JP3600729B2 - 高周波回路用パッケージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高周波帯で用いられる高周波半導体素子や高周波回路等の高周波回路部品を収容するための高周波回路用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
MHz帯またはGHz帯の高周波帯で動作する高周波半導体素子や高周波回路等の高周波回路部品を収容するために用いられる高周波回路用パッケージは、従来、高周波回路部品を搭載するための搭載部を有する平板状セラミックス等から成る絶縁基板と、絶縁基板上に搭載部を囲むように接合されて、内部に高周波回路部品を収容する側壁となる絶縁枠体と、絶縁枠体の上面に接合されて高周波回路部品を絶縁枠体の内側に気密封止する蓋体とから成り、絶縁基板上面には、絶縁枠体の内外を導通するように形成された伝送線路としての線路導体が、その一部を絶縁枠体と絶縁基板とに挟持されて形成されていた。
【0003】
このような従来の高周波回路用パッケージでは、枠状の絶縁体が絶縁基板上面に接合されているため、この絶縁体が蒸着やめっき等による薄膜形成およびフォトリソグラフィによる配線パターン形成の作業の障害となり、薄膜法による伝送線路の形成ができないという問題点があった。また、収容部の側壁が絶縁体であるため高周波回路部品の電磁シールドが不完全であるという問題点があった。
【0004】
このため、絶縁基体を平板状とするとともに、蓋体を金属により形成し、かつその外周部の全周にわたって高周波回路部品の収容部の側壁となる突出部が設けられた形状とすることにより、絶縁基体の上面に薄膜法による伝送線路の形成を可能とするとともに、高周波回路部品の電磁シールド効果を良好とした高周波回路用パッケージが考案されている。
【0005】
このような構造の高周波回路用パッケージの例を図4に斜視図で示す。図4において、1は絶縁基板、2は絶縁基板1の下面に形成された接地導体層、3は金属により形成され、外周部の全周にわたって高周波回路部品の収容部の側壁となる突出部3aが設けられた蓋体、4は絶縁基板1の搭載部に搭載された高周波回路部品、5・5は絶縁基板1の上面に伝送線路として形成された線路導体、6は高周波回路部品4の電極と線路導体5とを電気的に接続するボンディングワイヤである。
【0006】
このような構造の高周波回路用パッケージでは、蓋体3が金属で形成されているため、線路導体5の全部を絶縁基板1の上面に形成してしまうと、収容部の側壁を構成する蓋体3の突出部3aと接触する部分で線路導体5間にショートが発生してしまうため、図4および図5に示すように、線路導体5を収容部の外側と内側とに分割し、それぞれの線路導体5からビア導体やスルーホール導体等の貫通導体7を絶縁基板1の内層側に向けて設けるとともに、それぞれの貫通導体7・7間を内層線路導体8で電気的に接続して、これらの貫通導体7と内層線路導体8とを介して、収容部の内側の線路導体5と外側の線路導体5とを電気的に接続した構造としている。
【0007】
このように図4および図5に示すような伝送線路構造とすることにより、絶縁基板1の上面に薄膜法により微細な線路導体5を形成することができ、また金属製の蓋体3により収容部の側壁および上面が覆われるため、収容部に収容した高周波回路部品4の電磁シールドが可能となり、同時に線路導体5と蓋体3との接触による線路導体5間のショートを防ぐことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4および図5に示したような構成の従来の高周波回路用パッケージでは、線路導体5間を電気的に接続する貫通導体7の周囲に接地導体層が存在しないことから、貫通導体7のインダクタンス成分が増大するために貫通導体7の特性インピーダンスが線路導体5の特性インピーダンスと異なることとなってしまい、貫通導体7と線路導体5との間の特性インピーダンスの不整合による反射損失が発生して高周波信号の伝送特性が劣化するという問題点があった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて案出されたものであり、その目的は、線路導体と貫通導体と内層線路導体とにより構成される伝送線路構造を有する高周波回路用パッケージにおいて、線路導体と貫通導体との特性インピーダンスの不整合を防止して反射損失による高周波信号の伝送特性の劣化を無くし、薄膜法による伝送線路の形成が可能で高周波信号の伝送特性に優れ、かつ高周波回路部品の電磁シールド効果が良好な高周波回路用パッケージを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の高周波回路用パッケージは、下面に接地導体層が形成され、上面に高周波回路部品を搭載する搭載部を有する絶縁基板と、該絶縁基板上に前記搭載部を囲むように接合された枠体と、前記枠体の両側に位置する前記絶縁基板の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体と、前記絶縁基板の内部で前記枠体の下方に前記一対の線路導体と一直線状かつ平行に形成され、両端が前記一対の線路導体の前記枠体の両側の各端部とそれぞれ貫通導体により電気的に接続された内層線路導体と、前記絶縁基板を貫通して前記線路導体および前記内層線路導体の近傍に形成され、下端が前記接地導体層に電気的に接続された複数の接地貫通導体とから成り、前記枠体が導体から成り、該枠体の直下に前記接地貫通導体が形成されるとともに該接地貫通導体の上端が前記枠体に電気的に接続されており、前記貫通導体と前記複数の接地貫通導体との間に形成されるキャパシタンス成分により前記貫通導体の特性インピーダンスを低下させて、前記絶縁基板の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体ならびに前記内層線路導体の特性インピーダンスと同じにしていることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の高周波回路用パッケージは、上記構成において、前記接地貫通導体は、前記絶縁基板の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体と前記貫通導体と前記内層線路導体との両側に3本ずつ合計6本形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の高周波回路用パッケージによれば、線路導体と内層線路導体との近傍に複数の接地貫通導体が形成されていることから、線路導体と内層線路導体とを電気的に接続する信号伝送用の貫通導体の周囲に複数の接地貫通導体が位置することとなってこれらの間に形成されるキャパシタンス成分により信号伝送用の貫通導体の特性インピーダンスを低下させることができ、その結果、貫通導体の特性インピーダンスを線路導体の特性インピーダンスと同じとすることができ、特性インピーダンスの不整合による反射損失の増加とそれにともなう高周波信号の伝送特性の劣化を抑えることが可能となる。
【0013】
また、本発明の高周波回路用パッケージによれば、枠体が導体から成り、複数の接地貫通導体がその枠体の直下に形成されて枠体と接地導体層とに電気的に導通されているため、接地貫通導体の接地状態を十分に安定させることができ、信号伝送用の貫通導体周辺の電磁シールド効果をより完全なものとすることができる。その結果、導体から成る枠体と絶縁基板下面の接地導体層とにより伝送線路の上下が電磁シールドされ、枠体直下の接地貫通導体により伝送線路の左右が電磁シールドされることとなり、外部との電磁シールド効果に優れた高周波回路用パッケージとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の高周波回路用パッケージを図面に基づき説明する。
【0015】
図1は本発明の高周波回路用パッケージの実施の形態の一例を示す斜視図であり、図2はその要部断面図、図3はその要部平面図である。
【0016】
図1〜図3において11は上面に高周波回路部品を搭載する搭載部(図示せず)を有する絶縁基板、12は絶縁基板11の下面に形成された接地導体層、13は絶縁基板11上に搭載部を囲むように接合され、絶縁体または導体から成る蓋体であり、その外周部に高周波回路部品の収容部の側壁となる枠体13a部分を有している。
【0017】
なお、ここでは枠体13aを蓋体13の一部として一体的に構成した例を示しているが、蓋体13を枠体13aとその上面に接合される蓋部分との独立した部材として構成してもよい。
【0018】
14は高周波半導体素子や高周波回路等の高周波回路部品であり、絶縁基板11の搭載部に搭載されている。15・15は絶縁基板11の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体であり、一方が枠体13aの内側に、他方が枠体13aの外側に位置するように形成されている。16は高周波回路部品14の電極と線路導体15とを電気的に接続するボンディングワイヤであり、17は一対の線路導体15のそれぞれから絶縁基板11の内層側に向けて形成されたビア導体やスルーホール導体等の貫通導体、18は絶縁基板11の内部で枠体13aの下方に一対の線路導体15・15と一直線状かつ平行に形成された内層線路導体である。内層線路導体18の両端は一対の線路導体15・15の枠体13aの両側の各端部とそれぞれ貫通導体17により電気的に接続されており、これにより、貫通導体17と内層線路導体18とを介して、収容部の側壁を構成する枠体13aの内側の線路導体15と外側の線路導体15とを電気的に接続し、搭載部上の高周波回路部品14と外部の電気回路との間が電気的に接続されることとなる。
【0019】
そして、19および20は絶縁基板11を貫通して線路導体15および内層線路導体18の近傍に形成され、下端が接地導体層12に電気的に接続された複数の接地貫通導体であり、このうち20は枠体13aの直下に形成された接地貫通導体である。
【0020】
この例では、一対の線路導体15・15および貫通導体17・内層線路導体18の両側に3本ずつ合計6本の接地貫通導体19・20を形成しており、また、そのうち2本の接地貫通導体20は蓋体13が絶縁基板11に接合される領域、すなわち枠体13aの直下の領域に形成され、その上端で枠体13aと接している。
【0021】
なお、枠体13aの直下に接地貫通導体20を形成するとともに、枠体13aは金属等の導体から成るものとし、接地貫通導体20の上端は枠体13aに接することにより、あるいは接合されることにより電気的に接続される。
【0022】
本発明の高周波回路用パッケージによれば、このように一対の線路導体15・15および貫通導体17・内層線路導体18の近傍に接地貫通導体19・20を形成したことから、特に貫通導体17と接地貫通導体19・20との間に形成されるキャパシタンス成分により貫通導体17の特性インピーダンスを低下させることができ、貫通導体17の特性インピーダンスを線路導体15ならびに内層線路導体18の特性インピーダンスと同じとすることができ、特性インピーダンスの不整合による反射損失の増加とそれにともなう高周波信号の伝送特性の劣化を抑えることができる。
【0023】
また、導体から成る枠体13aの直下に接地貫通導体20が形成されて枠体13aと接地導体層20とが電気的に導通されているため、接地貫通導体20の接地状態を十分に安定させることができ、枠体13aと絶縁基板11との接合部における線路導体15・貫通導体17・内層線路導体18周辺の電磁シールド効果をより完全なものとすることができる。
【0024】
本発明の高周波回路用パッケージにおける絶縁基板11には、例えばアルミナセラミックスや窒化アルミニウムセラミックス等のセラミックス材料あるいはガラスセラミックス等の無機系材料、またはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)・ガラスエポキシ・ポリイミド等の樹脂性材料等を用いることができ、例えばガラスセラミックスから成る場合であれば、ガラスセラミックスのグリーンシートの所定の箇所に貫通導体17となる貫通孔および接地貫通導体19・20となる貫通孔をそれぞれ形成した後、スクリーン印刷法等の印刷法によりこれら貫通孔に金属ペーストを充填するとともに、所定の箇所に内層線路導体18となる金属ペーストを印刷塗布し、これらのグリーンシートを上下に積層し約1000℃で一体焼成することにより製作される。
【0025】
このようにして製作された絶縁基板11の上面には、薄膜法あるいは上記のような印刷・焼成法により所定パターンに一対の線路導体15・15が形成され、貫通導体17を介して内層線路導体18と電気的に接続される。
【0026】
また、蓋体13は、例えば蓋部分となる平板上の金属板の外周に枠体13aとなる金属枠体を溶接等で接合すること等により製作される。
【0027】
複数の接地貫通導体19・20の形成位置は線路導体15や内層線路導体18と貫通導体17との特性インピーダンスの差、および絶縁基板11の素材の比誘電率に応じて、シミュレーションまたは実測などの方法により決定する。
【0028】
例えば、線路導体15の特性インピーダンスが50Ωで貫通導体17の特性インピーダンスが100 Ω、ガラスセラミックスにより形成された絶縁基板11の比誘電率が5.5 の高周波回路用パッケージについてコンピュータシミュレーションにより算出したところ、貫通導体17から0.5 mm離れた位置に貫通導体17の両側に1つずつ接地貫通導体19を形成することにより、貫通導体17の特性インピーダンスを50Ωにまで低下させることができ、その結果、線路導体15と貫通導体17との特性インピーダンスの不整合の無い、高周波信号の伝送特性に優れた高周波回路用パッケージとすることができた。
【0029】
なお、本発明は以上の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更・改良を施すことは何ら差し支えない。
【0030】
例えば、一対の線路導体を必要に応じて複数設けてもよく、また、線路導体の両側の絶縁基板表面に接地貫通導体の上端が接続された同一面接地導体層を設けたいわゆるグランド付コプレーナ線路構造としてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明の高周波回路用パッケージによれば、貫通導体によって接続される線路導体と内層線路導体との近傍に、下端が接地導体層に電気的に接続された複数の接地貫通導体を形成したことから、信号伝送用の貫通導体と接地貫通導体との間に形成されるキャパシタンス成分により信号伝送用の貫通導体の特性インピーダンスを低下させて線路導体の特性インピーダンスと整合させることができ、高周波信号の伝送線路において特性インピーダンスの不整合による反射損失の増加とそれにともなう高周波信号の伝送特性の劣化を抑えることができる高周波回路用パッケージとなる。
【0032】
また、本発明の高周波回路用パッケージによれば、枠体が導体から成り、複数の接地貫通導体が枠体の直下に形成されて枠体と接地導体層とに電気的に導通されているため、接地貫通導体の接地状態を十分に安定させることができ、導体から成る枠体と絶縁基板下面の接地導体層とにより伝送線路の上下が、また枠体直下の接地貫通導体により伝送線路の左右がそれぞれ電磁シールドされることとなり、信号伝送用の貫通導体周辺の電磁シールド効果をより完全なものとすることができて、外部との電磁シールド効果に優れた高周波回路用パッケージとなる。
【0033】
以上により、本発明によれば、線路導体と貫通導体と内層線路導体とにより構成される伝送線路構造を有する高周波回路用パッケージにおいて、薄膜法による伝送線路の形成が可能で、線路導体と貫通導体との特性インピーダンスの不整合を防止して反射損失による高周波信号の伝送特性の劣化を無くすことができ、高周波信号の伝送特性に優れ、かつ高周波回路部品の電磁シールド効果が良好な高周波回路用パッケージを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波回路用パッケージの実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す高周波回路用パッケージの要部断面図である。
【図3】図1に示す高周波回路用パッケージの要部平面図である。
【図4】従来の高周波回路用パッケージの例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す従来の高周波回路用パッケージの要部断面図である。
【符号の説明】
11・・・・・絶縁基板
12・・・・・接地導体層
13・・・・・蓋体
13a・・・・枠体
14・・・・・高周波回路部品
15・・・・・線路導体
17・・・・・貫通導体
18・・・・・内層線路導体
19・・・・・接地貫通導体
20・・・・・枠体の直下に形成された接地貫通導体
Claims (2)
- 下面に接地導体層が形成され、上面に高周波回路部品を搭載する搭載部を有する絶縁基板と、該絶縁基板上に前記搭載部を囲むように接合された枠体と、前記枠体の両側に位置する前記絶縁基板の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体と、前記絶縁基板の内部で前記枠体の下方に前記一対の線路導体と一直線状かつ平行に形成され、両端が前記一対の線路導体の前記枠体の両側の各端部とそれぞれ貫通導体により電気的に接続された内層線路導体と、前記絶縁基板を貫通して前記線路導体および前記内層線路導体の近傍に形成され、下端が前記接地導体層に電気的に接続された複数の接地貫通導体とから成り、前記枠体が導体から成り、該枠体の直下に前記接地貫通導体が形成されるとともに該接地貫通導体の上端が前記枠体に電気的に接続されており、前記貫通導体と前記複数の接地貫通導体との間に形成されるキャパシタンス成分により前記貫通導体の特性インピーダンスを低下させて、前記絶縁基板の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体ならびに前記内層線路導体の特性インピーダンスと同じにしていることを特徴とする高周波回路用パッケージ。
- 前記接地貫通導体は、前記絶縁基板の上面に互いに一直線状に形成された一対の線路導体と前記貫通導体と前記内層線路導体との両側に3本ずつ合計6本形成されていることを特徴とする請求項1記載の高周波回路用パッケージ。
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- 1998-04-28 JP JP11894598A patent/JP3600729B2/ja not_active Expired - Lifetime
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