JP3201948B2 - ディジタル無線通信受信機 - Google Patents
ディジタル無線通信受信機Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0602—Systems characterised by the synchronising information used
- H04J3/0605—Special codes used as synchronising signal
- H04J3/0608—Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
- H04L7/042—Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同期語の検出間
隔や位相から受信フレーム構造の推測を行うディジタル
無線通信受信機に関する。
隔や位相から受信フレーム構造の推測を行うディジタル
無線通信受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信においては、受信し
た信号を検波することにより受信ビット系列を抽出し、
その受信ビット系列においてフレームタイミングを検出
することにより正しい受信情報の抽出が行われる。一般
に、フレームタイミングの検出及びフレーム同期は、フ
レーム内の所定の位置に置かれた自己相関の鋭いビット
系列、すなわち同期語を検出することにより行われる。
同期語はSync wordまたはUnique wordなどとも呼ばれ、
後述する図面においては、Unique wordの略語であるU
Wで表記している。
た信号を検波することにより受信ビット系列を抽出し、
その受信ビット系列においてフレームタイミングを検出
することにより正しい受信情報の抽出が行われる。一般
に、フレームタイミングの検出及びフレーム同期は、フ
レーム内の所定の位置に置かれた自己相関の鋭いビット
系列、すなわち同期語を検出することにより行われる。
同期語はSync wordまたはUnique wordなどとも呼ばれ、
後述する図面においては、Unique wordの略語であるU
Wで表記している。
【0003】同期語の検出は、受信ビット系列と、受信
側で用意した同期語ビット系列とを比較することにより
行われる。両者の不一致ビット数が所定のしきい値(以
後、相関しきい値と呼ぶ)以下であれば、同期語が検出
されたと判定される。一方、本来、同期語のあるべきタ
イミングにおいて、不一致ビット数が相関しきい値を超
えたときは、同期語が不検出であったと判定される。
側で用意した同期語ビット系列とを比較することにより
行われる。両者の不一致ビット数が所定のしきい値(以
後、相関しきい値と呼ぶ)以下であれば、同期語が検出
されたと判定される。一方、本来、同期語のあるべきタ
イミングにおいて、不一致ビット数が相関しきい値を超
えたときは、同期語が不検出であったと判定される。
【0004】フレーム同期が確立しているときは、受信
機において同期語の位置がおおよそ推定できる。そこ
で、フレーム同期確立時は、アパーチャと呼ばれるゲー
トを設定して、同期語の位置あるいはその周辺のごく小
さな範囲でのみ有効な同期語の検出動作を行うようにす
ることで、同期語の誤検出確率を低く抑える。
機において同期語の位置がおおよそ推定できる。そこ
で、フレーム同期確立時は、アパーチャと呼ばれるゲー
トを設定して、同期語の位置あるいはその周辺のごく小
さな範囲でのみ有効な同期語の検出動作を行うようにす
ることで、同期語の誤検出確率を低く抑える。
【0005】フレーム同期の確立は、所定の位置で規定
フレーム数連続して同期語を検出することにより達成さ
れる。このような動作を後方保護と呼び、規定フレーム
数を後方保護段数と呼ぶ。一方、フレーム同期外れの検
出は、本来同期語があるべき位置で規定フレーム数連続
して同期語の不検出が確認されることにより行われる。
このような動作を前方保護と呼び、規定フレーム数を前
方保護段数と呼ぶ。
フレーム数連続して同期語を検出することにより達成さ
れる。このような動作を後方保護と呼び、規定フレーム
数を後方保護段数と呼ぶ。一方、フレーム同期外れの検
出は、本来同期語があるべき位置で規定フレーム数連続
して同期語の不検出が確認されることにより行われる。
このような動作を前方保護と呼び、規定フレーム数を前
方保護段数と呼ぶ。
【0006】ディジタル無線通信システムにおいては、
通信の状態によってフレームの構造が変化する場合があ
る。例えば、ボイスアクチベーション技術を採用したシ
ステムでは、音声が有意である場合にのみフレームが送
信され、音声が認識されないときには原則としてフレー
ムが送信されない。ただし、このような場合であって
も、フレーム同期を保持するために、一定間隔で同期語
を含む短いバーストを送信する。しかし、一般に、この
間隔はフレームの長さとは異なる。
通信の状態によってフレームの構造が変化する場合があ
る。例えば、ボイスアクチベーション技術を採用したシ
ステムでは、音声が有意である場合にのみフレームが送
信され、音声が認識されないときには原則としてフレー
ムが送信されない。ただし、このような場合であって
も、フレーム同期を保持するために、一定間隔で同期語
を含む短いバーストを送信する。しかし、一般に、この
間隔はフレームの長さとは異なる。
【0007】上記の例のように、通信の状態によってフ
レーム構造が変化する場合、送信側においてフレーム構
造の変化を通知する必要がある。フレーム構造の変化の
通知は、あらかじめフレーム内にフレーム構造を通知す
るビット系列を設けておく方法もあるが、変化の際に、
これを通知するビット系列(以後、フレーム構造フラグ
と呼ぶ)を挿入する方法もある。
レーム構造が変化する場合、送信側においてフレーム構
造の変化を通知する必要がある。フレーム構造の変化の
通知は、あらかじめフレーム内にフレーム構造を通知す
るビット系列を設けておく方法もあるが、変化の際に、
これを通知するビット系列(以後、フレーム構造フラグ
と呼ぶ)を挿入する方法もある。
【0008】図12はフレーム同期及びフレーム構造推
測を行う従来のディジタル無線通信受信機の構成例を示
すブロック図である。図12において、1は後述するア
パーチャ制御部からのタイミング情報及び後述する相関
しきい値設定部からの相関しきい値に基づいて受信ビッ
ト系列より同期語の検出を行う同期語検出部で、この同
期語検出部1に入力される受信ビット列は、受信アンテ
ナ100で受信された受信搬送波に基づいてダウンコン
バータ101より出力される中間周波数帯の受信信号を
検波器102を介して検波することにより抽出される。
2は同期語検出部1に同期語検出のためのタイミングを
制御するタイミング情報を与えるアパーチャ制御部で、
後述するアパーチャ幅設定部からのアパーチャ幅及び後
述するタイミング制御部からの受信タイミング情報に基
づいて上記同期語検出部1に出力するタイミング情報を
得る。
測を行う従来のディジタル無線通信受信機の構成例を示
すブロック図である。図12において、1は後述するア
パーチャ制御部からのタイミング情報及び後述する相関
しきい値設定部からの相関しきい値に基づいて受信ビッ
ト系列より同期語の検出を行う同期語検出部で、この同
期語検出部1に入力される受信ビット列は、受信アンテ
ナ100で受信された受信搬送波に基づいてダウンコン
バータ101より出力される中間周波数帯の受信信号を
検波器102を介して検波することにより抽出される。
2は同期語検出部1に同期語検出のためのタイミングを
制御するタイミング情報を与えるアパーチャ制御部で、
後述するアパーチャ幅設定部からのアパーチャ幅及び後
述するタイミング制御部からの受信タイミング情報に基
づいて上記同期語検出部1に出力するタイミング情報を
得る。
【0009】3は上記同期語検出部1からの同期語検出
情報に基づいて受信信号のタイミングを示す受信タイミ
ング情報を出力するタイミング制御部、4はフレーム同
期判定条件の同期語の連続不検出回数である前方保護段
数及び同期語の連続検出回数である後方保護段数(以
後、これらを合わせて単に保護段数と呼ぶ)を設定する
フレーム同期用保護段数設定部、5は上記同期語検出部
1からの同期語検出情報及び上記フレーム同期用保護段
数設定部4からの保護段数に基づいてフレーム同期情報
を得るフレーム同期判定部である。
情報に基づいて受信信号のタイミングを示す受信タイミ
ング情報を出力するタイミング制御部、4はフレーム同
期判定条件の同期語の連続不検出回数である前方保護段
数及び同期語の連続検出回数である後方保護段数(以
後、これらを合わせて単に保護段数と呼ぶ)を設定する
フレーム同期用保護段数設定部、5は上記同期語検出部
1からの同期語検出情報及び上記フレーム同期用保護段
数設定部4からの保護段数に基づいてフレーム同期情報
を得るフレーム同期判定部である。
【0010】6は上記同期語検出部1からの同期語検出
情報及び上記フレーム同期判定部4からのフレーム同期
情報に基づいて同期語検出のための時間幅であるアパー
チャ幅を設定して出力するアパーチャ幅設定部、7は上
記同期語検出部1からの同期語検出情報及び上記フレー
ム同期判定部4からのフレーム同期情報に基づいて同期
語検出条件の相関しきい値を設定して出力する相関しき
い値設定部、8は検波器102から出力された受信ビッ
ト系列から上記タイミング制御部3より指定されたタイ
ミングで受信信号を抽出する受信信号抽出部、9は受信
信号のフレーム構造フラグを検出してフレーム構造が変
化したか否かを判定するフレーム構造判定部である。
情報及び上記フレーム同期判定部4からのフレーム同期
情報に基づいて同期語検出のための時間幅であるアパー
チャ幅を設定して出力するアパーチャ幅設定部、7は上
記同期語検出部1からの同期語検出情報及び上記フレー
ム同期判定部4からのフレーム同期情報に基づいて同期
語検出条件の相関しきい値を設定して出力する相関しき
い値設定部、8は検波器102から出力された受信ビッ
ト系列から上記タイミング制御部3より指定されたタイ
ミングで受信信号を抽出する受信信号抽出部、9は受信
信号のフレーム構造フラグを検出してフレーム構造が変
化したか否かを判定するフレーム構造判定部である。
【0011】次に、上記構成に係る従来のディジタル無
線通信受信機の動作について説明する。受信アンテナ1
00で受けた受信搬送波はダウンコンバータ101で中
間周波数帯に変換され、受信信号として検波器102へ
入力される。検波器102では、受信信号を復調し、受
信ビット系列を出力する。同期語検出部1は、該受信ビ
ット列を入力して、アパーチャ制御部2で設定されたタ
イミングにて、受信ビット系列と同期語との相関を取
り、その誤りビット数と相関しきい値から同期語の検出
及び同期語の位相の判定を行い、その結果を同期語検出
情報として出力する。
線通信受信機の動作について説明する。受信アンテナ1
00で受けた受信搬送波はダウンコンバータ101で中
間周波数帯に変換され、受信信号として検波器102へ
入力される。検波器102では、受信信号を復調し、受
信ビット系列を出力する。同期語検出部1は、該受信ビ
ット列を入力して、アパーチャ制御部2で設定されたタ
イミングにて、受信ビット系列と同期語との相関を取
り、その誤りビット数と相関しきい値から同期語の検出
及び同期語の位相の判定を行い、その結果を同期語検出
情報として出力する。
【0012】タイミング制御部3では、同期語検出情報
に基づいて受信タイミングの制御を行う。フレーム同期
判定部5では、フレーム同期用保護段数設定部4で指定
された前方保護段数及び後方保護段数を用いてフレーム
同期状態を判定し、判定結果をフレーム同期情報として
出力する。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出情報
及びフレーム同期情報を用いて次に同期語検出を行うと
きに用いるアパーチャ幅を設定し出力する。相関しきい
値設定部7では、同期語検出情報及びフレーム同期情報
を用いて次に同期語検出を行うときに用いる相関しきい
値を設定し出力する。フレーム構造判定部9では、検波
器102から出力された受信ビット系列からタイミング
制御部3より指定されたタイミングで受信信号抽出部8
により抽出された受信信号のフレーム構造を示すフレー
ム構造フラグを検出してフレーム構造が変化したか否か
を判定する。
に基づいて受信タイミングの制御を行う。フレーム同期
判定部5では、フレーム同期用保護段数設定部4で指定
された前方保護段数及び後方保護段数を用いてフレーム
同期状態を判定し、判定結果をフレーム同期情報として
出力する。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出情報
及びフレーム同期情報を用いて次に同期語検出を行うと
きに用いるアパーチャ幅を設定し出力する。相関しきい
値設定部7では、同期語検出情報及びフレーム同期情報
を用いて次に同期語検出を行うときに用いる相関しきい
値を設定し出力する。フレーム構造判定部9では、検波
器102から出力された受信ビット系列からタイミング
制御部3より指定されたタイミングで受信信号抽出部8
により抽出された受信信号のフレーム構造を示すフレー
ム構造フラグを検出してフレーム構造が変化したか否か
を判定する。
【0013】ここで、上述した従来のディジタル無線通
信受信機において、フレーム同期制御を行う際のフレー
ム構造の認識について詳細に説明する。まず、図13は
通信の状態によってフレームの構造が変化する様子の例
を表したもので、図13の一部は、“RADIO TRANSMISSI
ON IN THE AMERICAN MOBILE SATELLITE SYSTEM”(A CO
LLECTION OF TECHNICAL PAPERS、AIAA-94-0945-CP、pp2
80-294、1994)の図2を抜粋し、簡略化したものであ
る。図13において、17は同期語、18−aはフレー
ム構造1を示すフレーム構造フラグで、フレーム構造2
からフレーム構造1へ変化するときに挿入されるフラ
グ、18−bはフレーム構造2を示すフレーム構造フラ
グで、フレーム構造1からフレーム構造2へ変化すると
きに挿入されるフラグを示す。
信受信機において、フレーム同期制御を行う際のフレー
ム構造の認識について詳細に説明する。まず、図13は
通信の状態によってフレームの構造が変化する様子の例
を表したもので、図13の一部は、“RADIO TRANSMISSI
ON IN THE AMERICAN MOBILE SATELLITE SYSTEM”(A CO
LLECTION OF TECHNICAL PAPERS、AIAA-94-0945-CP、pp2
80-294、1994)の図2を抜粋し、簡略化したものであ
る。図13において、17は同期語、18−aはフレー
ム構造1を示すフレーム構造フラグで、フレーム構造2
からフレーム構造1へ変化するときに挿入されるフラ
グ、18−bはフレーム構造2を示すフレーム構造フラ
グで、フレーム構造1からフレーム構造2へ変化すると
きに挿入されるフラグを示す。
【0014】また、図14と図15はフレーム構造が変
化するときに、それを通知するフレーム構造フラグが1
度しか送信されない場合のフレーム構造の認識例で、図
14はフレーム構造フラグを誤検出した場合、図15で
はフレーム構造フラグを不検出した場合の例である。図
14では、フレーム構造判定部9は、フレーム構造フラ
グを誤検出してフレーム構造の誤判定をしている。フレ
ーム構造判定部9では、再びフレーム構造が切り替わる
まではフレーム構造フラグを受信できないため、正しい
フレーム構造の認識ができなくなる。図15では、フレ
ーム構造判定部9は、フレーム構造フラグを不検出して
フレーム構造を誤判定している。これも上記と同様に、
再びフレーム構造が切替わるまで正しいフレーム構造の
認識ができなくなる。
化するときに、それを通知するフレーム構造フラグが1
度しか送信されない場合のフレーム構造の認識例で、図
14はフレーム構造フラグを誤検出した場合、図15で
はフレーム構造フラグを不検出した場合の例である。図
14では、フレーム構造判定部9は、フレーム構造フラ
グを誤検出してフレーム構造の誤判定をしている。フレ
ーム構造判定部9では、再びフレーム構造が切り替わる
まではフレーム構造フラグを受信できないため、正しい
フレーム構造の認識ができなくなる。図15では、フレ
ーム構造判定部9は、フレーム構造フラグを不検出して
フレーム構造を誤判定している。これも上記と同様に、
再びフレーム構造が切替わるまで正しいフレーム構造の
認識ができなくなる。
【0015】ここで、この誤判定による影響の例を図1
6に示す。図16はフレーム構造フラグの不検出による
影響例で、フレーム同期の前方保護段数は2段としてい
る。図16に示すように、フレーム構造フラグを検出で
きなかった場合、実際に到来しているフレームの構造は
フレーム構造2に切り替わっているにもかかわらず、受
信機はフレーム構造1のまま受信しようとする。フレー
ム構造1とフレーム構造2とでは、同期語間隔が異なる
から、フレーム構造1の同期語間隔で同期語検出しよう
とすることにより、同期語不検出が生じる。この状態
は、実際のフレーム構造が再びフレーム構造1に切り替
わるまで続くため、同期語不検出を繰り返す間に同期外
れを起こす可能性が非常に高くなる。
6に示す。図16はフレーム構造フラグの不検出による
影響例で、フレーム同期の前方保護段数は2段としてい
る。図16に示すように、フレーム構造フラグを検出で
きなかった場合、実際に到来しているフレームの構造は
フレーム構造2に切り替わっているにもかかわらず、受
信機はフレーム構造1のまま受信しようとする。フレー
ム構造1とフレーム構造2とでは、同期語間隔が異なる
から、フレーム構造1の同期語間隔で同期語検出しよう
とすることにより、同期語不検出が生じる。この状態
は、実際のフレーム構造が再びフレーム構造1に切り替
わるまで続くため、同期語不検出を繰り返す間に同期外
れを起こす可能性が非常に高くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル無線
通信受信機は以上のように構成されており、フレーム構
造が変化するとき、それを知らせるフラグが1度しか送
信されない場合に、フラグを不検出または誤検出したと
きは、再びフレーム構造が変化するまではフレーム構造
の正しい認識ができなくなる。場合によってはこの誤っ
たフレーム構造の認識のため、フレーム同期制御が異常
となり同期を外す原因ともなるという課題があった。
通信受信機は以上のように構成されており、フレーム構
造が変化するとき、それを知らせるフラグが1度しか送
信されない場合に、フラグを不検出または誤検出したと
きは、再びフレーム構造が変化するまではフレーム構造
の正しい認識ができなくなる。場合によってはこの誤っ
たフレーム構造の認識のため、フレーム同期制御が異常
となり同期を外す原因ともなるという課題があった。
【0017】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたもので、フレーム構造を正しく推測し、正しいフ
レーム同期を確保することができるディジタル無線通信
受信機を得ることを目的とする。
されたもので、フレーム構造を正しく推測し、正しいフ
レーム同期を確保することができるディジタル無線通信
受信機を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係るディジタル無線通信受信機は、1つ
の回線内に2つ以上の種類のフレーム構造を有するディ
ジタル無線通信系において、受信ビット系列より同期語
の検出を行う同期語検出手段と、この同期語検出手段か
らの同期語検出情報に基づいて受信フレームのタイミン
グ制御を行う受信タイミング制御手段と、上記同期語検
出手段からの同期語検出情報及びフレーム構造判定用保
護段数に基づいてフレーム構造を判定しその判定結果を
フレーム構造情報として出力するフレーム構造判定手段
と、フレーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回
数であるフレーム構造判定用保護段数を設定して上記フ
レーム構造判定手段に出力するフレーム構造判定用保護
段数設定部とを備え、上記フレーム構造判定手段は、上
記同期語検出手段からの同期語検出情報を入力して同期
語の検出間隔に基づいてフレーム構造を判定し、旧フレ
ーム構造から新フレーム構造への遷移時は、上記フレー
ム構造判定用保護段数設定部により設定される保護段数
連続して新フレーム構造と判定されることを条件にフレ
ーム構造情報として出力することを特徴とするものであ
る。
め、この発明に係るディジタル無線通信受信機は、1つ
の回線内に2つ以上の種類のフレーム構造を有するディ
ジタル無線通信系において、受信ビット系列より同期語
の検出を行う同期語検出手段と、この同期語検出手段か
らの同期語検出情報に基づいて受信フレームのタイミン
グ制御を行う受信タイミング制御手段と、上記同期語検
出手段からの同期語検出情報及びフレーム構造判定用保
護段数に基づいてフレーム構造を判定しその判定結果を
フレーム構造情報として出力するフレーム構造判定手段
と、フレーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回
数であるフレーム構造判定用保護段数を設定して上記フ
レーム構造判定手段に出力するフレーム構造判定用保護
段数設定部とを備え、上記フレーム構造判定手段は、上
記同期語検出手段からの同期語検出情報を入力して同期
語の検出間隔に基づいてフレーム構造を判定し、旧フレ
ーム構造から新フレーム構造への遷移時は、上記フレー
ム構造判定用保護段数設定部により設定される保護段数
連続して新フレーム構造と判定されることを条件にフレ
ーム構造情報として出力することを特徴とするものであ
る。
【0019】
【0020】また、上記同期語検出手段からの同期語検
出情報に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその
判定結果をフレーム同期情報として出力するフレーム同
期判定手段を備え、このフレーム同期判定手段は、上記
フレーム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づい
てフレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する
手順を選択することを特徴とするものである。
出情報に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその
判定結果をフレーム同期情報として出力するフレーム同
期判定手段を備え、このフレーム同期判定手段は、上記
フレーム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づい
てフレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する
手順を選択することを特徴とするものである。
【0021】また、上記フレーム構造判定手段からのフ
レーム構造情報に基づいてフレーム同期制御パラメータ
を設定し、受信フレームの同期制御情報に還元するフレ
ーム同期制御パラメータ設定手段を備えたことを特徴と
するものである。
レーム構造情報に基づいてフレーム同期制御パラメータ
を設定し、受信フレームの同期制御情報に還元するフレ
ーム同期制御パラメータ設定手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0022】また、上記フレーム同期制御パラメータ設
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、フレー
ム同期判定条件の同期語の連続検出回数または連続不検
出回数であるフレーム同期用保護段数を設定するフレー
ム同期用保護段数設定手段を備えたことを特徴とするも
のである。
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、フレー
ム同期判定条件の同期語の連続検出回数または連続不検
出回数であるフレーム同期用保護段数を設定するフレー
ム同期用保護段数設定手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0023】また、上記フレーム同期制御パラメータ設
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期語
検出を行う時間幅であるアパーチャ幅を設定するアパー
チャ幅設定手段を備えたことを特徴とするものである。
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期語
検出を行う時間幅であるアパーチャ幅を設定するアパー
チャ幅設定手段を備えたことを特徴とするものである。
【0024】さらに、上記フレーム同期制御パラメータ
設定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期
語検出条件の相関しきい値を設定する相関しきい値設定
手段を備えたことを特徴とするものである。
設定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期
語検出条件の相関しきい値を設定する相関しきい値設定
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0025】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るデ
ィジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図である。
図1において、図12に示す従来例と同一部分は同一符
号を示し、その説明は省略する。新たな符号として、1
0は同期語検出部1からの同期語検出情報及びフレーム
構造判定用保護段数に基づいてフレーム構造を判定しそ
の判定結果を出力するフレーム構造判定部、11はフレ
ーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回数である
フレーム構造判定用保護段数を設定して上記フレーム構
造判定部10に出力するフレーム構造判定用保護段数設
定部である。また、アパーチャ制御部2、タイミング制
御部3、フレーム同期用保護段数設定部4、フレーム同
期判定部5、アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値設
定部7は、上記同期語検出部1からの同期語検出情報に
基づいて受信フレームのタイミング制御を行う受信タイ
ミング制御部を構成している。
ィジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図である。
図1において、図12に示す従来例と同一部分は同一符
号を示し、その説明は省略する。新たな符号として、1
0は同期語検出部1からの同期語検出情報及びフレーム
構造判定用保護段数に基づいてフレーム構造を判定しそ
の判定結果を出力するフレーム構造判定部、11はフレ
ーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回数である
フレーム構造判定用保護段数を設定して上記フレーム構
造判定部10に出力するフレーム構造判定用保護段数設
定部である。また、アパーチャ制御部2、タイミング制
御部3、フレーム同期用保護段数設定部4、フレーム同
期判定部5、アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値設
定部7は、上記同期語検出部1からの同期語検出情報に
基づいて受信フレームのタイミング制御を行う受信タイ
ミング制御部を構成している。
【0026】なお、この図1に示すディジタル無線通信
受信機においても、図12に示す従来例と同様に、同期
語検出部1に入力される受信ビット系列は、受信アンテ
ナ100で受信された受信搬送波に基づいてダウンコン
バータ101より出力される中間周波数帯の受信信号を
検波器102を介して検波することにより抽出される。
また、検波器102から出力された受信ビット系列から
タイミング制御部3より指定されたタイミングで受信信
号を抽出する図示しない受信抽出部8を備える。
受信機においても、図12に示す従来例と同様に、同期
語検出部1に入力される受信ビット系列は、受信アンテ
ナ100で受信された受信搬送波に基づいてダウンコン
バータ101より出力される中間周波数帯の受信信号を
検波器102を介して検波することにより抽出される。
また、検波器102から出力された受信ビット系列から
タイミング制御部3より指定されたタイミングで受信信
号を抽出する図示しない受信抽出部8を備える。
【0027】次に、図1に示す実施の形態1の動作につ
いて説明する。図1において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作に
ついては、従来例と同様なので、説明を省略する。フレ
ーム構造判定用保護段数設定部11ではフレーム構造判
定部10に対してフレーム構造判定用保護段数を設定す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
同期語の検出間隔及びフレーム構造判定用保護段数から
フレーム構造を推測する。フレーム同期判定部5、フレ
ーム同期用保護段数設定部4、アパーチャ幅設定部6及
び相関しきい値設定部7の動作については、従来例と同
様なので説明を省略する。
いて説明する。図1において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作に
ついては、従来例と同様なので、説明を省略する。フレ
ーム構造判定用保護段数設定部11ではフレーム構造判
定部10に対してフレーム構造判定用保護段数を設定す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
同期語の検出間隔及びフレーム構造判定用保護段数から
フレーム構造を推測する。フレーム同期判定部5、フレ
ーム同期用保護段数設定部4、アパーチャ幅設定部6及
び相関しきい値設定部7の動作については、従来例と同
様なので説明を省略する。
【0028】実施の形態1において、従来例と異なる点
は、フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
得られる同期語検出間隔を用いてフレーム構造を判定し
ていることと、フレーム構造判定用保護段数設定部11
にて設定されたフレーム構造判定用保護段数23を用い
てフレーム構造を推測することである。
は、フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
得られる同期語検出間隔を用いてフレーム構造を判定し
ていることと、フレーム構造判定用保護段数設定部11
にて設定されたフレーム構造判定用保護段数23を用い
てフレーム構造を推測することである。
【0029】この場合、推測結果は図2のような状態遷
移で示される。すなわち、フレーム構造1(S24)か
らフレーム構造2(S26)への遷移は、規定回数(フ
レーム構造判定用後方保護段数と呼ぶ)連続してフレー
ム構造2と判定された場合のみ可能となる。規定回数に
満たない場合は仮のフレーム構造2(S27)として判
定される。フレーム構造2(S26)からフレーム構造
1(S24)への遷移も同様に、規定回数(フレーム構
造判定用前方保護段数と呼ぶ、フレーム構造判定用後方
保護段数と合わせてフレーム構造判定用保護段数と呼
ぶ)連続してフレーム構造1へと判定された場合のみ可
能となる。規定回数に満たない場合は仮のフレーム構造
2(S27)と判定される。
移で示される。すなわち、フレーム構造1(S24)か
らフレーム構造2(S26)への遷移は、規定回数(フ
レーム構造判定用後方保護段数と呼ぶ)連続してフレー
ム構造2と判定された場合のみ可能となる。規定回数に
満たない場合は仮のフレーム構造2(S27)として判
定される。フレーム構造2(S26)からフレーム構造
1(S24)への遷移も同様に、規定回数(フレーム構
造判定用前方保護段数と呼ぶ、フレーム構造判定用後方
保護段数と合わせてフレーム構造判定用保護段数と呼
ぶ)連続してフレーム構造1へと判定された場合のみ可
能となる。規定回数に満たない場合は仮のフレーム構造
2(S27)と判定される。
【0030】次に、同期語検出情報3の同期語検出間隔
を用いて、フレーム構造を推測する方法を用いた場合に
ついて説明する。図3はフレーム構造フラグを不検出し
た場合の例である。図3において、28は同期語検出情
報3の一部で、検出したときに出力される検出パルスで
ある。29はフレーム構造1のときの同期語が送信され
る間隔、30はフレーム構造2のときの同期語が送信さ
れる間隔である。フレーム構造がフレーム構造1から2
へ変化するとき、従来例の場合は、フレーム構造フラグ
を不検出しているため、フレーム構造の推測結果がフレ
ーム構造1のままである。しかし、実施の形態1の方法
では同期語がT2の間隔で検出されているため、フレー
ム構造2と判定される。
を用いて、フレーム構造を推測する方法を用いた場合に
ついて説明する。図3はフレーム構造フラグを不検出し
た場合の例である。図3において、28は同期語検出情
報3の一部で、検出したときに出力される検出パルスで
ある。29はフレーム構造1のときの同期語が送信され
る間隔、30はフレーム構造2のときの同期語が送信さ
れる間隔である。フレーム構造がフレーム構造1から2
へ変化するとき、従来例の場合は、フレーム構造フラグ
を不検出しているため、フレーム構造の推測結果がフレ
ーム構造1のままである。しかし、実施の形態1の方法
では同期語がT2の間隔で検出されているため、フレー
ム構造2と判定される。
【0031】また、図4はフレーム構造フラグを誤検出
した場合の例である。フレーム構造がフレーム構造1の
まま変化していないが、従来例の場合は、フレーム構造
フラグを途中で誤検出しているため、フレーム構造の推
測結果がフレーム構造2と判定している。しかし、実施
の形態1では、同期語がT1の間隔で検出されているた
め、フレーム構造1と判定される。
した場合の例である。フレーム構造がフレーム構造1の
まま変化していないが、従来例の場合は、フレーム構造
フラグを途中で誤検出しているため、フレーム構造の推
測結果がフレーム構造2と判定している。しかし、実施
の形態1では、同期語がT1の間隔で検出されているた
め、フレーム構造1と判定される。
【0032】さらに、図5はフレーム構造が一定だが、
同期語を誤検出した場合の例である。T1の間隔で同期
語を検出した場合、フレーム構造をただちにフレーム構
造1と推測してしまうと、誤った推測結果を用いている
他の制御部が誤った制御を行ってしまう。しかし、実施
の形態1では、仮のフレーム構造1と判定することによ
り、他の制御部はフレーム構造1でもフレーム構造2で
も対応できる制御をできるようにすることにより誤った
制御を避けることが可能となる。
同期語を誤検出した場合の例である。T1の間隔で同期
語を検出した場合、フレーム構造をただちにフレーム構
造1と推測してしまうと、誤った推測結果を用いている
他の制御部が誤った制御を行ってしまう。しかし、実施
の形態1では、仮のフレーム構造1と判定することによ
り、他の制御部はフレーム構造1でもフレーム構造2で
も対応できる制御をできるようにすることにより誤った
制御を避けることが可能となる。
【0033】以上説明したように、本実施の形態1にお
いては、同期語の検出間隔を用いてフレーム構造を判定
しているので、フレーム構造フラグの検出結果が判定の
精度に影響を与えない。従って、フレーム構造フラグを
誤検出または不検出しても正しくフレーム構造の判定が
できる。さらに、保護段数を用いてフレーム構造を推測
するため、同期語の誤検出や不検出が生じても、規定保
護段数回、連続して同一のフレーム構造と判定されない
と真のフレーム構造と判定されないため、推測したフレ
ーム構造の信頼性が向上する。従って、この実施の形態
1は、フレーム構造フラグを判定することなく、フレー
ム構造を推測できる特徴を持ち、かつフレーム構造の誤
判定が減少する。
いては、同期語の検出間隔を用いてフレーム構造を判定
しているので、フレーム構造フラグの検出結果が判定の
精度に影響を与えない。従って、フレーム構造フラグを
誤検出または不検出しても正しくフレーム構造の判定が
できる。さらに、保護段数を用いてフレーム構造を推測
するため、同期語の誤検出や不検出が生じても、規定保
護段数回、連続して同一のフレーム構造と判定されない
と真のフレーム構造と判定されないため、推測したフレ
ーム構造の信頼性が向上する。従って、この実施の形態
1は、フレーム構造フラグを判定することなく、フレー
ム構造を推測できる特徴を持ち、かつフレーム構造の誤
判定が減少する。
【0034】なお、本実施の形態1では、フレーム構造
を検出するのに同期語の検出間隔を用いたが、フレーム
構造フラグの判定、あるいは両者を組み合わせた手段を
用いてもよい。本方法を適用する場合には、あらかじめ
フレーム構造フラグを複数回連送するなどのシステム全
体のサポートが必要である。
を検出するのに同期語の検出間隔を用いたが、フレーム
構造フラグの判定、あるいは両者を組み合わせた手段を
用いてもよい。本方法を適用する場合には、あらかじめ
フレーム構造フラグを複数回連送するなどのシステム全
体のサポートが必要である。
【0035】また、本実施の形態1では、フレーム構造
を検出するのに同期語の検出間隔を用いたが、フレーム
構造により同期語の位相が異なる場合には、同期語の位
相を検出することをフレーム構造判定の条件としても良
い。この場合でも実施の形態1の動作は全く同様であ
る。
を検出するのに同期語の検出間隔を用いたが、フレーム
構造により同期語の位相が異なる場合には、同期語の位
相を検出することをフレーム構造判定の条件としても良
い。この場合でも実施の形態1の動作は全く同様であ
る。
【0036】実施の形態2.次に、図6は実施の形態2
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。上述した実施の形態1の構成では、フレーム同
期判定に、同期語及びフレーム同期用保護段数のみを用
いたが、この実施の形態2では、さらにフレーム構造判
定用保護段数をフレーム同期判定に用いることによりフ
レーム同期制御を行う。すなわち、図1に示す実施の形
態1と同一部分は同一符号を付して示す図6において、
フレーム同期判定部5は、新たにフレーム構造判定部1
0からのフレーム構造情報を入力するようにしてフレー
ム同期状態を判定しその判定結果をフレーム同期情報と
して出力する。
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。上述した実施の形態1の構成では、フレーム同
期判定に、同期語及びフレーム同期用保護段数のみを用
いたが、この実施の形態2では、さらにフレーム構造判
定用保護段数をフレーム同期判定に用いることによりフ
レーム同期制御を行う。すなわち、図1に示す実施の形
態1と同一部分は同一符号を付して示す図6において、
フレーム同期判定部5は、新たにフレーム構造判定部1
0からのフレーム構造情報を入力するようにしてフレー
ム同期状態を判定しその判定結果をフレーム同期情報と
して出力する。
【0037】次に、図6に示す実施の形態2の動作につ
いて説明する。図6において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3、アパー
チャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7の動作の動作
については、実施の形態1と同様なので、説明を省略す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
フレーム構造を推測し、その結果をフレーム構造情報と
して出力する。フレーム同期判定部5では、同期語検出
部1からの同期語検出情報、フレーム構造判定部10か
らのフレーム構造情報及びフレーム同期用保護段数設定
部4からのフレーム同期用保護段数で指定された同期語
検出情報の連続検出回数を用いてフレーム同期状態を判
定しその判定結果をフレーム同期情報として出力する。
いて説明する。図6において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3、アパー
チャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7の動作の動作
については、実施の形態1と同様なので、説明を省略す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
フレーム構造を推測し、その結果をフレーム構造情報と
して出力する。フレーム同期判定部5では、同期語検出
部1からの同期語検出情報、フレーム構造判定部10か
らのフレーム構造情報及びフレーム同期用保護段数設定
部4からのフレーム同期用保護段数で指定された同期語
検出情報の連続検出回数を用いてフレーム同期状態を判
定しその判定結果をフレーム同期情報として出力する。
【0038】実施の形態2において、実施の形態1と異
なる点は、フレーム同期判定部5では、同期語検出情報
及びフレーム同期用保護段数だけではなく、フレーム構
造判定部10で得られたフレーム構造情報を用いて、フ
レーム同期の判定を行うことである。
なる点は、フレーム同期判定部5では、同期語検出情報
及びフレーム同期用保護段数だけではなく、フレーム構
造判定部10で得られたフレーム構造情報を用いて、フ
レーム同期の判定を行うことである。
【0039】以上説明したように、本実施の形態2が同
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態1と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいて図7のフレーム同期用状態遷移40から同41、
同41から同40、同41から同42、同42から同4
3、同43から同42、同43から同40へとフレーム
同期制御に関する手順を変更するため、柔軟なフレーム
同期制御が実現できる。従って、この実施の形態2は、
フレーム構造フラグを判定することなく、フレーム構造
を推測できる特徴を持ち、フレーム構造の誤判定が減少
し、柔軟な同期制御を実現する。なお、実施の形態1に
おいて記した他の適用例は、すべて実施の形態2に適用
できる。
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態1と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいて図7のフレーム同期用状態遷移40から同41、
同41から同40、同41から同42、同42から同4
3、同43から同42、同43から同40へとフレーム
同期制御に関する手順を変更するため、柔軟なフレーム
同期制御が実現できる。従って、この実施の形態2は、
フレーム構造フラグを判定することなく、フレーム構造
を推測できる特徴を持ち、フレーム構造の誤判定が減少
し、柔軟な同期制御を実現する。なお、実施の形態1に
おいて記した他の適用例は、すべて実施の形態2に適用
できる。
【0040】実施の形態3.次に、図8は実施の形態3
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。一般に、フレームの構造が変化するときは、フ
レーム長や同期語長が変化する場合が多い。また、異な
る送信局から送信される場合など、フレームの構造によ
ってSNR(Signal-to-Noise Ratio)が変わることも
考えられる。この実施の形態3では、このような場合で
も安定したフレーム同期を得るために、フレーム構造判
定情報によってフレーム同期保護段数の設定に用いた。
図8において、図6に示す実施の形態2と同一部分は同
一符号を付して示す図8において、フレーム同期保護段
数設定部4には、新たにフレーム構造判定部10からの
フレーム構造情報が入力されるようになっている。
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。一般に、フレームの構造が変化するときは、フ
レーム長や同期語長が変化する場合が多い。また、異な
る送信局から送信される場合など、フレームの構造によ
ってSNR(Signal-to-Noise Ratio)が変わることも
考えられる。この実施の形態3では、このような場合で
も安定したフレーム同期を得るために、フレーム構造判
定情報によってフレーム同期保護段数の設定に用いた。
図8において、図6に示す実施の形態2と同一部分は同
一符号を付して示す図8において、フレーム同期保護段
数設定部4には、新たにフレーム構造判定部10からの
フレーム構造情報が入力されるようになっている。
【0041】次に、図8に示す実施の形態3の動作につ
いて説明する。図8において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作、
アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7の動作
については、実施の形態2と同様なので、説明を省略す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
フレーム構造を推測し、その結果をフレーム構造情報と
して出力する。フレーム同期用保護段数設定部4では、
フレーム構造判定部10からのフレーム構造情報より各
受信フレームに適した保護段数の設定を行う。フレーム
同期用保護段数は、例えば仮のフレーム構造1のフレー
ム同期時は「4」、真のフレーム構造2のフレーム同期
時は「3」のように設定される。フレーム同期判定部5
では、フレーム構造判定部10からのフレーム構造情
報、フレーム同期用保護段数設定部4からのフレーム同
期用保護段数で指定された同期語検出情報の連続検出回
数を用いてフレーム同期状態を判定し、判定結果をフレ
ーム同期情報として出力する。
いて説明する。図8において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動作、
アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7の動作
については、実施の形態2と同様なので、説明を省略す
る。フレーム構造判定部10では、同期語検出情報から
フレーム構造を推測し、その結果をフレーム構造情報と
して出力する。フレーム同期用保護段数設定部4では、
フレーム構造判定部10からのフレーム構造情報より各
受信フレームに適した保護段数の設定を行う。フレーム
同期用保護段数は、例えば仮のフレーム構造1のフレー
ム同期時は「4」、真のフレーム構造2のフレーム同期
時は「3」のように設定される。フレーム同期判定部5
では、フレーム構造判定部10からのフレーム構造情
報、フレーム同期用保護段数設定部4からのフレーム同
期用保護段数で指定された同期語検出情報の連続検出回
数を用いてフレーム同期状態を判定し、判定結果をフレ
ーム同期情報として出力する。
【0042】実施の形態3において、実施の形態1及び
実施の形態2と異なる点は、フレーム同期用保護段数設
定部4は、同期語検出情報やフレーム同期情報だけでな
く、フレーム構造判定部10で得られたフレーム構造情
報を用いて、フレーム同期用保護段数の設定を行うこと
である。
実施の形態2と異なる点は、フレーム同期用保護段数設
定部4は、同期語検出情報やフレーム同期情報だけでな
く、フレーム構造判定部10で得られたフレーム構造情
報を用いて、フレーム同期用保護段数の設定を行うこと
である。
【0043】以上説明したように、本実施の形態3が同
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態1と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移及びフレーム
同期用保護段数を変更するため、柔軟なフレーム同期制
御が実現できる。従って、この実施の形態3は、フレー
ム構造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測
できる特徴を持ち、フレーム構造の誤判定が減少し、柔
軟な同期制御を実現する。なお、本実施の形態3におい
ても、実施の形態1において示した他の適用例をすべて
適用できる。
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態1と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移及びフレーム
同期用保護段数を変更するため、柔軟なフレーム同期制
御が実現できる。従って、この実施の形態3は、フレー
ム構造フラグを判定することなく、フレーム構造を推測
できる特徴を持ち、フレーム構造の誤判定が減少し、柔
軟な同期制御を実現する。なお、本実施の形態3におい
ても、実施の形態1において示した他の適用例をすべて
適用できる。
【0044】実施の形態4.次に、図9は実施の形態4
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。一般に、フレームの構造が変化するときは、フ
レーム長が変化する場合が多い。また、従来例で示した
ように、連続フレーム状のフレーム構造と、バースト状
のフレーム構造で切り替わるような場合もある。このよ
うなときは、フレーム構造によってクロックのドリフト
量が異なり、同期語タイミングのずれ方も変わる。この
実施の形態4では、このような場合でも安定したフレー
ム同期を得るために、フレーム構造判定情報を用いてア
パーチャ幅を設定するようにした。図6に示す実施の形
態2と同一部分は同一符号を付して示す図9において、
アパーチャ幅設定部6は、新たにフレーム構造情報19
をも入力に加える。
に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック図
である。一般に、フレームの構造が変化するときは、フ
レーム長が変化する場合が多い。また、従来例で示した
ように、連続フレーム状のフレーム構造と、バースト状
のフレーム構造で切り替わるような場合もある。このよ
うなときは、フレーム構造によってクロックのドリフト
量が異なり、同期語タイミングのずれ方も変わる。この
実施の形態4では、このような場合でも安定したフレー
ム同期を得るために、フレーム構造判定情報を用いてア
パーチャ幅を設定するようにした。図6に示す実施の形
態2と同一部分は同一符号を付して示す図9において、
アパーチャ幅設定部6は、新たにフレーム構造情報19
をも入力に加える。
【0045】次に、図9に示す実施の形態4の動作につ
いて説明する。図9において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3、フレー
ム同期用保護段数設定部4、フレーム同期判定部5、相
関しきい値設定部7及びフレーム構造判定部10の各動
作については、実施の形態2と同様なので、説明を省略
する。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出部1から
の同期語検出情報、フレーム構造判定部10からのフレ
ーム構造情報及びフレーム同期判定部5からのフレーム
同期情報を用いてアパーチャ幅の設定を行い、その結果
をアパーチャ幅として出力する。アパーチャ幅は、例え
ば、仮フレーム構造1のフレーム同期時は「1」、真の
フレーム構造2のフレーム同期時は「3」のように設定
される。
いて説明する。図9において、同期語検出部1が同期語
検出情報を出力する動作、タイミング制御部3、フレー
ム同期用保護段数設定部4、フレーム同期判定部5、相
関しきい値設定部7及びフレーム構造判定部10の各動
作については、実施の形態2と同様なので、説明を省略
する。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出部1から
の同期語検出情報、フレーム構造判定部10からのフレ
ーム構造情報及びフレーム同期判定部5からのフレーム
同期情報を用いてアパーチャ幅の設定を行い、その結果
をアパーチャ幅として出力する。アパーチャ幅は、例え
ば、仮フレーム構造1のフレーム同期時は「1」、真の
フレーム構造2のフレーム同期時は「3」のように設定
される。
【0046】実施の形態4において、実施の形態2と異
なる点は、アパーチャ幅設定部6は、同期語検出情報や
フレーム同期情報だけでなく、フレーム構造判定部10
で得られたフレーム構造情報をも用いて、アパーチャ幅
の設定を行うことである。
なる点は、アパーチャ幅設定部6は、同期語検出情報や
フレーム同期情報だけでなく、フレーム構造判定部10
で得られたフレーム構造情報をも用いて、アパーチャ幅
の設定を行うことである。
【0047】以上説明したように、本実施の形態4が同
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態2と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移及びアパーチ
ャ幅を変更するため、柔軟なフレーム同期制御が実現で
きる。従って、この実施の形態4は、フレーム構造フラ
グを判定することなく、フレーム構造を推測できる特徴
を持ち、フレーム構造の誤判定が減少し、柔軟な同期制
御を実現する。なお、本実施の形態4においても、実施
の形態1に示した他の適用例をすべて適用できる。
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態2と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移及びアパーチ
ャ幅を変更するため、柔軟なフレーム同期制御が実現で
きる。従って、この実施の形態4は、フレーム構造フラ
グを判定することなく、フレーム構造を推測できる特徴
を持ち、フレーム構造の誤判定が減少し、柔軟な同期制
御を実現する。なお、本実施の形態4においても、実施
の形態1に示した他の適用例をすべて適用できる。
【0048】実施の形態5.次に、図10は実施の形態
5に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック
図である。上述した実施の形態3及び実施の形態4のよ
うに、フレームの構造の変化に伴い、フレーム長、同期
語長、SNR、クロックドリフト量のような同期性能に
影響する物理量が変化する場合に、相関しきい値を変え
ることで同期性能の劣化を救済することができる。この
実施の形態5では、このように、フレーム構造判定情報
を相関しきい値の設定に用い、安定したフレーム同期を
得ることをねらいとしたものである。図6に示す実施の
形態2と同一部分は同一符号を付して示す図10におい
て、相関しきい値設定部7は、新たにフレーム構造情報
19をも入力に加えている。
5に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック
図である。上述した実施の形態3及び実施の形態4のよ
うに、フレームの構造の変化に伴い、フレーム長、同期
語長、SNR、クロックドリフト量のような同期性能に
影響する物理量が変化する場合に、相関しきい値を変え
ることで同期性能の劣化を救済することができる。この
実施の形態5では、このように、フレーム構造判定情報
を相関しきい値の設定に用い、安定したフレーム同期を
得ることをねらいとしたものである。図6に示す実施の
形態2と同一部分は同一符号を付して示す図10におい
て、相関しきい値設定部7は、新たにフレーム構造情報
19をも入力に加えている。
【0049】次に、図10に示す実施の形態5の動作に
ついて説明する。図10において、同期語検出部1が同
期語検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動
作、フレーム構造判定部10の動作、フレーム同期判定
部5、フレーム同期用保護段数設定部4及びアパーチャ
幅設定部6の動作については、実施の形態2と同様なの
で、説明を省略する。相関しきい値設定部7では、同期
語検出部1からの同期語検出情報、フレーム構造判定部
10からのフレーム構造情報及びフレーム同期判定部5
からのフレーム同期情報を用いて相関しきい値の設定を
行い、その結果を相関しきい値として出力する。相関し
きい値は、例えば仮のフレーム構造1のフレーム同期時
は「4」、フレーム構造2のフレーム同期時は「6」の
ように設定される。
ついて説明する。図10において、同期語検出部1が同
期語検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動
作、フレーム構造判定部10の動作、フレーム同期判定
部5、フレーム同期用保護段数設定部4及びアパーチャ
幅設定部6の動作については、実施の形態2と同様なの
で、説明を省略する。相関しきい値設定部7では、同期
語検出部1からの同期語検出情報、フレーム構造判定部
10からのフレーム構造情報及びフレーム同期判定部5
からのフレーム同期情報を用いて相関しきい値の設定を
行い、その結果を相関しきい値として出力する。相関し
きい値は、例えば仮のフレーム構造1のフレーム同期時
は「4」、フレーム構造2のフレーム同期時は「6」の
ように設定される。
【0050】実施の形態5において、実施の形態2と異
なる点は、相関しきい値設定部7は、同期語検出情報や
フレーム同期情報だけでなく、フレーム構造判定部10
で得られたフレーム構造情報をも用いて、相関しきい値
の設定を行うことである。
なる点は、相関しきい値設定部7は、同期語検出情報や
フレーム同期情報だけでなく、フレーム構造判定部10
で得られたフレーム構造情報をも用いて、相関しきい値
の設定を行うことである。
【0051】以上説明したように、本実施の形態5が同
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態2と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移及び相関しき
い値を変更するため、柔軟なフレーム同期制御が実現で
きる。従って、この実施の形態5は、フレーム構造フラ
グを判定することなく、フレーム構造を推測できる特徴
を持ち、フレーム構造の誤判定が減少し、柔軟な同期制
御を実現する。なお、本実施の形態5においても、実施
の形態1に示した他の適用例をすべて適用できる。
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態2と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移及び相関しき
い値を変更するため、柔軟なフレーム同期制御が実現で
きる。従って、この実施の形態5は、フレーム構造フラ
グを判定することなく、フレーム構造を推測できる特徴
を持ち、フレーム構造の誤判定が減少し、柔軟な同期制
御を実現する。なお、本実施の形態5においても、実施
の形態1に示した他の適用例をすべて適用できる。
【0052】実施の形態6.次に、図11は実施の形態
6に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック
図である。上述した実施の形態3ないし実施の形態5で
は、フレーム構造情報を用いて、フレーム同期保護段
数、アパーチャ幅及び相関しきい値をそれぞれ設定して
いたが、当然、これらのうち2つ、あるいは、全部を同
時に設定するようにしても良い。実施の形態6は、これ
らの同期制御パラメータ全部を同時設定するような例で
ある。図6に示す実施の形態2と同一部分は同一符号を
付して示す図11において、フレーム同期保護段数設定
部4、アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7
は、新たにフレーム構造判定部10からのフレーム構造
情報をも入力に加えている。
6に係るディジタル無線通信受信機を示す構成ブロック
図である。上述した実施の形態3ないし実施の形態5で
は、フレーム構造情報を用いて、フレーム同期保護段
数、アパーチャ幅及び相関しきい値をそれぞれ設定して
いたが、当然、これらのうち2つ、あるいは、全部を同
時に設定するようにしても良い。実施の形態6は、これ
らの同期制御パラメータ全部を同時設定するような例で
ある。図6に示す実施の形態2と同一部分は同一符号を
付して示す図11において、フレーム同期保護段数設定
部4、アパーチャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7
は、新たにフレーム構造判定部10からのフレーム構造
情報をも入力に加えている。
【0053】次に、図11に示す実施の形態6の動作に
ついて説明する。図11において、同期語検出部1が同
期語検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動
作、フレーム構造判定部10の動作、及びフレーム同期
判定部5の動作については、実施の形態2と同様なの
で、説明を省略する。フレーム同期用保護段数設定部4
では、フレーム構造判定部10からのフレーム構造情報
より各受信フレーム構造に適した保護段数の設定を行
う。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出部1からの
同期語検出情報、フレーム構造判定部10からのフレー
ム構造情報及びフレーム同期判定部5からのフレーム同
期情報を用いてアパーチャ幅の設定を行い、その結果を
アパーチャ幅として出力する。相関しきい値設定部7で
は、同期語検出部1からの同期語検出情報、フレーム構
造判定部10からのフレーム構造情報及びフレーム同期
判定部5からのフレーム同期情報を用いて相関しきい値
の設定を行い、その結果を相関しきい値として出力す
る。
ついて説明する。図11において、同期語検出部1が同
期語検出情報を出力する動作、タイミング制御部3の動
作、フレーム構造判定部10の動作、及びフレーム同期
判定部5の動作については、実施の形態2と同様なの
で、説明を省略する。フレーム同期用保護段数設定部4
では、フレーム構造判定部10からのフレーム構造情報
より各受信フレーム構造に適した保護段数の設定を行
う。アパーチャ幅設定部6では、同期語検出部1からの
同期語検出情報、フレーム構造判定部10からのフレー
ム構造情報及びフレーム同期判定部5からのフレーム同
期情報を用いてアパーチャ幅の設定を行い、その結果を
アパーチャ幅として出力する。相関しきい値設定部7で
は、同期語検出部1からの同期語検出情報、フレーム構
造判定部10からのフレーム構造情報及びフレーム同期
判定部5からのフレーム同期情報を用いて相関しきい値
の設定を行い、その結果を相関しきい値として出力す
る。
【0054】実施の形態6において、実施の形態2と異
なる点は、フレーム同期用保護段数設定部4、アパーチ
ャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7では、同期語検
出情報、フレーム同期情報だけでなくフレーム構造判定
部10で得られたフレーム構造情報をも用いて、各設定
を行うことである。
なる点は、フレーム同期用保護段数設定部4、アパーチ
ャ幅設定部6及び相関しきい値設定部7では、同期語検
出情報、フレーム同期情報だけでなくフレーム構造判定
部10で得られたフレーム構造情報をも用いて、各設定
を行うことである。
【0055】以上説明したように、本実施の形態6が同
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態2と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移、フレーム同
期用保護段数、アパーチャ幅及び相関しきい値を変更す
るため、柔軟なフレーム同期制御が実現できる。従っ
て、この実施の形態6は、フレーム構造フラグを判定す
ることなく、フレーム構造を推測できる特徴を持ち、か
つフレーム構造の誤判定が減少し、かつそのフレーム構
造にあった適切かつ柔軟なフレーム同期制御を実現す
る。なお、本実施の形態6においても、実施の形態1に
示した他の適用例をすべて適用できる。
期語からフレーム構造の推測を行い、その推測に保護段
数を用いる場合は、実施の形態2と同等の効果を得るこ
とは明らかである。また、フレーム構造の推測結果に基
づいてフレーム同期制御に関する状態遷移、フレーム同
期用保護段数、アパーチャ幅及び相関しきい値を変更す
るため、柔軟なフレーム同期制御が実現できる。従っ
て、この実施の形態6は、フレーム構造フラグを判定す
ることなく、フレーム構造を推測できる特徴を持ち、か
つフレーム構造の誤判定が減少し、かつそのフレーム構
造にあった適切かつ柔軟なフレーム同期制御を実現す
る。なお、本実施の形態6においても、実施の形態1に
示した他の適用例をすべて適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1つ
の回線内に2つ以上の種類のフレーム構造を有するディ
ジタル無線通信系において、受信ビット系列より同期語
の検出を行う同期語検出手段と、この同期語検出手段か
らの同期語検出情報に基づいて受信フレームのタイミン
グ制御を行う受信タイミング制御手段と、上記同期語検
出手段からの同期語検出情報及びフレーム構造判定用保
護段数に基づいてフレーム構造を判定しその判定結果を
フレーム構造情報として出力するフレーム構造判定手段
と、フレーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回
数であるフレーム構造判定用保護段数を設定して上記フ
レーム構造判定手段に出力するフレーム構造判定用保護
段数設定部とを備えたので、フレーム構造が変化したこ
とを認識して、新たなフレーム構造情報を出力すること
により、フレーム構造の誤認識発生確率を低減できる。
また、上記フレーム構造判定手段は、上記同期語検出手
段からの同期語検出情報を入力して同期語の検出間隔に
基づいてフレーム構造を判定し、旧フレーム構造から新
フレーム構造への遷移時は、上記フレーム構造判定用保
護段数設定部により設定される保護段数連続して新フレ
ーム構造と判定されることを条件にフレーム構造情報と
して出力するようにしたので、同期語の検出間隔(また
は同期語の位相)などのフレーム構造を特徴づける同期
語の状態からフレーム構造を判定することにより、フレ
ーム構造の切替を検知する信号に関係なくフレーム構造
を認識でき、また、フレーム構造判定保護段数設定手段
から出力されたフレーム構造判定保護段数だけ上記検出
条件を検知したとき、フレーム構造が変化したものと認
識し、新たなフレーム構造情報を出力することにより、
フレーム構造の誤認識発生確率を低減し、正しいフレー
ム同期を確保できる。
の回線内に2つ以上の種類のフレーム構造を有するディ
ジタル無線通信系において、受信ビット系列より同期語
の検出を行う同期語検出手段と、この同期語検出手段か
らの同期語検出情報に基づいて受信フレームのタイミン
グ制御を行う受信タイミング制御手段と、上記同期語検
出手段からの同期語検出情報及びフレーム構造判定用保
護段数に基づいてフレーム構造を判定しその判定結果を
フレーム構造情報として出力するフレーム構造判定手段
と、フレーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回
数であるフレーム構造判定用保護段数を設定して上記フ
レーム構造判定手段に出力するフレーム構造判定用保護
段数設定部とを備えたので、フレーム構造が変化したこ
とを認識して、新たなフレーム構造情報を出力すること
により、フレーム構造の誤認識発生確率を低減できる。
また、上記フレーム構造判定手段は、上記同期語検出手
段からの同期語検出情報を入力して同期語の検出間隔に
基づいてフレーム構造を判定し、旧フレーム構造から新
フレーム構造への遷移時は、上記フレーム構造判定用保
護段数設定部により設定される保護段数連続して新フレ
ーム構造と判定されることを条件にフレーム構造情報と
して出力するようにしたので、同期語の検出間隔(また
は同期語の位相)などのフレーム構造を特徴づける同期
語の状態からフレーム構造を判定することにより、フレ
ーム構造の切替を検知する信号に関係なくフレーム構造
を認識でき、また、フレーム構造判定保護段数設定手段
から出力されたフレーム構造判定保護段数だけ上記検出
条件を検知したとき、フレーム構造が変化したものと認
識し、新たなフレーム構造情報を出力することにより、
フレーム構造の誤認識発生確率を低減し、正しいフレー
ム同期を確保できる。
【0057】
【0058】また、上記同期語検出手段からの同期語検
出情報に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその
判定結果をフレーム同期情報として出力するフレーム同
期判定手段を備え、このフレーム同期判定手段は、上記
フレーム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づい
てフレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する
手順を選択するようにしたので、フレーム構造の状態に
適した同期手順でフレーム同期を実行することができ、
安定したフレーム同期を確保できる。
出情報に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその
判定結果をフレーム同期情報として出力するフレーム同
期判定手段を備え、このフレーム同期判定手段は、上記
フレーム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づい
てフレーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する
手順を選択するようにしたので、フレーム構造の状態に
適した同期手順でフレーム同期を実行することができ、
安定したフレーム同期を確保できる。
【0059】また、上記フレーム構造判定手段からのフ
レーム構造情報に基づいてフレーム同期制御パラメータ
を設定し、受信フレームの同期制御情報に還元するフレ
ーム同期制御パラメータ設定手段を備えたので、フレー
ム構造の状態に適した同期制御パラメータを用いてフレ
ーム同期制御を実行でき、柔軟かつ安定したフレーム同
期を確保できる。
レーム構造情報に基づいてフレーム同期制御パラメータ
を設定し、受信フレームの同期制御情報に還元するフレ
ーム同期制御パラメータ設定手段を備えたので、フレー
ム構造の状態に適した同期制御パラメータを用いてフレ
ーム同期制御を実行でき、柔軟かつ安定したフレーム同
期を確保できる。
【0060】また、上記フレーム同期制御パラメータ設
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、フレー
ム同期判定条件の同期語の連続検出回数または連続不検
出回数であるフレーム同期用保護段数を設定するフレー
ム同期用保護段数設定手段を備えたので、フレームの長
さ、同期語の長さやビットパターンの切替に対応してフ
レーム同期保護段数を設定でき、柔軟かつ安定したフレ
ーム同期を確保できる。
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、フレー
ム同期判定条件の同期語の連続検出回数または連続不検
出回数であるフレーム同期用保護段数を設定するフレー
ム同期用保護段数設定手段を備えたので、フレームの長
さ、同期語の長さやビットパターンの切替に対応してフ
レーム同期保護段数を設定でき、柔軟かつ安定したフレ
ーム同期を確保できる。
【0061】また、上記フレーム同期制御パラメータ設
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期語
検出を行う時間幅であるアパーチャ幅を設定するアパー
チャ幅設定手段を備えたので、フレーム構造の切替に伴
うフレーム長や送信クロック安定度の変化に対応してア
パーチャ幅を設定でき、柔軟かつ安定したフレーム同期
を実現できる。
定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期語
検出を行う時間幅であるアパーチャ幅を設定するアパー
チャ幅設定手段を備えたので、フレーム構造の切替に伴
うフレーム長や送信クロック安定度の変化に対応してア
パーチャ幅を設定でき、柔軟かつ安定したフレーム同期
を実現できる。
【0062】さらに、上記フレーム同期制御パラメータ
設定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期
語検出条件の相関しきい値を設定する相関しきい値設定
手段を備えたので、フレーム構造の切替に伴うフレーム
長や同期語長の変化に対応して相関しきい値を設定で
き、柔軟かつ安定したフレーム同期を実現できる。
設定手段は、フレーム同期制御パラメータとして、同期
語検出条件の相関しきい値を設定する相関しきい値設定
手段を備えたので、フレーム構造の切替に伴うフレーム
長や同期語長の変化に対応して相関しきい値を設定で
き、柔軟かつ安定したフレーム同期を実現できる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るディジタル無
線通信受信機で用いている受信フレーム構造の判定に用
いる状態遷移図である。
線通信受信機で用いている受信フレーム構造の判定に用
いる状態遷移図である。
【図3】 実施の形態1でフレーム構造フラグを不検出
した場合の例を示す図である。
した場合の例を示す図である。
【図4】 実施の形態1でフレーム構造フラグを誤検出
した場合の例を示す図である
した場合の例を示す図である
【図5】 実施の形態1で同期語を誤検出した場合のフ
レーム構造判定例を示す図である。
レーム構造判定例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るディジタル無
線通信受信機で用いているフレーム同期用の状態遷移図
である。
線通信受信機で用いているフレーム同期用の状態遷移図
である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態4に係るディジタル無
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係るディジタル
無線通信受信機の構成を示すブロック図である。
無線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係るディジタル
無線通信受信機の構成を示すブロック図である。
無線通信受信機の構成を示すブロック図である。
【図12】 従来のディジタル無線通信受信機の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図13】 従来例に係るディジタル無線通信で用いら
れているフレーム及びバーストの構成例を示す図であ
る。
れているフレーム及びバーストの構成例を示す図であ
る。
【図14】 従来技術でフレーム構造フラグを誤検出し
た場合の例を示す図である。
た場合の例を示す図である。
【図15】 従来技術でフレーム構造フラグを不検出し
た場合の例を示す図である。
た場合の例を示す図である。
【図16】 従来技術でフレーム構造フラグを不検出し
た場合の影響の例を示す図である。
た場合の影響の例を示す図である。
1 同期語検出部、2 アパーチャ制御部、3 タイミ
ング制御部、4 フレーム同期用保護段数設定部、5
フレーム同期判定部、6 アパーチャ幅設定部、7 相
関しきい値設定部、10 フレーム構造判定部、11
フレーム構造判定用保護段数設定部、17 同期語、1
8−a フレーム構造1を表すフレーム構造フラグ、1
8−b フレーム構造2を表すフレーム構造フラグ、1
9 フレーム構造情報、S24 フレーム構造1の状
態、S25 仮のフレーム構造2の状態、S26 フレ
ーム構造2の状態、S27 仮のフレーム構造1の状
態、28 同期語検出パルス、29 フレーム構造1に
おける同期語送信間隔、30 フレーム構造2における
同期語送信間隔、40 フレーム構造1に対応したフレ
ーム同期状態遷移、41 仮のフレーム構造2に対応し
たフレーム同期状態遷移、42 フレーム構造2に対応
したフレーム同期状態遷移、43 仮のフレーム構造1
に対応したフレーム同期状態遷移、100 受信アンテ
ナ、101 ダウンコンバータ、102 検波器。
ング制御部、4 フレーム同期用保護段数設定部、5
フレーム同期判定部、6 アパーチャ幅設定部、7 相
関しきい値設定部、10 フレーム構造判定部、11
フレーム構造判定用保護段数設定部、17 同期語、1
8−a フレーム構造1を表すフレーム構造フラグ、1
8−b フレーム構造2を表すフレーム構造フラグ、1
9 フレーム構造情報、S24 フレーム構造1の状
態、S25 仮のフレーム構造2の状態、S26 フレ
ーム構造2の状態、S27 仮のフレーム構造1の状
態、28 同期語検出パルス、29 フレーム構造1に
おける同期語送信間隔、30 フレーム構造2における
同期語送信間隔、40 フレーム構造1に対応したフレ
ーム同期状態遷移、41 仮のフレーム構造2に対応し
たフレーム同期状態遷移、42 フレーム構造2に対応
したフレーム同期状態遷移、43 仮のフレーム構造1
に対応したフレーム同期状態遷移、100 受信アンテ
ナ、101 ダウンコンバータ、102 検波器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−298493(JP,A) 特開 平9−181715(JP,A) 特開 平8−8874(JP,A) 特開 平6−6343(JP,A) 特開 平9−238131(JP,A) 特開 平5−327688(JP,A) 特開 平5−252128(JP,A) 特開 平4−108226(JP,A) 特開 平3−249831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 7/00 - 7/10
Claims (6)
- 【請求項1】 1つの回線内に2つ以上の種類のフレー
ム構造を有するディジタル無線通信系において、 受信ビット系列より同期語の検出を行う同期語検出手段
と、 この同期語検出手段からの同期語検出情報に基づいて受
信フレームのタイミング制御を行う受信タイミング制御
手段と、 上記同期語検出手段からの同期語検出情報及びフレーム
構造判定用保護段数に基づいてフレーム構造を判定しそ
の判定結果をフレーム構造情報として出力するフレーム
構造判定手段と、 フレーム構造判定条件のフレーム構造の連続検出回数で
あるフレーム構造判定用保護段数を設定して上記フレー
ム構造判定手段に出力するフレーム構造判定用保護段数
設定部とを備え、 上記フレーム構造判定手段は、上記同期語検出手段から
の同期語検出情報を入力して同期語の検出間隔に基づい
てフレーム構造を判定し、旧フレーム構造から新フレー
ム構造への遷移時は、上記フレーム構造判定用保護段数
設定部により設定される保護段数連続して新フレーム構
造と判定されることを条件にフレーム構造情報として出
力する ことを特徴とするディジタル無線通信受信機。 - 【請求項2】 請求項1記載のディジタル無線通信受信
機において、上記同期語検出手段からの同期語検出情報
に基づいて受信フレームの同期確立を判定しその判定結
果をフレーム同期情報として出力するフレーム同期判定
手段を備え、このフレーム同期判定手段は、上記フレー
ム構造判定手段からのフレーム構造情報に基づいてフレ
ーム構造情報に応じたフレーム同期制御に関する手順を
選択することを特徴とするディジタル無線通信受信機。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のディジタル無線
通信受信機において、上記フレーム構造判定手段からの
フレーム構造情報に基づいてフレーム同期制御パラメー
タを設定し、受信フレームの同期制御情報に還元するフ
レーム同期制御パラメータ設定手段を備えたことを特徴
とするディジタル無線通信受信機。 - 【請求項4】 請求項3記載のディジタル無線通信受信
機において、上記フレーム同期制御パラメータ設定手段
は、フレーム同期制御パラメータとして、フレーム同期
判定条件の同期語の連続検出回数または連続不検出回数
であるフレーム同期用保護段数を設定するフレーム同期
用保護段数設定手段を備えたことを特徴とするディジタ
ル無線通信受信機。 - 【請求項5】 請求項3記載のディジタル無線通信受信
機において、上記フレーム同期制御パラメータ設定手段
は、フレーム同期制御パラメータとして、同期語検出を
行う時間幅であるアパーチャ幅を設定するアパーチャ幅
設定手段を備えたことを特徴とするディジタル無線通信
受信機。 - 【請求項6】 請求項3記載のディジタル無線通信受信
機において、上記フレーム同期制御パラメータ設定手段
は、フレーム同期制御パラメータとして、同期語検出条
件の相関しきい値を設定する相関しきい値設定手段を備
えたことを特徴とするディジタル無線通信受信機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5501596A JP3201948B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ディジタル無線通信受信機 |
US08/738,796 US5898743A (en) | 1996-03-12 | 1996-10-28 | Digital radio communications receiver |
CN96121906A CN1078995C (zh) | 1996-03-12 | 1996-11-27 | 接收机 |
CA002192516A CA2192516C (en) | 1996-03-12 | 1996-12-10 | Digital radio communications receiver |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5501596A JP3201948B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ディジタル無線通信受信機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09247114A JPH09247114A (ja) | 1997-09-19 |
JP3201948B2 true JP3201948B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=12986844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5501596A Expired - Fee Related JP3201948B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ディジタル無線通信受信機 |
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---|---|
US (1) | US5898743A (ja) |
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CN (1) | CN1078995C (ja) |
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JP4589688B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-12-01 | 株式会社ケンウッド | 移動無線通信装置及び通信処理方法 |
JP4590009B2 (ja) * | 2009-11-24 | 2010-12-01 | 株式会社ケンウッド | 無線通信装置及び通信処理方法 |
JP4590008B2 (ja) * | 2009-11-24 | 2010-12-01 | 株式会社ケンウッド | 移動無線通信装置及び通信処理方法 |
US9172458B2 (en) * | 2010-10-14 | 2015-10-27 | Hughes Network Systems, Llc | Method and apparatus for high symbol rate communication system with reduced overhead bandwidth |
WO2012081083A1 (ja) | 2010-12-14 | 2012-06-21 | 富士通株式会社 | 通信システムおよび通信方法 |
FR2996388B1 (fr) * | 2012-10-01 | 2015-10-30 | Sigfox | Procede de transmission d'une information utile entre deux terminaux et procede de generation d'une table d'association utilisee dans le cadre de la transmission |
JP6299822B2 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-28 | Nttエレクトロニクス株式会社 | 既知信号検出方法 |
US20230029644A1 (en) * | 2021-07-26 | 2023-02-02 | Hughes Network Systems, Llc | Efficient bandwidth utilization for communication systems |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07110075B2 (ja) * | 1989-07-13 | 1995-11-22 | 日本電気株式会社 | コードレス電話方式 |
JPH0828754B2 (ja) * | 1993-06-30 | 1996-03-21 | 日本電気株式会社 | フレーム同期方式 |
JPH0795142A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-07 | Fujitsu Ltd | スター型ネットワーク用親局端局装置 |
JPH07240742A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-12 | Mitsubishi Denki Semiconductor Software Kk | 同期ワード検出装置及び同期ワード検出方法 |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP5501596A patent/JP3201948B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-28 US US08/738,796 patent/US5898743A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-27 CN CN96121906A patent/CN1078995C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-10 CA CA002192516A patent/CA2192516C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1078995C (zh) | 2002-02-06 |
CN1161611A (zh) | 1997-10-08 |
JPH09247114A (ja) | 1997-09-19 |
CA2192516A1 (en) | 1997-09-13 |
US5898743A (en) | 1999-04-27 |
CA2192516C (en) | 2000-09-26 |
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