JPH07288409A - マイクロ波集積回路装置 - Google Patents

マイクロ波集積回路装置

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JPH07288409A
JPH07288409A JP6081244A JP8124494A JPH07288409A JP H07288409 A JPH07288409 A JP H07288409A JP 6081244 A JP6081244 A JP 6081244A JP 8124494 A JP8124494 A JP 8124494A JP H07288409 A JPH07288409 A JP H07288409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integrated circuit
microstrip line
circuit device
microwave
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP6081244A
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English (en)
Inventor
Shigeki Furuyama
栄起 古山
Tomoya Kaneko
友哉 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH07288409A publication Critical patent/JPH07288409A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層誘電体基板を用いたマイクロ波IC装置
において、ストリップラインやマイクロストリップライ
ンのパターン幅と、線路インピーダンスとを互いに独立
に設定可能として設計の自由度向上を図る。 【構成】 多層誘電体基板14の凹部1の底面に形成さ
れたマイクロストリップライン3と対向して内部接地導
体j〜pを平行に設けることにより、各部のマイクロス
トリップライン3のパターン幅を所望に小に設定する。
また、ストリップライン2にも対向して内部接地導体
g,h,i,qを設けてパターン幅を小とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波集積回路装置
に関し、特にマイクロ波帯等の高周波帯で使用される誘
電体多層基板構造のマイクロ波集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の誘電体多層基板マイクロ
波集積回路装置の例としては、特開昭60−21460
2号公報等に開示の如きものがあり、図4,5にその構
造を示す。尚、図4は図5のB−B線に沿う横断面図で
あり、図5は図4のA−A線に沿う縦断面図である。
【0003】これ等両図を参照すると、多層誘電体基板
14の略中央部には凹部1が設けられており、この凹部
1の底面上に半導体チップ8と、これ等半導体チップ8
と電気的に接続されてマイクロ波回路を構成するマイク
ロストリップライン3とが設けられている。
【0004】また、このマイクロストリップライン3と
電気的に接続されて多層誘電体基板14の側面に導出さ
れて外部回路(図示せず)との接続をなすためのストリ
ップライン伝送路2が、多層誘電体基板14の内部に形
成されている。
【0005】そして、多層誘電体基板14の上下両主面
上には、接地導体4,5が全面に夫々被着形成されてお
り、両接地導体4,5は多数の導体孔15を介して相互
接続されている。
【0006】尚、7は半導体チップ8の接地導体であ
り、6はこの接地導体7を底面接地導体5に接続する導
通孔である。また、9は凹部1を電気的、物理的に閉塞
するための金属板である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この様な構造を有する
誘電体多層基板マイクロ波集積回路では、凹部1におけ
る基板強度や気密性を確保する必要性から、この凹部1
の深さは基板14の略1/2に設定されるのが一般的で
ある。
【0008】従って、凹部1の底面上に選択的に被着形
成されているマイクロストリップ線路3と基板底面の接
地導体5との間の誘電体14の厚さは厚くならざるを得
ず、その結果、このマイクロストリップライン3の特性
インピーダンスを規定値にするには、その幅をある程度
大きくすることが必要となる。
【0009】大きなパターン幅では、パターンの引き回
しが困難であり、特に狭い凹部1の内部では、特に困難
を伴うことになる。そのために、複雑なマイクロ波集積
回路を図4,5の構造で構成することはできないという
問題がある。
【0010】また、マイクロ波回路のインピーダンス整
合を図るためには、マイクロストリップライン3のパタ
ーン幅を操作することが必要となるが、これまた上述の
理由により、パターン幅を種々の変更することは困難で
あるという問題もある。
【0011】更に、パターン幅が大きいために、半導体
チップ等の電気部品との接続部のパターンにおける先端
容量がこれまた大きくなり、マイクロ波集積回路の高周
波化が困難となっている。
【0012】更にはまた、気密性を確保するために、凹
部1以外のマイクロ波伝送路2はストリップラインとな
るので、この凹部1以外のストリップライン2と凹部1
内のマイクロストリップライン3とでは、同一インピー
ダンスのパターン幅に大きな差が存在し、よって両線路
の接続部に不連続が生じるという欠点もある。
【0013】本発明の目的は、多層誘電体基板の凹部内
のマイクロストリップラインのパターン幅を小に設定で
きるようにして、マイクロ波集積回路の設計の自由度を
向上可能としたクイクロ波集積回路装置を提供すること
である。
【0014】本発明の他の目的は、多層誘電体基板の凹
部内のマイクロストリップラインとそれ以外のストリッ
プラインとの接続部での整合性を良好として、両者間の
不連続性をなくしたマイクロ波集積回路装置を提供する
こである。
【0015】本発明の更に他の目的は、マイクロストリ
ップ線路と電気部品との接続部での容量を極力小に抑え
る様にして高周波帯での使用を可能としたマイクロ波集
積回路装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるマイクロ波
集積回路装置は、凹部を有する誘電体多層基板と、前記
凹部の底面上に搭載された半導体チップと、前記誘電体
の両主面に被着形成され互いに電気的に接続された接地
導体と、前記凹部の底面上に選択的に形成され前記半導
体チップと相互接続されてマイクロ波回路を構成するマ
イクロストリップラインと、前記マイクロストリップラ
インと電気的に接続されて前記誘電体多層基板の側面に
導出された伝送路とを含むマイクロ波集積回路装置であ
って、前記マイクロストリップラインと互いに対向して
前記誘電体多層基板の内部に設けられた内部接地導体を
有することを特徴としている。
【0017】本発明による他のマイクロ波集積回路装置
は、前記伝送路と互いに対向して前記誘電体多層基板の
内部に設けられた内部接地導体を更に有することを特徴
としている。
【0018】
【作用】ストリップラインにおける幅Wと誘電体の厚さ
Hとその特性インピーダンスZ0との関係は、Z0=α
W/Hなる関係(αは定数)にあることから、Wを小と
してある一定のZ0を得るには、Hを小とすれば良い。
【0019】そこで、本発明では、多層誘電体基板の凹
部におけるマイクロストリップラインやそれ以外のスト
リップラインに対向して、誘電体基板内部に接地導体を
平行して配設するようにしたものである。
【0020】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
【0021】図1,2は本発明の実施例の構造を示す図
であり、図4,5と同等部分は同一符号により示してい
る。尚、図1は図2のB−B線に沿う横断面図、図2は
図1のA−A線に沿う縦断面図である。また、図3は図
1の点線で囲んだ部分の斜視透視図である。
【0022】本実施例では、多層誘導体基板14の層数
を24としており、凹部1の底面上に選択的に被着形成
されているマイクロストリップライン3や凹部1以外の
ストリップライン2と夫々対向して、基板14の内部に
内部接地導体g〜qを平行に設けて、各ライン2,3の
所望箇所のラインパターン幅を小としている。
【0023】図1に示したe部においては、マイクロス
トリップライン3と対向する内部接地導体pを下から9
層目に形成し、その部分eのマイクロストリップライン
の幅をf部のストリップラインのそれと等しくしてイン
ピーダンス整合をとっている。
【0024】図1に示したb部においては、ストリップ
ライン2と対向する内部接地導体h,iを下から7層
目、10層目に夫々形成して、その部分bのストリップ
ライン2の幅を凹部1内のc部のマイクロストリップラ
イン3の幅と等しくしている。
【0025】また、凹部1内のマイクロストリップライ
ン3の全体に内部接地導体j〜pを夫々対向して設け、
パターン幅を従来例のそれよりも小として凹部1内での
パターンの引回しの自由度を大幅に向上させている。
【0026】特に、b部とd部とにおいては、ストリッ
プラインのパターン幅の変換部で内部接地導体h,i及
びm,nの各層位置を階段状に変更し、階段状の内部接
地導体部分の長さが使用マイクロ波の波長の略1/4に
設定している。
【0027】内部接地導体を階段状にすることで、その
部分のストリップラインのパターン幅を徐々に変化させ
ることができ、パターン幅が大きく異なるストリップラ
イン同士の接続をなくすようにできる。
【0028】この場合、内部接地導体を階段状に変化さ
せるために、層位置変更部における接地導体の不連続に
よるマイクロ波伝送路の不整合を、1/4波長内部接地
導体の両端部で互いに相殺せしめるようにしている(1
/4波長の長さとすることで、両端部で位相が互いに1
80度となり打消し合う)。
【0029】尚、図1に示したa,f部においては、特
に内部接地導体を設けていないが、誘電体基板14の両
端面におけるストリップラインの幅を狭くして外部の接
続ライン(図示せず)の幅と同一とすべく内部接地導体
g及びqを夫々対向して設けている。
【0030】これ等内部接地導体g〜qは全て導通孔1
0にて下面接地導体5と接続されているものとする。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、マイ
クロ波回路を構成するマイクロストリップラインのパタ
ーン幅を任意に設定してもインピーダンスは一定に維持
できるので、パターン幅を小とすることができ、回路の
設計の自由度が向上し、容量値も減少し、更にストリッ
プライン同士の接続部の整合も良好となるという大きな
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の横断面図である。
【図2】本発明の実施例の縦断面図である。
【図3】図1の点線部分の斜視透視図である。
【図4】従来のマイクロ波集積回路装置の横断面図であ
る。
【図5】従来のマイクロ波集積回路装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 凹部 2 ストリップライン 3 マイクロストリップライン 4 上面接地導体 5 下面接地導体 6,10 導通孔 7 回路素子用接地導体 8 半導体チップ 9 金属板 14 多層誘電体基板 g〜q 内部接地導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有する誘電体多層基板と、前記凹
    部の底面上に搭載つれた半導体チップと、前記誘電体の
    両主面に被着形成され互いに電気的に接続された接地導
    体と、前記凹部の底面上に選択的に形成され前記半導体
    チップと相互接続されてマイクロ波回路を構成するマイ
    クロストリップラインと、前記マイクロストリップライ
    ンと電気的に接続されて前記誘電体多層基板の側面に導
    出された伝送路とを含むマイクロ波集積回路装置であっ
    て、前記マイクロストリップラインと互いに対向して前
    記誘電体多層基板の内部に設けられた内部接地導体を有
    することを特徴とするマイクロ波集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記伝送路と互いに対向して前記誘導体
    多層基板の内部に設けられた内部接地導体を有すること
    を特徴とする請求項1記載のマイクロ波集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記内部接地導体は、その層位置が階段
    状に変化して形成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載のマイクロ波集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記階段状の内部接地導体の前記伝送路
    との対向部分または前記マイクロストリップラインとの
    対向部分の長さが使用マイクロ波の波長の略1/4であ
    ることを特徴とする請求項3記載のマイクロ波集積回路
    装置。
JP6081244A 1994-04-20 1994-04-20 マイクロ波集積回路装置 Pending JPH07288409A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5289445B2 (ja) * 2008-07-31 2013-09-11 京セラ株式会社 整合回路、配線基板、整合回路を備える送信器、受信器、送受信器およびレーダ装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137655A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Fujitsu Ltd Icパッケージ
JPH05235612A (ja) * 1991-07-31 1993-09-10 Hughes Aircraft Co 異なる寸法の伝送構造間の一定インピーダンス転移部
JPH05299906A (ja) * 1992-04-21 1993-11-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波多層集積回路

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