JPH07287381A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JPH07287381A
JPH07287381A JP7619094A JP7619094A JPH07287381A JP H07287381 A JPH07287381 A JP H07287381A JP 7619094 A JP7619094 A JP 7619094A JP 7619094 A JP7619094 A JP 7619094A JP H07287381 A JPH07287381 A JP H07287381A
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JP
Japan
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photosensitive material
section
speed
plate
guide plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP7619094A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ueda
博之 上田
Yukihide Miyata
幸秀 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7619094A priority Critical patent/JPH07287381A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 受渡部の機構を簡素化してメンテナンス性を
向上すると共に、メンテナンス或いはトラブルシューテ
ィング時の作業性を向上する。 【構成】 下ガイド板78は、退避位置に移動するとき
にプロセッサ部34側の端部を中心に回転し、退避位置
での下ガイド板78は、プロセッサ部34側で立設され
るようになっているため、例えば、この感光材料受渡部
32において、紙詰まりが生じた場合には、露光部30
の前面に設けられた開閉扉12Aを開放し、この開放口
から手を延ばして作業する際の邪魔にならず、作業性を
向上することができる。また、感光材料受渡部32の搬
送系を、入口側のみ(入口ローラ対72)としたため、
機構を簡素化でき、メンテナンス作業性を向上すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マガジンに収納された
長尺の感光材料を引き出し、指定されたサイズに応じて
切断して、露光位置で露光するためのプリンタ部から、
該露光が終了した感光材料を現像処理部へ搬送する際
に、プリンタ部における露光済感光材料の搬送速度と現
像処理部における感光材料の搬送速度との速度差を感光
材料を弛ませて吸収するリザーバ部が設けられたアキュ
ムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】長尺の感光材料をマガジンに層状に巻き
取って収容し、この感光材料の最上層をマガジンの引出
口から順次引出し、所定の長さに切断して露光位置へ送
り出す搬送部では、予め所定のサイズに応じてシート状
に切断して積層してカセットに装填したり、1枚1枚オ
ペレータの手作業で挿入したりする場合に比べ、大量の
感光材料を比較的小型のマガジンに収容できるため、マ
ガジンの交換作業を軽減することができ、様々なサイズ
に対応することができる。
【0003】例えば、上記マガジン収容タイプの搬送部
を備えた処理装置として、印刷機で多量のカラー印刷、
例えば新聞等に添付されるカラー広告(所謂折込広告)
を実際に印刷する前にチェック用の刷版(検版)を作成
する検版作成装置(カラープルーフ作成装置)が挙げら
れる。
【0004】検版作成装置は、感光材料及び分解露光後
現像処理された原稿フイルムがそれぞれ搬送され位置決
めされる定盤と、定盤上に対応配設され原稿フイルムの
画像を感光材料へ露光する露光部と、露光された感光材
料を現像処理するプロセッサ部と、感光材料を露光部か
らプロセッサ部へ受渡す受渡部と、を備えている。原稿
フイルムは各色分解成分毎に用意されて複数枚で1セッ
トとされており、検版作成装置は前記定盤部上に位置決
めされた1枚の感光材料へ前記露光部によって複数枚の
原稿フイルムを順次露光する。露光された感光材料は、
露光部から受渡部を介してプロセッサ部へ搬送され、現
像、漂白定着、水洗、乾燥処理される。この処理された
感光材料によって、実際の印刷を行う前に事前にチェッ
クすることができる。これにより、例えばこの感光材料
の色具合、画像位置、文字の誤り等に問題があった場
合、印刷機で大量に印刷する前に原稿フイルムの修正等
を行うことができる。
【0005】ところで、露光された感光材料を定盤から
迅速に排除するため、露光が終了した感光材料は比較的
高速で搬送されるのに対し、次工程のプロセッサ部で
は、所定時間の各処理液に浸漬する関係上、搬送速度が
定められており、前記定盤から排除するときの速度に比
べ低速とされている。
【0006】この速度差を吸収するため、受渡部の入口
側ローラと出口側ローラとの間に所定の間隔を設け、こ
の間隔部の下方にリザーバ部を設けている。このリザー
バ部は、入口側ローラと出口側ローラとの間に掛け渡さ
れたガイド板によって、通常は隠遮されている。ここ
で、感光材料をプロセッサ部へ案内し、感光材料が露光
部とプロセッサ部との間に掛け渡された時点でガイド板
を退避させることによって、リザーバ部内に感光材料を
弛ませるようにしている。すなわち、受渡部はアキュム
レータとしての機能を備えている。
【0007】このように、この速度差を感光材料が弛む
ことによって吸収し、両者の速度差による弊害を排除し
ている。
【0008】なお、この受渡部では、特に露光部への漏
光を防止するため、外板パネルを固定しており、受渡部
内での紙詰まり等のトラブルが発生した場合には、全て
の処理を中止し、露光部側に設けられた開閉扉を開放
し、この開放口から手を延ばしてトラブルシューティン
グを行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記受
渡部の構造では、入口側ローラと出口側ローラの両方に
駆動力を与える必要があり、その伝達機構部が複雑とな
る。また、複雑の機構となることにより、メンテナンス
性も低下する。
【0010】さらに、このメンテナンス作業或いは紙詰
まり等のトラブルシューティング時に、受渡部の外板パ
ネルは、漏光防止のため外れないようになっており、こ
のため、露光部側の開閉扉を開放して、その開放口から
手を延ばして作業しなければならず、その作業性が悪
い。さらに、前記回転可能なガイド板が、入口側ローラ
側を中心に回転するため、退避時には、露光部と受渡部
との間の作業空間を遮ることになり、作業性はさらに悪
くなる。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、受渡部の機構
を簡素化してメンテナンス性を向上すると共に、メンテ
ナンス或いはトラブルシューティング時の作業性を向上
することができるアキュムレータを得ることが目的であ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マガジンに収納された長尺の感光材料を引き出し、
指定されたサイズに応じて切断して、露光位置で露光す
るためのプリンタ部から、該露光が終了した感光材料を
現像処理部へ搬送する際に、プリンタ部における露光済
感光材料の搬送速度と現像処理部における感光材料の搬
送速度との速度差を感光材料を弛ませて吸収するリザー
バ部が設けられたアキュムレータであって、前記プリン
タ部から送り込まれる感光材料を挟持して搬送する際
に、駆動手段の駆動力で高速搬送又は低速搬送に切換可
能な入口駆動ローラと、前記入口駆動ローラによって搬
送される感光材料の先端部を前記現像処理部まで案内す
るガイド位置及び前記感光材料がプリンタ部と現像処理
部とに掛け渡された状態で退避され前記リザーバ部を開
放する退避位置を取り得、前記現像処理部側を軸として
回転するガイド板と、前記ガイド板をガイド位置とし、
前記プリンタ部からの感光材料を挟持してから、感光材
料の先端部が現像処理部へ到達する直前で搬送速度を高
速から低速に切換え、所定時間経過した後に低速から高
速へ戻すと共に前記ガイド板を退避位置へ回転移動させ
る感光材料受渡制御手段と、を有している。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記アキュムレ
ータの出口側に配設され、前記ガイド板が退避位置に位
置されたときに露出されて前記感光材料が巻掛けられて
案内される出口アイドルローラを備えていることを特徴
としている。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記出口アイド
ルローラは1本の回転軸方向に沿って均等に配列された
複数の薄肉の串型ローラで構成され、前記現像処理部側
から突出される補助ガイド板の先端に形成された串型加
工部と互い違いに噛み合っていることを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、指定のサイズ
に切断された感光材料は、プリンタ部の露光位置へ位置
決めされ、所定の画像が露光される。
【0016】露光が終了すると感光材料は現像処理部へ
搬送するが、感光材料を露光位置から迅速に排除(高速
搬送)することにより、次の露光処理までの待機時間を
短縮することができる。
【0017】この高速搬送によって感光材料は現像処理
部へ送られることになるが、現像処理部では、各処理液
に所定時間浸漬させるため、搬送速度が定められてお
り、この搬送速度は、前記高速搬送に比べて低速となっ
ている。
【0018】このため、プリンタ部と現像処理部(プロ
セッサ部)との間にアキュムレータを配設し、感光材料
を速度差分弛ませて蓄積することによって、両者の速度
差を吸収するようにしている。
【0019】アキュムレータでは、感光材料の先端部を
入口駆動ローラで挟持して高速搬送する。この場合、感
光材料受渡制御手段によってガイド板をガイド位置へ配
置しておくことにより、感光材料はこのガイド板に案内
されて、プロセッサ部へと送り込まれる。このとき、プ
ロセッサ部側の駆動系(例えば、挟持ローラ)は、低速
駆動しているため、この挟持ローラに感光材料の先端部
が到達する直前で入口側駆動ローラを低速に切り換え
る。この速度は、プロセッサ側の挟持ローラによる搬送
速度と同等か若干遅い方が好ましい。これにより、感光
材料は緊張状態で入口側駆動ローラと挟持ローラとに挟
持されることになる。なお、入口側駆動ローラにワンウ
ェイクラッチ等を介在させておけば、緊張力を制限する
ことも可能である。
【0020】前記入口側駆動ローラを低速に切り換えて
から、確実に挟持ローラに挟持されるまでの時間に相当
する所定時間が経過した後、感光材料受渡制御手段で
は、入口側駆動ローラの速度を元の高速に戻すと共にガ
イド板を退避位置に回転移動させる。これにより、リザ
ーバ部が開放され、挟持ローラ(低速)と入口側駆動ロ
ーラ(高速)との間で生じる感光材料の弛みをリザーバ
部に蓄積することができ、露光位置からの迅速な排除
(高速)と、プロセッサ部での所定速度(低速)とを両
立させることができる。
【0021】ここで、ガイド板は、現像処理部側を中心
に回転させるようにしたため、例えば、このアキュムレ
ータ内でのメンテナンスが必要なとき、或いは紙詰まり
等でトラブルシューティングを行うときに、プリンタ部
側に設けられた開閉扉を開放し、その開放口から容易に
手を延ばして紙詰まり等の排除作業をすることができ
る。また、駆動系は入口側、すなわちプリンタ部側のみ
であるため、機構が単純であり、メンテナンス作業性も
向上する。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、ガイド板
が退避位置となったときにリザーバ部に蓄積された感光
材料は徐々に現像処理部へ搬送されることになるが、こ
の弛みによる方向転換部で感光材料とガイド板とが擦れ
合うことがある。そこで、この方向転換部であるアキュ
ムレータの出口側に出口アイドルローラを設け、感光材
料をこの出口アイドルローラの周面に案内させるように
した。これにより、感光材料の搬送に伴いアイドルロー
ラが回転するため、摺動を防止することができ、感光材
料面への傷付きを防止することができる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、出口アイ
ドルローラを串型とし、現像処理部側から短尺の補助ガ
イド板を出口アイドルローラ方向へ突出させる。この突
出先端には、串型加工が施されており、前記アイドルロ
ーラと互い違いに噛み合っている。このため、感光材料
が出口アイドルローラに巻きついて、所定の搬送路から
逸脱したり、ジャムを起こしたりすることがなく、確実
に現像処理部へ案内することができる。
【0024】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る検版作成
装置10が示されている。まず、検版作成装置10の全
体構成について説明する。
【0025】図1に示されるように、検版作成装置10
は、そのケーシング12の図1左側面にマガジン装填部
100が配設されている。マガジン装填部100には感
光材料14が収容されたマガジン102が2台装填され
る。一方のマガジン102から引き出された感光材料1
4は、その先端部がマガジン102から図1の略上方へ
引き出され、挿入ガイドによって略直角方向に方向転換
された後、斜め上方あるいは斜め下方へ向けて搬送さ
れ、さらに、水平方向に搬送方向が変換される。また、
マガジン102から引き出された感光材料14はカッタ
116によって、各々所定の長さに切断されるようにな
っている。
【0026】水平に搬送方向が転換された感光材料14
は、感光材料搬送部26によって、前記マガジン装填部
100に隣接して配設された定盤部28へと搬送され
る。また、この定盤部28の図1上方には露光部30が
配設されており、この露光部30の光源ユニット40が
定盤部28の定盤42上を感光材料14の搬送方向と直
交する方向へ往復移動する構成となっている。
【0027】本実施例の検版作成装置10では、定盤部
28の横に並んで、感光材料受渡部32を介して、プロ
セッサ部34が配設されている。
【0028】プロセッサ部34は、仕切り壁44によっ
て仕切られた現像槽46、47、漂白定着槽48、水洗
槽50、52が形成された処理槽54と、乾燥部56と
で構成されている。
【0029】プロセッサ部34では定盤部28で露光さ
れた感光材料14が現像、漂白定着、水洗の各処理が行
われ、さらに乾燥されて取り出されるようになってい
る。
【0030】プロセッサ部34の図1上側は、原稿フイ
ルム16(図2参照)を装填するフイルム装填部36と
されている。このフイルム装填部36は、プロセッサ部
34の天井部材58の上方向に配置されている。このた
め、フイルム装填部36の高さ寸法は、比較的低く、作
業員の腰の位置程度とされている。フイルム装填部36
は、大蓋24によって覆われている。大蓋24は、ヒン
ジを介して取り付けられている。このため、大蓋24
は、ヒンジを中心に回動させることにより開放される。
また、この大蓋24には、矩形孔60が設けられ、小蓋
62がヒンジを介して取り付けられている。これによ
り、小蓋62は把手64を把持して検版作成装置10の
図1手前側から奥側に向けて回動させることにより、開
放される構成となっている。この小蓋62は原稿フイル
ム16をフイルム装填部36へ装填する際に開放され
る。なお、矩形孔60の周縁にはロック機構が取り付け
られており、小蓋62を閉止した状態でロックできるよ
うになっている。
【0031】フイルム装填部36には、前記原稿フイル
ム16が載置されるオーバレイシート66(図2参照)
が取り付けられた枠状の支持ベース68が配設され、前
記定盤部28との間を往復移動可能とされている。すな
わち、このフイルム装填部36と露光部30とは矩形孔
70によって連通されている。この矩形孔70は支持ベ
ース68の移動時には開放されるが、それ以外のときは
遮蔽される構成となっている。
【0032】支持ベース68は、フイルム装填部36で
装填された原稿フイルム16を定盤部28へと搬送し、
この原稿フイルム16へ記録された画像を感光材料14
へ露光し、露光終了後には再度フイルム装填部36へと
戻す役目を有している。本実施例の検版作成装置10は
Y版、M版、C版及びBK(スミ)用版に色分解された
各原稿フイルム16を使って本番の印刷版を作成する前
に原稿フイルム16のレイアウトに間違いがないか、色
違いがないか、文字の誤りがないか等を検査するための
装置で、原稿フイルムを1枚づつ位置決めして感光材料
14に重ねて多重密着露光して印刷物と同じ状態のカラ
ー写真を作成して原稿フイルムの誤りを発見して、事前
に原稿修正ができるようにしたものである。なお、本実
施例では、ポジ型感光材料の場合は原稿フイルム16と
してY版にBK(スミ)版、M版にBK(スミ)版、C
版にBK(スミ)版をそれぞれ重ねて感光材料14に順
次密着させ、フイルタとしてそれぞれB(ブルー)、G
(グリーン)、R(レッド)を使って露光を行い、ネガ
型感光材料の場合は原稿フイルム16としてY版、M
版、C版、BK(スミ)版を感光材料14に順次密着さ
せ、フイルタとしてそれぞれB(ブルー)、G(グリー
ン)、R(レッド)、BK(スミ)を使って露光を行う
ようになっている。
【0033】図1に示されるように、定盤部28の下方
には制御装置38が配設され、感光材料14の搬送制
御、フイルム装填部36の支持ベース68の駆動制御、
露光部30の露光制御、告知手段(図示せず)へのマガ
ジンの交換指示及びプロセッサ部34の処理液の温度、
乾燥温度、搬送速度等の各制御が行われている。
【0034】なお、定盤部28及び露光部30に対応す
るケーシング12の前面(図2の正面)には、開閉扉1
2Aが設けられており、この開閉扉12Aを開放するこ
とによって、定盤部28、露光部30は勿論、感光材料
受渡部32でのメンテナンス作業や、紙詰まり等のトラ
ブルシューティングを行うことができる。
【0035】図4及び図5には、感光材料受渡部32の
詳細な構造が示されている。この感光材料受渡部32
は、特に露光部30への漏光を防止するため、対応する
ケーシング12の前面は常時閉塞状態とされ、露光され
た感光材料14を外部からの光に当てることなく、確実
にプロセッサ部34へ送り込むようになっている。この
ため、前述の如く、感光材料受渡部32でのメンテナン
ス作業等を行う場合には、露光部30の前面の開閉扉1
2Aの開放部から手を延ばして作業する必要がある。
【0036】感光材料受渡部32は、定盤42上での露
光が終了した感光材料が送り込まれるようになってい
る。具体的には、定盤42上を図1の左右方向に移動す
る吸盤ユニット(図示省略)で感光材料の図1の右側端
部を吸着して持上げ、所定量図1の右方向に移動させる
ことによって、感光材料受渡部32の入口に配設された
入口ローラ対72に対応させるようになっている。
【0037】この場合、入口ローラ対72は、上側のロ
ーラ72Aが図4の想像線の如く上方に退避されおり、
前記吸盤ユニットの搬送によって感光材料14の先端部
は入口ローラ対72間に入り込むことになる。この状態
で、吸盤ユニットは退避する。
【0038】この入口ローラ対72の下側ローラ72B
は、図示しない駆動源によって駆動力を付与されてい
る。このため、上側ローラ72Aが下方へ移動され、感
光材料14を挟持した後に駆動を開始することにより、
感光材料14を順次感光材料受渡部32へ送り出すこと
ができる。
【0039】入口ローラ対72の駆動力は、高速/低速
に切換可能となっており、感光材料14の先端部を挟持
した駆動開始時は高速駆動され、感光材料14は高速で
搬送されるようになっている。これにより、迅速に定盤
42上から感光材料14を排除し、次の露光までのイン
タバルを短くすることができる。
【0040】感光材料受渡部32には、2個の上ガイド
板74、76と2個の下ガイド板78、80とによって
搬送路が形成されており、前記入口ローラ対72の駆動
力で搬送される感光材料14は、この上ガイド板74、
76と下ガイド板78、80とに案内されて搬送される
ようになっている。
【0041】感光材料受渡部32の下流側には、前記プ
ロセッサ部34が配置されており、その入口には、プロ
セッサ部34での感光材料14の搬送速度と同期して回
転するローラ対82が配設されている。ここで、前記入
口ローラ対72による感光材料14の搬送速度と、プロ
セッサ部34のローラ対82による感光材料14の搬送
速度とは異なっているため、この速度差を吸収するため
に、感光材料受渡部32には、リザーバ部84を設け、
アキュムレータとしての機能を持たせている。
【0042】図4に示される如く、下流側の下ガイド板
80は固定されており、上流側先端部は凹凸に加工さ
れ、串型形状とされている。この串型の凹部にはそれぞ
れ薄肉のアイドルローラ86が収容されている。複数の
アイドルローラ86は、それぞれ軸88に軸支され自由
に回転されるようになっている。
【0043】なお、このアイドルローラ86は、上流側
の下ガイド板78がガイド位置(図4の状態)にあると
きは隠遮状態とされ、後述する退避位置(図5の状態)
にあるときに2個の下ガイド板78、80(互いに直角
を形成している)の対向部分に周面の一部を突出して配
置されるようになっている。
【0044】一方、上流側の下ガイド板78の下側に
は、ブラケット90が取付けられ、このブラケット90
の図4の右側端部(プロセッサ部34側)は、軸92に
固定されている。また、この軸92には、リンク機構の
一部を構成する短尺バー94の一端部も固定されてい
る。ここで、軸92回りにブラケット90が回転するこ
とによって、下ガイド板78が軸92を中心に反時計回
り方向に回転し、感光材料のガイド位置(図4に示す位
置)から退避されるようになっている。
【0045】この退避位置は、図5に示すように前記ガ
イド位置に対して略90°の位置とされ、この結果、感
光材料14の搬送路下に設けられたリザーバ部84が開
放されることになる。なお、この退避位置は、プロセッ
サ部34側となるため、前記メンテナンス作業時に手を
延ばす空間に存在することがないように構成されてい
る。
【0046】前記短尺バー94の他方の端部は、軸96
を介して長尺バー98の一端部と互いに相対回転可能に
取付けられている。
【0047】長尺バー98の他端部は、モータ180の
回転軸180Aに取付けられているカムプレート182
の偏心軸184に軸支されている。このため、モータ1
80の駆動力(往復回転)でカムプレート182が回転
することにより、偏心軸184の位置が変更され、長尺
バー98をほぼ長手方向に移動させることができる。す
なわち、この長尺バー98の移動によって、短尺バー9
4を介して軸92を回転させ、前記下ガイド板78をガ
イド位置又は退避位置へ移動させる構成となっている。
【0048】入口ローラ対72は、感光材料14の先端
部が前記プロセッサ部34のローラ対82に到達する直
前に高速から低速に一時的に搬送速度を切り換えるよう
に制御される。
【0049】このため、感光材料14の先端部がプロセ
ッサ部34のローラ対82に挟持されるときの速度差に
よるショックが緩和される。なお、入口ローラ対72の
低速時の搬送速度はプロセッサ部34のローラ対82の
搬送速度と一致するか若干遅い方が好ましく、これによ
り感光材料14が弛まず、所定の緊張力を持たせること
ができる。
【0050】また、入口ローラ対72にワンウェイクラ
ッチを内蔵させることにより、速度差によるショックを
さらに緩和するようにしてもよい。
【0051】この2組のローラ対72、82間に掛け渡
された後、下ガイド板78がモータ180の駆動力によ
って退避位置へ移動されると共に入口ローラ対72の搬
送速度が高速に切り換わるように制御される。
【0052】これにより、2組のローラ対72、82の
搬送速度差に応じて、感光材料14がリザーバ部84内
で略U字型に弛み(入口ローラ対72の下側ローラ72
Bとアイドルローラ86とに巻掛けられて)、蓄積され
ることになる。すなわち、感光材料14の定盤42上か
らの迅速な排除と、プロセッサ部34での比較的遅い搬
送速度での処理とを両立させることができることにな
る。
【0053】次に本実施例の作用を説明する。最初に、
検版作成装置10の処理手順を図3のフローチャートに
従い説明する。
【0054】ステップ200において、作動スイッチが
オンとされると、ステップ202において、感光材料1
4の指定長さのカットが完了したことを示す信号が入力
されたか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ
204へ移行する。ステップ204では、感光材料初期
搬送制御が行われる。すなわち、所定の長さに切断され
た感光材料14を感光材料搬送部26によって定盤部2
8へ搬送する。
【0055】次のステップ206では、定盤スタンバイ
制御が行われ、次いでステップ208では、原稿フイル
ム搬送制御が行われる。すなわち、原稿フィルム16を
フィルム装填部36のオーバレイシート66上に載置
し、定盤部28上へと移動させる。
【0056】次に、ステップ210では、露光スタンバ
イ制御が行われ、次いでステップ212、214、21
6では、露光制御が行われる。すなわち、ポジ型感光材
料の場合は、原稿フィルム16としてY版にBK版、M
版にBK版、C版にBK版をそれぞれ重ねて感光材料1
4に順次密着させ、B、G、Rの各フィルタを介して露
光を行う。
【0057】また、ネガ型感光材料の場合は、原稿フィ
ルム16としてY版、M版、C版、BK版を感光材料1
4に順次密着させ、B、G、R、BK用のフィルタを介
して露光を行う。
【0058】露光が終了すると、支持ベース68は、フ
イルム装填部36へと移動されて待機され、ステップ2
16からステップ218へ移行し、露光済感光材料搬送
制御が行われる。
【0059】次にステップ220では、感光材料受渡し
制御が行われる。すなわち、露光が終了した感光材料を
プロセッサ部34へと搬送し、ステップ222で、現像
処理(現像、漂白定着、水洗の各処理)が行われ、次い
で乾燥処理が終了した感光材料14はケーシング12に
形成された取出口22から取り出される。
【0060】上記、処理工程において、露光が終了した
感光材料14は、迅速に定盤42上から排除すべく、感
光材料受渡部32の入口ローラ対72によって高速で搬
送される。一方、感光材料受渡部32の下流側にあるプ
ロセッサ部34では、比較的低速で、感光材料を各処理
液に浸漬させるため、上記定盤42上からの排除時の搬
送速度に対して遅くなっている。そこで、感光材料受渡
部32では、この速度差を吸収するため、アキュムレー
タとしての機能を備えている。以下、図6のフローチャ
ートに従い感光材料受渡部32における感光材料14の
受渡手順を説明する。
【0061】まず、ステップ300では、入口ローラ対
72の上側ローラ72Aを退避位置とし、下ガイド板7
8をガイド位置とした後、ステップ302へ移行して、
図示しない吸盤ユニットによって感光材料14が搬送さ
れ、その先端部が入口ローラ対72の間に到達したか否
かが判断される(なお、吸盤ユニットで感光材料14の
吸着後所定時間後でもよい)。このステップ302で肯
定判定されると、ステップ304へ移行して上側のロー
ラ72Aを下降し、感光材料14を挟持する。次いで、
ステップ306では、入口ローラ対72を高速で駆動を
開始させる。これにより、感光材料14は、上ガイド板
74、76及び下ガイド板78、80に案内されてプロ
セッサ部34方向へ搬送される。
【0062】次のステップ308では、所定位置に達し
たが否かが、センサ500からの検出信号によって判断
される。
【0063】ステップ308で肯定判定されると、ステ
ップ310へ移行して入口ローラ対72を低速駆動に切
り換える。この状態で搬送が継続されると、感光材料1
4の先端部がプロセッサ部34側のローラ対82に挟持
されることになるが、入口ローラ対72の搬送速度を低
速にしたため、プロセッサ部34側のローラ対82に挟
持されるときのショックは緩和される。また、入口ロー
ラ対72による搬送速度をプロセッサ部34側ローラ対
の82の搬送速度と同等又は若干遅くすることにより、
感光材料14を緊張させたまま搬送することができる。
なお、入口ローラ対72にワンウェイクラッチが取付け
られていれば、上記ショックをさらに和らげることがで
きる。
【0064】次のステップ312では、所定時間経過し
たか否かが判断され、肯定判定されると感光材料14の
先端部が確実にプロセッサ部34側のローラ対82に挟
持されたと判断され、ステップ314へ移行して、モー
タ180の駆動力で下ガイド板78をガイド位置から退
避位置へ回転移動させる。
【0065】すなわち、モータ180が回転すると、長
尺バー98がほぼ長手方向に移動され、この移動に伴っ
て短尺バー94が軸を中心に回転する。この回転に伴っ
て下ガイド板78のブラケット90が軸回りに回転し、
下ガイド板78を退避位置に移動させることができる。
【0066】次いで、ステップ316では、入口ローラ
対72を高速駆動に戻す。これにより、感光材料14
は、入口ローラ対72によって、定盤42上から迅速に
排除することができ、次の露光までのインタバルを短く
することができる。
【0067】一方、プロセッサ部34側のローラ対82
の搬送速度は低速のままであるため、感光材料14は、
入口ローラ対72とプロセッサ部34側ローラ対82と
の間で弛みを生じる。しかし、下ガイド板78が退避位
置に移動され、リザーバ部84が開放されているため、
感光材料14は円滑に略U字型に湾曲しながら蓄積され
ていき、両者の速度差を吸収することができる。
【0068】ここで、略U字型とされた感光材料のプロ
セッサ部34側は、下ガイド板78が退避位置に移動し
たときに、周面の一部がこの下ガイド板78と固定され
た下ガイド板80との間に突出されるアイドルローラ8
6に巻掛けられるため、搬送時に固定の下ガイド板80
と強く擦れ合うことがなく、円滑に搬送することができ
る。
【0069】ステップ318では、感光材料14の後端
がプロセッサ部34側のローラ対82を通過したか否か
が判断され、肯定判定されると、ステップ320へ移行
して入口ローラ対72の駆動を停止し、次いでステップ
322へ移行して下ガイド板78をガイド位置へ戻し、
処理は終了する。
【0070】ここで、上記下ガイド板78は、退避位置
に移動するときにプロセッサ部34側の端部を中心(実
際には軸92を中心)に回転し、退避位置でのガイド板
78は、プロセッサ部34側で立設されるようになって
いるため、例えば、この感光材料受渡部32において、
紙詰まりが生じた場合には、露光部30の前面に設けら
れた開閉扉12Aを開放し、この開放口から手を延ばし
て作業する際の邪魔にならず、作業性を向上することが
できる。
【0071】また、感光材料受渡部32の搬送系を、入
口側のみ(入口ローラ対72)としたため、機構を簡素
化でき、メンテナンス作業性を向上することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るアキュム
レータは、受渡部の機構を簡素化してメンテナンス性を
向上すると共に、メンテナンス或いはトラブルシューテ
ィング時の作業性を向上することができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】検版作成装置の内部構造を示す正面概略図であ
る。
【図2】検版作成装置の斜視図である。
【図3】装置全体の流れを示す制御フローチャートであ
る。
【図4】感光材料受渡部の拡大図である(ガイド板ガイ
ド位置)。
【図5】感光材料受渡部の拡大図である(ガイド板退避
位置)。
【図6】感光材料受渡部での受渡手順を示す制御フロー
チャートである。
【符号の説明】
10 検版作成装置 14 感光材料 32 感光材料受渡部 72 入口ローラ対 78 下ガイド板 88 アイドルローラ 180 モータ 500 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジンに収納された長尺の感光材料を
    引き出し、指定されたサイズに応じて切断して、露光位
    置で露光するためのプリンタ部から、該露光が終了した
    感光材料を現像処理部へ搬送する際に、プリンタ部にお
    ける露光済感光材料の搬送速度と現像処理部における感
    光材料の搬送速度との速度差を感光材料を弛ませて吸収
    するリザーバ部が設けられたアキュムレータであって、 前記プリンタ部から送り込まれる感光材料を挟持して搬
    送する際に、駆動手段の駆動力で高速搬送又は低速搬送
    に切換可能な入口駆動ローラと、 前記入口駆動ローラによって搬送される感光材料の先端
    部を前記現像処理部まで案内するガイド位置及び前記感
    光材料がプリンタ部と現像処理部とに掛け渡された状態
    で退避され前記リザーバ部を開放する退避位置を取り
    得、前記現像処理部側を軸として回転するガイド板と、 前記ガイド板をガイド位置とし、前記プリンタ部からの
    感光材料を挟持してから、感光材料の先端部が現像処理
    部へ到達する直前で搬送速度を高速から低速に切換え、
    所定時間経過した後に低速から高速へ戻すと共に前記ガ
    イド板を退避位置へ回転移動させる感光材料受渡制御手
    段と、 を有するアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 前記アキュムレータの出口側に配設さ
    れ、前記ガイド板が退避位置に位置されたときに露出さ
    れて前記感光材料が巻掛けられて案内される出口アイド
    ルローラを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    アキュムレータ。
  3. 【請求項3】 前記出口アイドルローラは1本の回転軸
    方向に沿って均等に配列された複数の薄肉の串型ローラ
    で構成され、前記現像処理部側から突出される補助ガイ
    ド板の先端に形成された串型加工部と互い違いに噛み合
    っていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    アキュムレータ。
JP7619094A 1994-04-14 1994-04-14 アキュムレータ Pending JPH07287381A (ja)

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