護段数設定
    手段を備えたことを特徴とするディジタル無線通信受信
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ィジタル無線通信受信機において、上記同期語検出手段
    からの同期語検出情報と、上記フレーム構造判定手段か
    らのフレーム構造情報及び上記フレーム同期判定手段か
    らのフレーム同期情報とに基づいて同期語検出を行う時
    間幅であるアパーチャ幅を設定するアパーチャ幅設定手
    段を備えたことを特徴とするディジタル無線通信受信
    機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ィジタル無線通信受信機において、上記同期語検出手段
    からの同期語検出情報と、上記フレーム構造判定手段か
    らのフレーム構造情報及び上記フレーム同期判定手段か
    らのフレーム同期情報とに基づいて同期語検出条件の相
    関しきい値を設定する相関しきい値設定手段を備えたこ
    とを特徴とするディジタル無線通信受信機。
JP8056297A 1996-03-13 1996-03-13 ディジタル無線通信受信機 Pending JPH09247115A (ja)

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