JP2001298306A - 高周波伝送線路基板、及び高周波パッケージ - Google Patents

高周波伝送線路基板、及び高周波パッケージ

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JP2001298306A
JP2001298306A JP2000113659A JP2000113659A JP2001298306A JP 2001298306 A JP2001298306 A JP 2001298306A JP 2000113659 A JP2000113659 A JP 2000113659A JP 2000113659 A JP2000113659 A JP 2000113659A JP 2001298306 A JP2001298306 A JP 2001298306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波特性に優れ、かつ伝送特性にも優れた
高周波パッケージを構成することのできる高周波伝送線
路基板を提供すること。 【解決手段】 誘電体基板11の上面11aに信号線層
13とグランド層14とを備え、誘電体基板11の下面
11bには信号線層16とグランド層17とを備え、信
号線層13、16を挟んで、その両側にグランド層14
とグランド層17とを接続する複数個の導体ビア19が
形成された高周波伝送線路基板であって、使用周波数を
F、誘電体基板11の比誘電率をεr 、誘電体基板11
の厚みをt、及び信号線層13、16の中心線と各導体
ビア19の中心を結ぶ直線との距離をXとするとき、下
記関係を満たす各値を、±5%の範囲内で設定する。 F=M0 +M1 t 但し、M0 =a+bX、M1 =c+
dX、 a=341.2−18.9εr 、b=−0.31+0.
017εr 、 c=−0.3+0.02εr 、d=0.00031−
2.1×10-5εr

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波伝送線路基
板、及び高周波パッケージに関し、より詳細には、高周
波信号を利用する半導体素子が搭載され、その周辺に高
周波回路が形成された高周波伝送線路基板、及び該高周
波伝送線路基板を用いて構成される高周波パッケージに
関する。
【0002】
【従来の技術】高周波パッケージは誘電体基板上に形成
された半導体素子実装領域及びその周辺部の高周波回路
を環状枠体及びこの環状枠体上に接合される蓋体で気密
封止することにより構成されており、高周波信号は前記
枠体の下面を貫通する信号線層を介して入出力されるよ
うになっている。
【0003】図7は従来のこの種高周波パッケージを示
した模式図であり、(a)は側面断面図、(b)は
(a)におけるB−B線断面部分の斜視図である。誘電
体基板41は厚さTの略直方体板形状に形成されてお
り、誘電体基板41の下面41bにはグランド層42が
形成される一方、誘電体基板41の上面41aの所定箇
所には、環状の誘電体製の枠体44が形成されている。
枠体44の内側領域44dにおける誘電体基板上面41
aの所定箇所には、幅がw1 の薄膜状の回路部43aが
複数個形成される一方、枠体44を挟んで回路部43a
と対向する外側には、これと同様(幅がw1 )のリード
部43bがそれぞれ形成されている。回路部43aの一
端部とリード部43bの一端部とは幅がw2 の導体部4
3cを介して接続されており、この導体部43cは枠体
44の壁部44a内に埋設されている。これら回路部4
3a、リード部43b、導体部43cを含んで信号線層
43が構成されている。
【0004】また導体部43cとこの近傍の壁部44a
とを含んで構成される回路の特性インピーダンスを、回
路部43a、リード部43bのそれと同等にするため、
導体部43cの幅w2 は回路部43a及びリード部43
bの幅w1 よりも小さい値に設定されている。そして信
号線層43における反射損失を抑えて伝送損失を小さく
するために、回路部43a、リード部43b、導体部4
3cにおける各特性インピーダンスの整合が図られてい
る。
【0005】誘電体基板上面41aにおける枠体内側領
域44dの略中央部には半導体素子45が実装されるよ
うになっており、半導体素子45のパッド45aと回路
部43aの他端部とはボンディングワイヤ45bを介し
て接続されるようになっている。枠体44の上面には蓋
体46が接合(ハーメチックシール)されるようになっ
ており、この蓋体46により誘電体基板41上の枠体内
側領域44dが気密・封止されるようになっている。こ
れら誘電体基板41、グランド層42、信号線層43、
枠体44、蓋体46等を含んでマイクロストリップライ
ンタイプの高周波パッケージ40が構成されている。
【0006】高周波信号(図示せず)は、信号線層43
のリード部43bより導体部43c、回路部43a等を
介して半導体素子45に入力される一方、半導体素子4
5より出力された高周波信号は、信号線層43の回路部
43a、導体部43c等を介してリード部43bより出
力されるようになっている。しかしながらこのように構
成された高周波パッケージ40では、導体部43cの幅
2 が狭くなっており、この寸法精度を確保することが
難しく、また抵抗が大きくなり、伝送損失が増大し易
い。また製造する際、導体部43cの両端部と壁部44
aの内外面44b、44cとを正確に位置合わせするこ
とが難しいという課題があった。
【0007】この課題に対処するため、信号線層が埋設
される枠体部分を薄く形成したものが提案されている。
図8は従来のこの種高周波パッケージの主要部を模式的
に示した斜視図であり、図中41、42は図7に示した
ものと同様の誘電体基板、グランド層を示している。誘
電体基板41の上面41aの所定箇所には環状をした誘
電体製の枠体54が形成され、枠体54の所定箇所には
凹部54bが形成されている。一方、誘電体基板41の
上面41aの所定箇所には幅がw1 の薄膜状の信号線層
53が形成されている。この信号線層53の一端部53
a側は枠体54の内側領域54cに形成され、信号線層
53の他端部53b側は枠体54の外側領域54dに形
成されており、信号線層53の略中央部は凹部54bの
近傍内に埋設されている。
【0008】その他の構成は図7に示したものと略同様
であるのでここではその構成の詳細な説明は省略するこ
ととする。これら誘電体基板41、グランド層42、信
号線層53、枠体54等を含んで高周波パッケージが構
成されている。そして高周波信号は、他端部53b側よ
り信号線層53等を介して半導体素子45(図7)に入
力される一方、半導体素子45より出力された高周波信
号は、信号線層53等を介して他端部53b側より出力
されるようになっている。
【0009】しかしながらこのように構成された高周波
パッケージでは、凹部54bの厚さe1 を薄く設定する
必要があり、製造が難しく、また凹部54bにおいて強
度的に特に弱くなるという課題があった。また図7、図
8に示したマイクロストリップラインタイプの高周波パ
ッケージでは、半導体素子45がミリ波や準ミリ波のよ
うなより高周波数帯域の信号を処理するものである場
合、半導体素子45と信号線層43、53との接続損失
や、信号線層43、53における放射損失が大きくなり
易いという課題があった。
【0010】この課題に対処するため、近年、誘電体基
板の一主面側に信号線層及びグランド層が形成され、こ
れらの上に半導体素子45がフリップチップ実装され
る、いわゆるコプレナ・ウェーブガイドタイプの高周波
パッケージが提案されている。
【0011】図9は従来のこの種高周波パッケージの要
部を示した模式図であり(特開平4−336702号公
報)、(a)はパッケージの内部及び外部を示す部分破
断平面図、(b)は(a)におけるB−B線断面図、
(c)は下面図である。また図10は図9に示した高周
波パッケージの要部を示す部分拡大斜視図である。図中
61はセラミック等からなるパッケージ基板を示してお
り、パッケージ基板61の上面の所定箇所には、環状の
誘電体製の枠体62が形成され、枠体62の上面には蓋
体63が接合されるようになっている。
【0012】またパッケージ基板61の上面には、メタ
ライズ65を施したダイボンディング領域64や誘電体
基板66が形成されている。誘電体基板66の上面に
は、金属薄膜からなるパッケージ内部のグランド層78
と、所定の線路幅及びグランド層78と所定間隔を有す
る金属薄膜からなる信号線層79とが形成され、これら
グランド層78と信号線層79とを含んで、高周波伝送
線路として動作する内部コプレナ線路80が構成されて
いる。またパッケージ基板61の下面には、グランド層
68と信号線層69とが形成され、これらグランド層6
8と信号線層69とを含んで、外部コプレナ線路70が
構成されている。
【0013】このように図9、図10に示した高周波パ
ッケージにおける内部高周波伝送線路は、信号線層79
の両側及び誘電体基板66を挟んで裏側にグランド層7
8、68が形成された線路構造、いわゆるグランデッド
・コプレナ線路構造となっている。また内部コプレナ線
路80を構成する信号線層79、グランド層78と、外
部コプレナ線路70を構成する信号線層69、グランド
層68とは、金属からなる複数の導体ビア71a、71
bを介して接続されている。
【0014】このように構成された高周波パッケージで
は、グランデッド・コプレナ線路構造になっているた
め、内部側信号線層79の線路幅を半導体素子の線路幅
に適合させることができ、パッケージと半導体素子との
接続部における高周波的な不整合が解消され、損失を低
く抑えること、定在波比(線路を流れる信号の最大電圧
と最小電圧との比)を下げることが可能になるとしてい
る。
【0015】また内部側の信号線層79、グランド層7
8と、外部側の信号線層69、グランド層68との接続
を、複数の導体ビア71a、71bを介して行うため、
高周波的な不整合を少なくすることや、アイソレーショ
ンを高めることが可能になるとしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】高周波特性に優れたパ
ッケージを製造するにあたっては、製造条件が重要にな
ってくる。またこの製造条件については、使用周波数帯
域によって変わってくるものであるため、高周波パッケ
ージは使用周波数帯域に合わせた構成にする必要があ
る。
【0017】ところが、図9、図10に示した高周波パ
ッケージにおいては、使用周波数帯域を考慮した構成に
なっておらず、また導体ビア71bの位置や誘電体基板
66の厚みについての考慮が何らされていないため、例
えば、挿入損失S21については−1.0dB程度に抑え
るのが限界であった。
【0018】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、高周波特性に優れ、かつ伝送特性にも優れた高周
波伝送線路基板、及び該高周波伝送線路基板を用いて構
成される高周波パッケージを提供することを目的として
いる。
【0019】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記したよ
うに、従来の高周波パッケージにおいては、使用周波数
帯域に適したパッケージとすることができなかった。そ
こで本発明者は、内部コプレナ線路80と外部コプレナ
線路70との距離や、内部側のグランド層78と外部側
のグランド層68とを接続するための導体ビア71bと
信号線層69、79との距離に着目し、これら距離を調
整することによって、使用周波数帯域に適したパッケー
ジを製造することができることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0020】上記目的を達成するために本発明に係る高
周波伝送線路基板(1)は、誘電体基板の一主面側に第
1の信号線層と、該第1の信号線層の周囲にギャップを
介して形成された第1のグランド層とを備え、前記誘電
体基板の他主面側には第2の信号線層と、該第2の信号
線層の周囲にギャップを介して形成された第2のグラン
ド層とを備え、前記第1の信号線層の一端部と前記第2
の信号線層の一端部とを接続する導体ビア、及び前記第
1及び第2の信号線層を挟んで、その両側に前記第1の
グランド層と前記第2のグランド層とを接続する複数個
の導体ビアが形成された高周波伝送線路基板であって、
使用周波数をF、前記誘電体基板の比誘電率をεr 、前
記誘電体基板の厚みをt、及び前記第1及び第2の信号
線層から前記導体ビアまでの距離をXとするとき、下記
数1式を満たす前記各値が、±5%の範囲内で設定され
ていることを特徴としている。
【0021】
【数1】F=M0 +M1 t 但し、M0 =a+bX M1 =c+dX a=341.2−18.9εr b=−0.31+0.017εr c=−0.3+0.02εr d=0.00031−2.1×10-5εr
【0022】上記した高周波伝送線路基板(1)によれ
ば、使用周波数をF、前記誘電体基板の比誘電率をε
r 、前記誘電体基板の厚みをt、及び前記第1及び第2
の信号線層から前記導体ビアまでの距離をXとすると
き、上記数1式を満たす前記各値が、±5%の範囲内で
設定されているため、使用周波数Fに適した高周波伝送
線路基板とすることができる。従って、高周波特性に優
れ、かつ伝送特性にも優れたものとすることができる。
【0023】また本発明に係る高周波伝送線路基板
(2)は、誘電体基板の一主面側に第1の信号線層と、
該第1の信号線層の周囲にギャップを介して形成された
第1のグランド層とを備え、前記誘電体基板の他主面側
には第2の信号線層と、該第2の信号線層の周囲にギャ
ップを介して形成された第2のグランド層とを備え、前
記第1の信号線層の一端部と前記第2の信号線層の一端
部とを接続する導体ビア、及び前記第1及び第2の信号
線層を挟んで、その両側に前記第1のグランド層と前記
第2のグランド層とを接続する複数個の導体ビアが形成
された高周波伝送線路基板であって、使用周波数をFと
するとき、前記誘電体基板の比誘電率εr 、前記誘電体
基板の厚みt、及び前記第1及び第2の信号線層から前
記導体ビアまでの距離Xが、下記数2式を満たすように
設定される値を中心として、±5%の範囲内で設定され
ていることを特徴としている。
【0024】
【数2】F+f=M0 +M1 t 但し、M0 =a+bX M1 =c+dX a=341.2−18.9εr b=−0.31+0.017εr c=−0.3+0.02εr d=0.00031−2.1×10-5εr f:補助周波数。
【0025】また本発明に係る高周波伝送線路基板
(3)は、上記高周波伝送線路基板(2)において、補
助周波数fが、−5GHz≦f≦5GHzの範囲内で設
定されていることを特徴としている。
【0026】上記した高周波伝送線路基板(1)のよう
に、上記数1式を満たすように、使用周波数F、前記誘
電体基板の比誘電率εr 、前記誘電体基板の厚みt、及
び前記第1及び第2の信号線層から前記導体ビアまでの
距離Xが設定されただけでは、使用周波数Fに最適なも
のとすることはできない場合がある。
【0027】例えば、使用周波数Fを65GHzとし、
比誘電率εr を7.7とし、厚みtを300μmとし
て、数1式より求められた距離Xが640μmとなった
場合について説明する。後述する図1及び図2に示した
高周波伝送線路基板において、比誘電率εr が7.7で
あり、厚みtが300μmの誘電体基板11を用い、信
号線層13、16の中心線と各導体ビア19の中心を結
ぶ直線との距離Xを640μmとして、シミュレーショ
ンを行うと、挿入損失S21の最も良くなる周波数が65
GHzではなく、67GHzとなる結果が得られた(図
4参照)。すなわち、2GHz程度の誤差があったこと
になる。
【0028】このように数1式を満たすように、前記誘
電体基板の比誘電率εr 、前記誘電体基板の厚みt、及
び前記第1及び第2の信号線層から前記導体ビアまでの
距離Xを設定しただけでも、僅か2GHz程度の誤差で
あるので、使用周波数Fに十分適したものとすることは
できるが、最適ではない。
【0029】上記した高周波伝送線路基板(2)又は
(3)によれば、使用周波数をF、前記誘電体基板の比
誘電率をεr 、前記誘電体基板の厚みをt、及び前記第
1及び第2の信号線層から前記導体ビアまでの距離をX
とするとき、前記誤差を考慮に入れた上記数2式を満た
す前記各値が、±5%の範囲内で設定されているため、
使用周波数Fに最適な高周波伝送線路基板とすることが
できる。従って、より一層高周波特性に優れ、かつ伝送
特性に優れたものとすることができる。
【0030】また前記誤差については、後述するシミュ
レーション結果に基づいて、±5GHz程度(図4、図
5参照)の範囲内に収まるものと考えられるため、上記
した高周波伝送線路基板(3)のように、補助周波数f
を、−5GHz≦f≦5GHzの範囲内に設定すること
ができる。
【0031】従って、F−5≦M0 +M1 t≦F+5を
満たすように、前記誘電体基板の比誘電率εr 、前記誘
電体基板の厚みt、及び前記第1及び第2の信号線層か
ら前記導体ビアまでの距離Xを設定すれば、使用周波数
Fに最適な高周波伝送線路基板を実現することができ
る。
【0032】また本発明に係る高周波パッケージは、上
記高周波伝送線路基板(1)〜(3)のいずれかを用い
て構成されていることを特徴としている。上記した高周
波パッケージによれば、使用周波数Fに適した高周波伝
送線路基板を用いて構成されるため、高周波特性に優
れ、かつ伝送特性にも優れた高周波パッケージを実現す
ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る高周波伝送線
路基板、及び高周波パッケージの実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は実施の形態(1)に係る高周波
伝送線路基板を模式的に示した部分斜視図である。また
図2は実施の形態(1)に係る高周波伝送線路基板の主
要部を拡大して示した模式図であり、(a)は平面図、
(b)は下面図、(c)は(a)におけるC−C線断面
図、(d)は(a)におけるD−D線断面図である。
【0034】誘電体基板11はアルミナセラミック等を
用いて厚さがtの略直方体板形状に形成され、誘電体基
板11の上面11aの所定箇所には、薄膜状の信号線層
13が形成され、信号線層13の周囲にギャップを介し
てグランド層14が形成され、これらによりコプレナ線
路12が構成されている。
【0035】他方、誘電体基板11の下面11bの所定
箇所には、薄膜状の信号線層16が形成され、信号線層
16の周囲にギャップを介してグランド層17が形成さ
れ、これらによりコプレナ線路15が構成されている。
【0036】信号線層13の端部13aには導体ビア1
8の上端部が接続され、導体ビア18の下端部は信号線
層16の端部16aに接続されている(図2(c))。
また信号線層13、16を挟むその両側には、グランド
層14とグランド層17とを接続する導体ビア19が形
成されている。
【0037】また各導体ビア19の中心を結ぶ直線(以
下、導体ビア19の中心結線と記す)と信号線層13、
16の中心線との距離はXに設定されている。なおこの
距離Xは、使用周波数をFとし、誘電体基板11の比誘
電率をεr とし、誘電体基板11の厚みをtとした場合
に、後述する数3式を満たすように設定される。なお、
このとき下記数3式から求められる距離Xの±5%の距
離で導体ビア19を設ければ良い。
【0038】図1及び図2に示した高周波伝送線路基板
において、比誘電率εr が7.7の誘電体基板11を用
いた場合での挿入損失S21が最も良くなる周波数Fmax
と誘電体基板11の厚みtとの関係を図3に示す。図中
の直線L1 〜L3 はそれぞれ順に、信号線層13、16
の中心線と導体ビア19の中心結線との距離Xを600
μm、650μm、700μmとしたものである。
【0039】本発明者は、図3に示したこれら直線L1
〜L3 を解析することにより、周波数Fmax と、誘電体
基板11の比誘電率εr と、誘電体基板の厚みtと、信
号線層13、16の中心線と導体ビア19の中心結線と
の距離Xとの関係を示す下記数3式を導き出した。
【0040】
【数3】Fmax =M0 +M1 t 但し、M0 =a+bX M1 =c+dX a=341.2−18.9εr b=−0.31+0.017εr c=−0.3+0.02εr d=0.00031−2.1×10-5εr
【0041】上記実施の形態(1)に係る高周波伝送線
路基板によれば、使用周波数をF、誘電体基板11の比
誘電率をεr 、誘電体基板11の厚みをt、及び信号線
層13、16の中心線と導体ビア19の中心結線との距
離をXとするとき、上記数3式を満たす前記各値が、±
5%の範囲内で設定されているため、使用周波数Fに適
した高周波伝送線路基板とすることができる。従って、
高周波特性に優れ、かつ伝送特性にも優れたものとする
ことができる。
【0042】また、ここでは使用周波数をFとし、誘電
体基板11の比誘電率をεr とし、誘電体基板11の厚
みをtとして、上記数3式を用いて、信号線層13、1
6の中心線と導体ビア19の中心結線との距離Xを求め
るようにしているが、別の実施の形態では、使用周波数
をFとし、誘電体基板11の比誘電率をεr とし、信号
線層13、16の中心線と導体ビア19の中心結線との
距離をXとして、上記数3式を用いて、誘電体基板11
の厚みtを求めるようにしても良く、またこれと同様に
して、使用周波数Fや、誘電体基板11の比誘電率εr
を求めても良い。
【0043】また、上記実施の形態に係る高周波伝送線
路基板を用いて、高周波パッケージを構成することによ
って、高周波特性に優れ、かつ伝送特性にも優れた高周
波パッケージを実現することができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例に係る高周波伝送線路基板を用
い、以下の条件で伝送特性(挿入損失S21)を調査した
結果等について説明する。実施例1、2に係る高周波伝
送線路基板の使用周波数F、誘電体基板11の比誘電率
εr 、誘電体基板11の厚みtをそれぞれ下記の表1に
示した。
【表1】
【0045】●実施例1 上記数3式を用いて、以下の条件で信号線層13、16
の中心線と導体ビア19の中心結線との距離Xを求める
と、距離X≒640μmとなった。図1及び図2に示し
た高周波伝送線路基板において、誘電体基板11の比誘
電率εr を7.7とし、誘電体基板11の厚みtを30
0μmとし、信号線層13、16の中心線と導体ビア1
9の中心結線との距離Xを640μmとしてシミュレー
ションを行い、解析した結果、図4に示す伝送特性(挿
入損失S21)が得られた。図4から明らかなように、使
用周波数F(65GHz)において、挿入損失S21が約
−0.4dBという優れた伝送特性を有していることが
分かる。
【0046】●実施例2 上記数3式を用いて、以下の条件で信号線層13、16
の中心線と導体ビア19の中心結線との距離Xを求める
と、距離X≒630μmとなった。図1及び図2に示し
た高周波伝送線路基板において、誘電体基板11の比誘
電率εr を8.9とし、誘電体基板11の厚みtを30
0μmとし、信号線層13、16の中心線と導体ビア1
9の中心結線との距離Xを630μmとしてシミュレー
ションを行い、解析した結果、図5に示す伝送特性(挿
入損失S21)が得られた。図5から明らかなように、使
用周波数F(60GHz)において、挿入損失S21が約
−0.4dBという優れた伝送特性を有していることが
分かる。
【0047】ところで図4から明らかなように、実施例
1に係る高周波伝送線路基板において最も適した使用周
波数Fは、65GHz(挿入損失S21=−0.4dB)
ではなく、67GHz(S21=−0.3dB)であり、
また図5から明らかなように、実施例2に係る高周波伝
送線路基板において最も適した使用周波数Fは、60G
Hz(S21=−0.4dB)ではなく、62GHz(S
21=−0.2dB)であることが分かる。換言するなら
ば、図4、図5から使用周波数Fが65GHz、60G
Hzに最適な高周波伝送線路基板は、実施例1、2に係
る高周波伝送線路基板ではないことが分かる。
【0048】しかしながら、両者共に2GHz程度の僅
かな誤差(すなわち、5GHz程度の範囲内に十分収ま
る僅かな誤差)であるため、実施例1、2に係る高周波
伝送線路基板は、使用周波数Fが65GHz、60GH
zそれぞれの場合に十分適したものになっていると判断
することができる。
【0049】次に実施例3〜8に係る高周波伝送線路基
板の使用周波数F、誘電体基板11の比誘電率εr 、誘
電体基板11の厚みtをそれぞれ下記の表2に示した。
【表2】 ※使用周波数Fは、65GHzを基準として±5GHz
となる範囲、すなわち60〜70GHzの範囲に設定し
ている。
【0050】●実施例3〜8 上記数3式を用いて、以下の条件で信号線層13、16
の中心線と導体ビア19の中心結線との距離Xを求める
と、下記表3に示すようになった。
【表3】
【0051】図1及び図2に示した高周波伝送線路基板
において、誘電体基板11の比誘電率εr を7.7と
し、誘電体基板11の厚みtを300μmとし、信号線
層13、16の中心線と導体ビア19の中心結線との距
離Xを680、660、650、630、620、60
0μmとしてシミュレーションを行い、解析した結果、
図6に示す伝送特性(挿入損失S21)が得られた。図6
から明らかなように、使用周波数F(65GHz)に最
も適した高周波伝送線路基板は、実施例5に係る高周波
伝送線路基板であることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る高周波伝送線路基板
を模式的に示した部分斜視図である。
【図2】実施の形態に係る高周波伝送線路基板の主要部
を拡大して示した模式図であり、(a)は平面図、
(b)は下面図、(c)は(a)におけるC−C線断面
図、(d)は(a)におけるD−D線断面図である。
【図3】挿入損失が最も良くなる周波数と誘電体基板の
厚みとの関係を示したグラフである。
【図4】実施例1に係る高周波伝送線路基板のシミュレ
ーション結果を示したグラフである。
【図5】実施例2に係る高周波伝送線路基板のシミュレ
ーション結果を示したグラフである。
【図6】実施例5、6、8に係る高周波伝送線路基板の
シミュレーション結果を示したグラフである。
【図7】従来の高周波パッケージを示した模式図であ
り、(a)は側面断面図、(b)は(a)におけるB−
B線断面部分の斜視図である。
【図8】従来の別の高周波パッケージの主要部を模式的
に示した斜視図である。
【図9】従来のさらに別の高周波パッケージを示した模
式図であり、(a)は部分破断平面図、(b)は(a)
におけるB−B線断面図、(c)は下面図である。
【図10】図9(a)の要部を模式的に示した部分拡大
斜視図である。
【符号の説明】
11 誘電体基板 12、15 コプレナ線路 13、16 信号線層 14、17 グランド層 18、19 導体ビア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板の一主面側に第1の信号線層
    と、該第1の信号線層の周囲にギャップを介して形成さ
    れた第1のグランド層とを備え、 前記誘電体基板の他主面側には第2の信号線層と、該第
    2の信号線層の周囲にギャップを介して形成された第2
    のグランド層とを備え、 前記第1の信号線層の一端部と前記第2の信号線層の一
    端部とを接続する導体ビア、及び前記第1及び第2の信
    号線層を挟んで、その両側に前記第1のグランド層と前
    記第2のグランド層とを接続する複数個の導体ビアが形
    成された高周波伝送線路基板であって、 使用周波数をF、前記誘電体基板の比誘電率をεr 、前
    記誘電体基板の厚みをt、及び前記第1及び第2の信号
    線層から前記導体ビアまでの距離をXとするとき、 F=M0 +M1 t 但し、M0 =a+bX M1 =c+dX a=341.2−18.9εr b=−0.31+0.017εr c=−0.3+0.02εr d=0.00031−2.1×10-5εr の関係を満たす前記各値が、±5%の範囲内で設定され
    ていることを特徴とする高周波伝送線路基板。
  2. 【請求項2】 誘電体基板の一主面側に第1の信号線層
    と、該第1の信号線層の周囲にギャップを介して形成さ
    れた第1のグランド層とを備え、 前記誘電体基板の他主面側には第2の信号線層と、該第
    2の信号線層の周囲にギャップを介して形成された第2
    のグランド層とを備え、 前記第1の信号線層の一端部と前記第2の信号線層の一
    端部とを接続する導体ビア、及び前記第1及び第2の信
    号線層を挟んで、その両側に前記第1のグランド層と前
    記第2のグランド層とを接続する複数個の導体ビアが形
    成された高周波伝送線路基板であって、 使用周波数をF、前記誘電体基板の比誘電率をεr 、前
    記誘電体基板の厚みをt、及び前記第1及び第2の信号
    線層から前記導体ビアまでの距離をXとするとき、 F+f=M0 +M1 t 但し、M0 =a+bX M1 =c+dX a=341.2−18.9εr b=−0.31+0.017εr c=−0.3+0.02εr d=0.00031−2.1×10-5εr f:補助周波数 の関係を満たす前記各値が、±5%の範囲内で設定され
    ていることを特徴とする高周波伝送線路基板。
  3. 【請求項3】 補助周波数fが、−5GHz≦f≦5G
    Hzの範囲内で設定されていることを特徴とする請求項
    2記載の高周波伝送線路基板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に係る高周
    波伝送線路基板を用いて構成されていることを特徴とす
    る高周波パッケージ。
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