JP2644119B2 - 自動現像機用感光材料案内構造 - Google Patents

自動現像機用感光材料案内構造

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JP2644119B2 JP24135191A JP24135191A JP2644119B2 JP 2644119 B2 JP2644119 B2 JP 2644119B2 JP 24135191 A JP24135191 A JP 24135191A JP 24135191 A JP24135191 A JP 24135191A JP 2644119 B2 JP2644119 B2 JP 2644119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料を現像する自動
現像機に用いられ、感光材料を案内するための感光材料
案内構造に係り、特に感光材料の搬送下流側で感光材料
が閉塞した場合に中間屈曲部を案内するための案内構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動現像機では一連の現像処理槽が設け
られ、感光材料はこれらへ順次挿入されて一連の現像処
理が行われる。またこれらの処理槽から取り出された感
光材料は乾燥部で乾燥された後に送り出されて次工程へ
と至る。
【0003】このような自動現像機において、長尺状感
光材料の一部が搬送不良を生じて搬送途中部分において
閉塞した場合には、上流側の感光材料は依然として搬送
され続けるので、感光材料が閉塞部に複雑に屈曲して搬
送ローラに巻き付いたり、搬送駆動力を伝達するラック
や歯車を破損させる原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、長尺状感光材料の下流側が閉塞を生じた場合に感
光材料の中間部を保護し、かつ搬送機構に損害を与える
ことがない自動現像機用感光材料案内構造を得ることが
目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る請求項1の
発明は、感光材料を搬送路上を搬送しながら処理液へ挿
入して現像処理する自動現像機用感光材料案内構造であ
って、前記搬送路の一部に連通して設けられ搬送下流側
が閉塞した感光材料の中間部を濡れた状態の乳剤面が内
側になる方向に屈曲させて収容する収容部を有すること
を特徴としている。
【0006】本出願に係る請求項2の発明は、複数の感
光材料処理槽と、この処理槽の下流側に配置された乾燥
部とを有する自動現像機に用いられ、前記処理槽から出
て乾燥部へ至る感光材料の搬送路に面して設けられ、乾
燥部で下流側が閉塞した感光材料が中間部に屈曲部を生
じた場合に移動し、前記感光材料屈曲部を濡れた状態の
乳剤面を互いに滑り合わせながら処理槽上方へ向けて成
長させる可動板を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、長尺状感光材料が搬送さ
れる途中で下流側が閉塞を生ずると、続いて送られてく
る中間部は屈曲を生ずる。この屈曲部は濡れた状態の乳
剤面が内側になって互いに滑り合って収容部内へ収容さ
れるので閉塞部において感光材料が複雑に屈曲閉塞する
ことはない。また感光材料も収容部へ収容されているの
で、閉塞を解除すれば屈曲部は適切に屈曲を解消する方
向に、すなわち下流側へと移動されて製品となる。
【0008】請求項2の発明では、乾燥部において感光
材料の下流側が閉塞し中間部に屈曲が生ずると、可動板
が移動し処理槽上部へと濡れた状態の乳剤面を互いに滑
り合わせながら屈曲部が成長しつつ入り込むことにな
る。処理槽上部は一般的に自動現像機の開閉蓋との間に
処理液の蒸発を防ぐ中蓋があり、それらの間に空間が設
けられているので、この空間を屈曲部収容空間として利
用することができ、閉塞解除後はこの屈曲した感光材料
が再び乾燥部方向へと送られて乾燥後に製品となる。こ
の場合における可動板の移動は、感光材料の中間部に生
じた屈曲部の圧力で移動されるもののほかに、屈曲部発
生をリミットスイッチやフォトトランジスタ等のセンサ
で検出し、ソレノイド等の駆動手段で駆動させるもので
あってもよい。
【0009】
【実施例】図1には本発明が適用された自動現像機10
が示されている。この自動現像機10では発色現像槽1
2、漂白槽13、漂白・定着槽14、水洗槽15、1
6、安定槽17がそれぞれ並んで設けられ、それぞれ発
色現像液、漂白液、漂白・定着液、水洗水及び安定液が
充填されている。
【0010】印画紙Pは画像が焼付けられた後に矢印A
方向に最上流側の発色現像槽12から順次これらの処理
槽へと送られて一連の現像処理が行われるようになって
いる。このためこれらの処理槽へ挿入されるラック21
には大径案内ローラ22の両側に小径案内ローラ23、
24が当接されて印画紙Pを各処理槽内へ挿入するとと
もに取り出してU字形の移動軌跡のもとに次の処理槽へ
と送り込むようになっている。またこの印画紙Pの搬送
路の両側にガイドプレート26が配置されて搬送時のガ
イド用となっている。また各処理槽間にはクロスオーバ
ーラック28が配置されており、このクロスオーバーラ
ック28へは上流側の処理槽から引き出された印画紙を
挟持して下流側の処理槽へと送り込む一対のガイドロー
ラ29が軸支されている。これらのガイドローラ29及
び処理槽内の大径案内ローラ22、小径案内ローラ2
3、24は図示しない駆動手段の駆動力で回転されるよ
うになっている。また、ラック21の処理液上へ突出し
た部分に配置されるブラケット21Aにはクロスオーバ
ーラック28のフック28Aが係止されて上方への抜け
止めとされると共に、クロスオーバーラック頂板28B
が設けられ、これらのブラケット21A、フック28
A、頂板28Bによって各処理液面の上方が覆われ、自
動現像機10の遮光蓋58との間に収容空間62が設け
られている。
【0011】安定槽17から上方向に向けて取り出され
る印画紙Pはクロスオーバーラック32を介して次工程
の乾燥部34へと引き渡されるようになっている。乾燥
部34内には複数の搬送ローラ36が設けられ、印画紙
Pを挟持搬送しながら熱源からの温風を印画紙Pへ当て
て乾燥処理を行うようになっている。
【0012】図2に示される如くクロスオーバーラック
32には上方向(矢印B方向)に送り出される印画紙P
を斜め右上方に向けて移動方向を変更するためのガイド
板42が設けられ、二対の挟持搬送ローラ44、46で
順次印画紙Pを挟持した後に自動現像機10の後壁10
A(図1)に形成される送り出し開口48を通して印画
紙Pを乾燥部34へと送り出すようになっている。これ
らの挟持搬送ローラ44、46へ印画紙Pの下流側に向
く回転力を与えるための歯車列52が設けられている。
【0013】挟持搬送ローラ46の下流側の印画紙Pの
搬送路にはその搬送路の上側に対応して回動ガイド板5
4が設けられている。この回動ガイド板54は略水平に
配置され、挟持搬送ローラ46と反対側の端部がピン5
6によって略水平に軸支され、挟持搬送ローラ46から
送り出される印画紙Pを乾燥部34へ案内する役目を有
している。この回動ガイド板54は図2の図示状態から
時計方向に想像線状態まで回動可能であり、この回動状
態では印画紙Pの搬送路を各処理槽の上部の収容空間6
2と連通するようになっている。この回動ガイド板54
を図2の図示位置へ付勢するためのねじりコイルばね6
4がピン56の回りに設けられている。このねじりコイ
ルばね64の付勢力は、連続して送られている印画紙P
の下流側が乾燥不良等で乾燥部34で閉塞を生じて挟持
搬送ローラ46の下流側にある印画紙Pの中間部に屈曲
部が形成されると、この屈曲部の圧力で回動ガイド板5
4がねじりコイルばね64の付勢力に抗して押し上げら
れるだけの荷重とすることが好ましい。
【0014】次に本実施例の作用を説明する。画像が焼
付けられた後の印画紙Pは自動現像機10内へ矢印A方
向に挿入され、最上流側にある発色現像槽12から最下
流側にある安定槽17に向けて順次各処理液内へ挿入さ
れて一連の現像処理が行われる。
【0015】安定槽17から矢印B方向に略垂直上方へ
向けて取り出される印画紙Pはガイド板42で挟持搬送
ローラ44、46へ順次送り出され、さらに送り出し開
口48を通って乾燥部34内へと送られる。乾燥部34
内では搬送ローラ36に挟持搬送されながら温風が付与
されて乾燥し、さらに次工程へと送られて切断等の処理
が行われる。
【0016】ここで乾燥部34内において印画紙Pの先
端部または中間部が搬送不良を生じて閉塞した場合には
搬送ローラ36が回転を停止する。しかし自動現像機1
0内の各処理槽における大径案内ローラ22、小径案内
ローラ23、24は挿入されている印画紙Pの現像条件
を同一にするために続けて駆動されており印画紙Pの中
間部は安定槽17から引き出されてクロスオーバーラッ
ク32へと至る。このためクロスオーバーラック32の
挟持搬送ローラ46から送り出された印画紙Pの中間部
は下流側がすでに閉塞部で搬送を阻止されているため屈
曲を生ずる。このため屈曲部の屈曲圧力で回動ガイド板
54が図2の想像線状態まで回転し、これによって印画
紙Pの搬送路が収容空間62と連通することになり、挟
持搬送ローラ46を通って順次送られてくる印画紙Pの
中間部はこの屈曲部へと至ることになり、この結果この
屈曲部の屈曲長さが次第に長くなって成長し、収容空間
62内へ図1に示される如く入り込む。これによって印
画紙Pがさらに乾燥部34内へ送られて複雑な屈曲閉塞
を生ずることなく、また自動現像機10内で閉塞を生じ
て各搬送ローラや歯車内へ入り込んで各部品を破損する
こともない。乾燥部34内における閉塞が補修された場
合には再び乾燥部34内の搬送ローラ36で印画紙Pの
下流側が搬送再開されるが、収容空間62内へ収容され
ていた印画紙Pの中間部もこの搬送再開によって引き出
されて乾燥部34へと送られるので、そのまま製品とし
て活用できる。
【0017】特に図1、図2に示されるように屈曲部を
生じた印画紙Pの中間部はその屈曲対向面が乳剤面とな
るように印画紙Pを自動現像機10の各処理槽へと送り
込むことによって、すなわち自動現像機10の各処理槽
においてU字型に挿入引出しされる印画紙Pの外側面が
乳剤面となるように自動現像機10内へ送られることに
より、濡れた状態の乳剤面の性質から屈曲部では互いに
対向面が滑り易くなっており、これによって収容空間6
2内へ収容される印画紙Pの屈曲部が収容空間62内で
閉塞することはなく、搬送再開時にも円滑に引き出され
ることになる。
【0018】なお上記実施例においては回動ガイド板5
4がねじりコイルばね64による付勢力を受けて図2の
実線状態に位置される構成を示したが、ねじりコイルば
ね64を設けることなく回動ガイド板54の自重で印画
紙の搬送路を閉止状態にする構成としてもよい。また上
記実施例はこの回動ガイド板54が自動現像機10の処
理槽と乾燥部との間に設けられた構成を示したが、この
回動ガイド板54は感光材料の閉塞によって屈曲部を生
じ易い箇所であれば一連の処理槽の中間部のクロスオー
バーラック部分などに設けるものであってもよい。また
収容空間62内へ屈曲収容された印画紙Pは大径案内ロ
ーラ22、小径案内ローラ23、24を軸支しているラ
ック21のブラケット21Aやクロスオーバーラック2
8のローラを覆っている頂板28Bによって処理槽内の
処理液と接触することはないが、この収容空間62内へ
中蓋を設けて収容空間62の底面を形成することによっ
て確実に収容空間62を処理槽と区画するようにしても
よい。また、処理液の蒸発を少なくするための中蓋が設
けられたものでは、この中蓋の上面を収容空間62の底
面としてそのまま利用してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので長尺状感
光材料が閉塞した場合にも自動現像機の各部品を損傷さ
せることなく、また感光材料へも不用意に傷付きを生じ
させることがない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動現像機を示す縦断面図
である。
【図2】図1のクロスオーバーラック部分を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
P 印画紙(感光材料) 10 自動現像機 12 発色現像槽 13 漂白槽 14 漂白・定着槽 15 水洗槽 16 水洗槽 17 安定槽 34 乾燥部 54 回動ガイド板(開閉蓋・可動板) 62 収容空間(収容部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を搬送路上を搬送しながら処理
    液へ挿入して現像処理する自動現像機用感光材料案内構
    造であって、前記搬送路の一部に連通して設けられ搬送
    下流側が閉塞した感光材料の中間部を濡れた状態の乳剤
    面が内側になる方向に屈曲させて収容する収容部を有す
    ることを特徴とした自動現像機用感光材料案内構造。
  2. 【請求項2】 複数の感光材料処理槽と、この処理槽の
    下流側に配置された乾燥部とを有する自動現像機に用い
    られ、前記処理槽から出て乾燥部へ至る感光材料の搬送
    路に面して設けられ、乾燥部で下流側が閉塞した感光材
    料が中間部に屈曲部を生じた場合に移動し、前記感光材
    料屈曲部を濡れた状態の乳剤面を互いに滑り合わせなが
    ら処理槽上方へ向けて成長させる可動板を有することを
    特徴とした自動現像機用感光材料案内構造。
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