JPH07287903A - テープガイドローラーの成形方法 - Google Patents

テープガイドローラーの成形方法

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JPH07287903A
JPH07287903A JP3351797A JP35179791A JPH07287903A JP H07287903 A JPH07287903 A JP H07287903A JP 3351797 A JP3351797 A JP 3351797A JP 35179791 A JP35179791 A JP 35179791A JP H07287903 A JPH07287903 A JP H07287903A
Authority
JP
Japan
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guide roller
tape guide
gate
resin
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP3351797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Kase
好一 可瀬
Hiromi Saotome
廣美 早乙女
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、高精度なテープガイドロ
ーラー面を有するテープガイドローラーを形成し得る成
形方法を提供することにある。 【構成】 本発明の成形方法は、テープガイド面を有
する外側円筒部と軸受部とを連結部にて連結したガイド
ローラーで、連結部に軸方向に伸びる突起を設け成形時
に突起反対側より溶融樹脂を注入したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオデッキ等に組込
まれるテープ走行案内用のテープガイドローラーの成形
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガイドローラーは、例えば図4に
一部を切断した斜視図として示す如くテープガイド面を
なす円筒状部7をガイドローラを取付ける軸の軸孔8a
を有する軸受部8とこれらの円筒状部7と軸受部8とを
連結している多数の放射状のリブ9とより構成された形
状のもので、これを合成樹脂にて一体に成形したものが
知られている。
【0003】このようなテープガイドローラーは、リブ
の影響によりそのため射出成形等の成形方法で成形した
のみでは精度よく形成することがむずかしい。一方テー
プガイドローラーは、テープガイド面が軸に対して正確
な同心円筒面でないとテープの走行にむらが生じ好まし
くない。したがって従来のガイドローラーは、成形後に
良好な同心円筒面を得るために軸孔の内径を基準にして
外面を切削加工することにより精度よい形状にしてい
た。
【0004】又、図4に示すような円筒状の外周筒状部
1と軸受け部2の連結部3とにて連結した形状のガイド
ローラーを射出成形にて成形する場合には軸受部8の外
側の面8b又は連結部9にゲートを設け、そこから溶融
した樹脂を注入して成形することになるが、その際射出
圧が場所によって異なり、樹脂の流れが一様でなく、充
填量が異なる等のために精度よく形成し外周面を平滑な
面にすることがむずかしい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき問
題点は、軸受部の内周に対し高精度の同心円筒面をなす
テープガイド面が得られるようにしたテープガイドロー
ラーの成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガイドローラー
の成形方法は、前記の問題点を解決するためにテープガ
イド面をなす外周円筒部と軸受部とこれらを連結する環
状の連結部とにて構成されると共に、射出成形時にゲー
トを設ける連結部の一方又は双方の側に軸方向に伸びる
突起を設けた形状としたもので、この突起の反対側又は
それらの相互間部分より溶融樹脂を注入することにより
射出圧及び樹脂の流れを均一にして高精度の形状のテー
プガイドローラーを成形し得るようにしたものである。
【0007】
【実施例】次に本発明のテープガイドローラーの成形方
法の各実施例を図面にもとづいて説明する。図1は、本
発明の第1の実施例を示す図で、一部分を切断して内部
が表われるようにして示した斜視図である。この図にお
いて1は、その外側の面1aがテープ走行等の際のテー
プ接触面(テープガイド面)をなす肉薄の円筒状をなし
た外周筒状部、2は軸孔内曲面2aを有する肉薄の軸受
部、3は外周筒状部1と軸受部2とを軸方向のほぼ中央
の部分にて径方向に連結している環状の連結部、4は環
状の該連結部3の一方の面(図面では上側の面3a)よ
り軸方向に平行に外周筒状部1より突出しない長さで伸
びている突起で複数個設けられている。
【0008】この実施例のテープガイドローラーは、以
上のような構造のものであって、これが射出成形によっ
て合成樹脂にて一体に成形されている。又成形の際の溶
融樹脂の注入口であるゲート位置は、この場合連結部3
の部分の突起4と反対側の図1に符号5にて示す部分で
ある。
【0009】又、連結部3の外周筒状部1と軸受部2の
接合部分3c,3dは連結部3の中央部より肉薄となっ
ている。
【0010】本発明の方法により成形されたテープガイ
ドローラーは、以上のような構造であって突起4の反対
側にあるゲート5より樹脂を注入して成形するので、ゲ
ートの跡等がテープガイド面1aや軸受部の内周面2a
等に悪影響を及ぼさないばかりか、突起4が合成樹脂の
注入の際に湯溜りとなり、射出圧が均一になり各部への
合成樹脂の充填が均等になる。又、接合部分3c,3d
は薄肉となっているので射出圧がこの部分高くなり、外
周筒状部1および軸受部2には高圧で合成樹脂が均等に
充填されることになり、これらの結果円筒度やテープ接
触面の平面性の高い製品を得ることが出来る。したがっ
て軸孔内周面2aに対し同心円筒面のテープガイド面1
aを有するテープガイドローラーを後加工なしに形成し
得る。
【0011】図2は、本発明の第2の実施例の縦断面図
である。この第2の実施例は、連結部3より伸びる突起
4をその中央部4aが膨らんだ形状とした点でのみ第1
の実施例と相違するものであって、その他の部分は第1
の実施例と実質的に同じである。
【0012】この実施例のように突起に膨らみを設け、
又その大きさを適宜なものにすることによって成形時の
寸法精度を向上させるための効果を増大せしめると共
に、この突起の膨らみが型開きの際の成形品を金型に固
定する役割をなし、図2に鎖線にて示すゲート5の成形
品よりの切断を容易にしたものである。
【0013】図3は、本発明の第3の実施例の一部分を
切断した斜視図である。この実施例は、第1の実施例と
同様にテープガイド面1aを有する外周円筒状部1と軸
受部2とこれらを連結する環状連結部3とより構成され
ていると共に連結部3の両面3a,3bのいずれにも軸
方向に平行に伸びる突起4および突起6が設けられてい
る。この場合連結部3の上面3aに設けられた突起4と
下面3bに設けられた突起6とは、同一線上に位置しな
いようにずらして配置してあるが、必ずしもこれにこだ
わることはない。
【0014】この第3の実施例は、連結部3の上面3a
に設けられた突起4の正反対の側或いは、下面3bに設
けられた突起6の正反対の側のいずれにかにゲートを設
けて射出成形を行なうことによって第1の実施例と全く
同じ理由により寸法精度の良いテープガイドローラーを
形成することが可能である。
【0015】尚、突起の横断面形状は、円形に限らず楕
円形、多角形等他の形状であっても勿論かまわない。
【0016】
【発明の効果】本発明のテープガイドローラーの成形方
法は、ガイドローラーを軸受部と外周筒状部間を連結す
る連結部に突起を設ける構造とすることによって、該連
結部にゲートを形成して射出成形することにより軸受孔
と正確に同心円筒面をなすテープガイド面を有するガイ
ドローラーが高精度に形成し得る効果を有する。又前記
突起を中央部が膨らんだ形状とすることによって成形状
の精度を一層増大せしめ得ると共に型開き時におけるゲ
ートの切断が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の一部分を切断した斜
視図
【図2】 本発明の第2の実施例の縦断面図
【図3】 本発明の第3の実施例の一部分を切断して示
した斜視図
【図4】 従来のガイドローラーの一部分を切断して示
した斜視図
【符号の説明】
1 外周筒状部 2 軸受部 3 環状連結部 4 突起 6 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの走行案内をするテープガイド
    面を有する外周筒状部と、これと同心状に設けられた軸
    受部と、前記外周筒状部と前記軸受部とを連結する連結
    部とよりなる合成樹脂製ガイドローラの成形方法で、前
    記ガイドローラを前記連結部の一方の面より軸方向に伸
    びる複数の突起を設けた形状とし、前記連結部より溶融
    樹脂を注入することを特徴とするテープガイドローラー
    の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記突起部の径がほぼ中央部において
    他の部分より太くなっている特許請求の範囲1のテープ
    ガイドローラーの成形方法。
  3. 【請求項3】 前記連結部の前記突起が設けられた面
    と反対側の面にも該突起と同様の形状の突起を形成し、
    どちらかの一方の側の面の突起より溶融樹脂を注入する
    ことを特徴とする特許請求の範囲1又は2のテープガイ
    ドローラーの成形方法。
JP3351797A 1991-12-16 1991-12-16 テープガイドローラーの成形方法 Pending JPH07287903A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296661A (en) * 1976-02-10 1977-08-13 Daiichi Kasei Method of producing magnetic tape cartridge guide roller

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296661A (en) * 1976-02-10 1977-08-13 Daiichi Kasei Method of producing magnetic tape cartridge guide roller

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